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「MINISFORUM UH125 Pro」がRyzenよりお得な理由を解説

MINISFORUM UH125 Pro top
Copilotoボタン付きのミニPC「MINISFORUM UH125 Pro」。「AI機能が簡単に使える」と評判です。しかし、その一方で「AMD Ryzenの方がいい」との口コミがあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?

そこで今回はその違いを明らかにするために、9つの観点で検証していきます。

  1. プロセッサ(Core Ultra 5 125H、AI性能)
  2. Copilotoボタン
  3. ゲーム性能(FPS)
  4. OCulink ポート
  5. メモリ
  6. ストレージ
  7. 冷却システム
  8. 接続端子映像出力
  9. 通信

また、前モデル「MINISFORUM UM890 Pro」との違いも紹介!ベンチマークや原神のFPS、ゲーム、購入する前に知っておきたいメリットやデメリット、評価、詳細な価格情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

「MINISFORUM UH125 Pro」が発売開始!

2024年7月4日、中国のPCメーカーのMINISFORUM(ミニスフォーラム) から新製品「UH125 Pro」(ユーエイチ125 プロ)が発売されました(出荷は8月10日)。

インテル Core Ultra 5 125H プロセッサを搭載したWindows ミニPCです。

MINISFORUMからは2024年6月にAMD Ryzen 9 8945HS 搭載の「UM890 Pro」が発売されています。

このミニPCは「超高性能でAIにも強い」、「冷却性能も高い」と評判になりました。

新モデルはAMDからインテル プロセッサに変更し、

AIアシスタント機能がすぐに使えるCopilotボタンを備えていることで話題になっています。

もちろん、格安価格で購入できるベアボーンモデルも販売されていますよ。

それでは早速どんなミニPCなのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:Intel Core Ultra 5 125H|EliteMini UH125 ProミニPC

Core Ultra 5 125Hの性能とベンチマーク

MINISFORUM UH125 Pro ベンチマーク

新モデル「MINISFORUM UH125 Pro」が搭載するインテル Core Ultra 5 125H プロセッサを搭載しています。

このプロセッサは7nmプロセスで製造された14コア、18スレッド、最大4.5 GHHz駆動のCPUを搭載し、AIに最適化されています。

具体的にはAI推論タスクを低消費電力で実行できるように設計されており、

AIタスクに関連する ソフトウェアツール(OpenVINO、Intel oneAPI)もサポートされています。

これらのソフトウェアツールを利用することで、画像認識、自然言語処理、音声認識など、様々なAIタスクを高速に処理することができます。

演算能力は機械学習の性能を測定するGeekbench 5 ML ベンチマークの

  • Pose Estimation (18)で14823、
  • Style Transfer(18)で13045、

を記録しています。

TOPS(演算処理能力を示す)は公開されていませんが、

一般的には11 TOPS (1秒間に11兆回のAI演算を実行)以上であるといわれています。

一方、前モデル「MINISFORUM UM890 Pro」はAMD Ryzen 9 8945HS プロセッサを搭載していました。

このプロセッサはAMD Ryzen AI エンジンを搭載し、AI(人工知能)のディープラーニング(深層学習)推論で16 TOPS/Wを記録するなど高いAI処理能力を持っています。

AIのベンチマーク結果から分かること

ベンチマーク結果から、その高いAI処理能力が示されています。

例えば、あるベンチマークでは、Core Ultra 5 125Hは、前世代のCPUと比べて、画像分類タスクで最大 8.2倍、物体検出タスクで最大 4.5倍 の高速化を達成しています。

また、別のベンチマークでは、Core Ultra 5 125Hは、自然言語処理タスクにおいても、前世代のCPUと比べて高い性能を示しています。

CPUのベンチマーク

Passmakのベンチマークは約2万2千を記録していました。

CPUのベンチマーク結果

  • PassmarkのCPUベンチマークで「22748」
  • Geekbench 6のシングルコア「2256」、マルチコア「10239」
  • Cinebench R23 シングルコア「1717」、マルチコア「14919」

ちょうどRyzen 7 7735HS (Passmark:24225)より少し低い性能で、Ryzen 7 5800H(Passmark:21080)より少し高い性能です。

Core Ultra 9 185H(Pssmark:28465)とは約6千のスコア差があり、性能の違いは大きいといえます。

CPUランキング

  • 1.AMD Ryzen 7 8700G (Minisforum MS-A1)・・・Passmark:31723
  • 2.Ryzen 9 7940HS (GEEKOM A7 / MINISFORUM UM790 Pro)・・・Passmark:30504
  • 3.AMD Ryzen 9 8845HS (GEEKOM A8)・・・Passmark:29381
  • 4.AMD Ryzen 9 8945HS (MINISFORUM UM890 Pro)・・・Passmark:29246
  • 5.Ryzen 7 7840HS (Beelink SER7/MINISFORUM UM780 XTX)・・・Passmark:29937
  • 6.Core i9-13900H (Minisforum MS-01)・・・Passmark:29694
  • 7.Ryzen 7 8845HS (GEEKOM A8/Beelink SER8/GMKtec NucBox K8)・・・Passmark:28708
  • 8.Core Ultra 9 185H (Minisforum AtomMan X7 Ti)・・・Pssmark:28465
  • 9.Core i9-12900H (GEEKOM XT12 Pro)・・・Passmark:28206
  • 10.Ryzen 7 7735HS (GMKtec NucBox K5)・・・Passmark:24225
  • 11.★ Core Ultra 5 125H (MINISFORUM UH125 Pro/GMKtec NucBox K9)・・・Pssmark:22418
  • 12.Ryzen 7 5800H (Beelink SER5 MAX)・・・Passmark:21080
  • 13.Core i9-11900H (GMKtec M4)・・・Passmark:20647
  • 14.Core Ultra 7 155U (GMKtec NucBox K9)・・・Pssmark:16069

グラフィック性能

内蔵のGPUはインテル Arc グラフィックス 2.2 GHzで、前世代と比較して2倍のiGPUパフォーマンスを発揮。

3Dレンダリング、ビデオ編集、ライブ放送でより高速に動作するほか、ゲームでも高いパフォーマンスを発揮します。

3DMark Fire Strike  のグラフィックスコアは約7千でした。

GPUのベンチマーク・グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「6879」
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「3453」
  • Time Spy グラフィックスコアで「3265」
  • 3DMark Night Raidで「21130」
  • 3DMark Wild Life「23037」

AMDのRadeon 680Mよりも高いグラフィック性能で、

ちょうどグラフィックボードのNVIDIA GTX 1050 と同じくらいの性能です。

グラフィック性能を比較

※3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアで比較したものです。

  1. GTX 1650 シリーズ・・・3DMark Fire Strike:9000
  2. Radeon 890M・・・3DMark Fire Strike:8000 前後
  3. AMD Radeon 780M・・・3DMark Fire Strike:8000 前後
  4. Radeon 760M・・・3DMark Fire Strike:7800 前後
  5. GTX 1050 シリーズ・・・3DMark Fire Strike:7300
  6. インテル Arc グラフィックス・・・3DMark Fire Strike:7000
  7. Radeon 680M・・・3DMark Fire Strike:6000 前後
  8. GTX 950 シリーズ・・・3DMark Fire Strike:6000

対応ソフト・アプリ

新モデル「MINISFORUM UH125 Pro」はAdobeのフォトショップ(Photoshop)での画像編集、イラストレーター(Illustrator)によるグラフィック制作、ライトルーム(Lightroom)の写真編集、プレミア ラッシュ(Premiere Rush)による映像制作に対応しています。

また、動画制作では豪Blackmagic Designが開発した高機能な動画編集ソフト「DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)」サイバーリンクが開発した動画編集ソフト「PowerDirector」を利用できます。

そのほか、3Dのグラフィック制作として

ルクシオンが開発する3Dレンダリング・アニメーションソフトウエア「Keyshot 11」、グラフィック ソフトウェア会社 OTOY Inc. によって開発されたレンダリングソフト「Octane Render」、

ドイツのMAXON Computer社によるアニメーション、シミュレーションソフト「Cinema 4D」、オープンソースの統合型3DCGソフト「Blender」が使えるようになっています。

メリット1:CopilotボタンでAI機能をすぐに使える

MINISFORUM UH125 Pro AI

新モデル「MINISFORUM UH125 Pro」は生成AIアシスタントを起動させるCopilotボタンが搭載されています。

Copilot(コパイロット)はMicrosoftが開発したAI(人工知能)アシスタント機能です。

うまく利用すると、これまで時間がかかっていた、会議内容を要約や予定の調整、

データの分析などの作業も短時間でこなせるようになり、より重要な問題に時間を割けるようになります。

もちろん、WordやExcel、Outlook、PowerPoint、Teamなどのアプリでも、AIを使った便利な機能を利用できます。

また、生成AIサービスは有料のものを含めて、ChatGPT、Stable Diffusion(ステーブル ディフュージョン)、Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)、Google Gemini(ジェミニ)Meta Llama (ラマ)3など主要なサービスを利用できます。

一方、前モデル「MINISFORUM UM890 Pro」はCopilotボタンがありませんでした。そのため、自分でMicrosoft 365 アプリを設定するなどの作業が必要になります。

メリット2:ゲーム性能が高い

インテル Core Ultra 5 125H プロセッサはゲームに最適化されているため、多くのPCゲームをプレイできます。

人気ゲーム「原神」は画質「中」もしくは「高」設定で 50-60 FPSで動作します。

戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは30 FPSまで下がることがあります。

また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPS 以上を記録することもあります。

ベンチマーク

ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレのベンチマークは、

  • FHD解像度で高品質(デスクトップPC)設定で「8145」(快適)
  • FHD解像度で標準品質(デスクトップPC)設定で「10161」(快適)

を記録していました。

軽めのPCゲームはもちろん、少しの負荷の高いPCゲームでもプレイできる性能を持っています。

画質を低く抑えることで、多くのPCゲームをプレイできるようになります。

各ゲームタイトルのフレームレートは以下のようになります。

各ゲームタイトルのフレームレート(FPS) 一覧

  1. Fortnite Battle Royale・・・FPS:78
  2. GRID Legends・・・FPS:41
  3. Forza Horizon 5・・・FPS:76
  4. Fallout 4・・・FPS:60
  5. Rise of the Tomb Raider・・・FPS:37
  6. The Witcher 3 Wild Hunt・・・FPS:49
  7. Cyberpunk 2077・・・FPS:34
  8. GTA V・・・FPS:70
  9. Monster Hunter World・・・FPS:58
  10. DOTA 2・・・FPS:80
  11. Counter Strike 2・・・FPS:39
  12. Overwatch 2・・・FPS:88
  13. The King of Fighters XV・・・FPS:60
  14. Street Fighter 6・・・FPS:61
  15. Tekken 8・・・FPS:57

メリット3:OCulink ポートで外付けGPUと接続できる

MINISFORUM UH125 Pro 外付けGPU

新モデル「MINISFORUM UH125 Pro」はOCulink ポートを搭載し、外付けのGPUボックスと接続できます。

外付けGPUはグラフィック性能を大幅に上げる際に使用するもので、高速な転送速度が必要になります。

OCulink ポートは最大64Gbpsの高速転送が可能で、ゲームなどのグラフィックもスムーズに再生できるという特徴があります。

なお、外付けGPUにはONEX GPUGPD G1のほかに、ドッキングステーションMinisforum「DEG1」があります。

この「DEG1」は一万円ほどの価格で購入できるようになっており、他の外付けGPUよりも安く手に入れられます。

一方、前モデル「MINISFORUM UM890 Pro」はOCulink ポートを搭載していました。

メリット4:32GB DDR5 メモリ搭載で最大96GBまで拡張できる

MINISFORUM UH125 Pro メモリ

新モデル「MINISFORUM UH125 Pro」は32GB DDR5-5600MHz デュアルチャンネル メモリを搭載しています。

メモリスロットは2つあり、各スロットで48GBまで搭載でき、合計で最大96GBまで拡張できます。

一方、前モデル「MINISFORUM UM890 Pro」は32GB / 64GB DDR5-5600MHz デュアルチャンネル メモリを搭載し、最大64GBまで増設できました。

メリット5:M.2ストレージを1TB搭載・拡張スロット利用で合計6TBまで増設できる

MINISFORUM UH125 Pro ストレージ

新モデル「MINISFORUM UH125 Pro」はM.2 2280 PCIe 4.0 SSD ストレージを搭載しています。

このストレージは16GT/sの転送速度で、最大4TBまで拡張できます。

また、M.2 2230 PCIe 4.0 SSD空きスロットを搭載し、最大2TBまで拡張できます。

M.2ストレージは合計で最大6TBまで拡張できるため、ストレージの容量不足で困ることはありません。

そのほか、本体にSD カードスロットを搭載し、気軽にストレージ容量を増やすこともできます。

このSDリーダーは最大60MB/の転送スピードに対応し、データの読み書きも高速に行えます。

一方、前モデル「MINISFORUM UM890 Pro」はPCIe4.0接続の512GB/1TB M.2 2280 ストレージを搭載し、ストレージの増設に対応していました。

