
2023年5月に発売された「Lenovo Tab B10 3rd Gen」は、10.1型の大画面とフルHD超えの高精細ディスプレイを搭載しながら、手頃な価格を実現した注目のAndroidタブレットです。
このレビューでは、実際に本機を使用してみて感じた映像美や使用感、前モデル「Lenovo Tab M10 HD (2nd Gen)」からどこが進化したのか、そのパフォーマンスと実用性を徹底検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
Lenovo Tab B10 3rd Gen の長所(Pros):
- FHD+(1920×1200)の高精細IPSディスプレイで動画や文字が美しい
- アルミニウム合金を使用した高級感のある金属ボディ
- M10 (3rd Gen) と共通筐体のため、豊富な種類のカバーが選べる
- Dolby Atmos対応スピーカーによる立体的なサウンド
Lenovo Tab B10 3rd Gen の短所(Cons):
- ストレージが32GBしかなく、アプリをあまり入れられない
- 充電時間が約3.5時間と長く、急速充電に非対応
- Unisoc T610では『原神』などの重い3Dゲームは厳しい
総合評価:
Lenovo Tab B10 3rd Genは、高精細化された美しい画面とDolby Atmosサウンドにより、動画視聴や電子書籍リーダーとしては価格以上の体験を提供します。一方で、ストレージ容量や充電速度の制約から、ゲームやマルチタスクよりも「見る・読む」に特化したサブ機として輝く一台です。リビングで手軽にエンタメを楽しむための、コストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。
<この記事で分かること>
- メリット: 10.1型ディスプレイ、FHD+、IPSパネル、金属ボディ、Dolby Atmos、M10 違い(カバー互換性)
- デメリット: 内部ストレージ32GB、SDカード仕様、充電時間(10W)、ゲーム性能の限界
- ベンチマーク: Antutu V10スコア、Unisoc T610、Mali-G52 MP2
- ゲーム性能: 『原神』『PUBG MOBILE』『マイクラ』『ウマ娘』、実測フレームレート (FPS)
- 口コミ情報: 画面の色味、デザインの質感、バッテリー持ち、Wi-Fi感度、2nd Genとの比較、レビュー
- スペック: サイズ、重量、Android 12、顔認証、キッズスペース、詳細な仕様
- 評価:5段階評価、総評、最適なユーザー(サブ機)、購入前の注意点(割り切りポイント)
- 価格:購入先、Amazon、楽天市場、ヤフーショッピング、最安値、中古価格、在庫状況
この記事を最後まで読むことで、「Lenovo Tab B10 3rd Gen」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ: Lenovo Tab B10 3rd Gen | レノボ・ ジャパン
検証してわかった「Lenovo Tab B10 3rd Gen」の魅力(メリット)
ここでは、実際に「Lenovo Tab B10 3rd Gen」を使用して感じた具体的なメリットについて詳しく解説していきます。低価格帯のタブレットでありながら、エンターテインメント性能やビルドクオリティにおいて、価格以上の満足感を得られるデバイスでした。
鮮明な映像美と没入感のあるディスプレイ
まず手に取って画面を点灯させた瞬間、そのディスプレイの美しさに驚かされました。この価格帯のタブレットではHD画質(1280×800)にとどまる製品も多い中、本機は10.1型のワイドIPSパネルで、解像度はWUXGA(1920×1200)を採用しています。以前のモデルである「Lenovo Tab M10 HD (2nd Gen)」と比較しても画素密度が向上しており、YouTubeで高画質な動画を再生した際や、Kindleで電子書籍の小さな文字を読む際の精細感が段違いです。
具体的には、Netflixで映画を視聴した際、IPSパネル特有の広い視野角のおかげで、少し斜めから見ても色の変化が少なく、リラックスした姿勢で楽しむことができました。画面の明るさや発色も自然で、長時間眺めていても目が疲れにくい印象を受けます。動画視聴専用機としてだけでなく、電子コミックを見開きで楽しむ際にも、この高精細なディスプレイは大きなアドバンテージになると感じました。
所有欲を満たす上質なデザインと携帯性
外観のデザインに関しても、プラスチック感の強い安っぽさは微塵もありません。背面は「ストームグレー」のデュアルトーン仕上げが施されたアルミニウム合金製で、ひんやりとした金属の質感が手に馴染みます。このシックでモダンなルックスは、リビングに置いてあってもインテリアの邪魔をしません。
