2022年11月4日に発売されたASUSのフラッグシップスマートフォン「Zenfone 9」。その名機が、発売から時を経て、ついに5万円台(中古品)から購入可能となりました。当時の最高峰の性能は今なお色褪せることなく、多くの場面で現役として活躍できるポテンシャルを十分に秘めています。
ASUS Zenfone 9、色褪せない3つのコア魅力
Zenfone 9の最大の魅力は、なんといってもその卓越したコンパクト設計です。幅約68.1mm、重さ約169gというスリムで軽量なサイズは、手の大きさに関わらず誰でも快適な片手操作を可能にします。さらに、電源ボタンに統合された「ZenTouchボタン」を使えば、指でなぞるだけでWebページをスクロールしたり、ダブルクリックや長押しで好きなアプリを瞬時に起動したりすることもできます。
また、Qualcomm® Snapdragon® 8+ Gen 1プロセッサを搭載し、Antutuベンチマークスコアは100万点以上を記録。最大16GBの大容量メモリと高速な256GB UFS 3.1ストレージとの組み合わせにより、負荷の高い「原神」などの3Dゲームも快適にプレイ可能です。
さらに、暗所にも強い「Sony® IMX766」センサーを備えた5,000万画素の広角メインカメラ搭載。ASUSのスマートフォンで初となる革新的な「6軸ハイブリッドジンバルモジュール」を搭載し、歩きながらの動画撮影でも、まるで専用の機材を使ったかのような驚くほど滑らかでブレのない映像を記録できます。
その他にも、高精細で滑らかな5.9インチの有機EL(AMOLED)ディスプレイ、迫力あるデュアルステレオスピーカー、高性能を維持する冷却システムを搭載。購入してすぐに使える専用保護ケースが付属するなど、魅力的な要素が満載です!
この記事でZenfone 9を丸ごと徹底解剖!
この記事では、今改めて注目されるASUS Zenfone 9のスペック、性能、機能を、最新の情報に基づいて徹底的に深掘りしていきます。購入してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、メリットだけでなくデメリットもしっかりと解説。スマートフォン選びに役立つ、全ての情報を提供します。
【この記事で分かること】
- ASUS Zenfone 9のスペック詳細と機能の全て
- AnTuTuベンチマークスコアと「原神」など人気ゲームの動作検証
- 6軸ジンバルカメラで撮影した写真・動画の作例と実力
- 長く使う上で知っておきたいメリット・デメリットの徹底比較
- 中古・整備済み品の現在の価格相場とおすすめの購入先
- ASUS Zenfone 9の項目別性能評価とレビュー
この記事を最後まで読むことで、「今、ASUS Zenfone 9を購入するべきか」がはっきりと分かるはずです。購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【決定版】小さな巨人のすべて。ASUS Zenfone 9の魅力、徹底解剖
ASUS Zenfone 9は、「高性能なスマートフォンは大きい」という常識を鮮やかに覆した一台です 。手のひらに心地よく収まるコンパクトなボディに、一切の妥協なくフラッグシップの性能を凝縮 。多くのユーザーが待ち望んだ「理想のサイズ感」と「最高の性能」を両立させた本機の魅力を、詳細な情報と共に徹底的に解き明かします。
デザイン:計算され尽くした「片手操作の極み」
Zenfone 9の最大の魅力は、その卓越したコンパクト設計にあります。
絶妙なサイズ感:前モデルからさらに小型化し、幅約68.1mm、重さ約169gという、まさに片手で快適に操作できるサイズ感を実現しました 。ポケットからの出し入れもスムーズで、日常のあらゆるシーンで気軽に扱えます 。
心地よい質感とデザイン:背面には、ポリカーボネートとポリウレタンを組み合わせた独自の新素材を採用 。サラサラとした上質な手触りで指紋が付きにくく、ケースなしでも使いたくなるほどの高いグリップ性能を発揮します 。
進化した片手操作UI:ZenTouchボタン:本体右側面の電源ボタンは、指紋認証とタッチセンサーを兼ね備えた魔法のボタンです 。指でなぞればWebページをスクロールでき、ダブルクリックや長押しで好きなアプリを起動させるなど、多彩なショートカットを割り当てられます 。
便利なアシスト機能:本体背面を指で2回タップするだけでスクリーンショット撮影やライト点灯ができる「背面ダブルタップ」機能や、画面端から呼び出せる「エッジツール」など、片手操作を徹底的にサポートする機能が満載です 。
日本仕様の安心:もちろん、IP65/IP68の防水・防塵性能に対応 。さらに、日々の支払いに欠かせない「おサイフケータイ®(FeliCa)」にも対応しており、日本のユーザーのニーズにしっかりと応えています 。