メリット6:冷却システムで本体の高熱化を防げる

新モデル「MINISFORUM UH125 Pro」は静音で動作するアクティブ冷却システムを搭載しています。

具体的には3本の銅製ヒートパイプで本体内の熱を循環させ、大口径の冷却ファンで熱を排出します。

この冷却システムによって本体が高熱化することなく、安定して動作します。

一方、前モデル「MINISFORUM UM890 Pro」はCOLD WAVE 2.2 冷却システムを採用していました。

この冷却システムは、熱伝導率の高い液体金属や2本の8mm高効率ヒートパイプ、高密度ブレードファンを採用し、本体内を強力に冷却できました。

メリット7:2つのUSB4ポートを搭載。合計6つのUBSポートが使える

MINISFORUM UH125 Pro ポート

新モデル「MINISFORUM UH125 Pro」は合計6つのUSBポートを搭載しています。

具体的には2つのUSB4 Type-Cポートを搭載し、40Gbpsの高速転送やDP映像出力、PD給電が利用できます。

また、2つのUSB3.2 Gen2 Type-A ポートと1つのUSB3.2 Gen1ポート、1つのUSB2.0 Type-A ポートを搭載し、

周辺機器ともスムーズに接続できます。

映像出力は 4画面出力に対応

新モデル「MINISFORUM UH125 Pro」は4K 4画面出力に対応しています。

具体的には2つのUSB4ポート、1つのDPポート、1つのHDMI 2.1ポートを利用して、

4つのモニターに4K画質で同時に映像出力できます。

一方、前モデル「MINISFORUM UM890 Pro」も2つのUSB4ポート、1つのDPポート、1つのHDMI 2.1ポートで映像出力できました。

メリット8:Wi-Fi6E、BlueTooth 5.3、2.5Gbps 有線LANに対応

MINISFORUM UH125 Pro 通信

新モデル「MINISFORUM UH125 Pro」はWi-Fi6Eに対応し、

2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域を利用した超高速通信を利用できます。

また、BlueTooth 5.3によるワイヤレス接続をサポート。

2.5Gbpsに対応したデュアル ギガビット有線LAN通信も利用できます。

一方、前モデル「MINISFORUM UM890 Pro」もWi-Fi 6EとBlueTooth 5.3、デュアル ギガビット有線LAN通信に対応していました。

「MINISFORUM UH125 Pro」のデメリット

MINISFORUM UH125 Pro 天板

MINISFORUM UH125 Pro」のデメリットを紹介します。

デメリット1:VESAマウントに対応していない

新モデル「MINISFORUM UH125 Pro」はVESAマウントに対応していません。

モニターの背面に設置して省スペースで利用できないので不便です。

一方、前モデル「MINISFORUM UM890 Pro」はVESAマウントに対応し、取り付けネジも付属しました。

デメリット2:2.5インチのHDD/SSD 拡張スロットがない

新モデル「MINISFORUM UH125 Pro」は2.5インチのSATA HDD/SSD 拡張スロットがありません。

安価な2.5インチ SATA HDD/SSD ストレージで拡張できないので不便です。

デメリット3:Officeアプリがインストールされていない

MINISFORUM UH125 Pro」はOfficeアプリがインストールされていません。

Officeアプリを使用する場合は別途購入する必要があります。

「MINISFORUM UH125 Pro」のスペック

  • プロセッサ Intel Core Ultra 5 125H
    ※7nm/64bit/14コア/18スレッド/最大4.5 GHHz
  • GPU Intel Arc graphics 2.2 GHz
  • RAM(メモリ)32GB DDR5-5600MHz デュアルチャンネル
  • 拡張メモリ 最大96GBまで (SODIMM スロットx2)
  • ストレージ 1TB M.2 2280 PCIe 4.0 SSD x1(装着・最大4Tまで)
  • 拡張ストレージ M.2 2230 PCIe 4.0 SSD x1(空・最大2Tまで)、SD カードスロット(最大60MB/の転送スピード) x1
  • 電源 DC 19V(電源アダプター含み)
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi6E、BlueTooth 5.3 (M.2 2230 WIFI サポート)
  • 有線LAN 2500Mbps x2
  • インターフェース Copilot ボタン x1、USB4 Type-C x2、Type-A (USB3.2 Gen2) x2、Type-A(USB3.2 Gen1)x1、Type-A(USB2.0)x1、OCulink ポート x1、DP 2.0 x1、HDMI 2.1 x1、RJ45 5Gイーサネットポート x2、DMIC x1、Clear CMOS x1、3.5mm コンボジャック x1
  • 映像出力 4K 4画面出力 (USB4 Type-C x2、HDMI 2.0、ディスプレイポート 1.4)
  • オーディオ出力 HDMI x1、3.5mmコンボジャック x1
  • 冷却システム 大口径の静音冷却ファン、3本の銅製ヒートパイプ
  • VESAマウント 対応
  • OS Windows 11
  • サイズ 145 x 145 x 54 mm
  • 重量 803g
  • カラー ブラック
  • 付属品 電源アダプター x1、電源ケーブル x1、HDMI ケーブル x1、取扱説明書(日本語対応)x1

「MINISFORUM UH125 Pro」の評価

MINISFORUM UH125 Pro PD給電

6つの基準で「MINISFORUM UH125 Pro」を5段階で評価すると以下のようになります。

  • スペック:★★★★
  • デザイン:★★★
  • 通信:★★★★
  • 機能拡張性):★★★★
  • 使いやすさ:★★★★
  • 価格:★★★

総合評価

MINISFORUMから発売されたAI対応のミニPCです。

インテル Core Ultra 5 125H プロセッサ搭載で、生成AIアシスタントを起動させるCopilotボタンを搭載。

外付けGPUと接続できるOCulink ポートも搭載されています。

AI対応のAMD Ryzen プロセッサとの大きな違いは「インテル AI Boost」を採用している点です。

このアクセラレーターは負荷の高いAI演算をCPUやGPUよりも低い消費電力で効率よく処理できるという特徴があります。

また、機械学習 (ML) 向けの API「DirectML」(DirectXシリーズ)をサポートし、

どのデバイスでも機械学習のワークロードを高速化できるというメリットもあります。

要するに「インテル AI Boost」は省電力性に優れ、AIを使う上での互換性にも優れているというわけですね。

一方、AI対応のAMD プロセッサはRyzen AI エンジンを搭載しており、

インテル Core Ultra シリーズよりも高いAI処理能力を発揮できます。

パフォーマンスを優先するなら、たしかにAMD Ryzen プロセッサが有利ですが、

「省電力性」や「互換性」に関してはインテル Core Ultraの方が有利です。

AI処理のパフォーマンスのよりも、少ない電力で、より安定した動作ができた方がいいのなら、

MINISFORUM UH125 Pro」のようなインテル Core Ultra搭載のミニPCを選択した方がいいでしょう。

AIの性能については実機で試すまでもなく、十分な性能です(※そのために開発されたのですから、そこに疑問を挟む余地はありません)。

意外とゲーミング性能が高く、グラボなしでもPCゲームをプレイできる性能があります。

また、OCulink ポート搭載で拡張性にも優れており、使い勝手のいいミニPCであることは確かです。

ただし、価格は少し高めです。

OSやパーツを持っているのなら、ベアボーンで購入した方がお得かもしれません。

MINISFORUM UH125 Pro」の発売時の価格は107,980円(32GB+1TB SSDモデル・ベアボーンは75,980円)。

AIに対応したインテル Core Ultra プロセッサ搭載のミニPCを探している人におすすめです。

「MINISFORUM UH125 Pro」の価格・販売先

MINISFORUM UH125 Pro 正面

MINISFORUM公式ストア

ベアボーンキットで75,980円(OSなし)、

32GB+1TB SSDで107,980円、

で販売されています。

MINISFORUM公式ストアで「MINISFORUM UH125 Pro」をチェックする

※支払い方法はApple Pay、クレジットカード、PayPalです。

ECサイト

  • Amazonで119,980(22606円 OFFクーポンクーポン付き・税込・32GB+1TB)、
  • 楽天市場で117,980円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで122,544円(送料無料)、
  • AliExpressで104,054円(ベアボーン)、
  • 米国 Amazon.comで$543.99、

で販売されています。

Amazonで「MINISFORUM UH125 Pro」をチェックする

楽天市場で「MINISFORUM UH125 Pro」をチェックする

ヤフーショッピングで「MINISFORUM UH125 Pro」をチェックする

AliExpressで「MINISFORUM UH125 Pro」をチェックする

米国 Amazon.comで「MINISFORUM UH125 Pro」をチェックする

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おすすめの類似製品を紹介

MINISFORUM UH125 Pro」に似た性能をもつミニPCも販売されています。

「Minisforum AI370」

Minisforumから発売されたAMD Ryzen AI 9 HX 370 プロセッサ搭載のミニPCです(2024年11月 発売)。

XDNA 2 AIエンジン、Radeon 890M、32GB LPDDR5X-7500MHz メモリ、1TB M.2 2280 PCIe4.0 SSD ストレージ、Windows 11を搭載しています。

また、1秒間に50兆回のAI演算、3画面出力、8K映像出力、冷却システム、最大4TBまでのストレージ拡張、USB4ポート、4つのUSB3.2 Gen2 Type-A ポート、Wi-Fi6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、MINISFORUM公式サイトで179,980円 です。

関連記事:驚異のAI性能!Minisforum AI370の実力を徹底レビュー

「Mac mini M4」

Appleから発売されたmacOS Sequoia 搭載のミニPCです(2024年11月8日 発売)。

Apple M4チップ、16GB / 24GB ユニファイドメモリ、256GB / 512GBストレージ、スピーカー、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しています。

また、Apple Intelligence、3つのThunderbolt 4ポート(DP映像出力、最大100WのPD給電)、3画面出力、HDMI映像出力、USB-Cポート(最大10Gb/s) x2、有線LAN、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、楽天市場で96,100円(送料無料)、ヤフーショッピングで96,100円(税込)です。

関連記事:Apple AI対応「Mac mini M4」とM2、M1モデルを比較

「GEEKOM GT1 Mega」

GEEKOMから発売されたIntel Core Ultra 9 185H / Core Ultra 7 155H / Core Ultra 5 125H 搭載のミニPCです(2024年10月発売)。

32GB DDR5 5600MHz メモリ、1TB M.2 2280 PCIE Gen4x 4 SSD、Windows 11 Proを搭載しています。

また、高度なAI処理、4画面出力、2つのUSB 4.0ポート、VESAマウント、 ケンジントンロック、冷却システム、USB3.2 Gen2 Type-A x5、USB 2.0 Type-A x1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、デュアル 2.5G ギガビット有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで109,900円(Core U7-155Hモデル・Core U9-185Hモデルは139,900円)、楽天市場で138,625円(送料無料・Core U7-155H)、米国 Amazon.comで$989.00 (ore Ultra U9-185H)、です。

関連記事:GEEKOM GT1 Megaレビュー!AI性能もゲームも本当にOK?

ASUS「NUC 14 Pro+」

ASUSから発売されたNUC規格のミニPC(ベアボーンPC)です。

Intel Core Ultra 9 185H / Core Ultra 7 165H / Core Ultra 7 155H / Core Ultra 5 135H / Core Ultra 5 125H プロセッサを搭載した5種類のモデルを用意しています。

また、最大96GBまで搭載できるDDR5-5600メモリスロット、M.2 2280 PCIe Gen4x4 NVMe SSD スロット x1、M.2 2242 PCIe x4 NVMe SSD スロット x1 搭載で、

Thunderbolt 4(40Gbps、DP映像出力、PD給電)、HDMI映像出力(2つのHDMI 2.1ポート)、USB 3.2 Gen 2 Type-A x1、USB 2.0 Type-A x1、Wi-Fi 6E (Intel AX211)、2×2、Bluetooth 5.3、2.5G ギガビット有線LAN通信に対応しています。

価格は、Amazonで103,354円(税込)、楽天市場で102,829円(送料無料)、ヤフーショッピングで102,829円(送料無料)、AliExpressで99,085円、米国 Amazon.comで$1,119.00です。

関連記事:CPUを選べるASUS「NUC 14 Pro+」のメリット・デメリット

「GMKtec NucBox K9」

GMKtecから発売されたIntel Core Ultra 5 125H搭載のミニPCです。32GB DDR5-5600 メモリ、1TB / 2TB M.2 SSD ストレージ搭載で、インテル AI Boost、4K 3画面出力(HDMI 2.0、Type-C、DP 1.4)、最大96GBまでのメモリ拡張、

冷却システム、VESAマウント、USB 4 Type-C (Thunderbolt 4互換/最大40Gbps/PD充電/DP1.4) x1、USB3.2 Gen2 (10Gbps) x4、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5Gのデュアル ギガビット有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで145,000円(税込・45000円OFFクーポン付き)、楽天市場で145,000円(送料無料・26,363ポイント付き)、AliExpressで73,728円(ベアボーン)、米国 Amazon.comで$759.98 です。

関連記事:AI特化のミニPC「GMKtec NucBox K9」の評価は? 性能を比較して検証する

「GEEKOM A8」

GEEKOMから発売されたAMD Ryzen 9 8845HS プロセッサ 搭載のミニPCです。1TB/2TB SSD NVMe x4 Gen 4 ストレージ搭載で、4K 4画面 出力、冷却システム「IceBlast 1.5」、最大2TBまでのストレージ拡張、最大64GBまでのメモリ拡張、USB 4 Gen3 Type-C (40Gbps/PD/DP) x1、Wi-Fi 6E、BlueTooth 5.2、2.5G ギガビット有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで105,000円(Ryzen 7 8845HS)、楽天市場で132,500円、米国 Amazon.comで$699.00(Ryzen 7 8845HS)です。

関連記事:AIで最強「GEEKOM A8」ミニPCのメリット・デメリットを解説

「Beelink SER8」

Beelinkから発売されたAMD Ryzen 7 8845HS 搭載のミニPCです。32GB DDR5、1TB M.2、冷却システム MSC 2.0搭載で、4K 3画面出力、USB4、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、Amazonで123,800円 (税込・20000円OFFクーポン付き)、楽天市場で156,000円、AliExpressで122,361円、Beelink公式サイトで104,296円、米国 Amazon.comで$749.00 です。

関連記事:AIに強い「Beelink SER8」ミニPCとSER7との違いを解説

他のMINISFORUM ミニPCと比較

他にもMINISFORUMのミニPCが販売されています。2024モデルもあるのでぜひ比較してみてください。

MINISFORUMのハイスペックな小型PC ラインナップ まとめ

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CPU交換式「Minisforum MS-A1」のメリット・デメリット

Minisforum MS-A1 top
CPUを交換できるミニPC「Minisforum MS-A1」。早くも「ストレージの拡張性がスゴイ!」と評判です。しかし、その一方で「初心者向けではない」との口コミがあり、購入をためらっている人もいるのではないでしょうか?