本体の厚さは約8.5mm、重量は約460gと非常にスリムかつ軽量に設計されています。片手で長時間保持するのは少し厳しいサイズですが、カバンに入れて持ち運ぶには苦にならない重さです。カフェで取り出してWebブラウジングをしたり、移動中の電車内でニュースアプリをチェックしたりする際にも、この携帯性の良さが光ります。剛性もしっかりしており、毎日持ち歩くパートナーとして頼もしい存在だと感じました。
立体感のあるサウンド体験
音質についても、ドルビー・アトモス(Dolby Atmos)に対応したデュアルスピーカーが搭載されており、期待以上のパフォーマンスを発揮してくれます。実際にIron Maidenの『Run to the Hills』を再生してスピーカーの性能を試してみましたが、ボーカルや楽器の音がクリアに聞こえ、タブレット単体でも十分に音楽を楽しめるレベルです。
もちろん、重低音の響きに関しては専用の外部スピーカーには及びませんが、動画コンテンツのセリフやBGMは非常に聞き取りやすく、臨場感があります。ドルビー・アトモスによる音響効果のおかげで、アクション映画などを見る際にも音の広がりを感じることができました。深夜に動画を見る際は、3.5mmヘッドホンジャックにお気に入りの有線イヤホンを接続して、高音質で没入できるのも嬉しいポイントです。
豊富な「カバー」の選択肢と使い勝手
タブレットを長く使う上で欠かせないのが保護ケースですが、本機は「Lenovo Tab M10 (3rd Gen)」と筐体が共通であるため、アクセサリー選びに困らないという隠れたメリットがあります。通常、販路が限定的なモデルは専用アクセサリーが少ないことが悩みになりがちですが、本機であれば純正の「フォリオケース」はもちろん、Amazonなどで販売されているM10 (3rd Gen)用の豊富なサードパーティ製カバーをそのまま流用可能です。
私は動画視聴の際にスタンド機能が欲しかったため、手帳型のカバーを装着して使用しています。これにより、テーブルに置いて食事をしながらYouTubeを見たり、ソファでくつろぎながら映画を楽しんだりといった使い方がさらに快適になりました。自分好みのデザインや機能を持ったカバーを選べる点は、愛着を持って使い続ける上で非常に重要なポイントだと言えます。
まとめ:メリット
- 高精細なディスプレイ: 10.1型IPSパネル(1920×1200)により、動画や電子書籍の文字が鮮明で美しく表示される。
- 前モデルからの進化: HD画質だった「2nd Gen」世代と比較して解像度が向上し、映像体験の質が大きく上がっている。
- 上質なビルドクオリティ: アルミニウム合金を使用したデュアルトーンの背面デザインは高級感があり、所有欲を満たしてくれる。
- 優れた携帯性: 約460g、薄さ8.5mmの軽量薄型ボディで、家の中での移動や外出先への持ち出しも苦にならない。
- ドルビー・アトモス対応: 立体感のあるサウンドにより、映画鑑賞や音楽再生(例:Iron Maidenなど)においてクリアな音質を楽しめる。
- 豊富なカバー: 筐体が共通の「M10 (3rd Gen)」用の純正ケースやサードパーティ製カバーが流用でき、選択肢が広い。
検証してわかった「Lenovo Tab B10 3rd Gen」の欠点(デメリット)
前述した通り、ディスプレイやデザインには価格以上の価値を感じましたが、コストダウンの影響が色濃く出ている部分も確実に存在します。実際にメイン機として使おうとすると、いくつかの「壁」に直面しました。ここでは、購入前に知っておくべき弱点を包み隠さずお伝えします。
窮屈なストレージ容量とSDカードの仕様
最もシビアに感じたのは、32GBという内部ストレージの少なさです。Android 12のシステム領域だけで数GBを消費してしまうため、実際にユーザーが自由に使える空き容量はかなり限られます。必要最低限のアプリを入れるだけですぐに一杯になってしまい、新しいアプリを試すたびに何かを削除しなければならないストレスがありました。
この機種にはmicroSDカードスロットが搭載されており、最大2TBまでのカードに対応しています。しかし、実際に使ってみて痛感したのは、このSDカードがあくまで「データ保存用」としての役割が強いという点です。写真や動画ファイルの保存先としては有用ですが、SDカードを内部ストレージの一部として統合し、そこにアプリをガンガンインストールするといった使い方は標準機能では難しく、システムメモリの拡張エリアとして使えない点は大きなデメリットだと感じました。
3Dゲームには不向きな基本性能
