「Chromebook Flip C214MA」スペック、ベンチマーク、比較、価格


2019年6月7日にASUSから発売された「Chromebook Flip C214MA」のスペック、ベンチマーク、性能、魅力、価格を紹介!  「Chromebook Flip C213NA」、「Chromebook Flip C101PA」との比較・違いも紹介します。

「Chromebook Flip C214MA」でAndroidアプリも快適!

ChromebookでAndroidアプリが使えるようになってから、一段と注目を集めるようになったのが「Chromebook Flip」シリーズだ。

液晶ディスプレイがタッチ操作に対応しており、360度回転にも対応。タブレットスタイルにすれば通常のAndroidタブレットと全く同じように操作できるというメリットがある。

今回紹介する「ASUS Chromebook Flip C214MA」はそうした利便性に加え、「MIL-STD-810G」に対応するほどのタフで頑丈なモデル。スタイラスペンを収納できるモデルも用意されており、前モデルの「Chromebook Flip C213NA」より手書き入力の使い勝手が向上している。

性能的には最安モデル「Chromebook Flip C101PA」を上回り、レノボ「Lenovo 300e Chromebook」(2019)と同等のスペックを持つ。

12.5型の「Chromebook Flip C302CA」、14型の「Chromebook C434TA」、12.3型の「Samsung Chromebook Pro」には敵わないが、その分価格が安く抑えられており、購入しやすい。

最安モデル「Chromebook Flip C101PA」では物足りなく、12.5型「Chromebook Flip C302CA」ではハイスペックすぎるという人にはうってつけのChromebookだろう。

「ASUS Chromebook Flip C214MA」

ASUS「Chromebook Flip C214MA」はChrome OSを搭載した11.6型のノートPC。防滴・耐衝撃ボディにGemini Lake世代の Intel Celeron N4000プロセッサと4GB RAMを搭載。タッチ対応のワイドTFT液晶、約12時間駆動するバッテリー、32GBストレージ、背面503万画素、前面92万画素カメラを備えるほか、

360度回転、スタイラスペンによる手書き入力(※ペン内蔵モデルのみ)、Wi-Fiデュアルバンド、USB Type-C接続、「MIL-STD-810G」にも対応している。

公式製品紹介ページはこちら
https://www.asus.com/jp/Commercial-Laptops/ASUS-Chromebook-Flip-C214MA/

「Chromebook Flip C214MA」のスペック

  • ディスプレイ  11.6インチ、解像度1366×768のワイドTFT液晶
    ※LEDバックライト / WXGA / 10点マルチタッチ / ノングレア
    ※型番 C214MA-BW0028 のみ グレア Corning® Gorilla® Glass 3
  • プロセッサ   Intel Celeron N4000
  • GPU  インテル UHD グラフィックス 600
  • RAM(メモリ)  4 GB LPDDR4 2400MHz
  • ストレージ   32GB eMMC
  • バッテリー駆動時間   約12時間
  • 背面カメラ  503 万画素
  • 前面カメラ  92 万画素
  • ワイヤレス通信  Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.0
  • インターフェース  USB 3.1 (Type-C/Gen1) x 2 、USB 3.0 x 1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 、microSDカードスロット x 1
  • OS   Chrome OS
    ※スタイラスペン内蔵モデル「C214MA-BW0028」とスタイラスペンなしモデル「C214MA-BU0029」の2種類があり
  • サイズ  幅299 mm×奥行き199 mm×高さ19.5 ~20.1 mm
  • 重量  スタイラスペン内蔵モデルが約1.29kg、スタイラスペンなしモデルが約1.2kg
  • カラー  ダークグレー

「Chromebook Flip C214MA」のベンチマーク

「Chromebook Flip C214MA」のベンチマークスコアを紹介します。

Passmarkによるベンチマークスコアは「1492」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「388」、マルチコアで「680」。

