「Super Console X Max」をレビュー!ゲーム性能やAntutuベンチマーク、エミュレーター、プレイできるゲーム、動画再生の性能、Android TV 9.0などを総合的に評価していきます。また、詳細な価格情報やおすすめの類似製品も紹介しています。
※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。
「Super Console X Max」が発売開始!
2021年11月に中国 Kinhank から発売されたゲーム機 兼 動画プレイヤーです。
システム用にAndroid TV 9.0 を、エミュレーターのゲーム用にEmuelec 4.2を搭載しています。
前モデルには、Android 7.1 TVとEmuelec 3.9、Amlogic S905X RK3588を搭載した「Super Console X Pro」があります。
このゲーム機は「豊富なレトロゲームが手軽に遊べる」、「4K動画再生もできる」と評判でした。
新モデルは動画視聴用のTV BOXにゲーム機能を追加し、Super Console Xとしても使えることで話題になっています。
もちろん、豊富なゲームも遊べて、ゲームROMの追加もできますよ。
それでは早速、どんなゲーム機なのか、その価格や特徴(メリット)をくわしく見ていきましょう。
この製品の購入はこちら→Amazon リンク / AliExpress リンク
公式サイト: All In One Game Emulator Console – Kinhank
EmuELEC 4.2搭載で50種エミュレーターに対応
「Super Console X Max」はEmuELEC 4.2 OSを搭載しています。
このOSはAmlogicプロセッサを搭載したデバイス向けのレトロゲームエミュレーションシステムです。
レトロアーチから派生したOSのため、設定にレトロアーチを利用できます。
対応エミュレーターは50種以上です。N64・DC・PSPなどのゲームもプレイできます。
<対応エミュレーターの数を比較>
- 1.「Super Console X8」・・・60種類以上
- 2.「Super Console X5 Pro」・・・40種類以上
- 3.「Super Console X Max」・・・50種類以上
- 4.「Super Console X2」・・・70種類以上
- 45「Super Console X Pro」・・・50種類以上
対応ゲームは?
主に対応しているゲームは、
PSPやニンテンドー64、ドリームキャスト、セガサターン、プレイステーション1、MAME アーケード、
PCエンジンやネオジオ、メガドライブ、ゲームボーイ(カラー、アドバンス)、
スーパーファミコン、ファミコン(海外NESを含む)などです。
内蔵されているゲーム タイトルはYouTubeで調べることができます。「Super Console X2 game list」で検索してみてください。
ゲームの追加方法は?
microSD経由でPCと接続することで簡単にゲームを追加できます。接続後にフォルダが表示されるので、ゲームが入っているフォルダに吸い出いたROMを入れるだけです。
たとえば、ドリームキャストのゲームはDCフォルダに、ファミコンのROMはFCフォルダに入れます。
他のゲーム機と比較
一方、「GAMEBOX G5」はEmulec 3.9 OSを搭載し、N64・DC・PSPなどのゲームもプレイできます。「HK1 RBOX R2」はAndroid 11搭載でGoogle PlayストアのAndroidゲームがプレイできます(RetroArchなどのエミュレーションアプリも利用できます)。「Apple TV 4K」(2021)はAppストアのゲームに対応するほか、月額600円のサブスクリプションサービス「Apple Arcade」が利用できます。
AmLogic S905X3でゲームもサクサク動作する
「Super Console X Max」はAmLogic S905X3プロセッサを搭載しています。
このプロセッサは中国のAmlogic社が開発した、主にテレビボックスやストリーミングデバイス、そしてレトロゲーム機などに搭載されるシステムオンチップ (SoC) です。
Cortex-A55コアとMali-G31 MP2 GPUにより、優れた処理能力とグラフィックス性能を発揮。
4K HDR、8Kなどの高解像度動画の再生に対応し、美しい映像も楽しめます。
<AmLogic S905X3の仕様>
- CPU: クアッドコア Cortex-A55 プロセッサ (最大2.0GHz)
- GPU: Mali-G31 MP2 GPU
- メモリ: DDR3 / DDR4 メモリをサポート
- ストレージ: eMMCフラッシュメモリをサポート
- ビデオデコード: 4K HDR、8K、H.265、VP9などのデコードに対応
- オーディオ: Dolby Atmos と DTS:X をサポート
- 接続性: ギガビットイーサネット、Wi-Fi (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0 をサポート
- OS: Android 9.0 以上をサポート
Antutuベンチマーク
