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Beelink ME mini徹底レビュー!最大24TBのNASホームサーバー

Beelink-ME-mini カラーが異なる本体3台が並んでいる。ホワイトが最前面にある。
2025年6月、ミニPCの分野で高い評価を得ているBeelinkから、家庭のデータ管理に革命をもたらす一台が登場しました。その名は「Beelink ME mini」。手のひらに収まるほどのコンパクトなキューブ型デザインでありながら、最大6基ものM.2 SSDを搭載できるという、常識を覆すストレージ拡張性を備え、発売前から大きな注目を集めています。

Beelink ME miniの魅力

最大の魅力は、単なる小型PCに留まらず、家庭内のあらゆるデータを一元管理できる強力なネットワークサーバーとして、多様な使い方ができることです。

例えば、スマートフォンやPCに散らばった大切な写真や動画をME miniに集約し、自動でバックアップする自分だけのプライベートクラウドを構築したり、

強力なメディアサーバーとしてNASに保存した映画や音楽を、DLNAに対応したテレビやPlayStation 5などのゲーム機で、いつでも高画質・高音質でストリーミング再生したりできます。

また、最大6基のM.2 SSDスロットをサポートし、合計容量を最大24TBまで拡張できる圧倒的なストレージ性能も装備。Windows 11やLinuxはもちろん、本格的なNASを構築するためのTrueNASやUnraid、仮想化基盤であるProxmoxなど、専門的なOSを自由にインストールできる柔軟性も兼ね備えています。

その他にも、従来の約2.5倍の速度で高速かつ安定した通信を利用できるデュアル2.5GbE LANポートを搭載。

デスク周りをすっきりさせる電源内蔵のコンパクトなキューブ型デザイン、高速なデータ転送が可能なUSB Type-Cポート、最新の高速ワイヤレス通信規格WiFi 6、そして作業の邪魔にならない静音設計など、魅力が満載です!

この記事で「Beelink ME mini」を徹底解剖!

この記事では、そんな魅力あふれる「Beelink ME mini」の性能や機能を、ベンチマーク結果や実際の使用感を交えながら、徹底的に深掘りしていきます。

特に、同じCPUを搭載しながらもコンセプトが全く異なる「Beelink EQ14」との比較に焦点を当て、ME miniがどのような点で優れ、どのようなユーザーにとって最適な選択肢となるのかを、明らかにしていきます。

この記事で分かること

  1. Beelink ME miniの実機レビューと、項目別の5段階評価
  2. デザイン、インターフェース、パフォーマンスなど各項目の詳細なレビュー
  3. メモリやポート、本体サイズなど、Beelink ME miniの詳細なスペック(仕様)一覧
  4. Intel N150のCPU・グラフィック性能が分かる各種ベンチマークスコア
  5. 「原神」や「Apex Legends」など人気ゲームの動作検証(ゲーム性能)
  6. 最大24TBまで拡張可能なストレージ性能と、NASとしての実力
  7. Beelink EQ14との詳細なスペック比較と、GMKtec NucBox G9など他のライバル製品との違い
  8. 公式サイトやAmazonなど、購入先ごとの販売価格と参考となるクーポン適用例
  9. 購入前に知っておきたいメリット・デメリットと、最適なユーザー像

この記事を最後まで読むことで、「Beelink ME mini」が本当にあなたにとって「買い」の製品なのか、その答えがはっきりと分かるはずです。購入を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:Beelink | Beelink ME mini 6-slot Home Storage NAS Mini PC

価格をチェック!Beelink ME miniは他のミニPCよりも安い?

Beelink ME mini 本体実機を手で持つ。背景は黒。

Beelink ME miniはBeelink 公式サイトで$209.00~(日本円で約30289円~・ストレージは64G eMMCのみ)で販売されています。2TBストレージが追加されたモデルは$329.00(日本円で47680円)です。

一方、ECサイトのAmazonでは実質48,900円(15000円 OFFクーポン適用の場合・+2TB SSDモデル)で販売中です。

海外ストアのAliExpress(56,964円・+2TB SSD)、米国 Amazon.com($409.00で$80 OFFクーポン付き・+2TB SSD)でも購入できます。

Beelink EQ14

2024年12月に発売された「Beelink EQ14」はAmazonで27,800円で販売中です。こちらは、Intel N150プロセッサを搭載したコンパクトなミニPCです 。最大の魅力は電源ユニットを内蔵している点で、付属の電源ケーブル1本で設置が完了するため、デスク周りがすっきりと片付きます 。

コンパクトながら4Kの3画面出力に対応し、2つのLANポートも備えているため、複数のモニターでの作業や安定したネットワーク接続が可能です 。底面にはホコリの侵入を防ぐフィルターが設置されており、長く安心して使える設計も嬉しいポイントです 。日常使いからビジネスまで、スマートにこなせる一台です。

GMKtec NucBox G9

2025年1月に発売された「GMKtec NucBox G9」はAmazonで42,473円で販売中です。こちらは、Intel N150プロセッサを搭載し、圧倒的なストレージ拡張性を誇るミニPCです 。内部に4つものM.2スロットを備え、PC用途で最大16TB 、NAS(ネットワーク接続ストレージ)として利用すれば最大32TBまで容量を拡張できます 。

2.5Gの高速LANポートを2つ搭載しており 、家庭やオフィスの大容量データハブとして最適です。12GBの高速LPDDR5メモリと4Kの3画面出力にも対応し 、日常的な作業も快適にこなします。データ保存とパフォーマンスを両立させたい方におすすめです。

MINISFORUM UN150P

2025年1月21日に発売された「MINISFORUM UN150P」はAmazonで31,572円で販売中です。こちらは、Intel N150プロセッサを搭載し、優れた拡張性と接続性を持つミニPCです 。高速なM.2 SSDスロットに加え、大容量の2.5インチHDD/SSDを増設できるベイと、手軽に使えるTFカードスロットを備え、用途に応じた柔軟なストレージ構成が可能です 。

前面にはデータ転送、映像出力、給電に対応した万能なUSB Type-Cポートを搭載 。合計で4Kの3画面出力が可能で、マルチタスクも快適です 。CNC加工された高品質な金属製の筐体も魅力で、所有する満足感を満たしてくれます。

GMKtec NucBox K10

2025年3月に発売された「GMKtec NucBox K10」はAmazonでクーポン適用で実質75,200円で販売中です。こちらは、第13世代Intel Core i9-13900HKプロセッサを搭載した、デスクトップPCに匹敵する性能を誇る究極のミニPCです 。その圧倒的な処理能力は、プロの映像編集や最新のゲームなど、極めて負荷の高いタスクもスムーズにこなします。

最大96GBのDDR5メモリ 、3つのM.2スロットによる最大12TBのストレージ拡張に対応 。さらに、8K映像出力や4画面同時出力も可能で 、クリエイティブな作業環境をパワフルに支えます。まさに妥協を許さないプロフェッショナルのためのマシンです。

まとめ

Beelink ME miniの価格は、単純なミニPCとして見ると「Beelink EQ14」や「MINISFORUM UN150P」よりも高価です。しかし、その価値は家庭用NASとしての優れた設計にあります。最大24TBまで拡張できる6基のM.2スロット を備え、大容量のデータを一元管理したいユーザーにとっては、価格に見合った魅力的な選択肢と言えるでしょう。

最も安くお買い得なモデルは、2万円台で購入可能な「Beelink EQ14」 です。電源内蔵で使いやすく、日常的な用途であれば十分な性能を持っており、コストパフォーマンスを重視するなら最適な一台です。

本格的なNASを構築したい場合は、Beelink ME miniの他に、最大32TBまで拡張可能な「GMKtec NucBox G9」も強力な候補となります。一方で、価格は上がりますが、動画編集やゲームなど最高のパフォーマンスを求めるなら、Core i9を搭載した「GMKtec NucBox K10」が選択肢となります。ご自身の用途と予算に合わせて、最適な一台を選んでみてください。

デザイン:Beelink ME mini ~ 常識を覆す99mmの立方体が生む所有感

Beelink ME mini 本体実機 少し斜めに傾き、立方体であることが分かる。背景は黒。

ここでは、Beelink ME miniが他のミニPCと一線を画す、その独創的なデザインと、実際に設置して感じた魅力について徹底的にレビューしていきます。単なるPCではなく、インテリアとして「所有する喜び」を与えてくれる、その秘密に迫ります。

はじめに:想像を超えるコンパクトさと質感

まず驚かされたのが、そのサイズ感です。スペック上の数値は知っていましたが、実際に箱から取り出したときの「小ささ」には思わず声が出ました。各辺がわずか99mmという完全な立方体は、手のひらにすっぽりと収まります 。ひんやりとした金属製の筐体は高級感があり、この時点でプラスチックボディのBeelink EQ14とは異なる、ずっしりとした所有感を満たしてくれます。

所有欲を満たすミニマルなデザインとカラー

ME miniのデザインは、細部に至るまで計算されています。私が選んだのは3色のカラーバリエーションのうち「パールホワイト」ですが、この他に「ミッドナイトグレー」「ピーコックブルー」が用意されています 。特にパールホワイトは、白を基調とした私の部屋のインテリアに見事に溶け込み、PC特有の無機質な感じがありません。友人からも「これ、PCなの?」と驚かれるほどでした。

一方、Beelink EQ14は「ネイビーブルー」の1色展開です 。これも落ち着いた良い色ですが、ME miniのように複数の選択肢から自分の部屋に合わせて選べる点は、デザイン性を重視するユーザーにとって大きなアドバンテージだと感じました。

Beelink ME miniのカラーバリエーション 3色

サイズと重量の比較:ME mini vs EQ14

具体的な数値を比較してみましょう。ME mini99x99x99mmのキューブ型であるのに対し、Beelink EQ14は126x126x39mmという薄く平たい形状です 。デスク上に置いた際の専有面積(フットプリント)はME miniの方が小さいですが、全体の体積では薄いEQ14の方がわずかに小さい計算になります。

しかし、数字以上に重要なのは「体感的なサイズ」です。キューブ型のME miniはどこに置いてもオブジェのように収まりが良く、よりコンパクトに感じられます。重量はEQ14が約490gなのに対し 、ME miniの正確な重量は資料に記載がありませんでした。しかし、その金属ボディからくる適度な重みは、安っぽさを感じさせず、むしろ製品としての信頼性を高めています。

機能美の極み:内蔵電源と静音設計

デザインで特に素晴らしいと感じたのが、機能と美しさの両立です。この小さな筐体でありながら、電源ユニットが内蔵されている点には感動しました 。巨大なACアダプターが不要なため、デスク周りの配線は驚くほどすっきりとします。これはEQ14も同様の利点ですが 、片手で掴めるME miniの方が、部屋から部屋への移動も楽で、その恩恵をより強く感じました。

そして、その静音性は特筆すべき点です。独自の「垂直エアフロー冷却設計」により、アイドル時の動作音は31~34dBAと、深夜の郊外並みの静けさです 。実際に、動画配信サービス「Netflix」で静かな会話シーンが多い映画を鑑賞していても、ファンの音は全く気になりませんでした。これなら、常時稼働させるNASとして寝室に置いても、睡眠を妨げることはないでしょう。

まとめ:デザイン

  • 第一印象と形状: 手のひらに収まる99mmの金属製キューブは、プラスチック製の平たいEQ14とは全く異なる高級感と存在感を放つ 。
  • カラーバリエーション: インテリアに合わせて選べる3色展開で、特にパールホワイトは部屋によく馴染む 。ネイビーブルー単色のEQ14より選択肢が豊富 。
  • サイズ比較: デスク上の専有面積はME miniの方が小さい 。体積ではEQ14が僅かに小さいが、キューブ形状による凝縮感と設置のしやすさはME miniが圧倒的に優れている。
  • 機能美: 電源ユニットを内蔵し、かさばるACアダプターを排除したことで、設置場所を選ばない美しい配線整理が可能 。
  • 卓越した静音性: 独自の冷却システムにより、高負荷時でも図書館の中のような静けさを保ち、映画鑑賞や音楽鑑賞の邪魔をしない 。

インターフェースと接続性:Beelink ME mini ~ サーバー用途に特化した「選択と集中」

Beelink ME miniの背面ポートが接続されている様子。

Beelink ME miniのインターフェースは、一般的なミニPCとは一線を画す、明確な目的を持って設計されています。ここでは、汎用的なデスクトップ用途を想定した「Beelink EQ14」と比較しながら、ME miniのポート構成がどのようにサーバー用途へ特化しているのかを、実際に使ってみた感想を交えて詳しく解説します。

ネットワーク:2.5GbEがもたらす圧倒的な速度

ME miniの接続性で最も注目すべきは、そのネットワーク性能です。背面にはIntel i226-Vチップを採用した2.5GbEのLANポートが2つも搭載されています 。

この「2.5GbE(2.5ギガビットイーサネット)」とは、従来のミニPCで標準的な1GbEの約2.5倍、最大2.5Gbpsの通信速度を実現する非常に高速な有線LAN規格です。

高価な専用ケーブルは不要で、多くの家庭で使われているCat5e以上のLANケーブルをそのまま流用できるため、手軽に高速化の恩恵を受けられるのが大きなメリットです。

この差は、1GbEポートしか持たないBeelink EQ14と比較した際に、ME miniがホームサーバーやNAS(ネットワーク接続ストレージ)としての利用をいかに強く意識しているかを示しています。実際に、この2.5倍という速度差は、大容量の動画ファイルをPCからME miniへ転送した際に明確に体感できました。

テストでは合計スループットが約580~600MB/秒に達し 、ギガビット環境ではもたつきを感じる数十GBのデータも、驚くほどスムーズに移動できます。より高度な使い方として、2つのポートを束ねて通信帯域を向上させる「リンクアグリゲーション」に対応している点も、パワーユーザーには見逃せないポイントです 。

映像出力:割り切ったシンプルさの意図

Beelink ME miniの背面接続ポート

ネットワーク性能を強化する一方で、映像出力は非常にシンプルです。ME miniの映像出力は、背面のHDMIポート1系統のみで、最大4K/60Hzの表示に対応します 。一方、Beelink EQ14は2つのHDMIポートに加え、DisplayPort出力対応のUSB Type-Cポートも備え、最大3画面の同時出力が可能です 。

この違いは、両者の設計思想の違いを明確に示しています。ME miniは、常時稼働し、基本的には画面を接続しない「ヘッドレス」での運用が想定されるNASサーバーとしての役割に最適化されています。OSの初回インストールや、時々メンテナンスで画面に繋ぐ程度であれば、HDMIが1つあれば十分という判断でしょう 。個人的にはDisplayPortも欲しかったところですが、この潔い「選択と集中」こそが、本製品のコンセプトを際立たせていると感じました。

USBポート:用途を絞った合理的構成

Beelink ME miniの前面接続ポート

USBポートの構成も、サーバー用途を意識したものです。前面には高速な10GbpsのUSB Type-C(データ転送専用)USB 3.2ポートが1つずつ 。背面には、常時給電に対応し、接続したデバイスからサーバーを起動する際などに便利なUSB 2.0ポートが1つ配置されています 。

ただ、Beelink EQ14が高速なUSBポートを合計4つ(Type-A x3, Type-C x1)備えているのと比べると、ME miniのポート数はやや少なく感じました 。キーボード、マウス、外付けHDDを同時に接続しようとするとポートが埋まってしまうため、私の環境ではUSBハブが必須アイテムとなりました 。

Beelink ME miniのインターフェース

  • 前面インターフェース: USB Type-C (10Gbps) x1、USB 3.2 (10Gbps) x1
  • 背面インターフェース: USB 2.0 x1 、AC電源ポート x1 、LAN x2 、HDMI x1

最新ワイヤレス接続:Wi-Fi 6とBluetooth 5.2

無線接続については、両機種とも最新規格であるWi-Fi 6(802.11ax)Bluetooth 5.2に対応しています 。まずWi-Fi 6は、従来のWi-Fi 5に比べて通信速度が理論値で約1.4倍に向上しているだけでなく、多くのデバイスが同時に接続するような混雑した環境でも安定した通信を可能にする技術です。これにより、ME miniをNASとして使いながら、家族がそれぞれスマートフォンで動画をストリーミングしても、通信が不安定になることはありませんでした。

また、Bluetooth 5.2は、特にオーディオ品質の向上と低遅延が特徴です。「LE Audio」という技術により、高音質と省電力を両立させています。実際にワイヤレスヘッドホンを接続して音楽を聴いてみましたが、音の途切れや遅延はほとんど感じられず、快適なリスニング体験ができました。有線接続が基本となるNASですが、これら最新のワイヤレス規格が搭載されていることで、利用シーンの幅が大きく広がります。

インターフェースと接続性のまとめ

  • ネットワーク性能:従来の約2.5倍高速なデュアル2.5GbE LANポートを搭載し、1GbEのEQ14を圧倒するデータ転送を実現。サーバー用途に最適 。
  • 映像出力:HDMI1系統のみとシンプルに割り切ることで、NASやサーバーとしての役割に特化 。マルチモニター環境を求めるならEQ14が適している 。
  • USBポート:高速ポートの数はEQ14に比べて少ないものの、前面の10Gbpsポートや背面の常時給電ポートなど、用途を考えた合理的な配置 。
  • 無線接続:最新規格のWi-Fi 6とBluetooth 5.2に標準対応 。混雑に強く安定したWi-Fi通信と、低遅延・高音質なBluetooth接続を両立。

パフォーマンス:Beelink ME mini ~ 省電力と快適さを両立したIntel N150の実力

Beelink ME miniの本体前面で上部も見える。

Beelink ME miniが日常的な利用シーンでどのようなパフォーマンスを発揮するのか、その実用性に迫ります。ここでは、同じCPUを搭載する兄弟機「Beelink EQ14」と比較しつつ、特にサーバー用途で重要となる消費電力と、日常的なタスクをこなす上での性能バランスについて、詳しく見ていきます。

中核に宿るIntel N150プロセッサー

ME miniとEQ14は、どちらもIntelのTwin Lake N150プロセッサーを搭載しています。このCPUは4コア4スレッド、最大3.6GHzで動作し、注目すべきはそのTDP(熱設計電力)がわずか6Wという省電力性能です。これにより、24時間365日常時稼働させるNASやホームサーバーとして運用する際に、電気代を最小限に抑えることができるのは、私にとって非常に嬉しいポイントでした。

内蔵されているIntel UHD Graphicsは、高負荷な3Dゲームには向きませんが、その性能は日常使いには十分以上です。実際に、リビングのテレビに接続してPlexのメディアサーバーとして利用した際も、GoProで撮影した高ビットレートの4K動画をスムーズに再生できました。

メモリ:省電力な高速LPDDR5を搭載

ME miniのパフォーマンスを語る上で、EQ14との最大の違いがメモリです。ME miniは、12GBのLPDDR5 (4800MHz) メモリをオンボードで搭載しています。このLPDDR5は、主にスマートフォンなどのモバイルデバイス向けに開発された低消費電力メモリで、EQ14が採用するDDR4メモリよりも低い電圧で動作し、電力効率に優れています。

ME miniのメモリは基板にはんだ付けされているため交換はできませんが、4800MHzというクロック周波数は高速です。実際にNAS OSのUnraid上で、DockerコンテナとしてPlex Media Server、広告をブロックするAdGuard Home、そしてVPNサーバーのTailscaleを同時に動かしても、メモリ不足に陥ることなく安定して動作していました。容量の大きさよりも、常時稼働を前提とした電力効率と速度のバランスを重視した、製品コンセプトに合致した選択だと感じます。

実用性:日常タスクを軽快にこなす

実際の使用感として、Google Chromeでタブを10個以上開いてのWebブラウジングや、Microsoft 365のWordやExcelを使った書類作成、YouTubeでの4K動画視聴といった日常的なタスクは、EQ14と同様に全く問題なく快適にこなせます。

サーバーとしてバックグラウンドでファイルのダウンロードやPlexのライブラリスキャンが動いている状態でも、操作がもたつくことはありませんでした。デュアル2.5GbEポートを介した高速なファイル転送中でも、CPU使用率は平均60~75%の範囲で安定しており 、一般的な家庭での利用シナリオにおいては、性能に十分な余力を残していることが確認できました。

もちろん、本格的な動画編集のような高負荷作業には向きませんが、「省電力なホームサーバー兼、軽作業用のサブPC」として、その役割を見事に果たしてくれます。

パフォーマンスのまとめ

  • プロセッサー:TDP 6Wの省電力CPU「Intel N150」を搭載し、24時間稼働させるサーバー用途に最適。
  • メモリ:EQ14のDDR4とは異なり、より高速で電力効率に優れた12GBのLPDDR5メモリを搭載。PlexやAdGuard Homeなどの複数コンテナを同時実行しても安定。
  • グラフィックス:内蔵のIntel UHD Graphicsは、4K動画の再生など日常的なメディア視聴には十分な性能を発揮。
  • 総合性能:高負荷な専門作業には向かないものの、ホームサーバーとしての役割をこなしつつ、ChromeでのブラウジングやMicrosoft 365での書類作成といった日常タスクも快適に実行できる、バランスの取れた実用性を備える。

ベンチマーク

Beelink ME miniが搭載するIntel N150プロセッサは、どのくらいの性能なのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

CPUのベンチマーク結果・Intel N150

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「5535」(マルチコア)
  • Geekbench 6のシングルコア「1241」、マルチコア「2971」
  • Cinebench 2023 シングルコア「943」、マルチコア「2753」
  • Cinebench 2024 シングルコア「57」、マルチコア「162」
  • PCMark 10 スコア「2789」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

CPUのベンチマーク結果から分かること

Intel N150のベンチマーク結果を総合的に見ると、このCPUは主にエントリークラスのノートPCやミニPC向けに設計された、省電力性と基本的な処理性能のバランスを重視したプロセッサーであると結論付けられます。Passmark、Geekbench 6、Cinebench(2023および2024)、PCMark 10の各スコアは、いずれもこの位置づけを裏付けています。

具体的には、ウェブブラウジング、オフィスアプリケーション(Word、Excel、PowerPointなど)の使用、メールのチェック、動画ストリーミングサービスの視聴といった日常的なタスクにおいては、概ねスムーズな動作が期待できます。シングルコア性能も一定レベルを確保しているため、アプリケーションの起動や反応速度についても、極端にストレスを感じることは少ないでしょう。マルチコア性能も、複数の軽作業を同時に行う程度のマルチタスクであれば対応可能です。

しかしながら、その性能には限界があり、特に高い処理能力を要求される用途には不向きです。例えば、最新のAAAタイトルのような高負荷な3Dゲームのプレイ、4K動画の本格的な編集やエンコード、複雑な3D CADモデリング、大規模なプログラミングのコンパイルといった作業では、処理に時間がかかったり、動作が不安定になったりする可能性が高いです。これらの用途を主目的とする場合は、より高性能なCPUを選択する必要があります。

グラフィック性能

Intel N150プロセッサが内蔵するIntel UHD Graphics 1.0GHz のグラフィック性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

GPUのベンチマーク結果・Intel N150内蔵のIntel UHD Graphics 1.0GHzグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「1095」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「490」
  • Time Spy グラフィックスコアで「367」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「4640」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「2820」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

GPUのベンチマーク結果から分かること

Intel N150に内蔵されたIntel UHD Graphics 1.0GHzの各種ベンチマーク結果は、このGPUがエントリークラスのCPUに統合されるグラフィックス機能として、主に基本的な画面描画や軽負荷なグラフィックスタスクを想定して設計されていることを明確に示しています。

Fire StrikeやTime Spyといったゲーミング性能を測る指標では低いスコアに留まっており、最新の3Dゲームや高負荷なグラフィック処理を快適に行うことは困難です。Fire Strikeのスコア「1095」やTime Spyのスコア「367」は、ディスクリートGPUと比較した場合、数世代前のエントリーモデルにも及ばないレベルであり、現代のPCゲームをプレイする上では性能不足が顕著です。

しかしながら、3DMark Night Raidのスコア「4640」が示すように、DirectX 12環境下であっても、グラフィック負荷が非常に低い用途、例えば2Dを中心としたカジュアルゲーム、ブラウザ上で動作するゲーム、あるいはUIのアニメーションといった処理であれば、問題なくこなせる能力を持っています。

また、動画再生支援機能も備わっているため、YouTubeなどのストリーミング動画やローカルに保存された動画ファイルの再生はスムーズに行えるでしょう。3DMark Wild Lifeのスコア「2820」も、一部の非常に軽量なモバイル向けゲームであれば動作の可能性を示唆しますが、快適なゲーム体験を提供するレベルではありません。

ゲーム性能

Intel N150および内蔵のIntel UHD Graphics 1.0GHzグラフィックスコアのゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えて紹介します。

各ゲームタイトルの動作状況

原神 (Genshin Impact)

原神は、広大なオープンワールドを探索するアクションRPGで、美しいビジュアルが特徴ですが、その分グラフィック負荷も比較的高めです。

Intel N150環境において、原神をプレイする場合、解像度を720p、グラフィック設定を全て「最低」にしても、平均的なフレームレートは20 FPSから25 FPS程度に留まるでしょう。フィールド探索時でもこの程度であり、複数の敵との戦闘や派手なエフェクトが多用される場面では、フレームレートは15 FPSを下回り、画面のカクつきや操作の遅延が顕著になります。快適な探索や戦闘は望めず、ゲーム体験は大きく損なわれるでしょう。

Apex Legends

Apex Legendsは、スピーディーな展開が特徴のバトルロイヤル形式のファーストパーソンシューターです。フレームレートの安定性が勝敗に直結します。

このCPUとGPUの組み合わせでは、Apex Legendsを720p解像度、全てのグラフィック設定を最低にしても、平均フレームレートは20 FPSに届かないことが多くなります。特に複数の部隊が交戦する場面や、スモークなどのエフェクトが多い状況では、10 FPSから15 FPS程度まで落ち込み、キャラクターの動きが著しく鈍重になります。照準を合わせることや、敵の攻撃を回避することは極めて困難で、競技的なプレイは全く不可能です。

ストリートファイター6 (Street Fighter 6)

ストリートファイター6は、美麗なグラフィックと滑らかなアニメーションが求められる最新の対戦格闘ゲームです。安定した60 FPSでの動作が対戦の公平性を保つ上で不可欠です。

Intel N150では、ストリートファイター6を起動できたとしても、解像度を可能な限り低くし(例えば720p未満)、グラフィック設定を全て最低にした場合でも、フレームレートは10 FPSにも満たないでしょう。キャラクターの動きは紙芝居のようになり、技の入力やコンボの実行は不可能に近いです。対戦ゲームとして成立する水準には到底達せず、実質的にプレイ不可能な状態となります。

DOTA 2

DOTA 2は、戦略性の高いMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)で、比較的幅広いPC環境で動作するように設計されていますが、集団戦では負荷が増大します。

この環境でDOTA 2をプレイする場合、720p解像度、最低グラフィック設定であれば、ゲーム序盤のレーン戦など、比較的負荷が低い場面では30 FPSから40 FPS程度で動作することもあります。しかし、5対5の集団戦が始まると、多数のスキルエフェクトが飛び交うため、フレームレートは20 FPSを下回り、時には10 FPS台まで落ち込むこともあります。これにより、重要な場面での操作ミスを誘発しやすく、快適なプレイは難しいでしょう。

GRID: Autosport

GRID: Autosportは、2014年にリリースされたレースゲームで、比較的古いタイトルであるため、要求スペックは最近のゲームほど高くありません。

Intel N150でGRID: Autosportを720p解像度、グラフィック設定を低~中に調整した場合、平均して30 FPS前後での動作が可能です。スタート直後や多数のAIカーが密集するコーナーなどでは20 FPS台に低下することもありますが、レースゲームとして最低限プレイできる範囲には収まるでしょう。ただし、画面の滑らかさに欠け、高速走行時の操作感には多少の慣れが必要になります。

GTA V (Grand Theft Auto V)

GTA Vは、広大なオープンワールドを持つアクションアドベンチャーゲームで、リリースから時間は経過していますが、依然としてPCへの負荷は低くありません。

この環境でGTA Vをプレイする場合、全てのグラフィック設定を最低にし、解像度を720pに設定しても、市街地での平均フレームレートは20 FPSから25 FPS程度になるでしょう。ミッション中の銃撃戦やカーチェイスなど、オブジェクトやエフェクトが増加する場面では、15 FPSを下回ることが頻繁に発生し、ゲームプレイは困難を伴います。快適なドライブやアクションを楽しむことは難しく、頻繁なフレームレートの低下に悩まされることになります。

CS GO (Counter-Strike: Global Offensive)

CS GOは、競技性の高いタクティカルシューターで、比較的軽い動作が特徴ですが、高いフレームレートでのプレイが好まれます。
Intel N150でCS GOを最低グラフィック設定、720p解像度でプレイした場合、平均して40 FPSから50 FPS程度で動作するでしょう。マップやプレイヤー数、スモークグレネードなどの状況によっては30 FPS台まで低下することもあります。競技シーンで求められる100 FPS以上の滑らかな描画とは程遠く、AIMの精度や反応速度に影響が出ますが、カジュアルに楽しむ分には何とかプレイ可能な範囲と言えます。

まとめ:ゲーム性能

Intel N150および内蔵のIntel UHD Graphics 1.0GHzグラフィックスコアの性能を考慮すると、指定されたゲームタイトルの多くにおいて、快適なプレイ体験を得ることは非常に困難です。DOTA 2やCS GO、GRID: Autosportといった比較的負荷の軽い、あるいは古いタイトルであれば、グラフィック設定を大幅に妥協し、解像度を下げることで、かろうじて「動く」レベルには到達する可能性があります。しかし、これらのゲームでもフレームレートは不安定になりがちで、特に負荷のかかる場面では著しく低下します。

原神、Apex Legends、ストリートファイター6、GTA Vといった、よりグラフィック負荷が高い、あるいは最新のタイトルについては、最低設定であってもフレームレートが極端に低くなり、ゲームプレイが困難、あるいは実質的に不可能なレベルとなるでしょう。

これらのCPUとGPUの組み合わせは、ウェブブラウジングやオフィスソフトの利用といった一般的なPC作業を主眼としており、本格的な3Dゲームを楽しむための性能は備えていません。もしゲームプレイを主な目的とするのであれば、より高性能なCPUと専用のグラフィックカード(ディスクリートGPU)を搭載したPCを検討する必要があります。

ストレージ:Beelink ME mini ~ 手のひらサイズの筐体に最大24TBを詰め込む拡張性

Beelink ME mini 本体 両サイドに6つのM.2ストレージを装着する様子

Beelink ME miniが持つ最大の特徴、それはその常識外れのストレージ拡張性です。ここでは、一般的なミニPCである「Beelink EQ14」が2基のM.2スロットしか持たないのに対し 、ME miniがいかに異次元の拡張性を備えているのか、その衝撃的な仕様と実際の使用感を交えて解説します。

衝撃のM.2スロット6基搭載

この99mmの小さな筐体に、合計6基ものM.2 SSDスロットが搭載されていると知った時は、正直なところ衝撃を受けました 。これは、2基のスロットしか持たないBeelink EQ14の実に3倍の数です 。各スロットに最大4TBのSSDを搭載すれば、合計で最大24TBという、まさにパーソナルクラウドと呼ぶにふさわしい大容量ストレージ環境をこの手のひらサイズで実現できます 。

この容量は、映画なら約11,000本、写真なら約446万枚を保存できる計算になり 、家族全員の思い出を何年にもわたって保存し続けるにも十分すぎるほどです。

考え抜かれたスロット構成とeMMC

ただスロットが多いだけでなく、その構成も非常に考えられています。まず、OSのインストール用に、他のスロットより高速なPCIe 3.0 x2接続のスロットが1基(スロットNo.4)用意されています 。残りの5基はデータ保存用のPCIe 3.0 x1スロットです 。さらに、ME miniには64GBのeMMCストレージ内蔵されており 、これはEQ14にはない大きな利点です。

公式の推奨通り、私はNAS用の軽量OS(UnraidやTrueNASなど)をこのeMMCにインストールしました 。これにより、6基のM.2スロットをすべてデータ保存のためだけにフル活用でき、非常に効率的だと感じました。

実用的な転送速度と信頼性

Beelink ME miniのストレージ Crucial®ブランド

データ用のスロットがPCIe 3.0 x1接続である点について、速度不足を心配する方もいるかもしれません。確かに、高負荷な並列処理を行うプロユーザーには制約となる可能性があります 。

しかし、実際のテストではデータスロットで平均約740MB/sの読み込み速度が出ており 、これは家庭で4K動画をストリーミング再生したり、複数のデバイスから写真ライブラリにアクセスしたりするには十分すぎるほどの性能です。実際、Plexで高画質な映画を再生しながら、別のPCからファイル転送を行っても、再生が途切れることは一切ありませんでした。

また、オプションとして用意されているSSDが、信頼性の高いMicron社のCrucial®ブランドである点も安心材料です 。大切な家族のデータを預けるNASだからこそ、こうした信頼性への配慮は非常に重要だと感じます。

ストレージ拡張性のまとめ

  • スロット数:一般的なミニPC(EQ14)の3倍となる、合計6基のM.2 SSDスロットを搭載し、圧倒的な拡張性を誇る。
  • 最大容量:最大24TBという、家庭用としては異次元の大容量ストレージを構築可能。映画や写真など、増え続ける家族のデータをすべて保存できる。
  • スマートな設計:OSをインストールできる64GBのeMMCを別途搭載しており、6基のM.2スロットをすべてデータ用に使えるという、NASに特化した無駄のない構成。
  • 実用性能:データ用スロットは家庭用NASとして十分な転送速度を確保しており、信頼性の高いCrucial製SSDが選択できる点も魅力。

NASサーバーとしての実力:Beelink ME mini ~ TrueNASからPlexまで広がる可能性

Beelink ME miniが棚の上に置かれている。インテリアに溶け込む様子。

Beelink ME miniの真価は、その強力なハードウェアを活かすソフトウェアの柔軟性にあります。ここでは、一般的なデスクトップPCとしての利用が主となるBeelink EQ14とは異なり、ME miniがどのようにして本格的なNASサーバーやメディアハブに変身できるのか、その広大な可能性について解説します。

そもそも「NAS」とは?~家庭内データ共有のすすめ~

そもそも「NAS(ナス)」とは、「Network Attached Storage」の略で、一言で言えば「ネットワークに接続できるハードディスク」のことです。これ一台を家のネットワークに繋いでおけば、スマートフォンで撮った写真や動画、PCで作成した書類など、あらゆるデータを一箇所にまとめて保存できます。

そして、その保存したデータに、家中のPCやスマホ、タブレットからいつでもアクセスしたり、家族で共有したりできるようになります。Beelink ME miniは、この便利なNASを、専門的な知識があまりない人でも手軽に、かつパワフルに構築できるマシンなのです。

OSを選ばない自由度:NASから仮想化まで

ME miniの最も素晴らしい点は、ユーザーの目的に合わせてOSを自由に選べる懐の深さです 。一般的なWindowsやLinuxはもちろんのこと、より専門的な用途に応える多様なOSをサポートしています 。

例えば、本格的なNASを構築したいのであれば、TrueNASUnraidといった専用OSをインストールできます 。

TrueNASは、ZFSファイルシステムによる極めて高いデータ保護機能が魅力で、絶対に失いたくない大切なデータを守るのに最適です。

一方のUnraidは、異なる容量のディスクを柔軟に組み合わせられるため、段階的にストレージを拡張したい家庭での利用に人気があります。私は余っていたSSDを有効活用したかったので、柔軟性の高いUnraidを選択しました。

さらに、Proxmox (PVE)ESXiといった仮想化OSを導入すれば、この一台の上で複数のサーバーOSを同時に動かす、自分だけの学習・開発環境(ホームラボ)を構築することも可能です 。そのコンパクトな筐体からは想像もつかないほどの可能性を秘めているのです。

仮想化OSを利用するメリット

仮想化OSとは、一言で言えば「1台のPCを、擬似的に複数台のPCとして動かす」ためのものです。例えば、1つ目の仮想マシンにはUbuntu ServerをインストールしてWeb開発の実験用サーバーを構築し、2つ目の仮想マシンでは家中の広告をブロックしてくれるAdGuard HomeやPi-holeを専用で動かす。そして3つ目では、新しいバージョンのWindows 11や、興味のあるLinuxディストリビューションを、メイン環境を汚さずに安全に試す、といった使い方ができます 。

ME miniの12GBメモリは、こうした複数の仮想マシンを同時に動かすのにも十分な容量を持っており 、IT技術の学習や、様々なソフトウェアのテストを行うための、コンパクトで省電力な「おうち実験室(ホームラボ)」として最適なのです。

ファミリーメディアハブの構築:PlexとJellyfin

ME miniは、家庭内のエンターテイメントを豊かにする「ファミリーメディアハブ」としても、その実力をいかんなく発揮します。PlexやJellyfinといったメディアサーバーシステムをセットアップすれば、ME miniに保存した大量の映画や音楽、写真を、家中のあらゆるデバイスに配信できます 。

Plexは、簡単な設定と豊富な対応デバイスが魅力の商用ソフトで、初心者でも手軽に始められます。一方で、Jellyfinは、全ての機能が無料で使えるオープンソースのソフトウェアで、プライバシーを重視し、自分好みにカスタマイズしたいユーザーに最適です 。

実際に私はJellyfinをインストールし、これまで外付けHDDに散らばっていた家族の動画や写真を一元管理することにしました。今では、リビングのテレビ(Android TV)や個人のスマートフォンから、いつでも手軽に思い出の動画を大画面で楽しんでいます。この体験は、まさにME miniが提供する価値そのものだと感じました。

【体験談】散らばった家族の思い出が、リビングの主役に

実際にME miniを導入して、我が家で最も大きな変化があったのが「家族の思い出の管理」です。

これまでは、子どもの成長記録の動画は私のPCに繋がった外付けHDDに、旅行の写真は妻のノートPCに、それぞれのスマートフォンで撮ったデータはバックアップも取らずにそのまま…といった具合に、家族の大切な思い出が文字通りバラバラに保管されていました。「あの時の写真が見たい」と思っても、どのHDDに入っているか分からず、探すだけで一苦労でした。

そこで私は、ME miniにNAS OSのUnraidをインストールし、その上でメディアサーバーソフトのJellyfinをセットアップすることにしました 。週末を使って、今までバラバラだったHDDからデータをME miniに集約する作業は少し大変でしたが、全てのデータが一箇所にまとまっていく様子は爽快でした。

セットアップが完了した夜、早速リビングのテレビ(Android TV)でJellyfinアプリを起動し、サムネイルが美しく並んだライブラリを見たときは、思わず「おおっ」と声が出ました。今では、夕食後に「赤ちゃんの頃の動画を見ようか」と、リモコン一つで数年前に撮影した動画を大画面に映し出し、家族で笑いながら楽しむのが新しい習慣になっています。妻も自分のスマートフォンからいつでも手軽に写真を見返せるようになり、「これ、本当に便利ね」と喜んでいます。

この体験は、まさにME miniが提供する価値そのものだと感じました。

サーバーとしての可能性まとめ

  • OSの多様性:WindowsやLinuxに加え、TrueNAS、Unraid、Proxmoxなど、専門的なサーバーOSに幅広く対応しており、初心者から上級者まで満足させる 。
  • 本格NASの構築:高い信頼性でデータを保護する「TrueNAS」や、柔軟なストレージ管理が可能な「Unraid」を導入し、自分だけのファイルサーバーを構築できる 。
  • 仮想化基盤:Proxmoxなどを利用すれば、一台で複数のOSを稼働させる「ホームラボ」としても活用可能 。
  • メディアハブ:PlexやJellyfinをセットアップすることで、家中のデバイスに映像や音楽を配信する、強力なファミリーメディアサーバーとして機能する 。

Beelink ME mini vs EQ14 スペック徹底比較

Beelink ME mini本体前面の上部

Beelink ME miniBeelink EQ14は、どちらも省電力なIntel N150プロセッサーを搭載したミニPCです 。しかし、その設計思想と仕様には大きな違いがあり、それぞれ異なるユーザー層をターゲットとしています。ここでは、両モデルの主な違いを比較し、その特徴を明らかにします。

コンセプト・用途

  • ME mini: 「6スロット ホームストレージ NASミニPC」と銘打ち、家庭用の大容量データサーバー(NAS)やメディアハブとしての利用に特化しています 。
  • EQ14: 軽めのオフィス作業や日常的なマルチタスクを快適にこなす、汎用的なミニPCとして設計されています 。
  • 違い:ME miniは明確に「家庭用サーバー」、EQ14は「普段使いのPC」という役割分担があります。

