「Intel Compute Card」のスペック、使い方、価格、デメリット


カードサイズの小型PC「「Intel Compute Card」のスペック、ベンチマーク、使い方、Card Dock、価格を紹介! メリット、デメリット、注意点も合わせて掲載しています。

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カード型のミニPC「Intel Compute Card」

Intel Compute Card」はカードサイズの小型PC「Compute Card」。クレジットカードよりほんの少し大きいサイズにCPUやメモリ、ストレージ、ビデオ機能を内蔵。同時発売された専用ドッキングベイに装着することでデスクトップPCのように使用できる(※単体では使用不可。必ず別売の専用ドッキングベイに装着する必要あり。)。

専用ドッキングベイのインターフェースにはギガビット有線LANポートをはじめ、Mini-DisplayPort 1.2×1、HDMI 1.4b×1といった出力端子やUSB3.0ポート3基を搭載。スティックPCよりも多彩なインターフェースを備えており、従来のデスクトップPCと同じように使用できる。

ただし、OSは非搭載。ニュースでは対応OSがWindows 10 64bitとなっていたが、ツクモの公式ページにはLinuxも使えると書かれている。

公式ページ 「Compute Card」
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/boards-kits/compute-card.html

公式レビュー動画 デザインやボディの質感・特徴が分かる

「Intel Compute Card」のスペック

型番「BLKCD1M3128MK」(Core m3-7Y30搭載モデル)

  • ケース仕様 Compute Card
  • メモリスロット(DDR) 4GB実装済 (LPDDR3-1866×2)
  • Sound機能 ○
  • CPUソケット Intel Core m3-7Y30 オンボード
  • ※Kaby Lake / 第7世代 / 14 nm / 2コア / 4スレッド / 64bit
  • GPU   インテル HD グラフィックス 615
  • VGA機能 DP×1、HDMI×1
  • LAN機能 無線:11ac/a/n/g/b・インテル Wireless-AC 8265
  • Bluetooth 4.2
  • サイズ 幅 55mm 高さ 5mm 奥行 94.5mm
  • 内蔵グラフィックス:Intel HD Graphics 615
  • ストレージ:128 GB SSD (PCIe 3.0×2)
  • OS:Windows 10 (64bit)、Linuxサポート

型番「BLKCD1C64GK」(Celeron 3450搭載モデル)

  • ケース仕様 Compute Card
  • メモリスロット(DDR) 4GB実装済 (LPDDR3-1866×2)
  • Sound機能 ○
  • CPUソケット Intel Celeron 3450 オンボード
  • GPU   Intel HD Graphics 500
  • VGA機能 DP×1、HDMI×1
  • LAN機能 無線:11ac/a/n/g/b インテル Wireless-AC 7265
  • Bluetooth 4.2
  • 内蔵グラフィックス:Intel HD Graphics 500
  • ストレージ: 64GB eMMC
  • OS:Windows 10(64ビット)、Linuxをサポート
  • サイズ:幅 55mm 高さ 5mm 奥行 94.5mm

「Intel Compute Card」のベンチマーク

Intel Compute Card」のベンチマークをモデル・型番 別に紹介します。

型番「BLKCD1M3128MK」(Core m3-7Y30搭載モデル)

<CPU>  Intel Core m3-7Y30

Passmarkによるベンチマークスコアは「3512」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「2764」、マルチコアで「5354」。

<GPU>   インテル HD グラフィックス 615

Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィック性能は「3866」。

型番「BLKCD1C64GK」(Celeron 3450搭載モデル)

<CPU>    Intel Celeron 3450

Passmarkによるベンチマークスコアは「1849」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「279」、マルチコアで「916」。

<GPU>   Intel HD Graphics 500

Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィック性能は「 271」。

「Intel Compute Card」の使い方

Intel Compute Card」の使い方についてまとめてみました。

必要なもの

Intel Compute Card」を使うには以下の3つが必要になります。なお、インターネット回線がないと快適には使用できません。

・「Intel Compute Card」本体

型番「BLKCD1M3128MK」(Core m3-7Y30搭載モデル)と型番「BLKCD1C64GK」(Celeron 3450搭載モデル)の2種類が販売されています。

