2022年2月3日、待望のGPSスマートウォッチ「Garmin Venu 2 Plus」が発売されました。先進の機能性と洗練されたデザインで人気を博すVenuシリーズの最新モデルとして、さらなる進化を遂げています。
Garmin Venu 2 Plusの魅力
最大の魅力は、Garminスマートウォッチとして初めて搭載された通話機能でしょう 。スマートフォンを取り出すことなく、手首のウォッチで直接電話の発信や応答が可能になり、日常のコミュニケーションがより一層スマートになりました 。加えて、鮮明なAMOLED(有機EL)ディスプレイは屋内外を問わず優れた視認性を誇り 、通知やデータが格段に見やすくなっています。
さらに、Suica対応のキャッシュレス決済機能は、日々の移動や買い物をスムーズにし 、私たちの生活をより快適なものへと導きます。もちろん、Garminならではの豊富なヘルスモニタリング機能も健在。血中酸素トラッキングや心拍数、ストレスレベル、睡眠スコア、さらには独自の指標であるBody Batteryやフィットネス年齢の計測など、詳細なデータに基づいて健康管理を徹底的にサポートします 。
また、ランニングやサイクリング、ゴルフといった定番スポーツから、HIITやインドアクライミングまで25種類以上のアクティビティに対応している点も、アクティブなユーザーには見逃せないポイントです 。
この記事でGarmin Venu 2 Plusを徹底解剖!
この記事では、そんなGarmin Venu 2 Plusの性能や多彩な機能を、ユーザーの視点から徹底的に深掘りしてご紹介します。特に、前モデルである「Garmin Venu 2」からどのような点が進化し、何が変わったのか、その違いを具体的に明らかにしていきます。
【この記事で分かること】
- Garmin Venu 2 Plusの主要な機能とスペックの詳細
- 前モデル「Venu 2」からの具体的な進化点と比較
- 日常シーンやアクティビティにおける便利な使い方と活用法
- ヘルスモニタリング機能の詳細と健康管理への活かし方
- メリットだけでなく、購入前に知っておきたいデメリットや注意点
- どのようなユーザーに「Garmin Venu 2 Plus」が最適なのか
この記事を読むことで「Garmin Venu 2 Plus」を購入するべきかどうかが、きっとはっきりと見えてくるはずです。スマートウォッチ選びで悩んでいる方、Venu 2 Plusの魅力をもっと深く知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
通話も音楽も健康もこの一本で。Garmin Venu 2 Plusでアクティブな毎日を
Garmin Venu 2 Plusは、日常のあらゆるシーンでサポートし、健康とウェルネスを次のレベルへと導くスマートウォッチです。洗練されたデザインの中に、コミュニケーション、ヘルスケア、エンターテイメント、そして便利な決済機能を凝縮。アクティブなあなたに、かつてない自由と快適さをもたらします。
スマートライフを加速する、手首からのコミュニケーション革命
鮮やかで見やすい1.3インチAMOLED(有機EL)ディスプレイ(解像度416×416ピクセル)は、屋内外を問わず優れた視認性を実現。タッチ操作も直感的です。
最大の注目点は、Garmin初となる通話機能。互換性のあるスマートフォンとペアリングすることで、ウォッチに搭載されたスピーカーとマイクを使い、手首から直接電話の発信や応答が可能になりました。手が離せない時でも、大切な連絡を逃さず、よりスムーズなコミュニケーションを実現します。
さらに、スマートフォンの音声アシスタント(Siri、Googleアシスタント、Bixbyに対応)も手首から起動可能。テキストメッセージへの音声返信はもちろん、互換性のあるスマートホームデバイスの操作も声で行えるようになり、あなたのスマートライフをより一層便利なものへと進化させます。
健康とフィットネスを、かつてないレベルで可視化しサポート
Garminが誇る先進のヘルスモニタリング機能が、あなたの健康状態を24時間365日見守ります。
心拍数、呼吸数、歩数、消費カロリーといった基本的なトラッキングに加え、体のエネルギー残量を数値化する独自の指標「Body Battery」、ストレスレベル、睡眠の質を0~100の数値で示す「睡眠スコア」、そして実年齢とは異なる身体のコンディションを示す「フィットネス年齢」など、ガーミンならではの高度な指標で健康管理を徹底サポート。血中酸素トラッキング機能※2も搭載し、ウェルネスライフの質の向上やフィットネスパフォーマンスの最適化に役立ちます。
