2019年11月5日に発売されたAmazon「Fire TV Cube」で できることを紹介! 「Fire TV Stick」、「Fire TV Stick 4K」と比較しながら徹底解説します。
※2022年10月27日、第3世代「Fire TV Cube 2022」が発売されました。
Amazon「Fire TV Cube」とは? 対応サービスをチェック
Amazon「Fire TV Cube」は4K解像度で動画を観るためのストリーミング端末(セットトップボックス)です。対応する動画配信サービスは、有料では、以下の通りです。
Amazonプライムビデオ、Hulu (フールー)、Netflix、dTV、U-NEXT、スターチャンネル、DAZN (ダ・ゾーン)、スポナビライブ、DAZN、FOD、BACHELOR、DISNEY THEATER、DISNY DELUXE、Paravi、dアニメストア
また、無料で利用できるものにはYouTube、ニコニコ動画、AbemaTV、Dailymotion、Twitch、GYAO!などがあります。
また、音楽配信サービスにも対応しており、Amazon Music、Spotify、dヒッツ powered by レコチョク、うたパス、Apple Music、プライム会員用の「プライムミュージック」、定額制の音楽聴き放題サービス「Amazon music Unlimited」も利用できます。そのほか、従来のFire TVと違い、Alexa対応で音声のみで操作することができます。本体にスピーカーを搭載するので、Fire TV Stickのように必ずBluetoothスピーカーを用意する必要はありません。
公式レビュー動画 デザインやボディの質感・特徴が分かる
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「Fire TV Cube」のスペック・仕様
- プロセッサ 6コアのプロセッサー
- メモリ 2GB
- ストレージ 16GB
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0+LE
- 有線LAN 別売・専用のイーサーネットアダプタが必要
- スピーカー 40mmの内蔵スピーカー
- 出力解像度 4K解像度でのHDMI接続に対応 4K Ultra HD、HDR10、HDR10+、Dolby Visionに対応したコンテンツを再生できる
- 音声認識 Alexaを通じた音声検索に対応
※Alexaスキルの使用にも対応 - オーディオ Dolby Atmos、 7.1 サラウンド対応、 2chステレオ、最大5.1chのHDMIオーディオパススルー
- 付属品 音声認識に対応したリモコン、イーサネットアダプター、赤外線延長ケーブルなど
- サイズは86.1(幅)×76.9(高さ)×86.1(奥行)mm
- 重量 465g
- 発売日 2019年11月5日
Amazon「Fire TV Cube」で できること
Amazon「Fire TV Cube」では一体どんなことができるのでしょうか? Alexa対応「Fire TV Stick」、4K/HDR対応の「Fire TV Stick 4K」よりも価格が高いことから、何かすごいことができるようですが、イマイチちがいが分かりづらいです。そこで、Amazon「Fire TV Cube」で できることを改めて詳細にまとめてみることにしました。
リモコンなしで音声操作できる・紛失しても探す手間がかからない
スペックを確認してみると、Amazon「Fire TV Cube」だけがリモコンなしで音声操作できることが分かります。Alexa対応の「Fire TV Stick」も発売されていますが、こちらはAlexa対応の音声認識リモコン(第2世代)がないと音声でハンズフリー操作ができません。
つまり、万が一リモコンがどこかに隠れてしまい、みつからないときは音声操作が一切使えないということになります。よくよく考えてみると、「あれ! リモコンがない! どこ行った?」などと慌ててしまうときがありますよね。リモコンがない方がいちいち探す手間や手に取る手間がないのでラクなんです。
なお、音声操作できるAmazon「Fire TV Cube」と4K/HDR対応の「Fire TV Stick 4K」は操作性が全く違っています。Amazon「Fire TV Cube」の方は離れた場所、例えばベッドの中からも音声だけで操作できます。
例えば、こんな感じです。
