AndroidスマホだけでLinuxとJavaプログラムを学習する方法

最近、AndroidスマホだけでLinuxとJavaを学習する方法を思いついた。やり方はそれほど難しくなく、初心者の自分にもすんなりできた。以下にその方法をくわしく説明しよう。これができれば、CUI環境のLinuxがスマホやタブレットで使えるようになる。そして重いPCやタブレットなどを持ち歩く必要もなくなるはずだ。

AndroidスマホにLinuxが簡単に使えるアプリ「GNURoot Debian」をインストールする

方法は「GNURoot Debian」(Android 2.2 以上で使用可)というアプリをGoogle Playストアでインストール。これでCUI(グラフィカルでない真っ黒な画面のやつ)環境で、Linux OSの「Debian」が使えるようになる。CUIでどんなことができるのか分からない人は以下のページを参考にしてほしい。

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AndroidスマホにJavaをインストールする

アプリのインストールはこの画面上で、「apt-get install (パッケージ名)」と入力すればインストールできる。たいていのLinux アプリがインストール可能で、VimやGIMP、Inkscapeはもちろん、javaもインストール可能だ。

Javaをインストールするには、まず、「apt-get update」でアップーデートを開始。次に「apt-get install default-jre 」でJavaをインストールする。インストールが終了したら、再びターミナル(黒い画面)で、「javac -version」と入力し、バージョンを確認しよう。「javac 1.7.0_121」と表示されるはずだ。

AndroidスマホにVimをインストールする

実際にJavaを動作させるために、テキストエディタ「Vim」をインストールする。インストールするにはターミナル画面で「apt-get install vim vim-common」と入力する。インストールが終了した時点で、Vimをつかって、テキストファイルが編集できるようになる。試しに「touch Sample.java」と入力し、テキストファイルを作ってみよう。

スマホの画面からjavaプログラムを入力することもできるが、あらかじめ作っておいたDropboxなどのオンラインストレージ経由でテキストファイルをコピー(※スマホなので画面長押し+選択でコピーする)し、貼り付けた方が楽だ。貼り付けはVimを起動させた状態で、画面をタッチし続け、現れた選択画面で、「貼り付け」を選べば貼り付けられる。

Javaプログラムを実行させる

後は通常のJavaと同じ。「javac Sample1.java」と入力し、Enterボタンを押す。次に、「java Sample1」と入力すれば、実行結果が表示される。

なお、この方法を利用すれば、外出先でもPomera DM100とAndroidスマホだけでJavaを使えるようになる(※Pomera DM100のキーボード配列を変更するアプリがあり、これを利用すると通常のPC用キーボードと同じになる)。

やり方は、Pomera DM100経由でJava プログラムを書き、それを東芝Flash air経由でスマホに送信し、Dropbox上に保存。保存したファイルをあらかじめ作っておいたテキストファイルに貼り付ければOKだ。なお、Pomeraについては以下のページを参考にしてほしい。

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