「HP ProDesk 400 G6 SF」と人気のミニPCを徹底比較！

セール販売されている「HP ProDesk 400 G6 SF」と人気のミニPCを徹底比較して紹介！価格やスペック、ベンチマークスコアの違いに加えて、メリット・デメリットも紹介します。

※2021年8月、「HP 280 G5 SFF」がセール販売されました。

このページ内の目次

「HP ProDesk 400 G6 SF」の特徴

「HP ProDesk 400 G6 SF」の特徴をまとめてみました。

第9世代Core i・Optaneメモリで高速動作

「HP ProDesk 400 G6 SF」は第9世代のインテル Core i3/i5プロセッサ搭載モデルも選択可能になっています。Passmarkベンチマークスコアは「6712～9914」(CPU)を記録。動画・画像などの編集もこなせるほどパワフルかつ高速に動作します。また、インテルのOptaneメモリ16GBも搭載可能。HDDディスクのアクセススピードを14倍高速にすることができます。

M.2 SSDストレージも搭載可能・3.5/2.5ベイも用意

「HP ProDesk 400 G6 SF」は標準で500GB HDDを搭載しています。また、M.2 SSD スロットを搭載し、簡単にストレージを拡張することが可能。内部には3.5/2.5 インチベイも搭載されているため、HDDやSSDでストレージを拡張することができます。

Displayport出力に対応・4つのUSB3.1ポートも

「HP ProDesk 400 G6 SF」はDisplayport出力に対応。高リフレッシュレート対応の液晶モニターと組み合わせることで、より滑らかな映像を再生することができます。また、VGA端子搭載で古いプロジェクターとも接続可能。USB3.1ポートとUSB2.0をそれぞれ4つ搭載しているため、さまざまなUSB機器ともスムーズに接続できます。

公式ページ
https://jp.ext.hp.com/desktops/business/prodesk_400_g6_sf/

価格を比較

「HP ProDesk 400 G6 SF」と、「Lenovo IdeaCentre 350」、「CHUWI CoreBox Pro」、「MINISFORUM DeskMini X35G」の価格を比較してみました。

「HP ProDesk 400 G6 SF」

「HP ProDesk 400 G6 SF」は、HP公式サイトでCeleron G4930搭載モデルが33,800円（税抜）で販売されています。Core i3-9100モデルは48,800円（税抜）、Core™ i5-9500モデルは70,800円（税抜）で販売されています。

「Lenovo IdeaCentre 350」

「Lenovo IdeaCentre 350」は、レノボ公式サイトでAMD Ryzen 5 3500U搭載モデルがe クーポン適用で38,218円（税込・送料無料・Eクーポンコード：NEWYEAR0114）で販売されています。

「CHUWI CoreBox Pro」

「CHUWI CoreBox Pro」は、Amazonで46,500円（5000円OFFクーポン付き）、AliExpressでUS $419.99、Gearbestで50054 円で販売されています。

「MINISFORUM DeskMini X35G」

「MINISFORUM DeskMini X35G」は、Amazonで53,980円（3,000円OFFクーポン付き）、楽天市場で63,743円 (税込)、ヤフーショッピングで60,888円（税込）、Banggoodで45,353円　で販売されています。

スペックを比較

「HP ProDesk 400 G6 SF」と、「Lenovo IdeaCentre 350」、「CHUWI CoreBox Pro」、「MINISFORUM DeskMini X35G」のスペックを比較してみました。

