「VAIO S11」SIMフリー&LET通信モジュール搭載のノートPC


AmazonでVAIOのWindows 10を搭載したノートPC「VAIO S11」が発売されている。SIMロックフリー対応のLTE通信モジュールも内蔵し、PCデータ通信に最適化した独自のSIMプランも用意しているという。

VAIOはすでにミッドレンジ向けのスマートフォン「VAIO Phone」やクリエイター向けのPC「VAIO Z Canvas」を発売済み。ヒットにはいたっていないものの、堅実な作りと着実なマーケット戦略で安定した経営を続けている。

今回Amazonで発売された「VAIO S11」はVAIOの最新技術を凝縮したハイスペックなノートPC。こだわり抜いた思想と設計でかつてのファンも納得のPCに仕上がっている。

公式製品紹介ページ
http://vaio.com/products/s11/

Windows 10&LTE通信モジュール搭載「VAIO S11」

VAIO S11」はOSにWindows 10を搭載したノートPC。micro SIMスロットを搭載し、LETで高速通信が利用できるほか、高い堅牢性も兼ね備えている。

ディスプレイは11.6インチ、解像度1,920×1,080のIPS液晶を搭載。sRGBを97%カバーしたほか、蛍光灯の映り込みを低減する独自の低反射コーティングを採用し、長時間使っても目が疲れにくくなっている。

プロセッサはIntel Core i5-6200U(2.30GHz)、RAMは4GBを搭載。ストレージは128GB SATA SSDで、バッテリー駆動時間は約15時間(JEITA 2.0)。

通信機能は、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1。LTE接続に対応しており、受信最大150Mbps、送信最大50Mbpsの高速通信が可能。SIMフリー仕様で、SIMカードはmicroSIMを採用。

同社がMVNOとなり、PCのデータ通信に最適化した接続サービス「VAIO オリジナル LTEデー通信SIM」も「VAIOストア」にて販売される。対応ネットワークは4G LTE/Band 1、3、19、21のクアッドバンド(下り最大150Mbps/上り最大50Mbps)、3G/Band 1、19に対応。

インタフェースは、USB 3.0×2、USB 3.1(Type-C)、SDカードスロット、D-Subなど。そのほかボディには、傷がつきにくいUVコーティングを採用。キートップは、専用に開発したフッ素含有UV硬化性塗装で、汚れや指紋が付きにくくしている。

また、強度の高い樹脂を採用し、ネジの配置を最適化することで、高い堅牢性を実現。150kgf加圧振動試験や90cm落下試験をクリアしているだけでなく、ペン挟み試験や液晶加圧試験、本体ひねり試験、角衝撃試験などもクリアしている。

サイズはW284×D190.4×H16.4~19.1mm、重量は、Wi-Fiモデルが約930g、SIMフリーモデルが約940g。

カラーはブラック、ホワイト、シルバーの3色をラインナップする。

「VAIO S11」(個人向け) スペック  一覧

  • ディスプレイは11.6インチ、解像度1,920×1,080のIPS液晶
  • プロセッサはIntel Core i5-6200U(2.30GHz)
  • RAMは4GB
  • ストレージは128GB SATA SSD
  • バッテリー駆動時間は約15時間(JEITA 2.0)
  • カメラは約97万画素のWebカメラ
  • 通信は有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1
  • インタフェースは、USB 3.0×2、USB 3.1(Type-C)、SDカードスロット、D-Sub
  • OSはWindows 10 Home 64bit

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「VAIO S11」は買いなのか?

ソニー時代のバイオはなぜ売れなかったのか?いろいろな原因が考えられるが、その中の一つに「内輪ウケ」状態に陥っていたことが挙げられる。バイオ製品を好む人、あるいはバイオを熱狂的に取り上げるメディアばかりが過剰に目立ち、一般的な消費者が抱く真のニーズとズレが生じていたのだ。一般の消費者にとって、旧バイオ製品は「かっこいいだけで、必要のないもの」だった。

しかし、今回の「VAIO S11」は違う。パナソニックのレッツノートやレノボのThinkpadが持つ高い堅牢性と単体で通信できる利便性。これらは明らかに一般消費者のニーズを満たすものだ。とりわけビジネス市場では高い需要があるように思われる。ただし、14万円以上かかるのは高すぎる。コストパフォーマンスを上げる努力をしないのは、旧バイオと変わらない。その点ではアップルのMacBookを負かすほどの力は持っていないように思われる。「VAIO S11」は明らかに「かっこよく、かつ必要なPC」だ。今後はさらなるコストパフォーマンスを上げる努力に期待したい。

 

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