aiwa Chromebook S11徹底レビュー!Duet Gen 9比較

aiwa Chromebook S11 top
アイワマーケティングジャパンから、360度回転に対応した「aiwa Chromebook S11」が発売されました。

堅牢なボディにIntel N100プロセッサを搭載し、なんと筆圧ペンによる手書き入力にも対応!持ち運びに便利なハンドルを備えるなどユニークな特徴もあります。

一方で、レノボから発売された着脱式の「Chromebook Duet Gen 9」も気になる存在です。こちらはキーボードを取り外してタブレットスタイルで使用可能。Amazonではなんとわずか一カ月間に500台も売れる人気ぶりです。

そこで今回の記事では、新たに発売された「aiwa Chromebook S11」の性能、魅力を紹介しつつ、「Lenovo Chromebook Duet Gen 9」との違いも紹介!

2つの機種を比較することで、それぞれのメリットデメリットを明らかにしていきます。

この記事で分かること

製品概要と評価

  • aiwa Chromebook S11 レビュー、評価
  • 【aiwa Chromebook S11】メリット、デメリット
  • aiwa Chromebook S11は買うべき?最適な人は?

スペックと性能

  • aiwa Chromebook S11 スペック、性能
  • Intel N100 ベンチマーク、MediaTek Kompanio 838との比較
  • 4GB RAM、64GB ストレージ
  • バッテリー駆動時間

機能と特徴

  • 360度回転ディスプレイ、タッチペン
  • ハンドル付きデザイン、携帯性
  • MIL-STD-810H 準拠の堅牢性
  • デュアルカメラ、オーディオ
  • インターフェース、接続性

比較

  • aiwa Chromebook S11 vs Lenovo Chromebook Duet Gen 9
  • ASUS Chromebook CM30 Detachable、Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook、ASUS Chromebook CM14 Flip

その他

  • 価格・購入先
  • Chromebook おすすめ

また、Intel N100プロセッサのベンチマークも公開!MediaTek Kompanio 838との比較や購入する前に知っておきたい評価や詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。新しいChromebookの購入を検討している人は必見です!

aiwa Chromebook S11が発売開始! 360度回転と筆圧ペン対応でハンドル付き

aiwa Chromebook S11

アイワマーケティングジャパンは、2025年3月21日に360度回転可能なコンバーチブル型Chromebook「aiwa Chromebook S11」を発売しました。11.6型のタッチ対応IPSディスプレイ、4,096段階の筆圧と傾き検知に対応したタッチペンが標準付属し、さらに本体背面に備えられたハンドルで持ち運びも容易です。場所を選ばずに多様なスタイルで使える、新しいモバイルワークの形を提案します。

あらゆるシーンに対応する360°回転コンバーチブル設計

aiwa Chromebook S11の最大の特徴の一つが、360度回転するディスプレイです。これにより、従来のノートパソコンとしての利用はもちろん、タブレットのようにフラットにしたり、動画視聴に最適なテントスタイルにしたりと、シーンに合わせて自由自在に変形します。

例えば、外出先でのプレゼンテーションではテントスタイルでスマートに画面を共有、移動中の電車内ではタブレットスタイルで電子書籍を読むなど、ライフスタイルに合わせた使い方が可能です。本体に搭載された加速度センサーが画面の向きを自動調整するため、タブレットとしての使い心地も快適です。

ディスプレイは11.6インチタッチ対応。斜めからも見やすいIPSパネル、高精細な解像度1,366 × 768 pxで、ウェブ閲覧から動画視聴まで見やすく表示できます。もちろん、付属のタッチペンと組み合わせることで、直感的な操作が可能です。

紙のような書き心地を実現する高精度タッチペン

クリエイティブな作業を強力にサポートするのが、4,096段階の筆圧検知と傾き検知に対応した付属のタッチペンです。イラスト制作、手書きメモ、PDFへの注釈など、まるで紙にペンで書いているかのような自然な感覚で操作できます。

USI 2.0プロトコルにも対応しており、互換性のあるデバイスとの連携も期待できます。タッチペンは本体にマグネットで装着して充電できるため、紛失の心配もなく、必要な時にすぐに使用できます。約2時間の充電で約120時間の連続使用、通常使用なら約2ヶ月も使える長寿命バッテリーも魅力です。

安心の堅牢性と長時間バッテリー

持ち運びの多いモバイルユーザーにとって、デバイスの堅牢性は非常に重要な要素です。aiwa Chromebook S11は、MIL-STD-810H規格に準拠した耐久テストをクリアしており、落下、温度変化、衝撃、振動など、日常で起こりうる様々なアクシデントから本体を守ります。さらに、最大約10時間のバッテリー駆動が可能なので、外出先でも一日中安心して作業に取り組めます。充電切れの心配から解放され、より自由な働き方や学び方に活用できます。

コンパクトながらパワフルな性能

コンパクトなボディには、Intel N100プロセッサー(4コア/4スレッド、最大3.4GHz)と4GBのRAMを搭載。これにより、Chromeなどのウェブブラウジング、Microsoft Office(web版)などのドキュメント作成、Netflix、Amazonプライムビデオなどの動画視聴、写真(画像)や、動画編集など、日常的なタスクを快適にこなせます。

また、64GBのストレージを内蔵し、microSDカードによるストレージ拡張にも対応。Google Drive、Microsoft OneDrive、Dropboxなどのクラウドストレージもスムーズに利用できます。

多彩なシーンで活躍するデュアルカメラ

aiwa Chromebook S11は、ディスプレイ上部に100万画素、キーボード上部に500万画素(AF対応)のデュアルカメラを搭載しています。これにより、ノートパソコンスタイルでのビデオ通話はもちろん、タブレットスタイルやテントスタイルでのオンライン授業や写真撮影など、様々な用途に合わせて最適なカメラを利用できます。

その他のお買い得な要素が満載!

そのほか、持ち運びに便利な小型軽量(1.36kg)ボディで、背面のハンドルを使ってカバンのように手軽に運ぶことが可能。

高速起動と高いセキュリティを誇るChromeOS(Google Playストア、豊富なAndroidアプリ対応)を搭載するほか、78キー日本語キーボード、高速Wi-Fi 6、豊富なインターフェース、セキュリティスロットに対応するなど魅力的な要素が満載です!

早速どんなChromebookなのか、もっとくわしくその価格や特徴(メリット)を見ていきましょう。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:aiwa | 製品情報 | aiwa Chromebook S11

価格をチェック!aiwa Chromebook S11は他のChromebookよりも安いのか?

aiwa Chromebook S11楽天市場(aiwaダイレクト楽天市場店)で69,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで69,800円(送料無料)で販売されています。

Amazonでも69,800円で販売予定です。

Lenovo Chromebook Duet Gen 9

2024年11月発売の「Lenovo Chromebook Duet Gen 9」はAmazon53,800円で販売中です。こちらは着脱式キーボードでタブレットとしてもノートPCとしても使える2-in-1スタイルが魅力のChromebookです。鮮明なWUXGA解像度の10.95インチディスプレイと、パワフルなMediaTek Kompanio 838プロセッサで、動画視聴やWebブラウジングはもちろん、軽作業も快適に行えます。

付属のUSI Pen 2で手書き入力やイラスト作成も楽しめ、4096段階の筆圧感知で繊細な表現も可能です。キックスタンド付きのフォリオスタンドとキーボードが付属しているので、別途購入する必要がなく、すぐに使い始められます。MIL-STD-810H規格準拠の堅牢性も備え、安心して持ち運べるのもポイントです。

ASUS Chromebook CM30 Detachable

2023年12月22日発売の「ASUS Chromebook CM30 Detachable」はAmazonで53,109円で販売中です。こちらは手軽に持ち運べる10.5インチサイズの着脱式2-in-1 Chromebookです。フルHDディスプレイを搭載し、鮮やかな映像を楽しめます。付属のUSI Penは4096段階の筆圧感知に対応し、本体に収納できるので、思いついた時にすぐメモやイラスト作成が可能です。

MIL-STD 810H規格準拠の堅牢性で、安心して持ち運びできます。キーボードとスタンドカバーも付属しており、タブレットとしてもノートPCとしても快適に使用できます。さらに、nanoSIMスロット搭載モデルを選べば、4G LTE通信で場所を選ばずオンライン作業が可能です。

