BMAX X15 Plusのスペック、ベンチマーク、メリット・デメリット、評価


2023年2月に発売された「BMAX X15 Plus」のスペック、ベンチマーク、メリット・デメリット、評価、価格を紹介します。

「BMAX X15 Plus」の特徴

BMAX X15 Plus」の特徴をまとめてみました。

第11世代N5095・12GBメモリ・512GB M.2 SSD

BMAX X15 Plus」は第11世代のIntel Celeron N5095プロセッサを搭載。10nmプロセスで製造された4コア4スレッドのCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約「4036」(第7Core i3/第4Core i5/Ryzen 3相当)を記録しています。また、12GB LPDDR4メモリを搭載し、スムーズに動作。「BMAX X15」よりも4GB分容量が増えています。

そのほか、512GB M.2 SSDストレージを内蔵。M.2の拡張スロットを搭載し、ストレージ容量を簡単に増やすこともできます。

15.6フルHD液晶・38Whバッテリ・冷却システム

BMAX X15 Plus」は15.6インチで解像度1920 x 1080ドットのIPS LCDディスプレイを搭載。視野角178度で色鮮やかな映像を映し出せます。また、38Whバッテリーを搭載。一回の充電で、5~6時間駆動することができます。そのほか、冷却システムを搭載。本体の内部にあるスマートファンと2つの銅製ヒートパイプで効率的に冷却し、長時間でも安定して動作します。

フルサイズキーボード・デュアルバンド・セキュリティスロット

BMAX X15 Plus」はテンキー付きのフルサイズ英語キーボードを搭載。ジェスチャー操作に対応した4.7インチの大型タッチパッドも利用できます。また、高速で途切れづらいWi-Fi 5デュアルバンドに対応。Bluetooth 4.2対応でワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。

そのほか、盗難対策用のセキュリティスロットを搭載。本体の厚さは20mmで、重さは1.65gになっています。

「BMAX X15 Plus」のスペック

  • ディスプレイ 15.6インチ、解像度1920 x 1080ドットのIPS LCD
    ※FHD /狭額ベゼル/視野角178度
  • プロセッサ Jasper Lake世代の Intel Celeron N5095
    ※10nm/4コア/4スレッド/最大2.9GHz
  • GPU Intel UHD グラフィックス
  • RAM(メモリ) 12GB LPDDR4
  • ストレージ 512GB SSD M.2
  • 拡張ストレージ SSD M.2 2280 SATA x1、Micro SDカードリーダー x1
  • バッテリー 38Wh (5000mAh /7.6V)
  • 駆動時間 5~6時間
  • 充電 ACアダプター DC19V/2.5A
  • カメラ 0.3MP (30万画素)
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac/2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.2
  • インターフェース USB 3.0 ×2、mini HDMI x1、microSDカードリーダー、3.5mm イヤホンジャック、セキュリティ スロット x1、DCポート
  • スピーカー ステレオスピーカー
  • マイク 内蔵
  • 冷却 スマートファン + 2つの銅製ヒートパイプ
  • キーボード フルサイズ・英語・ナローベゼル、4.7インチの大型タッチパッド・ジェスチャー操作
  • OS Windows 11 64ビット
  • サイズ 359(L)×243(W)×20mm(H)
  • 重量 約1.65kg
  • カラー グレー

BMAX X15 Plusのベンチマーク

<CPU> Celeron N5095

Passmarkによるベンチマークスコアは「4036」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「670」、マルチコアで約「2000」。

<GPU> Intel UHD Graphics

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「1000」前後。

<プロセッサ性能を解説>

10nmプロセスで製造されたIntel Celeron N5095 クアッドコアプロセッサを搭載し、Passmarkベンチマーク「4009」(CPU)を記録しています。

このスコアは第7世代のCore i3プロセッサ、第4世代Core i5プロセッサ、AMD Ryzen 3プロセッサとほぼ同じになります。

性能的にはOffice文書作成、ネットでの調べもの、音楽や動画の再生、画像の編集、テレワーク、オンライン授業などで快適に動作します。グラフィック性能は比較的高めなので、軽めの動画編集ソフトも使用できます。

PCゲームはCPUの性能が高くないため、軽めの2Dゲームだけ動作します。負荷の高いPC用の3Dゲームはプレイできないので注意してください。

PSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターは快適に動作します。

BMAX X15 Plusのメリット・デメリット

BMAX X15 Plus」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・15.6インチのフルHD液晶・大画面&広視野角で見やすい

BMAX X15 Plus」は15.6インチで解像度1920 x 1080ドットのIPS LCDディスプレイを搭載。視野角178度で色鮮やかな映像を映し出せます。