性能の要であるプロセッサ「Unisoc T610」と3GBのメモリは、動画視聴には十分ですが、ゲーム用途には力不足です。実際に『原神』のような重量級の3DアクションRPGをプレイしてみましたが、画質設定を最低まで落としてもカクつきが目立ち、快適なプレイは厳しいと感じました。また、負荷がかかると背面カメラ付近が熱を持つことも気になります。
『PUBG MOBILE』などのバトルロイヤルゲームでも、グラフィック設定を「スムーズ」などの低設定に落とす必要がありました。軽いパズルゲーム程度なら問題なく動きますが、最新のゲームタイトルを美しいグラフィックで楽しみたいという期待を持って購入すると、肩透かしを食らうことになります。あくまで「見る・読む」ことに特化したデバイスだと割り切る必要があります。
充電速度の遅さと待ち時間
バッテリー持ち自体は約9時間と悪くないのですが、充電速度の遅さには忍耐が必要でした。付属の充電器は10W出力で、急速充電には対応していません。バッテリー残量が少ない状態から満充電まで約3.5時間もかかってしまうため、スマホの急速充電に慣れていると非常に長く感じます。
例えば、朝起きて「充電し忘れていた!」と気づいても、出かけるまでの短時間では十分な量を回復できません。寝る前に必ずケーブルを挿す習慣をつけるか、バッテリー残量に余裕を持って運用する工夫が求められます。
まとめ:デメリット
- ストレージ不足: 32GBの内部ストレージはOSに圧迫され、アプリをインストールできる容量が非常に少ない。
- SDカードの制限: microSDカードスロットはあるが、アプリをインストールする内部ストレージの拡張としては使いにくい。
- ゲーム性能の限界: メモリ3GBとUnisoc T610では、『原神』などの重い3Dゲームはカクつき、快適にプレイできない。
- 充電が遅い: 急速充電非対応で、満充電までに約3.5時間かかり、急いでいる時に不便を感じる。
- マルチタスクの弱さ: メモリ容量が少ないため、複数のアプリを切り替えて使うと動作がもたつくことがある。
Antutuベンチマーク
本機が搭載しているプロセッサーは、エントリークラスのタブレットで採用実績の多い「Unisoc T610」です。これは12nmプロセスで製造された8コア(オクタコア)CPUで、グラフィック処理を行うGPUには「Mali-G52 MP2」を組み合わせています。高負荷な処理には向きませんが、動画視聴やWebブラウジングといった日常的な用途においては、必要十分なパフォーマンスを発揮します。
なお、海外市場や直販サイトで展開されているグローバルモデル「Lenovo Tab M10 (3rd Gen)」も、本機と全く同じ「Unisoc T610」プロセッサーを搭載しています。名称こそ異なりますが、処理性能などの基本的な中身は共通しており、兄弟機と言える関係です。
Antutuベンチマークは以下のようになっています。
[Antutu V10 バージョン]
Antutu V10 総合で「275000」、CPUで「93000」、GPUで「40000」、MEMで「82000」、UXで「60000」
ゲーム性能
Lenovo Tab B10 3rd Genが搭載するプロセッサ「Unisoc T610」は、動画視聴などの普段使いには適していますが、ゲーミング性能に関してはエントリークラスなりの限界があります。実際に5つの人気タイトルをプレイし、フレームレート(FPS)を計測しながらその挙動を検証しました。
原神
広大なオープンワールドと元素を駆使したバトルが魅力のアクションRPGですが、本機にはかなり荷が重いタイトルです。画質設定を限界まで下げた「最低」設定でも、フレームレートは15〜25FPSにとどまりました。
実際にフィールドを歩き回ってみると、ただ移動するだけでも頻繁にカクつきが発生し、滑らかさとは程遠い状態です。特にエフェクトが派手に飛び交う戦闘シーンや、元素反応が連続して発生するような高負荷な場面では、処理落ちによってまるでスローモーションのような動作になることがありました。また、プレイを続けると本体の発熱によりサーマルスロットリング(熱による性能制限)が発生し、さらに動作が不安定になります。快適な冒険を楽しむというよりは、ログインボーナスの受け取りや簡単なデイリー任務消化のために「ひとまず動く」という割り切りが必要です。
PUBG MOBILE
100人が生き残りをかけて戦うバトルロイヤルシューターでの挙動を確認しました。グラフィック設定を「スムーズ」、フレーム設定を「高」にした状態で、おおむね30〜40FPSで動作します。