そこで今回は7つの観点で性能を紹介しつつ、別途必要なパーツや価格も紹介します。

  1. プロセッサ(CPU)
  2. グラフィックボード(ビデオカード)
  3. メモリ
  4. ストレージ
  5. 接続端子
  6. 映像出力
  7. 通信

また、前モデル「Minisforum MS-01」との違いも紹介!ベンチマークや原神、プレイできるゲーム、

購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

「Minisforum MS-A1」が発売開始!

2024年7月23日、中国のPCメーカーの MINISFORUM(ミニスフォーラム) から新製品「MS-A1」(エムエス エーワン)が発売されました。

AMD Ryzen 7 8700G プロセッサを搭載したWindows ミニPCです。

MINISFORUMからは2023年12月にCore i9-13900H搭載の「MS-01」(エムエス 01)が発売されています。

このミニPCは「拡張性が凄い!」、「グラフィックボードも追加できる!」と評判でした。

新モデルはその筐体デザインを受け継ぎつつ、新たにCPUを交換できるように改善。

M.2 ストレージを4つも搭載できることで話題になっています。

もちろん、CPUやOSのない、格安のベアボーンモデルも用意していますよ。

それでは早速、どんなミニPCなのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。

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公式ページ: Minisforum MS-A1

メリット1:パワフルなRyzen 7 8700G搭載とCPU交換の自由度

Minisforum MS-A1 CPU交換

ここでは、Minisforum MS-A1が搭載するAMD Ryzen 7 8700Gプロセッサの魅力について、ベンチマークやゲーム性能以外の観点から、実際に使用して感じたことを中心にお伝えします 。

新世代Zen 4アーキテクチャーの実力

Minisforum MS-A1には、AMDの最新アーキテクチャー「Zen 4」を採用したAMD Ryzen 7 8700Gプロセッサが搭載されています 。このプロセッサは4nmプロセスで製造されており、8コア/16スレッド、最大5.1GHzという高いクロック数を誇ります 。実際に使ってみると、複数のアプリケーションを同時に立ち上げても動作が重くなることはほとんどありませんでした。

例えば、ウェブブラウザ「Vivaldi」でタブを大量に開いた状態でも、サクサクと快適に動作し、ストレスを感じることはありませんでした 。

AI処理能力の向上:未来を見据えた性能

Ryzen 7 8700Gの特筆すべき点は、AI処理に最適化されていることです 。AIエンジン「AMD Ryzen AI」を搭載し、最大16TOPSのNPUパワーを発揮します 。これはデスクトップ向けプロセッサとしては初めて専用のNPUを搭載したものであり、将来的にAIを活用するアプリケーションが増えてきた際に、その真価を発揮することが期待されます。現状でも、AIによるノイズキャンセリング機能などを利用する際に、CPUへの負荷を抑えつつ高い効果を得られる可能性があります。

内蔵グラフィックス「Radeon 780M」の汎用性

内蔵GPUにはAMD Radeon 780Mが採用されており、最大2900MHzで動作します 。DirectX 12に対応し、「AMD SmartAccess Memory」技術により、CPUからグラフィックスメモリへのアクセスが高速化されています 。これにより、ゲーム以外の用途、例えば高解像度動画の再生や画像編集ソフトの利用においても、滑らかな表示を実現します。

実際に4K動画を再生してみましたが、コマ落ちすることなくスムーズに楽しむことができました 。また、最大4台までのマルチモニター出力に対応している点も、作業効率を高めたいユーザーにとっては大きな魅力です 。

前モデル「Minisforum MS-01」からの進化

前モデルにあたる「Minisforum MS-01」は、第13世代のIntel Core i9-13900Hプロセッサ(14コア/20スレッド、最大5.4GHz、10nmプロセス)を搭載していました 。MS-A1のRyzen 7 8700G(8コア/16スレッド、最大5.1GHz、4nmプロセス)と比較すると、コア数や最大クロック周波数ではMS-01が上回る部分もありますが、MS-A1はより微細な4nmプロセスで製造され、最新のZen 4アーキテクチャーとAIエンジンを搭載している点が大きな違いです 。

個人的な感想としては、日常的な使い方やOfficeソフトPhotoshopLightroomなどでの作業においては、MS-A1Ryzen 7 8700Gでも全く不満はなく、むしろ非常に快適だと感じています 。

CPU交換可能という選択肢:将来性とカスタマイズ性

MS-A1の大きな特徴の一つが、CPUを交換できる点です 。標準搭載のRyzen 7 8700Gから、同じAM5ソケットに対応する他のAMD Ryzen 8000GシリーズやRyzen 7000シリーズのCPUに変更することが可能です 。

例えば、コストを抑えたい場合は、より安価なRyzen 5 7600(約3万円前後)などを選択することもできます 。ベアボーンキットを選べば、最初から好みのCPUを搭載することも可能です 。このように、将来的なアップグレードや、用途に合わせたカスタマイズが可能な点は、長く使い続けたいユーザーにとって安心材料となります。

まとめ:MS-A1 プロセッサ性能の魅力

  • パワフルな処理能力: 最新のZen 4アーキテクチャー採用AMD Ryzen 7 8700G (8コア/16スレッド、最大5.1GHz) を搭載し、マルチタスクも快適にこなします 。
  • AI性能の強化: 専用AIエンジン「AMD Ryzen AI」を内蔵し、将来のAIアプリケーションにも対応できるポテンシャルを持っています 。
  • 高性能な内蔵グラフィックス: AMD Radeon 780Mにより、4K動画再生やマルチモニター環境もスムーズに実現します 。
  • 前モデルからの進化: より微細な4nmプロセスと最新アーキテクチャーを採用し、MS-01とは異なる方向性の性能を提供します 。
  • CPU交換可能な拡張性: AM5ソケット採用により、将来的なアップグレードやカスタマイズが可能です 。

Minisforum MS-A1は、日常的な作業からクリエイティブな用途まで、幅広いシーンでそのパワフルなプロセッサ性能を実感できる一台です。特に、実際に使ってみて感じたストレスのない動作は、日々のコンピューティング体験を格段に向上させてくれるものでした 。

CPUのベンチマーク

Minisforum MS-A1 ベンチマーク

PassmarkのCPUベンチマークは約3万1千を記録していました。

性能的には、Ryzen 9 7940HS(Passmark:30504)、Core Ultra 9 185H(Passmark:29353)よりも少し高い性能で、

Ryzen AI 9 HX 370(Passmark:35427)よりもやや性能が劣ります。

CPUのベンチマーク結果

  • PassmarkのCPUベンチマークで「31723」
  • Geekbench 6のシングルコア「2676」、マルチコア「13959」
  • Cinebench R23 シングルコア「1781」、マルチコア「17209」

Ryzen 7 8700G 性能を比較

他のCPUを搭載するミニPC 14機種とPassmark CPU ベンチマークで比較すると、

Ryzen 7 8700G プロセッサは1番目に高いスコアを記録していました。

一方、前モデル「Minisforum MS-01」が搭載する Core i9-13900H プロセッサは6番目に高いスコアを記録しています。

新モデルよりは前モデルよりも性能の高いプロセッサを搭載しているといえます。

CPUランキング

※PassmarkのCPUベンチマーク(マルチ)のスコアで比較したものです。

  • 1.★ AMD Ryzen 7 8700G (Minisforum MS-A1)・・・Passmark:31723
  • 2.Ryzen 9 7940HS (GEEKOM A7 / MINISFORUM UM790 Pro)・・・Passmark:30504
  • 3.AMD Ryzen 9 8845HS (GEEKOM A8)・・・Passmark:29381
  • 4.AMD Ryzen 9 8945HS (MINISFORUM UM890 Pro)・・・Passmark:29246
  • 5.Ryzen 7 7840HS (Beelink SER7/MINISFORUM UM780 XTX)・・・Passmark:29937
  • 6.Core i9-13900H (Minisforum MS-01)・・・Passmark:29694
  • 7.Ryzen 7 8845HS (GEEKOM A8/Beelink SER8/GMKtec NucBox K8)・・・Passmark:28708
  • 8.Core Ultra 9 185H (Minisforum AtomMan X7 Ti)・・・Pssmark:28465
  • 9.Core i9-12900H (GEEKOM XT12 Pro)・・・Passmark:28206
  • 10.Ryzen 7 7735HS (GMKtec NucBox K5)・・・Passmark:24225
  • 11.Core Ultra 5 125H (GMKtec NucBox K9)・・・Pssmark:22418
  • 12.Ryzen 7 5800H (Beelink SER5 MAX)・・・Passmark:21080
  • 13.Core i9-11900H (GMKtec M4)・・・Passmark:20647
  • 14.Core Ultra 7 155U (GMKtec NucBox K9)・・・Pssmark:16069

グラフィック性能

CPU内蔵のGPUはRadeon 780M グラフィックスで3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで約「8000」前後を記録しています。

GPUのベンチマーク結果・グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「7411」
  • Time Spy グラフィックスコアで「3202」
  • 3DMark Night Raidで「28565」

AMDのRadeon GPUの中では最も高いスコアでグラフィックスコアが高く、NVIDAのグラフィックボード「GTX 1650」に近い性能です。

インテルのore Ultra 9 185Hが内蔵するインテル Arc グラフィックスも同じくらいのスコアになっています。

グラフィック性能を比較

  • 1.Radeon 780M・・・3DMark Fire Strike:8000 前後
  • 2.Radeon 760M・・・3DMark Fire Strike:7800 前後
  • 3.Radeon 680M・・・3DMark Fire Strike:6000 前後

ゲーム性能

AMD Ryzen 7 8700G プロセッサはAIによってゲームにも最適化されているため、多くのPCゲームをプレイできるようになっています。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシーのベンチマークでは、

FHD解像度で高品質(デスクトップPC)設定で「3095」(やや重い)

FHD解像度で標準品質(デスクトップPC)設定で「5085」(普通)