一方、「Alldocube GT Book 15」は15.6インチで解像度1980×1080ドットのIPSディスプレイを搭載しています。「HP 15s-fq」は 15.6インチで解像度 1920×1080ドットのワイドIPS液晶を搭載しています。「THIRDWAVE VF-AD5」は15.6インチで解像度1920×1080ドットのFHD非光沢ワイド液晶を搭載しています。

・12GB LPDDR4Xメモリ搭載でスムーズに動作

BMAX X15 Plus」は12GB LPDDR4メモリを搭載し、スムーズに動作します。

一方、「Alldocube GT Book 15」は12GB LPDDR4Xメモリを搭載し、スムーズに動作します。「HP 15s-fq」は4GB/8GB/16GB DDR4メモリを搭載しています。「THIRDWAVE VF-AD5」は4GB LPDDR4Xメモリを搭載しています。

・512GB SSD M.2ストレージ搭載・拡張もできる

BMAX X15 Plus」は512GB M.2 SSDストレージを内蔵しています。また、M.2の拡張スロットを搭載し、ストレージ容量を簡単に増やすこともできます。

一方、「Alldocube GT Book 15」はM.2 SSD 256GBストレージを内蔵し、SATA 2.5インチHDで最大3TBまで拡張できます。「HP 15s-fq」はM.2 SSD 128GB (SATA) / M.2 SSD 256GB/512GB (PCIe NVMe M.2)ストレージを搭載しています。「THIRDWAVE VF-AD5」は128GB eMMCストレージを搭載しています。

・38Whバッテリー搭載で5~6時間駆動できる

BMAX X15 Plus」は38Whバッテリーを搭載し、一回の充電で、5~6時間駆動することができます。

一方、「Alldocube GT Book 15」は10000mAhバッテリー搭載で36WのDC高速充電に対応しています。「HP 15s-fq」は最大 最大7時間30分駆動するバッテリーを搭載しています。「THIRDWAVE VF-AD5」は約13.4時間 駆動するバッテリーを搭載しています。

・30万画素のWebカメラが使える

BMAX X15 Plus」は30万画素のWebカメラを搭載。マイクやスピーカーと組み合わせてビデオ通話やチャットなどに活用できます。

一方、「Alldocube GT Book 15」は200万画素Webカメラとデュアルマイクを搭載しています。「HP 15s-fq」はHP TrueVision HD Webcam (約92万画素)カメラを搭載しています。「THIRDWAVE VF-AD5」は20PのWEBカメラ (HD画質)を搭載しています。

・Wi-Fi 5のデュアルバンドとBluetooth 4.2に対応

BMAX X15 Plus」は高速で途切れにくいWi-Fi 5のデュアルバンドとBluetooth 4.2に対応しています。

一方、「Alldocube GT Book 15」と「HP 15s-fq」はWi-Fi 5のデュアルバンドとBluetooth 5.0に対応しています。「THIRDWAVE VF-AD5」はWi-Fi 5のデュアルバンドとBluetooth 4.2に対応しています。

・miniHDMIで映像出力できる

BMAX X15 Plus」はminiHDMIで映像出力できるようになっています。

一方、「Alldocube GT Book 15」はminiHDMIで映像出力できます。「HP 15s-fq」はHDMIポートで映像出力できます。「THIRDWAVE VF-AD5」はHDMI 2.0bポートで映像出力できます。

・2つのUSB 3.0ポート搭載でデータ転送も高速

BMAX X15 Plus」は2つのUSB 3.0ポートを搭載し、データ転送も高速に行えます。

一方、「Alldocube GT Book 15」は一つのUSB 3.0 Type-Cポート(データ転送) と二つのUSB 3.0 Type-Aポートを搭載し、高速にデータ転送できます。「HP 15s-fq」は2つのSuperSpeed USB Type-A 5Gbpsと1つのSuperSpeed USB Type-C 5Gbでデータ転送できます。「THIRDWAVE VF-AD5」は1つのUSB3.2 Gen1 Type-Cポートと1つのUSB2.0 Type-Aポートを搭載しています。

・厚さ20mmで重さ約1.65kgの薄型軽量デザイン・グレーカラーを用意

BMAX X15 Plus」は厚さ20mmで重さ約1.65kgの薄型軽量デザインになっています。また、本体カラーにグレーカラーを用意しています。

一方、「Alldocube GT Book 15」は厚さ19.6mmの薄型軽量デザインを採用しています。「HP 15s-fq」は厚さ21.5 (最厚部) mmで重さ約 1.6 kgになっています。「THIRDWAVE VF-AD5」は厚さ17.1mmで重さ約1.7kg(バッテリー含む)になっています。