「HP ProDesk 400 G6 SF」のスペック

プロセッサ　Intel Celeron G4930 / Core i3-9100 / Core i5-9500 / Core i5-9600
GPU インテル UHD グラフィックス 610 / インテル UHD グラフィックス 630
RAM（メモリ） 4GB(4GB×1) / 8GB(8GB×1) / 16GB(8GB×2) / 32GB(16GB×2) ( 最大64GB)
※PC4-21300 (2666MT/s)
※インテル Optane TM 16GBメモリも搭載可能
ストレージ
HDD 500GB / 1TB / 2TB /SATA/600(7,200rpm)
M.2 SSD 128GB / 256GB/ 512GB / 1TB / NVMe
拡張ベイ　外部スリムラインベイ×1、外部SD スロット×1、内部 3.5/2.5 インチ×1
拡張スロット　ロープロファイル16x PCIe×1 スロット、ロープロファイル1x PCIe×1 スロット、( 奥行最大16.7cm)
M.2 PCIe x1-2230×1 スロット( for WLAN) 、M.2 PCIe x4-2230/2280Combo×1 スロット(for storage)
電源 ACアダプター
ワイヤレス通信 なし or インテル® Wireless-AC 9560 2×2 + BT5
有線LAN 対応・1000BASE-T / 100BASE-TX / 10BASE-T Wake-on-LAN 対応
インターフェース　USB3.1×4( 前面2、背面2) 、USB2.0×4( 背面4)、Displayport×1 、VGA×1、マイク/ ヘッドフォン×1
サウンド　Conexant CX20632 Audio Codec 、内蔵スピーカー
セキュリティチップ　TPM 2.0
キーボード＆マウス　付属・USBスリムスタンダードキーボード（日本語版109Aキーボード）＆USB光学マウス
OS Windows 10 Home/Pro 64bit
サイズ　270×296×95 mm
重量　約4.6kg( タワースタンド含まず)
カラー　ブラック＆シルバー
付属品　クイックセットアップ、電源コード、3-2 極アース付変換アダプター、保証書等
発売日 2019年 7月18日

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「Lenovo IdeaCentre 350」のスペック

プロセッサ　AMD Ryzen 5 3500U
GPU　AMD Radeon Vega 8 グラフィックス
RAM（メモリ）　8GB DDR4-2400　SODIMM 2400MHz (4GBx2)
※最大16GB/メモリスロット 2 （空0）
ストレージ　1TB HDD 7200 rpm/シリアルATA/3.5インチ
拡張ストレージ　SSD M.2 2280/2242
電源　ACアダプター・90W
ワイヤレス通信　Wi-Fi 802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0
有線LAN 対応・10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
インターフェース　（前面）USB3.0 x2、USB2.0 x2、マイク、ヘッドホン出力（背面）USB2.0 x4、HDMI x1、VGA x1、ライン出力 x1
光学ドライブ　Ultra Slim DVDスーパーマルチドライブ
キーボード　日本語AccuTypeキーボード（USB）
マウス　光学ホイール・マウス（USB）
OS　Windows 10 Home 64 bit
サイズ　約 100 x 313 x 275mm
重量　約 3.55kg
カラー　本体（グレー）、キーボード（ブラック）、マウス（ブラック）
発売日 2020年 8月 7日

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「CHUWI CoreBox Pro」のスペック

プロセッサ　Ice Lake世代のIntel i3-1005G1 デュアルコア 1.20 GHz
※10nm/64bit/2コア/4スレッド/最大3.40 GHz
GPU　 Intel UHD Graphics
RAM（メモリ）　 12GB LPDDR4
ストレージ NVMe SSD 256GB
拡張ストレージ　 M.2 SSD、2280で最大1TBまで、 SATA HDDで最大2TBまで
電源　ACアダプター
カメラ　なし
ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz+5GHz/Wi-Fi6対応)、Bluetooth 5.1
※WiFi6 (AX200 Model)
有線LAN　対応・2つの端子を搭載
インターフェース USB-A 3.0 x2、USB-A 2.0 x2、HDMI x1、DisplayPort x1、有線LAN x2、Thunderbolt 3ポート、3.5mmイヤホンジャック＆マイクジャック、DCジャック（充電口）
OS Windows10 Home
サイズ 173×158×73(H)mm
重量約901g
カラー　グレイ

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「MINISFORUM DeskMini X35G」のスペック