ストレージ拡張性

  • ME mini: M.2 SSDスロットを合計6基搭載し、最大で24TBまで拡張可能です 。また、OS用に64GBのeMMCも内蔵しています 。
  • EQ14: M.2 SSDスロットは2基で、最大8TBまでの拡張にとどまります 。
  • 違い:ME miniのストレージ拡張性は圧倒的です。多くのデータを一元管理したいNAS用途において、この差は決定的です。

メモリ

  • ME mini: 12GBのLPDDR5-4800MHzメモリを搭載しています 。省電力で高速ですが、オンボードのため増設・交換はできません 。
  • EQ14: 16GBのDDR4-3200MHzメモリを搭載し、最大16GBまで対応するスロット形式です 。
  • 違い:ME miniは電力効率と速度を、EQ14は容量の大きさを重視しています。24時間稼働を想定するサーバーとしては、ME miniのLPDDR5が適しています。

有線LANポート

  • ME mini: デュアル2.5G LANポートを搭載しています 。
  • EQ14: デュアル1000Mbps(1G)LANポートを搭載しています 。
  • 違い:ME miniの通信速度はEQ14の約2.5倍です。大容量ファイルの転送速度に直結するため、NASとしての快適性に大きく影響します。

映像出力

  • ME mini: HDMIポートが1基のみで、単一の画面出力に対応します 。
  • EQ14: HDMI 2基とDisplayPort対応のType-Cポートを備え、最大3画面の同時出力が可能です 。
  • 違い:複数のモニターで作業したい場合は、EQ14が圧倒的に有利です。ME miniはサーバー用途のため、映像出力は最小限に絞られています。

USBポート

  • ME mini: 合計3つの外部USBポート(Type-C含む)を備えています 。
  • EQ14: 合計5つの外部USBポートと、映像出力にも対応するType-Cポートを備えています 。
  • 違い:キーボードやマウス、外付けドライブなど多くの周辺機器を接続したい場合、ポート数が多いEQ14の方が便利です。

筐体デザインとカラー

  • ME mini: 99x99x99mmのコンパクトなキューブ型で、3色のカラーバリエーションがあります 。
  • EQ14: 126x126x39mmの薄い正方形型で、カラーはネイビーブルーの1色です 。
  • 違い:ME miniはインテリアとしても映えるデザイン性の高いキューブ型、EQ14はVESAマウントにも対応する実用的な薄型デザインです 。

対応OS

  • ME mini: WindowsやLinuxに加え、TrueNAS、Unraid(NAS用OS)、Proxmox(仮想化OS)など、多様なサーバー向けOSを公式にサポートしています 。
  • EQ14: Windows 11 Proがプリインストールされています 。
  • 違い:ME miniはサーバーとして利用するためのソフトウェア対応が非常に幅広いのが特徴です。

まとめ:Beelink ME miniとBeelink EQ14の違い

Beelink ME miniEQ14は、同じCPUを搭載しながらも、全く異なるコンセプトを持つ製品です。ME miniは、圧倒的なストレージ拡張性と高速なデュアル2.5G LANを武器に、家庭内のデータ管理と活用を主目的とする「NAS特化型ミニPC」です。

一方のEQ14は、豊富な映像出力とUSBポートを備え、価格も抑えられた、より「汎用的なデスクトップ向けミニPC」と言えます。ご自身の主な用途がデータサーバーの構築なのか、それとも日々のPC作業なのかを明確にすることで、最適な一台を選ぶことができるでしょう。

Beelink ME miniのメリット・デメリット

Beelink ME mini 本体を片手持つ。背景は黒。

Beelink ME miniの長所と弱点を、他のミニPCと比較しながら、その独自の価値を明らかにしていきます。

【メリット】

メリット1:圧倒的なストレージ拡張性

最大の長所は、6基ものM.2スロットを搭載している点です 。これは、2基の「Beelink EQ14」 や4基の「GMKtec NucBox G9」 をも上回る数であり、家庭用NASとして他の追随を許さない拡張性を誇ります。

メリット2:サーバーに最適なデュアル2.5GbE LAN

高速な2.5GbEのLANポートを2つ搭載しており、本格的なサーバー運用が可能です 。これは、1GbEの「Beelink EQ14」 や、1ポートのみの「MINISFORUM UN150P」 、「GMKtec NucBox K10」 と比べて明確な優位点です。

メリット3:美しくコンパクトなデザインと内蔵電源

99mmの金属製キューブデザインは、他のプラスチック製ミニPCとは一線を画す高級感と所有欲を満たしてくれます。また、「Beelink EQ14」 と同様に電源ユニットを内蔵しているため、ACアダプターがなくデスク周りが非常にすっきりします 。

メリット4:省電力なLPDDR5メモリ

「Beelink EQ14」 や「MINISFORUM UN150P」 がDDR4メモリを採用しているのに対し、より高速で電力効率に優れたLPDDR5メモリを搭載しています。24時間稼働させるNASにおいて、この省電力性は大きなメリットとなります。

【デメリット】

デメリット1:映像出力が1系統のみ

映像出力がHDMIの1系統に限られる点は、明確な弱点です 。3画面以上の出力に対応する「Beelink EQ14」 、「GMKtec NucBox G9」 、「MINISFORUM UN150P」 などと比較すると、デスクトップPCとしての汎用性は劣ります。

デメリット2:限定的なUSBポート数

高速なUSBポートが前面に2つ、背面に1つ(USB 2.0)と、その数は限られています 。4つ以上のUSBポートを持つ「Beelink EQ14」 や「GMKtec NucBox G9」 などと比べると、多くの周辺機器を接続するにはUSBハブが必要になるでしょう。

デメリット3:CPU性能はエントリークラス

搭載されているIntel N150プロセッサは、あくまで省電力性を重視したエントリークラスのCPUです。「GMKtec NucBox K10」が搭載するCore i9-13900HK のような、高負荷な処理をこなすパワーはありません。

デメリット4:NAS特化による価格

家庭用NASに特化している分、同じN150プロセッサを搭載する「Beelink EQ14」 や「MINISFORUM UN150P」 よりも価格は高めに設定されています。汎用的なミニPCとして見ると、コストパフォーマンスでは一歩譲ります。

まとめ:メリット・デメリット

Beelink ME miniのメリット・デメリットは、その「家庭用NASサーバー」という明確なコンセプトから生まれています。ストレージ拡張性とネットワーク性能を最大限に高める一方で、汎用的なPCとしての機能は割り切られています。ご自身の目的がデータ管理と活用にあるならば、デメリットを補って余りある、強力なパートナーとなるでしょう。

Beelink ME miniのスペック(仕様)

  • プロセッサ: Intel® Twin Lake N150 (4コア4スレッド、最大3.6GHz)
  • GPU: Intel N150内蔵グラフィックス
  • RAM: 12GB LPDDR5 (4800MHz)
  • ストレージ: 64GB eMMC 、M.2 2280 PCIe 3.0 スロット (No.4)
  • 拡張ストレージ: M.2 2280 PCIe 3.0 x1 スロット x5 (合計最大24TBまで)
  • 電源: 45W 電源ユニット内蔵
  • ワイヤレス通信: WiFi 6 (Intel AX101)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN: 2.5GbE x2 (Intel i226-V)
  • 前面インターフェース: USB Type-C (10Gbps) x1、USB 3.2 (10Gbps) x1
  • 背面インターフェース: USB 2.0 x1 、AC電源ポート x1 、LAN x2 、HDMI x1
  • 映像出力: HDMI (最大4K 60Hz)
  • 冷却: 静音ファン、垂直エアフロー冷却設計
  • 消費電力: CPU TDP: 6W
  • VESAマウント: 非対応
  • 対応OS: Windows, Linux, Proxmox(PVE), ESXI, FNOS, UNRAID, TrueNASなど
  • サイズ: 99 x 99 x 99mm (ゴム足含む)
  • 重量: 非公開
  • カラー: パールホワイト、ピーコックブルー、ミッドナイトグレー
  • 付属品: ユーザーマニュアル、HDMIケーブル、電源アダプター

Beelink ME miniの評価

Beelink ME mini 本体ホワイトが棚の上に置かれている様子。

7つの基準で「Beelink ME mini」を5段階で評価してみました。

項目別評価

スペック:★★★☆☆
Intel N150は日常使いには十分ですが、高性能ではありません。ただし、省電力で高速な12GBのLPDDR5メモリは、サーバー用途として高く評価できます。

デザイン:★★★★★
99mmの金属製キューブデザインは、他のミニPCと一線を画す美しさと高級感があります。電源内蔵で配線がすっきりする点も完璧です。

通信:★★★★☆
サーバーの要であるデュアル2.5GbE LANポートは非常に強力です。Wi-Fi 6にも対応していますが、USBポートがやや少ない点が惜しいです。

機能(拡張性):★★★★★
最大24TBまで拡張できる6基のM.2スロットは圧巻の一言です。この製品最大の魅力であり、家庭用としてはこれ以上ないほどの拡張性です。

冷却性能:★★★★★
非常に静かな冷却システムを搭載しており、常時稼働が前提のNASとして寝室に置いても気にならないレベルです。設計が優れています。

使いやすさ:★★★★☆
電源内蔵で設置が簡単な上、多様なOSに対応するため初心者から上級者まで扱えます。ただし、USBポートの少なさは周辺機器が多いと不便に感じるかもしれません。

価格:★★★★☆
単純なミニPCとして見れば高価ですが、NASとしての機能と拡張性を考えれば、価格に見合った、あるいはそれ以上の価値があります。

総評:★★★★☆

「ホームサーバー」という新たな地平

Beelink ME miniは、単なる「ミニPC」という枠には収まらない、「家庭用NASサーバー」として極めて完成度の高い製品です。一般的なPCが得意とするゲームや動画編集といった一過性の処理性能の高さではなく、24時間365日、静かに安定して稼働し、家族のデータを守り、そして配信するという、データ中心の現代生活における永続的な役割に、全ての設計が最適化されています。

その思想は、6基のM.2スロットがもたらす圧倒的なストレージ拡張性や、高速なデュアル2.5GbE LANポートといった、他のミニPCでは見られないハードウェアに明確に表れています。これは、BeelinkがPCの未来を「データが集まる場所」として捉えていることの証左に他なりません。

価格以上の価値を提供する「選択と集中」

確かに、CPU性能や映像出力が1系統である点など、部分的に見れば物足りない点もあります。しかし、それは欠点ではなく、あくまでサーバーという役割に不要な部分を削ぎ落とし、必要な部分にコストをかけた「選択と集中」の結果なのです。

同じN150を搭載した安価なミニPCも存在しますが、それらにはME miniが持つような異次元の拡張性や、本格的なサーバー運用を可能にするネットワーク性能はありません。家族の増え続ける写真や動画を一元管理したい、自分だけのメディアサーバーを構築したいといった明確な目的があるユーザーにとっては、価格以上の価値と満足感を提供してくれる一台です。

こんな人におすすめ

このミニPCは、その特性から、明確な目的を持つユーザーにとって最高のパートナーとなり得ます。例えば、専門知識がなくても自分だけのデータサーバーを構築したい「NAS入門者」。また、PCやスマートフォンに散らばった家族の思い出の動画や写真を一箇所に集め、リビングで手軽に楽しみたい「ファミリーユーザー」。そして、省電力な筐体でProxmoxなどを動かし、様々なOSやソフトウェアを試す「ホームラボ探求者」にとっても、これ以上ないほど魅力的な一台です。

一方で、最新3Dゲームのプレイや本格的な動画編集など、高いCPU・GPU性能を求めるのであれば、その期待には応えられません。ご自身の目的が「データ管理と活用」にあるのなら、ME miniはきっと期待以上の価値を提供してくれるはずです。

Beelink ME miniの価格・購入先

Beelink ME mini カラーが異なる本体3台。少し斜め。

Beelink 公式サイト

12GB LPDDR5+64G eMMCモデルが$209.00(※発売セール価格・通常価格は$329.00)、

12GB LPDDR5+64G eMMC+2TBモデルで$329.00(※発売セール価格・通常価格は$409.00)、

で販売されています。

Beelink 公式サイトで「Beelink ME mini」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで63,900円(税込・15000円 OFFクーポン付きで実質48,900円)、
  • AliExpressで56,964円、
  • 米国 Amazon.comで$409.00($80 OFFクーポン付き)、

で販売されています。

Amazonで「Beelink ME mini」をチェックする

楽天市場で「Beelink ME mini」をチェックする

ヤフーショッピングで「Beelink ME mini」をチェックする

AliExpressで「Beelink ME mini」をチェックする

米国 Amazon.comで「Beelink ME mini」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめの類似製品を紹介

「Beelink ME mini」に似た性能をもつミニPCも販売されています。

Beelink EQ14

Beelinkから発売されたインテルN150搭載のミニPCです(2024年12月発売)。

16GB DDR4 3200 メモリ、500GB M.2 2280 PCIe 3.0 x 4 ストレージを搭載しています。

また、電源ユニット(内蔵)、 4K 3画面出力、冷却システム MSC2.0、最大4TBまでのストレージ拡張、VESAマウント、Type-C (10Gbps,DP Alt 4K 60Hz) x1、USB 3.2 (10Gbps) x 3、USB 2.0 (480Mbps) x1、Wi-Fi 6 、Bluetooth 5.2、デュアル有線LAN通信に対応しています。

価格は、Amazonで27,800円(税込)、楽天市場32,884円(送料無料)、ヤフーショッピングで50,630円、AliExpressで30,579円、米国 Amazon.comで$189.00、です。

関連記事:Beelink EQ14レビュー!電源内蔵でN150搭載ミニPCは買いなのか?

GMKtec NucBox G9

GMKtecから発売されたTwin Lake世代 Intel N150 搭載のミニPCです(2025年1月発売)。

12GB LPDDR5 4800 メモリ、64GB EMMC /64GB+512GB/64GB+1TB M.2 2280 NVMe PCle 3.0ストレージ、4つのM.2拡張スロットを搭載しています。

また、4K 3画面出力(USB Type-C、HDMI ( 4K@60Hz ) x2)、冷却システム、VESAマウント、ストレージ拡張(M.2 2280 NVMe で最大16TBま)、NAS(M.2 2280 NVMe で最大32TBまで増設可能、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G・デュアル ギガビット有線LANにも対応しています。

価格は、Amazonで42,473円、楽天市場で28,508円(送料無料)、AliExpressで26,357円、米国 Amazon.comで$239.99、です。

関連記事:驚異の32TB!GMKtec NucBox G9のNAS性能を徹底レビュー

MINISFORUM UN150P

MINISFORUMから発売されたIntel N150搭載のミニPCです(2025年1月21日 発売)。

16GB DDR4 3200MHzメモリ、256GB or 512GB M.2 2280 PCIe3.0 SSDストレージを搭載しています。

また、2.5インチ SATA HDD 拡張スロット、最大1TBまでのM.2ストレージ拡張、TF カードスロット、USB 3.2 Gen1 Type-Cポート(Data DP & PD OUT PUT)、4K 3画面出力(HDMI 2.1 TMDS (4K@60Hz) x2、USB-C (4K@60Hz)x1)、冷却ファン、VESAマウント、Wi-Fi 6、BlueTooth 5.2、2.5G 有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで31,572円(税込)、楽天市場で35,980円(送料無料)、米国 Amazon.comで$179.99、です。

関連記事:「MINISFORUM UN150P」レビュー!【N150】で進化した定番ミニPCの実力は?

GMKtec NucBox K10

GMKtecから発売された第13世代 Intel Core i9-13900HK 搭載のミニPCです(2025年3月 発売・ベアボーンモデルあり)。

DDR5 5200MHzメモリ(32GB/64GB)、PCIe x4 NVMe M.2 SSDストレージ(512GB/1TB/2TBモデル)、Intel Iris Xe Graphics、産業用COMポート、Windows 11 Pro(Linuxサポート)を搭載しています。

また、4画面同時出力(HDMIx2, DPx1, Type-C DPx1)、8K映像出力、最大96GBまでのメモリ拡張、最大12TBまで拡張可能なM.2スロットx3、冷却システム、VESAマウント、

USB 3.2 x 2、Type-C (DP/DATA) x 1, USB 2.0 x 4、USB 3.2 x 2、2.5Gギガビット有線LAN、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2にも対応しています。

価格は、Amazonで86,900円(税込・11700円 OFFクーポン付きで実質75,200円) 、楽天市場で97,300円(送料無料)、AliExpressで55,856円(ベアボーンモデル)、米国 Amazon.comで$559.99、です。

関連記事:GMKtec NucBox K10 レビュー!Core i9ミニPCを徹底解剖

他のBeelinkミニPCと比較

他にもBeelinkのミニPCが販売されています。2024年モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

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GMKtec EVO-X2徹底レビュー!EVO-X1比較と性能・価格を評価

GMKtec EVO-X2 本体 背景が黒で赤く光る
ミニPCに新たなフラッグシップモデル「GMKtec EVO-X2」が登場しました。これまでの常識を覆すほどの圧倒的なパフォーマンスと最先端技術をそのコンパクトな筐体に凝縮し、ミニPCの可能性を大きく広げる一台として、早くも大きな注目を集めています。EVO-X2はすでに予約販売が開始されており、製品の出荷は5月27日を予定しています。

次世代性能がもたらす圧倒的体験

GMKtec EVO-X2の最大の魅力は、新たに搭載された最新鋭のAMD Ryzen AI Max+ 395プロセッサです。16コア32スレッドという強力なCPUに加え、統合型とは思えないほどの高性能を誇るRadeon 8060Sグラフィックス、そして業界最高クラスの速度を持つLPDDR5X 8000MHzメモリ が組み合わさり、要求の厳しいゲームやプロフェッショナルなクリエイティブワーク、さらには高度なAIタスクまで、あらゆる場面で驚異的な処理能力を発揮します。

ローカルAIと静音性の両立

さらに、最大126 TOPSという革新的なAI処理能力により、クラウドに頼らないローカルでのAI活用も現実のものとしています。これだけの高性能を発揮しながらも、進化した冷却システム「Max3.0 Airflow System」によって、高負荷時でも驚くほどの静音性を実現している点も見逃せません。性能と快適性を見事に両立させているのです。

その他にも魅力が満載

その他にも、高速データ転送や8K映像出力も可能なデュアルUSB4ポートやより低遅延・高安定な通信を実現する最新のWi-Fi 7、カスタマイズ可能なRGBライティングに対応するなど、魅力が満載です!

この記事で徹底解剖

この記事では、そんな大注目のミニPC「GMKtec EVO-X2」について、その性能や機能を徹底的に深掘りし、実際のベンチマーク結果や使い勝手、デザインに至るまで詳細にレビューします。

特に、多くのユーザーが気になるであろう前モデル「GMKtec EVO-X1」との違いに焦点を当て、スペック、サイズ、接続性、そして価格など、あらゆる観点から比較しその進化と違いを明らかにしていきます。果たしてEVO-X2は、EVO-X1からどれほどの進化を遂げたのか、その実力に迫ります。

この記事で分かること

  1. GMKtec EVO-X2の詳細なスペックと特徴
  2. 実際の性能を示すベンチマーク結果(CPU/GPU/ゲーム)
  3. 前モデルGMKtec EVO-X1との徹底比較
  4. 他の競合ミニPC(MINISFORUM AI X1 Pro, Beelink GTi14など)との比較(メリット・デメリット)
  5. どのようなユーザーにおすすめか、最終的な評価
  6. 価格と購入方法

この記事を読むことで、「GMKtec EVO-X2」があなたにとって本当に必要な一台なのか、購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。高性能ミニPCの購入を検討している方、特にEVO-X2に興味を持っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク/ AliExpress リンク

公式ページ:EVO-X2 AMD Ryzen™ Al Max+ 395 ミニPC

デザインと外観:GMKtec EVO-X2のデザインとビルドクオリティ

GMKtec EVO-X2 本体 前面 フロント1

箱から取り出すと、ずっしりとした重みと共に、ひんやりとした金属の感触が手に伝わってきます。前モデルのGMKtec EVO-X1も質感が向上したと感じましたが、EVO-X2はさらにその上を行くような、確かな存在感を放っています。ここでは、そのデザイン、サイズ感、そして作り込みについて、詳しく見ていきましょう。

ミニPCの概念を超える?サイズ感の変化

まず驚くのは、そのサイズです。スペック上の寸法は193×185.8×77 mm。前モデルのGMKtec EVO-X1が、実測で約110×107×63 mm、重量590gと「余裕でカバンに入れて持ち運べる」ほどのコンパクトさだったことを考えると、EVO-X2は明らかに大型化しました。設置面積で比較すると、おおよそ倍以上になっている計算です。

個人的には、これを従来の「ミニPC」と同じ感覚で捉えると、デスクに置いた際に少し大きく感じるかもしれません。持ち運び用途というよりは、据え置きでの使用がメインとなるでしょう。

高級感を演出する素材と仕上げ

筐体の質感は非常に高いです。B/Cグレード(側面や底面など)にはCNCサンドブラスト酸化仕上げが施された金属が使われており、サラサラとした手触りが心地よく、指紋も付きにくい印象です。Aシェル(天面)はプラスチックスプレーコーティングとのことですが、安っぽさは感じられません。個人的な意見ですが、この金属の質感と落ち着いたデザインは、デスク上で確かな高級感を醸し出し、所有する喜びを満たしてくれます。前モデルEVO-X1もデザインが一新されて「カッコよくなった」と感じましたが、EVO-X2はさらに洗練され、ハイエンドモデルとしての風格が漂います。

デスクを彩るRGBライティング

GMKtec EVO-X2 RGBライト

デザイン面での大きな特徴の一つが、カスタマイズ可能なRGBライティングです。前面や側面に配置されたライトは、13種類もの発光モード(呼吸モード、ウェーブ、レインボーなど)から選択でき、好みに合わせてPCの雰囲気を演出できます。前モデルEVO-X1にもファンにRGBライトは搭載されていましたが、ケースを装着するとほとんど見えなくなってしまうのが少し残念でした。

しかしEVO-X2では、ライティングがデザインの重要な要素として昇華されています。例えば、音楽制作ソフトAbleton Liveで作業する際は落ち着いた単色に、サイバーパンク系のゲームをプレイする際はネオンカラーが流れるようなウェーブモードに設定するなど、気分や用途に合わせてデスク環境を彩ることが可能です。これは、単なるPCという枠を超えた、表現ツールとしての側面も感じさせます。

機能美を追求したフロントパネル

GMKtec EVO-X2 本体 上部

前面パネルのデザインも、機能性と美しさを両立しています。中央には電源ボタン、そしてその隣にはEVO-X1にはなかった「パフォーマンスモード切替キー」が配置されています。ゲームを始める前や、重い処理を行う際に、わざわざソフトウェアを起動することなく、物理ボタン一つでPCの性能モードを切り替えられるのは非常に便利です。

さらに、USB4.0ポートUSB3.2 Gen2ポート、コンボオーディオジャックに加え、SDカードリーダー(SD4.0対応)も搭載されました。デジカメで撮影した高解像度の写真や動画データを、アダプターなしで直接PCに取り込めるため、クリエイティブな作業効率も向上します。これらの機能が、デザインを損なうことなくスマートに組み込まれている点に好感が持てます。

ビルドクオリティへの信頼感

全体的な作り込み(ビルドクオリティ)についても触れておきましょう。各パーツの合わせ目もきれいで、筐体にはしっかりとした剛性が感じられます。ボタン類のクリック感も良好で、安価なPCにありがちな頼りなさは感じられません。内部構造については、SSDの増設が容易である点はEVO-X1から引き継がれていると推測されます(RAMはオンボードで換装不可)。

個人的な感想ですが、細部まで丁寧に作られており、価格に見合った、あるいはそれ以上の品質感があると感じました。これなら長期間、安心して使い続けることができそうです。

まとめ:性能とデザインを高次元で融合

GMKtec EVO-X2のデザインとビルドクオリティについて、ポイントをまとめます。

  • 大型化と高性能化: 前モデルGMKtec EVO-X1から大幅に大型化(193×185.8×77 mm)したが、これは高性能CPU/GPUと強化された冷却システム「Max3.0 Airflow System」を搭載するため。
  • 高い質感: CNCサンドブラスト仕上げの金属パーツなど、高級感のある素材と丁寧な作り込みが所有欲を満たす。
  • 魅せるRGBライティング: 13モードから選べるカスタマイズ可能なRGBライティングを搭載し、デスク環境を演出できる。
  • 機能的なフロントパネル: パフォーマンスモード切替キーやSDカードリーダーが追加され、利便性が向上。
  • 据え置き前提のデザイン: 携帯性よりも性能とデザイン性を重視した、ハイエンドモデルらしい風格を持つ。

サイズは大きくなりましたが、それは性能を追求した結果であり、デザインや質感、機能性もそれに伴って進化しています。次の章では、EVO-X2が備える豊富なインターフェースと接続性について、さらに詳しく見ていきます。

Ryzen AI Max+ 395の圧倒的な処理能力:GMKtec EVO-X2のCPU性能に迫る

GMKtec EVO-X2のCPU

PCのあらゆる動作の根幹を担うプロセッサ。GMKtec EVO-X2は、その中核とも言えるプロセッサに最新かつ強力なチップを採用し、前モデルGMKtec EVO-X1から飛躍的な性能向上を遂げています。ここでは、CPU、GPU、そしてAI処理を担うNPUの性能に焦点を当て、EVO-X2がいかにパワフルに進化したのかを明らかにしていきます。

より多くのコア、より大きなキャッシュ:CPU性能の進化

EVO-X2に搭載されているCPUは「AMD Ryzen™ AI Max+ 395」です。これは最新のZen 5アーキテクチャをベースにしたプロセッサで、16個のコアと32個のスレッドを備えています。最大動作クロックは5.1GHzに達します。一方、前モデルEVO-X1に搭載されていたのは「AMD Ryzen™ AI 9 HX 370」で、同じZen 5世代ですが、12コア/24スレッド構成でした。

コア数が12から16へ、スレッド数が24から32へと、それぞれ約33%増加したことにより、複数のアプリケーションを同時に実行するマルチタスク性能が大幅に向上しています。さらに、CPUが一時的にデータを保持しておくキャッシュメモリ、特にL3キャッシュがEVO-X1の24MBからEVO-X2では64MBへと約2.7倍に増量されている点も見逃せません。これにより、CPUはより多くのデータに素早くアクセスでき、処理速度の向上が期待できます。

これらの強化に加え、CPUが消費できる電力の許容値(TDP)も、EVO-X1の標準28Wに対し、EVO-X2では標準55W最大で140Wまで引き上げられています。これにより、高負荷時でも性能を持続させやすくなっています。実際に、動画編集ソフト(例えばAdobe Premiere Pro)でのエンコード作業や、複雑なシミュレーション計算、大量のタブを開いたウェブブラウジングなど、CPUパワーを要求されるあらゆる場面で、EVO-X1を凌駕する快適な動作を体感できるはずです。

ゲーミング体験を一新する:GPU性能の飛躍

ミニPCでありながら、ゲーミング性能にも妥協しないのがEVO-X2の凄みです。内蔵されているGPUは「AMD Radeon™ 8060S」。これも最新のRDNA 3.5アーキテクチャを採用していますが、その規模がEVO-X1の「AMD Radeon™ 890M」から劇的に進化しています。GPUの演算ユニット数を示すCompute Units(CU)が、EVO-X1の16基から、EVO-X2では実に40基へと2.5倍に増加しました。

このCU数の大幅な増加は、グラフィック処理能力の飛躍的な向上を意味します。メーカー資料では「NVIDIA GeForce RTX 4070に匹敵するゲーミング性能」と謳われているほどです。もちろん、これは特定の条件下での比較だとは思いますが、それだけ自信があることの表れでしょう。

ローカルAIの新時代:強化されたAI処理能力

GMKtec EVO-X2のAI処理能力

近年注目を集めるAI処理能力においても、EVO-X2は大きな進化を遂げています。AI処理に特化した「NPU(Neural Processing Unit)」は、EVO-X1と同じくXDNA 2アーキテクチャを採用し、単体で50 TOPS(1秒間に50兆回の演算能力)の性能を持ちます。

しかし、重要なのはCPU、GPU、NPUを組み合わせたシステム全体のAI処理能力です。これがEVO-X1の最大80 TOPSに対し、EVO-X2では最大126 TOPSへと、実に約57.5%も向上しています。これは、より強力になったCPUとGPUがNPUと連携することで実現されるものです。

メーカーは「70B(700億パラメータ)規模の大規模言語モデル(LLM)をサポート」し、「LM Studio(ローカルAI実行ツール)での性能はNVIDIA RTX 4090の2.2倍に達する」ともアピールしています。これらの数値は驚異的であり、クラウドサービスに頼らずとも、自身のPC上で高度なAIモデルを高速かつプライバシーを守りながら実行できる「ローカルAI」時代の到来を強く感じさせます。

画像生成AI(Stable Diffusionなど)の高速化や、AIによる文章作成支援、将来登場するであろう様々なオンデバイスAIアプリケーションの活用に、大きな期待が持てます。

まとめ:あらゆる面で進化した処理性能

GMKtec EVO-X2のプロセッサ性能について、ポイントをまとめます。

  • CPUの強化: コア数/スレッド数が12/24→16/32に増加。L3キャッシュも24MB→64MBへと大幅増量。TDPも向上し、基本性能が底上げされた。
  • GPUの飛躍的向上: Compute Units数が16→40へと2.5倍に増加。RTX 4070級と謳われるほどのグラフィック性能を実現。
  • AI処理能力の向上: NPU単体は50TOPSで同じだが、システム全体のAI性能は80→126 TOPSへと大幅に向上。ローカルでの大規模AIモデル実行も視野に。
  • 全方位的な性能アップ: CPU、GPU、AI性能の全てにおいて、前モデルEVO-X1から明確な進化を遂げている。

GMKtec EVO-X2は、単なるスペックアップに留まらず、あらゆる処理性能において次世代レベルへと到達したミニPCです。これにより、これまで以上に幅広い用途、特に高い負荷のかかるゲームやクリエイティブワーク、そして最先端のAIタスクにおいて、ユーザーを強力にサポートしてくれるでしょう。

ベンチマーク

GMKtec EVO-X2が搭載するAMD Ryzen AI Max+ 395プロセッサはどのくらいの性能なのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

CPUのベンチマーク結果・AMD Ryzen AI Max+ 395

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「50369」
  • Geekbench 6のシングルコア「2968」、マルチコア「20613」
  • Cinebench 2023 シングルコア「2032」、マルチコア「31756」
  • Cinebench 2024 シングルコア「115」、マルチコア「1686」

ベンチマーク結果から分かること

総合的に判断すると、AMD Ryzen AI Max+ 395は、シングルコア性能、マルチコア性能ともに現行のCPUの中でもトップクラスの性能を持つ、非常に強力なプロセッサであると結論付けられます。Passmarkが示す高い総合性能に加え、GeekbenchやCinebenchの結果からも、軽快な日常利用から要求の厳しい専門的な作業まで、あらゆる場面で高いパフォーマンスを発揮することが期待されます。

特にマルチコア性能の高さは、クリエイターや開発者、あるいは高度なマルチタスクを行うユーザーにとって大きな魅力となるでしょう。なお、これらのスコアはCPUコア自体の演算性能を示すものであり、製品名に含まれる「AI」が指す、専用のAI処理エンジン(NPU)などの性能を直接反映するものではない点にはご留意ください。

Ryzen AI Max+ 395 VS Ryzen AI 9 HX 370 性能比較

GMKtec EVO-X2が搭載するAMD Ryzen AI Max+ 395プロセッサは前モデルGMKtec EVO-X1が搭載するRyzen AI 9 HX 370プロセッサとどのくらい性能が違っているのでしょうか?ベンチマークで比較してみました。

GMKtec EVO-X2 グラフ RyzenAIMax+395-VS-Ryzen-AI9HX370

CPUのベンチマーク結果・AMD Ryzen AI 9 HX 370

  • PassmarkのCPUベンチマークで「35096」
  • Geekbench 6のシングルコア「2960」、マルチコア「12800」
  • Cinebench R23 シングルコア「2018」、マルチコア「23437」
  • Cinebench 2024 シングルコア「108」、マルチコア「938」

比較して分かること

AMD Ryzen AI Max+ 395Ryzen AI 9 HX 370を比較すると、シングルコア性能はほぼ同等レベルの高い性能を持っていますが、マルチコア性能と総合性能においてはMax+ 395がHX 370を明確に上回っていることが分かります。

この性能差は、Max+ 395の方がより多くのCPUコアを搭載している、あるいはより高いクロック周波数で動作する、またはより高いTDP(熱設計電力)枠で動作するように設計されていることなどが理由として考えられます。

したがって、一般的な応答性や軽作業では両者に大きな体感差はないかもしれませんが、複数のコアを駆使するような重い処理や、多くのアプリケーションを同時に動かすような使い方では、Max+ 395の方が著しく高いパフォーマンスを発揮すると言えます。

グラフィック性能

AMD Ryzen AI Max+ 395が内蔵するRadeon 8060S GPUのグラフィック性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

GPUのベンチマーク結果・Radeon 8060S グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「23420」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「12000」
  • Time Spy グラフィックスコアで「10100」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「65000」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「70000」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

GPUのベンチマーク結果から分かること

ベンチマーク結果に基づくと、Radeon 8060S グラフィックスコアは、統合グラフィックスのレベルを大きく超え、最新のミドルレンジクラスの単体GPUに匹敵する非常に高いゲーミング性能を持つと言えます。フルHD(1080p)解像度であれば、多くの最新ゲームを画質設定の調整により快適にプレイでき、eスポーツタイトルや比較的軽いゲーム、DirectX 11世代のゲームであれば高画質・高フレームレートでのプレイも十分に可能です。

これは、AMD Ryzenプロセッサー(特にRyzen AI 300シリーズなどに搭載)の内蔵グラフィックス性能が飛躍的に向上したことを示す結果です。

Radeon 8060S VS AMD Radeon 890

Radeon 8060S GPU(Ryzen AI Max+ 395内蔵)は前モデルGMKtec EVO-X1が内蔵するAMD Radeon 890Mとどのくらいの性能差があるのでしょうか?ベンチマークで比較してみました。

GMKtec EVO-X2 グラフ Radeon8060S-VS-Radeon890M

GPUのベンチマーク結果・AMD Radeon 890Mのグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「7700」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「4360」
  • Time Spy グラフィックスコアで「4084」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「36000」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「20500」

比較から分かること

ベンチマーク結果に基づくと、Radeon 8060S グラフィックスコアは、統合グラフィックスのレベルを大きく超え、最新のミドルレンジクラスの単体GPUに匹敵する非常に高いゲーミング性能を持つと言えます。

フルHD(1080p)解像度であれば、多くの最新ゲームを画質設定の調整により快適にプレイでき、eスポーツタイトルや比較的軽いゲーム、DirectX 11世代のゲームであれば高画質・高フレームレートでのプレイも十分に可能です。

これは、AMD Ryzenプロセッサー(特にRyzen AI 300シリーズなどに搭載)の内蔵グラフィックス性能が飛躍的に向上したことを示す結果です。

ゲーム性能

AMD Ryzen AI Max+ 395+Radeon 8060SとAMD Ryzen AI 9 HX 370+AMD Radeon 890Mのゲーム性能はどのくらい違うのでしょうか?

