2019年5月、日本でサムスンから発売された「Galaxy S10」のスペック、Antutuベンチマーク、カメラ性能、特徴、価格、対応バンドを紹介します。
※2021年4月22日、日本で「Galaxy S21 5G」が発売されました。
※2021年1月29日、「Galaxy S21 Ultra 5G」が発売されました。
※2020年3月6日から「Galaxy S20 Ultra」も発売中です。
「Galaxy S10」の特徴 まとめ
「Galaxy S10」はAndroid 9.0を搭載した6.1型のスマートフォン。IP68の防水防塵ボディにSamsung Exynos 9820 Octa(or Qualcomm SDM855 Snapdragon 855)と8GB RAMを搭載。19:9のDynamic AMOLED液晶、超広角、広角、望遠のトリプルカメラ、3000mAhバッテリー、128 (or 512GB)を備えるほか、
ディスプレイ内指紋認証(超音波式)、WPC/PMA準拠のワイヤレス充電、Fast Wireless Charging 2.0による急速充電、4×4 MIMO、Wi-Fi 6レディ(第6世代無線LAN)にも対応している。
「Samsung Galaxy S10」のスペック 一覧
- ディスプレイ 6.1インチ、解像度1440 x 3040ピクセルの液晶
※19:9 / Curved Dynamic AMOLED / Infinity-O Display / Quad HD+ / 画面占有率 93.1% - プロセッサ Samsung Exynos 9820 Octa or Qualcomm SDM855 Snapdragon 855
※出荷される国と地域によって異なる - GPU Mali-G76 MP12 or Adreno 640
- RAM(メモリ) 8 GB
- ストレージ容量 128 or 512GBで
- 外部ストレージ micro SDカードで最大512GBまで増設可能
- バッテリー容量 3000mAh
- 駆動時間 連続スタンバイ時間で約390時間(16日間)、連続通話で約1,930分(32時間)
- 充電時間 TypeC 共通 ACアダプタ 01:約120分、TypeC 共通 ACアダプタ 02:約100分
- 背面カメラ 1200+1200万画素+1600万画素
- 前面カメラ 1000万画素
- OS Android 9.0
- 防水防塵 IP68準拠
- セキュリティ 顔認証、指紋認証
- サイズ 149.9 x 70.4 x 7.8 mm
- 重量 157 g
- カラー プリズムホワイト、プリズムブラック、プリズムグリーン、プリズムブルー、カナリーイエロー、フラミンゴピンク
- SIMカード Nano SIM(デュアルSIM)
- 対応バンド
4G LTE band 1(2100), 2(1900), 3(1800), 4(1700/2100), 5(850), 7(2600), 8(900), 12(700), 13(700), 17(700), 18(800), 19(800), 20(800), 25(1900), 26(850), 28(700), 32(1500), 38(2600), 39(1900), 40(2300), 41(2500), 66(1700/2100)、
3G HSDPA 850 / 900 / 1700(AWS) / 1900 / 2100 MHz、
2G Network GSM 850 / 900 / 1800 / 1900
「Samsung Galaxy S10」のAntutuベンチマーク
「Samsung Galaxy S10」のAnTuTuベンチマークが判明。総合で33万点を超えていました。プロセッサはSamsung Exynos 9820 オクタコアです。 pic.twitter.com/beYZSEp3lo
— BURARI (@akiba_burari) February 19, 2020
「Samsung Galaxy S10」のAnTuTuアプリによるベンチマークスコアは、
総合で「330742」、CPUで「101123」、GPUで「146992」、MEMで「12373」、UXで「70254」。
※Antutuスコアとは3D性能、UX速度、CPU性能、RAM性能を総合した評価点のこと。
「Galaxy S10」 のカメラ性能
「Galaxy S10」 の特徴をまとめてみました。
16MPのトリプルカメラ・超広角や望遠撮影も
