秋葉原で注目されている本グロースハッカー

グロースハッカーとは、企業やサービスを急成長させる仕掛け人のこと。ツイッター、フェイスブック、ドロップボックスなど、たった数年で数億人のユーザーをつかんだシリコンバレーの企業には、グロースハッカーが必ずいると言われている。

さて、なぜこの本を手にとったかというと、この本には極めて現代的なマーケティングの手法が書かれていたからだ。

たとえば、旧来の経営手法では、経営者あるいは経営をきわめた専門家がおり、その人物の考えにのっとって経営が行われる。しかし、グロースハッカーの場合、経営を専門に行うものはいない。彼らは開発者なのだ。

従来通りの経営であれば市場調査や製品を売り出す広告が欠かせないものとなるが、グロースハッカーはそれすらも必要としない。彼らは人々に求められるサービスは何かを問うまえに、まず人々に役に立つサービスを開発し、それをネット上でアップする。そして、それを利用する人々のニーズをつかんで、さらにサービスを洗練させていったり、新しいサービスを生みだしたりする。グロースハッカーにとって製品は完成品ではないのだ。

彼らには熱狂的なファンがつき、そのファンのニーズから膨大な人々のニーズをつかみさらに成長へとつなげていく。その姿は現代社会が生みだした新しいビジネスモデルといえよう。

旧来の経営手法が通じなくなっている今、注目されるべきは新しいマーケティング手法であり、新たなビジネスモデルである。

グロースハッカー

グロースハック予算ゼロでビジネスを急成長させるエンジン

リーン・スタートアップ