「Dragon Touch Y88X PRO / Plus」スペック、性能、価格、比較


Android9.0を搭載した7.0型のタブレット「Dragon Touch Y88X PRO」のスペック、性能、価格を紹介!  「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)や「HUAWEI MediaPad T3 7」との比較・違いも合わせて掲載しています。

※2020年12月ごろからAndroid 10 OSを搭載した「Dragon Touch Y88X PRO」が発売されました。スペックは従来モデルと同じのようです。

※2020年7月8日、AmazonにAndroid 9.0を搭載した「Dragon Touch Y88X Plus」が発売されました。スペックは「Dragon Touch Y88X PRO」と同じようです。

Android9.0を搭載した7型タブレット「Dragon Touch Y88X PRO」

Dragon Touch Y88X PRO」はは決してハイスペックなタブレットではない。用途としてはブラウジングやYouTubeなどの動画視聴、TwitterやFacebookなどのSNSアプリ、軽めのゲームなどに限られるだろう。

しかし、Android 9.0 OSを搭載している点で、他のタブレットよりも便利な機能が使えるというメリットがある。

具体的には新しいナビゲーションバー、電源ボタンでのスクリーンショット撮影、一時的に画面を回転させる機能、通知のオフ機能、自動調整バッテリー機能(頻度の低いアプリのバッテリー消費を制限する)、使いすぎ防止機能などが追加。Android8.1を搭載したタブレットよりも使い勝手が大幅に向上している。

現在(2019/7)、Android9.0が使える日本国内のタブレットは「FRONTIER LT101」(※公式ショップのみで販売中)と「Dragon Touch Y88X PRO」のみ。

他のタブレットはAndroid8.1が多くなっているが、7インチに限ってはAndroid7.0ベースの「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)やAndroid6.0の「HUAWEI MediaPad T3 7」などに選択肢が限られる。タブレットでAndroid9.0をいち早く試したいなら、「Dragon Touch Y88X PRO」がおすすめだ。

「Dragon Touch Y88X PRO」 のスペック

  • ディスプレイ 7.0インチ、解像度1024×600ドットの液晶
  • プロセッサ Rockchip RK3326 Quad-core 1.5 GHz
  • RAM(メモリ) 2GB DDR3
  • ストレージ容量 16GB
  • 外部ストレージ 最大128GBまで拡張可能
  • バッテリー 2500mAh
  • 背面カメラ 200万画素
  • 前面カメラ 30万画素
  • ワイヤレス通信 WiFi 802.11 b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 4.0
  • インターフェース microUSB、microSDカードスロット×1、ヘッドホンジャック×1
  • OS Android9.0
  • サイズ 181.6×120.9×10.6mm
  • 重量  250g
  • カラー  ブラック

「Dragon Touch Y88X PRO」のAntutuベンチマーク

Dragon Touch Y88X PRO」のAntutuベンチマークスコアはまだ公開されていませんが、プロセッサ(Rockchip RK3326)が「Vankyo MatrixPad Z4 PRO」と同じになるため、ベンチマークスコアもほぼ同じになることが予想されます。

Vankyo MatrixPad Z4 PRO」のAntutuベンチマークスコアは、総合で「43100」、CPUで「16108」、GPUで「3174」、MEMで「16824」、UXで「6991」。

総合で約4万点台になっていることから、ブラウジングやYouTubeなどの動画視聴、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSアプリ、ブラウザゲームぐらいなら快適に動作することが分かります。

※Antutuスコアとは3D性能、UX速度、CPU性能、RAM性能を総合した評価点のこと。

参考資料「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)のベンチマーク

Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)のAnTuTuアプリによるベンチマークスコアは総合で「30118」、CPUで「11762」。

参考資料「HUAWEI MediaPad T3 7」のベンチマーク

HUAWEI MediaPad T3 7」のAnTuTuアプリによるベンチマークスコアは「22300」(CPU)だった。

「Dragon Touch Y88X PRO」の性能を比較

Dragon Touch Y88X PRO」の性能についてまとめてみました。「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)や「HUAWEI MediaPad T3 7」の性能と比較しています。

ディスプレイの性能を比較

Dragon Touch Y88X PRO」は 7.0インチ解像度1024×600ドットのIPS液晶を搭載。178ºの広視野角が可能なIPS液晶で、どの角度から見ても見やすくなっている。

