2020年7月29日に発売された「ZBOX edge CI341」と人気ミニPCを徹底 比較して紹介! 価格やスペック、ベンチマークスコアの違いに加えて、メリット・デメリットも紹介します。
※2020年2月26日から「ZBOX PI335-GK」も発売されています。
「ZBOX edge CI341」の特徴
「ZBOX edge CI341」の特徴をまとめてみました。
Gemini Lake & M.2 SSDで高速・静音で動作
「ZBOX edge CI341」はGemini Lake世代のインテル Celeron N4100 クアッドコア プロセッサを搭載し、Passmarkベンチマークで「2513」を記録しています。また、高速なDDR4規格の4GB メモリと 64GBのM.2 SSDストレージを搭載。大型ヒートシンク搭載で埃を吸い込まないため、無音で動作することもできます。
HDMI & DP出力に対応・Type-Cポートも使える
「ZBOX edge CI341」はHDMI 出力の他に高リフレッシュレートに対応するDisplayPortも搭載。対応ディスプレイを使用することで、遅延のないより滑らかな映像を映し出すことができます。また、2つのUSB 3.0ポートの他にType-Cポートを1つ搭載。USBメモリやポータブルHDDなどでも高速なデータ転送が可能です。
Wi-Fiデュアルバンド & デュアル有線LAN通信
「ZBOX edge CI341」は2.4GHz帯と5GHz帯の2つの周波数を使ったWi-Fiデュアルバンドに対応。2.4GHz帯と比べて途切れづらく、高速なワイヤレス通信が利用できます。また、2つの有線LAN端子を搭載。一方をインターネットに接続し、もう一方を他のノートPCに接続して通信することができます。
価格を比較
「ZBOX edge CI341」と、「Beelink Gemini M」、「MINISFORUM GK41」、「BMAX B2 Plus」の価格を比較してみました。
「ZBOX edge CI341」
「ZBOX edge CI341」は、Amazonで39,600円(税込・送料無料)で販売されています。
「Beelink Gemini M」
「Beelink Gemini M」は、Banggoodで17,037円(SSD 128GB搭載モデル)、AliExpressでUS $159.00 – 198.00、GearBestでPrice: 26570 円で販売されています。
「MINISFORUM GK41」
「MINISFORUM GK41」は、Amazonで25,980(128GBストレージモデル・256GBモデルは29,880円)、楽天市場で33,139円 (税込) 、ヤフーショッピングで30,107円 (税込)で販売されています。
「BMAX B2 Plus」
「BMAX B2 Plus」は、Banggoodで23,427円、AliExpressでUS $211.19 で販売されています。
スペックを比較
「ZBOX edge CI341」と、「Beelink Gemini M」、「MINISFORUM GK41」、「BMAX B2 Plus」のスペックを比較してみました。
「ZBOX edge CI341」のスペック
- プロセッサ Gemini Lake世代のインテル Celeron N4100 クアッドコア 1.1GHz
※14nm/ 4コア / 4スレッド / 最大2.4GHz - GPU インテル UHD グラフィックス 600
- RAM(メモリ) 4GB DDR4 SO-DIMM
- ストレージ 64GB M.2 SATA SSD
- 電源 ACアダプター 40W / (DC 19V)
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 ac/a/b/g/n(2.4GHz+5GHz)、Bluetooth 4.2
- 有線LAN ギガビットLAN ×2
- インターフェース USB 3.0 Type-A ×2、USB 3.0 Type-C ×1、HDMI 2.0a (最大4096×2160@60Hz) ×1、DisplayPort 1.2 (最大4096×2160@60Hz)、カードリーダー (SDHC/SDXC) ×1、ヘッドフォン端子
- OS Windows 10 Pro 64bit
- サイズ 147.2mm × 147.2mm × 32.1mm
- 重量 640 g (ACアダプター除く)
- カラー ブラック
- VESAマウント 対応
- 型番 ZBOX-CI341-J-W2C
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「Beelink Gemini M」のスペック
- プロセッサ Gemini Lake Refresh世代のIntel Celeron J4125 クアッドコア
- GPU Intel UHD Graphics 600
- RAM(メモリ) 4GB / 8GB DDR ※モデルによって異なります。
- ストレージ 64GB eMMC or SSD 128 / 256GB ※モデルによって異なります。
- 拡張ストレージ M.2 SATA SSD 2242 で最大256GBまで
