「ANBERNIC RG28XX」をレビュー! 超小型の性能を徹底 検証する

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ANBERNIC RG28XX」ゲーム機を購入したのでレビューします。実際にプレイした感想や内蔵ゲームタイトル、操作性など詳細に紹介しています。

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購入から到着まで

購入して約1~2週間ほど(11日)で製品が到着しました。AmazonのANBERNIC公式ストアからの購入でしたが、どうやら日本に在庫があるわけではなく、海外(中国)に発注をかけて発送する「並行輸入品」のようです。

製品の到着からかなり時間がかかるので、AliExpress内にあるANBERNIC公式ストアで注文した方が早かったかもしれません。

価格は9,999円で、海外での価格とそれほど変わりません(AliExpressで約9300円)。

製品が到着した後、あまりの箱の小ささに驚きました。

開封と説明書

ANBERNIC RG28XX 開封

早速 箱を開けてみると、本体の他に説明書、USBケーブルが入っていました。

説明書は一枚の小さな紙で、英語(表)、中国語(裏)で書かれています。

1.メイン インターフェイス オペレーション

2.ゲーム ボタン とポート

3.ゲーム インポート

4.一般 設定

5.表示灯と充電機能

6.エミュレーター ショートカット

1~5の内容は大体知っている内容だったので、読み飛ばしました。

6の「エミュレーター ショートカット」は「ANBERNIC RG28XX」を使う上で、かなり役立ちそうな内容です。

ANBERNIC RG28XX 説明書

ANBERNIC RG28XX のショートカット 一覧

1.メニュー + R2 早送り

2.メニュー + L2 スローモーション

3.メニュー + R1 状態保存

4.メニュー + L1 ロード状態

5.メニュー + Y 表示フレームレート

6.メニュー + B スクリーンショット

7.メニュー + X 一時停止

8.メニュー + X スタート 終了

9.メニュー + -VOL+ 明るさ調整

10.メニュー + 左右方向 状態保存スロットを選択

外観

本体が超小型サイズであることは知っていましたが、実際に手に持ってみると、そのあまりの小ささに驚きます。

横幅が12.5cm、縦幅が5.65cmで、スマホよりも小さいサイズです。電車の中でプレイしても さほど目立たないサイズで、シャツの胸ポケットにもラクラクと入ります。

重さは186gで、持った際に少し重みを感じる程度で、持ち歩きやすい感じがします。

本体の素材はプラスチック製です。高級感はあまりありませんが、それ以上にポップでかわいらしい印象を受けます。

操作感

ANBERNIC RG28XX 操作

購入前から最も気になっていたのが「十字キー」です。RG28XXにはジョイスティックレバーがないので、十字キーの操作が良くないとプレイに大きな支障が生じます。

しかし、実際に触ってみると、しっかりとした押し心地で、かなり操作しやすい感じでした。ただし、通常のゲーム機と比べて十字キーのサイズも小さくなります。

縦、横ともに17mmで、手の大きな人はかなり操作しづらくなるのではないかと思います。自分の場合は、昇竜コマンドのような複雑な操作も難なくできたので、全く問題にはなりませんでした。

本体の上部にあるR1、R2、L1、L2ボタンもしっかりとした押し心地です。

押し間違いのないように、本体の角にあるR1とL1は本体から突出していない形状で、R2とL2は突出した形状になっています。

ポート、ボタン、スロットなど

ANBERNIC RG28XX 電源ボタン

本体の左側面は音量ボリュームの+、-ボタンで、右側が電源ボタン、リセットボタンになっています。

本体の下部は3.5mmイヤホンジャックと2つのTFカードスロットがあります。

本体の上部は、メニューボタン、充電用のType-Cポート、映像出力用のHDポートがあります。

ANBERNIC RG28XX 上部

従来の中華ゲーム機の場合、通常、電源ボタンが上にあったので、最初戸惑いましたが、すぐに慣れました。

上部にあるメニューボタンは、ホーム画面から瞬時に設定画面に入ることができます。

バッテリーの残量やバックライトの明るさ調整、言語の設定、レトロアーチの設定、アイコンの設定、ファームウェアの確認などを瞬時に行えるので非常に便利です。

ホーム画面

ホーム画面には7つの項目がありました。このうち、ゲームにアクセスできるのは、1.ゲームルームと2.RAゲーム(レトロアーチ)です。

1.ゲームルーム

2.RAゲーム

3.お気に入り

4.履歴

5.検索

6.アプリセンター

7.設定

収録されているゲームは多数ありますが、5.検索で見つけたり、4.履歴(過去にプレイしたゲーム)で見つけたり、3.お気に入り(一度プレイしたゲームを登録できる)で見つけたりできるので、すぐに目当てのゲームにアクセスできます。