カメラ:スマホ撮影の常識を変える「6軸ジンバル」
コンパクトなボディに、プロレベルの映像撮影能力を秘めています。
6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー:広角メインカメラには、ASUSのスマートフォンで初となる革新的な6軸ジンバルモジュールを搭載 。カメラモジュール全体が物理的に動くことで、歩きながらの撮影でも、まるで専用の機材を使ったかのような驚くほど滑らかでブレのない動画を撮影できます 。
高性能SONY®製センサー:メインの5,000万画素広角カメラには暗所にも強い「Sony® IMX766」を 、1,200万画素の超広角カメラには「Sony® IMX363」を採用 。この超広角カメラは、被写体に4cmまで寄れるマクロ撮影にも対応しています 。
美しい自撮り:インカメラにも1,200万画素の「Sony® IMX663」を採用し、高速・高精度なデュアルPDオートフォーカスで、どんな状況でもピントの合った美しいセルフィーが可能です 。
創造性を刺激する撮影モード:本格的な設定が可能な「PROモード」に加え、新たに「ライトトレイルモード」を搭載 。長時間露光により、車のライトの光跡や、滝の水の流れを絹糸のように幻想的に撮影できます 。
パフォーマンス:小さなボディに宿る、妥協なき処理能力
Zenfone 9は、そのサイズからは想像もつかないほどのパワーを秘めています。
最高峰の処理性能:プロセッサーには、ハイエンドの代名詞である「Qualcomm® Snapdragon® 8+ Gen 1」を搭載 。前モデル(Snapdragon 888搭載)と比較してCPU性能が15%、グラフィックス性能が50%向上し、あらゆるアプリや高負荷なゲームもストレスなく快適に動作します 。
強力な冷却システム:シリーズで初めて「ベイパーチャンバー」を採用した新しい冷却システムを搭載 。放熱面積は従来比で2倍以上となり、長時間の使用でもパフォーマンスの低下を抑制。常に最高の性能を引き出します 。
PCクラスのメモリ:メインメモリは最大16GB、ストレージは高速なUFS 3.1を最大256GB搭載し、PCに匹敵する圧倒的なマルチタスク性能を実現しています 。
エンターテインメント:手のひらに広がる、極上の視聴体験
コンパクトながら、映像と音響の体験も一級品です。
鮮烈なディスプレイ:5.9インチの有機EL(AMOLED)ディスプレイは、120Hzの滑らかなリフレッシュレートと、映画館レベルの広色域(DCI-P3 112%)、そして極めて正確な色再現性(Delta-E < 1)を誇ります 。表面は業界トップクラスの強化ガラス「Corning® Gorilla® Glass Victus™」で保護され、傷や落下にも強い堅牢性を備えています 。
迫力のサウンド:本体上部と下部に大型のデュアルステレオスピーカーを搭載し、オーディオブランド「Dirac」の技術によって、立体的で迫力のあるサウンドを実現 。さらに、近年では貴重となった3.5mmイヤホンジャックを搭載しており、お気に入りの有線イヤホンでハイレゾ音源を心ゆくまで楽しめます 。
一日中頼れるバッテリー:バッテリー容量は4,300mAhに増量し、長時間の使用にも十分対応 。30Wの急速充電に加え、バッテリーの劣化を抑える低速充電や予約充電といった保護機能も充実しています 。
拡張性と遊び心:Zenfone 9を遊びつくす
多彩なアクセサリー:購入してすぐに使える専用保護ケースが付属するほか 、別売りでスタンドやカードホルダーとして機能する「Connex Accessories Set」や、バックパックに本体を固定できる「Smart Backpack Mount」も用意され、使い方がさらに広がります 。
長く使えるOS:発売時はAndroid™ 12を搭載し、その後Android 13へのアップデートも提供 。長く安心して使用できます。
限定コラボ:日本モデル限定で、人気アニメのアウトドアをテーマにしたゲーム「ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン!!」のコラボ壁紙がプリインストールされています 。
この製品の購入はこちら→ Amazon リンク
公式ページ:Zenfone 9 |ASUS日本
海外版の公式ページ: Zenfone 9|Phones|ASUS Global
ASUS Zenfone 9のAntutuベンチマーク
「ASUS Zenfone 9」はQualcomm Snapdragon 8+ Gen 1プロセッサを搭載し、Antutu V9.4.4 ベンチマーク総合スコアで約107万点を記録しています。
例: Antutu V9.4.4 総合で「1071799」、CPUで「258341」、GPUで「459385」、MEMで「172679」、UXで「181394」