新機能「ヘルススナップショット」では、わずか2分間のセッションで心拍数、血中酸素レベル、呼吸数、ストレスレベルといった主要な健康指標を記録。Garmin Connectアプリと連携すれば、いつでも自身の体の状態を客観的に把握できます。
フィットネス機能も充実。ランニング、サイクリング、スイミング、ゴルフといった定番スポーツに加え、注目のHIIT(高強度インターバルトレーニング)やインドアクライミングなど、25種類以上のアクティビティに対応。
さらに、筋力トレーニング時には、鍛えた筋肉の部位をグラフィックで分かりやすく表示する機能も搭載し、トレーニングの「見える化」でモチベーションアップを力強く後押しします。ウォッチフェイスに表示される動画ワークアウト(筋トレ、カーディオ、ヨガ、ピラティス)を見ながら、正しいフォームでエクササイズに取り組むことも可能です。
毎日を便利に、もっと楽しく。充実のスマート機能
『Venu 2 Plus』は、あなたの日常をより豊かに、そしてアクティブにする多彩な機能を備えています。
- Suica対応Garmin Pay: 電車も買い物も、手首をかざすだけでスピーディーに決済完了。バッテリー残量が少ない場合でもSuicaが利用できるNFCモードも搭載し、iOS/Androidどちらのスマートフォンでも利用可能です。※1
- 音楽再生機能: Spotify®、Amazon Music、LINE Musicなどのストリーミングサービスに対応。さらに、最大650曲の音楽をウォッチ本体に保存でき、スマートフォンなしで音楽を楽しめます。
- 通知機能: メール、SNS、ニュース、カレンダーなど、大切な情報を手元で確認できます。※スマートフォンとのペアリングが必要です。
- 安全・追跡機能: 屋外でのアクティビティ中に万が一の事故が発生した場合、自動的に事故を検出し、あらかじめ登録した緊急連絡先に現在地情報を送信。手動での援助要請も可能です。※スマートフォンとのペアリングが必要です。
デザインとパフォーマンス、妥協なき融合
機能性だけでなく、デザインにも妥協はありません。ステンレススチールのベゼルが洗練された印象を与え、カラーは「Black/Slate」「Powder Gray/Passivated」「Ivory/Cream Gold」の3色展開。ビジネスシーンからアクティブな週末まで、どんなファッションにもマッチします。
Garminの強みであるバッテリー性能も健在。スマートウォッチモードで約9日間、GPSモードで約24時間、GPSと音楽再生を同時に使用しても約8時間という長時間稼働を実現。急速充電にも対応し、忙しい毎日でもバッテリー切れの心配を軽減します。
衛星測位はGPS/GLONASS/GALILEOに加え、日本の「みちびき(補完信号)」にも対応。より高精度な位置情報で、あなたのアクティビティを正確に記録します。
Garmin Venu 2 Plusは、忙しい現代人の日常に寄り添い、健康意識の高いあなたを力強くサポートするパートナーです。この一本で、よりアクティブで充実した毎日を手に入れませんか。
この製品の購入はこちら→ Amazonリンク
公式ページ Venu 2 Plus Black / Slate | Garmin | Japan | Home
Garmin Venu 2 Plus でできること:毎日を、もっとアクティブに、もっとスマートに。
「Garmin Venu 2 Plus」は、あなたの健康状態を深く理解し、フィットネスの目標達成をサポートし、そして日々の生活をより便利にするための多彩な機能を搭載したGPSスマートウォッチです。具体的にどのようなことができるのか、詳しく見ていきましょう。
1. 体を隅々まで理解し、健康を徹底サポート 【ヘルスケア計測】
Venu 2 Plusは、まるであなたの専属ヘルスアドバイザー。先進のセンサーが24時間体制であなたの体をモニタリングし、健康維持と向上に役立つ詳細なデータを提供します。
常時モニタリングで日々のコンディションを把握:
- 血中酸素飽和度(SpO2): 睡眠中や高地での活動時など、体の酸素レベルを把握。
- 心拍数: リアルタイムの心拍数に加え、安静時心拍数や異常心拍アラートも。
- 呼吸数: 1分間の呼吸数を計測し、体の状態を把握。
- ストレスレベル: ストレスレベルを数値化し、リラックスを促す呼吸法も提案。
- Body Battery™: 体のエネルギー残量を独自の指標で可視化。活動と休息のバランスを最適化。
