今、日本国内では再び「ガラケーブーム」が起ころうとしている。直接のきっかけは先日発売されたSIMフリーガラケー「Simple」の登場だ。なんと発売直後に売り切れてしまうほどの大人気ぶり。
その熱狂は時を同じくして米国で発表されたマイクロソフトの最新ガラケー「Nokia 222 Dual SIM」にも向けられることになった。実はこれまでもマイクロソフトはNokia製のガラケーを発売してきたが、今回のように国内の大手メディアが取り上げることはなかった。ガラケーよりもスマホやタブレット、あるいはガラホが大々的に取り上げられることが多かったのだ。
ところが、「Simple」の登場によって事態は一変した。大手メディアのマイナビでは、「Nokia 222 Dual SIM」を取り上げて「国内販売が決まれば、スマートフォン以外の携帯電話市場が大きく盛り上がりそうだ」とコメント。ガラケーに火がついたことに気づき、やっとガラケーに注目し始めたようだ。おそらくガラケーがこれから再びヒットすることを察知したのは大手メディアだけではないだろう。今後は「Simple」に続けと言わんばかりに同様の製品が他社から発売されることが予想される。
マイクロソフトもこの熱狂ぶりを無視するほど鈍感ではないだろう。スマホ、タブレット一色だった日本市場に今、大きな変革の波が押し寄せようとしている。
公式製品紹介ページ
http://www.microsoft.com/en/mobile/phone/222-dual-sim/
マイクロソフトの最新ガラケー「Nokia 222 Dual SIM」
「Nokia 222 Dual SIM」は音声通話に特化したストレート型ガラケー。プリインストールされているアプリでサイトを閲覧したり、SNSを楽しむことができる。
ディスプレイは2.4インチ、解像度320x240(166ppi)の液晶を搭載(非タッチ式)。アプリはSNS用としてFacebookやTwitter、チャットや通話用としてMessenger、GroupMe by Skypeをプリインストール。ネット経由でのサイト閲覧用としてブラウザ「Opera Mini」も利用できる。バッテリーは1,100mAhで、待ち受け時間は最大29日間、通話も連続20時間とロングライフが可能。カメラは背面200万画素で、2倍のデジタルズームが利用できる。オートフォーカスには非対応。カメラではビデオ撮影も可能で、320x240/15fpsをサポート。保存形式はAVI/M-JPEG/MP4/MPEG-4となる。そのほか、OSはNokia Series 30+を搭載し、GameLoft(ゲームロフト)のゲームを毎月無料でダウンロードして1年間遊べる特典がつく。
なお、対応周波数は以下の通りで、日本では使用することはできない。
GSM network: 900 MHz, 1800 MHz
GSM max data speed DL: EGPRS 236.8 kbps
GSM max data speed UL: GPRS 85.6 kbps
現時点ではあくまで海外用としてしか使用できない。日本モデルの発売に期待したい。
「Nokia 222 Dual SIM」のスペック
- ディスプレイは2.4インチ、解像度320x240(166ppi)
- プロセッサは非公開
- RAMは非公開
- ストレージは16GB(microSDカードで32GBまで増設可能)
- バッテリーは1,100mAh 着脱式
- カメラは背面200万画素(オートフォーカス非対応)。
- OSはNokia Series 30+
- サイズは116 x 50 x 12.9 mm。
- 重量は79g。
- インターフェイスはMicroUSB2.0、、3.5mmイヤホンジャックなど。
- 通信はWi-Fi非対応、Bluetooth 3.0をサポート
- SIMカードサイズはMiniSIM
- ※デュアルSIMスロット搭載。FMラジオも利用可能。
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