これをAntutu V10 ベンチマークに換算すると、以下のようになります。
推定: Antutu V10 総合で「1,355,000」、CPUで「310,000」、GPUで「620,000」、MEMで「198,000」、UXで「227,000」
ゲーム性能
「ASUS Zenfone 9」が搭載するQualcomm Snapdragon 8+ Gen 1プロセッサのゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレートを交えて紹介します。
原神
広大なファンタジー世界「テイワット」を舞台に、生き別れた双子の兄妹を探す旅に出るオープンワールドアクションRPGです。美しいグラフィックと自由度の高い探索が魅力です。
Snapdragon 8+ Gen 1では、グラフィック設定を「最高」にした場合、多くの場面で60fpsに近いフレームレートで動作します。フィールド探索や通常の戦闘は非常に滑らかです。
キャラクターが多く集まる都市部や、元素爆発が連続するような極めて負荷の高い戦闘シーンでは、一時的に50fps台後半に変動することがありますが、プレイフィールを大きく損なうことはありません。画質設定を「高」に調整することで、より安定して60fpsを維持し、長時間のプレイでも快適さを保ちます。
Call of Duty: Warzone Mobile
最大120人のプレイヤーが広大なマップで最後の生き残りを目指す、人気のバトルロイヤルFPS「Call of Duty: Warzone」のモバイル版です。PC/コンソール版に近い本格的な銃撃戦と戦略性をモバイルで体験できます。
Snapdragon 8+ Gen 1では、グラフィック設定を「最高品質」に設定した場合、60fpsでの動作が可能です。戦闘中のエイムやキャラクターの動きは滑らかで、快適な操作感を得られます。多数のプレイヤーが密集する終盤の戦闘エリアや、空爆などの派手なエフェクトが多用される場面では、フレームレートが50fps台に落ち込むこともあります。
フレームレートを優先する設定を選択すれば、より安定した60fps、あるいは対応ディスプレイであれば90fpsに近い動作も視野に入り、競技性の高いプレイをサポートします。
ディアブロ イモータル (Diablo Immortal)
サンクチュアリの世界を舞台に、天使と悪魔の終わらない戦いを描く、ハックアンドスラッシュタイプのアクションRPGです。「ディアブロ」シリーズのダークな世界観と爽快な戦闘をモバイルで楽しめます。
Snapdragon 8+ Gen 1では、グラフィック設定を「最高」にしても、安定して60fpsでのプレイが可能です。無数の敵をなぎ倒す爽快なアクションや、スキルエフェクトが飛び交う派手な戦闘シーンでも、フレームレートは高く維持されます。ダンジョン攻略やレイドバトル、PvPといった負荷の高いコンテンツにおいても、滑らかな描画でキャラクターを操作でき、ストレスなくゲームに没頭できます。
ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)
実在の競走馬を擬人化した「ウマ娘」たちを育成し、トゥインクル・シリーズと呼ばれるレースでの勝利を目指す育成シミュレーションゲームです。美麗な3Dグラフィックで描かれるレースシーンやライブパフォーマンスが特徴です。
Snapdragon 8+ Gen 1では、ゲーム内の画質設定を「最高」に設定しても、レースシーン、ライブシーンともに常時60fpsで極めて滑らかに動作します。ウマ娘たちの細やかな表情や動き、ライブの華やかな演出を高品質で楽しめます。育成パートの画面遷移やロード時間も短く、全体を通して非常に快適なプレイ環境を提供します。
ファイナルファンタジーVII エバークライシス (Final Fantasy VII Ever Crisis)
不朽の名作RPG「ファイナルファンタジーVII」とその関連作品の物語を、章立て形式で体験できるRPGです。原作の雰囲気を残しつつ、現代的なグラフィックでリメイクされたバトルシステムが特徴です。
Snapdragon 8+ Gen 1では、グラフィック設定を「最高画質」に設定した場合、バトルシーンやカットシーンにおいて、60fpsで安定した動作を示します。キャラクターモデルのディテールや、迫力ある召喚獣の演出も美しく再現され、快適に物語を進めることができます。コマンド入力から技の発動までがスムーズで、ストレスのないバトル体験が可能です。
崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)
広大な銀河を舞台に、「星穹列車」に乗って様々な惑星を巡るスペースファンタジーRPGです。美麗な3Dグラフィックで描かれる世界と、戦略性の高いターン制コマンドバトルが特徴です。
