
2017年6月13日に発売された「iPad Pro 10.5インチ」は、最大120HzのProMotionテクノロジーをiPadとして初めて搭載し、その圧倒的な滑らかさで市場に衝撃を与えました。発売から年月が経過した現在でも「名機」として語られるその実力は、中古や整備済み品市場で今なお注目を集めています。
このレビューでは、iPad Pro 10.5インチを実際に徹底的に使い込み、そのパフォーマンスと現在の価値を検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
iPad Pro 10.5インチ の長所(Pros):
- 最大120Hz「ProMotion」による異次元の滑らかなディスプレイ体験
- A10X Fusionチップと4GBメモリによる、今でも快適な処理性能
- 動画や音楽の臨場感を高める迫力の4スピーカーオーディオ
- 高速で直感的に使えるホームボタン搭載の「Touch ID」
- 現行モデルにはない3.5mmイヤホンジャックの搭載
iPad Pro 10.5インチ の短所(Cons):
- Apple Pencil(第1世代)の充電方法が不便で、収納場所もない
- Lightning端子のため、USB-Cのような高い拡張性はない
- 薄型ボディゆえに物理的な曲がり(耐久性)に不安がある
- OS(iPadOS)のメジャーアップデートサポートが終了している
総合評価:
iPad Pro 10.5インチは、ProMotionディスプレイと4スピーカーがもたらす体験が非常に優れており、今でもサブ機として動画視聴やネット閲覧、ゲーム(画質調整前提)を楽しむには十分すぎる性能を持っています。Pencilの扱いにくさやOSサポート終了といった点を理解できるなら、中古・整備済み品でのコストパフォーマンスは非常に高い一台です。
<この記事で分かること>
- 120Hzディスプレイ(ProMotion)の具体的なメリット
- A10X FusionチップのAntutuベンチマークスコア
- 『原神』や『PUBG MOBILE』など人気ゲームの動作(FPS)
- Pencilの扱いにくさや耐久性など、明確なデメリット
- 実際のユーザー口コミ(レビュー)のまとめ
- 4スピーカーオーディオの音質と迫力
- バッテリーの実際の持ち具合や充電速度
- 項目別の5段階評価と詳細な総評
- 現在の中古価格の相場・お得な購入先
この記事を最後まで読むことで、「iPad Pro 10.5インチ」を今から購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
この製品の購入はこちら→ Amazon リンク
公式プレスリリース:Apple、新しい10.5インチiPad Proと12.9インチモデルのアップデートを発表 – Apple (日本)
検証してわかった「iPad Pro 2017(10.5インチ)」の魅力(メリット)
ここでは、2017年に発売された「iPad Pro 10.5インチ」モデルを実際に使用して感じた、具体的な魅力やメリットについて書いていきます。
9.7インチの使いやすさはそのままに、20%拡大したディスプレイ
前モデルの9.7インチiPad Proから乗り換えて、まずその進化に驚かされます。注目すべきは、ベゼル(額縁)を約40%も狭くしたことで、本体サイズは幅が約5mm、縦が約1cm程度しか大きくなっていないにもかかわらず、ディスプレイサイズは20%も大きくなっている点です。この絶妙なサイズ感により、9.7インチモデルが持っていた「扱いやすさ」をほとんど犠牲にすることなく、より広々とした画面を手に入れることができました。この画面拡大の恩恵は絶大で、特に「dマガジン」などの電子書籍を見開きで読む際や、Safariでのブラウジング、Netflixでの動画視聴が格段に快適になりました。
異次元の滑らかさ「ProMotion」120Hzディスプレイ
このモデル最大の魅力は、なんと言っても最大120Hzのリフレッシュレートを実現する「ProMotionテクノロジー」の搭載です。Safariなどでウェブページをスクロールすると、その「ヌルヌル」と動く驚異的な滑らかさに、思わず声が出るほどの感動を覚えます。これは、従来の60HzだったiPad Air 2や無印iPad とは比較にならない快適さです。Apple Pencil(第1世代)を使った描画時の遅延も業界最高水準の20ミリ秒にまで軽減されており、非常に滑らかな書き心地を実現しています。一度このディスプレイを体験してしまうと、もう60Hzのモデルには戻れないと感じるほどの圧倒的な進化です。
