Kindleで新聞が読めない?! 日本の新聞各社・端末メーカーに望むこと

Amazonが日本で新聞無料サービスを始めたらどうなるか?

もしも、このサービスを日本で始めたらどうなるだろうか。

現在、朝日新聞の新聞購読料は月額4,037円(朝夕セット)。これに千円をプラスことでデジタル版が閲覧可能。そして、紙媒体の新聞を取らないでデジタル版のみを利用したい場合は、なんと3,800円もかかる。その場合、紙媒体の新聞と比べて200円しか安くなっていないのだ。

日経新聞の場合は、月額4,509円(朝夕セット)。プラス千円で電子版が閲覧可能になる。紙媒体を利用しないで、電子版のみを閲覧の場合は、無料になる。ただし、有料会員限定記事を10本しか読めないという制限があり、実質何の役にも立たない。

毎日新聞の場合は、月額4,037円(朝夕セット)。愛読者会員に登録すると、紙面をPCやスマホ、タブレットで閲覧することができる。追加の料金などは不要。

つまり、デジタルで新聞を購読しようとすると、アサヒ、日経、毎日の三紙は、どれも月額4千円以上、年額では4万8千円以上かかることになる。

日本では端末代込みの安い月額料金で売る「格安スマホ」が流行っているが、実は端末代はそれほど高くない。日本の新聞購読料の高さを考慮すると、端末代はかかっても新聞購読料をタダにしてもらった方が圧倒的にお得になるのだ。

日本で米国のAmazonのように新聞のコンテンツを無料配信するサービスが始まれば、「格安スマホ」ブームはすぐに廃れてしまうにちがいない。

<関連記事>

Eink搭載のAndroidタブレットに新モデル続々 全機種を比較

Kobo Forma&防水Kindle登場! Einkタブレットも続々と入荷

今買うべき電子書籍リーダーはどれ? Amazon Kindle それとも楽天 Kobo?

自炊スキャナーでペーパーレス! おすすめ最強モデルを比較 

モノクロ電子文具&Eink製品 全機種チェック