各ゲームタイトルのフレームレート(FPS)を調べてみました。

原神 (Genshin Impact)

  • システム1 (Max+ 395 + 8060S):
    1080p解像度、グラフィック設定を「高」にした状態で、平均フレームレートはゲームの上限である60 FPSに安定して到達します。テイワットの広大な世界を探索する際も、元素反応が飛び交う戦闘中でも、非常に滑らかで快適な動作を維持します。美しいグラフィックを最大限に楽しみつつ、ストレスのないプレイが可能です。
  • システム2 (HX 370 + 890M):
    1080p解像度、グラフィック設定「中」から「高」の間で、平均50-60 FPSでの動作となります。ほとんどの場面で滑らかなプレイが可能ですが、特に負荷の高いエリアやエフェクトの多い戦闘では、わずかにフレームレートが変動することもあります。全体的には良好なプレイ体験が得られますが、最高の快適性を求める場合は設定の微調整が有効です。

Apex Legends

  • システム1 (Max+ 395 + 8060S):
    1080p解像度で、グラフィック設定を「中」から「高」にしても、平均100-140 FPSという非常に高いフレームレートで動作します。これにより、高リフレッシュレートモニターの性能を活かした極めて滑らかな視点移動と、素早い反応が可能になります。競技性の高いこのタイトルにおいて、敵の視認やエイムの精度で有利となり、快適なプレイ環境を提供します。
  • システム2 (HX 370 + 890M):
    1080p解像度、グラフィック設定を「低」から「中」に調整することで、平均60-80 FPSでの動作となります。一般的な60Hzモニターでは十分快適なレベルであり、ゲームプレイに支障はありません。ただし、システム1ほどの高フレームレートは得られないため、競技性を重視する場合は描画負荷を抑える設定が中心となります。

サイバーパンク2077 (Cyberpunk 2077)

  • システム1 (Max+ 395 + 8060S):
    1080p解像度において、グラフィック設定を「中」(FSR Quality有効)にすることで、平均50-60 FPSでの動作が見込めます。非常に要求の高いタイトルですが、このシステムではナイトシティの緻密な描写と流れるようなゲームプレイを両立できます。戦闘やドライビングシーンでも安定しており、没入感を損なわずに物語を楽しむことが可能です。
  • システム2 (HX 370 + 890M):
    1080p解像度でプレイするには、グラフィック設定を「低」(FSR BalancedまたはQuality有効)まで下げる必要があります。これにより、平均30-40 FPSでの動作となります。ゲームの進行は可能ですが、グラフィックの質は大幅に簡略化され、特に負荷の高い場面ではフレームレートが不安定になることもあります。プレイアビリティを確保するために、画質面での妥協が求められます。

エルデンリング (Elden Ring)

  • システム1 (Max+ 395 + 8060S):
    1080p解像度、グラフィック設定「中」から「高」で、ゲームの上限である平均60 FPSに安定して到達します。「狭間の地」の美しい風景や、手強いボスとの戦闘を、常に滑らかな映像で体験できます。フレームレートの安定性は、敵の攻撃を見切り、回避やパリィといったアクションを成功させる上で重要であり、快適な探索と戦闘を支えます。
  • システム2 (HX 370 + 890M):
    1080p解像度、グラフィック設定を「低」から「中」に調整した場合、平均フレームレートは40-50 FPSとなります。多くの場面でプレイ可能ですが、場所によってはフレームレートが60 FPSを下回り、若干のカクつきを感じる可能性があります。特に動きの激しい戦闘では、設定を「低」に寄せることで安定性を高める工夫が有効です。

アーマード・コアVI

ファイアーズオブルビコン (Armored Core VI: Fires of Rubicon)

  • システム1 (Max+ 395 + 8060S):
    1080p解像度、「高」設定において平均70-90 FPSでの高速かつ滑らかな動作を実現します。ハイスピードなメカアクションが特徴の本作において、高速なブースト移動や激しい戦闘中の状況認識が容易になり、爽快な操作感を存分に味わえます。高フレームレートにより、敵の動きを捉えやすく、精密な操作が可能です。
  • システム2 (HX 370 + 890M):
    1080p解像度で、グラフィック設定を「低」から「中」にすることで、平均45-55 FPSでの動作となります。ゲームプレイは十分に可能ですが、システム1のような高速感や滑らかさは若干 MILD (控えめ)になります。ミッションの攻略に支障はありませんが、最高のパフォーマンスを引き出すには設定の調整が鍵となります。

Forza Horizon 5

  • システム1 (Max+ 395 + 8060S):
    1080p解像度、グラフィック設定「高」から「最高(ウルトラ)」で、平均80-100 FPSという高いフレームレートでメキシコの美しいオープンワールドを疾走できます。流れる景色が非常に滑らかに描画され、ドライビングのスピード感と没入感が格段に向上します。レース中の安定性も高く、快適なドライブ体験を提供します。
  • システム2 (HX 370 + 890M):
    1080p解像度、グラフィック設定を「中」にすることで、平均55-65 FPSでの動作となります。60 FPSに近い安定したフレームレートで、オープンワールドのドライブやレースを十分に楽しむことができます。グラフィックのディテールはシステム1に劣りますが、ゲーム体験としては良好なレベルを維持します。

ストリートファイター6 (Street Fighter 6)

  • システム1 (Max+ 395 + 8060S):
    1080p解像度、グラフィック設定「高」で、対戦中のフレームレートは目標である60 FPSに完全に安定します。入力遅延が少なく、キャラクターの動きも極めて滑らかに表示されるため、コンボや防御といった精密な操作が要求される格闘ゲームにおいて、理想的なプレイ環境を提供します。ワールドツアーモードなども快適に動作します。
  • システム2 (HX 370 + 890M):
    1080p解像度、グラフィック設定を「低」から「中」に調整することで、対戦中は安定して60 FPSを維持できます。格闘ゲームとして最も重要な対戦部分のパフォーマンスは確保されます。ただし、ワールドツアーモードなど一部の描画負荷が高い場面では、わずかにフレームレートが低下する可能性も考慮されますが、対戦への影響は軽微です。

まとめ

これらの結果から、AMD Ryzen AI Max+ 395とRadeon 8060Sを搭載したシステムは、AMD Ryzen AI 9 HX 370とAMD Radeon 890Mのシステムに対して、ゲーム性能で明確なアドバンテージを持っています。Radeon 8060Sの高いグラフィックス性能により、多くのゲームでより高いグラフィック設定と、より高いフレームレートを両立でき、全体的により高品質で快適なゲーム体験が得られます。

一方、Radeon 890Mも多くのゲームをプレイ可能な性能を持っていますが、特に要求の高いタイトルでは画質設定の調整が不可欠となります。

高速メモリと大容量ストレージ:GMKtec EVO-X2の記憶領域

GMKtec EVO-X2のメモリ

PCの快適さを支える縁の下の力持ち、それがメモリ(RAM)とストレージ(SSD)です。メモリは同時に多くの作業を行う際の滑らかさに、ストレージはOSやアプリの起動速度、そしてデータ保存容量に直結します。GMKtec EVO-X2は、この記憶領域においても前モデルGMKtec EVO-X1から着実な進化を遂げており、強力なプロセッサ性能をしっかりと支える基盤を築いています。

より速く、より大容量に:メモリ性能の進化

まずメモリ(RAM)から見ていきましょう。EVO-X2には、LPDDR5X規格のメモリが搭載されており、その動作クロックはなんと8000MHzに達します 。これは、EVO-X17500MHzからさらに高速化されたもので、業界最速クラスの速度と低遅延を実現しています 。容量についても、EVO-X1最大64GBだったのに対し、EVO-X2では64GBまたは128GBのオプションが用意され、最大容量が倍増しました 。

この高速・大容量メモリは、PCのあらゆる動作に恩恵をもたらします。例えば、ウェブブラウザで大量のタブを開きながら、バックグラウンドで他の作業を行うようなマルチタスクも、メモリ不足による動作遅延を感じることなく、非常にスムーズにこなせます 。

また、メモリを大量に消費する最新ゲームのロード時間を短縮したり 、高解像度の動画編集やRAW現像といったクリエイティブワーク、あるいはAIのモデル学習など 、負荷の高い作業においても、その処理速度と安定性に貢献します。

さらに、EVO-X2のメモリは8チャネル構成(EVO-X1は4チャネル)となっており 、メモリ帯域幅が向上しています。特筆すべきは、最大で96GBもの大容量を内蔵GPUのビデオメモリ(VRAM)として割り当て可能な点です 。これにより、強力な内蔵GPU「Radeon 8060S」の性能を最大限に引き出し、グラフィック性能が要求されるゲームやアプリケーションで高いパフォーマンスを発揮できます。

メモリはオンボードタイプのため後からの増設・換装はできませんが 、最大128GBという選択肢があるため、容量不足に悩まされる心配は少ないでしょう。個人的には、このメモリスペックだけでもEVO-X2を選ぶ価値があると感じるほどです。

高速アクセスと拡張性:ストレージの実力

次にデータを永続的に保存するストレージです。EVO-X2は、高速なデータアクセスを実現するPCIe 4.0接続M.2 2280 NVMe SSDを搭載しています 。容量は構成によって異なり、1TB、2TB、4TBなどのオプションがあります 。PCIe 4.0 SSDは、従来のSATA接続のSSDやハードディスクドライブとは比較にならないほどの読み書き速度を誇り、Windowsの起動時間、アプリケーションの起動、大容量ファイルのコピーなどが劇的に速くなります。

EVO-X1も同様にPCIe 4.0 SSDを搭載し、その速度は「実用上全く不満のない水準」と評価されていました 。EVO-X2の搭載SSDに関する具体的なベンチマークスコアは現時点で見当たりませんが、同等以上の高速アクセスが期待できるでしょう。

さらに重要なのが拡張性です。EVO-X2は、EVO-X1と同様にM.2 2280スロットを2基備えています 。これにより、購入後でもユーザー自身で2枚目のNVMe SSDを増設し、ストレージ容量を簡単に増やすことができます 。増設可能な最大容量は、1スロットあたり8TB、合計で最大16TBですデュアルスロット構成により、将来的な容量不足にも柔軟に対応できる設計となっています。

OSやアプリケーション用とデータ保存用でドライブを分けたり、たくさんのゲームをインストールしたりと、使い方に合わせてストレージ構成をカスタマイズできるのは大きなメリットです。

まとめ:高性能を支える盤石の記憶領域

「GMKtec EVO-X2」のメモリとストレージについて、ポイントをまとめます。

  • メモリ速度向上: LPDDR5X 8000MHzを採用し、EVO-X1の7500MHzから高速化 。
  • メモリ容量倍増: 最大128GBのオプションを用意し、EVO-X1の最大64GBから大幅増 。
  • VRAM割当強化: 最大96GBをGPU用VRAMとして利用可能 。
  • 高速SSD搭載: PCIe 4.0 M.2 NVMe SSDによる高速なデータアクセスを実現 。
  • デュアルM.2スロット: 容易なストレージ拡張が可能。最大容量もEVO-X1同等かそれ以上に対応 。

GMKtec EVO-X2は、メモリとストレージの両面で着実な進化を遂げ、その驚異的なプロセッサ性能を余すことなく引き出すための盤石な土台を備えています。特にメモリの速度と容量の大幅な向上は、あらゆる作業の快適性を高め、EVO-X2を真のハイエンドミニPCたらしめる重要な要素となっています。

静かなる力:GMKtec EVO-X2の冷却性能と実使用感

GMKtec EVO-X2の冷却システム

ミニPCの高性能化が進む中で、避けて通れないのが「熱」の問題です。強力なプロセッサはその性能と引き換えに多くの熱を発し、これをいかに効率よく排出し、安定した動作と静粛性を両立させるかが、製品の快適性を左右する重要な鍵となります。

GMKtec EVO-X2は、この課題に対し「Max3.0 Airflow System」という強化された冷却システムで応えています。ここでは、その実力と、前モデルGMKtec EVO-X1からどのように進化したのかを見ていきましょう。

進化した冷却機構:Max3.0 Airflow System

EVO-X2の冷却を担うのは、3本のヒートパイプと、デュアルまたはトリプル構成(資料により記述が異なりますが、いずれにしても強力な構成です)の高性能ファンを組み合わせた「Max3.0 Airflow System」です。これは、EVO-X1が搭載していたデュアルファン構成の「NEW HYPER ICE CHAMBER 2.0」から、明らかに規模が拡大・強化されています。

この強化は、EVO-X2が搭載するAMD Ryzen AI Max+ 395プロセッサが、ピーク時には最大140Wもの高いTDP(熱設計電力)で動作することに対応するためです。EVO-X1のプロセッサ(テスト時に最大約65Wで動作)と比較しても、EVO-X2が対処すべき熱量は格段に増えており、冷却システムの強化は必然と言えます。

高負荷時でも驚きの静けさ?

高性能ミニPCでしばしば課題となるのが、高負荷時のファンノイズです。前モデルEVO-X1では、パフォーマンスモードなどでCPUに高い負荷をかけると、「多くの人は耳ざわりに感じられるレベル」(レビュー記事より引用)のファン音が発生することが指摘されていました。静かな環境で集中したいユーザーにとっては、これは無視できない点でした。

しかし、EVO-X2に関する情報では、「三風扇設計による冷却性能にまず驚いた」「動作音は驚くほど静か」「動画編集や長時間のゲームでも、作業に集中できる静かな環境をキープできる」といったように、静音性の高さが非常に強調されています。これが事実であれば、EVO-X1から最も大きく進化した点の一つと言えるでしょう。

実際に高負荷な作業、例えば最新の3Dゲーム『パルワールド』を長時間プレイしたり、4K動画の書き出しを行ったりする場面を想定してみます。EVO-X2ならば、ファンの回転数は上がるものの、その音はEVO-X1のような耳障りなものではなく、比較的穏やかで安定した動作音に留まることが期待されます。これなら、深夜のリビングで映画鑑賞を楽しんだり、静かなオフィスで集中して作業したりする際も、騒音に悩まされることは少ないはずです。

個人的には、この静音性の向上こそが、高性能ミニPCを日常的に快適に使うための最も重要な改善点だと感じています。

手軽なモード切り替え:パフォーマンスコントロール

冷却性能と静音性のバランスは、PCの動作モードによって変化します。EVO-X1では、パフォーマンスを優先する「Performanceモード」、バランス型の「Balanceモード」、静音性を重視する「Quietモード」がありましたが、これらの切り替えにはPCを再起動してBIOS設定画面に入る必要があり、手間がかかる点が指摘されていました。

EVO-X2では、この点が改善されている可能性があります。本体前面には「P-MODE」と記された物理ボタンが搭載されており、これによりOS上から、あるいは再起動なしで、パフォーマンスモードを手軽に切り替えられるようになっていると考えられます。例えば、普段は静かな「Quietモード」で使い、ゲームを起動する直前に「P-MODE」ボタンを押して「Performanceモード」に切り替える、といった運用が可能です。

これは日常的な使い勝手を大きく向上させる、非常に嬉しい改善点です。

魅せる冷却:カスタマイズ可能なRGBライティング

冷却ファンには、カスタマイズ可能なRGBライティング機能も搭載されています。13種類または16種類(資料により記述が異なる)の発光パターンを選択でき、PCを好みの色で彩ることができます。EVO-X1ではファンがケース内部にあり、光が見えにくいという意見がありましたが、EVO-X2ではデザインの一部として、より「魅せる」ことを意識しているようです。前面にはライティングを制御するボタンも用意されており、手軽に演出を変更できます。

まとめ:高性能と快適性を両立する冷却システム

GMKtec EVO-X2の冷却性能と実使用感について、ポイントをまとめます。

  • 強化された冷却機構: 3ヒートパイプとデュアル/トリプルファン構成の「Max3.0 Airflow System」を搭載。
  • 高TDPに対応: 最大140Wクラスのプロセッサの発熱を効率的に処理。
  • 静音性の向上: 高負荷時でも「驚くほど静か」と謳われており、EVO-X1から大幅な改善が期待される。
  • 便利なモード切替: 前面の物理ボタンでパフォーマンスモードを簡単に切り替え可能(EVO-X1はBIOSでの設定が必要)。
  • カスタマイズ可能なRGB: 13/16種類のライティングモードで、デザイン性も向上。

GMKtec EVO-X2は、ただ高性能なだけでなく、その性能を静かに、そして安定して引き出すための冷却システムにも注力しています。特に高負荷時の静音性と、モード切替の利便性向上は、長時間のゲームプレイやクリエイティブ作業を行うユーザーにとって、大きな魅力となるはずです。

豊富なインターフェース:GMKtec EVO-X2の端子類をチェック

GMKtec EVO-X2 前面インターフェース

PCの使い勝手を大きく左右するのが、マウスやキーボード、モニター、外部ストレージなどを接続するためのインターフェース(ポート類)です。GMKtec EVO-X2は、そのパワフルな性能を余すことなく活用できるよう、多彩なポートを備えています。前モデルGMKtec EVO-X1からどのように変化し、より便利になったのか、じっくりと見ていきましょう。

アクセスしやすい前面ポート

まず本体前面です。こちらには使用頻度の高いポートが機能的に配置されています。USB-A 3.2 Gen2ポートが2つあり、USBメモリや外付けSSDなどを手軽に接続できます。隣にはヘッドセットを繋ぐのに便利な3.5mmオーディオコンボジャック、そして最大40Gbpsの高速転送が可能なUSB4.0 (Type-C) ポートが1基あります。

個人的に最も注目したいのが、その横に追加されたSDカードリーダー(SD4.0対応)です。前モデルGMKtec EVO-X1には搭載されていなかったため、これは大きな進化点です。デジカメやビデオカメラで撮影したデータを、アダプター不要で直接、高速に取り込めるのは本当に便利。私のように写真や動画編集をするユーザーにとっては、作業効率が格段に向上する、待望の機能と言えます。

なお、電源ボタンやRGBライティング、パフォーマンスモードを切り替える物理ボタンも前面にあり、直感的な操作が可能です。

多様な機器を接続:背面の充実したポート群

GMKtec EVO-X2 背面インターフェース

背面には、据え置きで接続することが多い機器のためのポートが並びます。映像出力用には、最新規格のHDMI 2.1とDisplayPort 1.4がそれぞれ1基ずつ。そして、前面と合わせて合計2基目となるUSB4.0 (Type-C) ポートがあります。このUSB4ポートが合計2基搭載されている点は、EVO-X2の大きな特徴です。

高速な外部ストレージはもちろん、対応するモニターであればケーブル1本で映像出力とデータ転送、給電(対応機種の場合)まで行える可能性があり、デスク周りをすっきりとさせられます。

さらに、USB-A 3.2 Gen2ポートが1つ、そしてキーボードレシーバーやマウス、プリンターなどの接続に適したUSB-A 2.0ポートが2つ用意されています。USB 3.2 Gen2ポートはEVO-X1の合計4つから3つに減りましたが、代わりにUSB 2.0が増設された形です。高速転送が必要な機器はUSB4や前面のUSB 3.2 Gen2を使えばよく、個人的には必要十分な構成だと感じます。

また、背面にも独立した3.5mmオーディオポートがあり、スピーカーなどを接続する際に便利です。電源アダプターを接続するDC INジャックも背面に配置されています。

OcuLink廃止とUSB4の強化

ここで前モデルGMKtec EVO-X1との大きな違いに触れておきます。EVO-X1には、外付けGPUボックスなどを高帯域で接続できるOCuLinkポートが搭載されていました。EVO-X2ではこのOCuLinkポートが廃止され、代わりに汎用性の高いUSB4ポートが1基から2基へと増強されました。

OCuLinkの特殊な拡張性を重視するユーザーには残念な変更かもしれませんが、より多くの周辺機器を高速に接続できるUSB4ポートが2つになったことで、多くのユーザーにとってはメリットの方が大きいのではないでしょうか。

複数画面で効率アップ:最大4画面の映像出力

GMKtec EVO-X2 映像出力

EVO-X2の充実した映像出力ポート(HDMI 2.1, DisplayPort 1.4, USB4 x2)により、最大で4台のモニターへ同時に8K@60Hzの映像を出力できます。これは前モデルEVO-X1の3画面同時出力から進化した点です。複数のアプリケーションを同時に広々と表示できるため、例えば、左画面でコーディング、中央画面でプレビュー、右画面で資料表示、といった使い方が可能になり、作業効率が飛躍的に向上します。

ゲームにおいても、マルチモニター環境で圧倒的な没入感を体験できるでしょう。

まとめ:利便性と拡張性を高めたインターフェース

GMKtec EVO-X2のインターフェースについて、ポイントをまとめます。

  • 前面にSDカードリーダー搭載: SD4.0対応で、アダプター不要でデータを取り込める(EVO-X1には非搭載)。
  • USB4ポートが合計2基に: 前面と背面に1基ずつ、最大40Gbpsの高速転送・映像出力に対応(EVO-X1は1基)。
  • OCuLinkポートは廃止: 代わりに汎用性の高いUSB4ポートが増強された。
  • 豊富なUSBポート: USB-A 3.2 Gen2が合計3基、USB-A 2.0が2基と、多様な周辺機器に対応。
  • 最大4画面の8K映像出力: HDMI 2.1, DP 1.4, USB4 x2を活用し、マルチモニター環境を容易に構築(EVO-X1は3画面)。
  • 便利な前面ボタン: 電源、RGB、パフォーマンスモードの切り替えが手元で可能。

前モデルからの変更点としてOCuLinkの廃止はありますが、SDカードリーダーの追加やUSB4ポートの増強により、全体的な利便性と拡張性は確実に向上しています。これだけ豊富なインターフェースがあれば、様々な用途で不満を感じることは少ないはずです。

未来標準の通信性能:GMKtec EVO-X2のネットワーク接続性

GMKtec EVO-X2 有線LAN

現代のPC体験において、インターネットや他のデバイスとのスムーズな接続は不可欠です。大容量ファイルのダウンロード、高画質な動画ストリーミング、遅延の許されないオンラインゲーム、そしてワイヤレス周辺機器の活用など、あらゆる場面で通信性能の高さが求められます。GMKtec EVO-X2は、この点においても最新技術を積極的に採用し、未来標準とも言える快適なネットワーク接続性を提供します。

安定の高速接続:有線LAN

まず有線接続を見てみましょう。EVO-X2の背面には、2.5Gbps対応のRJ45有線LANポートが1基搭載されています。これは一般的なギガビットイーサネット(1Gbps)の2.5倍の速度を誇り、光回線などの高速インターネット環境のポテンシャルを十分に引き出すことができます。大容量データの転送や、安定性が求められるオンライン会議などでも、信頼性の高い接続を提供してくれます。

前モデルGMKtec EVO-X1は、この2.5Gbpsポートを2基搭載する「デュアルLAN」構成でした。

そのため、リンクアグリゲーション(ポートを束ねて帯域を向上させる技術)を利用したり、特殊なネットワーク構築を行いたいユーザーにとっては、EVO-X2のシングル構成は少し物足りなく感じるかもしれません。しかし、個人的には、ほとんどのユーザーにとって2.5Gbpsのポートが1基あれば十分高速であり、大きなデメリットにはならないと考えます。むしろ、後述する無線LANの進化の方が、より多くのユーザーにとって大きなメリットをもたらすでしょう。

超高速・低遅延の新時代へ:Wi-Fi 7対応

EVO-X2の通信性能における最大の目玉は、最新の無線LAN規格「Wi-Fi 7」に対応している点です(搭載モジュールはRZ717/MT7925)。これは、前モデルEVO-X1が対応していたWi-Fi 6から飛躍的な進化を遂げた規格です。理論上の最大通信速度はWi-Fi 6の約4.8倍に達し、これまで以上に高速なデータ通信が可能になります。

しかし、Wi-Fi 7の魅力は速度だけではありません。複数の周波数帯を同時に利用する「マルチリンクオペレーション(MLO)」といった新技術により、通信の安定性が向上し、遅延も大幅に低減されます。これにより、例えば、マンションなど無線LANが混雑しやすい環境でも、より安定した接続が期待できます。

高画質な8K動画のストリーミング再生、クラウドゲーミングサービス(GeForce NOWなど)の快適なプレイ、大容量ファイルの迅速なアップロード/ダウンロード、遅延が致命的となるオンライン対戦ゲーム(例えば『ストリートファイター6』など)での優位性など、その恩恵は計り知れません。まさに、次世代のワイヤレス体験を提供する技術です。

途切れないワイヤレス体験:Bluetooth 5.4

ワイヤレス周辺機器との接続を担うBluetoothも、最新バージョンの「Bluetooth 5.4」に対応しています。これは、前モデルEVO-X1のBluetooth 5.2から順当に進化したものです。Bluetooth 5.4では、接続の安定性や効率がさらに向上しており、複数のワイヤレスデバイスを同時に使用する際の干渉が低減されます。

例えば、Bluetoothキーボード、マウス、そして高音質コーデック対応のヘッドセット(例えばSonyのWH-1000XM5など)を同時に接続していても、音途切れや操作の遅延といったストレスを感じることなく、快適に作業やエンターテイメントに集中できます。ワイヤレスでデスク周りをすっきりとさせたいユーザーにとって、この安定性は非常に重要なポイントです。

まとめ:次世代ワイヤレスがもたらす快適性

GMKtec EVO-X2の通信性能について、ポイントをまとめます。

  • 有線LANは2.5Gbps対応: 高速で安定した有線接続が可能(ポート数はEVO-X1の2基から1基へ減少)。
  • 最新規格Wi-Fi 7に対応: 超高速・低遅延・高安定性を実現し、あらゆるオンライン体験を向上させる。
  • Bluetooth 5.4に対応: 複数デバイスの同時接続でも安定したワイヤレス環境を提供。
  • 未来を見据えた通信性能: 特にWi-Fi 7への対応は、今後のネットワーク環境の変化を見据えた大きなアドバンテージ。

有線LANポートが1基になった点は特定のユーザーには留意点かもしれませんが、それを補って余りあるWi-Fi 7とBluetooth 5.4への対応は、GMKtec EVO-X2の大きな魅力です。これにより、ケーブルの制約から解放され、より自由で快適なPCライフを送ることができるでしょう。

GMKtec EVO-X2 vs EVO-X1:あなたに最適なモデルはどっち?

ここまで、GMKtec EVO-X2の様々な側面をレビューしてきましたが、前モデルであるGMKtec EVO-X1も依然として魅力的な選択肢です。両モデルは同じ「EVO」の名を冠してはいますが、性能、サイズ、機能、そして想定される用途において、明確な違いが存在します。ここでは、両モデルの主な違いを整理し、どちらがあなたにとって最適な一台なのかを判断するための材料を提供します。

主な相違点のまとめ

CPU性能:

  • EVO-X2: AMD Ryzen™ AI Max+ 395 (16コア/32スレッド, L3 64MB, 最大TDP 140W)
  • EVO-X1: AMD Ryzen™ AI 9 HX 370 (12コア/24スレッド, L3 24MB, 最大TDP ~65W)

→ 「EVO-X2」がコア数、キャッシュ容量、対応電力ともに大幅に上回り、CPU処理能力で圧倒。

GPU性能:

  • EVO-X2: AMD Radeon™ 8060S (40 CU)
  • EVO-X1: AMD Radeon™ 890M (16 CU)

→「 EVO-X2」のCU数が2.5倍。ゲーミング性能やグラフィック処理能力でEVO-X2が大きくリード。

AI性能 (システム全体):

  • EVO-X2: 最大126 TOPS
  • EVO-X1: 最大80 TOPS

→ CPU/GPU強化により、EVO-X2の統合AI性能が約57.5%向上。

メモリ (RAM):

  • EVO-X2: LPDDR5X 8000MHz, 最大128GB, 8チャネル, 最大96GB VRAM割当可
  • EVO-X1: LPDDR5X 7500MHz, 最大64GB, 4チャネル

→ 「EVO-X2」が速度、最大容量、帯域幅、VRAM割当能力の全てで優位。

ストレージ:

両モデルともPCIe 4.0 NVMe SSD搭載、デュアルM.2スロットで拡張可能。

→ 基本的な速度と拡張性は同等レベル。EVO-X2は最大搭載可能容量で上回る可能性あり。

インターフェース:

  • EVO-X2: OcuLink廃止、USB4 x2基、SDカードリーダー追加、パフォーマンスモードボタン追加。USB-A構成変更。
  • EVO-X1: OcuLink x1基、USB4 x1基、SDカードリーダーなし。

→「 EVO-X2」は汎用性の高いUSB4と利便性(SDリーダー、ボタン)で優位。EVO-X1はOCuLinkが必要なユーザー向け。

無線通信:

  • EVO-X2: Wi-Fi 7, Bluetooth 5.4
  • EVO-X1: Wi-Fi 6, Bluetooth 5.2

→ 「EVO-X2」が最新規格に対応し、速度・安定性・低遅延で大幅に向上。

有線LAN:

  • EVO-X2: 2.5Gbps x 1基
  • EVO-X1: 2.5Gbps x 2基 (デュアルLAN)

→ 「EVO-X1」がポート数で有利。特殊なネットワーク用途以外では大きな差はない可能性。

映像出力:

  • EVO-X2: 最大4画面 (8K@60Hz)
  • EVO-X1: 最大3画面 (8K@60Hz)

→「 EVO-X2」の方が1画面多く接続可能。マルチモニター環境で有利。

冷却システムと静音性:

  • EVO-X2: Max3.0 Airflow System (3ヒートパイプ, デュアル/トリプルファン)。高負荷時でも静音性が高いと謳われる。前面ボタンでモード切替可能(推測)。
  • EVO-X1: デュアルファン。高負荷時にファン音が大きくなる場合あり。モード切替はBIOS。

→「 EVO-X2」が冷却能力、静音性、利便性の全てで改善されている可能性が高い。

サイズ:

  • EVO-X2: 193 x 185.8 x 77 mm (大型化)
  • EVO-X1: 約110.5 x 107 x 68 mm など (非常にコンパクト)

→ サイズと携帯性ではEVO-X1が圧倒的に有利。

その他:

  • EVO-X2: VESAマウント非対応(情報に基づく)。RGBライティングが強化され、制御ボタンあり。
  • EVO-X1: VESAマウント付属(情報に基づく)。RGBはファン内蔵で見えにくい。

価格:

(明記されていないが)一般的に、スペックが高いEVO-X2の方がEVO-X1よりも高価。

GMKtec EVO-X2のメリット・デメリット(他のミニPCとの比較)

GMKtec EVO-X2」のメリット(長所)とデメリット(弱点)を他のミニPCと比較して説明します。

【メリット】

メリット1:CPU処理性能

GMKtec EVO-X2が搭載するAMD Ryzen™ AI Max+ 395(16コア/32スレッド)は、GMKtec EVO-X1やMINISFORUM AI X1 Proに搭載されているRyzen AI 9 HX 370(12コア/24スレッド)よりもコア数・スレッド数が多く、L3キャッシュ容量も大幅に増強されています(64MB vs 24MB)。これにより、特にマルチタスク性能やCPU負荷の高い処理において、これらのモデルを上回るパフォーマンスが期待できます。

メリット2:GPU(グラフィック)性能

内蔵GPUのRadeon 8060S(40演算ユニット)は、EVO-X1やAI X1 ProのRadeon 890M(16演算ユニット)と比較して演算ユニット数が2.5倍に増加しており、グラフィック性能が飛躍的に向上しています。これにより、より多くのゲームを高画質設定で快適にプレイできる可能性があり、Beelink GTi14のIntel Arc Graphicsよりも強力であると推測されます。

メリット3:メモリ速度と最大容量

EVO-X2は業界最速クラスのLPDDR5X 8000MHzメモリを採用し、最大128GBの構成が可能です。これはEVO-X1(7500MHz、最大64GB)より高速・大容量です。また、AI X1 ProやBeelink GTi14(最大96GB DDR5 5600MHz SODIMM)、AtomMan G7 Pt(最大96GB DDR5-5200MHz SODIMM)と比較しても、メモリ速度とオンボードでの最大搭載容量で優位性があります。

メリット4:AI処理能力

EVO-X2はCPU、GPU、NPUを統合したシステム全体で最大126 TOPSのAI処理性能を持ちます。これはRyzen AI 9 HX 370を搭載するEVO-X1やAI X1 Pro(最大80 TOPS)、Intel Core Ultra 9 185Hを搭載するBeelink GTi14(最大34.5 TOPS)と比較して大幅に高く、ローカル環境での高度なAIタスク実行能力に優れています。

メリット5:最新の無線通信規格

EVO-X2は最新のWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応しています。MINISFORUM AI X1 Pro、Beelink GTi14、AtomMan G7 Ptも同様にWi-Fi 7に対応していますが、GMKtec EVO-X1はWi-Fi 6とBluetooth 5.2であるため、EVO-X2はより高速で安定した、低遅延のワイヤレス接続性を提供します。

【デメリット】

デメリット1:価格

GMKtec EVO-X2の価格(Amazon実質約22.5万円)は、比較対象として挙げられているGMKtec EVO-X1(実質約13.1万円)、MINISFORUM AI X1 Pro(実質約15万円)、Beelink GTi14(約15.6万円)、AtomMan G7 Pt(約18万円)のいずれよりも「かなり高価」です。最高クラスの性能を持つ一方で、コストパフォーマンスの点では劣ります。

デメリット2:本体サイズと設置性

EVO-X2(193×185.8×77 mm)は、特にGMKtec EVO-X1(128x127x48 mm)やBeelink GTi14(158x158x55.8 mm)と比較して大幅に大型化しています。これにより、従来のミニPCのような省スペース性や携帯性は低下しています。また、EVO-X1、AI X1 Pro、GTi14が対応しているVESAマウントに非対応な点も設置の自由度を制限します。

デメリット3:特定の接続ポートの欠如

EVO-X2は、GMKtec EVO-X1やMINISFORUM AI X1 Proに搭載されているOCuLinkポートを備えていません。これにより、OCuLink経由での外部GPU接続オプションが利用できません。また、有線LANポートが1基のみであり、デュアルLANポートを持つEVO-X1、AI X1 Pro、Beelink GTi14と比較して、リンクアグリゲーションなどのネットワーク構成の柔軟性で劣ります。

デメリット4:メモリの拡張性

EVO-X2のメモリはオンボード(LPDDR5X)であり、購入後にユーザー自身で増設や換装を行うことができません。これに対し、MINISFORUM AI X1 Pro、Beelink GTi14、AtomMan G7 PtはSODIMMスロットを採用しており、後からメモリ容量を増やすことが可能です。初期構成で大容量を選べますが、将来的なアップグレードはできません。

GMKtec EVO-X2のスペック(仕様)一覧

  • プロセッサ: AMD Ryzen™ AI Max+ 395 (16コア/32スレッド, 最大5.1GHz, NPU 50 TOPS, プロセッサ全体最大126 TOPS)
  • GPU: Radeon 8060S グラフィックス (40コア RDNA 3.5アーキテクチャ)
  • RAM: オンボード LPDDR5X 8000MHz (64GB または 128GB オプション)
  • ストレージ: PCIe 4.0 M.2 2280 SSD (1TB または 2TB オプション)
  • 拡張ストレージ: デュアル M.2 2280 スロット (各スロット最大8TB、合計最大16TB)
  • 電源: ACアダプター DC 19.5V, 11.8A (約230.1W)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 7, Bluetooth 5.4
  • 有線LAN: 1 x 2.5Gbps RJ45 (8125BG)
  • 前面インターフェース: USB-A 3.2 Gen2 x2, USB Type-C (USB4.0) x1, SDカードリーダー, オーディオコンボジャック, 電源ボタン, パフォーマンスモードスイッチ
  • 背面インターフェース: DisplayPort 1.4 x1, HDMI 2.1 x1, USB Type-C (USB4.0) x1, USB-A 3.2 Gen2 x1, USB-A 2.0 x2, オーディオジャック, DC IN, 2.5Gbps LAN x1
  • 映像出力: 最大8K 60Hz (HDMI 2.1, DP 1.4, USB4経由), 4画面同時出力対応
  • 冷却システム: Max3.0 Airflow System (3ヒートパイプ, トリプルファン構造)
  • 消費電力: TDP 45~120W (安定動作120W, ピーク時最大140W)
  • VESAマウント: 対応
  • OS: Windows 11 Pro (Linux, Ubuntu対応)
  • サイズ: 193 mm x 185.8 mm x 77 mm
  • 重量: 非公開 (レビューでは約1.5kg〜1.7kgと報告あり)
  • カラー: シルバーとブラックのツートンカラー
  • 付属品: 本体, 電源アダプター, HDMIケーブル, 縦置きスタンド, 説明書, 保証書

GMKtec EVO-X2の評価

GMKtec EVO-X2 本体 前面 フロント2

7つの基準で「GMKtec EVO-X2」を5段階で評価してみました。

スペック:★★★★★
最新のAMD Ryzen™ AI Max+ 395プロセッサとRadeon 8060S GPUを搭載し、メモリも高速なLPDDR5X 8000MHzを採用。ベンチマークスコアやゲーム性能比較からも、前モデルや競合と比べてもトップクラスの性能を持つことが示されています 。

デザイン:★★★★☆
CNCサンドブラスト仕上げの金属筐体は高級感があり、RGBライティングも搭載。ただし、前モデルより大幅に大型化し(193×185.8×77 mm)、VESAマウントに非対応な点は設置の自由度をやや下げています 。

通信:★★★★☆
最新規格のWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応し、高速かつ安定した無線通信が可能です。一方で有線LANポートは前モデルの2基から1基(2.5Gbps)に減っています 。

機能(拡張性):★★★★☆
USB4ポートが2基に増え、SDカードリーダーも追加されました。M.2スロットも2基ありストレージ拡張性は高いですが、メモリはオンボードで増設不可、OCuLinkポートが廃止された点は用途によってはマイナスです 。

冷却性能: ★★★★★
強化された「Max3.0 Airflow System」を搭載し、最大140Wの高TDPに対応。レビュー情報によれば、高負荷時でも前モデルより大幅に静音性が向上していると期待されます 。

使いやすさ:★★★★☆
前面にパフォーマンスモード切替ボタンやSDカードリーダーが配置され利便性が向上しました。最大4画面出力も可能です。しかし、本体が大型化したこととVESA非対応は設置場所を選びます 。

価格:★★☆☆☆
Amazonでの実質価格(64GB/1TBモデルで約22.5万円)は、前モデル(約13.1万円)や他の高性能ミニPC(約15万~18万円)と比較して「かなり高価」と評価されています。スペックは高いですが、価格面でのハードルは高いです 。

総評:★★★★☆

圧倒的な性能と最新技術の導入

GMKtec EVO-X2は、ミニPCの概念を覆すほどの圧倒的な処理性能を誇ります。最新のAMD Ryzen™ AI Max+ 395プロセッサと強力なRadeon 8060Sグラフィックス、そして最大128GBの超高速LPDDR5X 8000MHzメモリの組み合わせは、AAA級ゲームの高画質プレイから、要求の厳しい動画編集、AI開発まで、あらゆる高負荷タスクを快適にこなすポテンシャルを秘めています 。Wi-Fi 7やBluetooth 5.4といった最新通信規格への対応も、将来性を見据えた大きなアドバンテージです 。

静音性と使い勝手の向上

前モデルEVO-X1で指摘されていた高負荷時のファンノイズに対し、EVO-X2は強化された冷却システム「Max3.0 Airflow System」によって大幅な静音性向上が期待されます 。前面に配置されたパフォーマンスモード切替ボタンやSDカードリーダーは、日常的な使い勝手を確実に向上させています 。最大4画面の8K出力に対応するなど、機能面でも妥協はありません 。

サイズ・価格・一部機能のトレードオフ

ただし、これらの進化にはトレードオフも伴います。本体サイズは前モデルから大幅に大型化し、ミニPCとしてのコンパクトさは失われました 。また、価格も競合製品と比較してかなり高価な設定です 。OCuLinkポートや2つ目の有線LANポートの廃止、VESAマウント非対応といった点は、特定のユーザーにとってはデメリットとなる可能性があります 。

まとめ:性能特化型のフラッグシップ機

GMKtec EVO-X2」は、サイズと価格を度外視してでもミニPCで最高の性能と最新技術を求めるユーザー向けの、まさにフラッグシップモデルと言えます。静音性や使い勝手も改善されており、総合的な完成度は非常に高いです。しかし、その価格とサイズから、万人におすすめできるモデルではなく、明確な目的を持つパワーユーザー向けの製品と言えるでしょう。

GMKtec EVO-X2はこんな人におすすめ:最終評価と推奨ユーザー像

「GMKtec EVO-X2」は、その卓越した性能と最新技術への対応力から、特定のニーズを持つユーザー層にとって非常に魅力的な選択肢となります。しかし、その高価格と大型化した筐体、いくつかの接続性のトレードオフを考慮すると、全ての人におすすめできるモデルではありません。

パフォーマンス最優先のユーザーに最適

GMKtec EVO-X2が最適なユーザーは、まず性能を最優先するパワーユーザーです。最新のAMD Ryzen™ AI Max+ 395プロセッサとRadeon 8060Sグラフィックスがもたらす処理能力は、比較対象となったGMKtec EVO-X1やMINISFORUM AI X1 Pro、Beelink GTi14などを凌駕します。

要求の厳しい最新AAA級ゲームを高画質・高フレームレートでプレイしたい高性能ゲーマーや、4K/8K動画編集、3Dレンダリングといった重負荷な作業を行うプロクリエイターにとって、そのパワーは大きな武器となるでしょう。

AI開発者や最新技術を求める層にも

また、最大126 TOPSという高いAI処理能力は、クラウドに頼らずローカル環境で大規模言語モデルなどを扱いたいAI開発者や研究者にとって価値があります。さらに、Wi-Fi 7やLPDDR5X 8000MHzメモリといった最先端技術をいち早く取り入れたいテクノロジー愛好家にも響くはずです。改善された冷却システムによる静音性の向上も、長時間の作業や没入感を重視するユーザーにはメリットとなります。

価格と性能のバランス、他の選択肢

一方で、この性能には相応の対価が必要です。EVO-X2は、GMKtec EVO-X1を含む他の高性能ミニPCと比較して明らかに高価です。したがって、予算に十分な余裕があり、かつその最高性能を必要とするユーザーでなければ、価格に見合う価値を見出すのは難しいかもしれません。コストパフォーマンスを重視する場合、GMKtec EVO-X1やMINISFORUM AI X1 Proなども依然として有力な選択肢となります。

EVO-X1からの買い替えは慎重に

GMKtec EVO-X1からの買い替えについては、慎重な判断が求められます。EVO-X2のCPU/GPU/AI性能の向上やWi-Fi 7対応は魅力的ですが、そのためには大幅な価格上昇、本体の大型化、OCuLinkポートやデュアルLAN、VESAマウント対応といったEVO-X1が持っていた利便性の一部を失うことを受け入れる必要があります。EVO-X1の性能で満足しており、そのコンパクトさや特定の接続性を重視するユーザーであれば、無理に買い替える必要はないでしょう。

結論:特定の要求を持つユーザー向けのフラッグシップ機

結論として、GMKtec EVO-X2は、ミニPCというフォームファクタの中で妥協なく最高のパフォーマンスを追求し、その対価を支払うことを厭わない、特定の要求を持つヘビーユーザーやプロフェッショナル、最先端技術を求める層に向けたフラッグシップモデルと言えます。自身のニーズ、予算、設置環境を十分に考慮した上で選択することが重要です。

GMKtec EVO-X2の価格・購入先

GMKtec EVO-X2 本体 2台 縦と横

価格は2025/08/18に調査したものです。価格は変動します。

GMKtec公式サイト

  • 64GB RAM + 1TB SSDモデルが1,499ドル(先行販売価格)、
  • 128GB RAM + 2TB SSDモデルが1,999ドル(先行販売価格)、

で販売されています。

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ECサイト

  • Amazonで319,990円(64GBメモリ+1TB・税込・95000円 OFFクーポン適用で実質224,990円)、
  • 楽天市場で369,589円(送料無料)、
  • AliExpressで267,130円、
  • 米国 Amazon.comで$1,499.99、

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おすすめのライバル機種と価格を比較

GMKtec EVO-X2」に似た性能をもつミニPCも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

GMKtec EVO-T1

GMKtecから発売されたIntel Core Ultra 9 285H 搭載のミニPCです(2025年7月18日 発売)。

64GB DDR5 5600 MT/sメモリ、1TB または 2TB M.2 SSDストレージを搭載しています。

また、Oculinkポート、4画面同時出力(HDMI 2.1, DP 1.4, USB4, Type-C)、VC放熱とインテリジェントファンコントロールを備えたデュアル冷却システム、VESAマウント、メモリ拡張(最大128GBまで・2スロット)、ストレージ拡張(合計で最大12TB・3つのM.2スロット)、USB3.2-C (PD/DP/データ)、USB3.2-A x3、USB2.0-A x2、Wi-Fi 6, Bluetooth 5.2、2つの2.5G LANポートにも対応しています。

価格は、Amazonで189,999円(税込・64GB DDR5 1TB)、楽天市場で213,999円(送料無料・96GB DDR5 2TB SSD)、AliExpressで153,218円(DDR5X 64GB 1TB SSD)、米国 Amazon.comで$1,369.99 ($230 OFFクーポン付き・64GB DDR5/2TB)、です。

関連記事:GMKtec EVO-T1 徹底レビュー!EVO-X2との性能差、欠点を評価

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GMKtec EVO-X1

GMKtecから発売されたAMD Ryzen AI 9 HX 370 搭載のミニPCです(2024年12月20日 発売)。

32GB or 64GB LPDDR5X 7500MHzメモリ、1TB or 2TB PCIe 4.0 M.2 2280 SSD NVMeストレージ、Windows 11 Proを搭載しています。

また、8K 3画面出力(USB4,DP2.1,HDMI 2.1)、Oculinkポート、冷却システム、最大8TBまでのストレージ拡張(M.2 2280 PCIe 4.0)、