パワフルなA10X Fusionチップと大容量4GBメモリ
内部性能も非常にパワフルです。A10X Fusionチップと、9.7インチiPad Proの2GBから倍増した大容量4GBのRAM(メモリ)を搭載しています。この恩恵は日常のあらゆる場面で実感でき、ブラウザで多くのタブを開きながら他のアプリに切り替えても、ページの再読み込みがほとんど発生しなくなりました。ゲーム性能も非常に高く、『FGO』や『PUBG』のような比較的負荷の高いゲームもスムーズに動作します。数年経った今でも、ネットサーフィンや動画視聴といった日常使いなら全くストレスを感じさせない処理性能を維持しています。
臨場感を高める4スピーカーオーディオ
動画や音楽体験の質を劇的に高めてくれるのが、4スピーカーオーディオです。本体を横向きにしても、上下(左右)両方からしっかりとステレオサウンドが再生されるため、「AmebaTV」やYouTubeでの動画鑑賞では、内蔵スピーカーだけでも十分な臨場感が得られます。これは、スピーカーが本体下部にしかないiPad Air 2や無印iPadとは決定的に違う点であり、わざわざBluetoothスピーカーを接続するのが面倒になるほどの迫力と音質の良さです。
まとめ:メリット
- 9.7インチモデルとほぼ同等の本体サイズでありながら、ベゼルを狭くすることで20%大きなディスプレイを搭載し、見やすさが向上している。
- 最大120HzのProMotionテクノロジーにより、スクロールやApple Pencilの描画が驚くほど滑らか。
- A10X Fusionチップと4GBの大容量メモリにより、アプリやゲームが高速かつ安定して動作する。
- 4スピーカーオーディオ搭載で、動画や音楽を臨場感のあるステレオサウンドで楽しめる。
検証してわかった「iPad Pro 2017(10.5インチ)」の欠点(デメリット)
ここでは、iPad Pro 10.5インチモデルを実際に使ってみて、残念に感じた点や購入前に知っておくべき欠点(デメリット)について、詳しく書いていきます。
Apple Pencil(第1世代)の扱いにくさ
120Hzディスプレイとの相性は抜群のApple Pencilですが、対応しているのが第1世代のモデルである点が大きなネックです。第1世代のPencilは、本体のLightning端子に突き刺すという不格好な方法で充電する必要があり、とてもスマートとは言えません。また、本体にPencilを収納する場所が一切なく、転がりやすいデザインのため、持ち運び中に紛失しないか常に気を遣う必要がありました。
さらに、2018年以降のiPadとは異なり、安価なサードパーティ製のマグネット式ペンシルには対応していません。使えるペンシルは事実上、高価な第1世代Pencil一択となってしまうのは、大きなデメリットだと感じました。
9.7インチモデルからの重量増加
前モデルの9.7インチiPad Pro (Wi-Fiモデル 437g)と比較して、10.5インチモデル (Wi-Fiモデル 469g)は約30g重くなっています。数値上はわずかな差ですが、実際に手に持ってみると、特に寝転がりながら動画を見るといった使い方では、この重さがじわじわと効いてきます。画面が大きくなったメリットは大きいものの、9.7インチモデルの軽快さを知っていると、携帯性や長時間の片手持ちの快適さでは一歩譲る印象です。
拡張性の乏しいLightning端子
2017年モデルのため、搭載されている端子はUSB-CではなくLightningです。現在のProモデルがUSB-Cを採用し、外付けSSDやハブなどを利用できるのが当たり前になっていることを考えると、拡張性において大きく見劣りします。もちろん、SDカードスロットも搭載されていないため、ストレージの拡張は不可能です。購入時に内蔵ストレージ(64GB、256GB、512GB)の選択を慎重に行う必要があります。
バッテリーの持ちと充電の遅さ
高性能なA10Xチップと120Hzディスプレイを搭載しているためか、『AutoCAD』や『SketchBook』のような専門的なアプリや、高負荷なゲームをプレイしていると、バッテリーの減りが想定より早いと感じることがありました。また、バッテリー容量が大きいため、付属のアダプタでは充電に時間がかかる点も気になりました。高速充電に対応してはいますが、別途対応アダプタが必要になるのは不便です。
薄さゆえの本体の熱と耐久性