- 電源 ACアダプター 12V-2A 24W (Input: 100-240V AC, 50/60Hz, Output: 12V 2A)
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz+5GHz) 、Bluetooth 4.0
- 有線LAN 対応・ 1000M
- インターフェース USB3.0 x4、HDMI 1.4 x2 (4K/2K)、SDカードリーダー x1、有線LAN端子(RJ45 1000M) x1、3.5mmイヤホンジャック、DCポート
- 冷却ファン ヒートシンク+ファン
- VESAマウント 対応
- 搭載可能なOS Windows10, Ubuntu
- サイズ 119 x 119 x 17.7mm
- 重量 340 g
- カラー ネイビー
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「MINISFORUM GK41」のスペック
- プロセッサ Celeron J4125 クアッドコア 2.0 GHz
※14nm / 4コア / 4スレッド / 2.7 GHz - GPU Intel UHD グラフィックス600
- RAM(メモリ) 8GB LPDDR4 (オンボード)
- ストレージ SSD 128GB M.2 2280 SATA
- 拡張ストレージ SSD M.2 2280 最大1TBアップグレード可
- 消費電力 10W
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5.8GHz)、Bluetooth 4.2
- 有線LAN 1000Mbps LAN
- インターフェース HDMI2.0ポート x1、DPポート x1、USB 3.0ポート x4、RJ45ポート x2、マイクジャック x1、デジタルマイクジャック x1、3.5mmオーディオジャック x1、SDカードスロット x1、DCポート(12V、3A) x1、電源スイッチ x1、リセット穴 x1
- 冷却ファン 搭載
- OS Windows 10 Pro (64ビット) 日本語対応/LinuxおよびChromium OSをサポート
- サイズ 12.5 x 11.3 x 3 cm
- 重量 299 g
- カラー ブラック
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「BMAX B2 Plus」のスペック
- プロセッサ Intel Celeron J4115 クアッドコア
※ 14 nm / 4コア / 4スレッド / 64ビット / 最大2.50 GHz - GPU 第9世代 Intel UHD Graphics 600
- RAM(メモリ) 8GB DDR4
- ストレージ 128GB SSD ※ M.2 SSDスロット
- 拡張ストレージ SSDを1TB まで / 2.5インチ HDD 2TBまで
※M.2 2280 SSD x1、M.2_NVMe_2280 x1 - ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0
- 有線LAN 1000Mbps
- インターフェース USB3.0 x 2、USB2.0 x 2、USB Type-C x 1、HDMI x 2、RJ45 ×1、 microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック
- 電源 ACアダプター 100-240V / 50-60Hz
- オーディオ チャンネルスピーカー x 2
- VESAマウント 対応
- OS Windows 10 Home 64bit
- サイズ 12.5 x 11.2 x 4.4 cm
- 重量 310g
- カラー ブラック&グレイ
- 発売日 2020年 1月
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ベンチマークを比較
「ZBOX edge CI341」と、「Beelink Gemini M」、「MINISFORUM GK41」、「BMAX B2 Plus」のベンチマークスコアを比較してみました。
※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。
「ZBOX edge CI341」
<CPU> Celeron N4100
Passmarkによるベンチマークスコアは「2513」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「381」、マルチコアで「1155」。
<GPU> インテル UHD グラフィックス 600
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。
「Beelink Gemini M」
<CPU> Intel Celeron J4125
Passmarkによるベンチマークスコアは「3238」(CPU)。
<GPU> Intel UHD Graphics 600
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。