Snapdragon 8+ Gen 1では、グラフィック設定を「最高」にした状態で、60fpsでの安定した動作が可能です。作り込まれたマップの探索や、キャラクターの必殺技演出、戦闘中のエフェクトも滑らかに表示されます。一部の非常にオブジェクトが多い都市部や、極端に負荷の高い戦闘演出が連続する場面では、瞬間的に50fps台後半になることがありますが、全体的なプレイの快適性は高く保たれます。
まとめ:ゲーム性能
Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1は、その高いGPU性能とCPU処理能力により、現在リリースされている多くの高負荷なモバイルゲームを、最高設定に近い画質で快適にプレイできる実力を持っています。特にフレームレートの安定性が求められるアクションゲームやFPS、美麗なグラフィックを堪能したいRPGなど、幅広いジャンルのゲームで高品質な体験を提供します。
ASUS Zenfone 9のカメラ性能:ポケットから取り出す、プロ級の映像体験
コンパクトなスマートフォンで、カメラ性能に妥協していませんか?Zenfone 9は、そんなあなたのための「カメラフォン」です。ポケットに収まるサイズでありながら、撮影の常識を覆すほどの革新的なテクノロジーを搭載。日常のスナップから本格的な映像作品まで、あらゆる瞬間を最高のクオリティで記録します。
最大の特徴:常識を揺さぶる「6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー」
Zenfone 9のカメラを最も特徴づけるのが、この驚異的な手ブレ補正機能です。
プロ機材を、その手に:従来の光学式手ブレ補正を遥かに凌駕し、レンズとセンサーを含むカメラモジュール全体が物理的に動くことで、最大±3度の強力な補正を実現 。
ブレ知らずの滑らか動画:歩きながらのVlog撮影、元気に走り回るペットや子どもの撮影でも、まるで専用の機材(ジンバル)を使ったかのような、驚くほど滑らかで安定した映像を撮影できます 。電子式手ブレ補正との組み合わせで、被写体の動きを予測し、さらに安定した撮影が可能です 。
夜景もシャープに:静止画撮影時にもその威力は絶大。特に光量の少ない夜景など、わずかな手ブレも許されないシーンで、シャープで鮮明な一枚を約束します。
画質の核心:光を豊かに捉える、大型SONY®センサー
息をのむような美しい写真の裏には、優れたハードウェアの裏付けがあります。
暗所でも明るく、鮮やか:メインの5000万画素広角カメラには、定評のあるSONY® IMX766センサーを搭載 。前モデルよりセンサーサイズが大きくなり、より多くの光を取り込めるようになったことで、レストランの料理や夜の街並みも、ノイズが少なく見たままの美しさで記録します。
完璧なセルフィー:1200万画素のインカメラは、高速・高精度なデュアルPDオートフォーカスに対応 。あなたが動いても、暗い場所にいても、瞬時にピントを合わせ続けます。スキントーンもより自然な表現に進化し、いつでも最高の自分を写し出せます。
広がる創造性:多彩なレンズとプロ仕様の撮影モード
一枚の風景写真から、アーティスティックな作品まで。あなたの表現欲を刺激します。
超広角からマクロの世界へ:1200万画素の超広角カメラは、雄大な風景をダイナミックに切り取るだけでなく、被写体に4cmまで寄れるマクロ撮影にも対応 。道端の草花や料理のディテールなど、新たな発見に満ちたミクロの世界を捉えることができます。
光を操る撮影モード:プロモード:シャッタースピード(最大32秒)やISO感度などを自由に操り、RAW形式での保存も可能。あなたの表現意図を忠実に反映した、こだわりの一枚を追求できます。
ライトトレイルモード(β版):車のヘッドライトが光の川になる、滝の流れが白い絹糸になる。そんな幻想的な長時間露光写真が、三脚なしでも手軽に楽しめます 。
自然で美しいポートレート:進化したポートレートモードは、背景を美しくぼかすだけでなく、人物の肌のトーンをより自然に表現。まるで一眼カメラで撮ったかのような、印象的な人物写真が撮影できます。
未来も色褪せない、高精細な映像記録
大切な思い出を、最高の解像度で残せます。
圧倒的な8Kビデオ撮影:映画のような質感の8K/24fps動画撮影に対応 。未来のディスプレイでも色褪せない、驚くほど高精細な映像記録が可能です。もちろん、滑らかな動きを捉える4K/60fpsでの撮影も行えます。
Zenfone 9のカメラは、単なる記録装置ではありません。革新的な手ブレ補正と高画質センサー、そして多彩な撮影モードが三位一体となり、あなたの毎日をクリエイティブな瞬間に変えるための最高のツールです。
【カメラの仕様:ASUS Zenfone 9】
- 背面カメラ: 50MP+12MP
- 前面カメラ:12MP
- 超広角:対応
- 望遠:非対応 ※ズーム機能はあり
- マクロ撮影:非対応
