スティック型PC どれを買うべき? 冷却&静音デュアルOSもあり

スティック型PCに続々と新製品が登場している。ブームの火付け役となったマウスコンピューターは冷却ファン搭載モデル「MS-PS01F」や業務用モデル「m-Stick MS-NH1-EMBD」など合計4機種を投入。

それと競合する形でiiyama「ピコレッタ」やインテル「Compute Stick」なども発売された。また五月からは新たにFRONTIER 「Palm Stick PS01H」も加わる。国内で出そろったスティック型PCをここで一度まとめておこう。

マウスコンピューター「MS-PS01F」
「MS-PS01F」は従来のモデルに冷却ファンを備えた最新モデル。ファンで送風することで高負荷時のパフォーマンス低下を防ぐことを可能にした。サイズは125(W)×37.6(D)×14(H)ミリで重量は61グラム。従来モデルと比べやや大きく、重くなっている。

マウスコンピューター「m-Stick MS-NH1-EMBD」
「m-Stick MS-NH1-EMBD」はOSにWindows Embedded 8.1 Industry Pro 32ビット搭載の業務向けモデル。AC電源の投入で自動起動を行える専用BIOSを導入している。IEEE802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0+KE、USB 2.0×1が使える点は従来モデルと変わらない。

マウスコンピューター「m-Stick MS-NH1-64G」
「m-Stick MS-NH1-64G」は前モデルの 32GB eMMC から 64GB eMMC へ倍増したモデル。他のスペックは前モデルと変わらない。最新機種に見られる冷却ファンも搭載されていない。ボディ色がホワイトなので見た目ですぐに分かる。

マウスコンピューター「MS-NH1」
「MS-NH1」はマウスコンピューターが初めて発売したスティック型PC。このモデルの発売をきっかけとしてスティック型PCに爆発的な人気が出た。冷却ファンはないが、改造して取り付けている人もいる。値段が安くなっているため、お買い得感がある。

iiyama 「ピコレッタ」
iiyama 「ピコレッタ(Picoretta)」は、ヒートシンクを採用したファンレス設計で静音性を高めたモデル。動画や音楽でもファンの音を気にせず視聴することができる。製品にはUSB ACアダプタ、電源USBケーブル、HDMI延長ケーブルなども付属する。

インテル「Compute Stick」
「Intel Compute Stick」は、インテル純正のスティック型PC。グラフィックスはCPU内蔵のIntel HD Graphics。インターフェースはmicroSDXC スロット、標準 USB 端子、マイクロ USB 端子を備える。日本ではアイ・オーデータ機器から同名の製品が販売されている他、ドスパラ「Diginnos Compute Stick」として販売されている。

FRONTIER 「Palm Stick PS01H」
フロンティアの「Palm Stick PS01H」は大型のヒートシンクと極太のヒートパイプを備え、ファンレスで動作するモデル。省電力性にすぐれ、静音性も抜群。排熱処理も考えて設計されており、テレビに挿したまま長期間にわたって使用するのに適している。

デュアルOS搭載「Aoluguya M1」
「Aoluguya M1は、スティック型PCでは唯一デュアルOSを搭載したモデル。OS はAndroid 4.4 KitKat と Windows 8.1が起動可能。GPUにはIntel HD Graphicsを搭載し、解像度1920×1080 Full-HDでディスプレイに出力できる。インターフェースはmicroSD, USB, microUSB, HDMI出力端子など。