なお、「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)のディスプレイは、7.0インチ、解像度1024×600ドットのIPS液晶だった。「HUAWEI MediaPad T3 7」のディスプレイは7インチ、解像度1024×600のIPS液晶だった。

プロセッサ・メモリ・グラフィック性能を比較

Dragon Touch Y88X PRO」のプロセッサはRockchip RK3326 Quad-core 1.5 GHz 、RAM(メモリ)は2GB DDR3 を搭載。64ビット対応の4コア プロセッサで、最大1.5 GHzの周波数で駆動。グラフィック(GPU)は Mali G31MP2 を採用し、動画やゲームを滑らかに再生する。

一方、「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)のプロセッサはMediaTek MT8163V/B クアッドコア 1.3GHz 、RAMは1GB、グラフィック(GPU)はARM Mali-T720を採用していた。

また、「HUAWEI MediaPad T3 7」のプロセッサはMediatek MT8127 クアッドコア A7 4 x 1.3 GHz 、RAM(メモリ)は2GB、グラフィック(GPU)には Mali-450 MP4を採用していた。

バッテリー性能を比較

Dragon Touch Y88X PRO」のバッテリー容量は2500mAh音楽再生で5時間、動画再生で3時間となっている。通常使用時の場合はおそらく6〜8時間ほど駆動すると予想される。

なお、「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)のバッテリー駆動時間は最大7時間(読書、音楽、TV番組、映画の視聴、Web閲覧)だった。

また、「HUAWEI MediaPad T3 7」のバッテリー容量は3100mAh 。動画再生時で5~6時間ほど連続して駆動できた。

ストレージ性能を比較

Dragon Touch Y88X PRO」のストレージ容量は16GB 。microSDカードで最大128GBまで拡張できる。

「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)のストレージ容量は16/32GB。micro SDカードで最大512GBまで拡張できた。「HUAWEI MediaPad T3 7」のストレージ容量は16GBで、micro SDカードで最大128GBまで増設できた。

カメラ 性能を比較

Dragon Touch Y88X PRO」は背面200万画素のメインカメラ前面30万画素のフロントカメラを搭載。メモ撮影やSkypeなどのチャットなどで活用できる。

一方、「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)のカメラは背面200万画素、前面200万画素。

HUAWEI MediaPad T3 7」のカメラも背面200万画素、前面200万画素だった。

通信 性能を比較

Dragon Touch Y88X PRO」は WiFi 802.11 b/g/n(2.4GHz)Bluetooth 4.0 をサポートする。Wi-Fiデュアルバンドには対応していない。また、SIMスロットは非搭載のため、単体で通信することはできない。

一方、「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)はWi-Fi 802.11a/b/g/n (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.2をサポートしていた。

また、「HUAWEI MediaPad T3 7」はWiFi 802.11 a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.1をサポートしていた。

インターフェースの性能を比較

Dragon Touch Y88X PRO」のインターフェースはmicroUSB、microSDカードスロット×1、ヘッドホンジャック×1。搭載センサーはGセンサー。

一方、「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)のインターフェースは Micro USB 2.0、microSDカードスロット、3.5mmジャックだった。

また、「HUAWEI MediaPad T3 7」のインターフェースは micro USB、micro SDカードスロット、3.5mmステレオジャックだった。

サイズや重さ、カラーを比較

Dragon Touch Y88X PRO」のサイズは181.6×120.9×10.6mmで、重量は250g。カラーはブラックをラインナップする。

一方、「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)のサイズは192mm x 115mm x 9.6mmで、重量は286gだった。

また、「HUAWEI MediaPad T3 7」のサイズは179(幅)×103.68(高さ)×8.6(奥行)mmで、重量は約250gだった。

「Dragon Touch Y88X PRO」と 「Fire 7」「MediaPad T3 7」の違い  まとめ

Dragon Touch Y88X PRO」は「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)や「HUAWEI MediaPad T3 7」とどのように違っているのだろうか? スペックや機能を比較しながら、その違いを明らかにしてみたい。

Google Play対応

Dragon Touch Y88X PRO」はGoogle Playストアに対応し、Androidアプリを自由に追加することができる。一方、「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)はGoogle Playストアに対応していないため、「APKPure」(https://apkpure.com/jp/)などを利用して自分でアプリを追加する必要がある。