6.アプリセンターには、音楽、ビデオ、電子書籍、ファイルマネージャー、Expert(接続デバイスの確認など)がありました。

7.設定は本体上部のMボタンを押したときと同じものが表示されます。

エミュレーターを確認

ホーム画面でゲームルーム、もしくはRAゲーム(レトロアーチ)を選択すると、対応エミュレーターがずらりと表示されます。

ゲームルーム

ANBERNIC RG28XX ゲームルーム

ゲームルームで表示されるエミュレーターは20種類です。

PS1,Vertical Arcade,CPS1,CPS2,CPS3,NEOGEO,FBneo,MAME,GBA,NES

SENES,SMS,MD,SEGA32X,GBC,GB,PCE,NGPC,GG,WSC

RAゲーム(レトロアーチ)

ANBERNIC RG28XX レトロアーチ

RAゲーム(レトロアーチ)で表示されるエミュレーターは35種類です。ゲームルームで表示されるエミュレーターとかぶっているものも多数あります。

PSP,OPENBOR,DC,PS,CPS1,CPS1,CPS2,CPS3,NEOGEO,FBneo,H.Brew

MAME,VARCADE,PICO,POKE,Atari2600,VB,GW,GBA,FC,SFC,MD,MD-cd

SEGA32X,SMS,GG,GBC,GB,PCE,PCE-cd,NGPC,WSWAN,MSX,ATOMISWAVE,NAOMI

※(PORTS)いくつかのゲームが入っている,(APP)設定項目

ディスプレイの見え方

ANBERNIC RG28XX ディスプレイ

画面サイズは2.83インチと非常に小さいですが、ゲームのプレイ中はその小ささがあまり気になりません。

映像の発色が非常によく、コントラストも高いため、思わず画面にのめり込んでしまいます。

解像度は640 x 480 pxで中華ゲーム機にしては高い方です。IPSパネルなので視野角が非常に広く、本体を斜めに傾けても見やすく表示できるため、プレイに集中できます。

PSPやドリームキャストなど、レトロゲームの中ではグラフィック性が高いゲームも、高精細な映像できちんと再生できています。

設定でバックライトの明るさを5段階で調整することもでき、周囲の明るさやプレイする場所、時間に合わせて細かく調整できます。

バッテリーは長持ちするか?

ANBERNIC RG28XX プレイ

購入時に起動させたところ、バッテリーは充電された状態でした。バッテリー容量は3100mAhです。試しにPSPやドリームキャスト、PCエンジンのゲームを連続して10ほどプレイしたところ、バッテリー残量が20%近く減りました。

比較的 負荷の高いゲームをプレイしてもすぐにバッテリー切れになることはなく、かなり長い時間プレイできそうな感じです。

充電は本体上部のType-Cポートを利用する方式で、一般的なスマホやタブレットと同じです。試しに少し充電してみたところ、充電スピードはあまり早くはありませんでした。バッテリー残量ゼロの状態からフル充電にはかなりの時間がかかりそうです。

スピーカーの音質

スピーカーは本体の右下の方に1つ配置されています。シングルスピーカーですが、音量が大きく、まずまず合格レベルの音質です。

ただし、音質は決して良いといえるレベルはありません。若干、音割れするときがあり、あくまで「小さいながらも、なんとか良い音を出そうとがんばっている」といった感じです。

ちなみに、スピーカーは4つの細長い溝から音を出しているのですが、良くみると、その溝の真下からではなく、真横から音が出るようになっています。

細長い4つの溝はそれぞれ右斜め上になるように配置されているため、音も真正面ではなく、右斜め上に出ていく仕組みになっています。

その効果はよく分かりませんが、音量は大きく、たしかにプレイするのに十分なクオリティの音質であるといえます。

収録ゲーム タイトル

ANBERNIC RG28XX」にはPSPやドリームキャストのゲームが収録されています。ただし、数は多くはありません。

内蔵のTFカードの容量にもよりますが、大量に入っているわけではないので、購入前に知っておいた方がいいです。

ドリームキャスト

ANBERNIC RG28XX」に収録されているドリームキャストの収録(内蔵)ゲームタイトルは以下の通りです。

Cosmic Smash、Crazy Taxi、Gauntlet Legends、House of the Dead 2. The、Ikaruga、Mavel vs.Capcom 2、

Power Stone、Power Stone 2、Silent Scoope、SoulCalibur、Virtua tennis Sega Professional