本体の厚みは6.1mmと非常に薄いのですが、その薄さが裏目に出ることもあります。負荷がかかる作業をしていると、本体上部などがかなり熱を持つことがありました。また、薄いアルミボディは物理的な強度に不安があり、実際に「タフアーマー」のような頑丈なケースを付けていても、仕事での使用中に曲がってしまったという報告もあるほどです。取り扱いには想像以上の慎重さが求められます。
一部のユーザーには合わない入力機能
iOSのソフトウェアキーボードは、一部のユーザーにとっては使いにくい点もあります。特にAndroidタブレットの自由度の高い入力システムや、高性能な日本語変換(ATOKなど)に慣れていると、iOS標準の変換候補やカスタマイズ性の低さにストレスを感じることがありました。
まとめ:デメリット
- 対応するApple Pencilが第1世代のみで、充電方法や収納場所に不便さを感じる。
- 前モデルの9.7インチiPad Proより約30g重くなっており、手軽さがやや損なわれている。
- Lightning端子のため、SDカードスロットもなく、USB-C搭載機と比べ拡張性が著しく低い。
- 高負荷時にはバッテリー消費が早く感じられ、充電にも時間がかかる。
- 薄型ボディゆえに、高負荷時に熱を持ちやすく、物理的な耐久性(曲がりやすさ)にも不安が残る。
- iOS標準のキーボードや日本語入力機能は、一部のユーザーにはストレスとなる場合がある。
Antutuベンチマーク
iPad Pro 2017(10.5インチ)が搭載するApple A10X FusionチップはAntutu V10 ベンチマーク総合で約57万点を記録しています。
Antutu V10.0.6 総合で「572843」、CPUで「187284」、GPUで「174056」、MEMで「83421」、UXで「128082」
ゲーム性能
iPad Pro 2017(10.5インチ)が搭載するApple A10X Fusionチップのゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えて説明します。
原神
美麗なグラフィックで描かれる広大な世界を冒険するオープンワールド・アクションRPGです。画質設定を「中」、フレームレートを60FPSに設定した場合、広大なフィールドを探索している際は40~50FPSで動作します。エフェクトが多用される激しい戦闘シーンや、オブジェクトの多い都市部では30FPS台に低下することがあります。安定したプレイを重視するならば、画質を「低」に、フレームレートを30FPSに固定することで、ほとんどの状況で滑らかな動きを保ちます。
崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail)
宇宙を舞台に冒険を繰り広げるスペースファンタジーRPGです。高品質な3Dグラフィックと戦略的なターン制バトルが特徴です。画質設定「中」、フレームレート60FPS設定では、フィールドの移動や探索中は50FPS前後を維持し、快適にプレイできます。キャラクターの必殺技など、派手な演出が加わる戦闘シーンでは40FPS台になることがあります。画質を「低」にするか、フレームレートを30FPSに固定すると、パフォーマンスはさらに安定し、ストレスなく物語に集中できます。
フォートナイト (Fortnite)
最大100人のプレイヤーが最後の1人(1チーム)を目指して戦う、建築要素が特徴的なバトルロイヤルゲームです。グラフィック設定を「中」にすることで、60FPSでのプレイが可能です。ゲーム序盤のプレイヤーが分散している状況では安定して高いフレームレートを維持します。しかし、終盤になりプレイヤーが狭いエリアに密集したり、大規模な建築バトルが発生したりすると、負荷が増大し40~50FPSまで変動します。常に安定した高フレームレートを求める場合は、グラフィック設定を「低」にすると良いでしょう。
PUBG MOBILE (PUBGモバイル)
リアルな戦場を舞台に、100人のプレイヤーが生き残りをかけて戦うバトルロイヤルゲームの金字塔です。グラフィック設定を「スムーズ」、フレームレート設定を「極限(60fps)」にすることで、広大なマップの移動から激しい銃撃戦まで、ほぼ全ての場面で60FPSに張り付いた極めて滑らかな動作を実現します。グラフィックの質を少し上げて「HD」設定にした場合でも、フレームレート設定を「ウルトラ(40fps)」にすることで、安定したパフォーマンスでのプレイが可能です。
ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)
