auのpovoが意外といい? 噂の真相を徹底 調査してみた


auのpovoが意外といいという噂は本当なのでしょうか? 特徴や料金プラン、デメリット、対応端末、評判などを徹底 調査してみました。

povoとは?

povoとはKDDI・沖縄セルラー電話が2021年3月23日に始めた格安の料金プランです。オンライン上での申し込みのみに限定することで従来よりも安い料金で利用できるようになっています。

povoという名称は?

英語で「新たな視点」を意味する「point of view」と、ラテン語で「卵から」、「最初から」を意味する「ab ovo」が由来です。

なお、同様のオンラインを使った格安サービスは、ドコモでは「ahamo(アハモ)」、ソフトバンクでは「LINEMO(ラインモ)」という名称で展開されています。

povoの特徴

povo特徴をまとめてみました。

基本料金0円・トッピングでカスタマイズできる

povoは2021年9月29日から新料金プランを開始し、月額の基本料金が0円になりました。また、必要なデータ容量とオプションコンテンツ、通話プランを選べる「トッピング」を用意し、自分に合った料金プランにカスタマイズできます。

容量を追加しやすい

povoは月末にデータ容量を使い切ってしまっても必要な分だけ容量を追加できます。例えば、1日だけの場合は24時間データ使い放題のプラン(330円)を、1GBだけ必要なら7日間で390円のプランを、3GB必要なら30日間で990円のプランを追加で利用できます。

au回線を使用・eSIM対応でサブ回線も利用可

povoは全国に多くの基地局を持つau回線を使用し、安定した通信が利用できます。また、物理的なカードを必要としないeSIMに対応。eSIMに対応した機種があれば、他キャリアで契約している回線を変更することなくpovo回線を利用することができます。

公式ページ povo2.0|基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン 

povoの料金プラン

povoは月額0円の「基本プラン」と「トピック」を組み合わせた料金体系になっています。

基本プラン」には、「国内通話」(30秒ごとに税込22円)と「国内SMS送信」(70字まで税込3.3円)サービスが含まれています。

トピック」は、「データ容量」、「オプションコンテンツ」、「通話プラン」の3種類があり、

データ容量で追加できるトピックは以下の5種類になります。

・24時間データ使い放題 300円(税込330円)
・7日間有効:1GB 355円(税込390円)
・30日間有効:3GB 900円/20GB 2,455円(税込990円/2,700円)
・90日間有効:60GB 5,900円(税込6,490円)
・180日間有効:150GB 11,800円(税込12,980円)

また、「オプションコンテンツ」のトピックは以下の2つが用意されています。

・DAZN使い放題パック:7日間 691円(税込760円)
・smash.使い放題パック:24時間 200円(税込220円)

「通話プラン」のトピックは以下の2つが用意されています。

・5分以内通話かけ放題:月額 500円(税込550円)
・通話かけ放題:月額 1,500円(税込1,650円)

povoのキャンペーン

povoでは定期的にお得なキャンペーンが開催されています。2022年6月現在で開催されているキャンペーンはこちら。

ギガおとな買いキャンペーン|基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0

<解説>
利用可能期間内の3/20/60/150GBの有料トッピングを保有しているユーザーが対象のキャンペーンです。対象のトッピングの有効期限翌日までに特典対象のデータトッピングを購入すると、「プロモコード」がプレゼントされます。

「プロモコード」は、10GB(※データ追加60GB90日間を購入した人が対象)、30GB(データ追加150GB180日間を購入した人が対象)の2種類があります。

開催期間:2022年5月20日(金)~2022年6月30日(木)

その他のキャンペーンはこちらで確認できます。
キャンペーン一覧|基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0

povoのデメリット

povoのデメリットをまとめてみました。

auショップなど実店舗で申し込みができない(※専用ドメインのウェブサイトや専用アプリからの受け付けのみ)

・auショップで相談できない

povoではauショップなどの実店舗で問い合わせや相談ができません。質問はチャットのみで受け付けています。

重要なお知らせ・ニュースリリース|povo2.0 https://povo.jp/news/topics/20211008_01/

・キャリアメールが使えない

povoでは@au.comなどのキャリアメールアドレスが使えません。auで使っていたキャリアメールアドレスを引き継いで使用したい人は事前に手続きが必要です。

※auで利用していたキャリアメールを引き続きご利用いただくには、povo2.0に移行完了後、別途お申し込みが必要です。詳細は
auメール持ち運び | サービス・機能 | au https://www.au.com/mobile/service/aumail_portability/