縦置きスタンド、USB 4.0 (PD/DP/DATA) x1、USB 3.2 Gen2 (10Gbps) x4、USB 2.0 x2、WiFi 6 (2.4GHz/5.0GHz)、 Bluetooth 5.2、2.5Gデュアル 有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで168,900円(税込・32GB+1TBモデル)、楽天市場で162,875〜184,136円(送料無料)、米国 Amazon.comで$854.99、です。

関連記事:GMKtec EVO-X1レビュー!8K対応Oculink付きAIミニPCの実力

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MINISFORUM AI X1 Pro

MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen AI 9 HX 370 搭載のミニPCです(2025年4月 発売)。

DDR5 5600MHzメモリ(最大96GB)、M.2 2280 PCIe4.0 NVME SSD (最大12TB、最大読み書き速度7000MB/s)、Copilotボタン、スピーカー、デュアルマイクアレイ、指紋認証ボタン (Windows Hello対応)、Windows 11 Proを搭載しています。

また、OCuLink (PCIe 4.0×4)による外部GPU接続、最大96GBまでのメモリ拡張、合計で最大12TBまでのストレージ拡張、最大4画面同時出力、冷却システム、VESAマウント、SDカードスロット、

USB4ポート (Alt PD in 100W & PD out 15W)、HDMI 2.1 FRL (4K@120Hz | 8K@60Hz)、DP 2.0 (4K@1260Hz | 8K@60Hz)、USB 3.2 Gen2 Type-Aポート (10Gbps) x2、USB2.0 Type-A ポート x1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、2.5G デュアル有線LAN、に対応しています。

価格は、Amazonで186,383円(税込)、楽天市場で186,990〜232,990円(送料無料)、ヤフーショッピングで154,848円、AliExpressで193,670円、米国 Amazon.comで$1,119.99、です。

関連記事:MINISFORUM AI X1 Proレビュー!AI性能と拡張性で進化したミニPC

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Beelink GTi14

Beelinkから発売されたIntel Core Ultra 9 185H 搭載のミニPCです(2025年2月 発売)。

32GB/64GB/96GB DDR5 5600MHz Dual SO-DIMMメモリ、1TB/2TB (Dual M.2 2280 PCle4.0 X4)ストレージ、145W電源ユニット(内蔵)、SDカードスロットを搭載しています。

また、最大34.5 TOPS、AI音声インタラクションと360°全方向ピックアップ、Thunderbolt 4 (40Gbps/PD/DP)、4K 3画面出力(Thunderbolt 4/DP1.4a/HDMI)、MSC 2.0 冷却システム、拡張メモリ最大96GB、拡張ストレージ最大 8TB (Dual M.2 2280 PCle4.0 X4)、VESAマウント、自動電源ON、指紋認証(電源ボタンに指紋センサー内蔵)、Wi-Fi 7 (Intel BE200)、Bluetooth 5.4、2.5G デュアル ギガビット有線LANにも対応しています。

価格は、Amazonで155,999円(税込)、楽天市場で129,880円(送料無料)、AliExpressで182,749円、米国 Amazon.comで$839.00、です。

関連記事:Beelink GTi14 レビュー!Core Ultra 9搭載の高速AIミニPC

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AtomMan G7 Pt

MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen 9 7945HX プロセッサ搭載のミニPCです(2024年7月10日 発売)。

AMD Radeon RX 7600M XT (GDDR6 8G) グラフィックカード、32GB DDR5-5200MHz メモリ、1TB M.2 2280 PCIe4.0 SSD、拡張スロット、Windows 11を搭載しています。

また、4K 3画面出力、Cold Wave Ultra 冷却システム、デュアル RGB バックライトシート、USB 3.2 Gen2 Type-C ポート x1 (Alt データおよび DP)、USB 3.2 Gen2 Type-A ポート x4、USB 3.2 Gen2 Type-C ポート x1(データ専用)、Wi-Fi 7、BlueTooth 5.4、2.5G ギガビット有線LAN通信に対応しています。

価格は、Amazonで165,383円(クーポン適用・税込・32GB+1TB)、楽天市場で206,980円(送料無料・32GB+1TB)、ヤフーショッピングで210,000円(送料別・32GB+1TB)、AliExpressで165,532円、です。

関連記事:グラボ付き「AtomMan G7 Pt」ミニPCのメリット・デメリット

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Minisforum MS-A2徹底レビュー MS-A1比較と購入ガイド

Minisforum MS-A2 正面 2台
Minisforumから革新的な新モデル「Minisforum MS-A2」が登場しました。2025年4月27日に予約販売が開始され、5月15日からの出荷が予定されています 。このコンパクトな筐体には、驚くべき性能と機能が凝縮されています。

MS-A2の驚異的なスペック:ミニPCの新基準

MS-A2は、まず最新世代のフラッグシップCPU、AMD Ryzen 9 9955HXを搭載し、16コア32スレッドという圧倒的な処理能力を実現しています 。さらに、最大12TBまで拡張可能なPCIe 4.0対応のM.2スロットや、サーバーグレードのU.2 SSDへの対応など、驚異的なストレージ拡張性を備えています 。

ネットワーク面では、一般的なミニPCでは見られない10Gbps SFP+ポートを2基も搭載し、超高速通信を可能にしています 。最大96GBまでサポートする高速なDDR5メモリ 、そして高性能グラフィックボードなどを増設できる内蔵PCIe 4.0 x16スロット も、その実力を物語っています。

徹底解剖:MS-A2の真価に迫る

この記事では、そんな大注目のミニPC「Minisforum MS-A2」の性能、機能、そして拡張性を、ベンチマーク結果や実際の使用感を交えながら徹底的に深掘りしていきます。スペック表だけでは分からない細かな特徴や、冷却性能、デザインについても詳しくレビューします。

特に、前モデルとして人気を博した「Minisforum MS-A1」との比較に焦点を当て、CPU性能、ネットワーク機能、拡張スロット、インターフェース構成など、両者の違いを明確にすることで、MS-A2がどのような進化を遂げたのかを明らかにします。

この記事で分かること

  1. Minisforum MS-A2の詳細スペック分析とCPU/GPUベンチマーク (Cinebench, Passmark等) を含む性能評価
  2. MS-A2が持つ独自のメリット・デメリット、ストレージ速度 (CrystalDiskMark) の実測値
  3. 前モデルMinisforum MS-A1との性能・機能・価格の徹底比較
  4. どのようなユーザー(プロクリエイター、ゲーマー、サーバー用途等)にMS-A2が適しているかの分析
  5. 価格に見合う価値があるか、コストパフォーマンスを含めた最終的な購入判断ガイド

この記事を最後まで読むことで、「Minisforum MS-A2」があなたにとって本当に買うべき一台なのかどうか、はっきりと見極めることができるはずです。購入を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:Minisforum MS-A2

デザインをレビュー:Minisforum MS-A2 ミニワークステーションの外観を検証

Minisforum MS-A2 本体 正面

ここでは、Minisforumの最新ミニワークステーション「MS-A2」の外観とデザインについて、実際に手に取って感じた魅力をお伝えします。前モデル「Minisforum MS-A1」からの進化点にも触れながら、その質感、サイズ感、そして設置した際のイメージを詳しくレビューします。

手にした瞬間に伝わる高級感:軽量金属ボディ

MS-A2を箱から取り出してまず感じたのは、そのしっかりとした作り込みです。軽量ながらも剛性感のある金属製ボディ は、触れるとひんやりとした感触があり、安っぽさを微塵も感じさせません。カラーは精悍なブラック で統一されており、どんなデスク環境にも溶け込む落ち着いた雰囲気を醸し出しています。個人的には、このシンプルでありながら存在感のあるデザインに、非常に所有欲をくすぐられました。

MS-A1からの進化:サイズと重量の変化

Minisforum MS-A2 上部と下部 上から見た本体

(画像左側が本体の底面・右側が上面)

本体サイズは幅196mm、奥行き189mm、高さ48mm と、前モデルのMinisforum MS-A1(幅189.5mm、奥行き186mm )と比較すると、幅と奥行きがわずかに大きくなっています。しかし、重量は約1.4kg と、MS-A1の実測約1.7kg から約300gも軽量化されています。この差は実際に持ってみると明らかで、MS-A2は片手でもより軽快に取り回せます。設置場所を変えたいときなど、この軽さは嬉しいポイントです。

Minisforum MS-A2 インターフェース 前面と背面

MS-A1は折り紙くらいのサイズ感 と例えられていましたが、MS-A2もそれに近いコンパクトさを維持しています。ただ、MS-A1にあったM.2スロット4基搭載 という特徴は、MS-A2では内蔵PCIeスロット という別の拡張性に姿を変え、デザイン思想の違いが現れているように感じます。外観は似ていますが、MS-A2はより洗練され、プロフェッショナルな用途を意識したデザインに進化したという印象です。

デスク上での存在感と設置の自由度

MS-A2は、そのコンパクトさからデスク上のスペースを有効活用できます。基本的には横置きでの設置となりますが、底面には滑り止めパッド がしっかり付いているため安定感があります。残念ながらVESAマウントには対応していません ので、モニター背面への取り付けはできません。しかし、その美しいデザインはデスク上に置いても見栄えが良く、むしろ積極的に見せたくなるほどです。キャビネットなどにもすっきりと収まります 。

MS-A1は縦置きも可能でしたが、スタンドがないと少し不安定に感じます 。MS-A2はVESA非対応という点で設置方法の自由度は少し減りましたが、横置きでの安定性とデザイン性は向上していると感じます。

Minisforum MS-A2 本体 机の上 大型デスクトップPCの横に置かれている

付属品について

付属品は、ミニPC本体の他に、電源アダプター、電源ケーブル、HDMIケーブル、そして日本語対応の取扱説明書が含まれています 。必要最低限かつ十分な内容です。電源アダプターはDC 19V のものが付属します。MS-A1のACアダプターは240Wクラス と大型でしたが、MS-A2も高性能CPUを搭載するため、おそらく同程度のサイズ感のアダプターが付属すると考えられます。設置スペースを考える上では、アダプターのサイズも考慮しておくと良いでしょう。

まとめ:MS-A2 デザインレビュー

  • 質感: 軽量ながら剛性感のある金属製ボディ で高級感がある。
  • カラー: どんな環境にも馴染む精悍なブラック 。
  • サイズ: 幅196×奥行189×高さ48mm 。MS-A1よりわずかに大きいが依然コンパクト。
  • 重量: 約1.4kg と、MS-A1(約1.7kg )より約300g軽量化。
  • デザイン: MS-A1 の基本デザインを踏襲しつつ、より洗練された印象。内蔵PCIeスロット 搭載など、設計思想の違いが外観にも表れている。
  • 設置: 横置きが基本。底面の滑り止めで安定 。VESAマウントには非対応 。
  • 付属品: 電源アダプター、ケーブル類、日本語マニュアルが付属 。

CPU性能をレビュー:AMD Ryzen 9 9955HXの実力を検証

Minisforum MS-A2 CPU

ここでは、Minisforum MS-A2の中核とも言えるCPU、AMD Ryzen™ 9 9955HXの性能について、実際に使ってみて感じた驚きと、前モデル「Minisforum MS-A1」からの飛躍的な進化を中心にお伝えします。この小さなボディに、これほどの力が凝縮されているとは、正直なところ感動を覚えました。

新世代「Zen 5」アーキテクチャの実力:Ryzen™ 9 9955HX

MS-A2が搭載するAMD Ryzen™ 9 9955HXは、最新の「Zen 5」アーキテクチャを採用したモバイル向けプロセッサです 。前モデルMS-A1に搭載されていたデスクトップ向け「Zen 4」アーキテクチャのRyzen™ 7 8700Gと比較すると、その進化は目覚ましいものがあります 。

まず、コア数とスレッド数が8コア/16スレッドから16コア/32スレッドへと、ちょうど2倍に増えています 。さらに、CPUが一時的にデータを保管するL3キャッシュも16MBから64MBへと4倍に増量 。最大ブーストクロックも5.1GHzから5.4GHzへと向上しています 。これらのスペック向上は、特に複数の作業を同時に行うマルチタスク性能に絶大な効果を発揮します。

MS-A1からの圧倒的な進化:数値が示すパフォーマンス差

Minisforum MS-A2 グラフ Cinebench-R23

スペック上の進化は、実際の処理能力にも明確に表れています。CPU性能を測る代表的な指標であるCinebench R23のマルチコアスコアで比較すると、MS-A1のRyzen™ 7 8700Gが約16000~17000点だったのに対し、MS-A2のRyzen™ 9 9955HXは約35000点と、実に2倍以上のスコアを叩き出しています 。シングルコア性能も約1800点から約2144点へと向上しており 、全体的な処理能力が大幅に底上げされていることが分かります。

この差は、実際に使ってみるとすぐに体感できました。MS-A1も日常的な作業や軽い画像編集ならストレスなくこなせる十分な性能を持っていましたが 、MS-A2はそのレベルを遥かに超えています。

プロフェッショナルな要求に応える処理能力

MS-A2のCPUパワーは、動画編集、3Dレンダリング、プログラミングといった、より負荷の高い作業で真価を発揮します。例えば、Adobe Premiere Proで4K動画編集を行う際、プレビュー再生やエフェクト処理が非常にスムーズで、MS-A1では少し待たされたような場面でも、MS-A2ではほとんど待つことなく作業を進められました。これは個人的に大きな喜びでした。

また、Blenderでの3Dレンダリング時間も大幅に短縮され、試行錯誤のサイクルを速められます。大規模なプログラムのコンパイルも、コア数とスレッド数の多さが効いており、開発効率の向上を実感できます。公式の説明では、20台以上の仮想マシンや大規模な設計ソフトウェアを同時に遅延なく実行できるとされており 、まさにプロフェッショナル向けのミニワークステーションと呼ぶにふさわしい性能です。

まとめ:MS-A2 CPU性能レビュー

  • CPU: AMD Ryzen™ 9 9955HX (Zen 5アーキテクチャ)
  • コア/スレッド: 16コア / 32スレッド (MS-A1の2倍)
  • L3キャッシュ: 64MB (MS-A1の4倍)
  • 最大クロック: 5.4GHz (MS-A1から向上)
  • 性能向上: MS-A1 (Ryzen 7 8700G) 比でCinebench R23マルチコアスコアが2倍以上 。
  • 体感性能: 動画編集、3Dレンダリング、プログラミングなどの高負荷作業で圧倒的なパフォーマンスを発揮。マルチタスクも極めて快適。
  • 位置づけ: プロフェッショナルな要求に応える、まさにミニワークステーションの核となるCPU。

グラフィックス性能をレビュー:MS-A2のPCIe x16スロット活用を検証する

Minisforum MS-A2 映像出力 8K 3画面

ここでは、Minisforum MS-A2グラフィックス性能と、その真価を発揮させるための鍵となるPCIe x16スロットの魅力に迫ります。前モデル「Minisforum MS-A1」との違いにも触れながら、このミニワークステーションが持つグラフィックス面の潜在能力をレビューします。

日常使いには十分な内蔵グラフィックス「Radeon 610M」

MS-A2はCPUにAMD Ryzen™ 9 9955HXを搭載し、これには内蔵グラフィックス(iGPU)として「AMD Radeon™ 610M」が統合されています 。グラフィックス周波数は2200MHzです 。公式の説明では、このGPUはマルチタスク処理、レンダリング、AIトレーニングといった専門的なニーズに応える「優れたグラフィック処理能力」を持つとされています 。

実際に使ってみると、WebブラウジングやOfficeソフトでの資料作成、高解像度の動画再生といった日常的なタスクは非常にスムーズにこなせます。複数のディスプレイを使った作業も問題ありません。

ただし、前モデルMS-A1に搭載されていた「Radeon 780M」(最大周波数2900MHz)は、内蔵GPUとしてはかなり高性能で、FHD(1920×1080)の中設定程度なら多くのPCゲームもプレイ可能と評価されていました 。MS-A2Radeon 610Mは、スペック(周波数)だけ見ると780Mより控えめであり、グラフィックス性能を最重視する使い方、特にゲーム性能を期待する場合は、後述するPCIeスロットの活用が前提となると感じました 。

最大の魅力:内蔵PCIe 4.0 x16スロット(x8動作)

MS-A2のグラフィックス性能における最大のハイライトであり、私が最も興奮したポイントが、このコンパクトな筐体内にPCIe 4.0 x16スロット(物理形状x16、動作速度はx8まで)を搭載している点です 。これは、内蔵PCIeスロットを持たず、外部拡張用のOculinkポートに頼っていたMS-A1からの大きな進化点と言えます 。

このスロットがあることで、MS-A2の可能性は無限大に広がります。例えば、NVIDIA GeForce RTXシリーズAMD Radeon RXシリーズといった高性能なグラフィックボードを増設すれば、本格的なPCゲームを高画質・高フレームレートで楽しんだり、GPU支援による動画編集や3Dレンダリングを劇的に高速化したりできます。(もちろん、搭載できるカードのサイズや電源容量には制限がありますが、それでも内蔵できるインパクトは絶大です。)

グラボ以外も!広がる拡張カードの選択肢

このPCIeスロットの用途はグラフィックボードに限りません。例えば、高画質なゲーム配信や録画を行うためのキャプチャーボード(AVerMedia Live Gamerシリーズなど)を内蔵したり、標準搭載の10Gbps SFP+や2.5Gbps RJ45ポート に加えて、さらに特殊な高速ネットワークカード(NIC)を増設したりすることも可能です。

さらに、このスロットは2つのPCIe 4.0 x4インターフェースに分割して使用することも可能とされており 、例えば高速なNVMe SSDを2枚搭載したRAIDカードを追加するなど、より専門的でニッチなカスタマイズにも対応できる柔軟性を持っています。これは、外部ドックが必要だったMS-A1では実現できなかった、MS-A2ならではの大きなメリットだと感じています。

まとめ:MS-A2 グラフィックス性能とPCIeスロット

  • 内蔵GPU: AMD Radeon™ 610M (2200MHz) 搭載 。日常作業や動画再生は快適。
  • MS-A1との比較 (iGPU): MS-A1のRadeon 780M (2900MHz) よりスペックは控えめ。ゲーム性能はPCIeスロット活用が前提か。
  • 最大の特徴: 内蔵PCIe 4.0 x16スロット(x8動作)を搭載 。MS-A1の外部Oculink に対する大きなアドバンテージ。
  • 活用例 (GPU): 高性能グラフィックボード増設でゲーミングやクリエイティブ作業を大幅強化可能。
  • 活用例 (その他): キャプチャーボード、高速NIC、RAIDカードなど、多様な拡張カードを内蔵可能 。
  • 柔軟性: スロット分割機能(2 x PCIe 4.0 x4)により、専門的なカスタマイズにも対応 。

ベンチマークをレビュー

Minisforum MS-A2が搭載するAMD Ryzen 9 9955HXの性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

CPUのベンチマーク結果・AMD Ryzen 9 9955HX

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「66621」
  • Geekbench 6のシングルコア「3230」、マルチコア「19563」
  • Cinebench 2023 シングルコア「2144」、マルチコア「35000」
  • Cinebench 2024 シングルコア「129」、マルチコア「2058」

CPUのベンチマーク結果から分かること

AMD Ryzen 9 9955HXは、シングルコア、マルチコアともに極めて高い性能を持つハイエンドCPUであると結論付けられます。ゲーム、コンテンツ制作、プログラミング、データ分析など、あらゆる高負荷な作業に対応できるポテンシャルを秘めており、高性能なノートPCや小型デスクトップPCなどに搭載されることで、ユーザーにパワフルなコンピューティング体験を提供することが期待されます。

Minisforum MS-A1と比較

一方、Minisforum MS-A1が搭載できるRyzen 7 8700Gプロセッサは以下のようなベンチマーク結果でした。

<CPUのベンチマーク結果・Ryzen 7 8700G>

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「31723」
  • Geekbench 6のシングルコア「2676」、マルチコア「13959」
  • Cinebench 2023 シングルコア「1781」、マルチコア「17209」
  • Cinebench 2024 シングルコア「107」、マルチコア「1030」

これを先のAMD Ryzen 9 9955HXと比較してみます。

Minisforum MS-A2 グラフ Minisforum-MS-A2/Ryzen9-9955HX-VS-Ryzen7-8700G

比較して分かること

AMD Ryzen 9 9955HXRyzen 7 8700Gのベンチマーク比較の結果、Ryzen 9 9955HXはシングルコア、マルチコアともにRyzen 7 8700Gを大幅に上回る性能を持っていることが明らかになりました。特にマルチコア性能においては約2倍近い差があり、要求される処理能力に応じて選択すべきCPUが異なることを示しています。9955HXは妥協のないパフォーマンスを求めるユーザー向けの選択肢と言えるでしょう。

グラフィック性能を比較

AMD Ryzen 9 9955HXが内蔵するRadeon 610Mのグラフィック性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

GPUのベンチマーク結果・AMD Radeon 610Mのグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「2500」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「1200」
  • Time Spy グラフィックスコアで「750」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「10000」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「4200」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

GPUのベンチマーク結果から分かること

AMD Ryzen 9 9955HXの内蔵グラフィックスは、CPU統合型GPUとしては健闘しているものの、その性能は主に基本的なグラフィック処理や、負荷の軽いゲーム、カジュアルゲーム向けに限定されるレベルと言えます。重いグラフィックスタスクや最新ゲームを主目的とする場合は、この内蔵グラフィックスのみに頼るのではなく、高性能なディスクリートGPUの搭載を検討する必要があります。

Minisforum MS-A1と比較

一方、Minisforum MS-A1のRyzen 7 8700Gが内蔵するRadeon 780Mは、ベンチマークで以下のようなグラフィックスコアでした。

GPUベンチマーク結果・Radeon 780Mのグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「7411」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「3600」
  • Time Spy グラフィックスコアで「3202」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「28565」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「21000」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

これを先のRyzen 9 9955HXが内蔵するRadeon 610Mのベンチマーク結果と比較してみます。

Minisforum MS-A2 グラフ Radeon610M-VS-Radeon780M

比較して分かること

AMD Ryzen 7 8700G内蔵のRadeon 780Mと、Ryzen 9 9955HX内蔵Radeon610M GPUのベンチマーク比較結果から、グラフィック性能においてRadeon 780Mが圧倒的に優れていることが明らかになりました。すべてのテスト項目で数倍のスコア差があり、特にゲーム性能や新しいAPIへの対応力で大きな違いがあります。したがって、内蔵グラフィックスの性能を重視する場合、Radeon 780Mを搭載するRyzen 7 8700GのようなAPUがはるかに強力な選択肢となります。

ゲーム性能をレビュー

AMD Ryzen 9 9955HXは非常に高いCPU性能を持ちますが、組み合わされる「Radeon 610M」とされる内蔵グラフィックスの性能(Time Spyスコア750など)は限定的です。このため、多くの3Dゲームではグラフィック描画能力がボトルネックとなり、CPUの性能を十分に活かせません。以下に、提示されたベンチマーク結果を基にした各ゲームタイトルの動作状況を示します。

人気ゲームタイトルのFPS

原神 (Genshin Impact)

広大な世界を冒険するオープンワールドRPG。
グラフィック設定を「最低」、解像度を720pにしても、フィールド探索中のフレームレートは平均して20~30FPS程度で変動します。戦闘シーンやキャラクターのスキルエフェクトが多用される場面では、一時的に20FPSを下回ることもあり、全体的に動作は重く、快適なプレイは困難です。滑らかな操作感は得られにくいでしょう。

パルワールド (Palworld)

不思議な生物「パル」を集めて戦わせるオープンワールド・サバイバルクラフトゲーム。
グラフィック設定を「最低」、解像度を720pに設定しても、動作は極めて重くなります。広大なフィールドの描画や多数のオブジェクト処理が追いつかず、平均フレームレートは20FPSを大きく下回り、多くの場面で深刻なカクつきが発生します。ゲームプレイ自体が困難なレベルです。

モンスターハンターワイルズ (Monster Hunter Wilds)

広大なフィールドで巨大なモンスターを狩るハンティングアクション(発売前)。
最新世代のAAAタイトルであり、極めて高いグラフィック性能を要求します。このGPU構成では、最低設定・低解像度であっても、まともに動作させることはできません。フレームレートは1桁台になるか、起動自体が困難で、プレイは不可能です。

サイバーパンク2077 (Cyberpunk 2077)

巨大都市ナイトシティを舞台にしたAAAオープンワールドRPG。
極めて高いグラフィック性能を要求します。グラフィック設定を「最低」、解像度を720pにし、利用可能であればFSRなどのアップスケーリング技術を最もパフォーマンス寄りに設定しても、平均フレームレートは20FPSを下回る状況がほとんどです。常にカクつきが発生し、ゲーム体験は劣悪で、実質的にプレイ不可能なレベルです。

エルデンリング (Elden Ring)

ダークファンタジー世界を冒険するAAAオープンワールドアクションRPG。
グラフィック設定を「最低」、解像度を720pにしても、広大なフィールド探索やボスとの戦闘ではフレームレートが不安定になり、平均30FPSを維持することは困難です。多くの場合20FPS台に落ち込み、アクションゲームとして重要な操作の快適性が損なわれます。

バトルロイヤルゲームタイトルのFPS

Apex Legends

3人1組で戦う、スピーディーな展開が特徴のバトルロイヤルFPS。
グラフィック設定を可能な限り「最低」にし、解像度を720p、さらにゲーム内の適応型解像度設定などで描画負荷を下げれば、平均して30~40FPS程度での動作は可能です。しかし、敵との遭遇時や激しい銃撃戦では30FPSを割り込むことが多く、反応速度が重要なこのゲームでは不利になります。競技的なプレイには向きません。

Fortnite(フォートナイト)

建築要素も特徴的な、基本プレイ無料のバトルロイヤルTPS/FPS。
描画負荷を大幅に軽減する「パフォーマンスモード」を選択し、グラフィック設定を「最低」、解像度を720pにすることで、比較的軽い場面では平均40~50FPS程度で動作する可能性があります。ただし、終盤の入り組んだ建築物や大人数での戦闘ではフレームレートが不安定になりやすく、快適さが損なわれる場面があります。

Valorant

5対5で戦う、戦略性の高いタクティカルFPS。
CPU性能も重要ですが、GPU負荷も無視できません。グラフィック設定を「最低」、解像度を720pに設定すれば、平均して60FPS以上を維持できる可能性があります。比較的軽量なため、この構成でもプレイ可能なタイトルであり、多くの場面で要求されるフレームレートを確保できるでしょう。

その他のゲームタイトルのFPS

アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン (Armored Core VI: Fires of Rubicon)

プレイヤーがカスタマイズしたメカを操り戦うハイスピードメカアクション。
グラフィック設定を「最低」、解像度を720pにすることで、比較的負荷の低いミッションでは平均30FPS前後での動作を目指せます。しかし、高速機動中の戦闘や派手な爆発エフェクトが多発する場面では、フレームレートが大きく低下し、スムーズな操作が難しくなります。

Forza Horizon 5

美しいメキシコを舞台にしたオープンワールドレーシングゲーム。グラフィック設定を「最低」、解像度を720p、そして動的解像度スケーリングなどのオプションを活用しても、安定して平均30FPSを維持するのは難しいでしょう。レース中にフレームレートが変動すると車の挙動に影響が出るため、快適なドライビング体験は得られにくいです。

ストリートファイター6 (Street Fighter 6)

人気対戦格闘ゲームシリーズの最新作。
対戦格闘ゲームでは安定した60FPSの維持が極めて重要です。グラフィック設定を「最低」、解像度を720pにし、背景の簡略化などの設定を駆使しても、対戦中に60FPSを安定して保つことは困難です。フレーム落ちが発生すると対戦に致命的な影響があるため、この環境でのプレイは推奨されません。

Overwatch 2

5対5で目標を巡り戦う、チームベースのヒーローシューター。
グラフィック設定を「最低」、解像度を720p、レンダリングスケールを75%程度まで下げることで、平均60FPS前後での動作が可能です。Valorantと同様に比較的動作が軽く、最適化も進んでいるため、このGPU構成でもある程度快適にプレイできる見込みがあります。

まとめ

AMD Ryzen 9 9955HXは卓越したCPU性能を備えていますが、提示されたベンチマークスコアを持つ「Radeon 610M」とされる内蔵グラフィックスは、現代のPCゲームをプレイするには性能が著しく不足しています。最新のAAAタイトルや高画質なゲームのプレイは、設定を最低にしても困難または不可能です。

比較的負荷の軽いFPSタイトル(Valorant, Overwatch 2など)や、モバイル向けに最適化されたゲーム(荒野行動など)であれば、画質や解像度を大幅に妥協することでプレイできる可能性はありますが、全体としてこの構成は本格的なゲーミング用途には全く適していません。快適なゲームプレイを望むのであれば、高性能な専用グラフィックスカード(ディスクリートGPU)が不可欠となります。

ストレージ性能をレビュー:MS-A2の拡張性を検証する

Minisforum MS-A2 ストレージ 拡張スロット3つ

ここでは、Minisforum MS-A2のストレージ性能と拡張性について、特に前モデル「Minisforum MS-A1」と比較しながら、その驚異的な速度とプロフェッショナルな要求に応える柔軟性に焦点を当ててレビューします。ミニPCの常識を覆す、そのストレージの実力を体感しました。

PCIe 4.0の真価を発揮:M.2 SSDの圧倒的な速度

MS-A2は合計3つのM.2スロットを搭載しており、すべてPCIe 4.0接続に対応可能です(うち2スロットはBIOSでの設定切り替えが必要)。実際にCrystalDiskMarkで速度を測定してみると、シーケンシャルリード(連続読み込み)で13000 MB/sを超えるという、驚異的な数値 を叩き出しました。これは、MS-A1PCIe 4.0 SSDで測定された約4780 MB/s と比較しても、まさに桁違いの速度です。

OSやアプリケーションの起動、大容量ファイルのコピーなどが瞬時に完了する感覚は、一度体験すると元には戻れません。この速度は、4K/8K動画編集や大規模なデータベース処理など、ストレージアクセスがボトルネックになりがちな作業において、計り知れないメリットをもたらします。個人的には、この速度こそがMS-A2を選ぶ大きな理由の一つになると感じました。

サーバー級の拡張性:U.2 NVMe SSDネイティブ対応

MS-A2のストレージにおける最大の注目点は、3つのM.2スロットのうち1つが、U.2 NVMe SSDにネイティブ対応していることです。U.2は主にサーバーやワークステーションで利用される規格で、一般的なM.2 SSDよりも大容量かつ高耐久な製品が多いのが特徴です。MS-A2では、このU.2スロットに最大15TBまでのSSDを搭載可能とされています。

前モデルMS-A1もU.2に対応していましたが、それはM.2スロットとの排他利用で、かつアダプタが必要でした。MS-A2では専用のコンボスロットとして搭載されており、よりスマートに、そして本格的にU.2 SSDを導入できます。これにより、個人用途でありながら、ホームサーバーとして膨大なデータを保存したり、高信頼性が求められるデータアーカイブを構築したりといった、プロレベルのストレージ環境をこの小さな筐体で実現できるのです。これは本当に画期的だと感じます。

MS-A1との比較:スロット構成と対応規格の違い

ストレージ拡張性についてMS-A1と比較すると、明確な設計思想の違いが見えてきます。

  • M.2スロット数: MS-A1は4基搭載と数が多く、複数のM.2 SSDを搭載したい場合に有利でした。個人的にはこの「変態仕様」に魅力を感じていました。MS-A2は3基とスロット数は減りました。
  • U.2対応: MS-A2はネイティブ対応のコンボスロットで、より本格的。MS-A1はアダプタ経由かつ排他利用でした。

M.2 22110対応: MS-A2の2つのスロットは、一般的な2280サイズに加え、より長い22110サイズのM.2 SSDにも対応します。これも企業向けSSDなどで採用されることがある規格です。

RAID: RAID 0(高速化)とRAID 1(冗長化)は両モデルともサポートしています。大切なデータを守るためのRAID 1構成や、さらなる速度を追求するRAID 0構成が可能です。

MS-A1はM.2スロットの「数」で勝負する拡張性、MS-A2はU.2や22110といった「対応規格の幅」と「速度性能」でプロフェッショナルな要求に応える拡張性、という方向性の違いがあると言えます。

まとめ:MS-A2 ストレージ性能と拡張性

  • M.2スロット: 合計3基搭載、全スロットPCIe 4.0対応可能(一部BIOS設定要)。
  • M.2性能: CrystalDiskMarkでリード13000 MB/s超を記録。MS-A1と比較して大幅な速度向上。
  • U.2対応: 1基のM.2スロットがU.2 NVMe SSDにネイティブ対応。最大15TB(または6TB)までの大容量化が可能。
  • その他規格: 2つのスロットはM.2 22110サイズにも対応。
  • RAID: RAID 0 / RAID 1 をサポート。
  • MS-A1との違い: スロット数はMS-A1(4基)より少ないが、U.2ネイティブ対応、M.2 22110対応、より高速なPCIe 4.0性能が特徴。
  • 用途: 大容量データ処理、サーバー用途、高信頼性が求められるストレージ環境に最適。

ネットワーク性能をレビュー: MS-A2の常識を超える超高速ネットワーク性能を検証

Minisforum MS-A2 ネットワーク

ここでは、Minisforum MS-A2が搭載する驚異的なネットワーク性能について、その実力と前モデル「Minisforum MS-A1」からの進化を詳しくレビューします。特に有線LANのスペックは、一般的なミニPCはもちろん、多くのデスクトップPCをも凌駕するもので、初めて仕様を見たときは正直、目を疑いました。

プロ仕様の選択肢:デュアル10Gbps SFP+ポート搭載

MS-A2のネットワーク性能で最も衝撃的なのは、10Gbps SFP+ポートを2つも搭載している点です 。これは通常、サーバーや高性能ワークステーション、ネットワーク機器などで見られるインターフェースであり、一般的なRJ45ポートよりも高速かつ安定した接続(特に光ファイバー接続時)を可能にします。

これにより、10Gbps対応のNAS(Network Attached Storage)やSAN(Storage Area Network)との超高速接続、データセンターレベルのネットワーク環境への直接接続、あるいは10Gbps対応機器同士のダイレクト接続など、従来のミニPCでは考えられなかったようなプロフェッショナルなネットワーク構成が、このコンパクトな筐体で実現できます。

大容量データの転送や、低遅延が求められるリアルタイム処理などで、その威力は絶大です。これは、前モデルMS-A1が搭載していたデュアル2.5Gbps RJ45ポート からの、まさに飛躍的な進化と言えます。

盤石の基本性能:デュアル2.5Gbps RJ45ポートも健在

10Gbps SFP+ポートに加えて、MS-A22.5Gbps RJ45 LANポート2つ搭載しています 。これはMS-A1と同等のスペックであり 、一般的な家庭やオフィス環境で普及し始めている2.5Gbpsネットワーク環境にも問題なく対応します。ルーターやNAS、他のPCとの接続など、汎用性の高いRJ45ポートが2つあることで、多様な接続ニーズに柔軟に対応できます。

例えば、1つをインターネット接続に、もう1つをNAS専用線にする、といった使い方も可能です。合計4つの高速有線LANポートを備えることで、ネットワークの冗長化や帯域幅の確保といった点でも、非常に高い信頼性とパフォーマンスを提供します。

最新規格に対応:Wi-Fi 6E & Bluetooth

有線LANだけでなく、無線ネットワーク機能も最新規格に対応しています。Wi-Fi 6EBluetooth 5.3(または5.2)をサポートしており 、配線のない環境でも高速で安定したワイヤレス接続が可能です。Wi-Fi 6Eは従来のWi-Fi 6よりも空いている6GHz帯を利用できるため、電波干渉の少ない快適な通信が期待できます。MS-A1Wi-Fi 6Eに対応していましたが 、MS-A2も引き続き最新のワイヤレス環境を提供してくれます。

さらなる拡張性:PCIeスロットの活用

もし標準搭載の4つの有線LANポートでも足りない、あるいはさらに特殊なネットワークカードが必要な場合でも、MS-A2なら内蔵のPCIe 4.0 x16(x8動作)スロットを活用できます 。ここに25Gbpsや40Gbpsといった超高速NIC(Network Interface Card)や、特定の機能を持つ専用ネットワークカードを増設することも可能です。この内蔵スロットによる拡張性の高さも、MS-A2を単なるミニPCではなく、真のミニワークステーションたらしめている重要な要素です。

まとめ:MS-A2 ネットワーク性能レビュー

  • 有線LAN (高速): 10Gbps SFP+ポート x 2 (X710チップセット) – MS-A1にはない最大の特長。
  • 有線LAN (標準): 2.5Gbps RJ45ポート x 2 (RTL8125+1226-Vチップセット) – MS-A1と同等。
  • 合計ポート: 高速有線LANポートを合計4基搭載。
  • 無線LAN: Wi-Fi 6E対応 – 高速で安定したワイヤレス通信。
  • Bluetooth: Bluetooth 5.3 (または5.2) 対応 。
  • 拡張性: 内蔵PCIeスロットにより、さらなるネットワークカード増設が可能 。
  • MS-A1との違い: 10Gbps SFP+ポートの有無が最大の違い。よりプロフェッショナルなネットワーク要件に対応。
  • 用途: 大容量データ転送、高速ストレージ接続、サーバー用途、低遅延ネットワーク環境構築に最適。

インターフェースをレビュー:MS-A2の豊富なポートと先進の接続性を検証

Minisforum MS-A2 前面インターフェース

ここでは、Minisforum MS-A2のインターフェース(接続ポート類)と接続性について、その使い勝手や前モデル「Minisforum MS-A1」からの変更点を中心にレビューします。ミニワークステーションとして、多様な周辺機器やディスプレイとの接続を想定した、充実した構成になっています。

使いやすい前面ポートと、プロ仕様の背面ポート

MS-A2の前面には、USB 3.2 Gen1 Type-A (5Gbps) が2つ、USB 2.0 Type-Aが1つ、そして3.5mmコンボジャック(ヘッドホン/マイク兼用)が配置されています 。USBメモリや外付けSSD、ヘッドセットなどを一時的に接続するのに非常に便利で、個人的には前面にUSBポートが3つあるのは使い勝手が良いと感じます。この前面ポート構成は、MS-A1とほぼ同じです 。

Minisforum MS-A2 インターフェース 背面

一方、背面ポートはMS-A1から大きく構成が変わりました 。まず目を引くのは、映像出力(Alt DP 2.0)と高速データ転送(10Gbps)に対応したUSB 3.2 Gen2 Type-Cポートが2つ搭載されている点です 。これにより、最新のUSB-C対応ディスプレイや高速ストレージ、ドッキングステーションなどをスマートに接続できます。さらに、USB 3.2 Gen2 Type-A (10Gbps)が1つ、USB 3.2 Gen1 Type-A (5Gbps)が1つあり、合計で6つのUSBポート(前面含む)を備えています 。

MS-A1からの変更点:ポート構成の進化と変化

MS-A1と比較すると、MS-A2ではいくつかのポートが変更・削除されています。

DisplayPortとOCuLinkの削除: MS-A1には独立したDisplayPort 2.0と、外部GPU接続などに使われたOCuLinkポートがありましたが、MS-A2ではこれらが無くなりました 。映像出力はHDMIとUSB-C(Alt DP)に集約され、GPU拡張は内蔵PCIeスロットが担う形です 。OCuLinkはユニークな特徴でしたが、より汎用的なUSB-Cと内蔵PCIeスロットに移行したと言えます。

USB4ポートの変更: MS-A1にあったUSB4ポート(40Gbps, Data|DP)は、MS-A2ではUSB 3.2 Gen2 Type-C(10Gbps, Alt DP)2つに置き換わりました 。最高速度は低下しましたが、ポート数が増え、両方とも映像出力に対応する柔軟性が増したと言えます。

USB Type-Aポート構成: 背面のUSB Type-Aポートは、MS-A1がGen2x1, Gen1x2, 2.0×1だったのに対し、MS-A2ではGen2x1, Gen1x1となり、数が減りましたが、より高速なポート(Gen2)の比率が高まっています 。

個人的には、USB-Cポートが映像出力とデータ転送を兼ねることで、ケーブル周りがすっきりするのは嬉しいポイントです。しかし、MS-A1のOCuLinkのような特殊な拡張性を求めていたユーザーにとっては、少し物足りなく感じるかもしれません。

最大3画面・8K対応の映像出力

MS-A2は、背面のHDMI 2.1ポート1つと、2つのUSB-Cポート(Alt DP 2.0)を使って、最大3画面の同時出力に対応しています 。HDMIポートは8K@60Hz、USB-Cポートは8K@30Hzまたは4K@144Hzの出力が可能です 。高解像度ディスプレイを複数使用するマルチタスク環境や、デジタルサイネージなどの用途にも十分対応できる性能です。MS-A1も3画面出力に対応していましたが、MS-A2ではUSB-Cポートを活用する形に変わりました 。

安定のワイヤレス接続:Wi-Fi 6E & Bluetooth

ワイヤレス接続は、最新規格のWi-Fi 6EBluetooth 5.3に対応しています 。これにより、高速で安定したインターネット接続や、ワイヤレスキーボード、マウス、イヤホンなどとのスムーズな連携が可能です 。配線の煩わしさから解放され、快適なデスクトップ環境を構築できます。

まとめ:MS-A2 インターフェースと接続性

  • 前面ポート: USB 3.2 Gen1 Type-A x2, USB 2.0 Type-A x1, 3.5mmコンボジャック 。日常的な利用に便利。
  • 背面ポート: USB 3.2 Gen2 Type-C (Alt DP 2.0, 10Gbps) x2, USB 3.2 Gen2 Type-A (10Gbps) x1, USB 3.2 Gen1 Type-A (5Gbps) x1, HDMI 2.1, 10G SFP+ x2, RJ45 2.5G x2, DC IN 。
  • USB構成: 合計6ポート。MS-A1から構成変更、USB4/OCuLink/DPは非搭載 。USB-Cによる映像出力に対応 。
  • 映像出力: 最大3画面対応 (HDMI 2.1 x1, USB-C Alt DP 2.0 x2) 。最大8K解像度に対応 。
  • ワイヤレス: Wi-Fi 6E および Bluetooth 5.3 対応 。
  • MS-A1との違い: OCuLinkや専用DPポートがなくなり、USB-Cの役割が増加 。USBポート構成も変更 。GPU拡張は内蔵PCIeスロットが担う 。

冷却性能をレビュー:Minisforum MS-A2のクーリング力と静音性を検証

Minisforum MS-A2 冷却システム

ここでは、Minisforum MS-A2の冷却性能と静音性について、その設計思想と前モデル「Minisforum MS-A1」との比較を交えながらレビューします。高性能なCPUを搭載するミニPCにとって、冷却能力と静音性は安定動作と快適な使用感に直結する重要な要素です。MS-A2はこの点にも注力していることがうかがえます。

進化した冷却テクノロジー:高TDP CPUを安定動作させる工夫

MS-A2は、最大100W TDPのターボ性能を発揮するAMD Ryzen™ 9 9955HXという強力なCPUを搭載しています 。このパワーを安定して引き出すために、MS-A2には「静かな冷却システム」と銘打たれた、先進的な冷却機構が採用されています 。

具体的には、3本の銅製ヒートパイプ、空力渦流ガイド溝、そして「画期的なターボファン」が組み合わされています 。さらに、CPUとヒートシンクの間の熱伝導を効率化する「相変化熱伝導性材料」も採用されています 。これらの技術により、システム全体の風量は30%、ターボファン単体では50%も増加すると説明されており、効率的な排熱を実現しています 。

前モデルMS-A1も、4本のヒートパイプやデュアルCPUファン、さらにSSD専用ファンや大型ヒートシンクを備え、冷却には非常に力が入れられていました 。MS-A2はヒートパイプの本数こそ減っていますが 、ターボファンや相変化材料といった新しい技術で、より強力になったCPUの発熱に対応しようという設計思想が見て取れます。実際に高負荷なレンダリングやエンコード作業を行っても、性能が安定して持続することを期待させます。

静音性への期待:静かな環境は保たれるか?

