ハイレゾ対応のオーディオプレーヤーに新型モデルが続々と登場している。2018年の最新モデルはAI機能を備えたモデルが登場し、スマホ並みに利便性が向上。クアッドコアCPU搭載で動作スピードも向上しているほか、ストリーミング音楽でも高音質で聴けるように改善されている。
オーディオプレーヤーにAI機能が搭載されてる?!
ハイスペックなスマートフォンではAI機能が搭載されることが多いが、その影響は2018年のオーディオプレーヤーにも及び始めている。ソニーのウォークマン「NW-A50」シリーズではAI機能により、視聴している曲のタイプを自動で判別し、よりクリアで躍動感あるサウンドにすることが可能。COWON「PLENUE 2 Mark II」はAI Audio機能を搭載し、ボリュームの大きさが異なる曲でも一定のボリュームに統一して再生する機能など多彩なAI機能が搭載されている。オーディオプレーヤーの「AI化」はまだ始まったばかりだが、2019年以降にはより高度に発達ことは間違いない。AI搭載の格安モデルもいずれ登場することだろう。
トレンドはストリーミング音楽対応&Bluetooth高音質再生
2018年のオーディオプレーヤーは「ハイレゾ」対応が当たり前になり、それ以外の要素や機能が新たに搭載されることが多くなってきた。その一つがスマートフォンのようにスペックを強化したもの。サムスン「Exynos 7270」デュアルコアCPUを搭載した 「FiiO M7」、クアッドコアCPUを搭載した「ACTIVO CT10」は、処理スピードを向上させることでよりスムーズに操作できるようになっている。
また、Astell&Kern 「AK70 MKII」を始めとして多くのオーディオプレーヤーが「ストリーミング音楽」の再生に対応しているのも特徴的。Apple MusicやSpotify 、AWA、Lineなど、ネットを利用して音楽を楽しむスマホ世代でも快適に楽しめるようになっている。そのほか、2017年の流れで、ヘッドホンアンプ内蔵DACを搭載するものも多い。「aptX コーデック」対応で、Bluetooth接続でヘッドホン・スピーカーと接続した際にも高音質で音楽を楽しめるものもかなり増えてきた。
オーディオプレーヤー 最新 まとめ
ここでは最新のポータブルオーディオプレーヤーをまとめて紹介します。
<Bluetooth&AI搭載>
「Sony NW-A50」シリーズ
「Sony NW-A50」シリーズは「Bluetoothレシーバー機能」を搭載したウォークマン。Bluetooth通信時でもハイレゾ相当のクオリティを引き出すフルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載。圧縮音源をハイレゾ相当の解像度にアップスケーリングする「DSEE HX」などの効果により、ウォークマンを使って、ストリーミング音源を高音質で楽しめる。
また、AI機能により、視聴している曲のタイプを自動で判別し、よりクリアで躍動感あるサウンドにすることが可能。ボディは手のひらになじむスタイリッシュなデザインで、タッチパネルでの操作にも対応している。サイズは54.8~55.7(幅)×97.3(高さ)×10.7~10.8(奥行)mm、重量は約99g(充電池含む)。
<★レビュー&コメント>
値段の割に音質のクオリティーは高く、ハイレゾにも対応しているということで文句なしで星5つです。さすがSONYという感じですね。
Amazonで「Sony NW-A55」シリーズをチェックする
<DAC内蔵SoC搭載のハイレゾプレーヤー>
「FiiO M7」
「FiiO M7」はAndroid 7.0ベースの独自OSを搭載したオーディオプレーヤー。コンパクトなボディに3.2インチ(解像度480×800ドット)のタッチパネルを搭載し、歌詞の表示に対応。最大192kHz/24bitのPCMデータの再生、2.8MHzのDSDデータの再生に対応するほか、ESS Technology製32bit DAC内蔵SoC「ES9018Q2C」を搭載し、低ノイズ・低歪で高音質なサウンドが楽しめる。インターフェイスには6つのアイコンを搭載し、必要な機能に簡単にアクセスすることが可能。物理キーの再生/一時停止ボタンとスキップボタン以外にも、簡単なプレスもしくはスワイプで簡単に操作できる。
<★レビュー&コメント>
低音域は深みがあり高音域は爽やかな印象です。別途でFiiO FH1というイヤホンも購入しましたが、相性が良いように思えました。意外とパワーが有るので、ポタアン無しでも大丈夫そうです。
Amazonで「FiiO M7」をチェックする