「Galaxy S10」は背面に1200+1200万画素+1600万画素のトリプルカメラを搭載。16MPカメラでは123度の超広角撮影が可能。12MPカメラではSuperSpeedデュアルピクセルイメージセンサーによる広角撮影が、もう一つの12MPカメラでは光学式手ぶれ補正が使える望遠撮影が利用できるようになっています。
そのほか、0.5/2倍の光学ズーム、10倍のデジタルズーム、光学式手ぶれ補正、AI&NPUによる最大30シーンの自動認識(人物、ステージ、クルマ、猫、犬、赤ちゃんなど)に対応。PDAF、デュアルLEDフラッシュ、顔認識、タッチフォーカス、オートHDR、パノラマ、ジオタグなどの機能も利用できます。
「Galaxy S10」のカメラ性能 まとめ
背面カメラ 12MP + 12MP +16MP
前面カメラ 10MP
超広角 対応 123度
望遠 非対応(望遠レンズなし) ※ズーム機能はあり
マクロ撮影 非対応
機能 SuperSpeedデュアルピクセルイメージセンサー(広角撮影)、光学式手ぶれ補正、0.5/2倍の光学ズーム、10倍のデジタルズーム、光学式手ぶれ補正、AI&NPUによる最大30シーンの自動認識(人物、ステージ、クルマ、猫、犬、赤ちゃんなど)に対応。PDAF、デュアルLEDフラッシュ、顔認識、タッチフォーカス、オートHDR、パノラマ、ジオタグ
「Galaxy S10」 の特徴
「Galaxy S10」 の特徴をまとめてみました。
6.1インチのDynamic AMOLED液晶・HDR10+にも対応
「Samsung Galaxy S10」は6.1インチ、解像度1440 x 3040 pxのDynamic AMOLED液晶を搭載。アスペクト比19:9のフルスクリーン有機EL液晶で、画面占有率 93.1%の高い没入感を実現しています。
また、より広い明るさの幅(ダイナミックレンジ)を表現できる技術「HDR10+」に対応。より幅広い色の領域(色数の範囲)を表現できるデジタルシネマ規格の「DCI-P3」にも対応し、美しい映像で動画を楽しめるようになっています。
Exynos 9820&8GBメモリで爆速動作! 3Dゲームもサクサク
「Samsung Galaxy S10」はSamsung Exynos 9820 オクタコアプロセッサを搭載(※Qualcomm SDM855 Snapdragon 855搭載モデルもあり) 。8nmプロセスで製造された64ビット対応の8コアプロセッサで、Antutuベンチマークスコアは「330742」点を記録。大容量8 GB メモリと40%の性能向上と35%の電力効率改善を実現したARM Mali-G76 GPU グラフィックスとの組み合わせで、3Dゲームもサクサク動作します。
ワイヤレス充電&ワイヤレスパワーシェア機能に対応
「Samsung Galaxy S10」は3000mAhバッテリーを搭載。連続スタンバイ時間で約390時間(16日間)、連続通話で約1,930分(32時間)駆動することができます。また、
USB Type-CによるQuick Charge 2.0の急速充電に対応。「Fast Wireless Charging 2.0」によるワイヤレス充電も利用できる。そのほか、他のデバイスへワイヤレスで給電できる「ワイヤレスパワーシェア」機能が利用可能。Qi対応のスマートフォンやサムスン製の完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」などの対応ウェアラブルデバイスに給電できる。
Cat.20 LTEの超高速通信が利用できる
「Samsung Galaxy S10」は最大7つのバンドを束ねる7CAに対応。エンハンスド4×4 MIMOに対応したCat.20 LTEを採用し、受信時最大2.0Gbps、送信時最大150Mbpsを実現しています。
IP68の防水防塵に対応・極薄&湾曲ボディで手にもフィット
「Samsung Galaxy S10」はIP68準拠の防水防塵に対応。雨や台所でも安心して使用できます。また、ディスプレイの左右を湾曲させた形状を採用し、厚さ7.8 mmで手にもフィットしやすくなっています。
顔認証&指紋認証に対応
「Samsung Galaxy S10」は生体認証として顔認証と指紋認証に対応。顔認証は2Dでの認証のみ対応し、指紋認証は米クアルコムなどが推進していた超音波式を採用しているため、高速でロック解除できます。
「Samsung Galaxy S10」と「Galaxy S9」との違い
「Samsung Galaxy S10」は前モデルの「Samsung Galaxy S9」と比べてどのように違っているのだろうか?スペックと機能をふまえつつ、「液晶ディスプレイ」、「カメラ性能」、「指紋認証」、「通信性能」、「充電性能」の5項目に分けて、その違いを徹底的に検証してみよう。