高性能CPUを強力に冷却しようとすると、ファンの回転数が上がり、動作音が大きくなるのが一般的です。MS-A2の冷却システムは公式に「静かな冷却システム」と説明されていますが、残念ながら具体的な騒音レベル(dB値)は提供された資料には記載されていませんでした 。

参考として、前モデルMS-A1はアイドル時25dB、全負荷時37dBという公式スペックがあり、実際のレビューでも「日常使いでは静か」「高負荷時もゲーミングPCほどうるさくはない」といった評価がされていました 。MS-A2はより高性能なCPUを搭載しているため、同じレベルの静音性を保つのは挑戦的かもしれません。

しかし、個人的には、効率的な冷却システム設計(風量増加や相変化材料など)により、高負荷時でもファン回転数を抑え、MS-A1と同等か、あるいはそれ以上の静音性を実現していてほしいと強く期待しています。特にオフィスやリビングなど、静かな環境で使う際には、動作音は非常に重要な要素です。この点は、実際の動作検証が待たれるところです。

まとめ:MS-A2 冷却性能と静音性

  • 冷却システム: 3本の銅製ヒートパイプ、ターボファン、空力渦流ガイド溝、相変化熱伝導性材料を採用 。
  • 冷却性能: システム風量が30%増加するとされ、高TDPのCPUを効率的に冷却することを目指した設計 。
  • MS-A1との比較: MS-A1(4ヒートパイプ、デュアルファン+SSDファン) とは異なるアプローチ。MS-A2は新技術で対応 。
  • 静音性: 公式には「静かな冷却システム」と説明 。
  • 期待: MS-A1(アイドル25dB/負荷時37dB) と同等以上。
  • 重要性: 高負荷時の安定動作と、静かな環境での快適な使用感を実現するための鍵となる要素。

Minisforum MS-A2 vs MS-A1:進化したミニワークステーション徹底比較

Minisforum MS-A2 本体 縦

ここでは、Minisforumのミニワークステーション MS-A2が、前モデルMS-A1からどのように進化したのか、主要なスペックを比較しながら詳しく見ていきます。どちらもコンパクトな筐体に高い性能を詰め込んだ魅力的なモデルですが、MS-A2は特にプロフェッショナルな要求に応えるべく、各所で大幅なパワーアップを遂げています。

CPU:コア数倍増!Zen 5世代の圧倒的パワーへ

  • MS-A1: AMD Ryzen™ 7 8700G (Zen 4, 8コア/16スレッド, 最大5.1GHz)
  • MS-A2: AMD Ryzen™ 9 9955HX (Zen 5, 16コア/32スレッド, 最大5.4GHz)

MS-A2は、コア数・スレッド数がMS-A1の2倍となり、アーキテクチャも最新のZen 5世代へと進化しました。L3キャッシュも16MBから64MBへと4倍に増量。これにより、特に動画編集や3Dレンダリング、仮想化環境など、複数のコアを同時に駆使するマルチタスク性能が劇的に向上しています。Cinebench R23のマルチコアスコア比較では、MS-A2は約35000点と、MS-A1(約17000点)の2倍以上の性能を示します。

内蔵GPU:構成変更とPCIe拡張へのシフト

  • MS-A1: AMD Radeon™ 780M (最大2900 MHz)
  • MS-A2: AMD Radeon™ 610M (最大2200 MHz)

内蔵GPUは、MS-A1のRadeon 780MからMS-A2ではRadeon 610Mへと変更されました。スペック上の最大周波数はMS-A1の方が高く、内蔵GPU単体でのグラフィックス性能、特にゲーム性能を重視する場合はMS-A1に分がある可能性があります。MS-A2は、CPU性能や後述する内蔵PCIeスロットによるグラフィックボード増設を前提とした構成と考えられます。

メモリ:より高速なDDR5-5600に対応

  • MS-A1: DDR5-5200 デュアルチャネル対応 (最大96GB)
  • MS-A2: DDR5-5600 デュアルチャネル対応 (最大96GB)

メモリは、対応速度がDDR5-5200からDDR5-5600へと向上しました。これにより、メモリ帯域幅が広がり、CPU性能をさらに引き出すことができます。最大搭載容量はどちらも96GBで共通です。

ストレージ:U.2ネイティブ対応と高速化

  • MS-A1: M.2 2280 x 4 (PCIe 4.0/3.0混在), U.2はアダプタ要
  • MS-A2: M.2 x 3 (全PCIe 4.0対応可, U.2/22110対応スロットあり)

MS-A2はM.2スロット数が3基に減りましたが、その内容は大きく進化しています。全スロットがPCIe 4.0の速度に対応可能となり、実測ベンチマークでもMS-A1を大幅に上回る速度を記録しています。さらに、1基がサーバーグレードのU.2 NVMe SSDにネイティブ対応し、他のスロットもより長いM.2 22110規格に対応するなど、プロ向けの選択肢が広がりました。

PCIe拡張性:外部から内部へ、より柔軟に

  • MS-A1: OCuLinkポート (外部拡張, PCIe 4.0 x4)
  • MS-A2: 内蔵PCIe 4.0 x16スロット (x8動作, 分割可)

MS-A1のユニークな特徴だった外部拡張用のOCuLinkポートに代わり、MS-A2は本体内部にPCIe 4.0 x16スロット(x8動作)を搭載しました。これにより、高性能グラフィックボードや高速ネットワークカード、キャプチャボードなどをスマートに内蔵でき、より本格的なカスタマイズが可能になっています。スロット分割機能も高度なニーズに応えます。

有線LAN:プロレベルの10Gbps SFP+をデュアル搭載

  • MS-A1: 2.5Gbps RJ45 x 2
  • MS-A2: 10Gbps SFP+ x 2 + 2.5Gbps RJ45 x 2

MS-A2のネットワーク機能は、まさにプロフェッショナル仕様です。MS-A1と同等の2.5Gbps RJ45ポート2つに加え、データセンターなどでも利用される超高速な10Gbps SFP+ポートを2つも搭載。これにより、10Gbps対応のNASやネットワーク機器との接続が可能となり、大容量データの転送などが劇的に高速化します。

インターフェース:USB-C中心の最新構成へ

  • MS-A1: USB4 x1, DP 2.0 x1, OCuLink x1 など
  • MS-A2: USB 3.2 Gen2 Type-C (Alt DP) x2, 10G SFP+ x2 など

背面のポート構成は大きく見直されました。MS-A2では、映像出力とデータ転送を兼ねるUSB Type-Cポート(Alt DP 2.0対応)が2つ搭載され、柔軟性が向上。一方で、MS-A1にあった専用のDisplayPort、OCuLink、USB4ポートは非搭載となりました。前面のUSBポート構成はほぼ同じですが、背面はより高速なUSBポート(Gen2 10Gbps)が増えています。

サイズと重量:わずかに大きく、でも軽く

  • MS-A1: 189.5 x 186 x 48 mm / 約1.7kg
  • MS-A2: 196 x 189 x 48 mm / 約1.4kg

MS-A2は幅と奥行きがわずかに増しましたが、高さは同じです。一方で、重量は約300g軽量化されており、取り回しやすさが向上しています。

このように、Minisforum MS-A2は、MS-A1のコンセプトを引き継ぎつつ、CPU、ネットワーク、内部拡張性などを中心に、よりプロフェッショナルな用途を見据えた大幅なスペックアップを果たしたモデルと言えます。

まとめ:MS-A2 vs MS-A1 主な違い

  • CPU: MS-A2がコア数/スレッド数倍増 (8→16コア)、キャッシュ4倍、Zen 5アーキテクチャ採用で大幅に高性能化。
  • 内蔵GPU: MS-A1(Radeon 780M)の方が高クロック。MS-A2(Radeon 610M)はPCIe拡張前提か。
  • メモリ: MS-A2がより高速なDDR5-5600に対応(MS-A1は5200)。
  • ストレージ: MS-A2はM.2スロット数減(4→3)も、全スロットPCIe 4.0対応、ネイティブU.2/22110対応で高機能化・高速化。
  • PCIe拡張: MS-A2は内蔵PCIe x16スロット搭載、MS-A1は外部OCuLinkポート。
  • 有線LAN: MS-A2はデュアル10G SFP+ポートを追加し、プロレベルの高速通信に対応。
  • ポート: MS-A2はDP/OCuLink/USB4非搭載の代わりにUSB-C (Alt DP)x2を追加し、構成を刷新。
  • サイズ/重量: MS-A2はわずかに大型化するも、約300g軽量化。

Minisforum MS-A2のメリット・デメリット

ここでは、Minisforum MS-A2と他のミニPCと比較した場合のメリット(長所)とデメリット(弱点)について解説します。

メリット(長所、利点)

メリット1:圧倒的なCPU性能

Minisforum MS-A2が搭載するAMD Ryzen 9 9955HXは、16コア32スレッドというスペックで、比較対象のどのモデルよりも強力です 。特に、前モデルMinisforum MS-A1が搭載可能なRyzen 7 8700G(8コア16スレッド) と比較すると、コア数・スレッド数が倍増しており、マルチタスク性能で大きなアドバンテージがあります 。

Intel系のGMKtec NucBox K10 やMinisforum MS-01 が搭載するCore i9(最大14コア20スレッド)をも上回るコア数です。

メリット2:プロ級のネットワーク機能

MS-A2の最大の特長の一つは、10Gbps SFP+ポートを2基も搭載している点です 。これは、比較対象のMinisforum MS-A1(2.5Gbps RJ45 x2のみ) やGMKtec NucBox K10(2.5Gbps RJ45 x1のみ) 、GMKtec NucBox G9(2.5Gbps RJ45 x2のみ) にはない、プロフェッショナルレベルの高速ネットワーク機能です。

Minisforum MS-01も10Gbps SFP+ポートを2基搭載しています が、MS-A2は最新CPUとの組み合わせでより高性能なワークステーションとなり得ます。

メリット3:優れた拡張性(PCIeスロットとU.2対応)

本体内部にPCIe 4.0 x16(x8動作)スロットを備えている点も大きなメリットです 。これにより、高性能グラフィックボードや特殊な拡張カードを内蔵できます。これは外部拡張(OCuLink)に頼るMS-A1 とは異なるアプローチです。

また、サーバーグレードのU.2 NVMe SSDにネイティブ対応 している点も、アダプタが必要なMS-A1 や、対応していないNucBox K10 、NucBox G9 と比較して優れています。MS-01もU.2に対応していますが 、MS-A2は最新CPUと組み合わせて利用できます。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:内蔵GPU性能の低さ

MS-A2の内蔵GPUはAMD Radeon 610M ですが、これはMS-A1が搭載するRadeon 780M よりもスペック(周波数)が低く、グラフィック性能、特にゲーム性能では劣る可能性が高いです 。

NucBox K10 やMS-01 のIntel Iris Xe Graphicsと比較しても、単体での性能は限定的と考えられます。本格的なグラフィック性能を求める場合は、PCIeスロットへのグラフィックボード増設が前提となります。

デメリット2:価格の高さ

MS-A2は非常に高価です。ベアボーンキットでも13万円を超え、メモリ・SSD搭載モデルは17万円以上となります 。これは、ベアボーンモデルが約4万円から購入可能なMS-A1 や、実質9万円台で購入できるNucBox K10 、3万円台で購入できるNucBox G9 と比較すると、圧倒的に高価格帯です。MS-01も高性能ですが、下位CPUモデルなら実質6万円台から選択肢があります 。コストパフォーマンスを重視する場合、MS-A2は不利と言えます。

デメリット3:一部インターフェースの省略

MS-A2は最新のUSB-Cポート(Alt DP対応)を2基搭載するなどインターフェースは豊富ですが 、MS-A1にあった独立したDisplayPort 、外部GPU接続などに使われたOCuLinkポート 、そして高速なUSB4ポート が省略されています 。これらの特定のポートを必要とするユーザーにとってはデメリットとなります。MS-01はUSB4ポートを2基搭載しています 。

Minisforum MS-A2のスペック(仕様)

  • プロセッサ: AMD Ryzen 9 9955HX (16コア/32スレッド, 最大5.4 GHz)
  • GPU: AMD Radeon 610M (グラフィックス周波数2200 MHz) (統合グラフィックス)
  • RAM: 64GB / 96GB DDR5-5600Mhz デュアルチャネル (SODIMMスロットx2), 最大96GBまで
  • ストレージ: 1TB SSD / 2TB SSD
    ※M.2 2280/U.2 NVME SSDスロット (PCIe 4.0×4) x 1 (最大U.2で15TB対応)
    ※M.2 2280/22110 NVME/SATA SSDスロット (デフォルト PCIe 3.0×4, BIOSでPCIe 4.0×4切り替え可能) x 2 (最大4TB/スロット対応)
    ※合計3つのM.2 PCIe4.0 NVMe SSDスロット搭載、最大計12TB、7000MB/s転送速度に対応
  • 拡張ストレージ: PCIe4.0 x16スロット x 1 (速度PCIe4.0 x8まで・分割対応)
  • 電源: DC 19V (電源アダプター含み)
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.3
  • 有線LAN: 10Gbps SFP+ LAN x2, 2.5Gbps RJ45 LAN x2
  • 前面インターフェース: 3.5mm コンボ ジャックx1, USB3.2 Gen1 Type-A (5Gbps)x2, USB2.0 Type-A x1
  • 背面インターフェース: USB3.2 Gen2 Type-C (Alt DP2.0, 10Gbps)x2, 10G SFP+ ポートx2, RJ45 2.5G イーサネットポートx2, USB3.2 Gen2 Type-A (10Gbps)x1, USB3.2 Gen1 Type-A (5Gbps)x1, HDMI 2.1 x1
  • 映像出力: HDMI 2.1 (8K@60Hz) x1, USB-C(8K@30Hz・4K@144Hz)x2 (Alt DP2.0). 3画面表示に対応
  • 冷却システム: 3本のヒートパイプ銅製熱伝導構造, ターボファン, 空力渦流ガイド溝, 相変化熱伝導性材料を採用
  • 消費電力: CPUのTDP: 55-75W
  • VESAマウント: 非対応
  • OS: Windows 11 (ベアボーンキット除く)
  • サイズ: 196x189x48mm (1.78Lミニボディ)
  • 重量: 約1.4kg
  • カラー: ブラック
  • 付属品: 1 x 電源アダプター、1 x 電源ケーブル、1 x HDMI ケーブル、1 x 取扱説明書(日本語対応)

Minisforum MS-A2の評価

Minisforum MS-A2 メモリスロット

7つの基準で「Minisforum MS-A2」を5段階で評価してみました。

スペック: ★★★★★
AMD Ryzen 9 9955HX (16コア/32スレッド)を搭載し、前モデルMS-A1の2倍以上のCPU性能(Cinebench R23マルチ)を誇ります。メモリも高速なDDR5-5600に対応し、最大96GBまで搭載可能です。プロフェッショナルな高負荷作業にも応える、ミニPCとしては最高クラスのスペックです。

デザイン: ★★★★☆
軽量(約1.4kg)かつ剛性感のある金属製ボディで高級感があります。サイズはコンパクト(196x189x48mm)で、デスク上にもすっきり設置できます。ただし、VESAマウントに非対応な点と、設置が横置き基本となる点が、わずかにマイナスです。

通信: ★★★★★
最大の特徴は、サーバー等で使われる10Gbps SFP+ポートを2つ搭載している点です。これに加えて2.5Gbps RJ45ポートも2つ備え、有線LANは非常に強力です。無線も最新のWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応しており、ネットワーク性能は最高レベルと言えます。

機能(拡張性): ★★★★★
内蔵のPCIe 4.0 x16スロット(x8動作)により、高性能グラフィックボードや特殊なネットワークカードなどを増設できます。ストレージもPCIe 4.0対応M.2スロットを3基搭載し、うち1基はU.2 NVMe SSDにネイティブ対応。サーバー級の拡張性を持ちます。

冷却性能: ★★★★☆
3本のヒートパイプ、ターボファン、相変化熱伝導材などを採用した「静かな冷却システム」を搭載しています。高TDPのCPUを効率的に冷却する設計ですが、具体的な騒音値データがないため、満点には至りませんでした。高負荷時の実際の静音性が気になるところです。

使いやすさ: ★★★★☆
前面にUSBポート3つとオーディオジャックがあり、日常的な接続は便利です。背面にもUSB-C(Alt DP対応)x2を含む豊富なポートを備えます。ただし、MS-A1にあった専用DPやOCuLink、USB4が非搭載になった点は、用途によってはマイナスかもしれません。3画面出力対応は良好です。

価格: ★★☆☆☆
ベアボーンキットでも13万円を超え、メモリ・SSD搭載モデルは17万円以上と、ミニPCとしては高価な部類に入ります。比較対象として挙げられている他のミニPC(NucBox G9やMS-A1ベアボーン等)と比較すると、コストパフォーマンスの点では劣ります。

総評: ★★★★☆

プロフェッショナル向けミニワークステーションとしての完成度

Minisforum MS-A2は、ミニPCの枠を超えた「ミニワークステーション」と呼ぶにふさわしい、極めて高い性能と拡張性を備えたマシンです。特に、最新世代のAMD Ryzen 9 9955HXプロセッサがもたらす圧倒的なCPUパワーは、動画編集、3Dレンダリング、仮想化環境といったプロフェッショナルな高負荷作業において、前モデルMS-A1を遥かに凌駕する処理能力を発揮します。

ネットワークと拡張性の頂点

特筆すべきは、10Gbps SFP+ポートデュアルで搭載した点です。これは一般的なPCでは見られない仕様であり、高速NASやサーバーとの接続、データセンターレベルのネットワーク環境への対応を可能にします。さらに、内蔵PCIe 4.0 x16スロットの搭載により、高性能グラフィックボードや特殊な拡張カードを内蔵できる自由度は、他のミニPCとは一線を画します。U.2 SSDへのネイティブ対応も、サーバー用途を見据えた本格的な仕様と言えるでしょう。

デザインと価格のトレードオフ

デザインは金属製で高級感があり、コンパクトながらも所有欲を満たす仕上がりです。前モデルより軽量化されている点も評価できます。しかし、その高性能と拡張性の代償として、価格はミニPCとしてはかなり高額です。ベアボーンキットでさえ13万円を超えるため、一般的な用途やコストパフォーマンスを重視するユーザーには、オーバースペックかつ高価に感じられるでしょう。

まとめ

MS-A2は、妥協のないCPU性能、サーバーグレードのネットワーク機能とストレージ拡張性、そしてPCIeスロットによるカスタマイズ性を求めるプロフェッショナルユーザーや、特定のヘビーな用途を持つユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となります。

ただし、その価格帯と、内蔵GPU性能が(単体では)控えめである点を考慮すると、万人向けの製品ではありません。価格に見合うだけの明確な目的を持つユーザーにとっては、星5つに近い価値を持つマシンですが、一般的な視点からは価格がネックとなり、星4つと評価しました。

Minisforum MS-A2は買うべきか?:最適なミニPCかどうかを最終判断

Minisforum MS-A2は、ミニPCの概念を打ち破るほどの高性能と拡張性を秘めたマシンですが、その購入を検討する際には、いくつかの重要な点を考慮する必要があります。この記事では、これまでの情報を総括し、MS-A2が本当に「買い」なのか、そしてどのようなユーザーにとって最適なのかを詳しく解説します。

圧倒的な性能とプロ級機能:MS-A2の魅力

MS-A2の最大の魅力は、最新のAMD Ryzen 9 9955HXがもたらすクラス最高のCPU性能と、デュアル10Gbps SFP+ポートというプロフェッショナルグレードのネットワーク機能にあります 。さらに、内蔵PCIe 4.0 x16スロットによるグラフィックボード等の増設自由度や、U.2 NVMe SSDへのネイティブ対応も、他のミニPCにはない大きなアドバンテージです 。これらの機能は、動画編集、サーバー運用、高速なデータ処理など、極めて高い性能を要求するユーザーにとって、非常に魅力的です。

無視できない注意点:価格とGPU性能

一方で、MS-A2には明確な注意点も存在します。最も大きな障壁はその価格です。ベアボーンキットでも13万円以上 という価格設定は、前モデルMS-A1(ベアボーン約4万円 )や他の高性能ミニPCと比較してもかなり高価です。

また、内蔵GPUの性能はMS-A1よりも控えめ であり、単体でのゲーム性能などは期待できません。高性能グラフィックスが必要な場合は、別途グラフィックボードの購入費用も考慮に入れる必要があります。

MS-A2 vs MS-A1:どちらを選ぶべきか?

MS-A2とMS-A1を比較すると、その性格の違いは明確です。最高のCPU性能、10Gbpsネットワーク、U.2ストレージ、そして内蔵PCIeスロットによる本格的な拡張性を求めるなら、価格が高くてもMS-A2が有力候補となります。特に、グラフィックボードを後から増設する前提であれば、MS-A2のプラットフォームは最適でしょう。

対して、CPU性能はそこそこでも、より安価に導入したい、内蔵GPU性能(Radeon 780M)を活かしたい、あるいはOCuLinkUSB4ポートが必要というユーザーには、MS-A1の方が適しています 。MS-A1はCPU交換が可能 というユニークな特徴もあり、自作的な楽しみ方もできます。

結論:MS-A2は誰におすすめか?

Minisforum MS-A2は、その価格に見合うだけの明確な目的を持つユーザーにとっては、非常に価値のある投資となり得ます。具体的には、妥協のないCPUパワーを必要とするプロクリエイターや開発者、10Gbpsネットワーク環境を構築したいユーザー、サーバーグレードのストレージや特殊な拡張カードをコンパクトな筐体で利用したい専門家などです。

しかし、一般的なPC利用、コストパフォーマンス、あるいは内蔵GPUでのゲームプレイを重視するユーザーにとっては、MS-A2はオーバースペックであり、価格も高すぎると言わざるを得ません。そのような場合は、MS-A1や他のより安価なミニPCを検討する方が賢明でしょう。最終的にMS-A2が「買い」かどうかは、あなたの具体的なニーズと予算、そしてMS-A2が持つ尖った性能・機能にどれだけ価値を見出せるかにかかっています。

Minisforum MS-A2の価格・購入先

※価格は2026/01/29に調査したものです。価格は変動します。

※2025年4月27日に予約販売開始。2025年5月15日から出荷開始(予定)

Minisforum公式サイト

ベアボーンモデル

  • AMD Ryzen™ 9 7945HXモデルで94,399円
  • AMD Ryzen™ 9 9955HXモデルで135,999円

完成品

  • AMD Ryzen™ 9 7945HX・64GB RAM+1TB SSDモデルで151,999円、

で販売されています。

Minisforum公式サイトで「Minisforum MS-A2」をチェックする

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフー)

  • Amazonで132,790円(AMD Ryzen 9 9955HX・ベアボーン)、
  • 楽天市場で117、999円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで158,184円、

で販売されています。

Amazonで「Minisforum MS-A2」をチェックする

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ヤフーショッピングで「Minisforum MS-A2」をチェックする

AliExpressで「Minisforum MS-A2」をチェックする

米国 Amazon.comで「Minisforum MS-A2」をチェックする

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おすすめのライバル機種と価格を比較

Minisforum MS-A2に似た性能をもつミニPCも販売されています。

Minisforum MS-A1

Minisforumから発売されたCPU交換式のミニPC(ベアボーンPC)です(2024年7月23日 発売)。

AMD Ryzen 7 8700G、最大96GBまでのDDR5-5200MHzメモリ、4つのM.2 2280 SSD ストレージを搭載可能で、4K 3画面出力(USB4、HDMI 2.1、Displayport 2.0)、8K映像出力、USB4 ポート、OCuLinkポート、Wi-Fi 6E 、Bluetooth 5.2、2.5G デュアル有線LAN通信に対応しています。

✅価格は、楽天市場で45,920円(ベアボーン)、ヤフーショッピングで127,071円、です。

👉関連記事:CPU交換式「Minisforum MS-A1」のメリット・デメリット

Amazonで「Minisforum MS-A1」をチェックする

GMKtec NucBox K10

GMKtecから発売された第13世代 Intel Core i9-13900HK 搭載のミニPCです(2025年3月 発売・ベアボーンモデルあり)。

DDR5 5200MHzメモリ(32GB/64GB)、PCIe x4 NVMe M.2 SSDストレージ(512GB/1TB/2TBモデル)、Intel Iris Xe Graphics、産業用COMポート、Windows 11 Pro(Linuxサポート)を搭載しています。

また、4画面同時出力(HDMIx2, DPx1, Type-C DPx1)、8K映像出力、最大96GBまでのメモリ拡張、最大12TBまで拡張可能なM.2スロットx3、冷却システム、VESAマウント、

USB 3.2 x 2、Type-C (DP/DATA) x 1, USB 2.0 x 4、USB 3.2 x 2、2.5Gギガビット有線LAN、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2にも対応しています。

✅価格は、楽天市場で167,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで169,147円、GMKtec公式サイトで$439.99(ベアボーン)、です。

👉関連記事:GMKtec NucBox K10 レビュー!Core i9ミニPCを徹底解剖

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Minisforum MS-01

Minisforumから発売されたIntel Core i9-13900H/Core i9-12900H搭載のミニPCです(2023年12月28日に発売)。

32GB DDR5メモリ、1TB M.2 SSD搭載で、U.2&M.2 NVME SSDスロット(最大24TB)、PCIe 4.0×16スロット(グラボ追加)、光ファイバー/LANケーブルに対応した10Gbps SFP+ポート、8K 3画面出力、冷却システム、デュアルUSB4、デュアルギガビット有線LAN通信、Wi-Fi6、Bluetooth 5.2に対応しています。

✅価格は、Amazonで68,799円(税込・Core i5-12600H)、楽天市場で85,999円(送料無料・Core i5-12600H)、ヤフーショッピングで109,300円、です。

👉関連記事:バツグンの拡張性「Minisforum MS-01」と超高性能ミニPCを比較

Amazonで「Minisforum MS-01」をチェックする

DESKMINI B860

ASRockから発売されたIntel LGA1851 ソケット対応のベアボーンPCです(2026年1月30日 発売)。

Intel B860チップセット、120W ACアダプター、Wi-Fiモジュール用のM.2スロットを搭載しています。

また、Intel Core Ultra プロセッサ (シリーズ2)、DDR5 SO-DIMM メモリ (最大128GB, 5600MHz / OC 7200MHz対応)、2.5インチ SATA 6Gb/s SSD/HDD もしくはM.2 PCIe Gen5x4 / Gen4x4 ストレージ(合計で最大4台)を搭載可能。

最大4画面出力(Thunderbolt 4、DisplayPort 1.4、HDMI 2.1)、Thunderbolt 4 x1、DisplayPort 1.4 x2、HDMI 2.1 x1、USB 3.2 Gen2x2 Type-C x1、USB 3.2 Gen2 Type-A x2、USB 3.2 Gen1 Type-A x1、高さ47mmまでのCPUクーラー、ヘッドホン/マイク端子、2.5ギガビット有線LANにも対応しています。

✅価格は、35,980円 前後(税込)です。

👉関連記事:DeskMini B860とCore Ultra 200Sで組む最強ミニPC

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GMKtec NucBox G9

GMKtecから発売されたTwin Lake世代 Intel N150 搭載のミニPCです(2025年1月発売)。

12GB LPDDR5 4800 メモリ、64GB EMMC /64GB+512GB/64GB+1TB M.2 2280 NVMe PCle 3.0ストレージ、4つのM.2拡張スロットを搭載しています。

また、4K 3画面出力(USB Type-C、HDMI ( 4K@60Hz ) x2)、冷却システム、VESAマウント、ストレージ拡張(M.2 2280 NVMe で最大16TBま)、NAS(M.2 2280 NVMe で最大32TBまで増設可能、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G・デュアル ギガビット有線LANにも対応しています。

✅価格は、Amazonで40,473円、楽天市場で61,389円、AliExpressで35,968円、です。

👉関連記事:驚異の32TB!GMKtec NucBox G9のNAS性能を徹底レビュー

Amazonで「GMKtec NucBox G9」をチェックする

他のMinisforumミニPCと比較

他にもMinisforumのミニPCが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

MINISFORUMのハイスペックな小型PC ラインナップ まとめ

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激安で買える海外製の小型PC 最新 機種 ラインナップ まとめ

海外製の小型PCをまとめて紹介しています。

Intel N150ミニPCはこう選べば正解!2025最新の性能・価格を比較

最新のN150ミニPCをまとめて紹介しています。

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【2025最新】マザーボードが破格で注目!おすすめモデルと選び方

デスクトップPC

Core Ultra デスクトップPC【2025最新】おすすめ9選|AI性能で差をつける!

【2025年版】第14世代のデスクトップPCへ買い替えよう! 最新モデル10選

【2025】レノボ デスクトップPCおすすめ!タワー・小型・一体型を徹底比較

この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
動画はYouTubeで(https://www.youtube.com/@秋葉原ぶらり)公開中。

GEEKOMミニPC完全ガイド!2025 全機種比較と性能/選び方を徹底解説

GEEKOM ミニPC 2025
2025年、ミニPCの人気が高まる中、ひと際存在感を放っているのが「GEEKOM」(ギーコム)です。

洗練されたデザイン、堅牢な金属筐体、そして最新のIntelやAMDプロセッサを搭載したパワフル性能。

ミニPCの性能向上を望む声に応えつつも、10万円前後の手の届く範囲に収めた価格帯で、その人気はますます高まるばかりです。

しかし、その一方で、日本ではまだ十分に「GEEKOM」ミニPCの存在が十分に知られていない現状があります。

実際、「GEEKOMって何?どこの国のメーカー?」、「安全に使えるの?」といった疑問を抱く人も多いようです。

そこで今回は、GEEKOMとは?といった基本的なことから、主要製品のラインナップ、そしてその性能の比較から選び方まで徹底的に紹介!

安全性や品質、Windowsライセンスといった気になる点も含めて、GEEKOMミニPCに関するあらゆる情報を網羅的に解説します。

【この記事で分かること】

  1. GEEKOMというメーカーの概要(設立経緯、拠点、特徴など)
  2. GEEKOMミニPCの全ラインナップ(Intel / AMD Ryzen搭載モデルの全体像)
  3. Intel搭載 各モデルの詳細スペックと特徴
  4. AMD Ryzen搭載 各モデルの詳細スペックと特徴
  5. 主要モデルのCPU性能比較(Passmarkベンチマークスコア)
  6. あなたの使い方に合った最適なモデルの選び方(用途・目的別診断)
  7. GEEKOM製品の安全性、耐久性、品質に関する情報
  8. GEEKOMミニPCに搭載されているWindowsライセンスについて

各モデルの紹介にはリンクがあり、そこからさらにくわしい性能や機能、ベンチマーク、ゲーム性能、価格などが分かるようになっています。ぜひ活用して自分にピッタリのGEEKOMミニPCを見つけてみてください。

GEEKOMとは?

GEEKOM-2025

GEEKOMは、2003年に設立された多国籍コンシューマーエレクトロニクス企業で、特にミニPCの製造・販売を主力としています。元々は台湾で設立され、先進的なコンピュータ技術の提供を目指していましたが、現在は中国深圳に本社を置いています。深圳はアジア有数のハイテク産業集積地であり、GEEKOMはこの地を拠点にグローバルな製品展開を進めています。

一方で、技術開発の中心は台湾にある研究所が担っており、台湾の高度な技術力とデザインセンスを活かした製品開発が続けられています。このように、GEEKOMは台湾の技術力と中国の生産力を融合させた事業運営を行っているのが特徴です。

GEEKOMの販売体制

GEEKOMは、世界中の幅広い地域や国に向けて製品を販売しており、グローバルに事業を展開しています。主な販売方法としては、各国・地域に合わせた公式ウェブサイトを設けてオンラインでの直接販売を行っています。この公式ストアを通じて、顧客は最新の製品情報や詳細な仕様、価格を確認し、自身のニーズに合ったミニPCなどを直接購入することができます。

また、公式サイトでは、FAQやカスタマーサポートへの問い合わせ窓口も用意されており、購入前後の疑問点や問題に対するサポート体制も整えられています。

日本市場での展開

日本市場においては、GEEKOMは「GEEKOM株式会社」という日本法人を設立し、積極的に事業を展開しています。この日本法人は神奈川県横浜市に運営事業所を置き、日本国内における販売およびサポート体制の強化を図っています。これにより、日本の消費者はより安心して製品を購入し、国内でのサポートを受けられるようになりました。

販売チャネルとしては、日本向けの公式ウェブサイト(geekom.jp)でのオンライン直販に加え、大手ECプラットフォームであるAmazon.co.jp楽天市場にも公式ストアを出店しています。これらのオンラインストアを通じて、日本の顧客はGEEKOMのミニPCなどを手軽に購入することが可能です。製品は日本国内の倉庫から配送されます。

GEEKOMミニPCラインナップの全体像:Intel / AMD 搭載シリーズ紹介

GEEKOM-2025

GEEKOMミニPCの2つのCPU系統

GEEKOMのミニPCラインナップは、搭載されているCPU(プロセッサ)によって大きく2つの系統に分けられます。一つはIntel社のCPUを搭載したモデル群、もう一つはAMD社Ryzenプロセッサを搭載したモデル群です。

どちらのCPUを選択するかによって、PCの得意な処理や価格帯が変わってくるため、用途や予算に合わせて最適な系統を選ぶことが重要になります。この2つの系統を理解することで、数多くあるGEEKOMのミニPCの中から、自分に合った一台を見つけやすくなります。

Intel搭載モデルシリーズ:多様なニーズに応えるラインナップ

Intel CPUを搭載したGEEKOMミニPCは、最新のCore Ultraプロセッサを搭載した高性能な「GTシリーズ」や、Core i9/i7/i5などを採用しビジネス用途から日常使いまで幅広く対応する「ITシリーズ」、そして省電力なNシリーズCPU(N100など)を搭載し、手頃な価格で基本的なタスクをこなせる「Airシリーズ」といった複数のシリーズで構成されています。

特にITシリーズ(IT13, IT12など)は世代ごとに最新のIntel Coreプロセッサを採用し、高い処理能力と豊富なインターフェースを持つバランスの取れたモデルが多いのが特徴です。

一方、Airシリーズ(Air 12, Air 12 Lite)は、コンパクトさと省電力性を重視し、Web閲覧や書類作成などの軽作業に適したエントリーモデルとして位置づけられています。最新のGTシリーズ(GT1 MEGA, GT13)では、AI処理能力が強化されたCore Ultraプロセッサや高性能なグラフィックスを搭載し、より高度なタスクにも対応可能です。

AMD Ryzen搭載モデルシリーズ(Aシリーズ):グラフィック性能とコストパフォーマンス

AMD Ryzenプロセッサを搭載したモデルは、主に「Aシリーズ」として展開されています。このシリーズは、Ryzen 9、Ryzen 7といった高性能なCPUを搭載し、特に内蔵グラフィックス(Radeon Graphics)の性能が高いことが特徴です。これにより、Intel搭載モデルと比較して、動画編集や比較的軽めのゲームなど、グラフィック処理能力が求められる用途において高いパフォーマンスを発揮する傾向があります。

Aシリーズには、最新のRyzen 8000/7000シリーズを搭載したハイエンドモデル(A8, A7, A8 MAX)から、コストパフォーマンスに優れたRyzen 6000/5000シリーズ搭載モデル(A6, A5)まで、幅広い性能と価格帯の製品がラインナップされています。クリエイティブな作業やエンターテイメント用途を重視するユーザーにとって、AMD Ryzen搭載のAシリーズは有力な選択肢となるでしょう。

【Intel搭載モデル】GEEKOM ミニPCのラインナップ徹底紹介!スペックと特徴まとめ

ここではIntel搭載 GEEKOM ミニPCのラインナップを紹介します。関連記事のリンク先から、さらに詳しい性能や機能、ベンチマーク、価格などが分かるようになっています。

<Intel>

GEEKOM IT15

Core Ultra 9搭載、次世代AIワークステーションミニPC

第2世代Intel Core Ultra 9 285Hを搭載した、AI時代のハイエンドミニPCです。32GBメモリと2TB SSDを標準装備し、内蔵NPUとArcグラフィックスがクリエイティブ作業を強力にサポートします。Wi-Fi 7やUSB4などの最新規格を0.46Lの堅牢なメタルボディに凝縮し、デスク環境を革新します。

GEEKOM IT15の詳細を公式サイトで確認する

おすすめポイント

  • 最新のCore Ultra 9 285HとArc Xe-LPG+ GPUにより、AI処理とグラフィックス性能が大幅に向上。
  • Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、USB4、2.5G LANを搭載し、超高速通信と最大4画面出力を実現。
  • 耐荷重200kgの頑丈なフルメタルフレームと、静音性に優れたIceBlast 2.0冷却システムを採用。

スペック>(GEEKOM IT15)

  • CPU: Intel Core Ultra 9 285H (16コア/16スレッド 最大5.4GHz)
  • GPU: Intel Arc Xe-LPG+ A140T グラフィックス (内蔵GPU)
  • メモリ: 32GB DDR5-5600 (最大64GB)
  • ストレージ: 2TB M.2 2280 PCIe Gen4 x4 SSD
  • 主なインターフェース: USB4 x2, USB3.2 Gen2 x3, HDMI 2.0 x2, 2.5G LAN, SDカードスロット
  • サイズ/重量: 135.5 x 115.5 x 34.5 mm (約0.46L)
  • OS: Windows 11 Pro
  • 価格帯: 154,900円

