「HP Pavilion Desktop 595」と中古 550を徹底比較！

グラフィックボードを搭載したデスクトップPC「HP Pavilion Desktop 595」と激安の中古モデル「HP Pavilion 550」を比較してまとめてみました。価格やスペック、ベンチマークスコアの違いや中古モデルで遊べるゲームタイトルも合わせて紹介しています。

このページ内の目次

HP Pavilion デスクトップの特徴

まず最初に HP Pavilion デスクトップの基本的な特徴を紹介しています。

インテリアに合うスタイリッシュなデザイン・リビングにもなじむ外観

「HP Pavilion」（デスクトップ）の最大の特徴は、グラフィックボード搭載ながらもインテリアに合うスタイリッシュなデザインを採用している点です。ハイスペックなゲーミングパソコンには高性能なグラフィックボードが搭載されていますが、デザインはいかにも「ゲーミング」風なものばかりで目立ち過ぎるというデメリットがあります。

「HP Pavilion」（デスクトップ）の場合は周囲のインテリア家具とも違和感のないスタイリッシュなデザインを採用しているために、リビングなどに設置することもできます。

パワフルな最新インテル Core iプロセッサを搭載・メモリは最大16GBまで

現在販売されている最新モデル「HP Pavilion Desktop 595」には、 Coffee Lake 世代のCore iプロセッサを搭載しています。スタンダードモデル（Intel Core i5-9400）のPassmarkベンチマークスコアは「9171」となり、低価格なパソコンと比べておよそ3倍以上のスコアを記録しています。メモリも8GB 搭載されており、最大16GBまで拡張できるので、ゲームや動画編集など負荷の高い処理もラクラクとこなせます。

グラフィックスボード搭載でゲームも快適・デザイン制作にも活用

「HP Pavilion」（デスクトップ）にはグラフィックボードが最初から搭載されているモデルがあります。このグラフィックボードを利用することでSteamなどのグラフィック性の高いPCゲームを遅延なく楽しんだり、ゲームプレイ中の様子をスムーズに録画したりできます。

また、複数のディスプレイを並べて同時に利用するマルチモニター環境を構築したり、DVDやブルーレイディスクを映像を高解像度（4K出力）で楽しんだりすることもできます。そのほか、フォトショップやイラストレーターなどの画像編集・デザイン系ソフトや3Dデザインソフトの処理スムーズになるなどのメリットもあります。

公式ページ「HP Pavilion Desktop 595」

HP Pavilion デスクトップ新品・中古の価格を比較

新品「HP Pavilion Desktop 595」の価格と、中古「HP Pavilion 550-230jp」の価格を比較してまとめてみました。大まかに比較すると、新品モデルと中古モデルではおよそ4万5千円ほどの差があるようです。

新品「HP Pavilion Desktop 595」の価格

HPの公式ストアでは￥74,800 （税抜）～で販売されていました。分割で購入した場合に手数料がかからない「分割金利手数料0%キャンペーン」（https://jp.ext.hp.com/campaign/personal/others/bunkatsu/）も実施中です。

また、楽天市場では HP Pavilion 595-p0051jp が75,328円〜 (税込・展示品)で、Amazonでは77,000円、ヤフーショッピングでは54,800円〜（税込・中古）で販売されていました。

中古「HP Pavilion 550-230jp」の価格

中古「HP Pavilion 550-230jp」は、楽天市場で31,800円 (税込)で販売されていました。また、Intel Core i7 6700 プロセッサ搭載の「HP Pavilion 550-240jp」は41,800円 (税込)で販売されていました。

また、Amazonでは「HP Pavilion 550-240jp」が41,800円（中古）、ヤフーショッピングでは「HP Pavilion 550-230jp」が31,800円〜 (税込・中古)、「HP Pavilion 550-240jp」が41,800円〜 (税込・中古)で販売されていました。

HP Pavilion デスクトップ新品・中古のスペックを比較

新品「HP Pavilion Desktop 595」のスペックと、中古「HP Pavilion 550-230jp」のスペックを比較してみました。プロセッサ、GPU（グラフィックボード）、ストレージ、M.2 の拡張スロット数、Bluetoothのバージョン、インターフェース、サイズ・重量で違いがあることが分かります。特に中古モデルはストレージがSSDでないこと、インターフェースにUSB Type-Cポートがないことに注意してください。

プロセッサの違い

「HP Pavilion Desktop 595」・・・Intel Core i5-9400　2.90GHz-4.10GHz

「HP Pavilion 550-230jp」・・・Intel Core i5-6400 2.70GHz-3.30GHz
※HP Pavilion 550-240jpは Intel Core i7 6700 3.40GHz

GPUの違い

「HP Pavilion Desktop 595」・・・AMD Radeon RX550

「HP Pavilion 550-230jp」・・・GEFORCE GT730
※「HP Pavilion 550-240jp」はGeforce GT740

RAM（メモリ）の違い

「HP Pavilion Desktop 595」・・・8GB （8GB×1） DDR4-2666 (最大16GB)

「HP Pavilion 550-230jp」・・・8GB(8GB×1)　PC3L-12800 (1600MHz) ( 最大16GB)

ストレージの違い

「HP Pavilion Desktop 595」・・・256GB SSD + 2TB ハードドライブブ (SATA, 7200回転)

「HP Pavilion 550-230jp」・・・　2TB ハードドライブ (SATA, 7200回転)

拡張スロットの違い

「HP Pavilion Desktop 595」・・・PCI Express x16×1スロット (空1)、PCI Express ×1スロット (空1)、M.2 x2スロット (空1)

「HP Pavilion 550-230jp」・・・PCI Express x16×1スロット(空1)、PCI Express x1×1スロット(空1)、M.2 x1スロット (空1)