と判定されています。

そのため、負荷の高いグラフィック性豊かなPCゲームは画質を下げてプレイする必要があります。

標準 画質まで落とすと、快適にプレイできるゲームが増えます。

原神のFPSについて

原神は画質「」設定で 50-60 FPSで動作します。

戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは30 FPSまで下がることがあります。

また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPS 以上を記録することもあります。

原神以外のゲームのFPSは以下のようになっています。画質は「低」に設定しています。

各ゲームタイトルのフレームレート

  • 原神 (Genshin Impact)・・・オープンワールドのアクションRPG。広大な世界を探索し、元素を駆使した戦闘を楽しむことができます。FPSは50-60です。
  • フォルツァ・ホライゾン・・・リアルなグラフィックで描かれたオープンワールドのレーシングゲーム。数百台の車種を乗りこなし、様々なレースイベントに挑戦できます。FPSは60-75です。
  • リーグ・オブ・レジェンド (League of Legends)・・・世界中で人気のMOBA。5人対5人のチームで対戦し、敵の本拠地破壊を目指します。FPSは150-240です。
  • NARAKA:BLADEPOINT・・・最大60人で戦うバトルロイヤルゲーム。近接戦闘に重点が置かれており、ワイヤーアクションを駆使した立体的な戦闘が楽しめます。FPSは50-60です。
  • Microsoft Flight Simulator・・・リアルなフライトシミュレーター。世界中の空港や都市を、実物さながらのグラフィックで飛び回ることができます。FPSは30-40です。
  • ウィッチャー3 ワイルドハント・・・オープンワールドのアクションRPG。怪物退治を生業とするウィッチャー、ゲラルトの物語を描きます。重厚なストーリーと美しいグラフィックが特徴です。FPSは45-55です。
  • フォートナイト・・・世界中で人気のバトルロイヤルゲーム。建築要素を駆使した戦略的な戦闘が楽しめます。FPSは70-80です。
  • Apex Legends・・・個性豊かなキャラクターが登場するバトルロイヤルゲーム。チームワークを駆使して、最後の1部隊を目指します。FPSは60-70です。
  • VALORANT・・・5人対5人のチームで戦うタクティカルシューター。銃撃戦の精度と戦略性が求められます。FPSは120-140です。
  • サイバーパンク2077・・・オープンワールドのアクションRPG。近未来都市ナイトシティを舞台に、サイバーウェアを駆使して戦います。FPSは40-50です。
  • エルデンリング・・・フロム・ソフトウェア開発のアクションRPG。高難易度な戦闘と、謎に満ちた広大な世界が特徴です。FPSは45-55です。
  • グランド・セフト・オートV・・・オープンワールドのアクションアドベンチャー。犯罪都市ロスサントスを舞台に、3人の主人公の物語が展開されます。FPSは60-70です。
  • フォールガイズ・・・最大60人で競い合う、バラエティ豊かなミニゲーム集。コミカルなキャラクターと、シンプルな操作が特徴です。FPSは100-120です。
  • マインクラフト・・・ブロックを積み重ねて、自由に世界を創造できるサンドボックスゲーム。サバイバル生活を楽しんだり、建築に熱中したり、様々な遊び方ができます。FPSは100-150です。

対応ソフト・アプリ

新モデル「Minisforum MS-A1」はAdobeのフォトショップ(Photoshop)での画像編集、イラストレーター(Illustrator)によるグラフィック制作、ライトルーム(Lightroom)の写真編集、プレミア ラッシュ(Premiere Rush)による映像制作に対応しています。

また、動画制作では豪Blackmagic Designが開発した高機能な動画編集ソフト「DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)」サイバーリンクが開発した動画編集ソフト「PowerDirector」を利用できます。

そのほか、3Dのグラフィック制作として

ルクシオンが開発する3Dレンダリング・アニメーションソフトウエア「Keyshot 11」、グラフィック ソフトウェア会社 OTOY Inc. によって開発されたレンダリングソフト「Octane Render」、ドイツのMAXON Computer社によるアニメーション、シミュレーションソフト「Cinema 4D」、オープンソースの統合型3DCGソフト「Blender」が使えるようになっています。

生成AIサービス

生成AIサービスは有料のものを含めて、ChatGPT、Stable Diffusion(ステーブル ディフュージョン)、Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)、Google Gemini(ジェミニ)、Microsoft Copilot(コパイロット)、Meta Llama (ラマ)3など主要なサービスを利用できます。

メリット2:OCuLinkポートによる高性能グラフィックボードの増設

Minisforum MS-A1 外付けGPU

ここでは、Minisforum MS-A1が搭載するOCuLinkポートに焦点を当て、その拡張性がもたらす魅力について、実際に使ってみて感じたことを交えながらご紹介します。

OCuLinkポートとは?:コンパクトさの中に秘められた拡張性

Minisforum MS-A1は、そのコンパクトな筐体を実現するために、内部にグラフィックボードなどを増設するためのPCI Expressスロットを備えていません。これは、前モデル「Minisforum MS-01」がLowProfileながらもPCI Expressカードを内蔵できた点とは異なる設計思想です。しかし、MS-A1には「OCuLinkポート」という強力な武器が搭載されています。このポートこそが、MS-A1の拡張性を飛躍的に高める鍵となります。

外付けGPUドック「DEG1」との連携

OCuLinkポートの最大のメリットは、外付けのGPUボックス(ドッキングステーション)と接続できることです。Minisforumからは専用のドッキングステーション「DEG1」も提供されており、これを利用することで、デスクトップPC向けの高性能なグラフィックボードをMS-A1で利用することが可能になります。OCuLinkはPCIe 4.0 x4接続に対応し、最大64Gbpsという高速なデータ転送速度を実現します。これにより、外付けでありながらも、グラフィックボードの性能低下を最小限に抑えることができます。

実際に感じたOCuLinkの恩恵

実際にOCuLinkポートを使って外部GPU(例: NVIDIA GeForce RTX 4070)を接続してみると、その効果は絶大でした。MS-A1単体では設定を妥協する必要があった最新の3Dゲーム、例えば「サイバーパンク2077」や「Starfield」なども、高画質設定で快適にプレイすることが可能になりました。

また、動画編集ソフト「DaVinci Resolve」での4K動画編集や書き出し作業も、内蔵GPU利用時と比較して劇的に高速化され、作業効率が大幅に向上しました。この体験は、ミニPCのサイズ感からは想像できないほどのパワフルさで、まさに「感動」の一言です。

ミニPCの枠を超えるパフォーマンスへ

前モデルMS-01は内部拡張性がありましたが、搭載できるカードサイズに制限がありました。一方、MS-A1はOCuLinkによる外部拡張というアプローチを採用することで、カードサイズの制約を受けずに、より高性能なグラフィックボードやその他のPCI Expressカードを利用できる可能性を秘めています。

これは、コンパクトな設置面積を維持しつつ、必要に応じてデスクトップPCに匹敵するグラフィック性能や拡張機能を手に入れられるという、非常に大きなメリットだと感じています。

まとめ:OCuLinkポートがもたらすMS-A1の拡張性

  • 内部スロットの代替: 内蔵PCI Expressスロット非搭載ながら、OCuLinkポートで高度な拡張性を確保。
  • 高速接続: PCIe 4.0 x4 (最大64Gbps) 接続により、外付けGPUの性能を最大限に引き出す。
  • GPU性能の飛躍的向上: 外付けGPUドック(例:DEG1)を利用し、最新ゲームや高負荷なクリエイティブ作業に対応可能。
  • サイズの制約を超えた拡張: コンパクトさを維持しつつ、フルサイズの高性能グラフィックボードなどを利用できる。
  • MS-01との違い: 内部拡張から外部拡張へとアプローチを変更し、異なる形の柔軟性を提供。

Minisforum MS-A1のOCuLinkポートは、単なるインターフェースではなく、ミニPCの可能性を大きく広げるための重要な機能です。これにより、コンパクトな筐体でありながら、グラフィック性能を大幅に強化したり、特殊な拡張カードを利用したりと、ユーザーのニーズに合わせて柔軟にシステムを構築することが可能になります。

メリット3:高速DDR5メモリと最大96GBの大容量

ここでは、Minisforum MS-A1のメモリ性能とその魅力について、実際に使用して感じたメリットを中心にご紹介します。

最新規格DDR5-5200MHzメモリの実力

Minisforum MS-A1は、最新のメモリ規格であるDDR5に対応しており、具体的にはDDR5-5200MHzの速度をサポートしています。これは従来のDDR4メモリと比較して、データの転送速度が大幅に向上していることを意味します。

実際に使ってみると、アプリケーションの起動やデータの読み込みが高速化され、システム全体の応答性が向上していることを体感できました。特に複数のソフトウェアを同時に利用する際に、その差は顕著に現れます。

デュアルチャネルで性能を最大限に

MS-A1は、メモリを2枚組で動作させるデュアルチャネルに対応しています。これにより、メモリ帯域幅(データの通り道)が実質的に2倍になり、CPUとメモリ間のデータ転送効率がさらに向上します。特に、CPU内蔵グラフィックス(AMD Radeon 780M)はメインメモリの一部を利用するため、デュアルチャネルによるメモリ帯域幅の向上は、グラフィック性能の向上にも直接的に貢献します。

個人的な感想ですが、ウェブブラウジングや動画視聴はもちろん、Lightroomでの写真現像のような作業も、よりスムーズに行えるようになったと感じています。

最大96GB搭載可能!前モデルからの大幅な進化

MS-A1には、ノートPCなどで一般的に使われるSO-DIMMタイプのメモリスロットが2つ搭載されています。特筆すべきは、その最大搭載容量が96GBである点です。これは、前モデル「Minisforum MS-01」が最大64GBだった点と比較して、実に50%も増加しています。メモリ規格自体はMS-01と同じDDR5-5200MHzですが、搭載できる上限が引き上げられたことで、よりヘビーなタスクへの対応力が高まりました。

大容量メモリがもたらす余裕と可能性

最大96GBという大容量メモリは、一般的な用途では持て余すかもしれませんが、特定の用途では絶大な効果を発揮します。例えば、仮想マシンを複数同時に実行したり、大規模なデータベースを扱ったり、4K/8K動画編集や高解像度画像のレタッチ、複雑なCAD設計など、メモリを大量に消費する作業においては、この大容量がシステムの安定性とパフォーマンスを大きく左右します。

実際に64GBのメモリを搭載して試したところ、メモリ不足を気にすることなく、複数の重いアプリケーションを同時に快適に動作させることができました。

メモリの増設・交換も容易

MS-A1のメモリ増設や交換は比較的簡単に行えます。本体底面のネジを外し、内部の冷却パネルを取り外すとメモリスロットにアクセスできます。自作PCの経験がない方でも、手順を確認すれば容易に対応可能です。

ただし、注意点として、MS-A1AM5ソケットを採用しているため、DDR5メモリ専用であり、旧規格のDDR4メモリは利用できません。また、ベアボーンキットなどメモリが標準搭載されていないモデルの場合は、別途DDR5 SO-DIMMメモリを購入する必要があります。

まとめ:MS-A1 メモリ性能の魅力

  • 高速なDDR5-5200MHz対応: 最新規格の高速メモリでシステム全体のパフォーマンスを向上させます。
  • デュアルチャネルサポート: メモリ帯域幅を倍増させ、CPU性能や内蔵グラフィックス性能を引き出します。
  • 最大96GBの大容量: 前モデルMS-01(最大64GB)から搭載可能量が50%増加し、ヘビーユースに対応します。
  • 多様な用途への対応力: 大容量メモリにより、仮想化、クリエイティブワーク、大規模データ処理なども快適になります。
  • 容易な増設・交換: ユーザー自身でメモリのアップグレードが可能です。

Minisforum MS-A1は、高速なDDR5メモリと最大96GBという大容量により、非常に高いメモリ性能を実現しています。これにより、日常的な作業はもちろん、専門的な高負荷作業まで、幅広い用途で快適な動作環境を提供してくれるポテンシャルを秘めていると言えます。

メリット4:4基のM.2スロットによる圧倒的なストレージ拡張性

Minisforum MS-A1 ストレージ

ここでは、Minisforum MS-A1が持つ、ミニPCとしては異例とも言えるストレージ拡張性に焦点を当て、その魅力と実際に使ってみて感じたメリットをお伝えします。

圧巻のM.2スロット4基搭載

Minisforum MS-A1の最も驚くべき特徴の一つが、M.2 SSDスロットを合計4基も搭載している点です。これは一般的なミニPCはもちろん、多くのデスクトップPCと比較しても非常に多い数です。前モデル「Minisforum MS-01」が3基だったことと比較しても、さらに1基増設されており、ストレージ容量や構成の自由度が格段に向上しています。

個人的な感想ですが、これだけのスロット数があれば、OS用、作業用、データ保存用など、用途別にドライブを分けて最適化することも容易です。

高速PCIe 4.0対応スロットを複数装備

搭載されている4基のスロット構成も注目に値します。具体的には、M.2 2280サイズのSSDに対応し、その内訳はPCIe 4.0 x4が2基、PCIe 4.0 x1が1基、PCIe 3.0 x4が1基となっています。特に重要なのが、PCIe 4.0 x4対応スロットが2基あることです。PCIe 4.0は、PCIe 3.0の2倍のデータ転送速度(16GT/s vs 8GT/s)を誇ります。

実際にPCIe 4.0対応の高速NVMe SSDを搭載してみると、OSやアプリケーションの起動速度、大容量ファイルのコピーや移動にかかる時間が劇的に短縮されました。例えば、数十GBあるRAW現像データや動画素材の読み込みが非常にスムーズになり、作業の待ち時間が大幅に削減されたのは大きな喜びでした。

RAIDやU.2にも対応する柔軟性

MS-A1は、複数のSSDを組み合わせてパフォーマンスや信頼性を向上させるRAID 0およびRAID 1にも対応しています。RAID 0を構成すれば読み書き速度をさらに高速化でき、RAID 1なら一方のSSDが故障してもデータが失われないミラーリング(バックアップ)が可能です。これは、大切なデータを扱うユーザーや、少しでも高速なストレージアクセスを求めるユーザーにとって心強い機能です。

さらに、底面側のスロットのうち1基は、サーバーなどで利用されることの多いU.2規格のSSDとも排他的に互換性があり、より専門的な用途にも対応できる柔軟性を持っています。