実在の競走馬をモチーフにした「ウマ娘」たちを育成し、レースでの勝利を目指す育成シミュレーションゲームです。緻密に描かれる3Dモデルが特徴ですが、ゲーム全体の最適化が進んでいます。グラフィック設定を「高画質」にしても、育成パートやホーム画面は60FPSで非常に快適に動作します。最大18人が出走するレースシーンや、豪華な演出のウイニングライブにおいても、ほぼ滑らかな描画を維持します。
まとめ:ゲーム性能
A10X Fusionチップは、発売から年月が経過しているものの、優れたGPU性能により、多くのゲームタイトルにおいて画質設定を調整することで現在でも十分に楽しむことが可能です。特に「PUBG MOBILE」や「ウマ娘」のような最適化されたゲームでは非常に高いパフォーマンスを発揮します。一方で、「原神」のような極めて高いグラフィック性能を要求する最新のゲームでは、快適なプレイのために画質設定の調整が鍵となります。
iPad Pro 2017(10.5インチ)の口コミ情報 まとめ
ここでは、iPad Pro 2017(10.5インチ)モデルを使用したユーザーからの口コミや、ファイル内の個人的な意見を項目ごとにまとめて紹介します。
デザインと耐久性
- ベゼルが狭くスタイリッシュだが、薄さ(6.1mm)ゆえに本体が曲がりやすいという耐久性の不安がある。
- ホームボタン搭載のデザインが「iPadらしくて良い」と評価されており、Touch ID(指紋認証)の位置が分かりやすい。
- 背面カメラのレンズが出っ張っているため、ケースなしで置くと不安定になるのが欠点。
- 3.5mmイヤホンジャックが搭載されている点が、現在のモデルと比較して便利だと評価されている。
ディスプレイ
- 最大120HzのProMotionテクノロジーによる「ヌルヌル」動く表示が圧倒的で、スクロールや操作が非常に滑らか。
- フルラミネーションディスプレイと反射防止コーティングにより、画面が非常に見やすく、Apple Pencilでの描画時も視差が少ない。
- 発色が良く、Retinaディスプレイは非常に高精細で美しい。
- True Toneディスプレイは、人によっては画面が黄色っぽく感じられ、好みが分かれる(オフにして使用するユーザーもいる)。
パフォーマンス
- A10X Fusionチップの処理性能は非常に高く、数年が経過した時点でもネットサーフィンや動画視聴では全くストレスを感じない「現役」レベル。
- メモリが4GB搭載されている恩恵は大きく、複数のアプリを開いたり、ブラウザで多くのタブを開いたりしても動作が安定している。
- 高負荷なゲームやアプリ(AutoCADなど)を使用すると、本体上部を中心にかなりの熱を持つことがある。
カメラ性能
- iPhone 7と同等の光学式手ぶれ補正付き12メガピクセルカメラを搭載しており、タブレットとしては非常に高性能。
- クアッドLED True Toneフラッシュも搭載されている。
- ただし、タブレットで写真を撮る機会は少ないため、カメラの出っ張り(デメリット)の方が気になるという意見が多い。
バッテリー持ちと充電
- スリープ(待機)状態でのバッテリー消費が非常に少なく、使わない時の持ちは非常に良い。
- 動画視聴やネットサーフィン程度の使い方なら1日十分に持つ。
- 高負荷なゲームなどをプレイするとバッテリーの消耗は早めに感じる。
- バッテリー容量が大きいため、充電には時間がかかり、特に高速充電非対応のアダプタでは遅い。
オーディオと通信性能
- 本体の上下(横向き時は左右)に配置された4スピーカーオーディオの音質が非常に良いと絶賛されている。
- 内蔵スピーカーだけで動画や映画の臨場感が格段に上がり、外部スピーカーが不要に感じるほどの迫力がある。
- 一部のユーザーから、Wi-Fiの掴みが悪い時があるとの指摘があった。
ペンとキーボード
- 120Hzディスプレイのおかげで、Apple Pencil(第1世代)の遅延が少なく、非常に滑らかな書き心地を実現している。
- 第1世代Pencilは、充電方法(本体に挿す)が不格好であり、転がりやすく収納場所もないため、扱いにくいのが最大の欠点。
- 安価なサードパーティ製ペンシルに対応しておらず、高価な第1世代Pencil一択となる。
- Smart Keyboardは薄くて便利だが、キーの打鍵感が「パカパカ」して安っぽいと感じる人もいる。
OSと機能
- ホームボタンに搭載されたTouch ID(指紋認証)が非常に高速かつ直感的で、現行モデルのサイドボタン認証より使いやすいという意見が多い。
- iOS(iPadOS)の最適化により動作は快適だが、OSのアップデートサポートが終了している点(2025年現在)が将来的な懸念点となる。