ワイヤレス通信の違い

「HP Pavilion Desktop 595」・・・Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2

「HP Pavilion 550-230jp」・・・ Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac 、 Bluetooth 4.0

インターフェースの違い

「HP Pavilion Desktop 595」・・・USB3.1 Gen 1 × 2、USB3.1 Gen1 Type-C™ × 1 (前面)、USB3.1 Gen1 × 2、USB2.0 × 4 (背面)、メディアカードリーダー×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1

「HP Pavilion 550-230jp」・・・ USB3.0×2 (前面)、USB3.0×2、USB2.0×2 (背面)、デュアルリンク DVI-I ×1、HDMI ×1、メディアカードリーダー×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1

ドライブの違い

「HP Pavilion Desktop 595」・・・ウルトラスリムベイx1 (空1)、3.5インチ / 2.5インチ兼用×1 (空0)

「HP Pavilion 550-230jp」・・・DVDスーパーマルチドライブ(ウルトラスリム)

OSの違い

「HP Pavilion Desktop 595」・・・Windows 10 Home （64bit）

「HP Pavilion 550-230jp」・・・Windows 10 Pro 64bit

サイズ・重量の違い

「HP Pavilion Desktop 595」・・・縦置き : 約172 × 295 × 342 mm / 約 5.7kg

「HP Pavilion 550-230jp」・・・縦置き：約165×378×364mm / 重量　約6.2kg

「HP Pavilion」新品・中古モデルのプロセッサ性能を比較

新品「HP Pavilion Desktop 595」・中古モデル「HP Pavilion 550-230jp」のプロセッサ性能を比較してまとめてみました。第9世代と第6世代の違いとなるため、ベンチマークスコアも2倍ほどの差があるようです。

新品「HP Pavilion Desktop 595」のベンチマーク

＜CPU＞ Intel Core i5-9400

Passmarkによるベンチマークスコアは「9171」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1089」、マルチコアで「4775」。

中古「HP Pavilion 550-230jp」のベンチマーク

＜CPU＞ Intel Core i5-6400

Passmarkによるベンチマークスコアは「5441」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「831」、マルチコアで「2689」。

「HP Pavilion」新品・中古モデルのグラフィック性能を比較

新品「HP Pavilion Desktop 595」と、中古モデル「HP Pavilion 550-230jp」のグラフィック性能を比較してまとめてみました。「AMD Radeon RX550」と「GEFORCE GT730 」との違いとなり、3DMark Fire Strikeのベンチマークスコアではおよそ2.5倍の差があるようです。

新品「HP Pavilion Desktop 595」のベンチマーク

＜GPU＞ AMD Radeon RX550

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィック性能は「3772」。

中古「HP Pavilion 550-230jp」のベンチマーク

＜GPU＞ GEFORCE GT730

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィック性能は「1550」。

中古モデルでSteamゲームは快適か？

中古モデル「HP Pavilion 550-230jp」でSteamゲームは快適にプレイできるか調べてまとめてみました。

結論からいうと、PS4やXbox Oneなどでも販売されている最新のPCゲームはかなり厳しい感じです。快適な動作でプレイできるのはPS3やXbox360で販売されていたゲームになります。ただし、グラフィックボードは交換可能なので、GT1030、RX550などに交換すると快適にプレイできるようになります。

ドラゴンクエストX・・・快適にプレイできる。ドラゴンクエストXのベンチマークスコアは6800。

ファンタシースターオンライン2・・・設定を「３」程度まで下げると快適にプレイできる。設定6 では厳しい。

Witcher3 （ウィッチャー3）・・・かなり厳しい。最低画質でも平均フレームレートは10FPSを少し上回る程度。

For Hornar （フォーオナー）・・・無理。快適にプレイできない。GT1030ならギリギリプレイできる。

DarkSouls3（ダークソウル3）・・・無理。GT1030,RX550程度ならOK。

Batman Arkm Knight (バットマンアーカム・ナイト）・・・無理。一応動く。

METAL GEAR SOLID Ⅴ （メタルギアソリッドV-グラウンド・ゼロズ）・・・快適にプレイできる。平均25フレームと標準レベル。

LIGHTNING RETURNS:FINAL FANTASY XIII（FF13 ライトニングリターンズ )・・・快適にプレイできる。秒間30フレームを維持。

BioShock Infinite (バイオショック　インフィニット）・・・・快適にプレイできる。ただし、30FPSにわずかに達していないため、グラフィックオプションを調整する必要がある。

Tomb Raider 2013（トゥームレイダー2013）・・・何とかプレイできる。平均フレームレート30FPS以上ある。

Skyrim (スカイリム)・・・快適にプレイできる。ボトムで30FPS以上、ピークで60FPS。

「HP Pavilion」の新品・中古モデルどちらを買うべき？

上述の通り、中古モデル「HP Pavilion 550-230jp」ではPS4世代の最新ゲームは快適にプレイできないというデメリットがあります。それに対し、新品「HP Pavilion Desktop 595」は高いグラフィック性能を発揮し、ほとんどのSteamゲームを快適にプレイできます。もしもゲームメインで使うなら、やはり新品「HP Pavilion Desktop 595」を購入した方がいいでしょう。

ただし、Steamゲームの中でもPS3世代のゲームやストリートファイター、KOF、鉄拳などの格闘ゲーム系、シューティング・アクションなどの2Dゲームなら、中古モデル「HP Pavilion 550-230jp」でも十分にプレイできます。後でグラフィックボードを交換して性能をアップさせることもできるので、手っ取り早くPCを用意したいなら「HP Pavilion 550-230jp」購入した方がいいでしょう。