液晶ディスプレイの違い
「Samsung Galaxy S10」の液晶ディスプレイはアスペクト比19:9のDynamic AMOLED液晶で、解像度は1440 x 3040。それに対して「Samsung Galaxy S9」の液晶ディスプレイは18.5:9のInfinity Display液晶で、解像度は1440 x 2960。
解像度だけを見るとあまり変わっていないように見えるが、「Samsung Galaxy S10」の液晶ディスプレイはHDR10+認証に対応しており、明暗差のバランスが非常に優れている。それに加えて白飛びや黒つぶれの少ない「ダイナミックトーンマッピング」、映画撮影のカラーフィルム色域に対応する「デジタルシネマ規格のDCI-P3」にも対応しており、映像の美しさが格段に上がっている。
カメラ性能の違い
「Samsung Galaxy S10」には超広角、広角、望遠の3つのカメラ(背面1200+1200万画素+1600万画素)が搭載されており、シングルカメラ(背面1200万画素)だった「Samsung Galaxy S9」と大きく異なっている。
また、「Samsung Galaxy S10」では3つのカメラを活かして0.5/2倍の光学ズーム、10倍のデジタルズームが使えるほか、光学式手ぶれ補正にも対応する。その他にも、AI機能(NPU)による最大30シーンの自動認識も可能になっており、カメラの使い勝手は「Samsung Galaxy S9」を大きく上回っている。
指紋認証の違い
「Samsung Galaxy S10」は前モデルの「Samsung Galaxy S9」と同様に指紋認証に対応している。しかし、「Samsung Galaxy S10」は「Samsung Galaxy S9」とは違い、ディスプレイ内に指紋センサーを搭載。米クアルコムが推進する超音波式で高速にロック解除できるというメリットがある。
なお、「Samsung Galaxy S9」は顔認証の他に目でロック解除する「虹彩認証」にも対応していたが、「Samsung Galaxy S10」では対応しておらず、指紋認証と顔認証のみに対応している。
通信性能の違い
「Samsung Galaxy S10」は4G LET通信よりも高速な5G通信対応モデルも販売される予定になっている。また、Wi-Fi 6レディ(第6世代無線LAN)にも対応しており、前モデル「Samsung Galaxy S9」の性能を大きく上回っている。
5G通信やWi-Fi 6レディはこれから普及するサービスだが、通信速度が飛躍的に向上することから「次世代スマホ」の必須条件となる。これからの時代はいかにハイスペックであっても、通信速度が遅くては意味がない。「ハイスペック」と呼べるスマホは、5Gなどのずば抜けた通信速度が出せるものに限られるようになる。そういう意味で両者の違いは計り知れないほど大きいと言える。
充電性能の違い
「Samsung Galaxy S10」のバッテリー容量は3000mAhで、前モデルの「Samsung Galaxy S9」のバッテリー容量も3000 mAh。一見全く変わらないように見えるが、実は充電性能が異なっている。「Samsung Galaxy S10」はUSB Type-CによるQuick Charge 2.0/AFCやWPC/PMA互換のワイヤレス充電に対応し、充電速度も非常に速い。
また、他のスマホやデバイスへワイヤレス給電する「ワイヤレスパワーシェア」にも対応するなど充電性能が飛躍的に向上している。「Samsung Galaxy S10」はバッテリー駆動時間よりも充電性能に磨きをかけ、前モデル「Samsung Galaxy S9」の使い勝手を大きく上回っていることが分かる。
参考資料「Galaxy S9」 スペック 一覧
- ディスプレイは5.8 インチ、解像度1440 x 2960 の液晶
- プロセッサはQualcomm SDM845 Snapdragon 845 Octa-core (4×2.7 GHz & 4×1.7 GHz )
※サムスン製Exynos 9810モデルもあり - GPUはAdreno 630
- RAMは 4GB
- ストレージ容量は64/128/256 GBで、micro SDカードで最大400GBまで増設可能
- バッテリー容量は3000 mAh
※連続通話は22時間、連続ビデオ再生は約16時間 - カメラは背面1200万画素、前面800万画素
- OSはAndroid 8.0
「Galaxy S10」の対応バンドを詳細にチェック!