PSP

ANBERNIC RG28XX」に収録されているPSPの収録(内蔵)ゲームタイトルは以下の通りです。

Bloons、Bombarman、Castlevania X、Innocent Lite、Mega Man-Maverick Hunter X

Metal Slug XX、Pac-Man Championship Edition、Parasite Evothe 3rd Birthday

Pro Evolution Soccer 2011、Street Fighter Apha 3 Max、tekken 5

PCエンジン

Youtube動画で公開しています。

PS1

Youtube動画で公開しています。

他のゲーム機のゲームタイトルは随時 YouTubeの「Burari Akiba」(秋葉原ぶらりのサブチャンネル)で公開していきます。上のゲームタイトル以外のプレイ動画を観たい人はぜひチェックしてみてください。

Burari Akiba – YouTube

ゲームのプレイ映像

ドリームキャスト

ドリームキャストのゲームは斑鳩 IKARUGA、マーベル vs.カプコン 2、ソウルキャリバーをプレイしてみました。

いずれも遅延なくスムーズにプレイできました。ドリームキャストはPS1などと比べてグラフィックがキレイでプレイが快適です。

DC版 斑鳩 IKARUGAは初めてプレイしましたが、Xbox 360版と変わらず、移植の完成度の高さに驚きました。

<DC版 斑鳩 IKARUGAのプレイ動画>

画面は小さいですが、敵の攻撃も良く見え、プレイしやすかったです。全く問題ありません。

PSP

PSPゲームは、「メタルスラッグ XX」、「ストリートファイター アルファ 3 マックス」、「鉄拳 5」をプレイしてみました。

「メタルスラッグ XX」は遅延など全くなく、ごく普通にプレイできました。画面が小さいから見づらいということはなく、プレイしやすい感じです。

ANBERNIC RG28XX」はアクションゲームとの相性がなかなかいいのではないかと感じました。

「ストリートファイター アルファ 3 マックス」も遅延なく、快適にプレイできますが、操作が難しかったです。

敵もメチャクチャ強く、すぐに端に追い込まれてボコボコにやられました。自分はストリートファイター系は得意な方ですが、これはかなり難しいです。

波動拳や竜巻旋風脚などの技は出せるのですが、タイミング良く出すのが難しく、手こずりました。

ANBERNIC RG28XX」は十字キーのサイズが小さいため、格闘ゲームなどの微妙な操作は少し難しいと感じました。

< PSP版 鉄拳5のプレイ動画>

鉄拳 5は、少し遅延がありました。画面が一瞬止まるので、「アレ?」と思いますが、すぐにまた再生される感じです。

プレイ中の遅延が少しありますが、全体的にはあまり影響がなく、ゲームは問題なく楽しめています。

ANBERNIC RG28XX」は鉄拳 5のような負荷の高いゲームではやはり遅延が少し起こると思いました。

PCエンジン

PCエンジンはダライアス アルファ、ダライアス プラスを少しプレイしてみました。難しすぎて長時間プレイできませんでしたが、動作は非常に快適でした。

PCエンジンのゲームはそれほど重くないので、遅延などは全くなさそうでs。

<PCE版 ダライアス アルファ、ダライアス プラスのプレイ動画>

※ゲームプレイの様子は随時、YouTubeの「Burari Akiba」(秋葉原ぶらりのサブチャンネル)で公開していきます。上のゲーム以外のプレイ動画を観たい人はぜひチェックしてみてください。

Burari Akiba – YouTube

感想

超小型サイズのゲーム機は初めて使いましたが、想像以上に良かったです。

まず、「ANBERNIC RG28XX」の画面の発色がすばらしく、ゲームの映像がキレイに見えることが気に入りました。

最近の中華ゲーム機は液晶パネルが進化しているようで、従来モデルよりも見やすい印象です。

また、画面の小ささはさほど気にならず、むしろプレイに集中できるように思いました。

今まで4~5インチほどのゲーム機も使っていましたが、2.83インチでも見づらくなるわけではなかったです。

シューティングやアクションなら問題なく遊べるように思いました。

ただし、超小型サイズであるがゆえに、微妙な操作はやはり難しく感じます。

特に格闘ゲームにおいては操作にある程度慣れが必要になるのではないかと思います。

しかし、それにも関わらず、PSPやドリームキャストのゲームを超小型サイズでプレイできるというは、やはり大きな魅力です。

従来モデルではできなかったことが可能になったことで、エミュレーターゲーム機の楽しみ方がぐんと広がったように思います。

まだ超小型サイズのゲーム機を使ったことのない人はぜひ一度使ってみてください。

そのあまりの小ささと高性能さに、きっと新しいレトロゲーム機の魅力を感じるはずです。

「ANBERNIC RG28XX」の価格・販売先

Amazonで9999円、

AliExpressで9,365円、

ANBERNIC 公式ストアで7,599円、

米国 Amazon.comで$69.99 (10% OFFクーポン付き)、

で販売されています。

※ANBERNIC公式サイトでの支払い方法はPayPal/クレジットカード/デビットカード/コンビニ、銀行振り込みです。

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