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GEEKOM GT13 Pro 2025

Core i9-13900HK搭載、高コスパとプレミアム感を両立した高性能ミニPC

第13世代インテル Core i9-13900HKを搭載した、ハイエンドかつ高コストパフォーマンスなミニPCです。最大5.4GHzの処理能力を持つ14コアCPUを、片手に収まるマットブルーの高級メタル筐体に凝縮しました。USB4ポートを2基搭載し、最大4画面出力や8K映像出力にも対応するなど、クリエイティブな作業環境を省スペースで実現します。

GEEKOM GT13 Pro 2025の詳細を公式サイトで確認する

おすすめポイント

  • Core i9-13900HK(14コア/20スレッド)を搭載し、高負荷なマルチタスクも快適な圧倒的パフォーマンス。
  • USB4×2とHDMI×2を装備し、最大4画面の同時出力や8K映像出力に対応する優れた拡張性。
  • マットブルーの上質なフルメタル筐体を採用し、米軍用規格レベルの耐久性とスタイリッシュなデザインを両立。

スペック>(GEEKOM GT13 Pro 2025)

  • CPU: Intel Core i9-13900HK (14コア/20スレッド 最大5.4GHz)
  • GPU: Intel Iris Xe グラフィックス (内蔵GPU)
  • メモリ: 16GB デュアルチャネル DDR4 SODIMM (最大64GB)
  • ストレージ: 1TB SSD PCIe Gen 4×4 (最大2TB)
  • 主なインターフェース: USB4 x2, USB3.2 Gen2 x3, HDMI 2.0 x2, 2.5G LAN, SDスロット
  • サイズ/重量: 112.2 x 112.2 x 38 mm
  • OS: Windows 11 Pro
  • 価格帯: 99,900円

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GEEKOM MEGAMINI G1

世界最小クラスの水冷ゲーミングミニPC、RTX 4060搭載の傑作

第13世代インテル Core i9-13900HKとNVIDIA GeForce RTX 4060を搭載した、世界最小クラスの水冷式ゲーミングミニPCです。わずか6L未満の近未来的な筐体に、高効率な静音水冷システムとリアルタイム性能モニターを内蔵。OCuLinkポートも備え、最新ゲームからAI生成、クリエイティブ作業まで圧倒的なパフォーマンスを提供します。

GEEKOM MEGAMINI G1の詳細を公式サイトで確認する

おすすめポイント

  • Core i9-13900HKとRTX 4060を搭載し、レイトレーシングや生成AIも快適なデスクトップ級性能。
  • 独自の高性能水冷システムにより、高負荷時でも静音(26dB以下)かつ強力に冷却。
  • OCuLinkやUSB4など計15ポートを搭載し、筐体前面にはステータスが表示されるモニタースクリーンを装備。

スペック>(GEEKOM MEGAMINI G1)

  • CPU: Intel Core i9-13900HK (14コア/20スレッド 最大5.4GHz)
  • GPU: NVIDIA GeForce RTX 4060 8GB (独立型グラフィックス)
  • メモリ: 32GB DDR5-5200 (最大64GB)
  • ストレージ: 2TB M.2 PCIe Gen4 NVMe SSD
  • 主なインターフェース: OCuLink, USB4 x2, USB3.2 Gen2 x2, HDMI 2.0 x2, 2.5G LAN, SDスロット
  • サイズ/重量: 255 x 150 x 150 mm (容量約6L)
  • OS: Windows 11 Pro
  • 価格帯: 269,000円

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GEEKOM NUC GT1 MEGA

GEEKOM NUC GT1 MEGA

GEEKOM NUC GT1 MEGAは、最新のIntel Core Ultraプロセッサ(Ultra 9/7/5から選択可能)を心臓部に持つ、非常にパワフルなミニPCです。32GBの大容量DDR5メモリと高速な1TB PCIe Gen4 SSDを標準搭載し、負荷の高い作業もスムーズにこなします。

このモデルの大きな魅力は、プロセッサに統合されたNPUによる高度なAI処理能力と、最大4台のモニターへ同時出力できる点にあります。さらに、最新のWi-Fi 7、Bluetooth 5.4、そして2つの超高速USB4ポートと2つの2.5G有線LANポートを備え、通信速度と接続性においても妥協がありません。コンパクトな筐体に最先端技術を凝縮し、クリエイティブワークからヘビーなマルチタスクまで幅広く対応する、まさに「MEGA」な一台です。

GEEKOM NUC GT1 MEGAの詳細を記事で確認する

スペック:GEEKOM NUC GT1 MEGA

  • CPU: Intel Core Ultra 9 -185H / Intel Core Ultra 7-155H / Intel Core Ultra 5-125H
  • GPU: Intel Arc graphics(U9) / Intel Arc i-GPU(U5,U7)
  • メモリ: 32GB DDR5 5600MHz デュアルchannel
  • ストレージ: 1TB M.2 2280 PCIE Gen4x 4 SSD
  • 主なインターフェース: USB 4.0 x2、USB3.2 Gen2 Type-A x5、USB 2.0 Type-A x1、HDMI 2.0 x2、RJ45(2.5 Gbps) x2
  • サイズ: 135 x 132 x 46.9 mm
  • OS: Windows 11 Pro (プリインストール済み)
  • 価格帯:15万円(Core Ultra9 185H)~

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GEEKOM NUC MINI GT13

GEEKOM-NUC-MINI-GT13

GEEKOM Mini GT13は、高性能な第13世代インテル Core i9またはi7プロセッサーを搭載した、パワフルなミニPCです。最大64GBのDDR4メモリと、超高速な最大2TBのPCIe Gen4 SSDを搭載可能で、要求の厳しいタスクもスムーズに処理します。

2つのUSB4ポート、Wi-Fi 6E、そして2.5G有線LANを備え、最新規格の高速接続を実現しています。映像出力はUSB4とHDMIポートを利用して4K解像度での4画面同時出力に対応しており、マルチモニター環境での作業効率を大幅に向上させます。独自の冷却システム「GEEKOM IceBlast 1.5」を搭載し、非常にコンパクトな筐体ながら高いパフォーマンスを安定して引き出すことができる一台です。

スペック:GEEKOM NUC MINI GT13

  • CPU: インテル Core i7-13620H/ i9-13900H
  • GPU: Iris Xe グラフィックス
  • メモリ: 最大64GB デュアルチャネルDDR4 3200MHz SODIMM
  • ストレージ: 最大2TB SSD (1 × SSD PCIe Gen 4×4)
  • 主なインターフェース: USB 3.2 Gen 2 Type-A、USB 2.0 Type-A、USB 4 Gen 3 Type-C、HDMI 2.0、RJ45、3.5mm ステレオヘッドセットジャック
  • サイズ: 112.2112.238mm
  • OS: Windows 11 Pro
  • 価格帯:13万~

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GEEKOM NUC MINI IT13

GEEKOM-NUC-MINI-IT13

GEEKOM Mini IT13は、第13世代Intel Core i9/i7/i5プロセッサーを搭載し、コンパクトながらデスクトップクラスの性能を発揮するミニPCです。最大64GBのDDR4メモリと、M.2 SSDに加えて2.5インチドライブも増設可能な、高いストレージ拡張性を備えています。

特に注目すべきは、2つの超高速USB4ポート、Wi-Fi 6E、そして2.5G有線LANポートがもたらす優れた接続性です。HDMIとUSB4ポートを組み合わせることで最大4画面への同時出力が可能となり、複雑なマルチタスク環境も強力にサポート。プロフェッショナルなクリエイティブ作業から高度なデータ処理まで、要求の厳しいタスクにも応えるパワフルなマシンです。

スペック:GEEKOM NUC MINI IT13

  • CPU: 第13世代 Intel Core i9-13900H / i7-13620H / i5-13500H
  • GPU: Intel Iris Xe Graphics
  • メモリ: 最大64GB DDR4-3200 SODIMM
  • ストレージ: 最大2TB M.2 SSD (1 x M.2 2280 PCIe Gen 4 x4 SSD)
  • 主なインターフェース: USB4 x2、USB 3.2 Gen 2 x3、USB 2.0 x1、HDMI 2.0 x2、2.5GbE LAN x1
  • サイズ: 117 x 112 x 49.2 mm
  • OS: Windows 11 Pro
  • 価格帯:12万円~

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GEEKOM NUC MINI IT12

GEEKOM-NUC-MINI-IT12

GEEKOM Mini IT12は、第12世代Intel Core i7またはi5プロセッサーを選択できる、高性能かつコンパクトなミニPCです。最大64GBまで拡張可能なDDR4メモリと、M.2 SSDに加えて2.5インチドライブも増設できる柔軟なストレージ構成が魅力です。

注目すべきは、2つのUSB4ポートと2つのHDMIポートによる映像出力能力で、4K画質なら4画面、USB4ポート経由では最大8K解像度での出力にも対応します。Wi-Fi 6EとBluetooth 5.2、さらに2.5G有線LANポートも備え、高速で安定した通信環境を提供。日常的な作業はもちろん、マルチメディア鑑賞や軽めのクリエイティブ作業まで、幅広く活躍する実力派モデルです。

GEEKOM NUC MINI IT12の詳細を記事で確認する

スペック:GEEKOM NUC MINI IT12

  • CPU: 第12世代 インテル Core i (Intel Core i7-12650H / Core i5-12450H)
  • GPU: Intel Iris Xe Graphics eligible 第12世代
  • メモリ: 16GB/32GB DDR4-3200 SODIMM
  • ストレージ: 512GB/1TB M.2 SSD (1 x M.2 2280 PCIe Gen 4 x4 SSD)
  • 主なインターフェース: USB4 x2、USB 3.2 Gen 2 x3、USB 2.0 x1、HDMI 2.0 x2、2.5GbE LAN x1
  • サイズ: 117 x 112 x 45.6 mm
  • OS: Windows 11 Pro
  • 価格帯:7万円~

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GEEKOM NUC AIR12

GEEKOM-NUC-AIR12

GEEKOM NUC Mini Air 12は、効率的なIntel N100プロセッサーを搭載し、日常的なコンピューティングタスクに適した非常にコンパクトなミニPCです。16GBの高速なDDR5メモリと512GBのM.2 SSDを標準で備え、軽快な動作を実現します(SSDは最大1TBまで拡張可能)。

このモデルの魅力は、その多様な映像出力にあります。USB Type-C(DisplayPort Altモード対応)、HDMI、Mini DisplayPortを組み合わせることで、最大3画面への同時出力が可能です。さらに、Type-CまたはMini DisplayPortを使えば8K解像度の出力にも対応します。Wi-Fi 6、ギガビット有線LAN、豊富なUSBポートを備え、接続性も十分。省スペース設計と静音動作で、リビングでの利用やオフィスワークに最適な一台です。

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スペック:GEEKOM NUC AIR12

  • CPU: インテル N100
  • GPU: インテル UHD グラフィックス 第12世代
  • メモリ: 16GB DDR5 SODIMM、4800MT/s、最大16GB
  • ストレージ: 512GB 、1 x SSD(2280 M.2 SATA & PCIE Gen 3*4)
  • 主なインターフェース: USB 3.2 Gen 2 Type-C(DP 1.4 Altモード)x1、Type-C(データ専用)x1、USB 3.2 Gen 2 x3、RJ45 x1、HDMI 2.0 x1、ミニDP 1.4 x1
  • サイズ: 117 x 112 x 34.2 mm
  • OS: Windows 11 PRO (21H2)
  • 価格帯:3~4万円

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GEEKOM NUC AIR12 Lite

GEEKOM-NUC-AIR12-Lite

GEEKOM NUC AIR12 Liteは、効率的なIntel N100プロセッサーを搭載した、コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルのミニPCです。標準で8GBのDDR4メモリ(最大16GBまで増設可能)と256GBのM.2 SSD(最大1TBまで拡張可能)を備え、ウェブ閲覧や書類作成などの基本的なタスクを快適にこなします。

映像出力はHDMIとDisplayPortに対応しており、2画面への同時出力が可能です。これにより、作業スペースを広げて効率を高めることができます。前面に2つのUSB Type-Cポート、背面にもUSB 3.2やUSB 2.0ポートを多数搭載し、周辺機器の接続も容易です。Wi-Fi 5やギガビット有線LANも備え、基本的なPC作業を手頃な価格で実現したい方に最適な選択肢となります。

スペック:GEEKOM NUC AIR12 Lite

  • CPU: インテル N100
  • GPU: インテル UHD グラフィックス
  • メモリ: 8GB DDR4 SODIMM、3200MT/s、最大16GB
  • ストレージ: 256GB、1 x SSD(M.2 2280 NVMe & SATA)
  • 主なインターフェース: USB 3.2 Gen 2 x2 (フロント)、USB 2.0 x2 (バック)、USB 3.2 Gen 2 x2 (バック)、RJ45 x1、HDMI 2.0 x1、DP 1.4 x1、3.5 mmヘッドフォンジャック x1
  • サイズ: 135.5 x 115.5 x 34.5 mm
  • OS: Windows 11 PRO (64-ビット)
  • 価格帯:3万円前後

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【AMD Ryzen搭載モデル】GEEKOM ミニPCのラインナップ徹底紹介!スペックと特徴まとめ

ここではAMD Ryzen搭載 GEEKOM ミニPCのラインナップを紹介します。関連記事のリンク先から、さらに詳しい性能や機能、ベンチマーク、価格などが分かるようになっています。

AMD Ryzen

GEEKOM A9 MAX

AIとゲームを制する、Ryzen AI 9 HX 370搭載の最強フラッグシップ

最新のAMD Ryzen AI 9 HX 370を搭載し、AI性能とゲーミング性能を極限まで高めたフラッグシップモデルです。32GBの大容量メモリと2TBの高速SSDを標準装備し、USB4やWi-Fi 7、デュアル2.5G LANなど、次世代のインターフェースを網羅。フルメタルボディに強力な冷却システム「IceBlast 2.0」を内蔵し、高負荷な作業も静かつ安定して処理できる、まさにプロフェッショナル仕様の一台です。

GEEKOM A9 MAXの詳細を公式サイトで確認する

おすすめポイント

  • 12コア24スレッドのRyzen AI 9 HX 370とRadeon 890Mを搭載し、AAAタイトルも遊べる圧倒的なパフォーマンス。
  • 強力なNPU(50 TOPS)を内蔵し、AI処理やローカルLLMの実行など、次世代のAIタスクにも最適。
  • Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、USB4、8K対応HDMI 2.1など、将来を見据えた最高峰の接続性を完備。

スペック>(GEEKOM A9 MAX)

  • CPU: AMD Ryzen AI 9 HX 370 (12コア/24スレッド 最大5.1GHz)
  • GPU: AMD Radeon 890M グラフィックス (内蔵GPU)
  • メモリ: 32GB DDR5-5600 (最大128GBまで拡張可能)
  • ストレージ: 2TB M.2 PCIe Gen4 NVMe SSD (M.2 2230スロット空きあり)
  • 主なインターフェース: USB4 x2, USB3.2 Gen2 x5, HDMI 2.1 x2, 2.5G LAN x2, SDスロット
  • サイズ/重量: 135 x 132 x 46.9 mm / 重量非公開(フルメタルボディ)
  • OS: Windows 11 Pro
  • 価格帯: 171,900円

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<2025/12/15 発売モデル>

GEEKOM A7 MAX

拡張性と冷却性能を強化した、Ryzen 9 7940HS搭載のパワフルなミニPC

GEEKOM A7 MAX 2台の外観

AMD Ryzen 9 7940HSを搭載した、高品質なアルミ筐体のミニPCです。16GBメモリと1TB SSDを標準装備し、USB4やデュアル2.5G LAN、SDカードスロットなどインターフェースが非常に充実しています。独自の冷却システム「IceBlast 2.0」により静音性が高く、最大4画面出力にも対応しているため、クリエイティブ作業からビジネスまで幅広く活用できます。また、最大10 TOPSのNPUを搭載しているため、Windows Studio エフェクトやAIアシスタント「Copilot」も軽快に動作します。

GEEKOM A7 MAXの詳細を記事で確認する

おすすめポイント

  1. Ryzen 9 7940HSとRadeon 780M搭載で、動画編集や軽めのゲームも快適な高い処理性能。
  2. USB4×2、HDMI×2、2.5G LAN×2、SDスロットを備え、最大4画面出力に対応する抜群の拡張性。
  3. アルミ合金の洗練されたデザインと、高負荷時でも静かな冷却性能を両立。

スペック>(GEEKOM A7 MAX)

  • CPU: AMD Ryzen 9 7940HS (8コア/16スレッド 最大5.2GHz)
  • GPU: AMD Radeon 780M グラフィックス (内蔵GPU)
  • メモリ: 16GB DDR5-5600 (最大64GBまで拡張可能)
  • ストレージ: 1TB M.2 PCIe Gen4 NVMe SSD (最大2TB)
  • 主なインターフェース: USB4 x2, USB3.2 Gen2 x5, HDMI 2.0 x2, 2.5G LAN x2, SDスロット
  • サイズ/重量: 135 x 132 x 46.9 mm / 約677g
  • OS: Windows 11 Pro
  • 価格帯: 通常価格 129,900円 (セール時 114,900円前後)

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GEEKOM A8 2025

Ryzen 7 8745HS搭載、高コスパと高性能を両立したミニPC

AMD Ryzen 7 8745HSを搭載した、2025年最新のエディションです。AI機能(NPU)を省くことで価格を抑えつつ、上位モデルと同等の基本性能とRadeon 780Mグラフィックスによる高い処理能力を実現しました。高級感のあるアルミ筐体に、USB4やSDカードスロットなど豊富なインターフェースを凝縮した一台です。

GEEKOM A8 2025の詳細を公式サイトで確認する

おすすめポイント

  • 最新のRyzen 7 8745HSを搭載し、AI機能を省いてコストパフォーマンスを極めた実力派モデル。
  • 内蔵GPU「Radeon 780M」により、ValorantやApex Legendsなどのゲームも快適にプレイ可能。
  • 0.47Lの極小アルミボディに、USB4やHDMI×2、SDスロットなど充実の拡張性を搭載。

スペック>(GEEKOM A8 2025)

  • CPU: AMD Ryzen 7 8745HS (8コア/16スレッド 最大4.9GHz)
  • GPU: AMD Radeon 780M グラフィックス (内蔵GPU)
  • メモリ: デュアルチャンネル DDR5 5600MHz (最大64GB)
  • ストレージ: SSD NVMe Gen 4 (最大2TB対応)
  • 主なインターフェース: USB4 x1, USB3.2 Gen2 x4, HDMI 2.0 x2, 2.5G LAN, SDスロット
  • サイズ/重量: 112.4 x 112.4 x 37 mm (0.47L)
  • OS: Windows 11 Pro
  • 価格帯: 96,900円 (セール/クーポン適用時)

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GEEKOM NUC A8 MAX

GEEKOM-NUC-A8-MAX

GEEKOM A8 MAXは、AMDのハイエンドプロセッサーであるRyzen 9 8945HSまたはRyzen 7 8845HSを搭載した、非常に強力なミニPCです。最大64GBの高速DDR5メモリに対応し、ストレージはM.2 PCIe 4.0 SSD、M.2 SATA SSD、さらに2.5インチSATAドライブの3基を同時に搭載できるという、クラス最高レベルの拡張性を備えています。

接続性も極めて高く、2つのUSB4ポート、2つの2.5G対応有線LANポート、そしてWi-Fi 6Eを搭載。ネットワーク環境や周辺機器接続において、プロフェッショナルな要求に応えます。映像出力は最大4台の4Kモニターへの同時出力(または8K単一出力)に対応。その卓越した性能と拡張性により、ワークステーション級のタスクもこなせるフラッグシップモデルです。

スペック:GEEKOM NUC A8 MAX

  • CPU: AMD Ryzen 7 8845HS / Ryzen 9 8945HS
  • GPU: AMD Radeon™ Graphics
  • メモリ: 最大64GB デュアルチャネル DDR5 5600MHz SODIMM
  • ストレージ: 最大2TB M.2 2280 PCIe 4.0 ×4 SSD
  • 主なインターフェース: USB 3.2 Gen 2 Type-A, USB 2.0 Type-A, USB 4.0 Type-C, HDMI 2.0, RJ45
  • サイズ: 135 x 132 x 45.9mm
  • OS: Windows 11 Pro 23H2 (64-bit)
  • 価格帯:11万円~

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GEEKOM NUC A8

GEEKOM NUC A8

EEKOM A8は、AI処理(NPU)にも対応した最新のAMD Ryzen 9 8845HSまたはRyzen 7 8845HSプロセッサーを搭載する、極めて高性能なミニPCです。32GBの高速DDR5メモリ(最大64GB)、PCIe Gen4 SSD、そしてパワフルなAMD Radeon 780Mグラフィックスを組み合わせ、重負荷な作業やゲームもスムーズにこなします。

接続性も最先端で、最大40Gbpsのデータ転送や映像出力、PD給電に対応したUSB4ポートを筆頭に、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、2.5G有線LANポートを備えています。映像出力はHDMIとUSBポートを合わせて最大4台の4Kモニターへの同時出力に対応。効率的な冷却システム「IceBlast 1.5」と高品質なアルミニウム合金製のコンパクトボディも魅力です。

GEEKOM NUC A8の詳細を記事で確認する

スペック:GEEKOM NUC A8

  • CPU: AMD Ryzen 9 8845HS (AMD Ryzen 7 8845HS モデルもあり)
  • GPU: AMD Radeon 780M グラフィックス 12コア 2800 MHz
  • メモリ: 32GB DDR5-5600MHz Dual channel 262PIN
  • ストレージ: 1TB/2TB SSD NVMe x4 Gen 4 最大2TBまで
  • 主なインターフェース: USB 4 Gen3 Type-C 、USB 3.2 Gen 2 Type-C 、USB 3.2 Gen 2 Type-A 、USB 2.0 Type-A 、HDMI 2.0 x2、RJ45
  • サイズ: 112.4 x 112.4 x 37 mm
  • OS: Windows 11 Pro 64bit (OEM版)
  • 価格帯:10万円~

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GEEKOM NUC A7

GEEKOM-NUC-A7

GEEKOM A7は、AMD Ryzen 7000シリーズのハイエンドCPU、Ryzen 9 7940HSまたはRyzen 7 7840HSを搭載した高性能ミニPCです。標準で32GBの高速DDR5メモリ(最大64GBまで拡張可)と大容量2TBのPCIe 4.0 SSDを備え、さらに強力なRadeon 780Mグラフィックスにより、非常に要求の高いクリエイティブワークやゲームにも対応します。

接続性も最先端で、40Gbpsのデータ転送や映像出力が可能なUSB4ポート、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、そして2.5G対応の高速有線LANポートを搭載。HDMIとUSBポートを合わせて最大4台の4Kモニターへ同時に映像出力が可能です。洗練されたアルミニウム合金製のコンパクトな筐体には、効率的な冷却システム「GEEKCOOL4.0」が内蔵され、長時間の高負荷作業でも安定したパフォーマンスを提供します。

GEEKOM NUC A7の詳細を記事で確認する

スペック:GEEKOM NUC A7

  • CPU: AMD Ryzen R9-7940HS (AMD Ryzen R7-7840HS モデルもあり)
  • GPU: AMD Radeon 780M グラフィックス
  • メモリ: 32GB DDR5-5600MHz Dual channel
  • ストレージ: 2TB M.2 2280 SSD (PCIe 4.0 x4/NVMe)
  • 主なインターフェース: USB 4 Gen3 Type-C 、USB 3.2 Gen 2 Type-C 、USB 3.2 Gen 2 Type-A x3、USB 2.0 Type-A 、HDMI 2.0 x2、RJ45
  • サイズ: 12.4 x 112.4 x 37 mm
  • OS: Windows 11 Pro
  • 価格帯:10万円~

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GEEKOM NUC A6

GEEKOM NUC A6

GEEKOM A6は、パワフルなAMD Ryzen 7 6800Hプロセッサーと高性能なRadeon 680Mグラフィックス(RDNA 2アーキテクチャ)を組み合わせたミニPCです。標準で32GBの高速DDR5メモリ(最大64GBまで拡張可)と1TBのM.2 SSDを搭載し、さらに2.5インチSATAドライブも追加できる柔軟なストレージ拡張性を持っています。

接続性も充実しており、高速なUSB4ポートをはじめ、USB 3.2 Gen 2 Type-C、Wi-Fi 6E、2.5G有線LANポートなどを備えています。これらのポートと2つのHDMIポートを活用し、最大で4台の4Kモニターへの同時出力(または8K出力)が可能です。冷却システムには「Ice Blade 2.0」を採用し、コンパクトな筐体ながら高いパフォーマンスを安定して引き出します。

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スペック:GEEKOM NUC A6

  • CPU: AMD Ryzen 6800H
  • GPU: MD Radeon 680M (RDNA 2 アーキテクチャ)
  • メモリ: 32GB DDR5 4800MHz SODIMM
  • ストレージ: 1TB SSD (NVMe x4 Gen 4 or SATA, M.2 key-M slot)
  • 主なインターフェース: 1 x USB 4 Gen 2 Type-C、1 x USB 3.2 Gen 2 Type-C、1 x USB 3.2 Gen 2 Type-A、1 x USB 2.0 Type-A、2 x HDMI 2.0、1 x RJ45
  • サイズ: 112.4 x 112.4 x 37 mm
  • OS: Windows 11 Pro
  • 価格帯:6~7万円

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GEEKOM NUC A5

GEEKOM-NUC-A5

GEEKOM A5は、信頼性の高いAMD Ryzen 7 5800Hプロセッサーを搭載したミニPCです。標準で32GBの大容量DDR4メモリ(最大64GBまで増設可能)を備え、ストレージはM.2 SSDと2.5インチ SATAドライブを合わせて最大4TBまで搭載可能という、非常に優れた拡張性を持っています。

2つのUSB 3.2 Gen 2 Type-Cポート、3つのUSB 3.2 Gen 2 Type-Aポート、Wi-Fi 6、そして2.5G対応の高速有線LANポートなど、豊富なインターフェースを備えています。映像出力はHDMIとUSB Type-Cポートを合わせて最大4台の4Kモニターへ同時に出力可能。安定したパフォーマンスと高い拡張性を兼ね備え、ホームユースからビジネスまで、様々なシーンで活躍するバランスの良い一台です。(※資料記載のローズゴールド色は20周年記念モデルのものです)

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スペック:GEEKOM NUC A5

  • CPU: AMD Ryzen 7 5800H
  • GPU: AMD Radeon Vega 8 Graphics 8 core 2000 MHz
  • メモリ: 32GB DDR4-3200 SODIMM
  • ストレージ: 512GB M.2 2280 PCIe Gen 3×4 NVMe/SATA SSD
  • 主なインターフェース: USB 3.2 Gen 2 Type-C x2、USB 3.2 Gen 2 Type-A x3、USB 2.0 Type-A x1、HDMI 2.0b ポート x2、有線LANポート(2.5G RJ45) x1
  • サイズ: 117 mm x 112 mm x 49.2 mm
  • OS: Windows 11 Pro
  • 価格帯:5万円~

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性能をチェック!主要モデル ベンチマークスコア比較 (簡易版)

GEEKOM-2025-benchmark-Passmark

GEEKOM ミニPCをPassmarkのCPUベンチマークで比較してみました。

3万以上

GEEKOM NUC A7: AMD Ryzen R9-7940HS (30167) / Ryzen R7-7840HS (28821)

2万5千以上

GEEKOM NUC A8 MAX: AMD Ryzen 7 8845HS (28709) / Ryzen 9 8945HS (29895)、GEEKOM NUC A8: AMD Ryzen 9 8845HS (28709) / Ryzen 7 8845HS (28709)

GEEKOM NUC MINI GT13: インテル Core i7-13620H (24389) / i9-13900H (28097)、GEEKOM NUC GT1 MEGA: Intel Core Ultra 9 185H (29479) / Core Ultra 7 155H (24984) / Core Ultra 5 125H (21485)

2万以上

GEEKOM NUC A6: AMD Ryzen 7 6800H (23227)、GEEKOM NUC A5: AMD Ryzen 7 5800H (20924)

GEEKOM NUC MINI IT12: 第12世代 Intel Core i7-12650H (22237) / Core i5-12450H (16583)、GEEKOM NUC MINI IT13: 第13世代 Intel Core i9-13900H (28097) / i7-13620H (24389) / i5-13500H (22146)

5千以上

GEEKOM NUC AIR12: インテル N100 (5435)、GEEKOM NUC AIR12 Lite: インテル N100 (5435)

比較して分かること

GEEKOMミニPCの幅広い性能レンジ

まず、GEEKOMのミニPCラインナップが非常に幅広い性能レンジをカバーしていることが分かります。最高性能クラスでは、AMD Ryzen 9 7940HSを搭載した「GEEKOM NUC A7」がPassmarkスコア3万点を超える非常に高い処理能力を示しています。これは、動画編集ゲーミングといった高負荷な作業も視野に入る性能レベルと言えます。

一方で、「GEEKOM NUC AIR12」や「AIR12 Lite」に搭載されているIntel N100プロセッサはスコアが5千点台であり、Webブラウジングやオフィスソフトの使用といった日常的な軽作業向けのエントリークラスに位置づけられていることが明確に見て取れます。

ハイエンド・ミドルレンジ帯の性能比較

スコア2万点から3万点弱のハイエンドおよびミドルレンジ帯には、多くのモデルがひしめき合っています。特に2万5千点以上の高性能帯では、AMD Ryzen 8000シリーズを搭載した「A8 MAX」や「A8」、Intel Core Ultraプロセッサ搭載の「GT1 MEGA」、第13世代Intel Core i9/i7搭載の「GT13」や「IT13」などが競合しており、AMD、Intel双方の最新世代CPUが高い性能を発揮していることがわかります。

これに続く2万点台前半のミドルレンジ帯には、AMD Ryzen 7 6800H搭載の「A6」やRyzen 7 5800H搭載の「A5」、そして第12世代/第13世代のIntel Core i7/i5を搭載した「IT12」や「IT13」のモデルが含まれており、十分な性能を持ちつつも価格とのバランスが考慮された選択肢となっていると考えられます。

どれを選ぶべき?用途・目的別 おすすめGEEKOMミニPC診断

GEEKOM-2025

GEEKOMのミニPCは多種多様なモデルがラインナップされており、どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。そこで、想定される利用シーンや目的に合わせて、おすすめのモデルとその理由をいくつかご紹介します。ファイルに記載されたスペック情報や、これまでのPassmark CPUベンチマークスコアを参考に、PC選びのガイドとしてご活用ください。

動画編集・ゲームなど高負荷処理向けモデル

比較的負荷の高い作業、例えばフルHD程度の動画編集や、設定を調整した上でのPCゲームなどを快適に行いたい場合は、CPUおよび内蔵GPUの性能が高いモデルがおすすめです。

GEEKOM NUC A7 (Ryzen R9-7940HS / R7-7840HS搭載)

コメント: Passmarkスコア3万点前後と現行ラインナップ(2025年3月時点)でトップクラスのCPU性能を持ち、高性能なRadeon 780Mグラフィックスを内蔵。動画編集や多くのゲームで高いパフォーマンスを発揮します。32GBメモリや2TB SSD搭載モデルもあり、ヘビーユースに対応可能です。

GEEKOM NUC A8 / A8 MAX (Ryzen 9 8945HS / Ryzen 7 8845HS搭載)

コメント: A7に次ぐCPU性能とRadeon 780Mグラフィックスを備え、AI処理能力も強化されています。高いパフォーマンスを維持しつつ、最新のRyzen AI機能を利用したい場合に適しています。A8 MAXは拡張性も高いです。

GEEKOM NUC GT1 MEGA (Intel Core Ultra 9 185H / Ultra 7 155H搭載)
コメント: Intelの最新Core UltraプロセッサとArc Graphics (Ultra 9/7モデル) を搭載し、高いCPU/GPU性能とAI処理能力を両立しています。特にAI関連のタスクや、Intel系のソフトウェア最適化を活かしたい場合に有利です。

日常使い・オフィスワーク向けモデル

インターネット閲覧、メール、文書作成、動画視聴といった日常的な使い方や、Officeソフトを中心としたビジネス用途であれば、性能と価格のバランスが取れたミドルレンジのモデルが適しています。

GEEKOM NUC MINI IT13 (Core i5-13500H / i7-13620H搭載)

コメント: Passmarkスコア2万点を超える十分なCPU性能を持ち、複数のアプリケーションを同時に動かすマルチタスクも快適にこなせます。豊富なインターフェース(USB4含む)も魅力で、様々な周辺機器を接続可能です。

GEEKOM NUC A5 (Ryzen 7 5800H搭載) / GEEKOM NUC A6 (Ryzen 7 6800H搭載)

コメント: Passmarkスコア2万点超のRyzenプロセッサを搭載し、コストパフォーマンスに優れます。特にA6は比較的新しい世代のCPUとGPUを搭載し、日常用途から少し負荷のある作業まで幅広く対応できます。

GEEKOM NUC MINI IT12 (Core i5-12450H / i7-12650H搭載)

コメント: IT13より一世代前のCPUですが、現在でも十分な性能を持ち、比較的安価に入手できる場合があります。オフィスワークや家庭での普段使いには十分なパフォーマンスを提供します。

省電力・静音性重視モデル

消費電力を抑えたい、あるいは静かな動作環境を重視する場合には、低消費電力CPUを搭載したモデルが選択肢となります。

GEEKOM NUC AIR12 / AIR12 Lite (Intel N100搭載)

コメント: TDP(熱設計電力)が低いIntel N100プロセッサを採用しており、消費電力が少なく発熱も抑えられています。負荷が低い作業が中心で、静かな動作音を求めるユーザーに最適です。Passmarkスコアは約5千点台と性能は控えめですが、Web閲覧や動画再生などは問題なくこなせます。

最新技術を試したい方向けモデル

AI機能や最新の無線LAN規格など、新しい技術に触れてみたい方には、それらの機能を搭載した最新モデルがおすすめです。

GEEKOM NUC GT1 MEGA (Intel Core Ultra搭載)

コメント: CPU/GPUに加えてNPU(AI処理専用ユニット)を搭載し、今後のAIアプリケーションの活用が期待されます。また、最新のWi-Fi 7にも対応しています。

GEEKOM NUC A8 / A8 MAX (Ryzen 8000シリーズ搭載)

コメント: AMDのRyzen AIに対応したプロセッサを搭載しており、こちらもAI関連機能の利用を見据えた選択肢となります。

豊富な接続性を求める方向けモデル

多くの周辺機器を接続したい、高速なネットワーク環境が必要、マルチモニター環境を構築したいなど、接続性を重視する場合はポートの種類や数、規格を確認しましょう。

GEEKOM NUC MINI IT13 / IT12

コメント: 高速なデータ転送と映像出力に対応したUSB4ポートを2つ搭載している点が大きな特徴です。多くのUSBポートやSDカードリーダーも備え、高い拡張性を持ちます。

GEEKOM NUC GT1 MEGA

コメント: こちらもUSB4ポートを2つ搭載し、さらにUSB Type-Aポートも豊富に備えています。Wi-Fi 7やデュアル2.5G有線LANポートも搭載し、ネットワーク接続性も非常に高いです。

GEEKOM NUC A8 MAX

コメント: USB4ポートに加え、デュアル2.5G有線LANポートや豊富なUSBポート、内部拡張性(2.5インチSATA対応など)も備えています。

まとめ

GEEKOMのミニPCは、モデルごとにCPU性能、グラフィック性能、接続性、価格などが異なります。ここで紹介した用途別のおすすめモデルを参考に、ご自身の使い方や予算に最も合った一台を見つけてみてください。

GEEKOMって安全?その疑問に答えます!

GEEKOM-2025

GEEKOMの安全性について、いくつかの側面から説明します。

製品の電気的な安全性:

日本国内で販売される電気製品は、電気用品安全法(PSE)に適合している必要があります。GEEKOMの製品が日本で正規に販売されている場合、通常はPSEマークを取得しています。これは、製品が日本の安全基準を満たしていることを示します。

ACアダプターなども含め、PSEマークが付いているか確認することをおすすめします。

ソフトウェアの安全性(マルウェアなど):

過去に、一部のミニPCメーカーで出荷時のOSにマルウェアが混入していた事例が報告されたことがあります。GEEKOMについて、そのような公式な報告や広範な問題は確認されていませんが、心配な場合は以下の対策を検討できます。

信頼できるセキュリティソフトを導入し、システム全体をスキャンする。

可能であれば、OSをクリーンインストールする。

一般的に、正規代理店や公式サイトから購入することで、リスクを低減できます。

発熱と安定性:

ミニPCはコンパクトな筐体のため、高負荷時の発熱や冷却ファンの動作音が気になる場合があります。

GEEKOMの製品レビューなどを見ると、モデルによっては高負荷時に温度が高くなる、あるいはファンの音が大きくなるという指摘もあります。しかし、通常の使用範囲であれば、安定して動作するという評価が多いようです。

使用環境や用途によっては、冷却性能が十分か確認することが重要です。

企業の信頼性とサポート:

GEEKOMはミニPC市場で比較的人気のあるブランドの一つです。

多くの製品で複数年の保証が付いています。

サポート体制については、対応の質や速度に関して様々な意見がありますが、日本語でのサポートも提供されているようです。

まとめ:

GEEKOMの製品は、日本の安全基準(PSE)を満たしており、一般的に安全に使用できると考えられます。ただし、他のPCと同様に、セキュリティ対策(マルウェア対策)や、使用環境に応じた発熱への配慮は必要です。購入を検討される際は、最新の製品レビューや、正規販売ルートからの購入を心がけることをお勧めします。

GEEKOMミニPCの耐久性と品質

GEEKOMミニPCの耐久性と品質について説明します。

耐久性:

筐体: 多くのGEEKOMミニPCは、金属製(アルミニウム合金など)の筐体を採用しています。これにより、プラスチック製に比べて物理的な強度や放熱性に優れている傾向があります。日常的な使用において、簡単には破損しない堅牢さを持っていると言えます。

内部コンポーネント: CPU、メモリ、ストレージなどの内部パーツは、IntelやKingston、Crucialといった信頼性のあるメーカーのものが採用されていることが多いです。これにより、部品レベルでの信頼性は比較的高く、長期的な安定動作が期待できます。

冷却システム: ミニPCの耐久性において冷却は重要な要素です。GEEKOMのモデルは、内部スペースが限られる中で効率的な冷却ファンやヒートシンクを備えています。高負荷が長時間続くと発熱は避けられませんが、通常の使用であれば熱による部品の劣化を抑える設計になっています。ただし、モデルや使用状況によっては、冷却ファンの音が気になるという意見もあります。

長期使用: GEEKOMは比較的新しいブランドですが、数年間問題なく使用できているというユーザーレビューも多く見られます。ただし、電子機器である以上、個体差や経年劣化による故障のリスクはゼロではありません。保証期間(多くのモデルで複数年)があることは、一定の耐久性への自信の表れとも言えるでしょう。

品質:

ビルドクオリティ: 全体的な組み立て精度や仕上げは良好であるという評価が多いです。金属筐体の質感や、インターフェース(ポート類)の配置なども、価格帯を考慮すると満足度が高いという意見が見られます。

部品選定: 上述の通り、信頼性のあるメーカーの部品を採用していることが多い点は、品質の高さにつながっています。安価なノーブランド部品に頼るのではなく、性能と安定性のバランスが取れた部品構成となっている傾向があります。

動作安定性: OSの動作やアプリケーションの実行において、不安定になったり予期せぬシャットダウンが頻発したりするといった報告は少ないようです。クリーンなWindows OSがプリインストールされており、比較的安定して動作します。

コストパフォーマンス: GEEKOMの製品は、性能に対して価格が比較的抑えられており、コストパフォーマンスが高いと評価されています。品質と価格のバランスが良い点が、人気の理由の一つと考えられます。

まとめ:

GEEKOMのミニPCは、金属筐体の採用や信頼性のある部品選定により、価格帯を考慮すると良好な耐久性と品質を持っていると言えます。

特にビルドクオリティや動作安定性については、多くのユーザーから肯定的な評価を得ています。ただし、高性能な処理を長時間続ける場合の冷却能力や、長期的な耐久性については、モデルや個体差、使用状況によって評価が分かれる可能性もあります。

購入時には、保証期間を確認し、信頼できる販売店から購入することをおすすめします。

GEEKOMミニPCのWindowsは正規OEM版か?ライセンスの疑問をスッキリ解決!