- 機能: 6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー(手ブレ補正・静止画と動画の撮影に対応)、超広角、ナイトモード、HDR撮影、ポートレート、プロ(RAWファイルのサポート、最大32秒の長時間露光)、プロビデオ、ライトトレイル(ベータ)*、パノラマ、タイムラプス、スローモーション
- 動画撮影: 8K(24fps)、4K(30fpsまたは60fps)、フルHD
ASUS Zenfone 9のメリット・デメリット
ここではASUS Zenfone 9のメリットとデメリットを詳しく解説します。
【メリット】
メリット1:圧倒的な携帯性と片手操作の快適さ
横幅約68.1mm、重量約169gという、片手操作に最適なコンパクトサイズを実現しています 。電源ボタンに統合された「ZenTouchボタン」は、指でなぞるだけでWebページをスクロールしたり、ダブルクリックや長押しでアプリを起動したりと、多彩なショートカット操作を可能にします 。さらに、本体背面を2回叩いて機能を呼び出す「背面ダブルタップ」など、ソフトウェア面でも片手での快適な操作をとことん追求しています 。
メリット2:妥協なきハイエンド性能と先進の通信機能
コンパクトな筐体ながら、心臓部にはハイエンドプロセッサー「Qualcomm® Snapdragon® 8+ Gen 1」を搭載 。最大16GBの大容量メモリと高速なUFS 3.1ストレージの組み合わせは、あらゆるアプリやゲームを快適に動作させます 。また、シリーズ初となるベイパーチャンバーを用いた強力な冷却システムにより、高いパフォーマンスを長時間安定して維持できる点も大きな強みです 。
通信面では、5Gに対応するだけでなく 、Wi-Fi 6の拡張版である「Wi-Fi 6e」にも対応しており、より高速で安定したワイヤレス通信が可能です 。
メリット3:プロ級の「6軸ジンバルカメラ」
メインカメラには、ASUSのスマートフォンで初となる「6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー」を搭載 。カメラモジュール全体が物理的に動くことで、歩きながらの動画撮影でも、手ブレを強力に抑えた滑らかな映像を記録できます 。5,000万画素の高性能SONY製センサーは、暗所でも明るく鮮明な写真を撮影可能 。また、超広角カメラは4cmまで寄れるマクロ撮影にも対応し、多彩な表現を楽しめます 。
メリット4:充実の日本仕様と安心の保護性能
日本のユーザーに不可欠な「おサイフケータイ®(FeliCa)」に対応しているほか 、IP65/IP68等級の優れた防水・防塵性能も備えています 。これは深さ1.5mの水中に約30分間沈めても内部への水の浸入が起こらないレベルで、アウトドアシーンでも安心して使用できます 。また、マスクを着用したままでも認証可能な顔認証と、電源ボタン一体型の指紋認証の両方に対応しており、時と場所に応じたスムーズなロック解除が可能です 。
メリット5:没入感の高い高品質なエンタメ体験
120Hzのリフレッシュレートに対応した5.9インチの有機ELディスプレイは 、非常に滑らかで美しい映像を表示します。HDR10+やDCI-P3カバー率112%をサポートし、正確で鮮やかな色再現性を誇ります 。オーディオ面では、Dirac HD Sound対応のデュアルステレオスピーカーを搭載 。さらに、ワイヤレスでも高音質な「Snapdragon Sound」や「aptX Adaptive」に対応しているほか 、近年では珍しくなった3.5mmイヤホンジャックも備えています 。
メリット6:Android 12ベースの最新UIと機能
発売時点でAndroid 12をベースにしたZenUIを搭載しており 、壁紙の色に合わせてUIカラーが自動で変わる「Material You」や、マイクやカメラの使用状況がアイコンで表示されるプライバシー保護機能など、最新OSの便利な機能を利用できます 。その後、Android 13へのアップデートも提供されており 、長く快適に使えるソフトウェアサポートも魅力の一つです。
【デメリット】
デメリット1:望遠撮影とストレージの拡張ができない
高性能なカメラを搭載していますが、遠くの被写体を画質劣化なく撮影できる望遠カメラは搭載されていません。ズームはデジタル処理のみとなります。また、microSDカードスロットを備えていないため、購入後に内蔵ストレージの容量を増設することはできません 。そのため、写真や動画を多く保存するユーザーは、購入時に余裕のあるストレージ容量のモデル(128GBまたは256GB)を選ぶ必要があります 。
デメリット2:ワイヤレス充電と強力なPC連携機能の非搭載
30Wの急速充電には対応していますが 、ケーブルなしで手軽に充電できるワイヤレス充電には対応していません 。また、Motorolaの「Ready For」機能のように、スマートフォンを外部ディスプレイに接続してデスクトップPCのように使える、強力なPC連携機能も備えていません。