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook

2023年8月発売の「Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook」はAmazonで31,800円で販売中です。こちらは、12.2インチのコンパクトなサイズと360度回転するディスプレイが魅力の2-in-1 Chromebookです。フルHDのIPS液晶は鮮やかで見やすく、タッチ操作にも対応しています。最大12時間の長時間バッテリー駆動で、一日中安心して使えます。

Intel N100プロセッサと4GBメモリで、Webブラウジングや動画視聴などの普段使いを快適にこなせます。プライバシーシャッター付きの前面カメラや、デジタルアレイマイクロホン(ミュートキー付き)など、オンライン会議にも便利な機能が充実しています。手頃な価格でChromebookの利便性を手軽に体験したい方に最適な一台です。

ASUS Chromebook CM14 Flip

2023年5月18日発売の「ASUS Chromebook CM14 Flip」はAmazonで60,282円で販売中です。こちらは14インチの大画面で作業効率を高めたい方に最適な2-in-1 Chromebookです。360度回転するタッチディスプレイで、ノートPCモード、タブレットモード、テントモードなど、様々なスタイルで使用できます。MediaTek Kompanio 520プロセッサと8GBメモリで、複数のタスクを同時に行ってもスムーズに動作します。

約12時間のバッテリー駆動で、外出先でも安心して使用可能です。本体に収納可能なUSI Penが付属し、メモやイラスト作成にも便利です。MIL-STD-810H準拠の高い耐久性も備え、安心して持ち運べます。さらに、防滴キーボードやアンチバクテリア加工など、清潔に使える工夫も凝らされています。

まとめ

aiwa Chromebook S11の約7万円という価格は、Lenovo Chromebook Duet Gen 9やASUS Chromebook CM30 Detachableといった競合製品と比較すると、やや高価です。また、画面解像度がフルHDではない点や、ストレージ容量が64GBと標準的な点も、購入前に考慮すべき点です。

もし予算を抑えたい場合や、高解像度ディスプレイ、大容量ストレージを重視する場合は、他のChromebookを検討する方が良いかもしれません。例えば、Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebookは3万円台で購入でき、基本的な機能は十分に備えています。

360度回転とハンドルが便利!携帯性を比較解説

aiwa Chromebook S11

ここでは、360度回転式でハンドル付きの「aiwa Chromebook S11」と、着脱式キーボードが特徴の「Lenovo Chromebook Duet Gen 9」のデザインと携帯性を徹底比較し、それぞれの魅力を掘り下げます。

変形機構:360度回転 vs. 着脱式キーボード

aiwa Chromebook S11の最大の特徴は、ディスプレイが360度回転するコンバーチブルデザインです。これにより、ノートパソコン、タブレット、テント、スタンドの4つのスタイルを自在に使い分けることができます。

一方、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は、タブレット本体と着脱可能なフォリオキーボード&フォリオスタンドを採用しています。キーボード装着時はノートパソコンのように使用でき、取り外せば軽量なタブレットとして利用可能です。状況に応じて使い分けられる点は共通していますが、変形の方法に違いがあります。

携帯性:ハンドル付き vs. 軽量タブレット

aiwa Chromebook S11

携帯性において、aiwa Chromebook S11は背面のハンドルが大きなアドバンテージとなります。質量は1.36kgですが、ハンドルのおかげでカバンのように楽に持ち運べます。対して、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は、タブレット本体のみだと約510gと非常に軽量です。フォリオキーボード&フォリオスタンド装着時でも約1.0kgなので、持ち運びの負担は少ないと言えるでしょう。特にタブレットとして単体で利用する際には、その軽さが際立ちます。

堅牢性:MIL-STD-810H準拠 vs. 洗練されたデザイン

耐久性も考慮するなら、aiwa Chromebook S11MIL-STD-810H規格に準拠しており、落下テストを含む様々な耐久テストをクリアしています。アクティブな利用シーンでも安心して使える堅牢性が魅力です。Lenovo Chromebook Duet Gen 9は、洗練されたフルメタルの筐体が特徴で、スタイリッシュなデザインと一定の堅牢性(MIL規格対応)を備えています。

サイズと質量の比較

Lenovo Chromebook Duet Gen 9のタブレット本体は約510gと、aiwa Chromebook S11の1.36kgより約850g軽量です。キーボード装着時でも約1.0kgと、aiwa Chromebook S11より約360g軽くなります。

厚さはLenovoタブレットが約7.6mmに対し、aiwaは約19.9mmと、Lenovoの方が約12mm薄型です。全体的に、Lenovo Chromebook Duet Gen 9の方がコンパクトで軽量と言えます。

違いのポイント:

  • 変形機構: aiwa Chromebook S11は360度回転、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は着脱式キーボード。
  • 携帯性: aiwa Chromebook S11はハンドル付き、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は軽量タブレット。
  • 堅牢性: aiwa Chromebook S11はMIL-STD-810H準拠。
  • サイズと質量: Lenovo Chromebook Duet Gen 9の方がコンパクトで軽量。

どちらのモデルも、それぞれの強みを生かしたデザインと携帯性を備えています。ご自身の利用目的や重視するポイントを考慮して、最適な一台を選んでみてください。

ディスプレイとタッチペン:クリエイティビティ向上に欠かせない高画質と描画力

aiwa Chromebook S11

ここでは、aiwa Chromebook S11が提供するディスプレイとタッチペンの魅力に焦点を当て、同じくペン入力に対応するLenovo Chromebook Duet Gen 9と比較しながら、その特長を詳しく解説します。

鮮やかな表示と直感的な操作を実現する11.6インチIPSディスプレイ

aiwa Chromebook S11は、11.6インチのIPSディスプレイ(タッチ対応)を搭載しています。程よいサイズ感で、動画視聴からウェブブラウジング、オンライン学習まで、様々な用途で快適に利用できます。解像度は1,366 × 768 pxで、鮮やかな色彩表現により、例えば「YouTube Music」で好きなアーティストのミュージックビデオを鑑賞する際にも、臨場感あふれる映像を楽しめます。

特筆すべきは、このディスプレイが360°回転するコンバーチブル型であること。これにより、用途に合わせてノートパソコンスタイル、タブレットスタイル、テントスタイルなど、多様な形状に変形させることができます。

一方、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は、10.95 型の WUXGA IPS 液晶ディスプレイ (1920×1200 ドット) を搭載しています。aiwa Chromebook S11よりもやや小さいながらも、高解像度であるため、電子書籍サービス「Kindle」で小説を読む際など、細かい文字もくっきりと表示され、より快適な読書体験を提供します。また、約 1,677 万色を表示できるため、写真編集アプリ「Snapseed」で編集作業を行う際にも、より正確な色味を確認できます。

ひらめきを逃さない!4,096段階筆圧検知対応タッチペン

aiwa Chromebook S11

aiwa Chromebook S11の大きな魅力の一つが、標準で付属するUSI 2.0対応のタッチペンです。4,096段階の筆圧検知傾き検知に対応しており、まるで本物のペンのように自然で滑らかな書き心地を実現します。例えば、オンライン授業プラットフォーム「Google Classroom」を利用したオンライン学習で、手書きでメモを取ったり、図を描いたりする際に非常に便利です。

また、イラスト制作アプリ「Concepts」のようなAndroidアプリを活用すれば、本格的なイラスト制作にも挑戦できます。さらに、付属の充電可能なペンアダプターを使えば、ペンの充電や持ち運びもスマートに行えます。

Lenovo Chromebook Duet Gen 9も、「Lenovo USI Pen 2」というUSI 2.0規格に対応したタッチペン(製品仕様書に記載される名称のPenが同梱)を使用できます。こちらも4,096段階の筆圧感知に対応し、チルト検知も可能で、スムーズな書き込みが可能です。例えば、アイデアを素早くメモしたい時や、「Evernote」のようなノートアプリで議事録を作成する際に役立ちます。