「MINISFORUM GK41」
<CPU> Celeron J4125
Passmarkによるベンチマークスコアは「3035」(CPU)。
<GPU> Intel UHD グラフィックス600
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。
「BMAX B2 Plus」
<CPU> Intel Celeron J4115
Passmarkによるベンチマークスコアは「2816」(CPU)。
<GPU> インテル® UHD グラフィックス 600
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。
「ZBOX edge CI341」のメリット・デメリット
「ZBOX edge CI341」のメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット
・厚さ32.1mm薄型ボディ
「ZBOX edge CI341」は厚さ32.1mmの薄型ボディになっています。重さは640 g です。
一方、「Beelink Gemini M」は厚さ17.7mmで重さ340 g、「MINISFORUM GK41」は厚さ30mmで重さ約299 g、「BMAX B2 Plus」は厚さ440 mmで重さ310g になっています。
・高速なM.2 SSDストレージを搭載
「ZBOX edge CI341」は高速な 64GB M.2 SSDストレージを搭載し、通常のHDDよりもOSやアプリの起動が高速になっています。
一方、「Beelink Gemini M」、「MINISFORUM GK41」、「BMAX B2 Plus」も高速なM.2 SSD 128 GBを搭載しています。
・HDMI & DP出力に対応
「ZBOX edge CI341」はHDMI 端子とDisplayPort 端子の両方で外部ディスプレイに出力できます。
一方、「Beelink Gemini M」はデュアルHDMI 出力、「MINISFORUM GK41」はHDMI & DisplayPort 出力、「BMAX B2 Plus」はUSB Type-C & HDMI x 2 出力に対応しています。
・Wi-Fiデュアルバンド&Bluetooth 4.2 &デュアル有線LAN通信に対応
「ZBOX edge CI341」はWi-FiデュアルバンドとBluetooth 4.2 、デュアル有線LAN通信(端子が2つ)に対応し、快適に通信できるようになっています。
一方、「Beelink Gemini M」はWi-Fiデュアルバンド & Bluetooth 4.0 & 有線LAN通信、「MINISFORUM GK41」はWi-Fiデュアルバンド & Bluetooth 4.2 & 有線LAN通信、「BMAX B2 Plus」はWi-Fiデュアルバンド & Bluetooth 5.0 & 有線LAN通信に対応しています。
・Windows 10 Proを搭載している
「ZBOX edge CI341」はWindows 10 Proを搭載し、複数パソコンを仮想化できるHyper-V機能や、社内のパソコン管理がしやすいドメイン参加機能、遠隔操作が可能なリモートデスクトップ機能が利用できるようになっています。
一方、「BMAX B2 Plus」はWindows 10 Homeを搭載。「Beelink Gemini M」はOSは非搭載(ベアボーン仕様・Windows10, Ubuntu搭載可能)です。「MINISFORUM GK41」はWindows 10 Proを搭載しています。
デメリット
・4GBメモリ & 64GBストレージ搭載
「ZBOX edge CI341」は4GBメモリ と 64GB M.2 SSDストレージを搭載しています。他のミニPCと比較すると、メモリとストレージ容量が約半分しかないことが分かります。
一方、「Beelink Gemini M」は8GB DDRメモリとSSD 128 GBストレージ搭載、「MINISFORUM GK41」は8GB LPDDR4 メモリとM.2 SSD 128GBストレージを搭載、「BMAX B2 Plus」は8GB DDR4 メモリと128GB SSDストレージを搭載しています。
・プロセッサ性能が高いわけではない
「ZBOX edge CI341」はCeleron N4100プロセッサ搭載で、Passmarkベンチマークで「2513」(CPU)を記録しています。
一方、「Beelink Gemini M」は Intel Celeron J4125搭載でPassmarkベンチマークスコア「3238」(CPU)を記録、「MINISFORUM GK41」はCeleron J4125搭載でPassmarkベンチマークスコア「3035」(CPU)を記録、「BMAX B2 Plus」はCeleron J4115搭載でPassmarkベンチマークスコア「2816」(CPU)を記録しています。
「ZBOX edge CI341」の販売・購入先
「ZBOX edge CI341」は、
Amazonで39,600円(税込・送料無料)、
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