- 水分補給トラッキング: 水分摂取量を記録し、適切な水分補給をサポート。
- 生理周期トラッキング: 生理周期や妊娠の経過を記録・管理(女性ユーザー向け)。
質の高い睡眠へと導く詳細な分析:
- 睡眠モニタリング: 浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠の各ステージや睡眠中の呼吸数、血中酸素レベルを記録。
- 睡眠スコア: 睡眠の質を0から100のスコアで評価し、改善のためのアドバイスも提供。
- 総合的な健康状態をひと目でチェック:
- ヘルススナップショット™: わずか2分間のセッションで心拍数、心拍変動、呼吸数、ストレスレベル、血中酸素レベルといった主要な健康指標を記録し、レポート表示。健康状態を客観的に把握できます。
- フィットネス年齢: 実年齢と比較した体の健康年齢を推定。
- ライフログ: 歩数、消費カロリー、上昇階数、週間運動量など、日々の活動量を自動で記録。
- 環境情報も把握:
- 気圧・高度・温度: 内蔵センサーにより、現在の環境情報を把握可能。
2. 多彩なアクティビティを正確に記録し、パフォーマンス向上を支援 【フィットネス計測】
ランニングからゴルフ、話題のHIITまで、Venu 2 Plusはあなたのあらゆる挑戦をサポートします。
25種類以上のスポーツアプリを内蔵:
ランニング、ウォーキング、サイクリング、スイミング(プール)、ゴルフ、筋力トレーニング、カーディオ、Xトレーナー、ステッパー、フロアクライム、ヨガ、ピラティス、HIIT(高強度インターバルトレーニング): AMRAP、EMOM、Tabataなどのタイマーにも対応。
インドアクライミング、ボルダリング、スキー、スノーボード、SUP、ローイングなど、多彩なアクティビティの消費カロリーや運動時間、距離(GPS使用時)などを正確に計測。
パフォーマンス向上をサポートする詳細データ:
- GPSによる高精度トラッキング: 移動距離、速度、ペースなどを正確に記録。
- VO2Max(最大酸素摂取量): 有酸素運動能力の指標となるVO2Maxを推定し、フィットネスレベルを把握。
トレーニング効果を最大化する機能:
- 筋力トレーニング(筋肉マップ表示): トレーニング中に鍛えた主要な筋肉群をグラフィックで分かりやすく表示。バランスの取れたトレーニングをサポートします。
- 動画ワークアウト: ウォッチの画面に表示されるアニメーションで、正しいフォームを確認しながらワークアウトを実行可能(筋トレ、カーディオ、ヨガ、ピラティスなどプリロード済み)。
Garmin Coach: あなたの目標に合わせてパーソナライズされた無料のトレーニングプランを提案。まるで専属コーチがいるかのように、ランニングのパフォーマンス向上をサポートします。 - Moveバー: 長時間座りっぱなしの状態が続くと、運動を促すアラートでお知らせ。
充実のゴルフ機能:
世界中のゴルフコースに対応し、ハザード情報やグリーンまでの距離などを表示。スコア記録も可能です。
3. 日常をよりスマートに、より便利にする多彩な機能 【スマート機能】
Venu 2 Plusは、毎日をより快適で便利なものにするスマート機能も満載です。
手首から広がるコミュニケーション:
- 通話機能(ウォッチで直接発信・応答): スマートフォンを取り出すことなく、ウォッチ上でスピーカーとマイクを使ってクリアに通話できます。
- 音声アシスタント対応(Siri、Googleアシスタント、Bixby): ウォッチから音声アシスタントを起動し、テキストメッセージの送信、スマートホームデバイスの操作、情報検索などが可能です。
- 通知機能: 電話の着信、メール、SMS、LINEやSNSの通知などを手元で確認。内容のプレビューも可能です。
毎日を快適にする便利な機能:
- Garmin Pay(Suica対応): Suicaを使って、電車やバスの利用、対応店舗でのキャッシュレス決済を手首ひとつで完結。
- 音楽再生機能: Amazon Music、LINE Music、Spotify®などの対応ストリーミングサービスからプレイリストを同期したり、最大650曲の音楽をウォッチ本体に保存して、スマートフォンなしで音楽を楽しめます。
- バッテリー節約モード: バッテリーの持続時間をさらに延ばしたい場合に便利なモードです。
Garmin Venu 2 Plusは、これら全ての機能をスタイリッシュなデザインに凝縮。あなたの健康意識を高め、アクティブなライフスタイルを力強くサポートし、日々の生活をより豊かに彩ります。