ディスプレイの比較:サイズ、解像度、回転機構

ディスプレイサイズを比較すると、aiwa Chromebook S11が11.6インチであるのに対し、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は10.95インチとやや小さめです。解像度においては、Lenovo Chromebook Duet Gen 9が1920×1200ドットと高解像度であるのに対し、aiwa Chromebook S11は1,366 × 768 pxです。このため、Lenovo Chromebook Duet Gen 9の方がより精細な表示が可能で、高画質の動画コンテンツなどをより美しく楽しむことができます。

一方、aiwa Chromebook S11のディスプレイは360°回転する機構を備えており、タブレットモードでの利用や、キーボードを背面に折りたたんで動画を視聴する際などに非常に便利です。Lenovo Chromebook Duet Gen 9は、フォリオスタンドとキックスタンドにより様々な角度で自立させることができますが、360°回転はしません。また、Lenovo Chromebook Duet Gen 9のディスプレイはゴリラガラスで保護されており、耐久性に優れていますが、aiwa Chromebook S11はゴリラガラスは採用していません。

まとめ:違いのポイント:

  • 画面サイズ: aiwa Chromebook S11の方がやや大きい(11.6インチ vs 10.95インチ)。
  • 解像度: Lenovo Chromebook Duet Gen 9の方が高解像度(1920×1200 vs 1366×768)。より精細な表示が可能。
  • タッチペン: aiwa Chromebook S11はUSI 2.0対応タッチペンが標準付属。Lenovo Chromebook Duet Gen 9はUSI 2.0対応の「Lenovo USI Pen 2」が付属(同梱されるペン名称は製品仕様書に記載)。
  • ディスプレイの回転機構: aiwa Chromebook S11は360°回転可能。Lenovo Chromebook Duet Gen 9は回転しないが、フォリオスタンドとキックスタンドで多様な角度に対応。
  • ディスプレイ保護: Lenovo Chromebook Duet Gen 9はゴリラガラスで保護。

どちらの機種も、ディスプレイとタッチペンを活用した多様な使い方が可能です。高解像度で精細な表示を求めるならLenovo Chromebook Duet Gen 9、標準付属のタッチペンと360°回転による柔軟な使いやすさを重視するならaiwa Chromebook S11がおすすめです。

パフォーマンス:Intel N100は快適動作の実力派?

aiwa Chromebook S11

ここでは、aiwa Chromebook S11Lenovo Chromebook Duet Gen 9のプロセッサ性能に焦点を当て、それぞれの特徴と、日々の使用感にどのような違いをもたらすのかを詳しく解説します。

快適な動作を実現するIntel N100プロセッサ

aiwa Chromebook S11は、Intel N100プロセッサを搭載しています。4つのコアと4つのスレッドを持ち、最大3.4GHzで動作するこのプロセッサは、ウェブブラウジング、ドキュメント作成、動画視聴といった日常的なタスクはもちろん、複数のアプリを同時に起動するマルチタスク処理においても、快適でスムーズな動作を提供します。

例えば、オンライン授業中に「Google Meet」でビデオ会議に参加しながら、「Googleドキュメント」でメモを取り、「Chrome」で調べ物をするといった作業も、ストレスなく行うことができます。

AI処理に強みを持つMediaTek Kompanio 838プロセッサー

一方、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は、MediaTek Kompanio 838プロセッサーを搭載しています。動作速度は2.60 GHzであり、特筆すべきはAI対応のNPU(Neural Processing Unit)を備えている点です。このNPUは、AIを活用した機能の処理を効率的に行うことができ、例えば「Google フォト」での画像認識や、将来的にChrome OSに搭載される可能性のあるAI機能のパフォーマンス向上に貢献します。

日常利用におけるパフォーマンスの違い

aiwa Chromebook S11のIntel N100プロセッサは、高いクロック周波数により、一般的な処理において素早いレスポンスが期待できます。ウェブサイトの表示やアプリの起動も高速で、ストレスなく作業を進められるでしょう。例えば、「Google スプレッドシート」で複数のシートを編集したり、「Google スライド」でプレゼンテーション資料を作成したりする際にも、その処理能力の高さを実感できます。

Lenovo Chromebook Duet Gen 9のMediaTek Kompanio 838プロセッサーは、AI処理に特化したNPUを搭載しているため、AI関連のタスクにおいてはより効率的な動作が期待できます。例えば、AI機能を活用した画像編集アプリを使用したり、AIによる翻訳機能を利用したりする際に、その恩恵を受けられる可能性があります。

まとめ:違いのポイント:

  • プロセッサ: aiwa Chromebook S11はIntel® N100(最大3.4GHz)、Lenovo Chromebook Duet Gen 9はMediaTek Kompanio 838(2.60 GHz)。
  • コア/スレッド: aiwa Chromebook S11は4コア/4スレッド。Lenovo Chromebook Duet Gen 9はコア数・スレッド数の明記はないが、効率的な処理が可能。
  • AI処理: Lenovo Chromebook Duet Gen 9はAI対応NPUを搭載。aiwa Chromebook S11はNPU非搭載。
  • 得意な用途: aiwa Chromebook S11は一般的なタスクやマルチタスク処理に強み。Lenovo Chromebook Duet Gen 9はAIを活用したタスクに強み。

どちらのChromebookも、日常的な使用においては十分なパフォーマンスを発揮しますが、プロセッサの種類と特徴には明確な違いがあります。ご自身の利用目的や、特に重視するポイント(一般的な処理速度か、AI機能の活用か)を考慮して、最適な一台を選ぶと良いでしょう。

ベンチマーク

aiwa Chromebook S11が搭載するIntel N100 プロセッサはどのくらいの性能なのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

CPUのベンチマーク結果・Intel N100

Intel-N100-benchmark

  • Octane 2.0 総合で約「43000」前後
  • Passmarkによるベンチマークスコアは「5540」(CPU)
  • Geekbench 6 シングルコアで「988」、マルチコアで「2529」

ベンチマーク結果から分かること

Octane 2.0の総合スコアが約43000であることから、Webブラウジングやドキュメント作成、動画視聴といった日常的なタスクにおいては、十分快適に動作すると考えられます。このスコアは、比較的軽量な作業であればスムーズにこなせるレベルを示しています。

CPU性能

PassmarkのCPUスコアが5540であることから、複数のアプリケーションを同時に起動したり、多少の負荷がかかる作業(例えば、画像の簡単な編集など)を行ったりする程度であれば、問題なく対応できるでしょう。ただし、高度な動画編集や3Dゲームなど、CPUに高い負荷がかかる処理には向いていません。

シングルコアとマルチコアの性能

Geekbench 6のスコアを見ると、シングルコア性能が988、マルチコア性能が2529となっています。シングルコア性能は、単一のタスクを処理する際の速度を示しており、Webサイトの表示やアプリケーションの起動といった基本的な操作の快適さに影響します。

一方、マルチコア性能は、複数のタスクを同時に処理する能力を示しており、複数のアプリケーションを同時に使用したり、バックグラウンドで処理を行ったりする際のパフォーマンスに関わります。

Intel N100は、シングルコア、マルチコアともに、エントリーレベルのプロセッサーとしては十分な性能を持っていると言えますが、特にマルチタスク処理においては、より高性能なCPUに比べると、処理速度の限界が見えやすい可能性があります。

まとめ

総合的に見ると、Intel N100は、コストパフォーマンスに優れたエントリーレベルのプロセッサーであり、日常的な用途や軽めの作業には十分な性能を提供します。しかし、高い処理能力を必要とする作業には、より上位のモデルを検討することをおすすめします。

Intel N100性能をMediaTek Kompanio 838と比較

Intel N100プロセッサ(aiwa Chromebook S11)とMediaTek Kompanio 838プロセッサ(Lenovo Chromebook Duet Gen 9)はどのくらいの性能差があるのでしょうか?