デメリット3:USBポートとカラー選択の制約
充電やデータ転送に使うUSBポートはUSB 2.0規格です 。PCへの大容量データ転送などでは、最新規格に比べて時間がかかる場合があります。また、本体カラーは最大4色と豊富ですが 、選べる色はメモリとストレージの組み合わせによって限定されます 。例えば、最上位の16GB/256GBモデルはミッドナイトブラックの1色のみの展開となっており、希望の性能と色を両立できない場合があります 。
ASUS Zenfone 9のスペック(仕様)
- ディスプレイ 5.9インチ、解像度1080 × 2400 pxのSamsung AMOLED
※20:9/HDR10+/sRGB 115%/DCI-P3 112%/Delta-E <1/輝度1100nits/Corning Gorilla Glass Victus - リフレッシュレート 120Hz/90Hz/60Hz ※可変
- プロセッサ Qualcomm Snapdragon 8+ オクタコア
- GPU Qualcomm Adreno 730
- RAM(メモリ) 8GB/16GB LPDDR5
- ストレージ 128GB/256GB UFS3.1
- バッテリー 4300mAh
- 駆動時間 1.9日間
- 充電 30W急速充電
- 背面カメラ 50MP+12MP
- 前面カメラ 12MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e (802.11 a/b/g/n/ac/ax、2×2 MIMO)、Bluetooth 5.2 (Snapdragon Sound/aptX Adaptive対応)、GPS (GPS/GNSS/Glonass/Galileo/BeiDou/QZSS/NavIC)
- NFC 対応
- インターフェース USB Type-C (OTG)、3.5mmオーディオジャック
- センサー 加速度、電子コンパス、近接、環境照度、指紋認証、ジャイロ(ARCore対応)、ホール
- スピーカー DiracHDサウンド対応のデュアルステレオスピーカー ※QualcommWSA8835スマートアンプを備えたマルチマグネットステレオスピーカーにより、より大きく、より深く、歪みの少ないサウンド効果を実現
- オーディオ Hi-Res、Dirac HD Sound、高解像度オーディオ192k Hz/24ビット標準3.5mm出力、QualcommAudioCODEC(WCD9380)、複数のリスニングプロファイルを備えたAudioWizard
- マイク OZOオーディオノイズリダクションテクノロジーを備えた2つのマイク
- 防水防塵 IP68
- ZenTouchボタン 対応・2回押し、スライド、長押し ※Google Payや銀行系アプリの認証操作に利用可
- 操作 背面をダブルタップで、スクリーンショット撮影、カメラのフラッシュライト起動
- 生体認証 サイド指紋認証(センサーは電源ボタンに配置)
- OS Android 12ベースのZenUI 9
- サイズ 146.5 x 68.1 x 9.1 mm
- 重量 169g
- カラー ミッドナイトブラック、ムーンライトホワイト、サンセットレッド、スターリーブルー
- 付属品 ドキュメント(ユーザーガイド、保証書)、イジェクターピン(SIMトレイニードル)、USB電源アダプター(30.0 W)、USB-C-USB-Cケーブル、電話ケース
- SIMカード NanoSIM (デュアルSIM/DSDV対応)
対応バンド:ASUS Zenfone 9
ASUS Zenfone 9は5G通信に対応しています。
基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。
SIMはNanoSIMと物理的なカードを必要としないeSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
5G NR (Sub-6):
n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n38/n77/n78
4G FDD-LTE:
B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28
TD-LTE:
B34/B38/B39/B40/B41/B42
3G W-CDMA: B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
2G GSM/EDGE:
850/900/1,800/1,900MHz
対応バンドの詳細
ドコモ:
- 5G: n28/n78 (ドコモが使用するn79には非対応)
