メインディスプレイのほかに電子ペーパーディスプレイが使える2画面スマホ「YOTAPHONE 2 」。日本では入手が困難なこともあって、注目が集まっている。
人気の秘密はなんと言っても省電力のE Inkディスプレイを搭載しているところだろう。最近では大容量バッテリーを搭載したスマホも数多く登場しているが、それでも充電を頻繁に行わなければならない現状は変わっていない。
その原因は、スマホのカラー液晶ディスプレイにあると言える。近年ディスプレイが高精細になるにつれ、その電力消費量は増える一方だ。ユーザーは美しいディスプレイに満足する一方で、バッテリーが長持ちしないことに不満を持つようになっている。
現状のモデルよりも、はるかにバッテリーが長持ちする省電力なモデルが求められているのだ。そして、そのニーズに応えて登場したのが「YOTAPHONE 2 」だと言える。
「スマホのディスプレイは絶対にカラーでなければならない」という常識を破り、どこまで省電力なスマホとして使うことができるのか。スペックを見ながら、その可能性を探っていこう。
「YotaPhone2」のスペック
「YOTAPHONE 2 」は2画面方式を採用。
カラー液晶の方のOSがAndroid 4.4。ディスプレイサイズは5インチでAMOLED液晶(1,920×1,080ドット)を採用。
E Inkディスプレイ側はAndroidではなく独自OSを使用。
Android側の表示をE Inkディスプレイで表示させることができ、ウェブブラウジングやアプリもごく普通に表示できる。
搭載CPUは Qualcomm「Snapdragon 800」(動作クロック:2.2GHz/クアッドコア)。
メモリは2GBで、内部ストレージが32GB。無線LAN(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0に対応。
カメラはフロント(210万画素)、リア(800万画素)カメラを搭載。NFC、GPS,ワイヤレス充電にも対応する。
問題はOSが統一されていない点か?
おそらく「YOTAPHONE 2 」をメインのスマホとして使ってもそれほど不便を感じることはないだろう。直射日光下でも快適に読書できるので、スマホで電子書籍を読みたいと思っている人には最適だ。
しかしながら、あくまでスマホの画面を電子ディスプレイで見たいと思っている人には不満な点も残る。上記に示したようにAndroid側の表示をE Inkディスプレイで表示させることはできるが、ブラウジング時にはAndroidではなく、独自OSに切り替わってしまう。
そのため、Android端末のようにスムーズにブラウジングすることはできない。アプリを使うときもある程度もたつくのを画面しなければならないだろう。E InkディスプレイでAndroidをバリバリ使いたいと思っている人には不向きであると言える。
しかし、「YOTAPHONE 2 」のE Inkディスプレイはバッテリー消費を抑えるため、あるいは電子書籍を読むために使いたいと考えている人には最適だ。
今までの不満点を解消し、快適に動作するスマホとして重宝することだろう。
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