ベンチマークで比較してみましょう。

まずは、こちらがMediaTek Kompanio 838のベンチマーク結果です。

CPUのベンチマーク結果・MediaTek Kompanio 838

  • Octane 2.0 ベンチマーク総合で約「39000」
  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「4500」
  • Geekbench 6のシングルコア「1023」、マルチコア「2260」

これを先ほどのIntel N100のベンチマーク結果と比較してみます。

Intel-N100-VS-MediaTek-Kompanio-838

比較から分かること

総合的なパフォーマンス

Octane 2.0の総合スコアでは、Intel N100が約43,000、MediaTek Kompanio 838が約39,000となっており、N100がやや高いスコアを示しています。PassmarkのCPUベンチマークスコアでも、N100が5535、Kompanio 838が4500と、N100が上回っています。これらの結果から、総合的なパフォーマンスにおいては、Intel N100がMediaTek Kompanio 838よりも優れていると言えるでしょう。

シングルコアとマルチコアのパフォーマンス

Geekbench 6のスコアを見ると、シングルコアではKompanio 838が1023、N100が984と、Kompanio 838がわずかに高いスコアを記録しています。一方、マルチコアではN100が2523、Kompanio 838が2260と、N100が上回っています。

まとめ

これらの結果を総合的に見ると、シングルコア性能ではMediaTek Kompanio 838が若干優れているものの、マルチコア性能と総合的なパフォーマンスではIntel N100が優位であると言えます。ただし、これらのベンチマークスコアはあくまで指標の一つであり、実際の使用感は用途や最適化の状況によって異なる可能性があることに注意が必要です。

メモリとストレージ:サクサク動いて、たっぷり保存できる!

ここでは、aiwa Chromebook S11Lenovo Chromebook Duet Gen 9のメモリとストレージに焦点を当て、それぞれのスペックと、日々の使用感にどのような違いをもたらすのかを詳しく解説します。

どちらも快適な動作を支える4GBメモリ

aiwa Chromebook S11Lenovo Chromebook Duet Gen 9は、どちらも4GBのメインメモリを搭載しています。この容量は、ウェブブラウジングで複数のタブを開いたり、「Google Play」からダウンロードしたAndroidアプリを利用したり、ドキュメント作成などの基本的な作業を行うには十分な容量です。

例えば、「Google Chrome」で複数のウェブサイトを同時に閲覧したり、「Gmail」でメールをチェックしながら、「Google ドライブ」に保存した資料を参照したりといった作業も、比較的スムーズに行うことができます。

Lenovo Chromebook Duet Gen 9の高速メモリ規格

ただし、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は「4 GB LPDDR4X-4266MHz (オンボード)」という高速な規格のメモリを採用しています。データ転送速度は4266 MT/s、帯域幅は約34.1 GB/sとされており、aiwa Chromebook S11のメモリ規格は明記されていませんが、この高速なメモリのおかげで、より多くのアプリを同時に起動したり、負荷の高い作業を行ったりする際に、わずかながらパフォーマンスの向上が期待できます。

ストレージ容量の違い:aiwa S11は64GB、Lenovo Duet Gen 9は128GB

ストレージ容量には明確な違いがあります。aiwa Chromebook S1164GBのストレージを搭載しているのに対し、Lenovo Chromebook Duet Gen 9128GBと、2倍の容量を備えています。

ストレージ容量と利用シーン:aiwa Chromebook S11

64GBのストレージがあれば、Chrome OSのアップデートや基本的なアプリのインストールには十分な容量と言えます。普段から「Google ドライブ」などのクラウドストレージをメインに利用し、ローカルには必要最低限のファイルしか保存しないという方であれば、特に不便を感じることは少ないでしょう。

例えば、オンライン学習で必要な資料を一時的にダウンロードしたり、「Spotify」や「YouTube Music」でオフライン再生するために音楽を保存したりする程度であれば、十分な容量です。

ストレージ容量と利用シーン:Lenovo Chromebook Duet Gen 9

128GBのストレージは、より多くのファイルやアプリをローカルに保存したいユーザーにとって大きなメリットとなります。例えば、旅行前に「Netflix」や「Amazon Prime Video」で複数の映画やドラマをダウンロードしてオフラインで楽しんだり、写真編集アプリ「Adobe Lightroom」で大量の写真を編集したりする際に、容量の心配が少なく済みます。また、Androidゲーム「Asphalt 9: Legends」のような比較的大容量のゲームを複数インストールして楽しむことも可能です。

ストレージの拡張性:microSDカードスロットの搭載

aiwa Chromebook S11はmicroSDカードスロットを搭載しており、必要に応じてストレージ容量を容易に拡張できます。これにより、内蔵ストレージ容量が限られている場合でも、柔軟にファイルやデータを保存することが可能です。一方、Lenovo Chromebook Duet Gen 9がmicroSDカードスロットをいません。

まとめ:違いのポイント:

  • メモリ容量: 両機種とも4GB。
  • メモリ規格: Lenovo Chromebook Duet Gen 9はLPDDR4X-4266MHzと高速。
  • ストレージ容量: Lenovo Chromebook Duet Gen 9は128GB、aiwa Chromebook S11は64GB。Lenovoの方が大容量。
  • ストレージ規格: Lenovo Chromebook Duet Gen 9はeMMC 5.1 TLC。
  • 拡張性: aiwa Chromebook S11はmicroSDカードスロット搭載。Lenovo Chromebook Duet Gen 9はmicroSDカードスロットを非搭載。

どちらのChromebookも、日常的な使用には十分なメモリ容量を備えています。ストレージ容量はLenovo Chromebook Duet Gen 9の方が大きいため、より多くのローカルファイルを保存したいユーザーにおすすめです。

バッテリー容量:電源を気にせず一日中使える

aiwa Chromebook S11

ここでは、aiwa Chromebook S11Lenovo Chromebook Duet Gen 9のバッテリー性能に焦点を当て、それぞれの駆動時間や充電方法を比較しながら、外出先でも安心して使える利便性を解説します。

最大約10時間駆動!外出先でも安心のバッテリー持ち

aiwa Chromebook S11は、内蔵型リチウムポリマー充電池により、最大約10時間の連続使用が可能です。これは、例えば学生が朝から夕方までオンライン授業を受けたり、ビジネスパーソンが外出先で一日中リモートワークをしたりするのに十分な駆動時間です。移動中に「YouTube」で好きなアーティストのライブ映像を視聴したり、「Google Play ブックス」で電子書籍をじっくり読んだりする際にも、バッテリー残量を気にすることなく楽しめます。

一方、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は、2セル リチウムイオンポリマーバッテリー(29Wh)を搭載し、約12時間のバッテリー駆動が可能とされています。aiwa Chromebook S11よりもやや長い駆動時間となっており、より長時間電源のない場所で作業したいユーザーにとって魅力的なポイントです。

バッテリー容量と駆動時間の比較

バッテリー容量を比較すると、Lenovo Chromebook Duet Gen 929Whであるのに対し、aiwa Chromebook S115,900mAh / 7.7Vです。Wh(ワット時)とmAh(ミリアンペア時)では単位が異なるため単純な比較は難しいですが、一般的にLenovo Chromebook Duet Gen 9の方がわずかに大きいバッテリー容量を備えていると考えられます。これが、約2時間の駆動時間の差に表れていると言えるでしょう。

充電方法:USB Type-C PD対応で便利

充電方法については、aiwa Chromebook S11Lenovo Chromebook Duet Gen 9のどちらも、USB Type-Cポート(LenovoはUSB3.2 Gen1、aiwaはUSB3.2 Gen2)を介した充電に対応しており、USB PD(Power Delivery)もサポートしています。

これにより、汎用性の高いUSB Type-C充電器を利用できるため、外出先での充電にも困りません。さらに、aiwa Chromebook S11には専用のAC電源アダプターが付属しているため、コンセントからの充電も手軽に行えます。aiwa Chromebook S11の充電時間は約2時間とされており、比較的短時間でフル充電が可能です。Lenovo Chromebook Duet Gen 9も約2時間でフル充電できます。

バッテリー寿命を左右する要素

バッテリーの駆動時間は、使用状況や環境によって変動する可能性があります。例えば、画面の明るさ、Wi-Fiの接続状況、実行するアプリの種類などによって、バッテリーの消費量は変わってきます。しかし、両機種ともに比較的長時間駆動が可能であり、日常的な利用においては十分なバッテリー性能を備えていると言えるでしょう。

まとめ:違いのポイント:

  • バッテリー駆動時間: Lenovo Chromebook Duet Gen 9は約12時間、aiwa Chromebook S11は最大約10時間。Lenovoの方がやや長い。
  • バッテリー容量: Lenovo Chromebook Duet Gen 9は29Wh、aiwa Chromebook S11は5,900mAh / 7.7V。Lenovoの方がわずかに大きい可能性。
  • 充電方法: 両機種ともUSB Type-C PD充電に対応。aiwa Chromebook S11は専用ACアダプター付属。