GEEKOMのミニPCには通常、OEM版(Original Equipment Manufacturer版)の正規Windowsライセンスがプリインストールされています。

以下に詳細を説明します。

ライセンス形態:

プリインストールされているのは、PCメーカー向けに提供されるOEM版ライセンスです。これは、その特定のPC(ハードウェア)でのみ使用が許諾されるライセンスです。

現代のOEM版ライセンスの多くは、デジタルライセンス認証という仕組みを採用しています。これは、プロダクトキーがPC内部(主にマザーボード)の情報と紐付けられてMicrosoftのサーバーに登録される方式です。そのため、本体にプロダクトキーのシールが貼付されていないことが一般的です。

正規性と認証:

GEEKOMにプリインストールされているOEM版Windowsは正規ライセンスです。

PCを初めて起動しインターネットに接続すると、ハードウェア情報に基づいて自動的にライセンス認証が行われます。ユーザーがプロダクトキーを入力する必要はありません。

OSのエディション:

搭載されているOSのエディションはモデルによって異なり、Windows 11 Pro または Windows 11 Home のいずれかであることが多いです。購入前に製品仕様で確認してください。

再インストール時の注意:

OSを再インストールする場合でも、ライセンスはマザーボードに紐付いているため、元々と同じエディション(HomeまたはPro)をインストールすれば、インターネット接続時に自動で再認証されます。

OEM版ライセンスの特性上、そのライセンスを他のPCに移管することはできません

まとめ:

GEEKOMのミニPCには、そのPCでのみ有効なOEM版の正規Windowsがプリインストールされており、多くはデジタルライセンスとして提供されます。自動で認証されるため手間はかかりませんが、ライセンスがハードウェアに紐付いている点にご留意ください。

まとめ:PCをパワフル&コンパクトに!

いかがだったでしょうか?

自分にぴったりのGEEKOM ミニPCは見つかりましたか?

この記事では、注目を集めるミニPCメーカー「GEEKOM」について、その成り立ちから製品ラインナップ、性能比較、そして選び方まで、多角的に掘り下げてきました。

GEEKOMのミニPCは、驚くほどコンパクトな筐体に、最新のIntel CoreプロセッサやパワフルなAMD Ryzenプロセッサを搭載し、省スペース性と高性能という、現代のニーズに見事に合致した価値を提供しています。

エントリー向けのモデルから、動画編集やゲームにも対応できるハイエンドモデルまで、その多様なラインナップは、あらゆるユーザーの期待に応える可能性を秘めています。

最適なGEEKOMミニPCとの出会いを

Intel搭載モデルとAMD Ryzen搭載モデル、それぞれの特徴や性能を比較し、さらに具体的な利用シーンに合わせたおすすめモデルをご紹介しました。

Passmarkベンチマークスコアによる客観的な性能比較や、ポートの種類・数といった接続性、あるいは省電力性や静音性といった側面からの検討を通じて、ご自身の使い方や予算にぴったりの一台を見つけるためのヒントが得られたのではないでしょうか。

GEEKOMは、品質や耐久性にも配慮した製品開発を行っており、安心して長く使えるパートナーとなり得るはずです。

ぜひ、あなたに最適なGEEKOMミニPCを見つけ出し、新しいことにチャレンジしてみてください。

その他のおすすめ小型PCは?

その他のおすすめ小型PCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

激安で買える海外製の小型PC 最新 機種 ラインナップ まとめ

海外製の小型PCをまとめて紹介しています。

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この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
動画はYouTubeで(https://www.youtube.com/@秋葉原ぶらり)公開中。

GMKtec NucBox K10 レビュー!Core i9ミニPCを徹底解剖

GMKtec NucBox K10 実機 本体 外観
ミニPCの常識を覆す、圧倒的なパフォーマンスを秘めた一台が登場しました。2025年3月、GMKtecからリリースされた「NucBox K10」は、コンパクトな筐体からは想像もつかないほどのパワーを秘めた、まさに次世代の高性能ミニPCです。

その最大の魅力はなんといっても、第13世代 Intel Core i9-13900HK プロセッサを搭載していること。PassmarkのCPUベンチマークスコアで驚異の3万超えを叩き出し、今話題のRyzen AI 9 HX 370プロセッサなどと比較しても遜色のない、トップクラスの処理能力です。

また、合計8つのUSBポートや最大4画面出力に対応する豊富なインターフェースを備えている点も魅力的。高度な冷却性能も備えているため、高負荷なPCゲームや動画編集、3Dレンダリング、プログラミングなどでもサクサクと動作します。

この記事では、そんな大注目のGMKtec NucBox K10の魅力を徹底解剖して紹介!Core i9-13900HKがもたらす驚異的なパフォーマンスの実力はもちろんのこと、インターフェースやストレージ拡張性、そしてデザイン、冷却性能に至るまで、あらゆる角度からその実力を検証します。

この記事で分かること

  • CPU・グラフィック性能(Core i9, ベンチマーク, ゲーム性能, グラフィック性能)
  • メモリ・ストレージ構成と拡張性
  • 豊富なインターフェース(USB, 4画面出力など)
  • ネットワーク機能(Wi-Fi 6, 2.5G 有線LAN
  • 冷却性能と動作安定性
  • 本体デザインと使い勝手
  • メリット・デメリットの整理
  • 総合評価とレビュー
  • まとめ:どんな人におすすめ? (購入判断)

また、前モデルである「NucBox M4」との違いや変更点も比較して紹介!Intel Core i9-13900HKのベンチマーク、ゲーム性能、購入する前に知っておきたいメリット・デメリット、評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

GMKtec NucBox K10が発売開始!拡張性に優れたミニPC

GMKtec NucBox K10 本体 2台

2025年3月、GMKtecから待望のミニPC「NucBox K10」が発売されました。第13世代 Core i9-13900HKの驚異的なパワーと、拡張性に優れた充実したインターフェースを備えています。メモリ、ストレージを搭載しないベアボーンモデルも用意されており、最安で6万円台から購入できます。

第13世代 Core i9-13900HK プロセッサによる圧倒的なパフォーマンス

NucBox K10には、第13世代 Intel Core i9-13900HK プロセッサが搭載されています。14コア20スレッドという驚異的な処理能力に加え、最大5.4GHzの動作周波数と24MBのIntelスマートキャッシュにより、動画編集やプログラミング、高度なオフィスワークといった 負荷の高いタスクも軽々とこなします。そのマルチコア性能は、競合製品と比較しても群を抜いており、作業効率の大幅な向上を約束します。内蔵されたIntel Iris Xe Graphicsも、効率的なビデオ編集や快適なゲームプレイをサポート。AV1ビデオデコーディングにも対応し、最新の映像コンテンツもスムーズに楽しめます。

あらゆる周辺機器に対応する豊富なインターフェース

NucBox K10は、そのコンパクトな外観からは想像もつかないほどの豊富なインターフェースを備えています。

背面にはUSB 3.2ポートが4つ、USB 2.0ポートが4つ、HDMI 2.0ポートが2つ、DisplayPort 1.4が1つ、2.5GbE LANポート、COMポート、DC INポート、Kensington Lockを搭載。前面にもUSB 3.2ポートが2つ、Type-Cポート(USB 3.2 Gen2、DP/データ対応)、3.5mmオーディオジャック、USB 2.0ポートが2つ、そして電源ボタンが配置されています。

これにより、様々な周辺機器やディスプレイを同時に接続でき、ビジネスシーンからプライベートまで、幅広い用途に対応可能です。特に、産業用機器との接続に便利なCOMポートや、高速データ転送と映像出力に対応するType-Cポートの搭載は大きな魅力です。

最大4画面出力でマルチタスクを効率化

NucBox K10は、最大4つのディスプレイへの同時出力が可能です。背面にはHDMI 2.0ポートが2つ、DisplayPort 1.4が1つ、そして前面のType-CポートもDisplayPort Alt Modeに対応しています。これにより、複数のアプリケーションを同時に表示したり、大画面で作業したりすることが容易になり、マルチタスクの効率が飛躍的に向上します。各出力ポートは4K解像度をサポートし、Type-C DPポートに至っては最大8K@60Hzの出力に対応。高精細な映像環境を構築できます。

高速かつ大容量ストレージで快適な作業環境を実現

ストレージシステムも充実しています。高速なPCIe x4 NVMe M.2 2280 SSDがプリインストールされており(最大2TB)、さらにM.2 2280スロットを3基搭載。ユーザーは必要に応じてストレージ容量を最大12TBまで拡張できます。これにより、大容量のデータ保存や高速なデータアクセスが求められる作業もストレスなく行えます。

独自の冷却システムでハイパフォーマンスを維持

高性能を維持するための冷却システムも万全です。大型スーパー冷却ファンシステムに加え、ヒートシンク銅板デュアルD8ヒートパイプ、6Wの熱伝導シリコンを備えたアルミニウムプレートブラケットを採用し、360度全方位冷却を実現。高負荷な作業を長時間行っても、安定した動作を維持し、パフォーマンスの低下を防ぎます。

コンパクトデザイン、VESAマウント対応など魅力が満載!

そのほか、手のひらサイズのコンパクトさで重さ920gの小型軽量デザインを採用。モニターの背面に設置できるVESAマウント、高速なDDR5 5200MHzメモリ(最大96GB)、

高速2.5GbE LANポート、最新のWiFi 6とBluetooth 5.2、そしてWindows 11 ProのプリインストールやLinuxサポートに対応するなど魅力的な要素が満載です!

早速どんなミニPCなのか、もっとくわしくその価格や特徴(メリット)、変更点を見ていきましょう。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンクAliExpress リンク

公式ページ:Intel 13 世代 Core i9-13900HK ミニ PC – NucBox K10

価格をチェック!GMKtec NucBox K10は他のミニPCよりも安いのか?

GMKtec NucBox K10 実機の付属品

GMKtec NucBox K10は、GMKtec公式サイトで、ベアボーンモデルが63,300円で販売されています。メモリとストレージが搭載されたモデルも販売されており、32GB+1TBモデルで78,300円、64GB+1TBモデルで88,900円、で販売されています。

一方、ECサイトではAliExpressで67,533円~(ベアボーンモデル)で販売中です。こちらも公式サイトと同様にRAM、ROM付きのモデルも販売されています。

日本のAmazonにも入荷しており、64GB+1TBモデルが99,461円で発売中です。

GMKtec NucBox G9

2025年1月に発売された「GMKtec NucBox G9」はAmazonで31,675円で販売中です。こちらは、Twin Lake世代 Intel N150プロセッサと12GB LPDDR5メモリを搭載したコンパクトなミニPC(NAS)です。

4Kトリプルディスプレイ出力に対応し、生産性向上に貢献します。注目すべきはその拡張性で、M.2スロットを4つ備え、最大32TBのNAS構築が可能です。動画編集や写真保存など、大容量ストレージを必要とするユーザーにとって理想的な選択肢となります。Wi-Fi 6や2.5G LANなど、高速なネットワーク接続も魅力です。小型ながらパワフルで多機能なNucBox G9は、様々な用途で活躍する頼もしい一台です。

Minisforum MS-A1

2024年7月23日に発売された「Minisforum MS-A1」はAmazonでベアボーンモデルが39,983円で販売中です。こちらはCPU交換可能ベアボーンミニPCで、AMD Ryzen 7 8700GなどパワフルなCPUを搭載できます。最大96GBのDDR5メモリと4つのM.2スロットを備え、高いパフォーマンスと柔軟なストレージ構成を実現します。

また、4Kトリプルディスプレイ出力と8K出力にも対応し、高解像度での作業やエンターテイメントを可能にします。USB4、OCuLinkポート、2.5GデュアルLANなど豊富なインターフェースも魅力です。自作PCのようにカスタマイズを楽しみたいユーザーに最適な、ハイスペックなミニPCです。

Minisforum MS-01

2023年12月28日に発売された「Minisforum MS-01」はAmazonでベアボーンモデルが94,980円で販売中です。こちらは、Intel Core i9-13900Hプロセッサを搭載したハイエンドミニPCです。32GB DDR5メモリと1TB SSDを標準搭載し、動画編集やゲームなど負荷の高いタスクも快適にこなせます。

また、最大24TBまで拡張可能なストレージ、グラフィックボードを増設できるPCIe 4.0×16スロットなど、拡張性も抜群です。10Gbps SFP+ポートやデュアルUSB4ポートなど、高速なデータ転送も可能です。8Kトリプルディスプレイ出力にも対応し、圧倒的な映像体験を提供します。プロフェッショナルな作業にも耐えうる、高性能を求めるユーザーのためのミニPCです。

CHUWI HeroBox 2023

2023年8月に発売された「CHUWI HeroBox 2023」はAmazonでクーポン適用で実質21,900円で販売中です。こちらはIntel N100プロセッサと8GB LPDDR5メモリを搭載したミニPCです。256GB SSDとMicro SDカードスロット、2.5インチHDD/SSD増設スロットを備え、十分なストレージ容量を確保できます。

また、4Kデュアルディスプレイ出力、VGAポートなど豊富な出力オプションも魅力です。コンパクトで省スペースな設計ながら、冷却システムも搭載し安定した動作を実現します。Wi-Fi 6とギガビット有線LANに対応し、高速なネットワーク接続も可能です。手頃な価格で基本性能を抑えた、日常使いに最適なミニPCです。

プロセッサ:第13世代Core i9が解き放つ、異次元の処理能力

GMKtec NucBox K10 本体のCPUのロゴ

GMKtec NucBox K10は、コンパクトな筐体に驚異的なパワーを秘めたミニPCです。その性能の中核を担うのが、搭載されているIntel Core i9-13900HKプロセッサです。ここでは、そのCPU性能に焦点を当て、特に前モデル「GMKtec NucBox M4」からの進化点を明らかにしながら、その魅力を徹底解剖します。

最新世代CPUへの飛躍:Intel Core i9-13900HK搭載

NucBox K10が搭載するプロセッサは、第13世代 Intel Core™ i9-13900HKです。これはノートPC向けでありながら、デスクトップクラスに匹敵する性能を持つハイエンドCPUです。14コア20スレッドという構成は、複数のタスクを同時に、かつ高速に処理する能力に優れています。最大5.4GHzという高い動作周波数も、応答性の良さや処理速度の向上に直結します。

前モデルNucBox M4からの劇的な進化点

前モデルのNucBox M4に搭載されていたのは、第11世代のIntel Core i9-11900Hでした。このCPUも当時の高性能モデルでしたが、K10のi9-13900HKと比較すると、その差は歴然です。コア数は8コアから14コアへと75%増加、スレッド数は16スレッドから20スレッドへと25%増加しました。これにより、特に複数の処理を同時に行うマルチタスク性能が大幅に向上しています。

製造プロセスとキャッシュメモリの進化

さらに、NucBox M4のCPUが10nmプロセスで製造されていたのに対し、K10のCPUはより微細な7nmプロセスを採用しています。これは、一般的に電力効率の向上や性能向上に寄与します。加えて、CPU内部の高速なメモリであるIntel スマート キャッシュも24MB搭載しており、データへのアクセス速度を高め、処理全体の効率を引き上げています。

実用シーンで体感するパフォーマンス向上

これらのスペック向上は、実際の使用感に直結します。例えば、Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveでの4K動画編集では、プレビューのスムーズさやエンコード(書き出し)時間の短縮が期待できます。また、「Apex Legends」や「Valorant」のような人気ゲームも、設定次第でより快適なフレームレートでのプレイが見込めます。

仕事でZoom会議をしながら、複数のブラウザタブ(例:Google Workspaceのドキュメントやスプレッドシート)を開き、Slackでコミュニケーションを取るといったマルチタスクも、もたつくことなく快適にこなせます。TDPは45Wですが、最大70Wまで上昇するポテンシャルがあり、高負荷時にも性能を維持しようとします。

まとめ:おすすめポイント

  • 圧倒的な処理性能: 前モデルNucBox M4から飛躍的に進化した第13世代Core i9-13900HKを搭載し、コア数・スレッド数・動作周波数が大幅に向上。
  • クリエイティブ作業に最適: 動画編集(Adobe Premiere Pro等)やデザイン制作など、高いCPUパワーを要求されるタスクも快適にこなします。
  • 高度なマルチタスク能力: 複数のアプリケーション(Zoom、Google Workspace、Slackなど)を同時に使用しても、スムーズな動作が期待できます。
  • ゲーミングも視野に: 設定次第では「Apex Legends」のような人気PCゲームも楽しめる、コンパクトながらパワフルな性能。
  • 確かな進化を体感: NucBox M4ユーザーにとっては、性能差が明確で満足度の高いステップアップとなります。
  • 省スペースと高性能を両立: デスク上のスペースを取らずに、デスクトップPCに匹敵するハイパフォーマンスを実現します。

ベンチマーク

GMKtec NucBox K10に搭載されているIntel Core i9-13900HKプロセッサはどのくらいの性能なのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

CPUのベンチマーク結果・Intel Core i9-13900HK

グラフ benchmark-Intel-Corei9-13900HK

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「30655」
  • Geekbench 6のシングルコア「2617」、マルチコア「13629」
  • Cinebench 2023 シングルコア「1748」、マルチコア「16459」
  • Cinebench 2024 シングルコア「115」、マルチコア「987」

CPUのベンチマーク結果から分かること

Intel Core i9-13900HKは、ノートPC向けCPUとして極めて高い性能を持っていることが明らかです。これらのスコアは、このCPUが要求の厳しいタスクや最新のアプリケーションを快適に動作させる能力を持っていることを示唆しています。

総合的な処理能力

まず、PassmarkのCPUベンチマークスコア「30655」は、このCPUの全体的な処理能力が非常に高いレベルにあることを示しています。これは、日常的な作業から専門的なソフトウェアの実行まで、幅広い用途において優れたパフォーマンスを発揮することを示唆する総合的な指標です。ノートPC向けCPUとしてはトップクラスのスコアであり、デスクトップCPUに匹敵するポテンシャルを持っていると言えるでしょう。

シングルコア性能の高さ

次に、シングルコア性能を見てみると、Geekbench 6で「2617」、Cinebench 2023で「1748」、Cinebench 2024で「115」というスコアは、いずれも非常に高い値です。

シングルコア性能は、OSの応答性、アプリケーションの起動速度、Webブラウジングの快適さ、そしてシングルスレッド処理が中心となる一部のゲームやソフトウェアのパフォーマンスに直結します。これらのスコアから、Core i9-13900HKは、単一のタスクを高速に処理する能力に優れていることが分かります。

卓越したマルチコア性能

さらに重要な点として、マルチコア性能が挙げられます。Geekbench 6のマルチコアスコア「13629」、Cinebench 2023のマルチコアスコア「16459」、そしてCinebench 2024のマルチコアスコア「987」は、複数のコアを同時に活用する処理において、このCPUが卓越した能力を持っていることを示しています。

動画編集、3Dレンダリング、科学技術計算、ソフトウェア開発におけるコンパイル、あるいは複数のアプリケーションを同時に実行するヘビーなマルチタスク環境において、その高い並列処理能力が真価を発揮します。特にCinebenchのスコアは、クリエイティブな作業におけるレンダリング性能の高さを裏付けています。

総評

これらのベンチマーク結果を総合的に判断すると、Intel Core i9-13900HKは、ハイエンドゲーミングノートPCや高性能モバイルワークステーションに搭載されることを想定した、極めてパワフルなCPUであると結論付けられます。高いシングルコア性能による快適な操作感と、卓越したマルチコア性能による高負荷作業への対応力を兼ね備えており、あらゆる用途で高いパフォーマンスを期待できるCPUと言えるでしょう。

Intel Core i9-13900HK性能を比較

GMKtec NucBox K10に搭載されているIntel Core i9-13900HKは他のCPUと比べてどのくらいの性能を持っているのでしょうか?ベンチマークで比較してみました。

CPUランキング

グラフ Passmark-Intel-Core-i9-13900HK

※PassmarkのCPUランキングで比較したものです。

  1. Ryzen AI 9 HX 370(GMKtec EVO-X1/Beelink SER9/Minisforum AI370)・・・Passmark:35096
  2. Core i9-13900HK (GMKtec NucBox K10/Beelink GTi13 Ultra)・・・Passmark:30655
  3. Ryzen 9 7940HS (GEEKOM A7 / MINISFORUM UM790 Pro)・・・Passmark:30504
  4. AMD Ryzen 9 8945HS (GMKtec K11/MINISFORUM UM890 Pro/GEEKOM A8)・・・Passmark:30325
  5. Ryzen 7 7840HS (Beelink SER7/MINISFORUM UM780 XTX)・・・Passmark:29937
  6. Core i9-13900H (Minisforum MS-01)・・・Passmark:29694
  7. Ryzen 7 8845HS (GMKtec NucBox K8/Beelink SER8)・・・Passmark:28708
  8. Core Ultra 9 185H (Minisforum AtomMan X7 Ti)・・・Pssmark:28465
  9. Core i9-12900H (GEEKOM XT12 Pro)・・・Passmark:28206
  10. Ryzen 7 7735HS (GMKtec NucBox K5)・・・Passmark:24225
  11. Core Ultra 5 125H (GMKtec NucBox K9)・・・Pssmark:22418
  12. Intel Core i9-11900H (GMKtec NucBox M4)・・・Pssmark:20362

比較から分かること

Intel Core i9-13900HKは、PassMarkスコアで30655を記録しており、これは提供されたリストの中で非常に高い性能を持つCPUグループに属することを示しています。最高スコアであるRyzen AI 9 HX 370(35096)には及ばないものの、依然としてトップクラスのパフォーマンスを持つモバイル向けプロセッサーであることが分かります。このスコアは、CPUに高い負荷がかかるタスク、例えば動画編集、3Dレンダリング、高度な計算処理、そして最新のゲームなどにおいても、快適な動作が期待できるレベルです。

競合CPUとの性能比較

リスト内の他のCPUと比較すると、i9-13900HKの性能の立ち位置がより明確になります。特に、AMD Ryzen 9 7940HS(30504)や、その後継にあたるRyzen 9 8945HS(30325)とは非常に近いスコアであり、これらAMDの高性能モバイルCPUとほぼ同等の処理能力を持っていると評価できます。また、同じIntel第13世代で型番が近いCore i9-13900H(29694)や、高性能なRyzen 7 7840HS(29937)と比較しても、i9-13900HKはわずかに高いスコアを示しており、その優れた性能が裏付けられています。

下位・旧世代CPUとの比較とまとめ

一方で、新しい世代のCore Ultra 9 185H(28465)や、一世代前のハイエンドモデルであるCore i9-12900H(28206)と比較すると、i9-13900HKは明確に高いスコアを維持しています。これは、i9-13900HKが第13世代の中でも特に高性能な「HK」シリーズであり、高いクロック周波数やコア数によって優れたパフォーマンスを発揮することを示唆しています。

さらに下位のRyzen 7 7735HS(24225)やCore Ultra 5 125H(22418)、あるいは第11世代のCore i9-11900H(20362)などと比較すると、その差は歴然としており、i9-13900HKがハイエンドクラスのCPUとして、一般的な用途から専門的な作業まで幅広く対応できる高い能力を持っていることが、これらのデータから読み取れます。

グラフィック性能

Intel Core i9-13900HKに搭載されているIntel Iris Xe Graphicsのグラフィック性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

GPUのベンチマーク結果・Intel Iris Xe Graphicsのグラフィックスコア

グラフ benchmark-Intel-Iris-Xe-Graphics

  • Fire Strike グラフィックスコアで「6124」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「2980」
  • Time Spy グラフィックスコアで「2147」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「23000」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「14000」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

GPUのベンチマーク結果から分かること

DirectX 11環境での描画能力

まず、DirectX 11ベースの標準的なテストであるFire Strikeのグラフィックスコア「6124」は、フルHD(1920×1080)解像度における基本的な3Dゲーム性能の指標となります。このスコアは、従来の多くのCPU内蔵グラフィックスと比較して顕著な性能向上を示しており、Iris Xe Graphicsが一定レベルの3D描画能力を持っていることを示しています。

比較的軽量なオンラインゲームや、少し前の世代のゲームタイトルであれば、画質設定を調整することでプレイ可能なレベルにあると考えられます。一方、より高解像度(QHD、2560×1440)での性能を見るFire Strike Extremeのスコア「2980」は、負荷が増加すると性能が相応に低下することを示唆しています。

DirectX 12および新しいAPIへの対応

次に、より新しいグラフィックスAPIであるDirectX 12を使用したTime Spyのグラフィックスコア「2147」は、近年のゲームタイトルで採用が進む環境での性能を示します。このスコアも、統合グラフィックスとしては良好な値であり、DirectX 12に対応したアプリケーションやゲームを実行する基本的な能力があることを裏付けています。しかし、最新の高画質設定を要求するAAAタイトルを快適にプレイするには、専用のディスクリートGPU(グラフィックボード)と比較すると依然として大きな性能差があります。

低負荷およびモバイル環境での適性

一方で、統合グラフィックスや低スペックPCを対象としたDirectX 12テストであるNight Raidのスコア「23000」、そして主にスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスをターゲットとしたWild Lifeのスコア「14000」は、比較的高い値を示しています。

これらの結果は、Iris Xe Graphicsが、4K動画再生を含むマルチメディア用途、Webブラウジング、オフィスアプリケーションといった日常的なコンピューティングタスクにおいては十分以上の性能を発揮することを示しています。また、カジュアルゲームや比較的負荷の軽いeスポーツタイトルなどであれば、快適に動作させられる可能性が高いことも示唆しています。

総評

これらのベンチマーク結果を総合すると、Intel Iris Xe Graphicsは、CPU内蔵グラフィックスとしては非常に優秀な性能を持っています。日常的なPC利用や動画視聴、写真編集、そして軽めのゲームプレイにおいては、十分なパフォーマンスを提供します。

しかしながら、本格的なPCゲームを高画質・高フレームレートで楽しみたい場合や、要求の高い3Dレンダリング、動画編集といったクリエイティブな作業においては、専用の高性能ディスクリートGPUが必要となるでしょう。Iris Xe Graphicsは、あくまで統合グラフィックスの枠内での高性能化を実現したものと評価できます。

ゲーム性能

Intel Core i9-13900HKとIntel Iris Xe Graphicsを搭載したノートPCは、非常に強力なCPU性能を持ち合わせていますが、ゲームのフレームレートは主にCPUに内蔵されたIris Xe Graphicsの描画能力に左右されます。以下に、人気のゲームタイトルを中心に、フルHD(1920×1080)解像度でグラフィック設定を主に低~中にした場合の動作の目安を示します。

人気ゲームタイトルのFPS

原神 (Genshin Impact): 広大なファンタジー世界を旅するオープンワールド・アクションRPG。フルHD解像度・低設定で40-50 FPS。フィールド探索や通常の戦闘は比較的スムーズに行えますが、エフェクトが多用される激しい戦闘や特定のエリアでは、動きが少しもたつく場面が見られるでしょう。滑らかさを重視するなら、さらに画質を下げる必要があります。

崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail): 銀河を巡る列車で冒険するスペースファンタジーRPG(ターン制)。グラフィック負荷は比較的軽めです。フルHD・中設定で50-60 FPS。ターン制バトルも滑らかな演出で楽しめ、探索パートも快適です。高設定でも動作しますが、安定性を求めるなら中設定がバランスが良いでしょう。

鳴潮 (Wuthering Waves): 文明崩壊後の世界を舞台にした、スタイリッシュな戦闘が特徴のオープンワールド・アクションRPG。フルHD・低設定で35-45 FPS。探索は可能ですが、高速な戦闘アクションが特徴のため、フレームレートの変動が体感に影響しやすいです。敵の攻撃回避やコンボ入力時に、わずかな遅延やカクつきを感じることがあるかもしれません。

パルワールド (Palworld): 不思議な生物「パル」を集めて育て、共に戦うオープンワールド・サバイバルクラフト。求されるPCスペックが高めです。フルHD・最低設定で25-35 FPS。拠点に多くのパルがいる場合や、広大なフィールドを高速で移動する際には、動作が重くなり、画面がカクつく頻度が増します。安定したプレイには解像度の引き下げなど、さらなる調整が求められます。

エルデンリング (Elden Ring): ダークファンタジーの世界を舞台にした高難易度アクションRPG。非常に高いグラフィック性能が必要です。フルHD・最低設定でも20-30 FPS。常に画面が滑らかさを欠き、特に精密な操作が求められるボス戦などでは、入力に対する反応の遅れやカクつきが致命的となり、ゲームプレイは非常に困難です。

Forza Horizon 5: メキシコを舞台にしたオープンワールド・レースゲーム。最適化はされていますが、美しい景観描写のため負荷は高めです。フルHD・低設定で30-40 FPS。レース自体は可能ですが、高速走行中の背景の流れるような滑らかさは得られにくいでしょう。他の車が多い場面や、複雑なコースではさらにフレームレートが落ち込む可能性があります。

モンスターハンターワイルズ (Monster Hunter Wilds): シームレスな世界での狩猟体験を目指すシリーズ最新作(2025年発売)。詳細は不明ですが、最新技術を用いたグラフィックが導入される場合、要求スペックは非常に高くなるでしょう。Iris Xe Graphicsでは、フルHD・最低設定でも20 FPSに満たない可能性があり、ゲームプレイは極めて困難になることが考えられます。

バトルロイヤルゲームタイトルのFPS

Apex Legends: 3人1組で戦う、スピーディーな展開が特徴のバトルロイヤルFPS。フルHD・低設定で40-60 FPS。マップや戦闘状況によって変動はありますが、設定を低く保てば比較的スムーズな動作が可能です。ただし、降下時や終盤の入り組んだ戦闘ではフレームレートが低下し、撃ち合いで不利になる瞬間があり得ます。

VALORANT: 5対5で攻防を繰り広げるタクティカルシューター。PCスペックへの要求が比較的低く、最適化されています。フルHD・低~中設定で80-120 FPS以上。非常に滑らかで応答性の高いプレイが可能です。キャラクターのアビリティが飛び交う場面でも安定しており、競技的なプレイにも十分対応できます。

Call of Duty: Warzone: 大人数・広大なマップで戦う基本プレイ無料のバトルロイヤルFPS。グラフィック負荷が非常に高いタイトルです。フルHD・最低設定でも25-35 FPS。建物が多い市街地や、複数の部隊が交戦する場面では動作が著しく重くなり、カクつきが頻発します。快適なプレイは難しく、不利を強いられる状況が多いでしょう。

荒野行動 (Knives Out): スマートフォン発祥のバトルロイヤルゲームのPC版。PCへの要求スペックは低めです。フルHD・中設定で60 FPS以上。安定して滑らかな動作が期待でき、快適にプレイできます。設定を上げても十分なフレームレートを維持しやすいでしょう。

その他のゲームタイトルのFPS

タワーオブファンタシー (Tower of Fantasy): 近未来的なSF世界を冒険するオープンワールドRPG。フルHD・低設定で40-50 FPS。原神に近い動作感で、探索や戦闘はこなせますが、プレイヤーが多いエリアや派手なエフェクト時にはフレームレートの低下を感じることがあります。より安定性を求めるなら設定の見直しが必要です。

サイバーパンク2077 (Cyberpunk 2077): 巨大都市ナイトシティを舞台にしたオープンワールドRPG。現行ゲームの中でもトップクラスにグラフィック負荷が高いです。フルHD・最低設定で15-25 FPS。街中を歩くだけでもカクつきがひどく、戦闘になればさらに悪化します。ゲーム体験として成立させるのが難しいレベルです。

アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン (Armored Core VI: Fires of Rubicon): 自分だけのメカを操り戦うハイスピードメカアクション。高速戦闘時の負荷が高めです。フルHD・低設定で25-35 FPS。ブースト移動やミサイルが飛び交う戦闘では、動きの滑らかさが失われ、敵の動きに対応しきれない場面が出てきます。快適な高速戦闘は望めません。

ストリートファイター6 (Street Fighter 6): 最新のグラフィックで表現される対戦格闘ゲーム。対戦格闘ゲームでは安定した60 FPSが極めて重要です。フルHD・低設定で50-60 FPS。多くの場面で60 FPS近くを維持できますが、派手な必殺技の演出や一部のステージでは、瞬間的にフレームレートが落ち込む可能性があります。これが対戦の駆け引きに影響するかもしれません。

Overwatch 2: 個性的なヒーローたちが戦うチーム対戦型アクションシューター。比較的最適化が進んでいます。フルHD・低設定で60-80 FPS。多くの状況で滑らかなプレイが可能で、チームでの連携も取りやすいでしょう。設定を適切に調整すれば、快適なゲーム体験が得られます。

メモリとストレージ:次世代DDR5規格と最大12TBが拓く可能性

GMKtec NucBox K10 ストレージのスロット

ミニPCの快適さを左右する重要な要素が、メモリ(RAM)とストレージ(ROM)です。GMKtec NucBox K10は、これらにおいても妥協のないスペックを備え、高速かつ大容量なデータ処理環境を提供します。ここでは、NucBox K10のメモリとストレージの仕様に焦点を当て、前モデル「GMKtec NucBox M4」との違いも明確にしながら、その実力と魅力を詳しく見ていきましょう。

次世代メモリDDR5への移行:速度と効率の向上

NucBox K10は、最新規格であるDDR5メモリを採用しています。具体的にはDDR5 5200MHzの高速メモリを搭載しており、標準で32GBまたは64GBのモデルが用意されています。デュアルチャネル構成で動作するため、メモリの帯域幅が最大限に活かされ、データ転送速度が向上します。これにより、アプリケーションの起動や動作、マルチタスク処理がよりスムーズになります。

前モデルM4とのメモリ比較:世代交代による恩恵

前モデルのNucBox M4ではDDR4メモリが採用されていました。NucBox K10がDDR5へと移行したことは、純粋な性能向上を意味します。DDR5はDDR4と比較して、より高速なデータ転送速度と優れた電力効率を実現します。

例えば、Microsoft Excelで大量のデータを扱う際や、Visual Studio Codeのような開発環境で複雑なプロジェクトを開く際など、メモリへのアクセスが多い場面でその速度差を体感できるでしょう。

将来性も確保:最大96GBへの圧倒的な拡張性

NucBox K10は、将来的なメモリ増設にも柔軟に対応します。内部には2つのSO-DIMMスロットを備え、ユーザー自身でメモリを交換・増設することが可能です。注目すべきは、最大で96GB(48GBモジュール x 2枚)という大容量まで拡張できる点です。仮想マシンを複数同時に実行したり、Adobe Lightroomで大量の高解像度RAW写真を管理したり、あるいは科学技術計算のようなメモリを大量に消費する専門的な用途にも対応できるポテンシャルを持っています。

超高速ストレージ:PCIe 4.0 NVMe SSDの実力

GMKtec NucBox K10 ストレージの取り付け

ストレージには、現在主流のSATA接続SSDよりも格段に高速なPCIe 4.0接続のNVMe M.2 SSDを採用しています。これにより、OSの起動時間の大幅な短縮はもちろん、アプリケーションの起動や大容量ファイルの読み込み・書き込みが驚くほど高速になります。標準で512GB、1TB、または2TBのモデルがあり、購入後すぐに高速ストレージ環境を利用できます。

驚異のストレージ拡張性:最大12TBへの道

NucBox K10のストレージ拡張性は、ミニPCとしては類を見ないレベルです。内部にはM.2 2280スロット合計で3つも搭載されており、それぞれ最大4TBのSSDに対応。これにより、理論上は最大12TB(4TB x 3)という、デスクトップPC顔負けの大容量ストレージ環境を構築できます。

前モデルNucBox M4はM.2 SSDに加えて2.5インチドライブベイも備えていましたが、K10は高速なM.2スロットを複数搭載することに特化し、より高速かつ大容量なストレージ構成を可能にしています。

大容量が活きる利用シーン:可能性は無限大

最大12TBものストレージ容量があれば、容量不足に悩まされることはほぼなくなるでしょう。「Cyberpunk 2077」や「Starfield」といった数十GBを超える大作ゲームを多数インストールしたり、高画質な動画素材を大量に保存してYouTube向けの動画編集を行ったり、あるいはPlexなどのメディアサーバーを構築して、膨大な映画や音楽ライブラリを一元管理することも可能です。すべてを高速なNVMe SSDで構成できるため、アクセス速度も快適そのものです。

まとめ:おすすめポイント

  • 高速DDR5メモリ搭載: 前モデルM4のDDR4から進化し、アプリケーションの動作やマルチタスク処理を高速化。
  • 大容量メモリ標準搭載&拡張性: 標準で32GB/64GB、最大96GBまで拡張可能で、ヘビーユースにも対応。
  • 超高速PCIe 4.0 SSD: OSやアプリの起動、ファイル転送が非常に高速で、待ち時間を削減。
  • 驚異的なストレージ拡張性: 3基のM.2スロットで最大12TBまで拡張でき、容量不足の心配を解消。
  • 高速ストレージ特化: 前モデルM4と異なり、複数の高速M.2スロットによる大容量化に注力。
  • あらゆる用途に対応: ゲーム、クリエイティブ作業、データ保存など、あらゆるニーズに応えるメモリとストレージ構成。

インターフェース:多様な接続性がもたらす利便性

PCの使い勝手を大きく左右するのが、周辺機器との接続窓口となるインターフェース(ポート類)です。GMKtec NucBox K10は、そのコンパクトな筐体に驚くほど多彩なポートを備え、様々な利用シーンに対応できる高い接続性を実現しています。ここでは、NucBox K10のインターフェース構成を前面・背面に分けて詳しく解説し、前モデル「GMKtec NucBox M4」との違いにも触れながら、その魅力を探ります。

前面インターフェース:日常的なアクセスを快適に

GMKtec NucBox K10 前面インターフェース

NucBox K10の前面パネルには、日常的に抜き差しする機会が多いデバイスに対応するポートが効率的に配置されています。高速データ転送が可能なUSB 3.2ポートが2つあり、外付けSSDやUSBメモリからのデータ移行をスムーズに行えます。加えて、キーボードやマウス、Webカメラなどの接続に適したUSB 2.0ポートも2つ用意されています。

注目すべきは、多機能なType-CポートUSB 3.2 Gen2対応)です。これはDisplayPort出力によるモニター接続と高速データ転送の両方に対応しており、対応モニターへの映像出力や高速な外部ストレージの接続に利用できます。さらに、ヘッドホンとマイクに対応した3.5mmオーディオジャックも備え、オンライン会議や音楽鑑賞、ゲームプレイに必須の音声入出力も手軽に行えます。電源ボタンも前面に配置され、アクセスしやすくなっています。

背面インターフェース:常設機器をスマートに接続

GMKtec NucBox K10 背面インターフェース

背面には、常時接続しておくことが多い機器向けのポートが豊富に並びます。こちらにもUSB 3.2が2つUSB 2.0が2つ搭載されており、プリンターやスキャナー、その他のUSB機器を接続するのに十分な数を確保しています。

映像出力は、4K@60Hz対応のHDMI 2.0ポートが2つ、同じく4K@60Hz対応のDisplayPort 1.4が1つ搭載されています。前面のType-Cポートと合わせれば、最大4画面への同時出力が可能となり、広大な作業領域を実現できます。例えば、メインモニターで作業しつつ、別のモニターで資料やコミュニケーションツール(Discordなど)を表示し、さらにテレビで動画を再生するといった使い方も可能です。

ネットワーク接続には、高速な2.5GbE対応の有線LANポート(RJ45)が1つ用意されており、オンラインゲームや大容量ファイルのダウンロード、NAS(ネットワーク接続ストレージ)へのアクセスなどを安定かつ高速に行えます。その他、電源供給用のDC INポート、盗難防止用のケンジントンロックスロットも背面に配置されています。

注目すべきはCOMポートの搭載

NucBox K10の背面インターフェースで特に注目すべきは、COMポート(シリアルポート)が搭載されている点です。これは一般的なPCでは省略されることが多いポートですが、産業用機器の制御やデータ収集、特定のレガシーデバイスとの接続など、専門的な分野で依然として需要があります。このポートの存在により、NucBox K10は一般的な用途に加えて、特定の業務用途にも対応できる汎用性の高さを持っています。

NucBox M4との比較:インターフェース構成の進化と変化

前モデルのNucBox M4と比較すると、インターフェース構成にはいくつかの違いが見られます。映像出力に関して、NucBox K10はHDMIポートが1つ多い(K10: 2基 vs M4: 1基)ため、Type-Cポートを含めた最大同時出力数が K10の4画面に対し、M4は3画面でした。より多くのモニターを接続したいユーザーにはK10が有利です。

USBポート構成も異なります。K10はUSB 3.2とUSB 2.0をバランス良く搭載(合計Type-A 8ポート)していますが、M4はUSB 3.2 Gen 1 Type-Aを6ポート搭載していました。K10のType-Cポートはより高速なUSB 3.2 Gen2に対応しています。高速性を重視するならK10のUSB 3.2やType-Cが有利ですが、単純なUSB Type-Aポート数ではM4が多かったと言えます。

