Core m3搭載のスティックPC「Compute Stick(STK2M3W64CC)」のスペック、ベンチマーク、性能、評価、価格を紹介しています。
Core m3搭載のスティックPC「Compute Stick」(STK2M3W64CC)
「Compute Stick(STK2M3W64CC)」はWindows 10を搭載したスティックPC。CPUに第六世代(Skylake)の「Core m3-6Y30」、GPUグラフィックスに「HDグラフィックス 515」を採用し、従来よりも処理能力やグラフィックス性能が大幅に向上し、4Kなど高解像度の出力にも対応する。
また、本体には冷却ファンを搭載し、テレビの背面など、熱のこもりやすい場所でも安定して動作。Core m3-6Y30(900MHz)プロセッサのほか、、メモリ4GB、eMMC 64GB、OSはWindows 10 Home 64bitを搭載している。そのほか、Wi-Fi デュアルバンドに対応し、最高866Mbpsでの通信が可能になっている。
「Compute Stick」(STK2M3W64CC)のスペック 一覧
- プロセッサ Intel Core m3-6Y30 デュアルコア 2.20GHz (900MHz、ビデオ機能内蔵)
- プロセッサ の動作周波数 0.9 GHz
- コア数/スレッド数 2
- L2 キャッシュ 4 MB
- シリコン 14 nm
- RAM(メモリ) 4GB
- 内部メモリー・タイプ LPDDR3
- RAM 速度 1866 MHz
- ストレージ 64GB
- ストレージ・メディア・タイプ eMMC
- Bluetooth 4.2
- Wi-Fi 規格 IEEE 802.11ac, IEEE 802.11b,
IEEE 802.11g, IEEE 802.11n - インターフェイス microSDXCカードスロット(SDXCとUHS-I対応)、HDMI、USB 3.0 タイプA×1基、ACアダプタに3.0 タイプA×2
- 電源出力 5V、4A=20W
- オーディオ インテル® HD オーディオ・テクノロジー
- OS Windows 10 Home 64 bit
- サイズ 38×114×12mm(幅×奥行き×高さ)
- 重量 60.2g
- カラー ブラック
「Compute Stick」(STK2M3W64CC)のベンチマーク
「Compute Stick」(STK2M3W64CC)のベンチマークスコアを紹介します。
<CPU> Intel Core m3-6Y30 デュアルコア (Skylake)
Passmarkによるベンチマークスコアは「3025」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「3299 」、マルチコアで「5994」。
<GPU> インテル® HD グラフィックス 515
Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィック性能は「608」。
※PassMarkは主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値として利用される。
「Compute Stick」(STK2M3W64CC)の性能を評価
「Compute Stick」(STK2M3W64CC)の性能を評価してまとめてみました。
プロセッサの性能
プロセッサはSkylake世代のIntel Core m3-6Y30 デュアルコアプロセッサを採用しています。このプロセッサとGemini Lake世代のインテル Celeron N4000 搭載の「Diginnos Stick DG-STK5S」と比較してみると、以下のようになります。
Passmarkベンチマークスコアで比較
「Compute Stick」(STK2M3W64CC)・・・「3025」
ドスパラ「Diginnos Stick DG-STK5S」・・・「1440」
結果を見ると、「Compute Stick」(STK2M3W64CC)の方が2倍以上の差をつけていることが分かります。
Geekbenchベンチマークスコアで比較
Geekbenchのベンチマークスコアで比較すると以下のようになります。
「Compute Stick」(STK2M3W64CC)・・・シングルコアで「3299 」、マルチコアで「5994」
ドスパラ「Diginnos Stick DG-STK5S」・・・シングルコアで「1853」、マルチコアで「3123」。
シングルは2倍にはなっていませんが、マルチコアでははっきりと2倍以上のスコアが出ていることが分かります。
この2つのベンチマーク結果から、「Compute Stick」(STK2M3W64CC)はかなり性能が高く、Gemini Lake世代のパソコンよりも高速に動作することが分かります。
通信性能
通信はWi-Fiデュアルバンドに対応し、最高866Mbps(いわゆる2×2ストリーム)の速度で通信できるようになっています。また、Bluetooth 4.2にも対応しているので、ワイヤレスヘッドホンやイヤホンなどともスムーズに接続できます。
通信面においては高速なWi-Fi通信環境があれば、かなり快適に使えそうです。
インターフェースの性能
インターフェイスは、microSDXCカードスロット(SDXCとUHS-I対応)、HDMI、USBが搭載されており、USBは本体に搭載する3.0 タイプA×1基に加え、ACアダプタに3.0 タイプA×2基を装備しています。
また、ACアダプタと本体の接続端子はUSBタイプCコネクタとなっており、USBと電源をまかなえるようになっています。電源出力は5V、4A=20W。
なお、本体の左側面には電源ボタンとUSB 3.0があり、Intelのロゴの上に電源LEDが配置されています。
本体の右側面にはmicroSDカードスロットと電源用のUSB Type-Cを配置されており、放熱用のスリットもあります。
全体的にスティックPCにしては十分なインターフェースで、使いづらいことはなさそうです。
ボディ・筐体・ACプラグの性能
「Compute Stick」(STK2M3W64CC)のサイズは38×114×12mm(幅×奥行き×高さ)、重量は60.2gとなり、現段階で最もパワフルなスティックPCとなります。
ただし、付属のACアダプタのサイズは50×80×30mm(プラグ含まず)で、重さ140g(プラグ込み)と少々大きめで重さがあります。
また、電源ケーブルの重さが102gあり、これらを合計すると300g以上になるので注意が必要です。
なお、付属のACプラグ(4種類)は着脱式で、世界各国で使えるようになっています。出力は、Type-Aで5V/0.9A×2、Type-Cで5.2V/2.2Aです。
「Compute Stick」(STK2M3W64CC)の価格は?
「Compute Stick」(STK2M3W64CC)は、
日本のAmazonで54,188 円、
楽天市場で50,899円〜 (税込)、
ヤフーショッピングで48,913円〜 (税込)、
米国 Amazon.comで$454.47、
で販売されています。
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