Lenovo Chromebook Duet Gen 9はより長いバッテリー駆動時間を求めるユーザーに、aiwa Chromebook S11は専用ACアダプターによる充電の利便性を求めるユーザーにおすすめです。どちらも、モバイルワークやオンライン学習、エンターテイメントなど、様々なシーンでバッテリー切れの心配を軽減してくれます。

堅牢性:アクティブな毎日を支えるタフネス!

aiwa Chromebook S11

ここでは、aiwa Chromebook S11Lenovo Chromebook Duet Gen 9の堅牢性に焦点を当て、それぞれの耐久性能を比較しながら、持ち運びの際の安心感について解説します。

過酷な環境にも耐える!MIL-STD-810H準拠のaiwa Chromebook S11

aiwa Chromebook S11は、「小型で堅牢なコンバーチブル Chromebook」として、その耐久性の高さが特長の一つです。特に、アメリカ国防総省が定めるMIL-STD-810H規格に準拠した落下テストに合格しており、日常生活で起こりうる不意の落下による故障のリスクを軽減します。

さらに、温度、衝撃、振動、耐久性、防水など、多岐にわたる厳しいテストをクリアしているため、学校やオフィス、外出先など、様々な場所で安心して使用できます。例えば、通学中のバッグの中で多少の衝撃を受けても、あるいは誤って机から落としてしまっても、壊れにくい設計となっています。

MIL-810H認証と高耐久素材を採用したLenovo Chromebook Duet Gen 9

一方、Lenovo Chromebook Duet Gen 9も、ミリタリーグレードのMIL-810H認証を取得しており、高い堅牢性を備えています。落下、振動、高温、低温といった過酷な環境下での動作が確認されているため、安心して持ち運ぶことができます。

さらに、フルメタルの筐体とCorning Gorilla Glassのディスプレイを採用することで、傷や衝撃に対する耐久性が向上しています。また、付属の柔らかいウレタン樹脂製のフォリオスタンドも、軽量ながらMIL-810H認証に貢献しており、本体をしっかりと保護します。防滴性能も備えているため、多少の水滴がかかっても安心です。

堅牢性の比較と利用シーン

両機種ともにMIL-STD-810H規格に準拠した堅牢性を備えていますが、aiwa Chromebook S11は落下テスト合格に加え、より広範な耐久性テストをクリアしている点が強調されています。これは、日常的な使用における様々なアクシデントに対する安心感につながります。Lenovo Chromebook Duet Gen 9は、高強度の素材であるフルメタル筐体とゴリラガラス、そして防滴性能が特徴です。例えば、カフェで作業中に誤って飲み物をこぼしてしまった場合などでも、故障のリスクを軽減できる可能性があります。

まとめ:違いのポイント:

  • MIL-STD-810H準拠: 両機種とも準拠。aiwa Chromebook S11は落下テストを含む広範なテストに合格。Lenovo Chromebook Duet Gen 9は落下、振動、高温、低温などのテストに合格。
  • 落下テスト: aiwa Chromebook S11は合格を明記。Lenovo Chromebook Duet Gen 9もMIL-810H認証によりクリアしている。
  • 防水性能: Lenovo Chromebook Duet Gen 9は防滴に対応。aiwa Chromebook S11も防水に関するテストをクリアしている。
  • 筐体素材: Lenovo Chromebook Duet Gen 9はフルメタル筐体とゴリラガラス採用。aiwa Chromebook S11の素材に関する詳細な記述は見当たらないが、堅牢な設計。

どちらのChromebookも、持ち運びの際の安心感を高めるための堅牢性を備えています。より広範な耐久性テストをクリアしている点を重視するならaiwa Chromebook S11、高耐久素材と防滴性能を重視するならLenovo Chromebook Duet Gen 9がおすすめです。

カメラとオーディオ:オンライン会議も写真撮影も快適に

ここでは、aiwa Chromebook S11Lenovo Chromebook Duet Gen 9のカメラとオーディオ機能に焦点を当て、それぞれの特徴を比較しながら、コミュニケーションやエンターテイメントにおける利便性を解説します。

多彩な撮影シーンに対応!aiwa Chromebook S11のデュアルカメラ

aiwa Chromebook S11の大きな特徴の一つが、ディスプレイ上部とキーボード上部に搭載されたデュアルカメラです。ディスプレイ上部には100万画素のカメラがあり、これは「Google Meet」や「Zoom」などのオンライン会議アプリでのビデオ通話に最適です。

一方、キーボード上部には500万画素のオートフォーカス対応カメラが搭載されており、タブレットモードで使用する際に、手軽に写真や動画を撮影できます。例えば、オンライン学習中に手元の資料を撮影して共有したり、アイデアスケッチを写真に残したりするのに便利です。

一方、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は、背面に800万画素のオートフォーカスカメラ、前面に500万画素のプライバシーシャッター付きカメラを搭載しています。背面カメラの画素数が高いため、風景写真やドキュメントの撮影など、より高画質な写真を撮りたい場合に適しています。前面カメラにはプライバシーシャッターが付いているため、ビデオ通話を使用しない際に物理的にレンズを隠すことができ、セキュリティ面で安心です。

クリアなサウンドでコミュニケーションもエンタメも快適

aiwa Chromebook S11は、内蔵の2W 4Ωスピーカーを2つ搭載しており、ステレオサウンドを楽しむことができます。これにより、「YouTube」でミュージックビデオを視聴したり、「Google Play ストア」からダウンロードしたゲームをプレイしたりする際に、臨場感のあるサウンド体験を提供します。

また、内蔵マイクも搭載されているため、オンライン会議や音声入力もスムーズに行えます。さらに、3.5mmイヤフォンジャックも備えているため、周囲を気にせずプライベートなリスニングも可能です。

Lenovo Chromebook Duet Gen 9は、SmartAMPオーディオを搭載しており、Waves Audioとの連携により、クリアでパワフルなサウンドを提供するとされています。音楽配信サービス「Spotify」で高音質の楽曲を聴いたり、動画配信サービス「Netflix」で映画を鑑賞したりする際に、より豊かなオーディオ体験が期待できます。マイクロホンとヘッドホンのコンボジャックが1つ搭載されています。

カメラとオーディオ、それぞれの強み

カメラ性能を比較すると、aiwa Chromebook S11は利用シーンに合わせて使い分けられるデュアルカメラ構成が特徴で、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は高画素数の背面カメラとプライバシーシャッター付き前面カメラを備えています。オーディオ面では、aiwa Chromebook S11がステレオスピーカーによる広がりのあるサウンドを提供するのに対し、Lenovo Chromebook Duet Gen 9はSmartAMPオーディオによる高品質なサウンドが魅力です。

まとめ:違いのポイント:

  • 背面カメラ: Lenovo Chromebook Duet Gen 9は800万画素(AF)、aiwa Chromebook S11はキーボード上部に500万画素(AF)。Lenovoの方が高画素。
  • 前面カメラ: Lenovo Chromebook Duet Gen 9は500万画素(プライバシーシャッター付)、aiwa Chromebook S11はディスプレイ上部に100万画素。Lenovoの方が高画素でプライバシー機能付き。
  • デュアルカメラ: aiwa Chromebook S11は搭載、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は非搭載。
  • スピーカー: aiwa Chromebook S11は2W×2のステレオスピーカー、Lenovo Chromebook Duet Gen 9はSmartAMPオーディオ(Waves Audio連携)。
  • ヘッドホンジャック: aiwa Chromebook S11は3.5mmイヤフォンジャック搭載、Lenovo Chromebook Duet Gen 9はマイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック搭載。

利用シーンに合わせてカメラを使い分けたいならaiwa Chromebook S11、高画質な写真撮影やプライバシーを重視するならLenovo Chromebook Duet Gen 9がおすすめです。オーディオに関しても、それぞれの特徴があるので、用途に合わせて選ぶと良いでしょう。

インターフェース:豊富なポートで周辺機器も楽々接続!