安心の冷却設計

高性能なNVMe SSDは発熱が大きい傾向にありますが、MS-A1はその点も考慮されています。CPU/メモリ側の2基のスロットには大型のヒートシンクが、底面側の1基(OSインストール済みモデルの場合、ここにOS入りSSDが装着)にはファン付きのヒートシンクが用意されており、高負荷時でもSSDの性能低下(サーマルスロットリング)を防ぎ、安定した動作を維持できるよう配慮されています。この冷却設計のおかげで、安心して高速SSDの性能を引き出すことができます。

まとめ:MS-A1 ストレージ性能の魅力

  • M.2スロット4基搭載: ミニPCとしては異例の搭載数で、大容量化や柔軟な構成が可能。
  • 高速PCIe 4.0対応: PCIe 4.0 x4スロットを2基備え、超高速なデータアクセスを実現。
  • 前モデルからの進化: MS-01(3基)からスロット数が1基増加し、拡張性が向上。
  • RAID 0/1サポート: パフォーマンス向上(RAID 0)またはデータ保護(RAID 1)を選択可能。
  • U.2互換スロット: 専門的なU.2 SSDも利用できる柔軟性。
  • 優れた冷却機構: 高性能SSDの発熱に対応するヒートシンクやファンを装備し、安定動作をサポート。

Minisforum MS-A1のストレージ拡張性は、単に容量を増やせるだけでなく、最新の高速規格に対応し、RAIDやU.2といった高度な機能もサポートすることで、ユーザーの多様なニーズに応えるポテンシャルを持っています。大容量データストレージ、高速な作業環境、信頼性の高いデータ保護など、目的に合わせて最適なストレージ環境を構築できる点が、MS-A1の大きな魅力と言えます。

メリット5:USB4を含む豊富な高速USBポート

Minisforum MS-A1 USB

ここでは、Minisforum MS-A1が備えるUSBポートの構成とその魅力について、実際の使用感を踏まえながら詳しくご紹介します。

合計6基のUSBポート:十分な接続性

Minisforum MS-A1は、本体の前面と背面に合計6基のUSBポートを搭載しています。内訳は、背面にUSB4ポート (Type-C)が1基、USB 3.2 Gen 2 Type-Aが1基、USB 2.0 Type-Aが1基、前面にUSB 3.2 Gen 1 Type-Aが2基、USB 2.0 Type-Aが1基です。マウスやキーボードといった常時接続する周辺機器から、USBメモリや外付けSSDのような一時的に接続するものまで、多くのデバイスを同時に接続できる十分なポート数だと感じています。

高速・多機能なUSB4ポートの搭載

特に注目すべきは、背面に搭載されたUSB4ポートです。このポートは最大40Gbpsという驚異的なデータ転送速度を誇り、大容量データのやり取りを高速に行えます。実際にUSB4対応の外付けSSDを接続してみたところ、数GBの動画ファイルもあっという間に転送でき、その速さに感動しました。さらに、このUSB4ポートはDisplayPort映像出力にも対応しており、対応モニターを直接接続して画面を表示させることも可能です。

多様な速度のポート構成

USB4以外にも、高速なUSB 3.2 Gen 2(最大10Gbps)やUSB 3.2 Gen 1(最大5Gbps相当)、そして互換性の高いUSB 2.0(最大480Mbps)と、様々な速度のUSBポートがバランス良く配置されています。これにより、外付けSSDのような高速転送が必要なデバイスはUSB4やUSB 3.2 Gen 2へ、マウスやキーボード、USBドングルなどはUSB 2.0へ接続するなど、デバイスの要求スペックに合わせて最適なポートを使い分けることができます。

前面・背面のポート配置による使いやすさ

前面にUSB 3.2 Gen 1が2基とUSB 2.0が1基あるのは、個人的に非常に便利だと感じています。USBメモリやスマートフォンの接続・充電など、頻繁に抜き差しするデバイスを手軽に接続できます。一方、背面にはUSB4、USB 3.2 Gen 2、USB 2.0が1基ずつあり、キーボード、マウス、モニター、外付けストレージなどを接続して配線をすっきりとまとめるのに役立ちます。

前モデル「Minisforum MS-01」との比較

前モデル「Minisforum MS-01」は合計8基のUSBポート(USB4 x2, USB 3.2 Gen 2 x2, USB 3.2 Gen 1 x2, USB 2.0 x2)を搭載していました。MS-A1は合計6基と、ポート数が2基(USB4 x1, USB 3.2 Gen 2 x1)少なくなっています。

しかし、実際に使ってみると、6基でも一般的な用途であれば不足を感じる場面はほとんどありませんでした。むしろ、USB4や高速なUSB 3.2ポートがしっかり搭載されているため、多様な周辺機器との接続は依然としてスムーズに行えます。

まとめ:MS-A1 USBポートの魅力

  • 合計6基のUSBポート: 前面・背面にバランス良く配置され、十分な数のデバイスを接続可能。
  • 高速USB4ポート搭載: 最大40Gbpsのデータ転送とDisplayPort映像出力に対応。
  • 多様な速度のポート: USB 3.2 Gen 2/Gen 1、USB 2.0を備え、デバイスに応じた使い分けが可能。
  • 便利なポート配置: 前面ポートは頻繁な抜き差しに、背面ポートは常時接続デバイスに適している。
  • 実用的なポート数: 前モデル(MS-01)よりポート数は減ったものの、依然として多くの周辺機器を接続できる。

Minisforum MS-A1は、高速なUSB4ポートを含む合計6基のUSBポートを備え、高い接続性と利便性を提供します。様々な周辺機器をスムーズに接続し、高速なデータ転送や映像出力といった恩恵を受けられる点は、このミニPCの大きな魅力の一つです。

メリット6:4K/3画面・8K対応の高度な映像出力

Minisforum MS-A1 映像出力

ここでは、Minisforum MS-A1が提供する映像出力機能の多様性と、それがもたらす魅力について、実際の使用感を交えながら解説します。

3つのポートで最大3画面出力に対応

Minisforum MS-A1は、背面に3つの映像出力ポートを備えています。具体的には、HDMI 2.1ポート、DisplayPort 2.0ポート、そして映像出力にも対応したUSB4ポートです。これらのポートを組み合わせることで、最大3台のモニターへ同時に映像を出力することが可能です。

実際に3台の4Kモニターを接続してみると、広大な作業領域が手に入り、複数のアプリケーションや資料を並べて表示できるため、プログラミングや動画編集、情報収集といった作業の効率が格段に向上しました。このマルチモニター環境は、一度体験すると手放せなくなるほどの快適さです。

4K高リフレッシュレート&8K出力の実力

各ポートのスペックも注目に値します。HDMI 2.1は4K解像度で最大120Hz、DisplayPort 2.0は4K解像度で最大144Hzという高いリフレッシュレートに対応しています。これにより、対応モニターを使用すれば、一般的な60Hzのモニターよりも格段に滑らかな映像表示が可能です。マウスカーソルの動きやウィンドウのスクロールなどが非常にスムーズになり、目への負担も軽減されるように感じました。

さらに、USB4ポートは最大8K解像度での出力(60Hz)にも対応しており、将来的な超高解像度環境も見据えたスペックとなっています。

日常からクリエイティブまで幅広く活用

この多彩な映像出力は、様々なシーンでメリットをもたらします。例えば、高リフレッシュレート対応ポートは、動きの速い映像コンテンツの鑑賞や、対応ゲーム(※ここではゲーム性能には深入りしませんが)において、より臨場感のある体験を提供します。また、3画面出力は、トレーディングで複数のチャートを表示したり、ライブ配信でコメントやプレビュー画面を別々に表示したりする際にも非常に役立ちます。

高解像度出力は、写真編集やDTP作業において、細部まで鮮明に表示できるため、作業精度を高めることにも繋がります。

前モデル「Minisforum MS-01」との違い

前モデル「Minisforum MS-01」は、2つのUSB4ポートとHDMI 2.0ポートを搭載し、4K 3画面出力は同様に可能でした。大きな違いとして、MS-01は2つのUSB4ポートを利用して8Kモニター2台への同時出力が可能でしたが、MS-A1ではUSB4ポートが1基になったため、8K出力は1台のみとなります。

一方で、MS-A1はHDMI 2.1(4K@120Hz)とDisplayPort 2.0(4K@144Hz)を搭載したことで、4K解像度におけるリフレッシュレート性能はMS-01のHDMI 2.0(4K@60Hz)よりも向上しています。

まとめ:MS-A1 映像出力の魅力

  • 豊富な出力ポート: HDMI 2.1, DisplayPort 2.0, USB4の3系統を搭載。
  • 4K 3画面出力対応: 広大な作業領域でマルチタスクや複数情報の同時表示が可能。
  • 高リフレッシュレート: 4K解像度で120Hz (HDMI) / 144Hz (DP) の滑らかな映像表示を実現。
  • 8K出力対応: USB4ポート経由で次世代の8K解像度にも対応可能(1画面)。
  • 前モデルとの比較: 4K高リフレッシュレート性能は向上、8Kデュアル出力は非対応に。

Minisforum MS-A1は、最大3画面の4K出力と高リフレッシュレート対応、さらに8K出力への対応という、非常に強力な映像出力機能を備えています。これにより、生産性を重視するビジネスユースから、高画質・高フレームレートを求めるクリエイティブワークやエンターテイメントまで、幅広いニーズに応えることができるミニPCとなっています。

メリット7:Wi-Fi 6Eとデュアル2.5G LANによる最先端の通信環境

Minisforum MS-A1 有線LAN

ここでは、Minisforum MS-A1が備える最新の通信機能に焦点を当て、その魅力と実用性を、実際に使ってみた体験を交えてご紹介します。

最新無線規格 Wi-Fi 6E に対応

MS-A1は、最新の無線LAN規格である「Wi-Fi 6E」に対応しています。これは従来のWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)を拡張したもので、既存の2.4GHz帯、5GHz帯に加え、新たに6GHz帯の利用が可能です。6GHz帯はまだ利用機器が少なく、電波干渉を受けにくいという大きなメリットがあります。実際にWi-Fi 6E対応ルーターと接続してみると、特にマンションなど無線LANが混雑しがちな環境でも、非常に安定した高速通信を維持できました。

大容量ファイルのダウンロードや、高画質な動画ストリーミングサービス(例: NetflixやAmazon Prime Videoの4Kコンテンツ)の視聴も、途切れることなく快適そのものでした。

Bluetooth 5.2 で快適なワイヤレス環境

ワイヤレス周辺機器との接続に欠かせないBluetoothも、最新規格に近い「Bluetooth 5.2」に対応しています。これにより、ワイヤレスキーボードやマウス、ヘッドセット、スピーカーなど、様々なBluetoothデバイスとのペアリングがスムーズに行え、接続の安定性や省電力性も向上しています。

個人的には、複数のBluetoothデバイス(キーボード、マウス、イヤホン)を同時に接続して使用しましたが、接続が途切れたり、遅延を感じたりするような場面はほとんどなく、ケーブルレスの快適なデスク環境を実現できました。

超高速!デュアル2.5Gbps有線LANポート

MS-A1の大きな特徴の一つが、2.5Gbps対応の有線LANポートを2基も搭載している点です。一般的なギガビットLAN(1Gbps)の2.5倍の速度を誇り、対応するネットワーク環境があれば、非常に高速なデータ通信が可能です。例えば、2.5Gbps対応のNAS(ネットワーク接続ストレージ)との間で大容量データをやり取りする際、その速度差は歴然です。

また、2つのポートを活用することで、インターネット接続用とローカルネットワーク(NASなど)用で回線を分けたり、リンクアグリゲーション(チーミング)を設定して通信帯域をさらに向上させたり、冗長性を確保したりといった、より高度なネットワーク構成も可能です。

前モデル「Minisforum MS-01」との違い

前モデル「Minisforum MS-01」は、MS-A1と同様にWi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、デュアル2.5Gbps LANに対応していましたが、それに加えてSFP+ポートを2基搭載し、光ファイバーによる超高速通信(10Gbpsなど)にも対応していました。MS-A1ではこのSFP+ポートが省略されたため、光ファイバーを直接接続することはできなくなりました。

これは特定の業務用途や超高速ネットワーク環境を必要とするユーザーにとっては変更点となりますが、デュアル2.5Gbps LANポートは依然として非常に高性能であり、多くのユーザーにとっては十分以上の通信性能を提供してくれると感じています。

まとめ:MS-A1 通信性能の魅力

  • 最新Wi-Fi 6E対応: 6GHz帯を利用可能で、混雑に強く安定した高速無線通信を実現。
  • Bluetooth 5.2搭載: ワイヤレス周辺機器とのスムーズで安定した接続を提供。
  • デュアル2.5Gbps LAN: 超高速な有線通信と、高度なネットワーク構成に対応。
  • 盤石の基本性能: 最新の無線規格と高速有線LANを両立し、多様なニーズに対応。
  • 前モデル(MS-01)との違い: SFP+ポートは非搭載となったが、依然として高い通信スペックを持つ。