Garmin Venu 2 Plus 購入前に知っておきたいメリットと注意すべきデメリット
多機能スマートウォッチ「Garmin Venu 2 Plus」は、日々の健康管理からアクティビティ記録、便利なスマート機能まで幅広くカバーし、多くの魅力を持つ一方で、いくつかの注意点も存在します。ここでは、主なメリットとデメリットを他社製品と比較しながら詳しく見ていきましょう。
Garmin Venu 2 Plusの魅力的なメリット
鮮明で見やすい有機ELディスプレイ
Venu 2 Plus: 1.3インチ (33mm) 、解像度416×416ピクセルのAMOLED(有機EL)スクリーンを搭載。高解像度フルカラーで、通知やデータの視認性に優れています。
比較:
Amazfit GTR 3 Pro: 1.45インチ (480×480 px) AMOLED
HUAWEI WATCH GT 3 (42mm): 1.32インチ AMOLED
Galaxy Watch4 (1.4インチモデル): 1.4インチ (450×450 px) Super AMOLED
Venu 2 Plusはコンパクトながらも鮮明な表示を実現しています。
詳細なヘルスモニタリング(血中酸素飽和度・VO2Max対応)
Venu 2 Plus: 血中酸素飽和度(SpO2)の計測に対応し、体調の変化を把握しやすくします。また、運動能力の指標となるVO2Max(最大酸素摂取量)も計測でき、トレーニング効果の確認に役立ちます。
比較: Amazfit GTR 3 Pro、HUAWEI WATCH GT 3、Galaxy Watch4も血中酸素飽和度の計測に対応しています。Venu 2 Plusはこれらに加え、Garminならではの高度なフィットネス分析が魅力です。
多彩なスポーツアクティビティ計測
Venu 2 Plus: ランニング、サイクリング、水泳、ゴルフといった定番スポーツに加え、屋内クライミングやHIIT(高強度インターバルトレーニング)など、25種類以上のスポーツに対応。幅広いアクティビティを記録できます。
比較:
Amazfit GTR 3 Pro: 150種のスポーツモード
HUAWEI WATCH GT 3: 100種類以上のワークアウトモード
Galaxy Watch4: 90種類以上のエクササイズモード
対応数では他機種に劣るものの、Garminは各アクティビティにおける計測データの質と専門性で強みがあります。
スマートフォンなしでも楽しめる音楽機能(最大650曲保存)
Venu 2 Plus: Spotify、Amazon Music、LINE MUSICなどの音楽配信サービスからプレイリストを同期し、最大650曲をウォッチ本体に保存可能。スマートフォンなしで音楽を楽しめます。
比較:
Amazfit GTR 3 Pro: 約470曲保存可能
HUAWEI WATCH GT 3: 4GBストレージ搭載
Galaxy Watch4: 16GBストレージ搭載
Galaxy Watch4の保存容量が大きいですが、Venu 2 Plusも十分な楽曲数を持ち運べます。
日常使いに十分なバッテリー性能
Venu 2 Plus: スマートウォッチモードで約9日間、GPS+音楽モードで約8時間、GPSモードで約24時間のバッテリー駆動を実現。
比較:
Amazfit GTR 3 Pro: 最大12日間 (GPSモード最大35時間)
HUAWEI WATCH GT 3 (42mm): 約4~7日間
Galaxy Watch4 (44mm): 最大40時間
使い方によりますが、Venu 2 Plusは頻繁な充電の手間を軽減できるバッテリー持ちです。Amazfit GTR 3 Proの持続時間は特に優れています。
充実した通信機能と高精度GPS
Venu 2 Plus: Wi-Fi通信に対応し、スマートフォンが近くになくても通知の受信などが可能です(設定による)。Bluetoothもサポートし、GPS、GLONASS、GALILEO、みちびき(補完信号)といった複数の衛星測位システムに対応し、より正確な位置情報を提供します。
比較: 各モデルともWi-Fi、Bluetooth、複数の衛星測位システムに対応しており、Venu 2 Plusも高い接続性と測位精度を備えています。
Suica対応でキャッシュレス決済が便利
Venu 2 Plus: Garmin Payによる非接触型決済に対応し、日本のユーザーには欠かせないSuicaも利用可能。日常の移動や買い物がスムーズになります。
比較:
Amazfit GTR 3 Pro, HUAWEI WATCH GT 3: NFC決済に非対応(日本市場モデル)。
Galaxy Watch4: NFC、Google Payに対応。
Suica対応はVenu 2 Plusの大きなアドバンテージです。
安心の5気圧防水
Venu 2 Plus: 5気圧防水に対応し、水泳中のトラッキングやシャワー時の装着も可能です。
比較: Amazfit GTR 3 Pro、HUAWEI WATCH GT 3も5気圧防水。Galaxy Watch4は5気圧防水に加えIP68の防水防塵性能も備えています。
手首での通話機能搭載
Venu 2 Plus: スピーカーとマイクを内蔵し、ウォッチ上でスマートフォンの通話を発信・応答できます。
比較: Amazfit GTR 3 Pro、HUAWEI WATCH GT 3、Galaxy Watch4も通話機能に対応しています。Venu 2 Plusもこの便利な機能を備えています。
幅広い音声アシスタントに対応
Venu 2 Plus: Siri、Googleアシスタント、Bixbyといった主要なスマートフォンの音声アシスタントを利用可能です。
比較:
Amazfit GTR 3 Pro: Amazon Alexaに対応。
HUAWEI WATCH GT 3(日本版): 音声アシスタント非対応(中国語版は対応)。
Galaxy Watch4: Googleアシスタントに対応。
複数のアシスタントに対応している点はVenu 2 Plusの利便性を高めています。
購入前に知っておきたいGarmin Venu 2 Plusのデメリット・注意点
操作性の制約:回転式クラウン/ベゼルの非搭載
Venu 2 Plus: 操作は主にタッチスクリーンと物理ボタンで行います。直感的な操作が可能な回転式クラウンや回転ベゼルは搭載されていません。
比較と影響:
Amazfit GTR 3 Pro、HUAWEI WATCH GT 3は回転式クラウンを、Galaxy Watch4は回転ベゼル(一部モデル)を搭載しており、これらと比較すると、メニューのスクロールや項目の選択などで素早い操作や細やかな調整がしにくいと感じる場合があります。特に手袋をしている際などは、タッチ操作の精度が落ちる可能性も考慮が必要です。
ナビゲーション機能の限定:ルートバック機能(来た道を戻る機能)の非搭載
Venu 2 Plus: ランニングやハイキング中に道に迷った際、出発点や来た道を辿って戻るための「ルートバック機能」は搭載されていません。
比較と影響:
HUAWEI WATCH GT 3はこのルートバック機能を搭載しています。
Amazfit GTR 3 ProとGalaxy Watch4もVenu 2 Plus同様に非搭載です。
特に馴染みのない場所でのアウトドアアクティビティや、本格的なナビゲーション機能を重視するユーザーにとっては、この機能がない点は安心感の面でデメリットとなる可能性があります。
他機種と比較した場合の注意点(メリットの裏返しとも言える点)
- スポーツモード数: Amazfit GTR 3 Pro(150種)などと比較すると、Venu 2 Plusの25種類以上というのは少ないと感じるかもしれません。ただし、Garminは各モードの計測精度や専門性を重視しています。
- 音楽保存容量: Galaxy Watch4(16GB)と比較すると、Venu 2 Plusの最大650曲(約3-4GB相当)は少なく感じられます。多くの音楽を持ち歩きたいユーザーは注意が必要です。
- バッテリー持続時間: Amazfit GTR 3 Pro(最大12日間)など、より長時間駆動を謳うモデルも存在します。Venu 2 Plusも約9日間と十分ですが、使い方や求める持続時間によっては他の選択肢も視野に入るでしょう。
まとめ
Garmin Venu 2 Plusは、鮮やかなディスプレイ、Suica対応、詳細なヘルスモニタリング、そしてGarminならではの信頼性の高いフィットネス機能など、多くのメリットを持つバランスの取れたスマートウォッチです。一方で、操作性や一部のナビゲーション機能、他社製品とのスペック比較で劣る点も存在します。
ご自身の重視するポイント(決済機能、特定のスポーツ計測、操作感、バッテリーなど)とこれらのメリット・デメリットを照らし合わせ、最適な一台を選ぶことが重要です。
Garmin Venu 2 Plusのスペック(仕様)
- ディスプレイ 1.3インチ (33mm)、解像度416×416 pxのAMOLEDスクリーン
※タッチ対応/カラー表示/Corning Gorilla ガラス3 - ベゼル ステンレススチール