aiwa Chromebook S11

ここでは、aiwa Chromebook S11Lenovo Chromebook Duet Gen 9のインターフェースに焦点を当て、それぞれのポート構成を比較しながら、周辺機器との接続における利便性を詳しく解説します。

多彩な周辺機器に対応!豊富なポートを搭載したaiwa Chromebook S11

aiwa Chromebook S11は、多様な周辺機器との接続を可能にする、豊富なインターフェースを搭載しています。まず、従来のUSB機器を接続するのに便利なUSB 3.2 Gen1ポートが2つ備わっています。これにより、USBメモリやマウスなどを直接接続することができます。

さらに、最新の周辺機器との接続や高速データ転送、本体充電、外部ディスプレイへの映像出力に対応するUSB Type-Cポート(USB 3.2 Gen2)が2つ搭載されています。これらのType-CポートはUSB PD(Power Delivery)に対応しているため、対応する充電器であればどちらのポートからでも本体を充電できます。また、DisplayPort Alternate modeにも対応しており、Type-Cケーブル一本で外部モニターに映像を出力することも可能です。

その他、写真データなどを手軽に読み込めるmicroSDカードスロット、有線イヤホンやヘッドホンを使用する際に便利な3.5mmイヤフォンジャック、そして、盗難防止に役立つセキュリティスロット(ケンジントンロック)も搭載されています。本体左側面には、音量調節ボタンも配置されており、直感的な操作が可能です。

USB Type-Cに機能を凝縮したLenovo Chromebook Duet Gen 9

一方、Lenovo Chromebook Duet Gen 9のインターフェースは、2つのUSB3.2 Gen1 Type-Cポートと、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャックという構成になっています。

USB Type-Cポートは、DisplayPort出力機能とPower Delivery (PD)に対応しており、充電、データ転送、映像出力といった複数の機能を兼ね備えています。ワイヤレスイヤホンやヘッドホンを使用するユーザーにとっては、コンボジャックがあれば十分かもしれませんが、有線接続のイヤホンやヘッドホンを使用する場合は、別途アダプターが必要になる場合があります。また、Lenovo Chromebook Duet Gen 9にもボリュームボタンが搭載されています。

接続性の比較と利用シーン

aiwa Chromebook S11は、従来のUSB Type-Aポートを搭載しているため、古い規格の周辺機器もそのまま接続できるのが大きなメリットです。例えば、USBメモリに保存した資料をすぐに開いたり、有線マウスを使って作業したりする際に便利です。

また、microSDカードスロットがあるため、デジタルカメラで撮影した写真データを手軽に取り込んだり、ストレージ容量を拡張したりすることも可能です。USB Type-Cポートも2つ搭載しているため、最新の周辺機器との接続や高速充電、外部ディスプレイへの接続も問題ありません。

Lenovo Chromebook Duet Gen 9は、USB Type-Cポートに機能を集約することで、本体の薄型化に貢献しています。Type-Cポートは汎用性が高く、アダプターを使用すれば様々な周辺機器との接続も可能ですが、標準でUSB Type-AポートやmicroSDカードスロットを備えているaiwa Chromebook S11の方が、より多様な接続ニーズに柔軟に対応できると言えるでしょう。

まとめ:違いのポイント:

  • USB Type-Aポート: aiwa Chromebook S11は2つ搭載、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は非搭載。
  • USB Type-Cポート: 両機種とも2つ搭載。aiwaはUSB 3.2 Gen2、LenovoはUSB 3.2 Gen1。aiwaはDisplayPort Alternate modeに対応。
  • microSDカードスロット: aiwa Chromebook S11は搭載、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は非搭載。
  • イヤフォンジャック: aiwa Chromebook S11は3.5mmイヤフォンジャック搭載、Lenovo Chromebook Duet Gen 9はマイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック搭載。
  • セキュリティスロット: aiwa Chromebook S11は搭載、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は非搭載。

豊富なポート類を備えたaiwa Chromebook S11は、様々な周辺機器を直接接続したいユーザーにおすすめです。一方、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は、USB Type-Cポートを中心としたシンプルな構成を好むユーザーに向いています。

aiwa Chromebook S11のメリット

aiwa Chromebook S11には他のChromebookと比較して、優れた面(メリット)が複数あります。ここではその長所を確認してみましょう。

持ち運びやすさ

aiwa Chromebook S11の最大の特徴は、本体背面に搭載されたハンドルです。これにより、カバンを持たずにChromebookを持ち運ぶことができます。特に、移動が多い学生や、プレゼンテーションなどでChromebookを頻繁に持ち運ぶ必要があるビジネスパーソンにとって、このハンドルは大きなメリットとなります。

Lenovo Chromebook Duet Gen 9やASUS Chromebook CM30 Detachableは軽量で持ち運びやすいですが、専用のケースやカバンが必要となる場合もあります。ASUS Chromebook CM14 Flipは14インチと大型であるため、携帯性は劣ります。Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebookも12.2インチと比較的大型です。

堅牢性

aiwa Chromebook S11はMIL-STD-810H規格に準拠した耐久テストをクリアしており、落下、温度変化、衝撃、振動などに対する高い耐性を備えています。Lenovo Chromebook Duet Gen 9もMIL-STD-810H規格に準拠していますが、aiwa Chromebook S11は「小型で堅牢なコンバーチブル Chromebook」と謳われており、より堅牢性を重視した設計となっています。

ASUS Chromebook CM30 DetachableもMIL-STD-810H規格をクリアしていますが、aiwa Chromebook S11はより広範なテストをクリアしている点が強みです。ASUS Chromebook CM14 FlipもMIL-STD-810H準拠ですが、aiwa Chromebook S11の方が堅牢性を売りにしている点で差別化できます。

多様なインターフェース

aiwa Chromebook S11は、USB 3.2 Gen1ポートを2つ、USB Type-Cポートを2つ、microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック、セキュリティスロットなど、豊富なインターフェースを備えています。特に、USB Type-Aポートが2つある点は、多くの周辺機器をそのまま接続できるため大きなメリットです。

Lenovo Chromebook Duet Gen 9やASUS Chromebook CM30 DetachableはUSB Type-Cポートのみであるため、周辺機器によってはアダプタが必要となります。ASUS Chromebook CM14 FlipはUSB Type-Aポートを1つ搭載していますが、aiwa Chromebook S11よりは少ないです。

デュアルカメラ

aiwa Chromebook S11は、ディスプレイ上部とキーボード上部にデュアルカメラを搭載しています。キーボード上部のカメラは、タブレットモードで使用する場合に便利です。例えば、手元の資料を撮影したり、ホワイトボードを撮影したりする際に、手軽に利用できます。Lenovo Chromebook Duet Gen 9は背面と前面にカメラを搭載していますが、タブレットスタイルでの使用を想定したカメラ配置はaiwa Chromebook S11の強みです。他の機種はシングルカメラ構成です。

360度回転ディスプレイ

aiwa Chromebook S11は360度回転するディスプレイを搭載しており、ノートパソコンモード、タブレットモード、テントモードなど、様々なスタイルで使用できます。Lenovo Chromebook Duet Gen 9は着脱式キーボードを採用しており、タブレットとしても使用できますが、360度回転ディスプレイの柔軟性には及びません。

ASUS Chromebook CM14 Flipも360度回転ディスプレイを搭載していますが、aiwa Chromebook S11と同じ特徴のため、優位性にはなりません。Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebookも360度回転ディスプレイを搭載しています。

aiwa Chromebook S11のデメリット

aiwa Chromebook S11」は魅力的な面が多々あるChromebookですが、他のChromebookと比較すると、デメリットもあります。購入する前に必ず確認しておきましょう。

画面解像度とサイズ

aiwa Chromebook S11は11.6インチで1366×768の解像度ですが、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は10.95インチながらも1920×1200と高解像度です。より精細な表示を求めるならDuet Gen 9が優位です。また、ASUS Chromebook CM30 Detachableも10.5インチでフルHD (1920×1080)と高解像度です。一方、大きな画面で作業したい場合は、14インチのASUS Chromebook CM14 Flipが選択肢となります。