「アレクサ、プライムビデオが見たい」
「アレクサ、○○(映画名など)を見せて」
「アレクサ、ニュースを見せて」
「アレクサ、テレビをつけて」(※対応テレビのみ)
「Fire TV Stick 4K」のようにいちいち手動で操作しなくても済むので、パソコンで作業しながら音声で操作することもできて、とってもラクチンです。この便利さは一度味わってしまうと二度ともとにもどれないほど快適です。
4K Ultra HDの超高精細な映像・HDR10+対応で鮮やかさもアップ
Amazon「Fire TV Cube」は4K Ultra HDに対応しています。「4K Ultra HD」とは解像度3840 X 2160ドットの超高精細な映像を映し出せること規格で、従来の映像よりもリアリティが格段にアップしています。
また、より広い明るさの幅(ダイナミックレンジ)を表現できる「HDR10+」にも対応しています。「HDR10+」に対応していると、表現できる色の幅が広くなり、より鮮明で高コントラストの映像を楽しめます。「HDR10」に対応していないものは対応しているものと比べると、どこか暗く見え、色鮮やかさももの足りない印象になりますね。「Fire TV Cube」の方が断然キレイで動画も快適に視聴できます。
ただし、よく調べてみると、この4K Ultra HDでHDR10+対応であることは、「Fire TV Stick 4K」も同じです。両機種のスペックを比較してみると、
「Fire TV Cube」・・・・出力2160p、1080p、720p、最大60fps
「Fire TV Stick 4K」・・・出力2160p、1080p、720p、最大60fps
となっており、全く同じ性能であることが分かります。また、当然のことながら、4K Ultra HDコンテンツを視聴するには、4K対応のテレビが必要です。利用しているサービスが、4K・HDRに対応していない場合もあるので注意が必要です。
40mmの内蔵スピーカーで合格レベルの音質・Dolby Atmosにも対応
Amazon「Fire TV Cube」は40mm内蔵スピーカーを搭載しています。約1.5インチの小型スピーカーなので、一般的なオーディオ機器と比べると劣りますが、立体感のある3DサラウンドのDolby Atmos対応でニュースのチェックや音声での返答に関しては合格レベル。ちょっとした空き時間に音楽を聴くといった用途でも十分に使えます。
なお、Alexa対応の「Fire TV Stick」、4K/HDR対応の「Fire TV Stick 4K」で動画を視聴したり音楽を聴いたりするときは必ず別売のBluetoothスピーカーに接続する必要があります。Bluetoothスピーカーは5千円以下のものもありますが、音に立体感がなく、スカスカした感じの音で、動画・音楽を十分に楽しめません。けっこう音がいいBluetoothスピーカーを用意するコストを考えると、最初からスピーカーを内蔵している「Fire TV Cube」の方がお買い得です。
16GBの大容量ストレージを搭載・ゲームアプリ・音楽ファイルも余裕で保存できる
Amazon「Fire TV Cube」は16GBの大容量ストレージを搭載し、アプリや音楽・動画・ゲームなどのデータもローカルストレージに保存できます。
一方、「Fire TV Stick」、「Fire TV Stick 4K」はどちらも8GBストレージ搭載で、Amazonコンテンツをすべてクラウド上に保存できるとしても容量が少なめです。USB経由で外部ストレージを使う方法もあるようですが、少々面倒なのでおすすめできません。Amazon「Fire TV Cube」の方がストレージ容量を気にせず使える分、使いやすいです。
有線LANで安定した通信が利用できる
Amazon「Fire TV Cube」はケーブルを使った有線LAN通信に対応しています。一方、「Fire TV Stick」、「Fire TV Stick 4K」は有線LANに対応しておらず、必ずWi-Fi通信を利用することになります。
通信環境に問題が無ければいいのですが、Wi-Fi通信の場合、環境によっては途中で途切れるというトラブルに合う可能性もあります。これはたくさんの電波が混み合ってしまうことから生じるもので、都会など人口密集地では珍しい現象ではありません。途中で動画が観られなくトラブルに絶対あいたくない人は「Fire TV Cube」を選んだ方がいいでしょう。
ヘキサコアプロセッサでサクサクと動作・ゲームプレイも快適!