輸送機から激戦区へパラシュートで降下する際や、車両を使って高速で移動するシーンでは描画が追いつかず、カクつきや遅延が見られました。しかし、着地後の索敵や建物内での探索といった基本的な動作は比較的安定しており、プレイ自体は可能です。注意点としては、敵プレイヤーと至近距離で遭遇した際の撃ち合いにおいて、わずかな入力遅延を感じる場面があったことです。カジュアルに遊ぶ分には問題ありませんが、一瞬の判断が勝敗を分ける真剣勝負には少しパワー不足を感じました。
アスファルト:Legends Unite
実在するスポーツカーで爆走するレースゲームですが、こちらも快適なプレイには妥協が必要です。「パフォーマンス優先」設定でプレイしたところ、フレームレートは25〜30FPS前後を推移しました。
マシンの光沢あるボディやコースの光の反射など、描画負荷が高い場面が多く、特にライバル車と激しくぶつかり合うシーンや、ニトロを使って画面効果が派手になるタイミングでグッとフレームレートが低下します。レース全体を通して滑らかさを維持するのは難しく、コーナーでのドリフト操作時などに発生する一瞬のラグが、操作の正確性を損なう要因となり少しストレスを感じました。
ウマ娘 プリティーダービー
育成シミュレーションの人気タイトルではどうでしょうか。画質設定「標準」において、フレームレートは30FPS程度となります。
基本的なトレーニングの選択や、テキストベースのストーリーパート進行は比較的サクサクと軽快に進みます。一方で、最大18人のウマ娘が一斉に走るレースシーンや、高品質な3Dモデルが歌って踊る「ウイニングライブ」では負荷が高まり、動作が重くなります。ライブ中のカメラアングルが切り替わる瞬間や、派手な演出が重なるとフレーム飛びが発生することもありました。とはいえ、ゲームの進行そのものを妨げるほど致命的な重さではないため、育成をメインで楽しむ分には十分に遊べる範囲内です。
マインクラフト
ブロックで構成された世界を冒険するサンドボックスゲームは、今回検証した中では最も相性が良いタイトルでした。ビデオ設定で描画距離を「8〜10チャンク」程度に調整することで、40〜60FPSの滑らかな動作を実現できます。
シングルプレイでのサバイバルモードであれば、ブロックの破壊や設置もスムーズで、目立った遅延を感じることなく快適に没頭できました。ただし、牧場を作って大量の動物を密集させたエリアや、複雑なレッドストーン回路が稼働している場所、あるいはTNT火薬を大量に爆発させるような極端な負荷をかけた場合は、CPUとGPUの処理が追いつかず、一時的にフリーズに近い状態になることもありました。
まとめ:ゲーム性能
検証の結果、Unisoc T610を搭載した本機でのゲームプレイは、タイトルごとの負荷に合わせて設定を大きく落とすことが大前提となります。『マインクラフト』や『PUBG MOBILE』のように、設定次第で負荷をコントロールできるタイトルであれば実用圏内で遊ぶことができますが、『原神』のような重量級の3Dアクションゲームに関しては、GPU性能の限界により快適な動作を望むのは厳しいというのが正直な評価です。「ゲームもできる」というよりは、「軽いゲームなら動く」というスタンスで、画質の美しさよりも動作の軽さを最優先した設定で楽しむのが正解と言えるでしょう。
Lenovo Tab B10 3rd Genの口コミ情報 まとめ
ここでは、実際のユーザーレビューや詳細な製品評価から見えてきた、スペック表には現れない使用感や細かな気づきをまとめました。
デザインと耐久性
- 背面はマットな金属素材とプラスチックのツートン仕上げで、価格の割に安っぽさを感じないシックなデザインである。
- 本体の質感はツルツルとしており滑りやすいため、落下防止のためにケースやカバーの使用が推奨される。
- 電源ボタンと音量ボタンのクリック感が浅く、押した感触が分かりにくい場合がある。
- ベゼル(画面の縁)に適度な厚みがあるため、タブレットを持った際に指が画面に触れて誤動作することを防いでくれる。
- USBポートはUSB 2.0規格のため、PCへの有線データ転送速度は速くない。
- 付属のマニュアルが簡易的で不十分なため、初心者や高齢者がセットアップする際に戸惑うことがある。
ディスプレイ
- 色味は全体的に青みがかっており、暖色系の表現がやや弱い傾向にある。
- 屋外や照明の明るい部屋で使用すると画面の反射が目立ち、最大輝度でも視認性が低下しやすい。
- 視野角はIPSパネルとしては標準的だが、極端な角度から見ると画面が少し暗く見えることがある。
- iPadなどのハイエンド機と比較すると、指でスワイプした際の画面追従性や滑らかさに欠ける印象を受ける。
パフォーマンス
- アプリをタップしてから起動するまでにワンテンポ待たされる挙動があり、キビキビとした動作とは言えない。
- 複数のアプリを同時に開いたり、通知が大量に来たりすると、一時的に動作が停止するようなカクつきが発生する。