ストレージ容量

aiwa Chromebook S11のストレージは64GBですが、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は128GBと倍の容量があります。写真や動画、音楽などを多く保存したい場合はDuet Gen 9の方が有利です。CM30 Detachableも選択するモデルによっては128GBのストレージを搭載できます。aiwa Chromebook S11はmicroSDカードで拡張可能ですが、内蔵ストレージの速度には及ばないため、速度重視の場合は注意が必要です。

メモリ

aiwa Chromebook S11とLenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook, Lenovo Chromebook Duet Gen 9は4GBメモリですが、ASUS Chromebook CM14 Flipは8GBメモリを搭載しています。多くのアプリを同時に開いたり、重い処理をする場合は、メモリ容量の大きいCM14 Flipの方が快適に動作するでしょう。

プロセッサ

aiwa Chromebook S11はIntel N100を搭載していますが、Lenovo Chromebook Duet Gen 9はMediaTek Kompanio 838を搭載しており、AI処理性能に優れています。AIを活用したアプリを使うことが多い場合は、Duet Gen 9の方が適しているかもしれません。

カメラ

aiwa Chromebook S11はデュアルカメラを搭載していますが、前面カメラは100万画素と、他の機種と比べて解像度が低いです。高画質でのビデオ会議などをしたい場合は、500万画素の前面カメラを搭載したLenovo Chromebook Duet Gen 9の方が有利です。また、Duet Gen 9の背面カメラは800万画素と、aiwa Chromebook S11の500万画素よりも高画質です。

価格

aiwa Chromebook S11は69,800円と、比較機種の中では高価格帯です。Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebookは31,800円と非常に安価で、基本的な機能で十分な場合は魅力的な選択肢となります。他の機種も5万円台で購入できるため、予算を抑えたい場合は他の機種を検討する価値があります。

その他

aiwa Chromebook S11には生体認証(指紋認証など)が搭載されていません。セキュリティ面を重視する場合は、指紋認証を搭載したLenovo Chromebook Duet Gen 9など、他の機種を検討する方が良いでしょう。また、aiwa Chromebook S11はハンドルを搭載しているため持ち運びやすい反面、本体がやや厚くなっています。薄型軽量さを求めるなら、Lenovo Chromebook Duet Gen 9やASUS Chromebook CM30 Detachableの方が優れています。

aiwa Chromebook S11のスペック

  • 型番: JA4-LPC1101
  • ディスプレイ: 11.6インチ IPS タッチディスプレイ (1366 x 768)、360°回転コンバーチブル、タッチペン付属
  • プロセッサ: Intel N100 (4コア/4スレッド、最大3.4GHz)
  • GPU: Intel UHD Graphics
  • RAM(メモリ): 4GB
  • ストレージ: 64GB
  • バッテリー: 内蔵リチウムポリマー (5,900mAh/7.7V)
  • 駆動時間: 最大約10時間
  • 充電: USB Type-C (USB PD対応)、充電時間 約2時間
  • 電源: ACアダプター (AC100V〜)
  • カメラ: 前面: 100万画素、背面 (キーボード上): 500万画素 (AF)
  • ワイヤレス通信: 無線LAN: 802.11 ax/ac/a/b/g/n (Wi-Fi 6)、Bluetooth® 5.2
  • インターフェース: USB3.2 Gen1 x2、USB Type-C (USB3.2 Gen2、PD、DisplayPort) x2、microSDスロット、3.5mmイヤフォンジャック、セキュリティスロット
  • センサー: 加速度センサー
  • キーボード: 78キー 日本語入力
  • スピーカー: 内蔵 2W 4Ω x2
  • マイク: 内蔵
  • タッチペン: USI 2.0、4,096段階筆圧検知、傾き検知対応、充電式
  • 耐久性: MIL-STD-810H準拠 (落下、温度、衝撃、振動、防水など)
  • アプリ: Googleアプリ標準搭載、Google Playストア対応、Microsoft Officeファイル互換
  • ハンドル: 本体背面に搭載
  • 生体認証: 記載なし
  • 筐体: 小型で堅牢なコンバーチブル
  • OS: ChromeOS
  • サイズ: 本体 約 W287 x D19.9 x H199 mm、重量 約 1.36 kg
  • カラー: 記載なし
  • 付属品: ACアダプター、電源ケーブル、電源変換プラグ、タッチペン、タッチペンアダプター、スタートガイド

aiwa Chromebook S11の評価

aiwa Chromebook S11

8つの基準で「aiwa Chromebook S11」を5段階で評価してみました。

画面の見やすさ: ★★★☆☆ (3/5)

理由: 11.6インチのIPSディスプレイは視野角が広く、タッチ操作にも対応している点は良い。しかし、解像度が1366×768とやや低いため、高精細な表示を求めるユーザーには物足りない可能性がある。比較対象のLenovo Chromebook Duet Gen 9は、10.95インチとやや小さいものの、1920×1200の高解像度ディスプレイを搭載しており、精細な表示が可能。

スペック: ★★★☆☆ (3/5)

理由: Intel N100プロセッサは日常的なタスクをこなすには十分な性能だが、高度な処理には力不足。4GB RAMも標準的。64GBストレージはやや少なめだが、microSDカードで拡張可能。Lenovo Chromebook Duet Gen 9はMediaTek Kompanio 838を搭載し、AI処理に特化したNPUを備えている点が差別化ポイント。

耐久性: ★★★★☆ (4/5)

理由: MIL-STD-810H規格準拠の耐久テストをクリアしており、落下や衝撃、温度変化などへの耐性が高い。Lenovo Chromebook Duet Gen 9もMIL-STD-810H準拠だが、aiwa Chromebook S11はより広範なテストをクリアしている点が強み。

通信: ★★★★☆ (4/5)

理由: Wi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応しており、高速で安定した通信が可能。

機能: ★★★★☆ (4/5)

理由: 360度回転ディスプレイ、4096段階筆圧検知対応タッチペン、デュアルカメラ、ハンドルなど、多様な機能を搭載。特にハンドルは携帯性に優れ、大きなメリットと言える。

デザイン: ★★★☆☆ (3/5)

理由: ハンドル付きのデザインは実用的だが、スタイリッシュさには欠ける。Lenovo Chromebook Duet Gen 9のフルメタル筐体と比べると、高級感の面で劣る。

使いやすさ: ★★★★☆ (4/5)

理由: 360度回転ディスプレイとタッチペンにより、様々なスタイルで利用可能。ハンドルも持ち運びに便利。Chrome OSのシンプルさも使いやすさに貢献。

価格: ★★★☆☆ (3/5)

理由: 69,800円という価格は、機能と性能を考えるとまずまずだが、競合機種と比較するとやや高め。Lenovo Chromebook Duet Gen 9は53,800円と、より安価で購入できる。

総評: ★★★☆☆ (3/5)

aiwa Chromebook S11は、360度回転ディスプレイ、タッチペン、ハンドルなど、実用的な機能を多数備えたChromebookです。MIL-STD-810H準拠の高い耐久性も魅力。特にハンドルは、他のChromebookにはない大きな特徴であり、携帯性を重視するユーザーにとって大きなメリットとなるでしょう。Intel N100プロセッサは日常的なタスクをこなすには十分な性能ですが、より高い処理能力を求めるユーザーには物足りないかもしれません。

また、69,800円という価格は、競合機種と比較するとやや高めの設定です。総合的に見ると、携帯性と堅牢性を重視するユーザーにおすすめできるChromebookですが、価格と性能のバランスを考えると、他の選択肢も検討する価値があります。特に、Lenovo Chromebook Duet Gen 9は、より安価で高解像度ディスプレイを搭載しているため、有力なライバルとなるでしょう。

aiwa Chromebook S11を買うべきか?

aiwa Chromebook S11の購入を検討する際に重要なのは、その特徴がニーズに合致するかどうかです。便利なハンドル、堅牢性、豊富なインターフェース、そしてタブレットスタイルでの活用といったメリットは魅力的ですが、同時に価格、画面解像度、ストレージ容量など、考慮すべきデメリットも存在します。