Amazon「Fire TV Cube」は「Fire TV Stick」、「Fire TV Stick 4K」よりも高速に動作します。スペックを見てみると、
「Fire TV Cube」・・・・ヘキサコア(6コア)
「Fire TV Stick」、「Fire TV Stick 4K」・・・クアッドコア(4コア)
と書かれていますね。プロセッサは人間にたとえると、脳に当たる部分で、一般的にコアの数が多いければ多いほど高速に処理できる性能を持っていることになります。「Fire TV Cube」は「Fire TV Stick」、「Fire TV Stick 4K」よりも2つ分コアが多いので、その分より高速に動作することができるというわけです。
当然のことながら、「Fire TV Cube」の方がゲームプレイも快適です。実際に動画レビューでチェックしてみると、シューティングゲームはもちろんのこと、動きの激しい格闘ゲームもスムーズに動作していることが分かります。Amazonストアからゲームアプリをダウンロードして快適に遊んでみたいという人にはやはり「Fire TV Cube」の方がおすすめです。
赤外線リモコンも付属・赤外線ポートも搭載
Amazon「Fire TV Cube」には赤外線リモコンも付属しています。音声で操作したくないときは、そのリモコンを使って手動で操作できます。
また、「Fire TV Cube」にはそれ以外に赤外線送受信機能を備えた赤外線ポートも搭載しています。対応する機器を調べてみると、テレビ、サウンドバー、AVアンプの3種類だけでした。おまけにこの赤外線ポートには、「赤外線に学習機能」はなく、単体でテレビ、レコーダー、AVアンプ、サウンドバー、エアコン、扇風機、などの赤外線リモコン対応の機器と連携して使うことができません。
エアコンなどを音声で操作するには、「eRemote mini」などのスマート家電対応のリモコンが必要です。こを一つ用意すると、Amazon「Fire TV Cube」とスマート家電を連携させて、エアコン、テレビ、照明などの家電を音声で操作できるようになります。
スマートリモコンで家電を操作! Alexa Google全機種を比較
Amazon「Fire TV Cube」のデメリット
上述の通り、Amazon「Fire TV Cube」は非常に便利なメリットがたくさんありましたが、残念ながらデメリットもあります。
4K動画視聴に4K対応テレビが必要になる
4K Ultra HD対応といっても、4K対応のテレビがないと視聴できません。
「Fire TV Cube」対応のテレビ
「Fire TV Cube」対応のテレビにはどのようなものがあるのでしょうか? 調べてみると、以下の条件があることが分かりました。
<4K動画の場合>
「24/25/30/50/60Hz」および 「HDCP 2.2」に対応の、HDMI端子対応の4Kテレビ
※視聴時には別売の4K/60p対応のHDMIケーブルが必要になります。
<4K以外の動画>
「60/50Hz、1080p」または「720p」に対応の、HDMI端子対応のHDテレビ
少々ややこしいですが要するに、「Fire TV Cube」で4K動画を視聴するためのテレビを探すには、例えばAmazonなどで「テレビ 4K 30Hz」や「テレビ HDCP 2.2」と検索して、それから細かい仕様を確認していくしかなさそうです。もっと分かりやすくしてくれれば、購入しやすくなると思うですが、こればかりはしょうがないようですね。
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「Fire TV Cube」の価格は?
「Fire TV Cube」は、
Amazonで14,980円、
楽天市場で15,133円 (税込)、
ヤフーショッピングで14,780円〜(税込)、
で販売されています。
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[amazon]
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リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。
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★「HK1 RBOX R2」(Android 11)
★「X88 PRO 20」(Android 11)
★「Apple TV 4K」(2021)
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