Antutu ベンチマーク 総合は約12万 前後になります。Amlogic S905X X2から2万ほどスコアが上がっています。
<Antutu ベンチマーク 総合スコアで比較>
- 1.「Super Console X8」・・・53万 前後(Rockchip RK3588)
- 2.「Super Console X5 Pro」・・・53万 前後(Rockchip RK3588)
- 3.「Super Console X Max」・・・10万 前後(Amlogic S905X3)
- 4.「Super Console X2」・・・10万 前後(Amlogic S905X2)
- 5.「Super Console X Pro」・・・7万 前後(Amlogic S905X)
4GB LPDDR3メモリ搭載でスムーズに動作する
「Super Console X Max」は4GB LPDDR3メモリを搭載しています。
前モデル「Super Console X Pro」の2倍の容量で、
内蔵レトロゲームのほとんどが軽快に動作します。
<メモリを比較>
- 1.「Super Console X8」・・・4GB DDR4 メモリ
- 2.「Super Console X5 Pro」・・・8GB DDR4 メモリ
- 3.「Super Console X Max」・・・4GB DDR3 メモリ
- 4.「Super Console X2」・・・2GB DDR4 メモリ
- 5.「Super Console X Pro」・・・2GB DDR3 メモリ
他のゲーム機と比較
一方、「GAMEBOX G5」はS905Lプロセッサと1GB DDRメモリを搭載しています。
「HK1 RBOX R2」はRockChip RK3566プロセッサと4/8 GB DDR4メモリを搭載しています。
「Apple TV 4K」(2021)はApple A12 Bionicプロセッサと3GBメモリを搭載しています。
4K動画を再生に対応・ストリーミング動作も再生できる
「Super Console X Max」は4K動画の再生に対応し、最大4K UHD (3840 x 2160) の解像度で、高精細な映像を楽しむことができます。
多様な動画フォーマットに対応しています。
主な対応フォーマットは以下の通りです。
- ビデオコーデック: H.265, H.264, VP9, AVS2, MPEG-4, MPEG-2, VC-1
- オーディオコーデック: Dolby Atmos, DTS:X, Dolby Digital, Dolby Digital Plus, AAC, MP3
- コンテナフォーマット: MKV, MP4, AVI, MOV, TS, FLV, WMV
他のゲーム機と比較
一方、「GAMEBOX G5」はHD動画の再生に対応しています。「HK1 RBOX R2」は8K動画の再生に対応しています。
「Apple TV 4K」(2021)は4K動画の再生に対応しています。
ストリーミングサービス
Android 9.0システムを搭載しているため、Google Playストアから様々な動画ストリーミングアプリをインストールして利用することができます。
例えば、以下のようなアプリが利用可能です。
- Netflix
- Amazon Prime Video
- Hulu
- YouTube
- Disney+
ローカル動画ファイルの再生
USBポートを備えており、USBメモリや外付けHDDに保存した動画を再生することもできます。ネット接続なしでローカル動画のファイルを再生できます。
Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2、有線LAN通信に対応
「Super Console X Max」は高速で途切れにくいWi-Fi(2.4GHz/5GHz)に対応しています。
また、Bluetooth 4.2もサポートし、ワイヤレスゲームパッドやスピーカーなどに接続できます。
そのほか、安定した通信が可能な有線LAN通信も利用できます。
他のゲーム機と比較
一方、「GAMEBOX G5」はWi-Fi(2.4GHz)&有線LAN通信に対応しています。
「HK1 RBOX R2」はWi-Fi(2.4GHz)&Bluetooth 4.1&有線LAN通信に対応しています。
「Apple TV 4K」(2021)はWi‑Fi 6&Bluetooth 5.0&有線LAN通信に対応しています。
Android TV 9.0 OS 搭載でGoogle Playストアに対応
「Super Console X Max」はAndroid TV 9.0搭載でGoogle Playストアに対応。豊富なアプリをダウンロード・インストールできます。
Android TV 9.0 OSは、Googleが開発したスマートテレビ向けのオペレーティングシステムです。通常のAndroid OSをベースに、テレビでの使用に最適化されています。
また、わかりやすいUIで直感的に操作することが可能。Googleアシスタントを使って、スマート家電を操作することもできます。
<Android TV 9.0 OS主な特徴>
- テレビ向けUIが使える・・・大きな画面とリモコン操作に適したユーザーインターフェースを採用しています。
- Googleアシスタントが使える・・・音声でテレビを操作したり、情報検索したりすることができます。