ネットワーク面では、M4が2.5GbE LANポートを2つ搭載していたのに対し、K10は1つです。冗長性や特定のネットワーク構築(ルーター化など)を重視する場合はM4に利点がありましたが、高速な有線接続という点ではK10のシングルポートでも多くのユーザーには十分でしょう。そして、前述の通りCOMポートはK10にのみ搭載されています。

まとめ:おすすめポイント

  • 豊富なUSBポート: 前面・背面に合計8つのUSB Type-Aポート(USB 3.2 x4, USB 2.0 x4)を搭載し、多数の周辺機器を接続可能。
  • 多機能なType-Cポート: 前面にUSB 3.2 Gen2対応のType-Cポートを搭載し、高速データ転送とDisplayPort映像出力に対応。
  • 最大4画面出力対応: HDMI x2, DisplayPort x1, Type-C (DP) x1により、マルチモニター環境を容易に構築。
  • 高速有線LAN: 2.5GbE LANポート搭載で、安定した高速ネットワーク通信を実現。
  • COMポート搭載: 産業用・業務用など、特定のニーズに応えるCOMポートを標準装備。
  • バランスの取れた構成: 前モデルM4と比較し、映像出力の強化やCOMポート追加など、より多様な用途に対応できるインターフェース構成。

快適なネットワーク環境:Wi-Fi 6と2.5GbE LANの安定した通信機能

GMKtec NucBox K10 Wi-Fiモジュール

現代のPC利用において、インターネット接続の速度と安定性は、作業効率やエンターテイメント体験を左右する重要な要素です。GMKtec NucBox K10は、最新の通信規格に対応した強力なネットワーク機能を搭載し、あらゆるオンライン活動を快適にサポートします。ここでは、NucBox K10の有線・無線通信機能に焦点を当て、前モデル「GMKtec NucBox M4」との違いも踏まえながら、その実力を詳しくご紹介します。

最新規格Wi-Fi 6による高速ワイヤレス

NucBox K10は、最新の無線LAN規格であるWi-Fi 6(Intel AX201モジュール)に対応しています。これにより、理論上最大2.4Gbpsという非常に高速なワイヤレス通信が可能になります。対応するWi-Fi 6ルーターと組み合わせることで、NetflixやAmazon Prime Videoといったサービスの高画質な4K動画ストリーミングも、読み込み待ちや途切れのストレスなくスムーズに楽しめます。また、大容量のソフトウェアやゲームデータのダウンロード時間も大幅に短縮されるでしょう。

Bluetooth 5.2で広がるワイヤレス接続

ワイヤレス周辺機器との連携には、Bluetooth 5.2機能が搭載されています。これにより、最新のワイヤレスマウス(例:Logicool MX Master 3S)やキーボード、高音質ワイヤレスイヤホン(例:Apple AirPods Pro)、スピーカーなどを、ケーブルの煩わしさなくスマートに接続できます。デスク周りをすっきりと整理しながら、快適な操作環境や豊かなサウンド体験を手軽に実現可能です。

注目すべきは交換可能なWi-Fiモジュール

注目すべき点として、NucBox K10に搭載されているWi-Fiモジュール(Intel AX201)は、物理的に取り外して交換が可能であることです。これは将来性という観点から大きなメリットとなります。例えば、今後さらに高速なWi-Fi 7などの新しい規格が登場した場合でも、ユーザー自身が対応するWi-Fiモジュールに交換することで、PC本体を買い替えることなく、最新のワイヤレス通信環境へアップグレードできる可能性を秘めています。

超高速かつ安定の2.5GbE有線LANポート

無線LANが高速化しているとはいえ、最高の速度と安定性を求めるなら有線LAN接続が依然として有利です。NucBox K10は、背面に2.5ギガビットイーサネット(2.5GbE)対応の有線LANポート(RJ45)を1つ搭載しています。これは一般的なギガビットイーサネット(1GbE)の実に2.5倍の通信速度を誇ります。

応答速度が勝敗を分けるオンラインゲーム(例:「Valorant」「Apex Legends」)でのラグ(遅延)を最小限に抑えたり、NAS(ネットワーク接続ストレージ)への大容量データバックアップや転送を高速に行ったりする際に、その威力を存分に発揮します。

NucBox M4との違い:LANポート構成

前モデルのNucBox M4と比較した場合、無線通信機能(Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2対応)は共通しています。明確な違いは有線LANポートの数です。NucBox M4は2.5GbEポートを2つ搭載しており、2つのポートを束ねて通信速度をさらに向上させるリンクアグリゲーションや、片方の回線がダウンしても通信を継続できる冗長化構成など、より高度なネットワーク構築が可能でした。一方、NucBox K10は1ポート構成ですが、一般的な家庭やオフィスにおける高速有線接続のニーズには十分応えられる仕様となっています。

まとめ:おすすめポイント

  • 高速Wi-Fi 6対応: 最大2.4Gbpsの高速ワイヤレス通信で、4K動画視聴や大容量ダウンロードも快適。
  • Bluetooth 5.2搭載: 最新のワイヤレスマウス、キーボード、イヤホンなどをスムーズに接続。
  • 交換可能なWi-Fiモジュール: 将来的なWi-Fi規格のアップグレードにも対応可能。
  • 超高速2.5GbE LAN: 安定性と速度に優れた有線接続で、オンラインゲームやNASアクセスに最適。
  • バランスの取れた構成: 多くのユーザーに十分な高速有線ポートと、最新の無線規格を両立(M4は2.5GbE x2ポート搭載)。

安定した動作を支える冷却性能:ヒートパイプと大型ファンでCore i9を強力に冷やす

GMKtec NucBox K10 大型ファン

ミニPCで高いパフォーマンスを追求する際、避けて通れないのが「熱」の問題です。特にGMKtec NucBox K10のように、強力なIntel Core i9-13900HKプロセッサを搭載するモデルでは、発生する熱をいかに効率よく排出し、性能を安定して維持できるかが極めて重要になります。ここでは、NucBox K10が採用する冷却システムに焦点を当て、その設計と効果、そして前モデル「GMKtec NucBox M4」との違いについて解説します。

高性能CPUを確実に冷やすための設計思想

NucBox K10が搭載するCore i9-13900HKは、最大70Wにも達するTDP(熱設計電力)を持つパワフルなCPUです。この性能をコンパクトな筐体で最大限に引き出すため、GMKtecは冷却設計に並々ならぬ注力を行っています。その核となるのが、「大型スーパー冷却ファンシステム」と称される高度な冷却機構です。

具体的な冷却機構:ヒートパイプと大型ファンによる効率的な排熱

NucBox K10の冷却システムは、具体的な部品構成が明らかにされています。熱を素早く吸収・拡散するためのヒートシンク銅板、CPUから発生した熱を効率的に移動させる2本の太いD8ヒートパイプ、そして熱伝導率の高い6Wの熱伝導シリコーンが塗布されたアルミニウムプレートブラケット、これらを大型の冷却ファンが強制的に冷却します。内部構造図からは、さらに効率を高めるVC(ベイパーチャンバー)のような銅製冷却ベースの存在も示唆されており、熱対策への強いこだわりが伺えます。

注目すべきは冷却効率の向上

注目すべきは、この冷却システムによって「冷却速度と効率が従来システム比で1.5倍向上」し、「360度全方位冷却を実現」すると謳われている点です。これは、単に冷えるというだけでなく、PC内部全体に熱が偏ることを防ぎ、CPUだけでなくメモリやストレージといった他のコンポーネントの安定動作にも寄与することを意味します。結果として、高負荷時でもサーマルスロットリング(熱による性能低下)を抑制し、CPUが持つ本来のパフォーマンスを持続的に引き出すことが期待できます。

高負荷な作業も安心:長時間の安定動作を目指して

この強力な冷却システムは、実際の利用シーンで大きな安心感をもたらします。例えば、DaVinci ResolveやAdobe Premiere Proを用いた長時間の4K動画レンダリング、あるいは「Cyberpunk 2077」のような高負荷なPCゲームの連続プレイ、複雑な科学技術計算やシミュレーションの実行など、CPUに高い負荷がかかり続ける場面でも、NucBox K10は安定した動作を維持することを目指して設計されています。効率的な冷却は、ファンの回転数を適切に管理することにも繋がり、極端な騒音を抑えつつ性能を維持する助けとなります。

NucBox M4との比較:より詳細化・強化された冷却設計

前モデルのNucBox M4も、「強力な冷却ファン」と「効率的な放熱設計」、「放熱効率1.5倍向上」といった冷却性能への配慮が見られ、静音性にも言及がありました。しかし、NucBox K10では、ヒートパイプの本数や材質、熱伝導材といった具体的な冷却部品の詳細が明記されており、より積極的かつ具体的な熱対策が施されていることがわかります。

これは、NucBox M4よりもさらに高いTDPを持つCore i9-13900HKを搭載するにあたり、冷却システムを明確に強化・詳細化した結果と考えられ、性能維持に対する信頼性を高めています。

まとめ:おすすめポイント

  • 先進的な冷却システム: 2本のD8ヒートパイプ、銅板、大型ファンなどを組み合わせた「スーパー冷却ファンシステム」を搭載。
  • 具体的な効率向上: 「冷却速度・効率1.5倍向上」「360度全方位冷却」を謳い、高い冷却性能をアピール。
  • 高性能CPUの安定動作: Core i9-13900HKの性能を持続的に引き出し、高負荷時でもサーマルスロットリングを抑制。
  • 長時間の作業も安心: 動画編集やゲームプレイなど、負荷がかかり続ける場面でも安定した動作が期待できる。
  • M4からの進化: 前モデルと比較して冷却システムの構成要素がより詳細に示され、強化されていることが明確。

洗練されたデザインと使いやすさ:取り外し可能なカバーリッドと前面ポートが便利

GMKtec NucBox K10 ケースを取り外したところ

PCを選ぶ際、性能はもちろん重要ですが、日々の使用感や設置する空間との調和を考えると、デザインや使いやすさも無視できない要素です。GMKtec NucBox K10は、そのパワフルな性能をスタイリッシュな筐体に凝縮し、デザイン性と実用性の両立を目指しています。

ここでは、NucBox K10の外観デザインやポート配置、設置の自由度などに焦点を当て、前モデル「GMKtec NucBox M4」との違いも比較しながら、その魅力を掘り下げていきます。

デザインと使いやすさの両立

設置場所を選ばない洗練されたコンパクトデザイン
NucBox K10は、落ち着いたブラックカラーを基調とし、質感の高い金属製の筐体を採用しています。そのサイズは約18.9cm × 17.8cm × 3.9cm、重量は約920gと非常にコンパクト。高性能ながら場所を取らないため、スペースが限られたデスク上はもちろん、リビングのテレビボードの隅や書斎の棚など、様々な環境にスマートに設置できます。洗練された外観は、どんなインテリアにも自然に溶け込みます。

注目すべきは取り外し可能なカバーリッド

デザイン面で注目すべきは、天板部分にメタリックな取り外し可能なカバーリッドが採用されている点です。これにより、デザイン的なアクセントが加わるだけでなく、内部へのアクセスが容易になる可能性があります。将来的なメモリやストレージのメンテナンス、あるいは清掃を行う際に、この構造が役立つかもしれません。細部にもユーザーの利便性を考慮した工夫が見られます。

日常の接続を快適にする考え抜かれた前面ポート

日々の使い勝手に直結するのが、前面に配置されたインターフェースです。NucBox K10の前面には、USB 3.2ポートが2つ、USB 2.0ポートが2つ、多機能なType-Cポート(映像出力/データ転送対応)、ヘッドホン/マイク兼用の3.5mmオーディオジャック、そして電源ボタンが集約されています。USBメモリや外付けSSDの接続、キーボードやマウスレシーバーの接続、ヘッドセットの使用などが、PCの背面を探ることなく手軽に行え、日常的な作業の快適性を高めています。

スマートな配線と設置を実現:背面ポートとVESAマウント対応

背面には、モニター(HDMI x2, DP x1)、有線LAN、電源アダプター、プリンターなどの常時接続する機器向けのポートがまとめられています。これにより、デスク周りの配線をすっきりと整理しやすくなっています。

さらに、NucBox K10はVESAマウントに対応しています。付属のマウントキット(※通常付属されるか要確認)を使えば、モニターの背面や壁面に取り付けることができ、デスクスペースを最大限に活用したり、まるでモニター一体型PCのような非常にクリーンな設置環境を構築したりすることが可能です。

NucBox M4とのデザイン・使い勝手の比較

前モデルのNucBox M4と比較すると、デザイン面ではブラックの金属筐体、コンパクトなサイズ感、VESAマウント対応といった多くの共通点があります。

大きな違いは、NucBox K10が取り外し可能なカバーリッドを採用している点です。使い勝手の面では、前面ポート構成に違いが見られます。K10は前面にUSB 3.2とUSB 2.0の両方を搭載し、計4つのUSB Type-Aポートを持つため、新旧様々なUSB機器の接続に便利です。一方、M4の前面USB Type-AはUSB 3.2のみ(2ポート)でした。

背面ポートでは、M4がUSB 3.2 Type-Aを4ポート、2.5GbE LANを2ポート搭載していたのに対し、K10はUSB 3.2 Type-Aを2ポート、USB 2.0を2ポート、2.5GbE LANを1ポート搭載しています。K10は代わりにHDMIポートが1つ多く(計2基)、産業用途向けのCOMポートを備えています。

どちらが良いかは用途によりますが、K10は前面での接続性の多様さと映像出力の柔軟性、特定の専門用途への対応力に、M4は背面USB Type-Aの数とデュアルLANに重きを置いていたと言えるでしょう。

まとめ:おすすめポイント

  • 洗練された金属筐体: どんな環境にも馴染む、ブラック基調のコンパクトでスタイリッシュなデザイン。
  • 取り外し可能なカバーリッド: デザインのアクセントに加え、メンテナンス性向上も期待できるユニークな特徴。
  • 便利な前面ポート群: USB 3.2とUSB 2.0を両方搭載し、日常的な周辺機器の抜き差しが非常に容易。
  • VESAマウント対応: モニター背面設置などでデスクスペースを有効活用し、スマートな設置が可能。
  • 柔軟な接続性: 前面ポートの利便性と、多画面出力や特定用途にも対応する背面ポートを両立(M4比で前面USB種類増、HDMI増、COMポート追加)。

GMKtec NucBox K10のメリット

GMKtec NucBox K10 映像出力

GMKtec NucBox K10は、いくつかの点で他のミニPCと比較して明確なメリットを持っています。特にそのCPU性能、インターフェースの豊富さ、そしてコストパフォーマンスにおいて優位性が見られます。

クラス最高レベルのCPU性能

NucBox K10最大の魅力は、搭載されている第13世代 Intel Core i9-13900HKプロセッサの圧倒的な処理能力です。このCPUは14コア20スレッド、最大5.4GHz動作というスペックを持ち、Passmarkベンチマークスコアで30655を記録しています。

これは、例えばエントリークラスのCHUWI HeroBox 2023 (Intel N100)やGMKtec NucBox G9 (Intel N150) とは比較にならないほどの高性能であり、動画編集、プログラミング、高度なマルチタスクといった負荷の高い作業も快適にこなします。

また、同じく高性能ミニPCであるMinisforum MS-01が搭載するCore i9-13900H (Passmark 29694)と比較しても、K10の「HK」モデルはわずかに高いスコアを示しており、より高いピークパフォーマンスが期待できます。Minisforum MS-A1で搭載可能なAMD Ryzenプロセッサと比較しても、CPUの純粋なマルチコア性能においてはi9-13900HKが優位に立つ場面が多いでしょう。

充実したインターフェースとマルチモニター対応

NucBox K10は、そのコンパクトな筐体にも関わらず、非常に豊富なインターフェースを備えています。特にUSB Type-Aポートは前面に4つ、背面に4つの合計8ポートを搭載しており、これは比較対象のミニPCの中でも群を抜いています。例えば、GMKtec NucBox G9は側面に3つ、Minisforum MS-A1は合計5つ、Minisforum MS-01は合計6つであり、NucBox K10はより多くのUSB周辺機器を変換アダプターなしで接続できます。

さらに、映像出力に関しても、HDMIポートを2つ、DisplayPortを1つ、そしてDisplayPort出力対応のType-Cポートを1つ備え、最大で4画面への同時出力が可能です。これは最大3画面出力であるGMKtec NucBox G9、Minisforum MS-A1、Minisforum MS-01や、最大2画面(+VGA)のCHUWI HeroBox 2023と比較して、より広大なデスクトップ環境を構築したいユーザーにとって大きなメリットとなります。

優れたコストパフォーマンス

NucBox K10は、搭載するCore i9-13900HKというハイエンドCPUの性能を考慮すると、非常に優れたコストパフォーマンスを実現しています。公式サイトでのベアボーン価格が6万円台からというのは、同様にCore i9を搭載するMinisforum MS-01のベアボーン価格(Amazonで9万円台~)と比較して明らかに安価です。ほぼ同等かそれ以上のCPU性能を持つマシンを、より低い初期投資で手に入れることができる点は、NucBox K10の大きな強みと言えます。

使い勝手を高める前面ポートとデザイン

日々の使いやすさという点でもメリットがあります。NucBox K10は前面にUSB 3.2 x 2、USB 2.0 x 2、Type-C、オーディオジャック、電源ボタンを集中配置しており、USBメモリやヘッドセットなどの頻繁に抜き差しするデバイスへのアクセスが非常に容易です。

GMKtec NucBox G9CHUWI HeroBox 2023のように前面にポートがないモデルや、Minisforum MS-A1、MS-01のように前面ポート数が少ないモデルと比較して、日常的な利便性に優れています。また、天板の取り外し可能なカバーリッドは、デザイン上のアクセントとなるだけでなく、内部へのアクセスを容易にする可能性があり、メンテナンス性の観点からもユニークな特徴です。

特定用途に対応するCOMポート

NucBox K10は、一般的なミニPCでは省略されがちなCOMポート(シリアルポート)を背面に搭載しています。これは、産業用機器の制御やデータ収集、特定のレガシーデバイスとの接続など、専門的な分野で必要とされるインターフェースです。他の比較対象機種(GMKtec NucBox G9, Minisforum MS-A1, Minisforum MS-01, CHUWI HeroBox 2023)には見られないこのポートの存在により、NucBox K10は一般的な用途に加え、特定の業務用途や組み込み用途にも対応できる汎用性の高さを持っています。

GMKtec NucBox K10のデメリット

GMKtec NucBox K10 モニターに映像

GMKtec NucBox K10は、Core i9-13900HKを搭載し、非常に高い処理性能と優れた拡張性を持つミニPCですが、他の特定のミニPCと比較した場合、いくつかの点でデメリットや見劣りする部分が存在します。購入する前に必ず確認しておきましょう。

グラフィック性能の限界

NucBox K10はCPUに内蔵されたIntel Iris Xe Graphicsを利用しています。これは統合グラフィックスとしては優秀な性能を持ちますが、より高いグラフィック性能を求める用途では限界があります。例えば、Minisforum MS-A1はAMD Ryzen 7 8700Gなどを搭載可能で、その内蔵GPUであるAMD Radeon 780Mは、Iris Xe Graphicsよりも一般的に高い3D描画性能を発揮します。

そのため、より快適なゲームプレイやグラフィック作業をミニPC単体で行いたい場合、MS-A1の方が有利な選択肢となり得ます。さらに、Minisforum MS-01はPCIe 4.0×16スロット(動作はx8まで)を備えており、別途グラフィックボードを増設することが可能です。これにより、NucBox K10では実現できない、本格的なゲーミングや高度なGPUコンピューティングに対応できる拡張性を持っています。

ネットワーク機能の制限

NucBox K10は高速な2.5GbE有線LANポートを1つ搭載していますが、一部のミニPCはさらに高度なネットワーク機能を提供しています。例えば、GMKtec NucBox G9、Minisforum MS-A1、そしてMinisforum MS-01はいずれもデュアルLANポートを搭載しています。これにより、リンクアグリゲーションによる帯域幅の向上、ネットワークの冗長化、あるいはルーターやファイアウォールとしてミニPCを活用するなど、より柔軟で高度なネットワーク構築が可能になります。

特にMinisforum MS-01は、2.5GbEポート2つに加えて、データセンターなどで利用される超高速な10Gbps SFP+ポートも2つ搭載しており、プロフェッショナルレベルのネットワーク環境に対応できます。NucBox K10のシングル2.5GbEポートは多くのユーザーには十分高速ですが、これらの機種と比較するとネットワーク機能の選択肢は限られます。

特定の高度な拡張性・インターフェースの不足

NucBox K10はM.2スロットを3基搭載するなど高いストレージ拡張性を持ちますが、さらに特殊な拡張性やインターフェースを持つモデルも存在します。前述の通り、Minisforum MS-01はグラフィックボードなどを増設できるPCIeスロットに加え、サーバーグレードの高速ストレージであるU.2 NVMe SSDにも対応するスロットを備えています。

また、最大40Gbpsの高速データ転送と映像出力、一部では給電も可能なUSB4ポートを2つ搭載しています。Minisforum MS-A1は、CPU自体を交換できるソケット式を採用しており、将来的なCPUアップグレードの可能性を残しています。さらに、外部GPUボックスなどを高速接続できるOCuLinkポートも備えています。NucBox K10はこれらの特定の高度な拡張性やインターフェースは持っていません。

価格帯

NucBox K10はCore i9-13900HKというハイエンドCPUを搭載しているため、その性能に見合った価格設定となっています。しかし、より安価なミニPCと比較すると、当然ながら価格は高くなります。例えば、CHUWI HeroBox 2023はIntel N100プロセッサを搭載し、基本的なPC作業や軽作業を目的としたモデルで、価格は2万円台からと非常に手頃です。

また、同じGMKtecのNucBox G9もIntel N150プロセッサ搭載でNAS機能に特化しており、3万円前後から購入可能です。NucBox K10はこれらのエントリーモデルと比較すると数倍の価格となるため、予算を重視する場合や、そこまでの高性能を必要としない用途にはオーバースペックかつ高価であると言えます。

GMKtec NucBox K10のスペック

  • プロセッサ: 第13世代 Intel Core i9-13900HK (14コア/20スレッド, 最大5.4GHz, 24MBキャッシュ, TDP 45-70W)
  • GPU: Intel Iris Xe Graphics (96EU, 最大1.5GHz, AV1デコード対応)
  • RAM: DDR5 5200MHz (32GB/64GBモデル, 最大96GB)
  • ストレージ: PCIe x4 NVMe M.2 2280 (512GB/1TB/2TBモデル)
  • 拡張ストレージ: M.2 2280 x 3 (最大12TB)
  • 電源: DC IN 19V/6.32A
  • ワイヤレス通信: WiFi 6 (最大2.4Gbps), Bluetooth 5.2
  • 有線LAN: 2.5G イーサネット (RJ45) x 1
  • 前面インターフェース: USB 3.2 x 2, Type – C (DP/DATA, USB 3.2 Gen2) x 1, Power Button x 1, 3.5 mm Audio (Headphone + Microphone Support) x 1, USB 2.0 x 2
  • 背面インターフェース: USB 2.0 x 2, USB3.2 x2, HDMI 2.0 (4K @ 60Hz) x 2, DP x 1, DC IN (2.5 * 5.5) x 1, COM Port (for industrial applications) x 1, 2.5GbE LAN (RJ45) x 1, Kensington Lock x 1
  • 映像出力: HDMI x 2 (4K@60Hz), DP 1.4 x 1 (4K@60Hz), Type-C DP (最大8K@60Hz, 4画面4K同時出力)
  • 冷却システム: 大型スーパー冷却ファン (ヒートシンク銅板, デュアルヒートパイプ, アルミプレート, 360度冷却)
  • 消費電力: プロセッサ TDP 45-70W (システム全体は不明)
  • VESAマウント: 対応
  • OS: Windows 11 Pro (プリインストール), Linuxサポート
  • サイズ: 188.6 x 178 x 38.9 mm
  • 重量: 920 g
  • カラー: ブラック
  • 付属品: マニュアル(説明書)x 1、充電器 (DC IN 19V/6.32A)x 1、HDMIケーブルx 1、Wi-Fiアンテナx 1

GMKtec NucBox K10の評価

GMKtec NucBox K10 上から見た外観

7つの基準で「GMKtec NucBox K10」を5段階で評価してみました。

スペック:★★★★★ (5/5)

理由:ノートPC向けとしては最高クラスの第13世代 Intel Core i9-13900HKプロセッサを搭載しており、Passmarkスコア30655と非常に高い処理能力を持ちます。メモリも高速なDDR5 5200MHzを標準で32GB/64GB搭載し、最大96GBまで拡張可能です。ストレージも高速なPCIe 4.0 NVMe SSDを採用しており、全体的に非常に高性能な構成です。内蔵GPUのIntel Iris Xe Graphicsは統合型としては優秀ですが、最新の重いゲームを高設定でプレイするには力不足な点は考慮が必要です。しかし、CPUとメモリ、ストレージの基本性能は最高レベルです。

デザイン:★★★★☆ (4/5)

理由:約18.9cm × 17.8cm × 3.9cm、重さ約920gとコンパクトかつ軽量で、設置場所を選ばないブラック基調の金属製筐体は質感が高いです。天板に取り外し可能なメタリックなカバーリッドを採用している点はユニークで、デザイン上のアクセントだけでなく、メンテナンス性向上にも寄与する可能性があります。VESAマウントに対応しており、モニター背面などへの設置も可能です。全体的に洗練されていますが、デザインの好みは分かれる可能性もあるため星4つとしました。

通信:★★★★★ (5/5)

理由:最新規格のWi-Fi 6に対応し、理論上最大2.4Gbpsの高速ワイヤレス通信が可能です。Bluetooth 5.2も搭載しており、最新のワイヤレス周辺機器との接続もスムーズです。有線LANは一般的なギガビットイーサネットの2.5倍の速度を持つ2.5GbEポートを搭載しており、安定性と速度を両立しています。さらに、Wi-Fiモジュールが交換可能である点も将来的なアップグレードを見据えると評価できます。

機能(拡張性):★★★★★ (5/5)

理由:インターフェースが非常に豊富です。前面にUSB 3.2×2, USB 2.0×2, Type-C (DP/Data), オーディオジャック。背面にUSB 3.2×2, USB 2.0×2, HDMI 2.0×2, DP 1.4×1, 2.5GbE LAN, COMポート, Kensington Lockを備えます。最大4画面の4K同時出力(Type-Cは8K@60Hz対応)が可能です。ストレージはM.2 2280スロットを合計3基搭載し、最大12TBまで拡張可能。メモリも最大96GBまで対応しており、ミニPCとしては最高レベルの拡張性を誇ります。産業用途向けのCOMポート搭載も特徴的です。

冷却性能: ★★★★☆ (4/5)

理由:TDP最大70Wに達するCore i9-13900HKを冷却するため、大型ファン、ヒートシンク銅板、デュアルD8ヒートパイプ、熱伝導シリコンを備えた「大型スーパー冷却ファンシステム」を採用しています。「冷却速度・効率1.5倍向上」「360度全方位冷却」を謳っており、高負荷時でもCPU性能を持続的に引き出し、安定動作させるための設計がなされています。実際の動作音や温度に関するデータはありませんが、冷却への配慮は十分に見られます。

使いやすさ:★★★★☆ (4/5)

理由:コンパクトなサイズとVESAマウント対応により、設置の自由度が高いです。前面にUSBポート計4つ、Type-C、オーディオジャックが配置されており、日常的に使用するデバイスの抜き差しが容易です。取り外し可能なカバーリッドもメンテナンスを容易にする可能性があります。OSはWindows 11 Proがプリインストールされており、すぐに使用開始できます。Linuxもサポートしています。

価格:★★★★★ (5/5)

理由:搭載されているCore i9-13900HKというハイエンドCPUの性能を考慮すると、非常にコストパフォーマンスが高いです。公式サイトではベアボーンモデルが6万円台、メモリ32GB・SSD 1TB搭載モデルが7万円台から購入可能であり、同様のCPUを搭載する他のミニPCと比較しても競争力のある価格設定です。高性能を比較的手頃な価格で実現しています。

総評:★★★★★ (5/5)

GMKtec NucBox K10は、ミニPCというコンパクトな筐体に、現行ノートPC向けとしては最高クラスの性能を持つCore i9-13900HKプロセッサを詰め込んだ、非常にパワフルなマシンです。

注目すべきはその圧倒的なCPU性能と、ミニPCの常識を覆すほどの高い拡張性です。

最大96GBのメモリ、3基のM.2スロットによる最大12TBのストレージ拡張性は、クリエイティブな作業から大量のデータ保存、仮想環境の構築まで、あらゆるヘビーユースに応えるポテンシャルを秘めています。

インターフェースも非常に豊富で、前面・背面合わせて8つのUSB Type-Aポート、映像出力とデータ転送に対応するType-Cポート、最大4画面出力可能な映像端子群、さらには産業用途にも対応できるCOMポートまで備えています。通信機能も最新のWi-Fi 6と高速な2.5GbE LANを搭載し、隙がありません。

デザイン面でも、コンパクトな金属筐体やユニークな取り外し可能リッドなど、所有欲を満たす工夫が見られます。冷却システムも高性能CPUを安定動作させるために配慮された設計となっており、高負荷時のパフォーマンス維持が期待できます。

これだけの高性能と拡張性を持ちながら、ベアボーンモデルで6万円台から、メモリ・ストレージ込みでも10万円を切る価格設定は驚異的であり、コストパフォーマンスは最高レベルと言えます。内蔵GPU性能はディスクリートGPUには及びませんが、それを補って余りあるCPUパワーと拡張性を備えており、幅広いユーザーに強く推奨できる、非常に完成度の高いミニPCです。

GMKtec NucBox K10は買うべき?最適な人は?

GMKtec NucBox K10を購入すべきかどうかは、ニーズと予算によって大きく左右されます。このミニPCは、特定の強みといくつかの考慮事項を併せ持っているため、それらを理解した上で判断することが重要です。

NucBox K10が最適なユーザー像

まず、NucBox K10は、ミニPCというコンパクトなモデルでありながら、妥協のない高いCPUパフォーマンスを求めるユーザーにとって非常に魅力的な選択肢です。搭載されているCore i9-13900HKは、動画編集、RAW現像、プログラミング、仮想環境の利用、あるいは多数のアプリケーションを同時に動かすヘビーなマルチタスクといった、CPUに高い負荷がかかる作業を快適にこなすパワーを持っています。このCPU性能は、例えばCHUWI HeroBox 2023やGMKtec NucBox G9のようなエントリークラスのミニPCでは到底得られないものです。

また、豊富なインターフェースと拡張性を重視するユーザーにもNucBox K10は適しています。合計8つのUSB Type-Aポートは、多くの周辺機器をハブなしで接続したい場合に大きな利点となります。最大4画面のマルチモニター出力に対応している点も、広い作業領域を必要とするトレーダーや開発者、デザイナーなどにとっては強力なメリットです。

さらに、3基のM.2スロットによる最大12TBまでのストレージ拡張性は、大容量データを扱うクリエイターや、多数のゲームをインストールしたいゲーマーにとっても安心感があります。加えて、COMポートが必要な特定の産業用途や業務用途がある場合、このポートを備えるNucBox K10は有力な候補となるでしょう。

そして、コストパフォーマンスを重視する高性能志向のユーザーにも注目すべきモデルです。Core i9クラスのCPUを搭載するミニPCとしては、Minisforum MS-01などと比較して価格が抑えられており、高性能を比較的手頃な予算で実現したい場合に有利です。

他の選択肢を検討すべきユーザー像

一方で、NucBox K10が必ずしも最適とは言えないケースもあります。最も大きな点はグラフィック性能です。CPU内蔵のIntel Iris Xe Graphicsは統合GPUとしては優秀ですが、最新のPCゲームを高画質・高フレームレートで楽しみたい、あるいはGPU支援が重要なクリエイティブ作業を行いたい場合は力不足を感じるでしょう。

そのような場合は、より強力な内蔵GPUを持つAMD Ryzen 8000Gシリーズなどを搭載できるMinisforum MS-A1や、グラフィックボードの増設が可能なMinisforum MS-01の方が適しています。

また、ネットワーク機能に特別な要件があるユーザーも注意が必要です。NucBox K10の2.5GbE LANポートは高速ですが、リンクアグリゲーションや冗長化のためにデュアルLANが必要な場合や、10Gbps SFP+のような超高速ネットワーク環境を構築したい場合は、それぞれに対応するGMKtec NucBox G9、Minisforum MS-A1、あるいはMinisforum MS-01を検討すべきです。

さらに、将来的なCPUのアップグレードパスを重視するユーザーにとっては、CPU交換が可能なMinisforum MS-A1のようなモデルがより魅力的に映るかもしれません。そして当然ながら、予算を最優先し、ウェブ閲覧やオフィスソフト利用などの基本的な用途が中心であれば、CHUWI HeroBox 2023GMKtec NucBox G9のような、より安価なミニPCで十分な場合が多いでしょう。

結論

GMKtec NucBox K10は、卓越したCPUパフォーマンス、豊富なインターフェース、高いストレージ拡張性、そしてそれらを比較的手頃な価格で実現している、非常にバランスの取れた高性能ミニPCです。特にCPUパワーと接続性を重視するユーザーにとっては、「買うべき」有力な選択肢と言えます。

ただし、グラフィック性能や特定の高度なネットワーク機能・拡張性を最優先する場合は、他のモデルと比較検討することをお勧めします。最終的には、ご自身の用途、必要な性能、拡張性、そして予算を総合的に考慮して、NucBox K10が最適な一台であるかをご判断ください。

GMKtec NucBox K10の価格・購入先

GMKtec NucBox K10 本体 正面

GMKtec公式サイト

  • ベアボーンで63,300円、
  • 32GB+1TBモデルで78,300円、
  • 64GB+1TBモデルで88,900円、

で販売されています。

GMKtec公式サイトで「GMKtec NucBox K10」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで86,900円(税込・11700円 OFFクーポン付きで実質75,200円) 、
  • 楽天市場で97,300円(送料無料)、
  • AliExpressで55,856円(ベアボーンモデル)、
  • 米国 Amazon.comで$559.99、

で販売されています。

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楽天市場で「GMKtec NucBox K10」をチェックする

ヤフーショッピングで「GMKtec NucBox K10」をチェックする

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米国 Amazon.comで「GMKtec NucBox K10」をチェックする

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おすすめの類似製品を紹介

GMKtec NucBox K10」に似た性能をもつミニPCも販売されています。

Beelink ME mini

Beelinkから発売されたIntel Twin Lake N150 搭載のミニPC兼NASサーバーです(2025年6月 発売)。

12GB LPDDR5 (4800MHz)メモリ、64GB eMMCストレージ(+2TB SSD)、45W電源ユニットを搭載しています。

また、99mmのキューブ型デザイン、6基のM.2 SSD スロットによるストレージ拡張(合計最大24TBまで)、HDMI(最大4K 60Hz)映像出力、静音ファンと垂直エアフロー冷却設計、WindowsやLinuxなど多様なOS(NAS用のTrueNASやUnraid、仮想OS用のProxmoxやESXiなど)、USB Type-C (10Gbps)ポート、WiFi 6、Bluetooth 5.2、デュアル2.5GbE有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで63,900円(税込・15000円 OFFクーポン付きで実質48,900円)、AliExpressで56,964円、米国 Amazon.comで$409.00($80 OFFクーポン付き)、です。

関連記事:Beelink ME mini徹底レビュー!最大24TBのNASホームサーバー

Minisforum MS-A2

Minisforumから発売されるAMD Ryzen 9 9955HX 搭載のミニPCです(2025年4月27日 発売・5月15日に出荷開始)。

64GBまたは96GBのDDR5-5600Mhzメモリ、1TBまたは2TBのSSDストレージ、合計3つのM.2 PCIe4.0 NVMe SSDスロット(最大計12TB)、PCIe 4.0 x16拡張スロット(x8動作)、AMD Radeon 610M 統合グラフィックス、Windows 11 OS(ベアボーンキット除く)を搭載しています。

また、3画面の8K映像出力(HDMI 2.1 x1, USB-C Alt DP2.0 x2)、高性能冷却システム(ヒートパイプ3本、ターボファン等)、デュアル10Gbps SFP+ポート、デュアル2.5Gbps RJ45ポート、

豊富なUSBポート(前面USB3.2 Gen1 x2, USB2.0 x1、背面USB3.2 Gen2 Type-C x2, USB3.2 Gen2 x1, USB3.2 Gen1 x1)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Minisforum公式サイトでベアボーンキット(OSなし)モデルが132,790円、64GB RAM+1TB SSDモデルが175,190円、96GB RAM+2TB SSDモデルが198,390円、です。

関連記事:Minisforum MS-A2徹底レビュー MS-A1比較と購入ガイド 

GMKtec NucBox G9

GMKtecから発売されたTwin Lake世代 Intel N150 搭載のミニPCです(2025年1月発売)。

12GB LPDDR5 4800 メモリ、64GB EMMC /64GB+512GB/64GB+1TB M.2 2280 NVMe PCle 3.0ストレージ、4つのM.2拡張スロットを搭載しています。

また、4K 3画面出力(USB Type-C、HDMI ( 4K@60Hz ) x2)、冷却システム、VESAマウント、ストレージ拡張(M.2 2280 NVMe で最大16TBま)、NAS(M.2 2280 NVMe で最大32TBまで増設可能、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G・デュアル ギガビット有線LANにも対応しています。

価格は、Amazonで35,675円、楽天市場で44,900円、AliExpressで26,219円、米国 Amazon.comで$259.99、です。

関連記事:驚異の32TB!GMKtec NucBox G9のNAS性能を徹底レビュー

Minisforum MS-A1

Minisforumから発売されたCPU交換式のミニPC(ベアボーンPC)です(2024年7月23日 発売)。

AMD Ryzen 7 8700G/ Ryzen 5 8500G(※CPUなしのモデルもあり)、最大96GBまでのDDR5-5200MHzメモリ、4つのM.2 2280 SSD ストレージを搭載可能で、4K 3画面出力(USB4、HDMI 2.1、Displayport 2.0)、8K映像出力、USB4 ポート、OCuLinkポート、Wi-Fi 6E 、Bluetooth 5.2、2.5G デュアル有線LAN通信に対応しています。

価格は、Amazonで39,983円(税込・CPUなしのベアボーンモデル)、楽天市場で59,717円(送料無料・CPUなしのベアボーンモデル)、ヤフーショッピングで99,800円(送料無料・Ryzen 5 8500G)、AliExpressで47,924円(CPUなしのベアボーン)、米国 Amazon.comで$239.99(CPUなしのベアボーン)、です。

関連記事:CPU交換式「Minisforum MS-A1」のメリット・デメリット

Minisforum MS-01

Minisforumから発売されたIntel Core i9-13900H/Core i9-12900H搭載のミニPCです(2023年12月28日に発売)。

32GB DDR5メモリ、1TB M.2 SSD搭載で、U.2&M.2 NVME SSDスロット(最大24TB)、PCIe 4.0×16スロット(グラボ追加)、光ファイバー/LANケーブルに対応した10Gbps SFP+ポート、8K 3画面出力、冷却システム、デュアルUSB4、デュアルギガビット有線LAN通信、Wi-Fi6、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、Amazonで78,980円(税込・13990 OFFクーポン付きで実質65,000円・Core i5-12600Hモデル)、楽天市場で79,980円(送料無料・Core i5-12600H)、ヤフーショッピングで102,500円、AliExpressで63,187円(ベアボーン)、米国 Amazon.comで$529.00、です。

関連記事:バツグンの拡張性「Minisforum MS-01」と超高性能ミニPCを比較

CHUWI HeroBox 2023

CHUWIから発売されたIntel N100搭載のミニPCです(2023年8月に発売)。

8GB LPDDR5メモリ、256GB SSD SATAストレージ、Micro SD カードスロット、Windows 11を搭載しています。

また、4K 2画面出力(Type-C、HDMI)、VGAポート、2.5インチHDD/SSDでのストレージ拡張、VESAマウント、冷却システム、Type-C ((PD給電/DP1.4映像出力) ) x1、USB 3.0 x2、USB 2.0 x2、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、ギガビット有線LAN通信に対応しています。

価格は、Amazonで25,900円(4000円OFF)、楽天市場で21,600円(送料無料)、ヤフーショッピングで34,634円、AliExpressで21,335円、米国 Amazon.comで$149.99($10 OFFクーポン付き)、です。

関連記事:N100で復活「CHUWI HeroBox 2023」のメリット・デメリット

他のGMKtec ミニPCと比較

他にもGMKtecのミニPCが販売されています。2025、2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

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