<CPU> Intel Celeron N4000

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。

<GPU> インテル UHD グラフィックス 600

「Chromebook Flip C214MA」の性能

Chromebook Flip C214MA」の性能を、前モデル「Chromebook Flip C213NA」、最安モデル「Chromebook Flip C101PA」との違いをふまえてまとめてみました。

ディスプレイの性能

Chromebook Flip C214MA」は11.6インチ、解像度1366×768のワイドTFT液晶を搭載。10点マルチタッチ操作に対応し、Androidアプリもスムーズに操作できる。また、LEDバックライトを搭載。暗い場所でも快適にタイピングできる。なお、スタイラスペン内蔵モデルのみグレア仕様で、Gorilla Glass 3で保護されている。

一方、前モデル「Chromebook Flip C213NA」のディスプレイは11.6インチ、解像度1366×768の液晶(グレア)で、最安モデル「Chromebook Flip C101PA」のディスプレイは10.1インチ、解像度1280×800の液晶(グレア)だった。

プロセッサ・メモリ・グラフィックの性能

Chromebook Flip C214MA」はGemini Lake世代のIntel Celeron N4000 デュアルコア 1.1GHz 、RAMは4 GBを搭載。14 nmプロセスで製造された64ビット対応の2コアプロセッサで、最大2.6GHzの周波数で駆動。Passmarkによるベンチマークスコアは「1440」(CPU)。グラフィック(GPU)はインテル UHD グラフィックス 600を採用し、動画やゲームを滑らかに再生する。

なお、前モデル「Chromebook Flip C213NA」のプロセッサはインテル Celeron N3350で、Passmarkによるベンチマークスコアは「1106」(CPU)。最安モデル「Chromebook Flip C101PA」のプロセッサはOP1(Made for Chromebooks, Hexa-core)で、ベンチマーク結果は「1842」(CPU)以下(※Intel Celeron N3450より高くない)だった。

バッテリーの性能

Chromebook Flip C214MA」はリチウムポリマーバッテリー搭載で、約12時間の駆動が可能。充電時間は約4時間となっている。

一方、前モデル「Chromebook Flip C213NA」のバッテリー駆動時間は約12時間で、最安モデル「Chromebook Flip C101PA」のバッテリー駆動時間は約9時間だった。

ストレージの性能

Chromebook Flip C214MA」のストレージ容量は32GB eMMC。microSDカードで容量を拡張できる。

一方、前モデル「Chromebook Flip C213NA」」のストレージは32GB eMMCで、最安モデル「Chromebook Flip C101PA」のストレージは16GBだった。

カメラの性能

Chromebook Flip C214MA」は背面503万画素、前面92万画素カメラを搭載している。

一方、前モデル「Chromebook Flip C213NA」のカメラは背面503万画素、前面92万画素で、最安モデル「Chromebook Flip C101PA」のカメラは92 万画素Webカメラだった。

通信の性能

Chromebook Flip C214MA」はWi-Fi 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.0をサポートする。有線LAN端子は搭載されていない。

インターフェースの性能

Chromebook Flip C214MA」のインターフェースはUSB 3.1 (Type-C/Gen1) x 2 、USB 3.0 x 1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 、microSDカードスロット x 1。ステレオスピーカー、アレイマイクも内蔵する。

一方、前モデル「Chromebook Flip C213NA」のインターフェースはUSB 3.1 (Type-C) x 2 、USB 3.0 × 2、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1で、最安モデル「Chromebook Flip C101PA」のインターフェースはUSB3.1(Type-C)×2、USB2.0×1、カードリーダー 、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1だった。

ボディ・筐体・防水・耐久性の性能

Chromebook Flip C214MA」のボディは防滴・耐衝撃に対応。米軍の資材調達基準「MIL-STD-810G」の厳しいテストもクリアする。また、本体側面と4つの角をゴム製のバンパーで保護。1.2mの落下にも耐えられる。そのほか、360度の回転ヒンジ(フリップ)を搭載。テントモードやタブレットスタイルでも利用できる。