- プロセッサ 不明
- 内蔵メモリ/履歴 200時間のアクティビティデータ
- ストレージ 最大650曲を保存
- バッテリー駆動時間 スマートウォッチモードで約9日間、GPS+音楽モードで約8時間、GPSモードで約24時間
- 充電 急速充電
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi、Bluetooth(R)
- 衛星測位 GPS/GLONASS/GALILEO/みちびき(補完信号)
- インターフェース 充電端子、ボタン(※右側面に音声アシスタントボタンあり)
- センサー 光学式心拍計、血中酸素トラッキング、コンパス、
ジャイロセンサー、加速度計、温度計、気圧高度計など - 防水 5ATM(50m防水) ※水泳で利用可
- スピーカー&マイク あり
- 音声アシスタント Siri、Googleアシスタント、Bixbyに対応
- バンド シリコン素材、クイックリリースバンド互換性あり(20 mm業界標準)
- OS 独自OS
- サイズ 43.6 x 43.6 x 12.6 mm
- 重量 51.0 g
- カラー 「Black/Slate」「Powder Gray/Passivated」「Ivory/Cream Gold」の3色
Garmin Venu 2 Plus 実力徹底評価:星で見る魅力と購入前に押さえるべきポイント
多機能GPSスマートウォッチとして注目される「Garmin Venu 2 Plus」。その実力を項目別に評価し、具体的なコメントと共に詳しく解説します。購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
各項目別評価とコメント
スペック:★★★★☆ (星4つ)
高解像度の1.3インチAMOLED(有機EL)ディスプレイは色彩豊かで視認性に優れており、日差しの下でも情報をしっかり確認できます。プロセッサー性能やメモリ容量は日常的な使用やフィットネス機能の動作において十分なレベルを維持しており、スムーズな操作感を提供します。
ただし、一部の最新フラッグシップスマートウォッチと比較すると、極めて高い処理能力を要求するような特殊な用途では差を感じる可能性も否定できません。とはいえ、多機能性とバッテリー持続時間のバランスを考慮すると、非常によくまとまったスペックと言えるでしょう。
通信:★★★★☆ (星4つ)
Wi-Fi、Bluetooth接続に加え、GPS、GLONASS、GALILEO、そして日本の「みちびき(補完信号)」にも対応するマルチGNSSを搭載しています。これにより、スマートフォンとの安定した連携はもちろん、屋外でのアクティビティにおける位置情報の精度も非常に高いレベルにあります。
一方で、単体でのLTE通信が可能なセルラーモデルのラインナップはありません。スマートフォンが手元にない状況でも常にオンライン接続を求めるユーザーにとっては、この点が少し物足りなく感じるかもしれません。しかし、スマートフォン連携を前提とする一般的な使い方では十分な通信機能です。
機能:★★★★★ (星5つ)
Garminスマートウォッチとして初めて通話機能を搭載し、ウォッチ上で直接電話の発着信が可能になった点は大きな進化です。Suicaによるキャッシュレス決済、血中酸素トラッキング、心拍数、睡眠スコア、ストレスレベル、VO2Max、Body Batteryといった高度なヘルスモニタリングも網羅。
さらに、25種類以上のスポーツアプリ、音楽再生機能(Spotify、Amazon Music、LINE Music対応、本体に最大650曲保存可能)、そして健康状態を一覧できる「ヘルススナップショット」など、日常生活から本格的なフィットネスまで、あらゆるシーンでユーザーをサポートする機能が満載です。文句なしの星5つと言えるでしょう。
デザイン:★★★★☆ (星4つ)
ステンレススチールのベゼルを採用し、スポーティーでありながらも洗練されたデザインは、ビジネスシーンからカジュアル、アクティブな場面まで幅広く対応します。3色のカラーバリエーション(Black/Slate, Powder Gray/Passivated, Ivory/Cream Gold)も用意されており、自分のスタイルに合わせて選べるのも魅力です。
一方で、デザインの好みは個人差が大きく、よりラグジュアリーな質感を求めるユーザーや、個性的なデザインを好むユーザーには、やや標準的と感じられるかもしれません。とはいえ、多くの人に受け入れられやすい、バランスの取れたデザインと言えます。
