Android8.1のスティック型ストリーミング端末「X96S」のスペック、Antutuベンチマーク、できること、価格を紹介! 「X96S」ならではの特徴や使い方、デメリットまで丁寧に解説していきます。
「X96S」
「X96S」はAndroid 8.1を搭載したスティックPC(ドングル)。重さ31g、1.30 cmのボディにAmlogic S905 Y2 クアッドコア プロセッサと4GBメモリを搭載。32GB eMMC ストレージを搭載するほか、4K ULTRA HD(4K@75fps)、HDR10、Wi-Fiデュアルバンド、DDR4規格の高速メモリ、DLNA、Airplay、Mircastにも対応している。
「X96S」のスペック 一覧
- プロセッサ Amlogic S905 Y2 Quad Core 2.0GHz
※Cortex A53 - GPU ARM Mali-G31
- RAM(メモリ) 4GB DDR4
- ストレージ 32GB eMMC
- 外部ストレージ microSDカードで最大64GBまで
- 電源 microUSBから給電
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5.8GHz)、Bluetooth 4.2
- インターフェース USB ×1、HDMI×1、microUSBポート(電源用)、3.5mmイヤホンジャック
- OS Android 8.1
- Google Playストア 対応
- サイズ 9.80 x 3.30 x 1.30 cm
- 重量 31g
- カラー ブラック
- 付属品 USB チャージャー、microUSBケーブル、リモコン、IR、HDMIケーブル、ユーザーマニュアル
「X96S」のAntutuベンチマーク
スティック型のAndroidストリーミング端末「X96S」のAntutuベンチマークスコアが判明。総合で5万3千点を超えていました。プロセッサはAmlogic S905 Y2 クアッドコアです。 pic.twitter.com/1qekI4KkKD
— BURARI (@akiba_burari) March 3, 2020
「X96S」のAnTuTuベンチマークスコアは、
総合で「53809」、CPUで「24064」、GPUで「8924」、MEMで「3739」、UXで「17082」。
※Antutuスコアとは3D性能、UX速度、CPU性能、RAM性能を総合した評価点のこと。
「Beelink GT King」のAntutuベンチマークと比較
参考資料として「Beelink GT King」のAntutuベンチマークスコアを紹介します。
「Beelink GT King」のAnTuTuベンチマークスコアは、
総合で「108537」、CPUで「44464」、GPUで「32044」、MEMで「5751」、UXで「26278」。
「X96S」で できること
「X96S」で できることをまとめてみました。激安ミラキャストドングル、Android TV BOX、Amazonの「Fire TV Stick」、「Fire TV Cube」との違いも含めて説明しています。
Android 8.1 OSを搭載でGoogle Play に対応
「X96S」はOSにAndroid 8.1を採用しているため、Google Playストアからアプリをダウンロード・インストールすることができます。Amazonの「Fire TV Stick」、「Fire TV Cube」は、Google Playストアに対応していないため、Android の豊富なアプリをフル活用することができません。
Hulu、Netflix、YouTubeもアプリで使える
「X96S」なら、YouTubeもアプリ経由で視聴できるほか、Hulu やNetflix、dTVなどの動画配信アプリも使えます。なお、激安ミラキャストドングルはYouTube、Hulu 、Netflix、dTVのアプリには対応していないため、ブラウザ経由での視聴に限られてしまいます。「X96S」ならブラウザを起動させることなく動画をすぐに視聴できます。
ゲームをダウンロードして遊べる
「X96S」はAndroid 8.1搭載でGoogle Playストアにも対応しているため、ゲームもプレイできます。Antutuベンチマークスコアは総合で「53809」点とそれほど高くはありませんが、エントリースマホで遊べる軽めのゲームなら問題なくプレイできます。なお、動画レビューで確認したところ、3Dカーレースは非常に滑らかに動作していました。その他の多くの3Dゲームも問題なくプレイできそうです。
32GB eMMCストレージを搭載・音楽&動画ファイルもオフラインで再生できる
「X96S」は本体に32GB eMMCストレージを搭載しています。Android OSなので、動画・音楽・ゲームなどをダウンロードしたデータをローカルストレージに保存することができます。また、自分で録画した動画ファイルやCDから録音した音楽ファイルなどもローカルストレージ内で保存でき、オフラインでも使用することができます。
4K Ultra HD&HDR10対応で超高精細で美しい映像を出力できる
「X96S」は4K Ultra HD出力に対応し、解像度3840 X 2160ドットの超高精細な映像を映し出すことが可能です。また、より広い明るさの幅(ダイナミックレンジ)を表現できる「HDR10」にも対応しより鮮明で高コントラストの映像を楽しめます。