・ステレオスピーカー搭載で音がいい

BMAX X15 Plus」はステレオスピーカーを搭載し、高音質なサウンドが楽しめます。

一方、「Alldocube GT Book 15」はデュアルBOXスピーカー搭載でステレオサウンドに対応しています。「HP 15s-fq」はデュアルスピーカーを搭載しています。「THIRDWAVE VF-AD5」はモノラルスピーカーを搭載しています。

・テンキー付きフルサイズの英語キーボード・大型タッチパッド搭載でジェスチャー操作に対応

BMAX X15 Plus」はテンキー付きのフルサイズ英語キーボードを搭載しています。このキーボードでは、ジェスチャー操作に対応した4.7インチの大型タッチパッドも利用できます。

一方、「Alldocube GT Book 15」はテンキー付きの英語フルサイズキーボード搭載で6.1インチの大型タッチパッドが利用できます。「HP 15s-fq」はテンキー付きの日本語フルサイズキーボードを搭載しています。「THIRDWAVE VF-AD5」はテンキー付きフルサイズ日本語キーボードを搭載しています。

・冷却システムを搭載

「BMAX X15 Plus」は冷却システムを搭載しています。これにより、本体の内部にあるスマートファンと2つの銅製ヒートパイプで効率的に冷却し、長時間でも安定して動作します。

一方、「Alldocube GT Book 15」、「HP 15s-fq」、「THIRDWAVE VF-AD5」は冷却ファンを搭載しています。

・Windows 11搭載で新機能も使える

BMAX X15 Plus」はWindows 11搭載で新機能も使えるようになっています。

Windows 11には、

タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、

「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリ追加)、Microsoft Store版「Windows Subsystem for Linux」(WSL)

などの機能が追加されています。

一方、「Alldocube GT Book 15」はWindows 11を搭載しています。「HP 15s-fq」はWindows 11 (Sモード)/Windows 11 Homeを搭載しています。「THIRDWAVE VF-AD5」はWindows 11 Pro 64ビットを搭載しています。

デメリット

・PD充電に対応していない

BMAX X15 Plus」はPD充電に対応していないため、PD対応のモバイルバッテリーから充電できません。

一方、「THIRDWAVE VF-AD5」はPD充電に対応しています。「Alldocube GT Book 15」と「HP 15s-fq」はPD充電に対応していません。

・2.5インチHDD/SSDで拡張できない

BMAX X15 Plus」は2.5インチHDD/SSDでストレージ容量を増やすことができません。

一方、「Alldocube GT Book 15」はSATA 2.5インチHDで最大3TBまで拡張できます。「HP 15s-fq」と「THIRDWAVE VF-AD5」は2.5インチHDD/SSDでストレージで拡張できません。

BMAX X15 Plusの評価

BMAX X15 Plus」の評価を紹介します。

スペック:★★★★

通信:★★★

機能:★★★

デザイン:★★★★

使いやすさ:★★★★

価格:★★★★

<総合評価>

2020年8月に発売された「BMAX X15」の後継モデルです。プロセッサをCeleron N4100から第11世代のIntel Celeron N5095に変更したことで大幅に性能が向上しています。

N5095プロセッサはPassmarkのCPUベンチマークで約「4036」で、第7Core i3や第4Core i5、Ryzen 3とスコアがほぼ同じになります。具体的に言うと、ネットでの検索や動画視聴レベルでサクサクの動作になり、ストレスが全く感じないレベルです。

この点については「HP 15s-fq」が搭載するCeleron N4500 (Passmarkで2000くらい)よりもはるかに性能が高いといえます。

また、メモリ容量が12GBあることも注目です。「HP 15s-fq」の最安モデルやドスパラ「THIRDWAVE VF-AD5」は4GBですから、ちょうど3倍容量が多いことになります。

そのほか、512GB M.2 SSDストレージを搭載していることにも注目です。「HP 15s-fq」の最安モデルやドスパラ「THIRDWAVE VF-AD5」は128GBですから、容量は4倍も多いことになります。

BMAX X15 Plus」の発売時の価格は44135円。この性能で5万円以下の価格は非常に安いです。日本でもいずれ販売されると思いますが、このノートPCはかなり実用的に「使える」機種として注目です。15.6インチのコスパの高いノートPCを探している人におすすめです。

BMAX X15 Plusの価格・購入先

ECサイト

  • AliExpressでUS $289.99、
  • Geekbuyingで44669円、
  • 米国 Amazon.comで$499.99(※X14 Proモデル・Ryzen 5 3450U)、

で販売されています。

AliExpressで「BMAX X15 Plus」をチェックする

Geekbuyingで「BMAX X15 Plus」をチェックする

Amazonで「BMAX」をチェックする

楽天市場で「BMAX」をチェックする

ヤフーショッピングで「BMAX」をチェックする

米国 Amazon.comで「BMAX」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
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