使いやすさ:★★★★★ (星5つ)
鮮明なAMOLEDディスプレイによるタッチ操作は直感的でレスポンスも良好です。Garmin Connectアプリとの連携もスムーズで、記録したデータの確認や各種設定が容易に行えます。Suicaや通話機能といった日常的に利用頻度の高い機能が、手首のウォッチで完結するのは非常に便利です。
また、スマートフォンの音声アシスタント(Siri、Googleアシスタント、Bixby)をウォッチから起動できる点も、使い勝手を向上させています。複雑な操作を必要とせず、誰でもすぐに馴染めるユーザーフレンドリーな設計は高く評価できます。
価格:★★★☆☆ (星3つ)
発売時の価格が49,800円~(税込54,780円)というのは、搭載されている機能の豊富さや品質を考慮すれば納得できる範囲ではあります。特にGarminならではの高度なフィットネス・ヘルスケア機能や、Suica・通話機能の利便性を考えると、その価値は十分にあると言えるでしょう。
しかし、スマートウォッチ市場全体で見ると、より安価な選択肢も多数存在します。全ての機能を使いこなさないユーザーにとっては、やや高価に感じるかもしれません。自身の求める機能と予算を照らし合わせて慎重に検討する必要があるため、星3つとしました。
総評:★★★★☆ (星4.5)
総合評価と詳細レビュー
Garmin Venu 2 Plusは、前モデル「Garmin VENU 2」(2021年6月発売)から着実な進化を遂げた、非常に完成度の高いGPSスマートウォッチです。多くのユーザーにとって満足のいく一台となるでしょう。
Venu 2からの進化と注目の通話機能
ディスプレイサイズは前モデルの45mmケースから、よりコンパクトな43.6mmケース(ディスプレイ自体は1.3インチで共通)となり、手首への収まりが良くなりました。最大の進化点は、Garminスマートウォッチとして初めて搭載された通話機能です。ウォッチ上に表示されるダイヤラー(番号表示)から直接発信したり、かかってきた電話に応答したりすることが可能です。
スマートフォンをバッグやポケットから取り出す手間なく通話できるため、特に移動中や作業中など、手が離せない状況が多いビジネスパーソンやアクティブなユーザーにとって、この機能は大きなメリットとなるでしょう。
充実のヘルスケアとフィットネス機能
健康管理機能はGarminの得意分野であり、Venu 2 Plusもその期待に応える充実ぶりです。血中酸素トラッキング、心拍数モニタリング、ストレスレベル計測、睡眠スコア分析はもちろんのこと、運動能力の指標となるVO2Max(最大酸素摂取量)や、体のエネルギー残量を可視化するBody Batteryといった独自の指標も搭載しています。
特に「ヘルススナップショット」機能は、わずか2分間の計測で心拍数、血中酸素レベル、呼吸数、ストレスレベルなどの主要な健康データを記録・表示できるため、日々の体調管理を手軽に行いたいユーザーにとって非常に便利です。
日常生活を豊かにする多彩なスマート機能
Suica対応のGarmin Payによるキャッシュレス決済は、日々の通勤や買い物シーンでの利便性を格段に向上させます。また、SpotifyやAmazon Musicなどのストリーミングサービスに対応した音楽再生機能や、Wi-Fi通信によるスマートフォンなしでの通知確認(一部)も可能です。
さらに、ウォッチ上でアニメーションを見ながらエクササイズができる動画ワークアウト機能も搭載しており、自宅でのトレーニングをサポートします。これらの機能は、日常生活をよりスマートで豊かなものにしてくれるでしょう。
価格と購入を検討すべきユーザー層
前述の通り、価格は約5万円からと、決して安価ではありません。すでに「Garmin VENU 2」を所有しており、通話機能に強いこだわりがなければ、急いで買い替える必要性は低いかもしれません。しかし、数世代前のGarminウォッチを使用している方や、より多機能で便利なスマートウォッチへのステップアップを考えている方にとっては、Venu 2 Plusは非常に魅力的な選択肢です。
特に、Garminならではの高精度なフィットネス記録と健康管理機能に加え、通話やSuicaといった日常的な利便性を一台で完結させたいアクティブなビジネスパーソンや、健康意識の高いユーザーに強くおすすめします。
総括:多機能性と使いやすさを両立した、満足度の高い一台