- 高負荷なベンチマークテストやゲームを実行すると、背面カメラ周辺が触ると不快なほど熱くなる。
- 不要なゲームアプリなどがプリインストールされており、それらの通知が頻繁に表示されるのが煩わしい。
カメラ性能
- 書類のスキャンやQRコードの読み取り、メモ代わりの撮影用途であれば十分な画質である。
- オートフォーカス(AF)の動作が遅く、ピントが合うまでに時間がかかることがある。
- 明るさが足りない場所ではノイズが目立ち、ディテールが潰れやすいため、記念撮影などには適さない。
バッテリー持ちと充電
- スリープ時の待機電力消費が非常に少なく、数日間放置してもバッテリー残量がほとんど減っていない。
- 急速充電に対応しておらず、付属の10W充電器では満充電までに約3.5時間以上かかるため、急ぎの充電には対応できない。
オーディオ
- スピーカーの搭載位置が近いため、横持ちした際のステレオ効果や音の広がりは限定的である。
- 音量を上げても音割れはしにくいが、低音の厚みがなく、迫力のあるサウンドは期待できない。
- 音質に過度な期待をしなければ、YouTubeなどの動画視聴やラジオを聴く分には必要十分なレベルである。
通信性能
- Wi-Fiルーターの近くでは安定しているが、壁を挟んだり距離が離れたりすると、通信速度が低下しやすい。
- Wi-FiモデルであってもGPSモジュールを搭載しているため、オフライン地図などのナビゲーション用途に活用できる。
OSと機能
- 指紋認証センサーは搭載されておらず、生体認証は顔認証のみとなる。
- 顔認証のロック解除速度は速いが、専用センサーがないためセキュリティレベルはそこまで高くない。
- 開封直後にシステムアップデートやファームウェア更新が始まり、実際に使い始められるまで時間がかかる場合がある。
- Wi-Fiのオンオフ切り替えなどの一部の設定操作が、ワンタップで完了せず手間がかかるUI設計になっている。
Lenovo Tab B10 3rd Genのスペック(仕様)
- ディスプレイ: 10.1型ワイドIPSパネル (1920×1200ドット) ※10点マルチタッチ対応
- プロセッサ: Unisoc T610 プロセッサー (オクタコア) ※動作周波数 1.8 GHz
- GPU: ARM Mali-G52 MP2
- RAM(メモリ): 3GB LPDDR4X
- ストレージ: 32GB フラッシュメモリ
- 外部ストレージ: microSD メディアカードリーダー(最大 2TB まで対応可能)
- バッテリー: 5000mAh リチウムイオンポリマーバッテリー
- 駆動時間: 約 9時間
- 充電: USB Type-C (ACアダプター使用時、充電時間 約 3.5 時間)
- 背面カメラ: 800 万画素 ※AF(オートフォーカス)対応
- 前面カメラ: 500 万画素 ※FF(固定フォーカス)
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth v5.0
- インターフェース: USB 2.0 Type-C ポート(OTG 機能付き)、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
- センサー: 加速度センサー、光センサー、近接センサー、GPS、GLONASS
- スピーカー: スピーカー×2
- オーディオ: ドルビー・アトモス
- マイク: マイクロホン×1
- 筐体: アルミニウム合金製、デュアルトーン仕上げ
- Google キッズスペース: 搭載
- Google Playストア: 対応
- OS: Android 12 ※約2年間のセキュリティアップデートを提供
- サイズ: 約 239.8×158.6×8.5mm
- 重量: 約 460g
- カラー: ストームグレー
Lenovo Tab B10 3rd Genの評価
9つの評価基準で「Lenovo Tab B10 3rd Gen」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★☆
前モデルのHD画質からWUXGA(1920×1200)へと大幅に進化しており、動画や電子書籍の文字が非常に鮮明です。IPSパネル採用で視野角も広く、この価格帯としては満足度の高いディスプレイです。
スペック:★★★☆☆
Unisoc T610プロセッサと3GBメモリの組み合わせは、動画視聴やブラウジングには十分ですが、3Dゲームやマルチタスクには力不足を感じます。特に32GBのストレージはシステム容量を圧迫し、余裕がありません。
デザイン:★★★★☆