プロセッサ　Ice Lake世代のCore i3 1005G1 デュアルコア 1.20 GHz
※10nm/64bit/2コア/4スレッド/最大3.40 GHz
GPU　インテル UHD グラフィックス
RAM（メモリ）　16GB DDR4 3200MHz （オンボードデュアルチャネル）+ Intel Optaneメモリ16GB
ストレージ 2.5インチ 1TB HDD（SATA 3.0 WD ）
拡張ストレージ　M.2 2280 SATA SSD（最大2TB）、SDカード（最大128G）
電源　ACアダプター（19V/1,900mAh出力/PSE取得）/USB-C ポート
カメラ　なし
ワイヤレス通信 WiFi 6（802.11ax）、Bluetooth 5.1、2×2 MIMO（MU -MIMO）
有線LAN 対応・ RJ45 x2
インターフェース
（前面）USB 3.0×2、Thunderbolt 3、電源ボタン、リセットボタンホール、マイクホール
（背面）USB 2.0×2、Gigabit Ethernet×2、HDMI出力、DisplayPort
（左側）microSDカードスロット、3.5mm音声入出力
映像出力 HDMI (4K/60Hz）、Display Port（5K/60Hz）、USB-C（Thunderbolt 3 5K / 60Hz）
オーディオ出力 HDMI 2.0 , DisplayPort , 3.5mm Audio Jack
VESAマウント 対応
冷却ファン　あり・静音
Office　なし・インストールされていません
OS　Windows 10 Pro （LinuxとChromium OSをサポート）
サイズ　13.6 x 12.1 x 3.9 cm
重量　1.05 kg
カラー　グレー

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ベンチマークスコアを比較

「HP ProDesk 400 G6 SF」と、「Lenovo IdeaCentre 350」、「CHUWI CoreBox Pro」、「MINISFORUM DeskMini X35G」のベンチマークスコアを比較してみました。

※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード（以下、グラボ）の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。

「HP ProDesk 400 G6 SF」

＜CPU＞　Celeron G4930

Passmarkによるベンチマークスコアは「2571」(CPU)。

＜CPU＞　Core i3-9100

Passmarkによるベンチマークスコアは「6712」(CPU)。

＜CPU＞　Core i5-9500

Passmarkによるベンチマークスコアは「9914」(CPU)。

＜CPU＞　 Core i5-9600

Passmarkによるベンチマークスコアは「10589」(CPU)。

＜GPU＞　インテル UHD グラフィックス 610

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「593」。

＜GPU＞　インテル UHD グラフィックス 630

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「1139」。

＜プロセッサ性能を解説＞

最も安いのはCeleron G4930搭載モデルでインテル UHD グラフィックス 610を搭載しています。このモデルではOffice文書作成、ネットでの調べもの、音楽再生、画像の編集、2Dゲームなどで快適に動作する性能を持っています。

一方、第9世代のCore i3/i5搭載モデルはインテル UHD グラフィックス 630との組み合わせで、※動画編集、画像編集などグラフィック性能を必要とする作業も十分にこなせる性能です。ただし、本悪的な3DのPCゲーム用とするにはグラフィック性能が足りません。比較的軽いSteamゲーム、PS1、PS2のエミュレーターなら快適に動作するでしょう。

「Lenovo IdeaCentre 350」

＜CPU＞　AMD Ryzen 5 3500U

Passmarkによるベンチマークスコアは「7171」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「708」、マルチコアで「2522」。

＜GPU＞　AMD Radeon Vega 8 グラフィックス

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「2094」。

＜プロセッサ性能を解説＞

動画編集、画像編集などグラフィック性能を必要とする作業はもちろん、3Dゲームも快適に遊べる性能を持っています（PS2のエミュレーターも動作可能）。ただし、グラフィックカードを必要とする高負荷の3Dゲームは遊べないので注意が必要です。

「CHUWI CoreBox Pro」

＜CPU＞　Intel i3-1005G1

Passmarkによるベンチマークスコアは「5260」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1013」、マルチコアで「2080」。

＜GPU＞　Intel UHD Graphics

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「1428」。

「MINISFORUM DeskMini X35G」

＜CPU＞ Intel Core i3 1005G1

Passmarkによるベンチマークスコアは「5259」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1007」、マルチコアで「2066」。

＜GPU＞インテル UHD グラフィックス

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「1428」。

「HP ProDesk 400 G6 SF」のメリット・デメリット

「HP ProDesk 400 G6 SF」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・メモリを増設できる