・通信制限がかかると、速度が128kbpsになる

povoは通信制限がかかると、速度が128kbpsになります。ahamoやLINEMOは1Mbpsなので、かなり大きな差があります。

・自動でチャージされない

ahamoやLINEMOは翌月になると自動でチャージされ、一定のデータ容量が使えるようになりますが、povoは自動チャージされないため、必要なデータ容量を自分で追加する必要があります。

・au回線で使えた家族割がない

povoはau回線で使えた家族割が利用できません。家族割でかなり安く使えていたユーザーはあえてpovoに変えるメリットが少ないかもしれません。

・余ったデータ容量は繰り越せない

povoのデータ容量は一定の利用期間が定められているため、他のMVNOサービスのように繰り越すことができません。

・有料トッピングを180日以上購入しないと契約を解除される

povoでは有料トッピングを180日以上購入しないと利用停止、もしくは契約を解除されることがあります。

・SIMロック解除が必要になることがある

povoはSIMフリーの端末があればすぐに利用できますが、2021年10月以前のau・ソフトバンク・ワイモバイル端末に限っては事前に「SIMロック解除」が必要になります。もし、古めの端末を使おうと考えていたら必ずチェックしてください。

対応機種・端末|基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0 https://povo.jp/product/

・留守番サービスや転送サービスが使えない

povoでは留守番電話や転送サービスが利用できません。※Androidの場合は簡易留守録(伝言メモ)が使えます。

povoの評判

povoの評判をネットで調べてみると、意外な指摘が次々と見つかりました。

・通信速度が遅いときがある

通信の速度制限時に128kbpsしか出ないことで不満に感じるユーザーも多いようです。一方で下りの通信速度はau回線とあまり感じず、満足しているユーザーが多いようです。

・上り速度が異常に遅い

下り速度が速いのに対し、上り速度(アップロード用)が遅いと指摘するユーザーがいました。インスタに動画をアップできないで困っているそうです。

・開通までが速い

eSIMに対応していることで、契約してからすぐに使えるようになったと報告するユーザーが多かったです。一方でオンラインで何度もトラブって開通できないユーザーもいるようですが、それほど多くはなかったです。

・2台目端末用としてはちょうどいい

povoを利用しているユーザーの多くはどうやら他の回線をメインで使っているようです。データ容量を使い切ったり、タブレットなどの他デバイスで通信したり、eSIMに切り替えて使ったりするユーザーが多いようです。特にpovoの1GBトッピング(390円/7日間)を一時的に利用するユーザーもかなり多いようです。

povoへ申し込む方法

povoへ申し込むには特別な作業は必要ありません。公式サイトにアクセスし、画面下にある「お申込みはこちら」をクリック。後は手順に沿って必要事項を記入していくだけです。

なお、申し込み時に必要なものは以下の3点になります。

・クレジットカード(料金の支払い用)
・本人確認書類(運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカード、在留カードのうち1つ)
・利用する予定のSIMフリー端末(SIMロック解除された端末)

他のキャリアで使っていたメールアドレスを使いたい場合は、月額330円の「メール持ち運びサービス」で、引き続き同じメールアドレスで利用できます(ドコモ・au・ソフトバンク共通)。

なお、Amazon.co.jpからも申し込みできるようになっています。

Amazonで「povo」をチェックする

auからpovoへ変更する方法

auからpovoへ変更するには、以下のページ下にある「auからの変更手続き」をクリックして、必要事項を記入していきます。

ご利用手続き(auから変更のお客さま)|【公式】povo2.0 https://povo.jp/procedure/au/

auのキャリアメールを引き継ぐ場合はpovo2.0に移行してから別途手続きが必要になります。

※auで利用していたキャリアメールを引き続きご利用いただくには、povo2.0に移行完了後、別途お申し込みが必要です。詳細は
auメール持ち運び | サービス・機能 | au https://www.au.com/mobile/service/aumail_portability/

povoの解約方法

povoを解約するには以下のページにアクセスし、ページ下のボタン(変更先によって4種類あり)をクリックします。

解約|基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0 https://povo.jp/support/guide/cancelation/

解約する際に手数料などの料金はかかりません。また、解約すると、その時点からpovoのサービスが使えなくなります。

povoの対応バンド

povoの回線はauで使っている回線と同じです。

4G LET
Band 1、Band 18(※プラチナバンド)、Band 26(※プラチナバンド)、Band 3、Band 11、Band 28、Band 42

※特に使用する端末側がBand 1とBand 18、Band 26に対応しているかどうかチェックする必要があります。

5G
n77(Sub6) n78(Sub6)
n257(ミリ波)

SIMフリー端末をチェック

以下のページに紹介しているスマホはほとんどすべてSIMフリー端末です。ahamo申し込みでSIMフリー端末が必要な方はチェックしてみてください。

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