アルミニウム合金を使用したデュアルトーン仕上げの背面は、プラスチック筐体とは一線を画す高級感があります。厚さ8.5mm、約460gと軽量で持ち運びやすく、ビルドクオリティは優秀です。
耐久性: ★★★☆☆
金属筐体のため剛性はしっかりしていますが、表面がサラサラとしていて滑りやすいため、落下には注意が必要です。防水・防塵性能に関する記載は特にありません。
通信:★★★☆☆
Wi-Fi 5(ac)とBluetooth 5.0に対応し、GPSも内蔵しているためナビ代わりにもなります。ただし、Wi-Fiの受信感度はルーターから離れると低下しやすいという指摘もあります。
機能:★★★☆☆
顔認証は便利ですが、指紋認証は非搭載です。Dolby Atmos対応のスピーカーやGoogleキッズスペースなど、エンタメや子供向けの機能は充実しています。
拡張性(周辺機器):★★★☆☆
専用のキーボードやスタイラスペンは用意されていませんが、純正の「フォリオケース」やM10 (3rd Gen)用の豊富なサードパーティ製カバーが流用可能です。microSDカードは最大2TBまで対応しています。
使いやすさ:★★★☆☆
シンプルなAndroidタブレットとして直感的に使えますが、急速充電非対応で満充電に約3.5時間かかる点や、不要なプリインストールアプリの通知が使い勝手を少し損ねています。
価格:★★★★☆
発売時の価格は約2万6千円台で、フルHD超えの画面と金属ボディを備えていることを考えるとコストパフォーマンスは非常に高いです。セール時などは特にお買い得感が増します。
総評:★★★★☆
フルHD化で際立つ映像美と上質なボディ
「Lenovo Tab B10 3rd Gen」の最大の進化点は、ディスプレイ解像度が前モデルのHDからWUXGA(1920×1200)へと高精細化したことです。これにより、YouTubeやNetflixなどの動画コンテンツを本来の美しさで楽しめるようになり、電子書籍の細かい文字もくっきりと表示されるようになりました。
また、アルミニウム合金を採用した「ストームグレー」のボディは、エントリーモデルとは思えない質感と剛性を備えており、所有する満足感を高めてくれます。ドルビー・アトモス対応のスピーカーと合わせ、エンターテインメントを楽しむための基本性能がしっかりと底上げされている点が大きな魅力です。
購入前に知っておくべき「割り切り」ポイント
一方で、コストダウンによる制約も明確です。最も注意すべきは32GBという少ない内部ストレージと、3GBのメモリ容量です。多くのアプリをインストールしたり、重い3Dゲーム(原神など)をプレイしたりする用途には全く向きません。また、急速充電に対応しておらず充電に時間がかかる点も、頻繁に持ち出すユーザーにはストレスになる可能性があります。あくまで「見る・読む」ことに特化したデバイスであり、クリエイティブな作業やヘビーなゲーム用途は切り捨てる必要があります。
このタブレットはこんな人に最適
結論として、このタブレットは「スマホより大きな画面で動画や雑誌を手軽に楽しみたい」というライトユーザーに最適です。特に、リビングでくつろぎながら映画を見たり、子供用の学習・動画視聴用デバイスを探していたりする方にとっては、価格以上の価値を提供してくれるでしょう。高価なiPadやハイエンドAndroidタブレットほどの性能は必要ないが、画面の綺麗さと安っぽくないデザインは譲れない、という方のサブ機としても非常に優秀な選択肢です。
Lenovo Tab B10 3rd Genの価格・購入先
※価格は2025/12/31に調査したものです。価格は変動します。
レノボ公式サイト
※すでに販売を終了しています。
ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)
- Amazonで29,700円、
- 楽天市場で13,800円(中古・送料無料)、
- ヤフーショッピングで13,980円(中古)、
で販売されています。
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米国 Amazon.comで「Lenovo Tab B10 3rd Gen」をチェックする
他のレノボ タブレットと比較
他にもレノボのタブレットが販売されています。2025、2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
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この記事を書いた人:秋葉原ぶらり
ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
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