- 豊富なアプリを利用できる・・・ Google Playストアから、動画配信サービス、ゲーム、音楽アプリなど、様々なアプリをインストールできます。
- Chromecast built-in対応・・・スマートフォンやタブレットから、動画や写真などをテレビに簡単にキャストできます。
- Dolby Vision / Atmos対応・・・高画質・高音質の映像コンテンツを楽しむことができます。
他のゲーム機と比較
一方、「GAMEBOX G5」はAndroid 7.1搭載でGoogle Playストアも利用できます。「HK1 RBOX R2」はAndroid 11搭載でGoogle Playストアも利用できます。「Apple TV 4K」(2021)はApple tvOS搭載でAppストアに対応しています。
「Super Console X Max」のデメリット
「Super Console X Max」のデメリットを紹介します。
ゲームの言語は中国・英語のみ
「Super Console X Max」の内蔵ゲームは中国・英語のみで日本語に対応していません。メニュー画面は日本語に設定できます。
ドリームキャストなどで遅延が生じることもあり
「Super Console X Max」はほとんどのゲームを快適にプレイできますが、ドリームキャストやPSPなどの負荷の高い3Dゲームで遅延が生じることがあります。2Dゲームは快適に動作します。
「Super Console X Max」のスペック
- プロセッサ AmLogic S905X3 クアッドコア 1.9GHz/ Cortex-A55
※4コア - GPU ARM Mali-G31 MP2
- RAM(メモリ) 4GB LPDDR3
- ストレージ 32GB 内蔵
- 外部ストレージ microSDカード 64/128/256GB ※販売先によって異なります
- 電源 ACアダプター
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.2
- 有線LAN 対応
- インターフェース USB 3.0 Type-A x1、USB 2.0 Type-A x1、HDMI端子、AV端子、有線LAN端子、microSDカードスロット、DCポート
- ゲームの追加 対応
- OS EmuELEC 4.2 + Android TV 9.0
- Google Playストア 対応
- サイズ 幅114mm
- 重量 不明
- カラー ブラック
「Super Console X Max」の機能・できること まとめ
「Super Console X Max」の機能・できることをまとめてみました。
機能
4K UHD動画再生、Android TV 9.0(Google playストア・Youtubeアプリ)、microSDカードで保存、ゲームパッド&キーボード&マウス接続、Wi-Fiデュアルバンド、有線LAN
できること
内蔵ゲーム(50種エミュレーター・50000種)、Androidアプリ(ゲームを含む)、ブラウザ(ネット検索)、
動画再生(Netflix, Vudu, Skype, chatting, Picasa, Flicker, Youtube, Facebook, Online movies など)、音楽再生(music.jp、Youtube Music、Google Play Musicなど)、写真の共有、KODI(ホームネットワークで動画共有)、Bluetooth接続
対応エミュレーター N64、PSP、DC、GB、GBA、GBC、PS1、SFC、MD、FBA、FC、MAMEなど50種類以上
収録ゲーム数 50000~80000種 ※販売先によって異なります
ゲームリスト → 64G: https://bit.ly/3y1mBRJ / 128G: https://bit.ly/2UDMxEu / 256G: https://bit.ly/36xuP88
「Super Console X Max」の評価
「Super Console X Max」の評価を紹介します。
スペック:★★★
通信:★★★★
機能:★★★★
デザイン:★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★★★
<総合評価>
世界的に大ヒットした人気レトロゲーム機「Super Console X」、「Super Console X Pro」の後に発売されたTV Boxです。ゲーム機だった「Super Console X Pro」と違い、こちらはTV Boxにゲーム機能を付け足した製品で、OS(EmuELEC 4.2 + Android TV 9.0 )も新しくなっています。性能的には「Super Console X Pro」と大きく違いありませんが、ゲームよりも動画視聴がメインであればTV BOXの「Super Console X Max」を購入した方がいいでしょう。
なお、EmuELECというOSはAmlogicデバイスの専用エミュレーションで、どうやらオープンソースのRetroArch OSから派生したものであるようです。RetroArchはAndroidやWindows、Mac、Linuxなどで利用できるので、「Super Console X Max」に付属するmicroSDカードはそのまま流用できるのかもしれません。