まず、携帯性と堅牢性を重視するなら、aiwa Chromebook S11は有力な候補となるでしょう。ハンドルは持ち運びの負担を軽減し、MIL-STD-810H準拠の耐久性は、様々な環境での使用を可能にします。さらに、USB Type-Aポートを含む豊富なインターフェースは、多くの周辺機器との接続を容易にします。360度回転ディスプレイとタッチペンは、タブレットスタイルでの使用を快適にし、クリエイティブな作業にも対応できます。

しかし、これらのメリットを享受するためには、他のChromebookと比較して高めの価格を受け入れる必要があります。また、画面解像度がやや低い点、ストレージ容量が64GBと標準的な点も考慮すべき点です。もし高解像度ディスプレイや大容量ストレージを重視するのであれば、Lenovo Chromebook Duet Gen 9やASUS Chromebook CM30 Detachableなど、他の選択肢を検討する方が良いかもしれません。

最終的に、aiwa Chromebook S11を買うべきかどうかは、ニーズと予算によって決まります。もしあなたが、多少の価格差を許容しても、携帯性、堅牢性、そして多様なインターフェースを重視するのであれば、aiwa Chromebook S11は良い選択となるでしょう。しかし、価格を最優先事項とするならば、他のChromebookの方が適している可能性があります。購入前に、自身の使用目的と優先順位を明確にし、他のChromebookと比較検討することをおすすめします。

aiwa Chromebook S11に最適な人

aiwa Chromebook S11は、以下のような人に最適です。

携帯性と堅牢性を重視する人

ハンドル付きでMIL-STD-810H規格準拠のaiwa Chromebook S11は、持ち運びが多く、多少ラフに扱っても大丈夫なChromebookを求める人に最適です。例えば、学生が通学時に持ち運んだり、営業担当者が顧客先でプレゼンテーションを行う際に便利です。

多様なインターフェースが必要な人

USB Type-Aポートを2つ備えているため、既存のUSB機器をそのまま接続できます。USBメモリやマウス、外付けHDDなどを頻繁に使う人にとって、これは大きなメリットです。また、USB Type-Cポートも2つ搭載しており、最新の周辺機器にも対応できます。

タブレットスタイルでの使用が多い人

360度回転ディスプレイとタッチペンにより、タブレットスタイルでも快適に使用できます。電子書籍を読んだり、動画を視聴したり、手書きメモを取ったりする際に便利です。キーボード上部に搭載されたカメラも、タブレットスタイルでの使用時に役立ちます。

Chromebookを様々な場所で活用したい人

ハンドル付きで堅牢性が高いため、カフェや図書館、公園など、様々な場所でChromebookを使用したい人に向いています。また、バッテリー駆動時間も約10時間と比較的長いため、外出先でも安心して使用できます。

デジタル教材を使う学生や教育関係者

タッチペンによる手書き入力は、PDF教材への書き込みやノートテイキングに最適です。また、堅牢性が高いので、学校現場での使用にも耐えられます。

まとめとして、aiwa Chromebook S11は以下のような特徴を重視する人におすすめです。

  • どこでも手軽に持ち運べる
  • 多少ラフに扱っても壊れにくい
  • 多様な周辺機器を接続できる
  • タブレットスタイルでも快適に使える

逆に、高解像度ディスプレイや大容量ストレージ、高い処理性能を重視する人には、他のChromebookの方が適しているかもしれません。

aiwa Chromebook S11の価格・購入先

ECサイト

  • 楽天市場(aiwaダイレクト楽天市場店)で69,800円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで69,800円(送料無料)、

で販売されています。

Amazonで「aiwa Chromebook S11」をチェックする

楽天市場で「aiwa Chromebook S11」をチェックする

ヤフーショッピングで「aiwa Chromebook S11」をチェックする

おすすめの類似製品を紹介

aiwa Chromebook S11に似た性能をもつChromebookも販売されています。

Lenovo Chromebook Duet Gen 9

レノボから発売された10.95インチの着脱式 2in1 Chromebookです(2024年11月 発売)。

MediaTek Kompanio 838、4GB LPDDR4Xメモリ(Amazon限定品Duet 11は8GB)、WUXGA液晶(解像度1920 x 1200 ドット)、128GB eMMC 5.1ストレージ、29Whrバッテリー、背面8MPカメラ(AF対応)、前面5MPカメラ、Chrome OSを搭載しています。

また、Lenovo USI Pen 2(付属・筆圧4096段階)、フォリオキーボード(付属)、フォリオスタンド(付属・キックスタンド付き)、プライバシーシャッター、Waves MaxxAudioテクノロジー、防滴、MIL-STD-810H規格、30W急速充電(専用AC使用)、4K映像出力、USB3.2 Gen1 Type-C(DP映像出力、PD充電) x2、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで53,800円(税込・Duet 11・Kompanio 838・83HH000TJP)、楽天市場で49,522円(送料無料)、ヤフーショッピングで49,760円、米国 Amazon.comで$309.09 (2024モデル)、です。

関連記事:レノボの新型Chromebook「Duet Gen 9」の性能、機能、評価

ASUS Chromebook CM30 Detachable

ASUSから発売された10.1インチの着脱式 2in1 Chromebookです(2023年12月22日に発売)。

MediaTek Kompanio 520 (8186) プロセッサ、4GB LPDDR4X メモリ、フルHDのワイドTFTカラー液晶(タッチ対応)、eMMC 64GB ストレージ、12時間駆動する38Whバッテリー、背面503万画素のメインカメラ、前面503万画素のフロントカメラを搭載しています。

また、4G LET通信(※対応モデルのみ)、筆圧4096段階のASUS USI Pen(付属)、スタンド付きカバー(付属)、MIL-STD 810H規格、78キー日本語キーボード (JIS配列)、Google playストア、Androidアプリ、USB3.2 Gen1 Type-C (Data/給電/DP映像出力) ×1、nanoSIMスロット ×1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、Amazonで53,109円(税込)、楽天市場で34,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで67,156円、です。

関連記事:モバイルに最適「ASUS CM30 Detachable」の性能と評価

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook

レノボから発売された12.2インチの2-in-1 Chromebookです(2023年8月に発売)。

Intel N100、4GB LPDDR5メモリ、フルHDのIPS液晶、64GB eMMC 5.1ストレージ、最大12時間駆動する47Whバッテリー、前面:720p HDカメラ (プライバシーシャッター付)を搭載しています。

また、ステレオスピーカー(2.0Wx2)、フルサイズ日本語キーボード、デジタルアレイ マイクロホン(ミュートキー付き)、マルチタッチ操作、USB3.2 Gen2 Type-C (Powerdelivery 対応、DisplayPort 出力機能付き) x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで31,800円(税込)、楽天市場で39,480円(送料無料)、ヤフーショッピングで37,710円(送料無料)、です。

関連記事:「IdeaPad Flex 3i Chromebook」のメリット・デメリット

ASUS Chromebook CM14 Flip

ASUSから発売された14インチの2-in-1 Chromebookです(2023年5月18日に発売)。

MediaTek Kompanio 520、8GBLPDDR4Xメモリ、フルHDのワイドTFTカラー液晶、64GB eMMCストレージ、約12.1時間駆動するバッテリー、92万画素Webカメラ(Face AI対応/プライバシーシールド付き)を搭載しています。

また、筆圧4096段階の「ASUS USI Pen」(本体に収納可能)、防滴キーボード(アンチバクテリア加工)、MIL-STD810Hに準拠した高い耐久性、デュアル ステレオスピーカー、360度回転、タッチ操作、ケンジントンロック、ゼロタッチ登録、

Google Playストア、Android/Linuxアプリ、2つのUSB3.2 Type-C Gen1ポート(PD充電/DP映像出力/データ転送)、USB3.2 (Type-A/Gen1) x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで60,282円(税込)、楽天市場で47,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで69,800円、です。

関連記事:ASUS Chromebook CM14 Flip レビュー!回転式でペン付き

その他のおすすめChromebookは?

その他のおすすめChromebookは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

Andoroidアプリが使える最新 Chromebook ラインナップ 一覧

最新のタッチ対応Chromebookをまとめて紹介しています。

ASUS Chromebookが最高に使いやすい 最新 全機種を比較

ASUSのChromebookをまとめて紹介しています。

レノボ Chromebookは高性能でコスパよし! 最新 機種 まとめ

レノボのChromebookをまとめて紹介しています。