- DuetDisplayなどのアプリを使い、PCのサブモニター(デュアルディスプレイ)として活用しているユーザーもいる。
iPad Pro 2017(10.5インチ)のスペック
- ディスプレイ: 10.5インチ Retinaディスプレイ、2,224 x 1,668ピクセル解像度、264ppi、広色域(P3)、True Tone
- リフレッシュレート: 最大120Hz (ProMotionテクノロジー)
- プロセッサ: 64ビットアーキテクチャ搭載A10X Fusionチップ、組み込み型M10コプロセッサ
- GPU: (A10X Fusionチップに内蔵)
- RAM(メモリ): 4GB
- ストレージ: 64GB、256GB、512GB
- バッテリー: 30.4Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー内蔵
- 駆動時間: Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生:最大10時間
- 充電: 電源アダプタ、またはUSB経由でコンピュータを使って充電
- 背面カメラ: 12メガピクセルカメラ、ƒ/1.8、光学式手ぶれ補正、クアッドLED True Toneフラッシュ
- 前面カメラ: 7メガピクセルの写真、1080p HDビデオ撮影、Retina Flash
- ワイヤレス通信: Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)、デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.2
- NFC: (Apple Payに対応)
- インターフェース: Lightning コネクタ、Smart Connector、3.5mm ヘッドフォンジャック
- センサー: Touch ID、3軸ジャイロ、加速度センサー、気圧計、環境光センサー
- 映像出力: Lightning – Digital AVアダプタおよびLightning – VGAアダプタ経由で対応 (別売り)
- スピーカー: 4スピーカーオーディオ
- オーディオ: 3.5mmヘッドフォンジャック 、対応フォーマット: AAC, MP3, Apple Lossless, AIFF, WAVなど
- マイク: デュアルマイクロフォン
- スタイラスペン: Apple Pencil(第1世代)に対応
- キーボード: Smart Keyboardに対応
- 機能: Apple Pay 、Siri
- 生体認証: Touch ID (ホームボタンに搭載)
- OS: iOS 12(発売時はiOS 10)
- サイズ: 250.6 mm (高さ) x 174.1 mm (幅) x 6.1 mm (厚さ)
- 重量: Wi-Fiモデル 469 g 、Wi-Fi + Cellularモデル 477 g
- カラー: スペースグレイ、ローズゴールド、ゴールド、シルバー
- 付属品: iPad Pro 、Lightning – USBケーブル 、USB電源アダプタ
- モバイル通信: (Wi-Fi + Cellularモデル) UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA, GSM/EDGE, CDMA EV-DO, LTE-Advanced
- SIMカード: nano-SIM(Apple SIMに対応) 、Apple SIMを内蔵 (Wi-Fi + Cellularモデル)
- 対応バンド: (Wi-Fi + Cellularモデル)
LTE (バンド1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 11, 12, 13, 17, 18, 19, 20, 21, 25, 26, 27, 28, 29, 30, 38, 39, 40, 41)
iPad Pro 2017(10.5インチ)の評価
8つの評価基準で「iPad Pro 2017(10.5インチ)」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★★
最大120HzのProMotionテクノロジーによる驚異的な滑らかさと、反射防止コーティングによる見やすさは最高レベルです。
スペック:★★★★★
A10X Fusionチップと4GBメモリ(レビューによる)を搭載し、発売から数年経っても日常使用では十分快適な高性能を維持しています。