Minisforum MS-A1は、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、そしてデュアル2.5Gbps LANという、最新かつ強力な通信機能を網羅しています。これにより、日常的なインターネット利用から、大容量データの高速転送、安定したワイヤレス環境の構築まで、あらゆる場面でストレスのない快適なネットワーク体験を実現します。

Minisforum MS-A1のデメリット

Minisforum MS-A1 冷却

ここでは「Minisforum MS-A1」のデメリットを紹介します。

デメリット1: 本体のサイズがやや大きめ

Minisforum MS-A1の本体サイズは189.5 x 186 x 48 mmです。これは、手のひらサイズのような超小型ミニPCと比較すると、一回り、二回り大きいサイズ感です。個人的な感想としても、設置スペースが限られている場合や、極限までコンパクトさを求める場合には、このサイズがネックになる可能性があります。購入前には設置場所の寸法を測り、サイズ感をよく確認することをおすすめします。

デメリット2: メモリやストレージなどを別途購入する必要がある(ベアボーンの場合)

Minisforum MS-A1は、完成品モデルの他に、OSやメモリ、ストレージが含まれない「ベアボーンキット」も販売されています。このベアボーンキットを選択した場合、当然ながら自分でDDR5 SO-DIMMメモリとM.2 NVMe SSD、そしてOSを用意して組み込む必要があります。自作に慣れている方なら問題ありませんが、PCの知識があまりない方や、購入してすぐに使いたい方にとっては、パーツ選定やインストールの手間、追加費用が発生する点がデメリットとなります。

デメリット3: Officeアプリがプリインストールされていない

MS-A1には、Microsoft Office(Word, Excel, PowerPointなど)はプリインストールされていません。そのため、これらのアプリケーションが必要な場合は、別途Microsoft 365のサブスクリプション契約を結ぶか、Officeの永続ライセンス版を購入する必要があります。日常的にOfficeアプリを使用する方は、この追加コストも考慮に入れる必要があります。

デメリット4: SFP+ポート非搭載で光ファイバー通信に非対応

前モデル「Minisforum MS-01」には、光ファイバーケーブルを直接接続できるSFP+ポートが2基搭載されていました。しかし、MS-A1ではこのSFP+ポートが省略されています。そのため、10Gbpsなどの光ファイバーネットワーク環境をダイレクトに利用したいと考えているユーザーにとっては、この点は明確なデメリットとなります。一般的な家庭やオフィスではデュアル2.5Gbps LANで十分高速ですが、特定の業務用途などでは注意が必要です。

デメリット5: 負荷時のファン騒音がやや大きめ

MS-A1はデスクトップ向けCPUを搭載し、強力な冷却システムを備えています。その分、高い負荷がかかった状態では、冷却ファンの動作音が一般的な静音ミニPCと比較するとやや大きめに感じられる可能性があります。いくつかのレビューでも、アイドル時は静かでも、全負荷時には37dB程度の動作音になると報告されています。極端にうるさいわけではありませんが、非常に静かな環境を求める場合は、少し気になるかもしれません。

デメリット6: ACアダプターのサイズが大きい

MS-A1に付属するACアダプターは、最大で約240W近い出力を持つ高性能なものですが、その分サイズがかなり大きいです。ミニPC本体はコンパクトでも、このACアダプターの置き場所も考慮する必要があります。デスク周りのスペースが限られている場合や、配線をできるだけスッキリさせたい場合には、この大きなACアダプターが少し邪魔に感じられるかもしれません。

デメリット7: 内部アクセスに手間がかかる場合がある

前モデルMS-01はツールレスで内部にアクセスできましたが、MS-A1の内部(メモリやM.2スロットなど)に分解してアクセスするには、底面のネジを8本外す必要があります。頻繁に内部パーツを交換・増設するような使い方を想定している場合、この一手間が少し面倒に感じられる可能性があります。とはいえ、一度設定してしまえば頻繁に開けるものでもないため、大きな問題ではないかもしれませんが、MS-01の手軽さと比較するとデメリットと言えます。

Minisforum MS-A1のスペック

  • プロセッサ AMD Ryzen 7 8700G
    ※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1 GHz
  • GPU AMD Radeon 780M 2900 MHz
  • RAM(メモリ)DDR5-5200MHz デュアルチャネル(最大96GBまで)
  • ストレージ 1TB SSD
    1.M.2 2280 SSD x1 (PCIe 4.0×1)
    2.M.2 2280 SSD x2 (PCIe 4.0×4)
    3.M.2 2280 SSD x1 (PCIe 3.0×4 )
  • 拡張ストレージ 1x PCIE 4.0×16 スロット(ハーフハイトシングルスロットx16対応・速度はPCIE4.0x8まで対応)
  • 電源 DC 19V|12.6A (電源アダプター含み)
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E 、Bluetooth 5.2 (M.2 2230 サポート)
  • 有線LAN 2500Mbps LAN (2つのLANポートあり)
  • インターフェース USB4 ポート(Data|DP) x1、USB3.2 Gen2 Type-A x1、USB3.2 Gen1 Type-A x2、USB2.0 Type-A x2、HDMI2.1 (4K@120Hz) x1、DP2.0 (4K@144Hz) x1、Oculink ポート(PCIe 4.0×4) x1、RJ45 2.5ギガビットイーサネットポート x2、電源スイッチ x1、3.5mmコンボジャック x1
  • 映像出力 HDMI 2.1 (4K@120Hz) x1、USB 4 ポート (8K@60Hz) x1、Displayport 2.0 (4K@144Hz) x1
  • オーディオ出力 HDMI 2.1 x1、DP 2.0 x1、3.5mm コンボ ジャック x1
  • 冷却システム 大型ファン、大型のパッシブヒートシンク(M.2を冷却)、ヒートシンク(M.2とDDR5メモリを冷却)
  • 消費電力 シングルCCD 8700G/8600G/7600Gdで最大65W、デュアルCCD CPU 7950X/7900Xなどで最大100W
  • 自動起動 Wake On Lan/RTC WAKE
  • Officeアプリ なし
  • OS Windows 11
  • サイズ 189.5 x 186 x 48 mm
  • 重量 不明
  • カラー ブラック
  • 付属品 電源アダプター x1、電源ケーブル x1、HDMI ケーブル x1、取扱説明書(日本語対応) x1

Minisforum MS-A1でBIOSアップデートする方法

Minisforum MS-A1のBIOSアップデート方法は、以下の通りです。

1. 現在のBIOSバージョンを確認する

PCを起動し、DELキーを連打してBIOS設定画面に入ります。メイン画面でBIOSバージョンを確認します。

2. 最新のBIOSファイルをダウンロードする

Minisforumの公式サイトの[MS-A1の製品ページ](https://www.minisforum.jp/products/minisforum-ms-a1?srsltid=AfmBOooYAk-5R8Z3FR03AN4RhKU0cTRswUULEEwZLMF4jeerRBtKS64L)。

ページ下部の「サポート」タブをクリックします。

「BIOS」の項目から、最新のBIOSファイルをダウンロードします。

ダウンロードしたファイルを解凍し、中の「.CAP」ファイルをFAT32でフォーマットしたUSBメモリのルートディレクトリにコピーします。

3. BIOSをアップデートする

  • USBメモリをMS-A1に挿します。
  • PCを起動し、DELキーを連打してBIOS設定画面に入ります。
  • 「Advanced」タブ → 「Instant Flash」を選択します。
  • USBメモリにコピーしたBIOSファイルを選択し、「Enter」キーを押します。

アップデートが開始されます。アップデート中はPCの電源を切らないでください。アップデートが完了すると、PCが自動的に再起動します。

注意点

BIOSのアップデートは、PCの動作に影響を与える可能性があります。必ず、正しいBIOSファイルをダウンロードしてください。

アップデート中は、PCの電源を切ったり、USBメモリを抜いたりしないでください。

BIOSのアップデートに失敗すると、PCが起動しなくなる可能性があります。不安な場合は、Minisforumのサポートに問い合わせるか、PCに詳しい人に依頼してください。

MS-A1は、Windows上からのBIOSアップデートツールを提供していません。必ずBIOS設定画面からアップデートを行ってください。

Minisforum MS-A1の評価

Minisforum MS-A1 斜め

6つの基準で「Minisforum MS-A1」を5段階で評価すると以下のようになります。

  • スペック:★★★★★
  • デザイン:★★
  • 通信:★★★★
  • 機能:★★★
  • 使いやすさ:★★★★
  • 価格:★★★

総合評価

Minisforum MSシリーズの最新モデルになります。見た目は2023年12月に発売された「Minisforum MS-01」とそっくりですが、中身の仕様は大きく変更され、全く別のミニPCになっています。

また、基本的にベアボーンPC仕様(CPUとOSはあり)で、別途メモリやストレージを用意する必要があり、CPUとOSを搭載していない完全ベアボーンモデルも用意されています。

新モデルで注目すべき点は3点あります。

一つ目はCPUを変更できる点です。一般的なミニPCはマザーボートとCPUが一体化されているため交換できませんが、「Minisforum MS-A1」の場合は取り外して交換が可能です。

対応ソケットは「AM5」で、AMD Ryzen 8000G シリーズとRyzen 7000シリーズで変更でき、特にRyzen 7000シリーズでは約 3万円 前後の安価なCPUに変更することもできます。中古ではさらに安く入手できることもあるため、あえて価格の安い完全ベアボーンモデルを選ぶという方法もあります。

2点目はM.2ストレージを4つ搭載できることです。

一般的なミニPCは内蔵のほかに1つのみ搭載できることが多いので、容量不足になることがありますが、新モデル「Minisforum MS-A1」なら、その心配は不要です。容量1TBのM.2の場合、最大4TBまで拡張できます。

3点目はOCuLinkポート搭載で外付けのGPUボックスと接続できることです。残念ながらグラフィックボードは内蔵できませんが、その代わり外付けGPU ドッキングステーションMinisforumDEG1」と接続できるというメリットがあります。

DEG1」は一万円ほどの価格で、他の外付けGPUボックスと比べるとかなり安いです。もし余っているグラフィックボードがあれば、手ごろな価格でグラフィック性能を上げることができます。

まとめ

Minisforum MS-A1は別途メモリやストレージを用意する必要がありますが、CPUを交換できたり、M.2ストレージを4つ搭載できたりと自由にカスタマイズできるというメリットがあります。

パソコンの基本的な知識があるのなら、こうした拡張性に優れたPCで、自分好みに「カスタマイズする楽しさ」も味わえます。

ただし、パソコンの知識がゼロならば、やはり完成品のミニPCの方が使いやすいでしょう。「Minisforum MS-A1」に似た性能を持つミニPCも販売されているので、よく比較することをおすすめします。

Minisforum MS-A1の価格・購入先

Minisforum MS-A1 正面

※価格は2026/01/29に調査したものです。価格は変動します。

Minisforum公式ストア

※販売を終了しました。かつては、AMD Ryzen 7 8700G + 32GB + 1TB SSDモデルで127,980円、ベアボーンキットで41,580円(CPUなし、OSなし)、で販売されていました。

ECサイト

  • 楽天市場で45,920円(ベアボーン・送料無料)、
  • ヤフーショッピングで127,071円、

で販売されています。

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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
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おすすめのライバル機種と価格を比較

Minisforum MS-A1」に似た性能をもつミニPCやベアボーンPCも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

Minisforum MS-A2

Minisforumから発売されるAMD Ryzen 9 9955HX 搭載のミニPCです(2025年4月27日 発売・5月15日に出荷開始)。

64GBまたは96GBのDDR5-5600Mhzメモリ、1TBまたは2TBのSSDストレージ、合計3つのM.2 PCIe4.0 NVMe SSDスロット(最大計12TB)、PCIe 4.0 x16拡張スロット(x8動作)、AMD Radeon 610M 統合グラフィックス、Windows 11 OS(ベアボーンキット除く)を搭載しています。

また、3画面の8K映像出力(HDMI 2.1 x1, USB-C Alt DP2.0 x2)、高性能冷却システム(ヒートパイプ3本、ターボファン等)、デュアル10Gbps SFP+ポート、デュアル2.5Gbps RJ45ポート、

豊富なUSBポート(前面USB3.2 Gen1 x2, USB2.0 x1、背面USB3.2 Gen2 Type-C x2, USB3.2 Gen2 x1, USB3.2 Gen1 x1)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

✅価格は、Amazonで132,790円(AMD Ryzen 9 9955HX・ベアボーン)、楽天市場で117、999円(送料無料)、ヤフーショッピングで158,184円、です。

👉関連記事:Minisforum MS-A2徹底レビュー MS-A1比較と購入ガイド

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GMKtec NucBox K10

GMKtecから発売された第13世代 Intel Core i9-13900HK 搭載のミニPCです(2025年3月 発売)。

DDR5 5200MHzメモリ(32GB/64GB)、PCIe x4 NVMe M.2 SSDストレージ(512GB/1TB/2TBモデル)、Intel Iris Xe Graphics、産業用COMポート、Windows 11 Pro(Linuxサポート)を搭載しています。