- 4G: B1/3/19/28/42 (ドコモが使用するB21には非対応)
- プラチナバンド: B19 対応
au:
- 5G: n28/n77/n78
- 4G: B1/3/18(B26含む)/28/41/42
- プラチナバンド: B18/B26 対応
- (3G W-CDMAはサービス終了、GSMはサービス対象外)
ソフトバンク:
- 5G: n3/n28/n77
- 4G: B1/3/8/28/41/42
- プラチナバンド: B8 対応
楽天モバイル:
- 5G: n77 (楽天モバイルが使用するn3にも対応)
- 4G: B3/18(B26含む) (B18/B26はパートナー回線)
- プラチナバンド: 将来的な700MHz帯のプラチナバンド(n28/B28)に技術的に対応可能
- (3G W-CDMAはサービス対象外、GSMはサービス対象外)
結論
ASUS Zenfone 9は、
- ドコモ、au、ソフトバンクの主要な4G/5Gバンドに広く対応しており、それぞれのプラチナバンドもカバーしています。ただし、ドコモの5Gバンドであるn79には対応していません。
- 楽天モバイルについては、主要な4Gバンド(自社回線B3およびパートナー回線B18/B26)と5Gバンド(n77、n3)に対応しており、将来的なプラチナバンド(n28/B28)獲得時にも対応可能です。
- 3G W-CDMA(UMTS)は、ドコモ(B1/B6/B19)とソフトバンク(B1/B8)のバンドに対応しています。auは3Gサービスを終了しており、楽天モバイルは3Gサービスを提供していません。
- GSMは端末側で対応していますが、国内の主要4キャリアでは現在サービスを提供していません。
総合的に見て、ASUS Zenfone 9は日本の主要4キャリアで広いエリアで利用できる可能性が高いと言えます。ただし、ドコモ回線で5G n79が重要なエリアでは通信に制約が出る可能性があります。
なお、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
ASUS Zenfone 9の評価
8つの基準で「ASUS Zenfone 9」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★★
5.9インチの有機ELは発色が良く、120Hzリフレッシュレートで非常に滑らか。正確な色再現性も備え、サイズ感以上の満足度を提供します。
スペック:★★★★★
当時の最高峰プロセッサーSnapdragon® 8+ Gen 1と最大16GBのメモリを搭載。コンパクトながら、あらゆる動作を快適にこなす圧倒的な性能を誇ります。
耐久性:★★★★★
画面には非常に頑丈なCorning® Gorilla® Glass Victus™を採用し、IP65/IP68の最高等級の防水・防塵性能を備えているため、安心して長く使えます。
デザイン:★★★★★
片手に収まるコンパクトなサイズ感と、指紋が付きにくく手触りの良い背面素材が秀逸。機能美と所有欲を満たすデザインに仕上がっています。
通信:★★★★★
5G通信はもちろん、当時の最新規格であるWi-Fi 6Eに対応。さらに「おサイフケータイ®」も利用可能で、通信機能に一切の隙がありません。
機能:★★★★★
他にはない「6軸ジンバルカメラ」という強力な機能に加え、貴重な3.5mmイヤホンジャックも搭載。独自機能「ZenTouchボタン」も非常に便利です。
使いやすさ:★★★★☆
コンパクトなサイズと独自UIによる片手操作のしやすさは最高レベル。ただし、ワイヤレス充電やmicroSDカードに非対応な点は用途によって評価が分かれます。
価格:★★★★☆
発売当時、最高峰の性能と独自機能を持ちながら10万円を切るモデルから用意されており、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
総評:★★★★★
コンセプトを突き詰めた「小さな巨人」
ASUS Zenfone 9は、「コンパクトなハイエンドスマートフォンが欲しい」という多くのユーザーの願いに、ほぼ完璧な形で応えた傑作です。近年大型化が進むスマートフォン市場において、片手で快適に操作できるサイズ感を維持しながら、性能や機能に一切妥協しないという、明確で強い意志を感じさせる一台です。「小さな巨人」という言葉がこれほど似合うスマートフォンは他にないでしょう。
圧倒的なパフォーマンスと革新的なカメラ
プロセッサには当時の最高峰である「Snapdragon® 8+ Gen 1」を搭載し、あらゆる操作が驚くほどスムーズです。その性能を最大限に活かすのが、このスマートフォンの象徴ともいえる「6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー」。歩きながらの動画撮影でも、まるで専用機材を使ったかのようにブレのない滑らかな映像を記録できます。このカメラ体験は、Zenfone 9を選ぶ大きな理由の一つです。
