「VAIO Z Canvas」新生バイオが放つクリエイター向けPC

新生VAIOから新たなPCが発表された。ラインナップは13.3型でマルチフリップ機構の液晶ディスプレイを持つノートPC「VAIO Z」とクリエイター向けの「VAIO Z Canvas」の二つ。

特に注目したいのは「VAIO Z Canvas」。このモデルは液晶ペンブレット市場をターゲットに確実に収益を上げられる分野にしぼって開発された。それだけにクリエイターたちをなびかせる完成度を持っているのかが注目される。

現在、液晶ペンタブレット市場ではワコムの「Cintiq」が圧倒的なシェアを独占中。果たして新生VAIOはワコムの「Cintiq」に対抗することができるだろうか?

クリエイター向けタブレットPC「VAIO Z Canvas」

VAIO Z Canvas」は、Adobe RGBカバー率95%の液晶を備えたクリエイター向けタブレットPCだ。本体は角度を変えられる独自のスタンド機構を搭載。自由な角度で簡単に調節が可能なうえに描画中もシッカリ固定できる。

キーボードはカバーにもなるマグネット着脱式タイプを採用。キーボードを含めて持ち歩きしやすいようになっている。また、キーボードにはクリエイターがよく使うショートカット機能も搭載。

付属のデジタイザーはタブレット側面に固定可能。ペン先は硬いものと柔らかいものの2種類を同梱、ボタンは2つ搭載。バッテリーとして単6形アルカリ乾電池 (LR8D425) 1本が必要になる。

「VAIO Z Canvas」のスペック

  • ディスプレイは12.3インチ、解像度2560×1704。
  • プロセッサはCore i7 Hプロセッサー(4コア)。
  • RAMは最大16GB。
  • ストレージは最大1TB。
  • バッテリーは不明。
  • カメラは不明。
  • グラフィックアクセラレーターはインテル Iris Pro。
  • OSはWindows8.1 Pro Update(64ビット)。
  • インターフェイスはSuperSpeed USB(USB 3.0)port x 2 / HDMI出力 x 1 / Mini Display Port x 1 / ヘッドホン出力 ステレオ、ミニ端子 / ネットワーク(LAN)1000BASE-T/SDXCカードスロット(UHS-II)x 1。
  • 5月発売予定 / 市場想定価格 : Windows 8.1 Pro Update / Core™ i7 / 8GB Memory / 256GB SSD の基本構成で、20万円台後半から。

「VAIO Z Canvas」のライバル? ペンタブレットの定番 ワコム「Cintiq Companion 2」

クリエイター向けの端末と言えば、「Cintiq Companion 2」も注目されている。

「Cintiq Companion 2」は、13.3型液晶(2560×1440ピクセル)を備えたクリエイター向けのタブレットPC。対応ソフトウェアと付属のプロペン(電磁誘導方式)により最大2048段階の筆圧感知機能と傾き検出機能が可能。

また、PCやMacに接続することで液晶ペンタブレットと使うこともできる。なお、モデルはValueの「DTH-W1310T/K0」/Standardの「DTH-W1310L/K0」/Premiumの「DTH-W1310M/K0」/Enhancedの「DTH-W1310H/K0」と4タイプある。

ワコム「Cintiq Companion 2」(Standard)のスペック

  • ディスプレイは13.3インチ、解像度2560×1440のIPS液晶を搭載。
  • プロセッサはCore i5-4258U(2コア4スレッド、定格2.4/ターボ時最高2.9GHz)。
  • RAMは8GB。
  • ストレージはSSD128GB。
  • バッテリーは不明。
  • カメラは背面800万画素、前面200万画素、。
  • GPUはCPU内蔵のIrisグラフィックス5100。
  • OSはWindows 8.1。
  • インタフェースは共通でSDメモリーカードスロット、Micro SDカードスロット、USB 3.0、Mini Displayport、ヘッドフォンのほか、通信機能としてIEEE802.11b/g/nの無線LANとBluetooth 4.0を備える。
  • 価格は1599.99ドル。2月下旬発売予定。

「VAIO Z Canvas」と「Cintiq Companion 2」 どっちがお買い得なの?

結論から言うと、ワコム「Cintiq Companion 2」の方が圧倒的にお買い得だと言える。

たしかにVAIO Z Canvasの方がAdobe RGBカバー率95%で液晶パネルが美しい。

また、手書きの際の視差が小さく、ダイレクトにイラストなどを描きこめる。

柔軟に角度を設定できるスタンドやタッチ機能のオン/オフボタンの搭載などもイラスト制作時に役立つだろう。

だが、今まで「Cintiq Companion」シリーズでワコムのペンを使ってきた人たちからすると、わざわざVAIOのデジタイザペンを使うメリットは少ない。

ワコムのペンは電磁誘導方式で筆圧レベルが最大2048段階。

ワコムならではの安定感があり、傾き検出なども含め、安心して狙った通りの線や絵を描くことができる。

一方、VAIO Z Canvasは、超低速でペンを動かすと線がゆがみやすいといったN-trig製デジタイザスタイラスのクセが生じる。

VAIO独自のチューニングで描き心地や精度はかなり改善されているものの、その差は明らかに大きい。

13.3インチのCintiq Companion 2が画面が大きくイラストなどを描きやすいというメリットもある。

その点を考えると、20~30万円ほどする「VAIO Z Canvas」を購入する人は少ないだろう。

「VAIO Z Canvas」の価格

VAIO Z Canvas」はAmazonなどで販売されていました。

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