<クアッドコアCPU搭載のハイレゾプレーヤー>
「ACTIVO CT10」
「ACTIVO CT10」はハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー。コンパクトボディに高速なクアッドコアCPU搭載。馴染みやすいユーザーインターフェイスで快適に音楽再生を楽しめるまた、ストア機能を搭載し、ハイレゾ専門音楽配信サイト「groovers Japan」から直接ハイレゾ音源を購入・ダウンロードすることが可能。
DLNA Link機能を利用し、同じネットワークに接続しているPCやNASなどとワイヤレスで接続することもできる。ディスプレイは3.4インチ(解像度480×854ドット)で、2.5Dガラスを採用。ボディはラウンドエッジのデザインで、手にもフィットしやすい。
<★レビュー&コメント>
Astell&Kernが関わって制作されているだけあって音質は妥協なし。この価格帯とは思えないとても良い音がします。ボディが丸っこくてホワイトで可愛いです。
Amazonで「ACTIVO CT10」をチェックする
<デュアルDAC&バランス駆動対応>
「Astell&Kern AK70 MKII」
「Astell&Kern AK70 MKII」はハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー。コンパクトボディにシーラス・ロジック製の「SC4398」を2基搭載(デュアルDAC)。バランス再生時の高出力化と低歪(ひずみ)、高S/Nの両立を実現し、高音質で音楽が楽しめる。また、通常の3.5mmイヤフォン端子に加えて2.5mm 4極のバランス出力端子を装備。
PCM音源は最大384kHz/32bit(ダウンコンバート再生、ネイティブ再生は192kHz/32bitまで)、DSDはPCM変換によって5.6MHzまでの再生に対応する。そのほか、DLNA準拠の「AK Connect」を利用してストリーミング再生やスマートフォンからの遠隔操作が可能。PCとUSB接続することでUSB-DACとしても利用できる。
<★レビュー&コメント>
刺さる部分がマイルドに聞こえるように上手く仕上げられてる。SONYと違って金属質な音ではない。ギターソロやドラムが映える。Fiio x5 3rd程ではないが音に厚みがある。
Amazonで「AK70 MKII」をチェックする
<AI Audio機能を搭載したモデル>
「COWON PLENUE 2 Mark II」
「COWON PLENUE 2 Mark II」はAI Audio機能を搭載したオーディオプレーヤー。前モデルの「PLENUE 2」をベースにDACに「AK4497EQ」を搭載。DSD 5.64MHzや384kHz/32bitまでのFLACやWAVの再生に対応する。
また、AI Audio機能により、ボリュームの大きさが異なる曲でも一定のボリュームに統一して再生する。そのほか、ユーザーの各音源別の再生パターンを分析して、好みの再生リストの位置を適切に配置「AI Shuffle機能」や、各音源ファイルに最適なJetEffectプリセットを自動的にマッチングさせる「AI JetEffect」機能も利用できる。
Amazonで「COWON PLENUE 2 MarkⅡ P2MK2」をチェックする
<Hi-Bit32 モード搭載のハイレゾプレーヤー>
「private XDP-20」
「private XDP20 」はハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー。コンパクトボディに「Hi-Bit32 モード」を搭載。16bit/24bit音源を32bitまで拡張することでアナログのように滑らかな音質を再現する。またハイレゾ音源はDSDの5.6MHzまでのネイティブ再生、FLAC/WAVと高効率の圧縮技術を使ったMQA音源の再生に対応する。そのほか、DACにESS製のSABRE DAC「ES9018C2M」、アンプにSABRE「9601K」を搭載。電源ノイズやデジタルノイズの影響を低減するオーディオ回路設計をすることで、S/Nのよいクリアで広がりのあるサウンドが楽しめる。
<★レビュー&コメント>
音は良いです、どの音域も足りないと感じることはありませんでした。手を抜かずに調整してるんだなと素人ながらに感心しました。特にバランス接続です。バランス接続にすると音の広がり方や繊細さが素晴らしい。
Amazonで「private XDP20P」をチェックする
<Bluetooth搭載のハイレゾプレーヤー>
