マイクロソフト「Surface 3」はWindowsタブレットの決定版

マイクロソフト製の10.8型WindowsタブレットPC「Surface 3」を紹介！ディスプレイサイズは10.8インチで、OSにはWindows 8.1を搭載している。

マイクロソフトはすでに12 インチの大画面液晶を備えたハイスペックなWindowsタブレット「Surface Pro3」を発売済み。前モデルの「Surface Pro2」よりも軽量化され、使いやすくなったことで人気機種となっている。

今回発表された「Surface 3」は、その「Surface Pro3」の良さを最大限に取り入れつつ、前モデルである「Suface2」のモバイル性も受け継いで仕上げられている。マイクロソフトはWindows8.1を搭載したモバイル端末を投入することで、新たなユーザーを獲得するねらいだ。

果たしてマイクソフトは熾烈な競争が繰り広げられているWidowsタブレット市場で主導権を握ることができるだろうか？マイクロソフトの最新機種「Surface 3」に世界の注目が集まっている。

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「Surface 3」

上位機種にせまる完成度マイクロソフトのタブレットPC

「Surface 3」は「Surface Pro 3」の廉価版であり、かつ前モデルの「Surface2」の後継機となるマイクロソフトのWindowsタブレットだ。今回は前モデルの「Suface 2」の反省を生かし、OSにRTではなく、Windows 8.1を搭載している。

この変更によって、「Suface 2」では使えなかった豊富なWindowsのアプリケーションが自由に使えるようになる。例えば、ジャストシステムの「一太郎」やAdobeの「Photoshop Elements」をインストールして使うことが可能になる。

また、Windowsに対応している豊富な周辺機器も使うことができるようになる。古めのプリンターやスキャナーなどに接続して使いたい人にはかなり便利になることは間違いない。

もちろん、上記に記した利点は「Surface Pro」シリーズでも可能だ。だが、「Surface 3」は重量が622gと軽く、なおかつLTE版も用意されている。

重量が800gでLET版がない「Surface Pro 3」と比べると、モバイル性に秀でていると言えるだろう。

デザインは「Surface Pro 3」を踏襲しており、高級感がある。本体と一体化したキックスタンドも従来どおり搭載。多段階には対応しないが、3ポジションで使うことが可能だ。

また、インターフェースにはUSB 3.0やmicroSDスロット、microUSBを備えているので、Surface Pro3とほぼ同じように使うことができるようになっている。

これで本体価格が上位機種の「Surface Pro 3」の約半額というのは信じられない安さだ。

オプションでは、5色のType Coverに加えて、ドッキングステーション、256段階の圧力を感知できる感圧対応のデジタイザペンも4色用意されている。

ただし若干不安に感じるのが、プロセッサのAtom x7-Z8700だ。Suface ProシリーズにはCore iプロセッサが搭載されており、負荷のかかる処理も楽々とこなすことが可能だった。

このAtom x7-Z8700は動画閲覧やOffice系の文書作成などは問題なくこなすことができるだろうが、負荷のかかるアプリケーションは使えない可能性がある。

また、正規のOfficeが付属せず、1年間のOffice 365利用権だけが付与されるのも気になる。これなら旧機種である「Surface Pro2」を購入した方がお買い得になるのではないだろうか。「Surface 3」はあくまで外出先メインで使うWindowsタブレットとしてとらえた方がよさそうだ。