Garmin Venu 2 Plusは、Garminが長年培ってきた技術とユーザーニーズを見事に融合させた、完成度の高いスマートウォッチです。細かな点で上位機種や専門機に及ばない部分はあるかもしれませんが、日常生活での利便性、健康管理、フィットネストラッキングを高次元でバランス良く実現しています。
これまでGarminウォッチの機能性や信頼性に満足してきたユーザーであれば、Venu 2 Plusの進化と使いやすさに、きっと新たな満足感を得られるはずです。総合的に見て、非常におすすめできる一台と言えるでしょう。
[amazon]
Garmin Venu 2 Plusの価格・購入先
ECサイト
- Amazonで52,800円(税込)、
- 楽天市場で57,148円(税込・送料無料)、
- ヤフーショッピングで56,490円(税込・送料無料)、
- 米国Amazon.comで$449.99、
で販売されています。
Amazonで「Garmin Venu 2 Plus」をチェックする
楽天市場で「Garmin Venu 2 Plus」をチェックする
ヤフーショッピングで「Garmin Venu 2 Plus」をチェックする
米国 Amazon.comで「Garmin Venu 2 Plus」をチェックする
おすすめの類似製品の紹介
「Garmin Venu 2 Plus」に似た性能をもつスマートウォッチも販売されています。
Garmin Venu X1
Garminから発売された独自OS搭載のスマートウォッチです(2025年6月26日に発売)。
2インチのAMOLED タッチスクリーン、スマートウォッチモードで約8日間駆動できるバッテリー、GPSセンサー、第5世代光学式心拍計センサーを搭載しています。
また、フルカラーの地図機能、ゴルフ機能、LEDフラッシュライト機能、高度な分析機能(「トレーニングレディネス」、「持久力スコア」など)、100種類以上のスポーツアプリ、ヘルスケアモニタリング機能(皮膚温度・「睡眠コーチ」、「Body Battery」、「お昼寝検出」)、スマート機能(音声コマンド、音声操作、株価トラッカー、電卓、カレンダー、スマホ探索など)に対応。
通話機能、決済(Suica/Garmin Pay)、音楽再生(単体)、マルチGNSS、通知の受信(LINE対応)、天気予報、Connect IQアプリ、Bluetooth、Wi-Fi、ANT+、5気圧防水にも対応しています。
価格は、Garmin公式オンラインストアで129,800円 (税込)、です。
関連記事:Garmin Venu X1徹底レビュー!性能・機能をVenu 3と比較・評価
Garmin Venu 3
ガーミンから発売されたスポーツ・ヘルスケア用のスマートウォッチ(GPSウォッチ)です(2023年9月7日に日本で発売)。
直径1.4インチのAMOLEDスクリーンを搭載。最大14日間 駆動するバッテリー、スピーカー、マイク、GPSセンサー、第5世代光学式心拍計を搭載しています。
また、心電図(ECG)測定機能、Suica決済機能、Garmin Pay(非接触型決済)、スリープコーチ、車椅子モード、30種類以上のスポーツアプリ、モーニングレポート、動画ワークアウト、音声プロンプト、音楽再生機能(音楽保存)、「セーフティ トラッキング」(事故・転倒検出)機能に対応。
心拍数・血中酸素・睡眠(睡眠スコア)・ストレスレベルのモニタリング、Body Battery(ボディバッテリー)、5気圧防水、Wi-Fi、Bluetooth、GPS、ANT+にも対応しています。
価格は、Amazonで53,184円(税込)、楽天市場で55,222円(送料無料)、ヤフーショッピングで55,222円(送料無料)、AliExpressで73,247円、米国 Amazon.comで$426.66、です。
関連記事:Garmin Venu 3徹底レビュー!心電図・ランニング・Venu 2比較
他のGarminスマートウォッチと比較
他にもGarminスマートウォッチが販売されています。ぜひ比較してみてください。
ガーミンのスマートウォッチ 買うならどれ? 人気モデルを比較
その他のおすすめスマートウォッチは?
その他のおすすめスマートウォッチは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。
スマートウォッチに新モデル続々! 最新の全機種 ラインナップ まとめ
最新のスマートウォッチをまとめて紹介しています。
スポーツ&健康管理に使えるスマートバンド 最新 ラインナップ 機種 まとめ
最新のリストバンド(活動量計)をまとめて紹介しています。
アウトドアで使えるタフスマートウォッチをまとめて紹介しています。