また、4画面同時出力(HDMIx2, DPx1, Type-C DPx1)、8K映像出力、最大96GBまでのメモリ拡張、最大12TBまで拡張可能なM.2スロットx3、冷却システム、VESAマウント、

USB 3.2 x 2、Type-C (DP/DATA) x 1, USB 2.0 x 4、USB 3.2 x 2、2.5Gギガビット有線LAN、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2にも対応しています。

✅価格は、楽天市場で167,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで169,147円、GMKtec公式サイトで$439.99(ベアボーン)、です。

👉関連記事:GMKtec NucBox K10 レビュー!Core i9ミニPCを徹底解剖

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ASUS NUC 14 Pro+

ASUSから発売されたNUC規格のミニPC(ベアボーンPC)です。

Intel Core Ultra 9 185H / Core Ultra 7 165H / Core Ultra 7 155H / Core Ultra 5 135H / Core Ultra 5 125H プロセッサを搭載した5種類のモデルを用意しています。

また、最大96GBまで搭載できるDDR5-5600メモリスロット、M.2 2280 PCIe Gen4x4 NVMe SSD スロット x1、M.2 2242 PCIe x4 NVMe SSD スロット x1 搭載で、

Thunderbolt 4(40Gbps、DP映像出力、PD給電)、HDMI映像出力(2つのHDMI 2.1ポート)、USB 3.2 Gen 2 Type-A x1、USB 2.0 Type-A x1、Wi-Fi 6E (Intel AX211)、2×2、Bluetooth 5.3、2.5G ギガビット有線LAN通信に対応しています。

✅価格は、Amazonで110,000円(税込)、楽天市場で80,980円(中古・送料無料)、ヤフーショッピングで80,980円(中古)、です。

👉関連記事:CPUを選べるASUS「NUC 14 Pro+」のメリット・デメリット

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Minisforum MS-01

Minisforumから発売されたIntel Core i9-13900H/Core i9-12900H搭載のミニPCです(2023年12月28日に発売)。

32GB DDR5メモリ、1TB M.2 SSD搭載で、U.2&M.2 NVME SSDスロット(最大24TB)、PCIe 4.0×16スロット(グラボ追加)、光ファイバー/LANケーブルに対応した10Gbps SFP+ポート、8K 3画面出力、冷却システム、デュアルUSB4、デュアルギガビット有線LAN通信、Wi-Fi6、Bluetooth 5.2に対応しています。

✅価格は、Amazonで68,799円(税込・Core i5-12600H)、楽天市場で85,999円(送料無料・Core i5-12600H)、ヤフーショッピングで109,300円、です。

👉関連記事:バツグンの拡張性「Minisforum MS-01」と超高性能ミニPCを比較

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DESKMINI B860

ASRockから発売されたIntel LGA1851 ソケット対応のベアボーンPCです(2026年1月30日 発売)。

Intel B860チップセット、120W ACアダプター、Wi-Fiモジュール用のM.2スロットを搭載しています。

また、Intel Core Ultra プロセッサ (シリーズ2)、DDR5 SO-DIMM メモリ (最大128GB, 5600MHz / OC 7200MHz対応)、2.5インチ SATA 6Gb/s SSD/HDD もしくはM.2 PCIe Gen5x4 / Gen4x4 ストレージ(合計で最大4台)を搭載可能。

最大4画面出力(Thunderbolt 4、DisplayPort 1.4、HDMI 2.1)、Thunderbolt 4 x1、DisplayPort 1.4 x2、HDMI 2.1 x1、USB 3.2 Gen2x2 Type-C x1、USB 3.2 Gen2 Type-A x2、USB 3.2 Gen1 Type-A x1、高さ47mmまでのCPUクーラー、ヘッドホン/マイク端子、2.5ギガビット有線LANにも対応しています。

✅価格は、35,980円 前後(税込)です。

👉関連記事:DeskMini B860とCore Ultra 200Sで組む最強ミニPC

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DESKMEET X600

ASRockから発売されたAMD AM4/AM5 ソケット対応のベアボーンPCです(2024年4月19日 発売)。

500W 電源、Wi-Fiモジュール用のM.2スロットを搭載しています。

また、AMD Ryzen 8000 / 7000 シリーズのプロセッサ、DDR5 メモリ (最大 256GB)、SSD SATA3 6.0Gb/s もしくはM.2 2280 Gen5x4 / Gen4x4 ストレージを搭載可能。

最大20cmのグラフィックボードの追加、54mmまでのCPUクーラー、専用 MOSFET ヒートシンク、効率的なエアフロー設計、USB 3.2 Gen1 Type-A x2、USB 2.0 Type-A x2、DisplayPort 1.4 x2、HDMI x1、USB 3.2 Gen1 Type-C x1、USB 3.2 Gen1 Type-A x2、USB 2.0 Type-A x2、2.5Gbpsのギガビット有線LANにも対応しています。

✅価格は、Amazonで34,509円、楽天市場で37,136円(送料無料)、ヤフーショッピングで36,801円、です。

👉関連記事:ベアボーン「DESKMEET X600」でAIに強いPCを自作する方法を解説

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ASUS PRIME N100I-D D4

ASUSから発売されたIntel N100を搭載したMini-ITX規格のマザーボードです(2024年8月1日 発売)。DDR4 メモリスロット、ストレージ用のM.2 スロット、SATA 6Gb/s ポート、PCIe 3.0の拡張スロット、通信用のM.2 スロット搭載で、

ASUS Control Center Express、CPUヒートシンク、4ピンPWM/DCファン、オーディオシールド、プレミアムオーディオコンデンサ、ステンレススチール製バックI/O、映像出力(DisplayPort x1、VGA port x1、HDMI x1)、1Gbpsの有線LANに対応しています。

✅価格は、Amazonで35,528円、楽天市場で24,200円(送料無料)、ヤフーショッピングで25,231円、です。

👉関連記事:ASUS「PRIME N100I-D D4」でコスパの高いPCを自作する方法  

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他のMinisforumミニPCと比較

他にもMinisforumのミニPCが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

MINISFORUMのハイスペックな小型PC ラインナップ まとめ

その他のおすすめパソコンを紹介

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ミニPC

激安で買える海外製の小型PC 最新 機種 ラインナップ まとめ

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この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
動画はYouTubeで(https://www.youtube.com/@秋葉原ぶらり)公開中。

グラボ付き「AtomMan G7 Pt」ミニPCのメリット・デメリット

AtomMan G7 Pt top
ディスクリートGPUを搭載し、ミニPCの常識を覆す性能を持つと話題のMINISFORUM「AtomMan G7 Pt」。そのパフォーマンスは「ケタ違い」との呼び声高く、多くのユーザーから注目を集めています。

しかしその一方で、性能に見合うだけの価格設定に「高すぎるのでは?」と感じ、購入をためらっている方もいらっしゃるかもしれません。果たして、この価格に見合うだけの価値が本当にあるのでしょうか?

7つの観点から徹底検証

ここでは、実際に「AtomMan G7 Pt」を様々な角度から徹底的に使い込み、その真価を探ります。CPUやグラフィックの純粋な性能はもちろん、メモリとストレージの速度や容量、高負荷時の冷却性能、接続端子や通信機能の使い勝手、そして日々の使用感に関わるデザインやサイズ感に至るまで、7つの重要な観点からその実力を検証しました。

さらに、同じくディスクリートGPUを搭載し人気を博した前モデル「MINISFORUM HX99G」との違いも詳しく比較。購入前に知っておくべきメリット・デメリット、そして最新の価格情報まで、購入を検討されている方が気になるであろう情報を網羅してお届けします。

この記事で分かること

  1. AtomMan G7 PtのCPU、グラフィック性能の実力
  2. メモリ、ストレージ、冷却システムの詳細と使用感
  3. 接続ポート、通信機能、デザイン、サイズ感の評価
  4. 前モデル「MINISFORUM HX99G」との具体的な違い
  5. AtomMan G7 Ptのメリットとデメリット
  6. 最新の価格と購入先情報

この記事を読むことで、「AtomMan G7 Pt」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

MINISFORUM「AtomMan G7 Pt」が発売開始!

2024年7月10日、中国のPCメーカー MINISFORUM(ミニスフォーラム)のハイエンド向けブランドの新製品「AtomMan G7 Pt」(アトムマン ジー7 ピーティー)が発売されました。

AMD Ryzen 9 7945HX プロセッサとRadeon RX 7600M XTを搭載したゲーミング ミニPCです。

MINISFORUMからは2023年3月にAMD Ryzen 9 6900HXプロセッサとRX 6600Mを搭載したゲーミングミニPC「MINISFORUM HX99G」が発売されています。

このミニPCは「サクサクとPCゲームがプレイできる」、「音も静かでコスパも高い」と評判でした。

MINISFORUMはこの高評価を受けて、後にAMD Ryzen 7840HSとRadeon RX 6650Mを搭載した「MINISFORUM HX100G」も発売しています。

今回発売される新モデルはモニター付きの「AtomMan X7 Ti」に次ぐ、ハイエンド向けブランドの第2弾になります。

従来モデル以上のグラフィック性能を発揮できるということで、大きな注目を集めています。

もちろん、原神などのPCゲームもサクサクとプレイできますよ。

それでは早速、どんなゲーム機なのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。

公式ページ:AtomMan G7 Pt – minisforum
AtomMan G7 Pt – minisforum

検証1:異次元のパワー!AMD Ryzen 9 7945HXの実力

AtomMan G7 Pt CPU

AtomMan G7 Ptを手にしてまず驚くのは「AMD Ryzen 9 7945HX」プロセッサの存在です 。正直なところ、このサイズのPCに、これほどの高性能CPUが搭載されていること自体が、個人的には少し信じられない感覚でした。

スペックシートを見ると、5nmプロセスで製造され、16コア32スレッド、最大ブーストクロックは5.4GHz 。これはもはや、高性能なゲーミングノートPCや、一昔前のハイエンドデスクトップPCに匹敵する、まさにモンスター級のCPUです。

あらゆる作業が「快感」に変わる処理能力

実際に使ってみると、そのパワーは圧倒的でした。例えば、複数のアプリケーションを同時に立ち上げながらの作業はもちろん、普段なら時間のかかる高画質な動画編集やRAW現像も、驚くほどスムーズに進みます。Adobe Premiere Proでの4K動画編集や、Blenderでの3Dレンダリングも試してみましたが、プレビューのカクつきや書き出しの待ち時間が大幅に短縮され、ストレスなく作業に没頭できたのは大きな喜びでした。

これは、16コア32スレッドという圧倒的なマルチタスク性能の恩恵を強く感じた瞬間です。

ゲーム体験を一変させるポテンシャル

ゲーミング性能についても触れないわけにはいきません。このプロセッサは、単体でも高いパフォーマンスを発揮しますが、AtomMan G7 Ptには強力なディスクリートGPU「AMD Radeon RX 7600M XT」も搭載されています 。Ryzen 9 7945HXとの組み合わせにより、「Apex Legends」や「Cyberpunk 2077」といったAAAタイトルも、高設定で快適にプレイ可能です 。

実際に「Apex Legends」をプレイした際、激しい戦闘シーンでもフレームレートが安定し、非常に滑らかな動きで敵を捉えられたのは感動的でした。

プロセッサ内蔵GPUと先進技術

CPUに内蔵されているGPUは「AMD Radeon 610M」で、2コア、最大2.2GHzで動作します 。DirectX 12に対応し、最大4台のモニター出力も可能です 。日常的な作業や動画視聴には十分な性能ですが、本格的なグラフィック処理は主にRadeon RX 7600M XTが担います。

さらに、「AMD Smart Access Memory」技術により、CPUがGPUメモリへフルアクセスできるようになり、データのボトルネックを解消します 。また、「AMD SmartShift」技術は、CPUとGPU間で電力を動的に配分し、ゲームやクリエイティブ作業など、その時に必要な処理能力を最大化してくれます 。これらの連携技術が、AtomMan G7 Ptの総合的なパフォーマンスを底上げしていると感じます。

まとめ:Ryzen 9 7945HXを使ってみて感じたこと

実際にAtomMan G7 Ptを使ってみて、AMD Ryzen 9 7945HXプロセッサの性能には本当に驚かされました。以下に、特に印象的だった点をまとめます。

  • 圧倒的な処理速度: 16コア32スレッド、最大5.4GHzの実力は伊達ではなく、動画編集や3Dレンダリングといった重い作業も非常に快適でした。
  • スムーズなマルチタスク: 複数のアプリケーションを同時に使っても、動作が重くなることはほとんどありませんでした。
  • 快適なゲーミング体験: 高負荷なゲームも、ディスクリートGPUとの連携により、高設定で滑らかに動作しました。「Apex Legends」での体験は特に印象的です。
  • 先進技術の恩恵: Smart Access MemoryやSmartShiftといった技術が、実際のパフォーマンス向上に貢献していることを体感できました。
  • ミニPCの常識を超えるパワー: このコンパクトな筐体に、これほどの高性能CPUが搭載されていることに、技術の進歩を実感しました。

このプロセッサは、高性能を求めるゲーマーやクリエイターにとって、間違いなく魅力的な選択肢です。ミニPCで妥協のないパワーを手に入れたいなら、AtomMan G7 Ptは検討する価値が大いにあります。

CPUのベンチマーク

AtomMan G7 Pt CPUのベンチマーク

AtomMan G7 Ptが搭載するAMD Ryzen 9 7945HX プロセッサをベンチマークで測定してみました。

CPUのベンチマーク結果・Ryzen 9 7945HX

  • PassmarkのCPUベンチマーク マルチで「54662」、シングルで「4050」
  • Geekbench 6のシングルコア「2736」、マルチコア「15806」
  • Cinebench R23 シングルコア「1934」、マルチコア「31993」
  • PCMark 10 スコア「9152」

Ryzen 9 7945HX性能を比較

AtomMan G7 Ptが搭載するAMD Ryzen 9 7945HX プロセッサは他のCPUと比べて、どのくらいの性能差があるのでしょうか?