メモリ2GB

Dragon Touch Y88X PRO」は2GBメモリを搭載している。一方、「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)は1GBメモリ搭載し、「Dragon Touch Y88X PRO」の半分しかない。「HUAWEI MediaPad T3 7」は2GBメモリを搭載し、「Dragon Touch Y88X PRO」と同じメモリ容量となる。

Bluetoothのバージョンは古め

Dragon Touch Y88X PRO」のBluetooth バージョンは4.0。一方、「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)はBluetooth 4.2をサポートし、「HUAWEI MediaPad T3 7」はBluetooth4.1をサポートしている。Bluetooth バージョンは新しい方が高速で、かつ途切れにくい。バージョンが古いと突然通信が途切れるなどトラブルが発生する可能性がある。

ボディがやや厚い

Dragon Touch Y88X PRO」の厚さは10.6mm。一方、「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)は厚さ 9.6mm、「HUAWEI MediaPad T3 7」が厚さ 8.6mm と、「Dragon Touch Y88X PRO」よりも薄くなっている。

前面カメラの性能が劣る

Dragon Touch Y88X PRO」のカメラは背面200万画素、前面30万画素。一方、「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)と「HUAWEI MediaPad T3 7」のカメラは背面200万画素、前面200万画素と、「Dragon Touch Y88X PRO」よりも前面カメラの画素数が高くなっている。

ディスプレイのサイズ・解像度・ストレージ容量は互角

Dragon Touch Y88X PRO」、「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)、「HUAWEI MediaPad T3 7」はディスプレイのサイズ(7インチ)、解像度(1024×600ドット)、ストレージ容量(16GB)は同じなっている。

「Dragon Touch Y88X PRO」のメリット・デメリット

Dragon Touch Y88X PRO」は本当に買うべきタブレットなのだろうか? メリットやデメリット、「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)や「HUAWEI MediaPad T3 7」との比較を参考にしてその是非を明らかにしてみよう。

メリット

・Android 9.0が使える
※「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)はAndroid7.0ベース・「HUAWEI MediaPad T3 7」はAndroid6.0

・Google Play対応
※「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)は非対応

・2GBメモリを搭載
※「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)は1GB

・64ビット対応の Rockchip RK3326 クアッドコア プロセッサ搭載
※ブラウジングやYouTubeなどの動画視聴、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSアプリ、ブラウザゲームなどの用途であれば快適に動作する

・OTGに対応している
※micro USB経由でマウスやキーボードと接続できる

・重さ250gで携帯性に優れる
※8インチサイズは300g以上になる

デメリット

・音声認識機能が使えない
※「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)は対応する

・Fire 7よりも価格が高い
※「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)は5,980円・「Dragon Touch Y88X PRO」は9,999 円

・SIMフリーでない
※Wi-FiとBluetooth通信のみ対応

・HDMI出力に対応していない
※画面を外部ディスプレイに映すことができない

総合 評価

Dragon Touch Y88X PRO」は決してハイスペックなタブレットではないが、一万円ほどのタブレットとしては十分なスペックを持っていることは間違いない。

Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)や「HUAWEI MediaPad T3 7」と同じディスプレイ解像度やストレージ容量を持ちながら、Google Play対応や2GBメモリ、OTG対応など「Amazon Fire 7」(2019・Alexa対応)にはないメリットもある。

また、「HUAWEI MediaPad T3 7」は「Dragon Touch Y88X PRO」とほぼ同じスペックを持っているが、Android6.0と古めのOSになっているため、「Dragon Touch Y88X PRO」の方がお買い得である。

SIMフリーでないのが、ちょっと残念ではあるが、1万円ほどで買える7型タブレットとして十分に役立ってくれることは間違いない。Kidoz(使うアプリに制限をかけられる)対応で、スペックがそれほど高くないため(※重いゲームは不可)、子供に買い与えるタブレットとしても最適だろう。

「Dragon Touch Y88X PRO」の価格は?

Dragon Touch Y88X PRO」は、

Amazonで6,999円、

ヤフーショッピングでは9,031円〜 (税込)、

で販売されています。

なお、AliExpressではキッズモデルがUS $81.99で販売されています。

米国 Amazon.comではキッズモデルが$59.99 + $9.07 shippingで販売されています。

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