サンコー「13.3フルHD液晶ペンタブレット」はXP-Pen以上に激安か？

サンコー「13.3フルHD液晶ペンタブレット」を紹介！低価格で購入できる筆圧2048段階の液晶ペンタブレットとして注目の製品。フルHD液晶やカスタマイズ可能な8つのショートカットキーが利用できる。

サンコー「13.3フルHD液晶ペンタブレット」は2万円台の半ばという格安の価格で販売された。前モデルの「ミンタブモバイル SDDWTB33」が39,800 円(税込)で発売されたことを考えると、液晶ペンタブレットの価格がかなり下がりつつあるようだ。ただし、今回発売されたサンコー「13.3フルHD液晶ペンタブレット」は、2017年の12月に発売された「ミンタブモバイル SDDWTB33」と全く同じスペックで、性能的には全く変わらない。

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初心者に必要な機能をすべて備えたサンコー「13.3フルHD液晶ペンタブレット」

サンコー「13.3フルHD液晶ペンタブレット」は筆圧2048段階に対応した液晶ペンタブレット。コンパクトなボディに13.3インチのフルHD液晶を搭載。充電式のスタイラスペンで紙と同じように滑らかな線をスムーズに描くことができる。本体にはHDMI、DVI、VGA端子を搭載し、外部ディスプレイに出力することが可能。メニューボタン、ショートカットボタン、着脱スタンド（角度調整が可）も備えている。

サンコー「13.3フルHD液晶ペンタブレット」のスペック

ディスプレイは13.3インチ、解像度1920×1080ドットのIPS液晶
※最大表示色 1670万画素 / コントラスト比 1000:1 / スクリーン線数 5080LPI / 最大輝度 250カンデラ
※視野角水平178度/垂直178度 / 色域 Adobe RGBカバー率約75% / 色温度 6500K
筆圧レベルは2048段階
応答速度は25ms
インターフェースはHDMI、DVI、VGA
※HDMI-USB一体型ケーブル付属
機能・設定　座標検出モードの変更 / ペンの硬さ設定 / ペンのショートカットを割り当て / ペンの検出位置のキャリブレーション（ペンのズレ補正）
対応ソフトは CLIP STUDIO PAINT、ペイントツールSAI、メディバンペイント、Adobe Photoshop、Adobe Illustrator
対応OSはWindows 7/8/10
電源　液晶：USBより給電　ペン：USBより充電
ペンの充電充電式で充電時間が約20分、連続使用時間が約60～80時間
スタンドの角度調整 25～55度
サイズは360（幅）×225（高さ）×14（奥行）mm
重量は785g
付属品はスタンド、専用ペン、HDMI-USB一体型ケーブル、HDMI-DVI変換アダプタ、ペン充電用ケーブル、専用ケース、替え芯20本、芯抜き、USBメモリ、グローブ、クリーニングクロス、日本語取扱説明書

液晶ディスプレイはどうなってる？

ディスプレイは13.3インチ、解像度1920×1080ドットのIPS液晶を搭載。
最大表示色 1670万画素、コントラスト比 1000:1 、色温度6500Kの明るく色鮮やかな映像を実現。スクリーン線数 5080LPI 、最大輝度 250カンデラと高精細かつクリアな液晶で快適にイラストが描ける。また、高視野角なIPS液晶のため、どの角度からも見やすい。

筆圧スタイラスペンはどうなってる？

スタイラスペンの筆圧レベルは2048段階に対応。応答速度は25msで遅延なくスムーズに線を描くことができ、線の太さ、色の濃淡なども自在にコントロールできる。スタイラスペンの設定を行うための専用ドライバーが付属。座標検出モードの変更やペンの硬さ設定、「Ctrl+c」のようなペンのショートカットを割り当て、ペンの検出位置のキャリブレーション（ペンのズレ補正）などを設定できる。なお、傾き感知機能はサポートされていない。

インターフェースはどうなってる？

インターフェースはHDMI、DVI、VGA端子を搭載。HDMI接続時では高解像度で入力することができる。また、HDMI-USB一体型ケーブルが付属し、購入後すぐに外部ディスプレイに接続することができる。なお、「13.3フルHD液晶ペンタブレット」は単体で使用することができず、必ずPCが必要になる。屋外で使用するにはスティックPCやUSBケーブル、HDMIケーブルをそれぞれ用意する必要がある。

電源はどうなってる？

電源はUSB経由で給電。パソコンやモバイルバッテリーなどから給電可能で、公園やカフェなどで使用することもできる（AC電源不要）。また、ペンもUSB経由で充電。充電時間が約20分、連続使用時間が約60～80時間となっている。

サンコー「ミンタブモバイル」との違いは？

サンコー「13.3フルHD液晶ペンタブレット」は2017年12月に発売された「ミンタブモバイル SDDWTB33」とどのように違っているのだろうか？

調べてみると、筆圧やスペックが全く同じで、サイズ・重さも全く同じだった。デザインも変更されていない。おそらく名称を変えただけで、中身は全く同じものなのではないだろうか。

ただし、発売時（2017年12月）の価格は「ミンタブモバイル SDDWTB33」が39,800 円(税込)になっており、「13.3フルHD液晶ペンタブレット」の価格25,800 円(税込)よりも1万4800円も高いことになる。現在は「ミンタブモバイル SDDWTB33」は価格が下がり、25,800円となっているため、両者は全く同じものだと考えていいだろう。

サンコー「13.3フルHD液晶ペンタブレット」のメリット・魅力

サンコー「13.3フルHD液晶ペンタブレット」のメリット・魅力を紹介します。

液晶ディスプレイが大きくてみやすい

サンコー「13.3フルHD液晶ペンタブレット」は13.3インチの液晶ディスプレイを搭載している。XP-Pen Artist12は11.6インチなので、約1.7インチほど画面が大きいことになる。モバイル専用の液晶ペンタブレットとはいえ、やはり画面が大きい方が描きやすい。

着脱スタンドが付属する

サンコー「13.3フルHD液晶ペンタブレット」には着脱可能なスタンドがあらかじめ付属する。「XP-Pen Artist12」はスタンドがないようで、どうやら別売の専用スタンドが必要になるらしい。Amazonで調べてみたところ、スタンドの価格は5,800円。これを合わせると、サンコー「13.3フルHD液晶ペンタブレット」との価格差が7500円にもなる。

初心者に必要な機能が揃っている

サンコー「13.3フルHD液晶ペンタブレット」は筆圧2048段階でプロが要求するような細かな描画には向かないという弱点がある。対応OSがWindows 7/8/10しかなく、Apple Macに対応していないのもデメリットだ。

しかし、応答速度は25msで滑らかに描くことができ、線の太さ、色の濃淡なども自在にコントロールできるなど、初めて液晶ペンタブレットを使う人には十分な性能を持っている。メニューボタンやショートカットボタンが本体についており、ペンの硬さ設定や「Ctrl+c」のようなペンのショートカットを割り当てられる点も使いやすい。