「HP ProDesk 400 G6 SF」は最大64GBまでメモリを増設できます。

一方、「CHUWI CoreBox Pro」と「MINISFORUM DeskMini X35G」はメモリの増設には対応していません。「Lenovo IdeaCentre 350」は最大16GBまでメモリを増設できるようになっています。

・ストレージを増設できる

「HP ProDesk 400 G6 SF」はM.2 SSD、3.5/2.5 インチ HDD/SSDでストレージ容量を増やすことができます。

一方、「Lenovo IdeaCentre 350」はSSD M.2 2280/2242でのストレージ拡張に対応、「CHUWI CoreBox Pro」はM.2 SSD、2280で最大1TBまで＆SATA HDDで最大2TBまでのストレージ拡張に対応、「MINISFORUM DeskMini X35G」はM.2 2280 SATA SSDで最大2TBまで＆SDカードで最大128Gまでの拡張に対応しています。

・グラフィックカードを搭載できる

「HP ProDesk 400 G6 SF」はPCIe拡張スロットを搭載し、GeForce GT 710、GeForce GT 1030など30W 以下のグラフィックボードを搭載し、グラフィック性能を向上させることができます。

一方、「Lenovo IdeaCentre 350」はPCI スロットを搭載していないため、グラフィックカードを搭載することができません。「CHUWI CoreBox Pro」と　「MINISFORUM DeskMini X35G」は内部にグラフィックカードを搭載することはできません（※外部のeGPUで搭載可能）。

・インテル Optaneメモリを搭載できる

「HP ProDesk 400 G6 SF」はインテル Optaneメモリが搭載可能で、HDDの処理スピードを飛躍的に向上させることができます。

一方、「Lenovo IdeaCentre 350」と「CHUWI CoreBox Pro」はインテル Optaneメモリを搭載することができません。「MINISFORUM DeskMini X35G」は最初からOptaneメモリ16GBが搭載されています。

・Displayport＆VGA出力に対応

「HP ProDesk 400 G6 SF」はDisplayport＆VGA出力に対応しています（※グラフィックボードを増設することでHDMI出力やデュアルディスプレイ出力も可能になります。）

一方、「Lenovo IdeaCentre 350」はHDMI＆VGA出力に対応、「CHUWI CoreBox Pro」と「MINISFORUM DeskMini X35G」はThunderbolt 3＆HDMI＆DisplayPort出力に対応しています。

・日本語キーボード＆マウスが付属する

「HP ProDesk 400 G6 SF」は日本語キーボード＆マウスが付属します。

一方、「CHUWI CoreBox Pro」と「MINISFORUM DeskMini X35G」はキーボード＆マウスは付属しません。「Lenovo IdeaCentre 350」は日本語AccuTypeキーボードと光学ホイール・マウスが付属します。

デメリット

・無線LANが搭載していないモデルもある

「HP ProDesk 400 G6 SF」は無線LANが搭載していないモデルもあり、別途Wi-Fiアダプターなどを用意する必要があります。有線LAN通信には対応しています。

一方、「Lenovo IdeaCentre 350」はWi-Fiデュアルバンド＆Bluetooth 5.0に対応、「CHUWI CoreBox Pro」はWiFi6 ＆Bleutooth5.1＆有線LANに対応、「MINISFORUM DeskMini X35G」はWiFi6 ＆Bleutooth5.1＆有線LAN＆2×2 MIMO（MU -MIMO）に対応しています。

・ミニPCよりも少し大きめのサイズ・4.6kgとやや重い

「HP ProDesk 400 G6 SF」はサイズ270×296×95 mmとやや大きめで、重さは4.6kgになっています。持ち運びにはやや不便です。

一方、「CHUWI CoreBox Pro」は　サイズ 173×158×73(H)mmで重さ約901g、「MINISFORUM DeskMini X35G」はサイズ13.6 x 12.1 x 3.9 cmで重さ1.05 kgとかなり小型軽量になっています。「Lenovo IdeaCentre 350」はサイズ　約 100 x 313 x 275mmで重さ約 3.55kgでやや大きく重いです。