デザイン:★★★★☆
ベゼルが狭くスタイリッシュですが、背面カメラのレンズが出っ張っている点がデザイン上の欠点として挙げられます。
耐久性: ★★☆☆☆
6.1mmと非常に薄い反面、ケースを付けていても曲がってしまったという報告があり、物理的な強度には不安が残ります。
通信:★★★★☆
802.11ac Wi-FiとBluetooth 4.2に対応し、Cellularモデルは対応バンドも豊富で、通信性能は安定的です。
機能:★★★★★
迫力ある4スピーカーオーディオや便利な3.5mmイヤホンジャック、高速な第2世代Touch IDを搭載し、機能面は非常に充実しています。
使いやすさ:★★★☆☆
ホームボタンのTouch IDは高速で直感的ですが、Apple Pencil(第1世代)の充電や収納方法が不便なのが難点です。
価格:★★☆☆☆
性能相応ではあるものの、発売時の価格は高価であり、安価な無印iPadと比べると導入のハードルは高いです。
【総評:★★★★☆】
2017年の発売でありながら、今なお「名機」として語られる要素を多く備えたタブレットです。特にProMotion(120Hz)ディスプレイの滑らかさは、現在の基準で見ても非常に優秀です。
ディスプレイとパフォーマンスの融合
最大の魅力は、A10X Fusionチップのパワーと、最大120Hzで駆動するProMotionディスプレイの組み合わせです。この2つが合わさることで、ウェブのスクロールからゲームプレイ、Apple Pencil(第1世代)での描画に至るまで、驚くほど滑らかで遅延のない操作感を実現しています。この体験は、同時期の無印iPadやAirモデルでは味わえない、Proならではのものでした。
メディア体験の質を高める機能
本体の四隅に配置された4スピーカーオーディオは、動画鑑賞や音楽再生の体験を劇的に向上させます。内蔵スピーカーだけで十分な臨場感が得られるため、NetflixやYouTubeなどのコンテンツ消費デバイスとして非常に優れています。また、現在では希少となった3.5mmイヤホンジャックの搭載も、有線イヤホン派にとっては見逃せないポイントです。
Proモデルゆえの弱点と将来性
一方で、Proモデルとしての弱点も存在します。第1世代Apple Pencilの充電方法や収納性の悪さは、最大の不満点として多くのレビューで指摘されています。また、6.1mmという薄さゆえに本体が曲がりやすいという耐久性の懸念や、Lightning端子による拡張性の乏しさも欠点です。OSアップデートのサポートが終了(2025年現在)しているため、最新機能は使えませんが、サブ機として割り切れば、その高い基本性能と優れたディスプレイ品質は、今でも多くの人にとって魅力的な選択肢となるでしょう。
[amazon]
iPad Pro 2017(10.5インチ)の価格・購入先
※価格は2025/10/29に調査したものです。価格は変動します。
- Amazonで35,780円(整備済み品)、
- 楽天市場で17,600円~(送料無料・中古品)、
- ヤフーショッピングで13,980円~(中古品)、
で販売されています。
Amazonで「10.5インチ iPad Pro」をチェックする
楽天市場で「10.5 iPad Pro 2017」をチェックする
ヤフーショッピングで「10.5 iPad Pro 2017」をチェックする
他の中古iPad タブレットと比較
その他にも中古のiPad タブレットはまだまだたくさんあります。ぜひ比較してみてください。
無印 iPadを激安でゲット! 最新モデルと歴代 中古を比較
無印 iPadの第9世代モデルと第1世代までの歴代の中古モデルを徹底比較して紹介しています。
「iPad Pro」を激安ゲット! 2020モデルと歴代 中古 を比較
「iPad Pro」の2021最新モデルと2015年までの歴代の中古モデルを徹底比較して紹介しています。
「Apple iPad Air」(第4世代)と歴代 中古モデルを徹底 比較!
第4世代と第1世代までの歴代の中古モデルを比較しています。
「iPad mini」を激安ゲット! 最新モデルと歴代 中古を比較
第7世代から第1世代までのiPad miniを比較して紹介しています。
最新のiPadと比較
2022年以降に発売された最新iPadはこちらの記事にまとめてあります。2025モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
iPad全モデルを徹底比較!【2025年最新】最短でベストな一台を見つける方法