なお、Amazonの「Fire TV Stick」は4K Ultra HD出力には対応していません。また、激安ミラキャストドングルの中には4K出力に対応しているものがありますが、「HDR10」に対応しているものはなく、鮮明で高コントラストの映像を観ることができません。
Wi-Fiデュアルバンド & Bluetooth 4.2対応で高速通信が利用できる
「X96S」は高速で途切れづらい通信が利用できるWi-Fiデュアルバンドに対応しています。2.4GHzと5.8GHzの両方の周波数を使うことで安定した通信が利用できます。
なお、激安ミラキャストドングルはWi-Fiデュアルバンドに対応せず、Bluetoothもバージョン4.0のものが多いです。「X96S」は高速で安定した通信が利用できるため、ストリーミング動画も途中で途切れることなくスムーズに視聴できます。
ポケットに入れて持ち運べる
「X96S」は超小型サイズなので、ポケットの中に入れて持ち運ぶことができます。Amazon「Fire TV Stick」、「Fire TV Cube」、「Apple TV」などのセットトップボックスやAndroid TV BOXはやや大きめなのでバッグや袋などを用意しなければ持ち運ぶことができません。また、「X96S」の重さはわずか31gでシャツの胸ポケットに入れて持ち運ぶことも可能です。この軽さは一般的なセットトップボックス・TV BOXの十分の一になります。
音楽配信サービスも利用できる
「X96S」は動画配信サービスだけでなく、音楽配信サービスも利用できます。Android 8.1 OS採用のため、スマートフォン・タブレットと同じようにSpotify、dヒッツ powered by レコチョク、うたパス、Apple Musicなどが楽しめます。また、Amazon「Fire TV Cube」、「Fire TV Stick」などと同じようにAmazon Musicやプライム会員用の「プライムミュージック」、定額制の音楽聴き放題サービス「Amazon music Unlimited」も利用できます。
赤外線リモコンが付属・赤外線ポートで家電に接続
「X96S」は赤外線リモコンも付属し、リモコン操作できます。また本体に赤外線送受信機能を備えた赤外線ポートも搭載しています。このポートを利用してテレビ、サウンドバー、AVアンプなどの家電に接続し、「X96S」と連携させることができます。
ミラーリングでスマホ画面を巨大化できる
「X96S」はスマートフォンやタブレットの画面をテレビやディスプレイに映し出す「ミラーリング」機能が利用できます。スマートフォンやタブレットで見ていた動画を大きな画面で見られるので非常に便利です。なお、この機能はAmazon「Fire TV Stick」、「Fire TV Cube」やミラキャストドングル、Android TV BOXなどでも利用できます。
「X96S」のデメリット
「X96S」はスティック型Androidストリーミング端末として非常に性能が高く、便利に使えるのですが、残念ながらデメリットもあります。
4K対応のテレビが必要になる
「X96S」は4K Ultra HD対応ではありますが、4K対応のテレビでないとその性能を発揮できません。
スピーカーを内蔵していない
「X96S」で音楽を楽しむためにはBluetoothスピーカーが必要になります。音質のいいものは少なくても5千円以上かかります。
有線LANが利用できない
「X96S」はAndroid TV BOXとは違い、安定した通信が可能な有線LANが利用できません。基本的にWi-Fiの無線LAN通信を使うことになります。
「X96S」の価格は?
「X96S」は、
Amazonで5,600 + ¥ 500 配送料、
ヤフーショッピングで6,056 円~ (税込・送料別)、
Banggoodで5,598円、
AliExpressでUS $37.20 、
で販売されています。
Amazonで「X96S」をチェックする
楽天市場で「X96S」をチェックする
ヤフーショッピングで「X96S」をチェックする
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他のTV Stickと比較する
リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。
★Anker「Nebula 4K Streaming Dongle」
★「Fire TV Stick」(2020)
★「T98 Mini」(Android 9.0)
Banggoodで「T98 Mini」をチェックする
★「Xiaomi Mi TV Stick」(Android 9.0)
★「Fire TV Stick」(Android 7.1ベースのFire OS 6)
★「X8 4K Game」(Linux Retroarchiopen)
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★「H96 Pro」(Android 7.1)
★「MINISFORUM S40」(Windows10)
★「Skynew M1K」(Windows10)
★「W5 Pro」(Windows10)
★「ASUS VivoStick TS10」(Windows10)
★「Chromebit CS10」(Chrome OS)
★「PowKiddy X15」(ゲーム機・Android 7.1・HDMI出力)
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