Amazonでインテル製のスティックPC「Compute Stick STK1AW32SC」が販売されている。Cherry Trail世代のAtom x5プロセッサを搭載し、CPU性能とグラフィックス性能が大幅に改善されているという。
日本国内からはすでにCherry Trail世代のAtom x5プロセッサを搭載したドスパラ「Diginnos Stick DG-STK4S」が発売済み。新たに冷却ファンも搭載し、安定して動画が観られることで人気商品になっている。
今回発売された「Compute Stick STK1AW32SC」は、Wi-FiやBluetoothとの接続性も改善された注目のモデル。新たにUSB 3.0ポートが追加されたことで、データのやり取りもスムーズに行える。
Cherry Trail搭載のスティックPC インテル「Compute Stick」(STK1AW32SC)
「Compute Stick STK1AW32SC」はWindows10を搭載したスティックPC。前モデルよりもグラフィック性能が向上したほか、通信機能を強化し、USB 3.0ポートも追加された。
公式ページ「Compute Stick STK1AW32SC」
公式レビュー動画 デザインやボディの質感・操作・インターフェース、使い方、特徴が分かる
「Compute Stick」(STK1AW32SC)のスペック・仕様
- モデル STK1AW32SC
- プロセッサ Atom x5-Z8300 クアッドコア(1.44GHz)
- RAM(メモリ) 2GB
- メモリーの種類 DDR3L-1600
- 最大メモリーチャネル数 1
- 最大メモリー帯域幅 12.8 GB/s
- 物理アドレス拡張 32-bit
- ストレージ 32GB eMMC
- カード・スロット MicroSDXC with UHS-I support
- 電源供給方式 ACアダプタ給電 (100V-240V, 50-60Hz、5V、3A)
- 消費電力 (最大構成時) Min 0.5W- Max 10W
- インタフェース USB 3.0×1、USB 2.0×1、HDMI×1、microSDXCスロット、電源供給用のmicro USBポート
- グラフィックス出力 HDMI 1.4b
- USB リビジョン 2.0, 3.0
- USB ポート数 2
- USB 3.0 構成 (外部 + 内部) 1
- サポートされているディスプレイ数 1
- 内蔵 Wifi Intel® Wireless-AC 7265 + BT 4.2
- 内蔵 Bluetooth あり
- インテル® バーチャライゼーション・テクノロジー (VT-x) あり
- インテル® プラットフォーム・トラスト・テクノロジー (インテル® PTT) あり
- インテル® AES New Instructions あり
- オーディオ機能 HDMI Audio
- OS Windows 10
- サイズ 113×38×12mm
- 重量 約54g
- カラー ブラックのみ
- 付属品 HDMI延長ケーブル、ACアダプター・給電用microUSBケーブル・USBスクロールマウス・USBキーボード・LANアダプタ-内蔵3ポートUSB2.0ハブ
「Compute Stick」(STK1AW32SC)のベンチマーク
「Compute Stick」(STK1AW32SC)のベンチマークスコアを紹介します。
<CPU> Atom x5-Z8300
Passmarkによるベンチマークスコアは「1190」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「152」、マルチコアで「476」。
<GPU> intle HD Graphics 400
Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィック性能は「 149」。
※PassMarkは主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値として利用される。
Gemini Lake パソコンのベンチマークスコアと比較
Intel Celeron N4000 デュアルコアプロセッサとIntel UHD Graphics 600を搭載したGemini Lakeのパソコンとベンチマークを比較すると、以下のようになります。
Passmarkによるベンチマークスコアは「1441」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「395」、マルチコアで「701」。
Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィック性能は「391」。
Cherry Trail世代のIntel Atom x5-Z8350 クアッドコアプロセッサと比較すると、Gemini Lakeを搭載したパソコンの性能はほぼ2倍上の性能になります。
「Compute Stick」(STK1AW32SC)の性能
「Compute Stick」(STK1AW32SC)の性能をまとめてみました。
プロセッサの性能
プロセッサは従来製品(Bay Trail世代)から、Cherry Trail世代のAtom x5-Z8300 クアッドコアプロセッサに変更されました。これにより、
プロセッサの変更により省電力性がアップし、グラフィック性能も大幅に向上しています。従来モデルと同様にHD画質のストリーミングも可能で、快適に動画を試聴できます。「Netflix」、「YouTube」なども、いったんストリーミングが始まれば途切れずに動きます。
通信の性能
「Compute Stick」(STK1AW32SC)は、高速かつ途切れづらいWi-Fi デュアルバンドに対応しています。2.4GHz帯と5GHz帯の両方の周波数が使えるため、ワイヤレス通信も安定しています。また、Bluetooth 4.2をサポート。ワイヤレスイヤホンやヘッドホンなどともスムーズにできます。なお、初代モデルでは、Wi-Fiの受信感度が低いという不満が上がっていました。新モデルではこの点を改良し、高速な通信ができるようになっています。
インターフェースの性能
「Compute Stick」(STK1AW32SC)にはインタフェースとしてUSB 3.0×1、USB 2.0×1、HDMI×1、microSDXCスロット、電源供給用のmicro USBポートが搭載されています。初代モデルのUSBポートは1基でしたが、新モデルでは2基(USB 3.0とUSB 2.0が1基ずつ)に倍増し、新たにUSB 3.0ポートが追加されたことで、データのやり取りも高速化しています。
ボディ・筐体
「Compute Stick」(STK1AW32SC)は2016年モデルと違い、角に丸みのある、やや洗練されたデザインに変更されています。本体はマット仕上げで高級感もアップしています。また、本体は少しだけ長くなり、やや大型化しています。全体的にスッキリとしたスタイリッシュなデザインで好感がもてます。
「Compute Stick STK1AW32SC」の価格は?
「Compute Stick STK1AW32SC」は、
Amazonで17,980円、
楽天市場で23,124円〜 (税込)、
ヤフーショッピングで20,505円〜 (税込)、
米国 Amazon.comで$169.99、
で販売されています。
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米国 Amazon.comで「Intel Compute Stick BOXSTK1AW32SC」(日本への発送も可)をチェックする
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