ユーザーに寄り添う、徹底した使いやすさ
スワイプ操作も可能な「ZenTouchボタン」、日本市場に必須の「おサイフケータイ®」、そして今や貴重となった「3.5mmイヤホンジャック」の搭載など、スペックシートの数字だけでは測れない「使いやすさ」への配慮が随所に見られます。日々の生活の中で、本当にユーザーが求める機能を理解し、それを実現しようとするASUSの姿勢が高く評価できます。
購入前に考慮すべき点
完璧に見えるZenfone 9ですが、望遠カメラ、ワイヤレス充電、microSDカードスロットは非搭載です。これらは、コンパクトな設計を優先するための選択であったと考えられます。遠くの被写体を頻繁に撮影するユーザーや、これらの機能が必須だと考えるユーザーは注意が必要ですが、それらを求めないのであれば、これ以上の選択肢を見つけるのは難しいでしょう。
総じて、Zenfone 9は特定のニーズに対して最高の答えを提示してくれる、極めて満足度の高いスマートフォンです。携帯性と高性能を両立させたいと考える全てのユーザーにとって、最高の選択肢の一つであり続けることは間違いありません。
[amazon]
ASUS Zenfone 9の価格・購入先
ECサイト
- Amazonで84,800円(税込・整備済み品)、
- 楽天市場で50,000円(送料無料・中古品)、
- ヤフーショッピングで53,980円(中古品)、
で販売されています。
Amazonで「ASUS Zenfone 9」をチェックする
楽天市場で「ASUS Zenfone 9」をチェックする
ヤフーショッピングで「ASUS Zenfone 9」をチェックする
AliExpressで「ASUS Zenfone 9」をチェックする
米国 Amazon.comで「ASUS Zenfone 9」をチェックする
おすすめの類似製品を紹介
ASUS Zenfone 9に似た性能をもつスマートフォンも販売されています。
Zenfone 12 Ultra
ASUSから発売された6.78インチの5Gスマートフォンです(2025年5月30日発売)。
Android 15 (ZenUI)、Qualcomm Snapdragon 8 Elite (オクタコア、4.3GHz)、LPDDR5X 12GB または 16GBメモリ、フルHD+ (2400×1080)のLTPO AMOLED、256GB または 512GB (UFS4.0)ストレージ、5,500mAhバッテリー、背面50MPメイン (6軸ジンバルスタビライザー4.0) + 32MP望遠 (光学3倍、OIS) + 13MP超広角のトリプルカメラ、前面32MP RGBWイメージセンサーのフロントカメラを搭載しています。
また、eSIM、カメラのAI機能(AIトラッキング、AIポートレート動画2.0、AIボイスクラリティ、AI流し撮りなど)、AI機能(AI通話翻訳2.0、AI文字起こし2.0、AI記事の要約、AIドキュメントの要約など)、ASUSの独自機能(「通話音声の自動録音」機能、「ツインアプリ」機能、「エッジツール」、「クイックショット」、「Photo Vibe」、「Game Genie」)に対応。
おサイフケータイ(Felica)、IP65/IP68防水防塵、NFC搭載、最大65W HyperCharge急速充電、最大15W Qiワイヤレス充電対応、指紋認証 (画面内)、顔認証、USB Type-C、3.5mmヘッドホンジャック、5G通信、Wi-Fi 7 、Bluetooth® 5.4、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで149,800円(税込・国内版・ZF12U-BK12S256/A)、楽天市場で149,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで149,800円(送料無料)、AliExpressで144,824円、です。
関連記事:Zenfone 12 Ultra徹底レビュー!AI・カメラ・11Ultra比較
他のASUSスマホと比較
他にもASUSのスマートフォンが販売されています。ぜひ比較してみてください。
最新ASUSスマホ選び方ガイド!ZenFone/ROG Phone全機種紹介
その他のおすすめAndroidスマホは?
5万円前後のハイスペックなAndroidスマホをまとめて紹介しています。
注文殺到で売れまくり! 3万円台で買えるハイスペックスマホ まとめ
3万円台のハイスペックなAndroidスマホをまとめて紹介しています。
2万円台で買えるリッチなスマホ おすすめの全機種 ラインナップ 一覧
2万円前後のAndroidスマホをまとめて紹介しています。
超ハイスペックなスマホをまとめて紹介しています。