サイズは幅299 mm×奥行き199 mm×高さ19.5 ~20.1 mmで、重量はスタイラスペン内蔵モデルが約1.29kg、スタイラスペンなしモデルが約1.2kg。カラーはダークグレーをラインナップする。

一方、前モデル「Chromebook Flip C213NA」のサイズは幅307mm×奥行き199mm×高さ20.65mmで、重量は約1.26kg。最安モデル「Chromebook Flip C101PA」のサイズは幅262.8mm×奥行き182.4mm×高さ15.6mmで、重量は約900gだった。

「ASUS Chromebook Flip C214MA」と「C213NA」「C101PA」の違い

ASUS Chromebook Flip C214MA」は前モデル「Chromebook Flip C213NA」、最安モデル「Chromebook Flip C101PA」とどのように違っているだろうか? スペックや機能を比較しながら、その違いを明らかにしてみよう。

Celeron N3350から N4000へ

前モデル「Chromebook Flip C213NA」のプロセッサはインテル Celeron N3350(ベンチマークスコアは「1106」)を採用していたが、「ASUS Chromebook Flip C214MA」からはGemini Lake世代のIntel Celeron N4000 に変更された(ベンチマークスコアは「1440」)。これにより、約300ほどスコアが向上し、より高速に動作するようになっている。

なお、Intel Celeron N3450のベンチマークスコアは「1842」(CPU)となっており、Celeron N4000 より高速に動作する。最安モデル「Chromebook Flip C101PA」のプロセッサOP1はPassmarkによるベンチマークスコアがないため、詳細は不明。Celeron N3450よりは性能が高くないことだけ判明している。

スタイラスペン内蔵モデルを追加

ASUS Chromebook Flip C214MA」にはスタイラスペンを内蔵したモデル「C214MA-BW0028」が用意されている。前モデル「Chromebook Flip C213NA」の法人モデル(C213NA-BW0045)には電磁誘導ペンEMRも付属していたが、本体に収納するスペースがなかった。「ASUS Chromebook Flip C214MA」(C214MA-BW0028)にはサムスンのGalaxyNoteシリーズのようにスタイラスペンを収納するスペースが用意されており、すばやく手書き入力することができる。

ワンランク上の液晶ディスプレイ

ASUS Chromebook Flip C214MA」には前モデル「Chromebook Flip C213NA」と同じように11.6インチ、解像度1366×768のワイドTFT液晶を搭載している。最安モデル「Chromebook Flip C101PA」のディスプレイは10.1インチ、解像度1280×800の液晶(グレア)で、 C214MAと比べて1.5インチ画面が小さくなり、解像度もやや下がる。ディスプレイは「ASUS Chromebook Flip C214MA」の方が見やすく、細かい作業もしやすい。

MIL-STD-810Gに対応

ASUS Chromebook Flip C214MA」には前モデル「Chromebook Flip C213NA」と同じように米軍の資材調達基準「MIL-STD-810G」に対応している。最安モデル「Chromebook Flip C101PA」は「MIL-STD-810G」に対応していないため、本体に水がかかったり、落としたりして故障するリスクがある。

なお、「ASUS Chromebook Flip C214MA」の側面と四隅にはゴム製のラバーで保護され、スタイラスペン内蔵モデルの液晶は堅牢なゴリラガラス3が採用されており、非常に頑丈で故障しづらいボディに仕上がっている。

503万画素カメラが使える

ASUS Chromebook Flip C214MA」には前モデル「Chromebook Flip C213NA」と同じように背面503万画素、前面92万画素が搭載されており、スマホやタブレットと同じように写真を撮影することができる。最安モデル「Chromebook Flip C101PA」のカメラは92 万画素Webカメラなため、チャット用途にしか活用できない。「ASUS Chromebook Flip C214MA」は高画質な写真は無理なものの、メモや風景などの記録には十分に活用できる。

12時間の長持ちバッテリー

ASUS Chromebook Flip C214MA」には前モデル「Chromebook Flip C213NA」と同じように12時間ほど駆動するバッテリーを搭載しており、一日充電なしで使用できる。一方、最安モデル「Chromebook Flip C101PA」のバッテリー駆動時間は約9時間で、「C214MA」よりも3時間短い。長時間の使用では「ASUS Chromebook Flip C214MA」の方が優れている。

