「キーボードPC」スペック詳細異色のキーボードPC

Amazonでテックウインド製でパソコンとキーボードが一体化したPC「キーボードPC」(WP004)が販売されている。コンパクトサイズで持ち歩きやすく、有線LANやHDMI／アナログD-Subなど豊富なインターフェースも備えているという。

テックウインドはすでに11.6インチのモバイルモニター「On-Lap 1101P/H」や背面タッチパッドを搭載したWindows 10搭載タブレット「CLIDE W10A」を発売済み。

ありそうでなかった便利なモバイル端末を次々に市場に投入し、注目を集めている。

今回発表された「キーボードPC」はキーボード内にPCを内蔵した異色のデスクトップPC。スティック型PCと比べて豊富なインターフェースを備えている点で、これまで以上に様々なシーンで活用することができそうだ。

公式製品紹介ページ
http://www.tekwind.co.jp/information/TKW/entry_458.php

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「キーボードPC」スペック詳細

キーボード一体型デスクトップPC　テックウインド

「キーボードPC」(WP004)はキーボード一体型のデスクトップPC。キーボードに電源と液晶ディスプレイ（TVなども可）を接続すれば、通常のPCのように利用できる。

本体にはスペースキーとカーソルキーの間に小型のタッチパッドを内蔵。ファンレス設計のため、静音性に優れ、作業に集中して取り組むことができる。キーボードはフルサイズの日本語86キー配列を採用。本体手前には、タッチパッドを搭載しており、マウスなどを別途用意しなくても使用できる。プロセッサはAtom Z3735F(1.33GHz、ビデオ機能内蔵)、RAMは2GBを搭載。ストレージは32GBでmicro SDカードで最大64GBまで増設できる。

バッテリーは内蔵せず、電源は5V/2AのACアダプタを利用。モバイルバッテリーでも工夫しだいで駆動することが可能になっている。通信はWi-Fi 802.11b/g/n、Bluetooth 4.0+LEをサポート。インターフェイスはUSB 2.0×2、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、microSDカードスロット、Ethernet、音声入出力などを備える。サイズは287×125×26.5mm、重量は約288g。カラーははホワイトとブラックの2色を用意。

「キーボードPC」(WP004)は買いか？

「キーボードPC」の最大のメリットは豊富なインターフェースにある。スティック型PCでは外部ディスプレイとの接続にはHDMI経由のみだったが、この「キーボードPC」にはアナログD-Subで接続できる。つまり、古いアナログD-Sub端子のディスプレイが再活用できるのだ。

家に余っている場合はもちろんコストはゼロで済み、仮に秋葉原で中古を購入しても2～3千円程度しかかからない。もちろん、スティック型PCのようにキーボードを購入する必要はない。マウスはあった方がいいが、キーボードにはタッチパッドが搭載されているので、なくても問題ない。そう考えると、この「キーボードPC」というのはスティック型PCと比べて非常にコストがかからない端末だと言える。現在、Windows10を搭載したスティック型PCは、安いもので一万円程度。

だが、それにディスプレイやマウス、キーボードを付け足すと軽く2万円以上かかってしまう。「キーボードPC」に有線LAN端子も備えられていることを考慮すると、「キーボードPC」は非常に安くて魅力的だ。ただ、肝心のキーボードが壊れてしまった場合にどうすればいいのか不安だ。また、お気に入りのキーボードを使いたい場合、キーボードが2台になって邪魔になってしまうのも困る。「キーボードPC」はあくまでサブ的に使うマシンとして考えた方がよさそうだ。