ちなみにAmazonには「Super Console X Pro」用のゲーム収録microSDカードが販売されています。このmicroSDカードとRetroArchをインストールしたデバイスがあれば約5万種以上のレトロゲームが遊べるかも・・・。あくまで予想ですが、実現できたら凄いです。
「Super Console X Max」の価格・販売先
ECサイト
Amazonで15,999円(税込・売り切れでもすぐに入荷します)、
AliExpressで12,360円、
で販売されています。
Amazonで「Super Console X Max」をチェックする
楽天市場で「Super Console X」をチェックする
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AliExpressで「Super Console X Max」をチェックする
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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめの類似製品を紹介
「Super Console X Max」に似た性能をもつゲーム機も販売されています。
「Super Console X8」
Kinhankから発売されたAndroid 13 TV と Emuelec 4.7を搭載したゲーム機 兼 動画プレーヤーです(2024年11月 発売)。
Rockchip RK3588、4GB DDR4 メモリ、32GB eMMC、microSDカードスロット、3.5mmオーディオジャックを搭載しています。
また、8K映像出力、HDR10、HDMI映像出力、ゲームの追加、ゲームパッドの接続(有線、無線)、アプリの追加、Google Playストア、KODI、
USB 3.0 x1、USB 2.0 x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 4.0、有線LANに対応しています。
価格は、5,606円(EUプラグ)~7,332円(米国プラグあり)、です。
関連記事:【最新版】Super Console X8の性能を旧型機と比較レビュー!
「Super Console MP100」
KINHANKから発売されたWindows 11を搭載したミニPC(ゲーム機)です(2024年7月発売)。
Intel N100 プロセッサと8GB LPDDR5 メモリ、500GB HDD、SDカードスロットを搭載しています。
また、50種類以上のエミュレーター、60,000以上のゲームタイトル、ゲームの追加、4K 2画面出力、デュアル有線LAN、冷却ファン、USB 3.0 x1、USB 2.0 x3、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2に対応しています。
価格は、AliExpressで39,762円、KINHANK公式サイトで$318.89 です。
関連記事:禁断のミニPC「Super Console MP100」のヤバい性能を解説
「Super Console X5 Pro」
Kinhankから発売されたAndroid 12を搭載したストリーミング メディアプレーヤー兼エミュレーター ゲーム機です。
Rockchip RK3588 プロセッサ、8GB DDR4 メモリ、64GB eMMC ストレージを搭載しています。
また、8K映像出力、「AI-PQ」技術、HDR10、「AV1」コーデック、ストレージの拡張(SATA 3.1 + USB 3.1で最大18TBまで)、2画面出力(HDMI 2.1 + Displayport 1.4)、
40種類のエミュレーター、ゲームの追加、T3コントローラー(ゲーム用・付属)、USB 3.0 x2、USB 2.0 x2、SATA 3.1 x1、microSDカードスロット x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、ギガビット有線LANに対応しています。
価格は、AliExpressで23,528円、米国 Amazon.comで$329.99、です。
関連記事:歴代最強「Super Console X5 Pro」ゲーム機の性能を解説
「Super Console X2 Pro」
Kinhankから発売されたストリーミング メディアプレーヤー兼エミュレーター ゲーム機です。
ゲーム用のOS Emuelec 4.5 と 動画視聴用のAndroid 9.0 OSを切り替えて使用できます。
また、Amlogic S905X X2、2GB DDR4メモリ搭載で、70種類のエミュレーター、4K Ultora HD動画再生、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、有線LAN通信に対応しています。
価格は、Amazonで12,208円、楽天市場で19,499円(送料無料)、ヤフーショッピングで11,724円、AliExpressで5,515円、米国 Amazon.comで$119.99 (256GB) です。
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