・ドッキングベイ「Compute Card Dock」

「Intel Compute Card」本体を挿し込めるようになっています。

・Windows OS もしくは Linux OS

OSレスなので、Windows 10を自分でインストールする必要があります。Ubuntu などの無料Linux OSをインストールこともできます。

OSをインストールする

Intel Compute Card」を使うためにWindows 10、もしkはLinux OSをインストール必要があります。なお、Windows 10を持っていない人は別途購入する必要があります。ただし、他のWindows PCをすでに持っている人は、そのOSを外部ストレージにいったん丸ごとコピーして入れておき、クローンソフト(アプリ)を使って「Intel Compute Card」にインストールすることは可能です。

ACアダプタを接続する

Intel Compute Card」はバッテリーを内蔵していないため、外部からの電源供給が必要になります。ドッキングベイに付属するACアダプタ(プラグ交換式)をコンセントに挿し込んでください。あとはACアダプタと「Intel Compute Card」をケーブルでつなぐだけです。

外部ディスプレイ・TVと接続する

専用ドッキングベイ「Compute Card Dock」にあるMini-DisplayPort もしくはHDMIポートを利用して外部ディスプレイ・TVと接続します。使用する前にディスプレイ・TVのポートを確認してください。

「Intel Compute Card」をドッキングベイに挿し込む

「Intel Compute Card」を専用ドッキングベイ「Compute Card Dock」に挿し込みます。あとは電源ボタンを押すだけで起動します。なお、カードを取り出すには、イジェクトボタン(通電後に使用可能になる)を押します。

携帯用の小型PCとして使う

Intel Compute Card」の本体サイズは長さ95mm、幅55mmで、(一般的なクレジットカードとほぼ同じサイズです。その利点として携帯用の小型PCとして使うのが一番いい方法です。

専用ドッキングベイ「Compute Card Dock」について

別売のインテル純正ドッキングベイ「Compute Card Dock」は、スロットに「Compute Card」本体を差し込んで使用。

インターフェースはCompute Cardスロット、USB3.0 (USB3.1 Gen1) Type-A×3(フロント×1/リア×2)、Gigabit LAN (RJ45) ポート×1、Mini-DisplayPort 1.2×1、HDMI 1.4b×1。

サイズは145(W)×151.76(D)×20.5(H)mm。付属品としてACアダプター(65W)やVESAマウントブラケットが付く。

「Intel Compute Card」のデメリット・注意点

Intel Compute Card」のデメリット・注意点についてまとめてみました。

必ずドッキングベイが必要になる

単体では動作せず、必ず別売のドッキングベイが必要になります。そのため、モデルによってはスティックPCよりも割高になります。

OSが付属していない

インテルのスティックPC「CompuStick」とは違い、基本的にOS(Windows10)が製品には付属しておらず、別途必要になります。なお、無料のOS「Linux」に対応しているため、Ubuntu OSなどを利用することは可能です。

外部からの電源供給が必要

スティックPCと同じようにバッテリーを内蔵していないため、外部からの電源供給が必要になります。

冷却が必要になることも

発熱が高く負荷や使用場所の温度によっては外部から強制的に冷却が必要になる場合があります。

「Intel Compute Card」の価格は?

「Intel Compute Card」は、型番によって価格が異なっています。

型番「BLKCD1M3128MK」(Core m3-7Y30搭載モデル)の価格

型番「BLKCD1M3128MK」(Core m3-7Y30搭載モデル)は、

Amazonで44,160円、

楽天市場で57,998円 (税込)、

ヤフーショッピングで50,059円〜 (税込)

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型番「BLKCD1C64GK」(Celeron 3450搭載モデル)の価格

型番「BLKCD1C64GK」(Celeron 3450搭載モデル)は、

Amazonで12,981円、

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別売の専用ドッキングベイ「Compute Card Dock」の価格は?

別売の専用ドッキングベイ「Compute Card Dock」は、

Amazonで12,335円、

楽天市場で 16,831円〜 (税込)、

ヤフーショッピングで14,356円〜 (税込)、

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