「PLENUE R PR-128G-SL」
「PLENUE R PR-128G-SL」はBluetooth搭載のポータブルオーディオプレイヤー。Hi-Fiオーディオシステム用のデジタルアナログコンバーター「PCM5242 DAC」を搭載。TIの最新hyper-advanced current-segmentアーキテクチャーとDirectPath方式のすぐれたコンバート性能で24bit/192kHzのPCMや高解像度DSD、DXD音源まで再生できる。
また、aptX コーデックに対応し、SBCより高い圧縮効率とすぐれた音質を実現。既存のBluetooth対応イヤホン、ヘッドホンやスピーカーも利用でき、も強力なJetEffect 7を適用することで、Bluetooth出力でも豊かな音質で再生できる。
<★レビュー&コメント>
JetEffect7という、ジャンルや好みに応じて音質や音響効果が変えられる機能がついていて、曲によって選ぶと綺麗に聴こえます。φ2.5バランス端子があり、内蔵メモリーも128GB。コストパフォーマンスがとても良いDAPです。
Amazonで「COWON PLENUE R ハイレゾプレーヤー PR-128G-SL」をチェックする
<アンプ内蔵DAC搭載のハイレゾプレーヤー>
「COWON PLENUE V」
「COWON PLENUE V」はステルスデザインを採用したポータブルオーディオプレーヤー。シーラス・ロジック製ヘッドホンアンプ内蔵DAC「CS43131」を搭載。ハイレゾ音源の再生やDSD 128までのネイティブ再生に対応する。2.8インチの液晶(240×320ドット)を搭載し、タッチ操作が可能。
FLAC/WAV/AIFF/ALAC/APE/MP3/WMA/OGGの再生に対応する。バッテリー駆動時間は、MP3(128kbps)の再生で約41時間、FLAC(24bit/96kHz)の再生で約27時間。サイズは53.4(幅)×93.1(高さ)×16.7(奥行)mmで、重量は100g。カラーは、レッドとシルバーの2色をラインナップする。
Amazonで「PLENUE V」をチェックする
<Bluetoothストリーミング再生に対応するハイレゾプレーヤー>
「AR-M200」
「AR-M200」はAcoustic Research製のハイレゾ対応オーディオプレーヤー。スリムなボディにプレミアムDAC「AKM AK4490」を搭載。aptX HD対応スマートフォンからBluetoothストリーミング再生が利用できる。
また、本体をスマートフォンとBluetooth経由でペアリングすることことが可能。スマートフォンの音源を「AR-M200」のプレミアムDACやClass Aヘッドホンアンプ(フルバイアス・シングルエンド)で高音質再生できる。
そのほか、2.5インチ(240×320ドット)のIPS液晶を搭載。Dual Cortex-M3プロセッサ、32GBメモリ(microSDXCカードで最大256GBまで対応)も備えている。
Amazonで「AR-M200」をチェックする
<アプリを高音質に再生できるハイレゾプレーヤー>
「FiiO X7 Mark II」
「FiiO X7 Mark II」はAndroid 5.1ベースの独自OSを搭載したハイレゾ対応のオーディオプイーヤー。ESS Technology製ハイエンドDACチップ「ES9028PRO」と、DACの真価を発揮させる3基の異なるD/A変換用水晶発振器を搭載。
OSモード切替機能により、さまざまなアプリを高音質に再生することが可能で、最大384kHz/32bitのPCMデータおよび、11.2MHzのDSDデータの再生に対応する。
また、シングルエンドの3.5mmヘッドホン出力端子、バランスの2.5mmヘッドホン出力端子搭載。2.5mmバランス出力端子を搭載した新アンプ・モジュール「AM3A」も備えている。
<★レビュー&コメント>
Minimum Phase フィルタと、AM2Aとの組み合わせて超高音質となり、聴きなれた曲でも新たな感動を覚えます。特に、ロック系がメインで、クラッシック等の自然楽器系の音楽も聴く方におすすめします。
Amazonで「FiiO X7 Mark II」をチェックする
その他のおすすめ音楽製品は?
その他のおすすめ音楽製品は以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。
<オーディオプレーヤー>
<イヤホン>
【2021年最新】 絶対欲しいリッチな完全ワイヤレスイヤホン まとめ
<ヘッドホン>
<スピーカー>
<レコードプレーヤー>