[twitter]
「Samsung Galaxy S10」(SIMフリー版)の対応バンドは以下のようになっています。
4G LTE band 1(2100), 2(1900), 3(1800), 4(1700/2100), 5(850), 7(2600), 8(900), 12(700), 13(700), 17(700), 18(800), 19(800), 20(800), 25(1900), 26(850), 28(700), 32(1500), 38(2600), 39(1900), 40(2300), 41(2500), 66(1700/2100)、
3G HSDPA 850 / 900 / 1700(AWS) / 1900 / 2100 MHz、
2G Network GSM 850 / 900 / 1800 / 1900
SIMカードはNano SIM(デュアルSIM)を採用しています。
以下、「Samsung Galaxy S10」の対応バンドを詳細に紹介していきます。
「Samsung Galaxy S10」のドコモ回線対応状況
「Samsung Galaxy S10」の4G LTE通信は日本全国で利用できるバンド1、 東京・名古屋・大阪の高速通信バンド3、地下や郊外でも繋がりやすいプラチナバンドの19に対応。3G通信は日本全国で使えるバンド1に対応していますが、極一部の山岳地帯や農村地区をサポートするFOMAプラスエリア(バンド6の800MHz帯と、バンド19の800MHz帯)には非対応なので該当地域へ行くときは注意が必要です。
「Samsung Galaxy S10」はドコモLTE通信のバンドにほぼすべて対応し、3Gも主なバンドに対応しているので大部分のエリアで快適な通信が可能です。
主なドコモ回線SIM:楽天モバイル、LINEモバイル、BIGLOBE、DMMモバイル、OCNモバイル、IIJmio、イオンモバイルなど
「Samsung Galaxy S10」のソフトバンク回線、ワイモバイル回線の対応状況
※ソフトバンクとワイモバイルは同じ回線を利用しています。
「Samsung Galaxy S10」の4G LTEは、メインとなる バンド1、エリアが広い元Emobile回線のバンドの3、通信エリアを広くカバーするプラチナバンドの8に対応。また、モバイルWiFiやSoftbank Airなどに使われる、通信方式の異なるTDD-LTEのバンド41にも対応。3Gも通信に必要なバンド1および8に対応しています。
「Samsung Galaxy S10」はソフトバンクやワイモバイルのスマホと同じように通信できる対応バンドを持っています。
「Samsung Galaxy S10」のau回線対応状況
「Samsung Galaxy S10」はau VoLTE SIMのバンドに対応し、通話もデータ通信も行えることになっています。しかし、au回線は対応バンドが合致していても、うまく通信できない場合があります。実機レビューなどでau VoLTE SIMが利用できるのを確かめた上で、購入した方がいいでしょう。
次世代を先取りする「Galaxy S10」の魅力
「Samsung Galaxy S10」の最大の魅力は次世代を先取りする先進性にあるといっていいだろう。10Gbpsの速度になると言われている5G通信に対応し、現在の4G(最大3.5GHz程度)で起こっている通信遅延の問題をいっきに解消する可能性を持っている。加えてWi-Fi 6レディ(第6世代無線LAN)にも対応し、最大速度9.6Gbpsのワイヤレス通信が可能。消費電力を少なくしつつ、現在の4倍~10倍ほどの通信速度が利用できるようになる。
これらの点をふまえると、「Samsung Galaxy S10」は前モデルの「Samsung Galaxy S9」とは全くの別物であるといえる。しかも、それは通信性能においてだけではなく、「液晶ディスプレイ」、「カメラ性能」、「充電性能」においても同様のことが言える。
19:9のDynamic AMOLED液晶や超広角・広角・望遠のトリプルカメラ、強力なワイヤレス充電機能を備えたことで「Samsung Galaxy S10」は確実に今の時代を飛び越えている。一度使ってしまえば、二度とこれまでのスマホに戻れなくなることだろう。
「Galaxy S10」の価格は?
「Samsung Galaxy S10」は、
Amazonで72,800円、
楽天市場で55,980円〜 (税込・au KDDI版・SCV41)、
ヤフーショッピングで64,800円 〜(税込)、
AliExpressでUS $531.41 – 535.79、
米国 Amazon.comで$424.95 、
で販売されています。
Amazonで「Samsung Galaxy S10」をチェックする
楽天市場で「Samsung Galaxy S10」をチェックする
ヤフーショッピングで「Samsung Galaxy S10」をチェックする
AliExpressで「Samsung Galaxy S10」をチェックする
米国 Amazon.comで「Samsung Galaxy S10」をチェックする
他のスマートフォンと比較する
リンク先からさらに詳しいスペックやベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。
「POCO F3」
「Galaxy S20 Ultra」(6.9インチ)
「Samsung Galaxy Z Flip」(6.7インチ・折り畳み)
他のSamsungスマホと比較
他にもSamsungスマホが販売されています。ぜひ比較してみてください。
人気復活のサムスンGalaxyスマホを激安でゲット! 最新 比較
その他のおすすめAndroidスマホは?
その他のおすすめAndroidスマホは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。
1万5千円前後のAndroidスマホをまとめて紹介しています。
2万円前後のAndroidスマホをまとめて紹介しています。
注文殺到で売れまくり! 3万円台で買えるハイスペックスマホ まとめ
3万円前後のAndroidスマホをまとめて紹介しています。
5万円前後のAndroidスマホをまとめて紹介しています。
超ハイスペックなスマホをまとめて紹介しています。
最新の格安スマホをまとめて紹介しています。
<コントローラー>
挟んで使うスマホ用ゲームコントローラーが超快適! おすすめモデルと選び方を紹介