「ASUS Chromebook Flip C214MA」の魅力

ASUS Chromebook Flip C214MA」にはどのような魅力があるのだろうか? スペックや機能、前モデル「Chromebook Flip C213NA」、最安モデル「Chromebook Flip C101PA」、その他のChromebookやWindowsノートPCと比較しながら、その実力と魅力を明らかにしていきたい。

360度回転でAndroidタブレット化

ASUS Chromebook Flip C214MA」はその他のChromebook Flipシリーズと同じく360度回転に対応している。通常のChromebookは360度回転には対応していないため、テントモードやタブレットスタイルが利用できない。テントモードは動画視聴や対面のプレゼンに活用できて非常に便利。タブレットスタイルにすることで、Androidタブレットと同じように使うことができる。

タブレットスタイルでイラストも描ける

ASUS Chromebook Flip C214MA」にはスタイラスペンが付属するモデルも用意されており、簡単なイラストもスムーズに描ける。スタイラスペンは前モデルの「Chromebook Flip C213NA」とは違い、本体内に収納することができるので、いつでもスムーズに取り出しが可能。思いついたアイディアもすぐに書き留めて保存できる。アプリはChromeのWebストアだけでなく、AndroidアプリやLinuxアプリも利用できる。

Androidアプリが使える

ASUS Chromebook Flip C214MA」は2019年モデルなので、Androidアプリにも対応している。オフィスアプリ(※Microsoft Office Mobileは閲覧のみ)や画像編集アプリ、チャットアプリ(LINE、Skype)などが利用でき、スマホやタブレットと同様にGoogle Playストアからダウンロード&インストールできる。なお、2017年以前のChromebookの中にはAndroidアプリやLinuxアプリが使えないものがある。Chromebookはなるべく最新のモデルを選んだ方がいい。

低スペックでもサクサク動作

ASUS Chromebook Flip C214MA」はGemini Lake世代のIntel Celeron N4000 搭載とそれほど高いスペックではないが、軽量なChrome OSを搭載しているため、同スペックのWindowsノートPCよりも高速に動作する。起動にかかる時間は8秒程度で、アプリの起動も高速。最安モデル「Chromebook Flip C101PA」も軽快に動作するが、「ASUS Chromebook Flip C214MA」はそれ以上にサクサクと動作する。

充電いらずのロングバッテリー

ASUS Chromebook Flip C214MA」は連続して12時間駆動できる。最安モデル「Chromebook Flip C101PA」より3時間ほど長く駆動し、同スペックのWindowsノートPCよりも長く駆動する。駆動時間が短いノートPCは電源アダプターを持ち歩く必要があるが、「ASUS Chromebook Flip C214MA」は充電不要のため、電源アダプターを持ち歩く必要がない。

落としても壊れないから安心

ASUS Chromebook Flip C214MA」には前モデル「Chromebook Flip C213NA」と「MIL-STD-810G」に対応し、落下の衝撃にも耐えられる。最安モデル「Chromebook Flip C101PA」、その他のChromebookやWindowsノートPCにはそのようなタフネス性を備えておらず、落下などの衝撃に弱いという弱点がある。「ASUS Chromebook Flip C214MA」は非常に頑強にできているために故障しにくく、修理の手間がかからないというメリットがある。

「Chromebook Flip C214MA」の価格は?

Chromebook Flip C214MA」は、

Amazonで53,680円、

楽天市場で19,800円 (税込・アウトレット)、

ヤフーショッピングで22,800 円(未使用品)、

ASUS公式ストアで41,980円 (税別)、

米国Amazon.comで$339.22 (日本発送は+ $44.73)、

で販売されています。

Amazonで「Chromebook Flip C214MA」をチェックする

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ASUS 公式オンラインストア「ASUS Store Online」

 

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