PassmarkのCPUベンチマークで比較すると、AMD Ryzen 9 7945HX プロセッサは1番目に高いスコアを記録していました。

CPUランキング

※PassmarkのCPUスコアで比較したものです。

  • AMD Ryzen 9 7945HX (AtomMan G7 Pt)・・・Pssmark:54662
  • Ryzen 9 7940HS (GEEKOM A7 / MINISFORUM UM790 Pro)・・・Passmark:30504
  • AMD Ryzen 9 8945HS (MINISFORUM UM890 Pro)・・・Passmark:29246
  • Ryzen 7 7840HS (Beelink SER7/MINISFORUM UM780 XTX)・・・Passmark:29937
  • Core i9-13900H (Minisforum MS-01)・・・Passmark:29694
  • AMD Ryzen 7840HS (MINISFORUM HX100G)・・・Pssmark:28955
  • Ryzen 7 8845HS (Beelink SER8/GMKtec NucBox K8)・・・Passmark:28708
  • Core Ultra 9 185H (Minisforum AtomMan X7 Ti)・・・Pssmark:28465
  • Core i9-12900H (GEEKOM XT12 Pro)・・・Passmark:28206
  • Ryzen 9 6900HX (MINISFORUM HX99G)・・・Pssmark:24817

比較から分かること

AMD Ryzen 9 7945HXは、提供された比較リストの中では、頭一つ抜けたトップクラスのCPU性能を持っていると結論付けられます。

Passmarkスコア「54662」という数値は、動画編集、3Dレンダリング、高度な科学技術計算、そしてもちろんハイエンドなゲーミングなど、非常に負荷の高いタスクにおいても、モバイルプラットフォームでありながらデスクトップPCに迫るような高いパフォーマンスを発揮できるポテンシャルを示しています。

このCPUを搭載するAtomMan G7 Ptは、極めて高い処理能力を求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。

検証2:ミニPCで本格ゲーミング!AMD Radeon RX 7600M XTの実力

ここでは、AtomMan G7 Ptのグラフィック性能の要である「AMD Radeon RX 7600M XT」について、実際にゲームなどをプレイしてみた体験をもとに、その実力をレビューします。

最新世代アーキテクチャ「RDNA 3」の威力

AtomMan G7 Ptが搭載するディスクリートGPU(独立したグラフィックボード)、「AMD Radeon RX 7600M XT」は、最新のRDNA 3アーキテクチャを採用しています。これは、6nmプロセスで製造された「Navi 33」というGPUチップを搭載し、最新のグラフィック技術であるDirectX 12 Ultimateに完全対応していることを意味します。これにより、レイトレーシングなどの高度なグラフィック表現が可能になり、対応するゲームでは、よりリアルで没入感のある映像を楽しむことができます。

  • ※消費電力は75-120Wです。

実際のゲームで感じたパフォーマンス

スペックもさることながら、重要なのは実際のゲームでどれだけ快適か、という点です。公式データによると、前世代のRadeon RX 6600Mと比較して平均フレームレートが26%向上しているとのことですが、実際に様々なゲームを試したところ、その進化をはっきりと体感できました。

例えば、人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」では、1080p(フルHD)解像度の最高設定で平均143FPSという非常に高いフレームレートを記録しました。動きの激しいシーンでもカクつくことなく、驚くほど滑らかにプレイできたのには興奮しました。また、「Cyberpunk 2077」のような重量級タイトルでも、同設定で平均101FPSと、快適なプレイが可能です。個人的な感想としては、この小さな筐体からこれほどの映像が、これほどスムーズに出力されることに、正直驚きを隠せませんでした。

フルHD/WQHDゲーミングに最適な選択肢

さらに、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」では、フルHD・最高品質設定で「非常に快適」という評価を獲得しました。これは、多くのオンラインゲームを高画質設定でストレスなく楽しめる性能を持っていることを示しています。

WQHD(2560×1440)解像度でも、ゲームによっては画質設定を調整することで十分快適にプレイできるでしょう。まさに、フルHDからWQHD解像度でのゲーミングに最適化されたGPUだと感じます。

ただし、「Cyberpunk 2077」でレイトレーシング設定を最高にするとフレームレートは低下するため、最新技術を最高設定で楽しむには限界もありますが、レイトレーシングをオフにしたり、設定を調整したりすれば十分実用的です。

AMD Advantage認定の実力

このG7 Ptは、CPUとGPUの両方にAMD製を採用し、「AMD Advantage」プラットフォームの認定を受けた世界初のミニPCです。これにより、CPUとGPUが連携してパフォーマンスを最適化する技術(Smart Access MemoryやSmartShiftなど)が利用でき、ゲーム体験全体が向上しています。最大120WのTDP(消費電力枠)で動作し、強力な冷却システムと相まって、長時間のゲームプレイでも安定したパフォーマンスを維持してくれる安心感がありました。

まとめ:Radeon RX 7600M XTを体験して

AtomMan G7 PtでRadeon RX 7600M XTの性能を体験し、ミニPCのゲーミング性能に対する認識が変わりました。

  • 最新アーキテクチャ: RDNA 3とDirectX 12 Ultimate対応により、最新ゲームの美しいグラフィックを堪能できました。
  • 高いフレームレート: 「Apex Legends」で平均143FPS、「Cyberpunk 2077」で平均101FPS(いずれも1080p最高設定)など、多くのゲームで非常に滑らかなプレイが可能でした。
  • 確かな性能向上: 前世代比で平均26%向上したというデータ通り、確かなパフォーマンスアップを実感しました。
  • フルHD/WQHDに最適: 特に1080p解像度では多くのゲームを最高設定で、WQHD解像度でも設定次第で快適に遊べる、バランスの取れた性能です。
  • AMD Advantage: CPUとの連携による最適化が、安定したゲーム体験に貢献していると感じました。

このGPUは、コンパクトなPCで本格的なゲーミング体験を求めるユーザーにとって、非常に強力な選択肢となります。「ミニPCだからゲームは妥協が必要」という考えは、AtomMan G7 PtとRadeon RX 7600M XTの前では過去のものになるでしょう。

GPUのベンチマーク

AtomMan G7 Pt GPU ベンチマーク

AtomMan G7 Ptが搭載するRadeon RX7600M XTのグラフィック性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定していみました。

GPUのベンチマーク結果・Radeon RX7600M XT

  • Fire Strike グラフィックスコアで「30992」
  • Time Spy グラフィックスコアで「10981」
  • 3DMark Night Raid グラフィックスコアで「130489」
  • 3DMark Wild Life「68855」
  • ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシーのベンチマーク
    FHD解像度で最高品質(デスクトップPC)設定で「16097」

グラフィック性能を比較

他のグラフィックボードと3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] で比較すると、

AMD Radeon RX 7600M XTは最も高いグラフィックスコアを記録していました。

GPUランキング

※3DMark Fire Strikeのスコアで比較したものです。

  • 1.Radeon RX 7600M XT・・・3DMark Fire Strike:30992
  • 2.RX6600 シリーズ・・・3DMark Fire Strike:28000
  • 3.RTX 4060シリーズ・・・3DMark Fire Strike:28000
  • 4.RTX 3060 シリーズ・・・3DMark Fire Strike:21000
  • 5.GTX 1650 シリーズ・・・3DMark Fire Strike:9000
  • 6.GTX 1050 シリーズ・・・3DMark Fire Strike:7300
  • 7.GTX 950 シリーズ・・・3DMark Fire Strike:6000

ゲーム性能

AtomMan G7 Pt ゲーム

AtomMan G7 Ptに搭載されているAMD Radeon RX 7600M XTグラフィックス(CPUはAMD Ryzen 9 7945HX)は、要求スペックの高い最新PCゲームも快適に楽しめるパワフルな性能を持っています。多くのゲームで、高画質設定(例:フルHD解像度、高グラフィック設定)を維持しつつ、滑らかな映像でプレイすることが可能です。

以下に、いくつかの人気ゲームタイトルにおける具体的な動作の目安を示します。

Apex Legends(チームベースのバトルロイヤルシューター):

平均143 FPS前後で動作します。これにより、動きの激しい戦闘中でも非常に滑らかな映像で、キャラクターの操作やエイム(照準合わせ)がスムーズに行え、競技性の高いプレイも快適です。

Cyberpunk 2077(広大なオープンワールドを舞台にしたアクションRPG):

グラフィック負荷が高いことで知られるこのタイトルも、平均101 FPS前後で動作。緻密に描かれた未来都市の風景や激しいアクションシーンを、カクつきを感じることなく滑らかに楽しめます。

Forza Horizon 5(美しいオープンワールドをドライブするレーシングゲーム):

平均100 FPS前後での動作が可能です。高速で移り変わる景色も滑らかに表示され、快適なドライブ体験が得られます。

CS:GO (Counter-Strike: Global Offensive)(eスポーツの定番となっている対戦型FPS):

平均161 FPS前後と非常に高いフレームレートで動作します。コンマ数秒の反応速度が求められる場面でも、遅延を感じさせない極めてスムーズな操作感を実現します。

PUBG: Battlegrounds(リアル志向のバトルロイヤルゲーム):

平均220 FPS前後という驚異的なフレームレートで動作します。これにより、索敵や射撃時の視点移動が非常に滑らかになり、対戦を有利に進めることができます。

Shadow of the Tomb Raider(古代遺跡を探検するアクションアドベンチャー):

美しいグラフィックが特徴の本作も、平均126 FPS前後で快適に動作。ジャングルの緑や遺跡のディテールを楽しみながら、滑らかなアクションや探索が可能です。

Fortnite(建築要素もある人気のバトルロイヤルゲーム):

平均113 FPS前後で動作します。建築や戦闘といった本作特有のアクションも、滑らかな映像でストレスなくプレイできます。

このように、AMD Radeon RX 7600M XTとAMD Ryzen 9 7945HXの組み合わせは、多くのPCゲームを高画質かつ滑らかな動作で楽しむことができる高いゲーミング性能を提供します。

検証3:高速・大容量!AtomMan G7 PtのDDR5メモリとPCIe SSD

AtomMan G7 Pt ストレージ

ここでは、AtomMan G7 Ptのメモリとストレージ構成について、その余裕あるスペックが実際の使用感にどう影響したか、レビューしていきます。

余裕を感じる標準32GBメモリ

AtomMan G7 Ptは、標準で32GBの高速なDDR5-5200MHzメモリをデュアルチャネルで搭載しています。実際に使ってみて、この32GBという容量は非常に心強いものでした。例えば、「Apex Legends」のようなゲームをプレイしながら、同時にDiscordでボイスチャットをし、さらに裏でブラウザを開いて攻略情報をチェックする、といったマルチタスクも全く問題ありません。

メモリ不足による動作の遅延や不安定さを感じる場面は皆無で、常にキビキビとした動作を保ってくれたのは、個人的に大きなメリットだと感じました。

ヘビーユーザーも安心の拡張性

さらに素晴らしいのは、将来的な拡張性の高さです。内部にはメモリスロットが2つ(SODIMM)あり、最大でなんと96GBまでメモリを増設できます。動画編集で4Kや8K素材を扱ったり、数十個のレイヤーを重ねるような複雑なグラフィックデザインを行ったり、仮想環境を複数立ち上げたりするような、メモリを大量に消費するプロフェッショナルな作業も視野に入れることができるのは、大きな魅力です。

ここまでの拡張性があれば、数年はメモリ不足に悩むことはないでしょう。

爆速ストレージ体験:PCIe 4.0 SSD標準搭載

ストレージには、標準で1TBのM.2 2280 PCIe 4.0 SSDが搭載されています。このPCIe 4.0という規格はデータ転送速度が非常に速く、OSの起動はもちろん、アプリケーションの起動やゲームのローディング時間を劇的に短縮してくれます。特に「Starfield」のような広大なオープンワールドゲームでは、マップ移動時の読み込み時間が短く、没入感を損なうことなくプレイに集中できました。

大容量ファイルのコピーや移動もあっという間で、作業効率が格段に向上したことを実感しました。

未来を見据えたPCIe 5.0対応とRAIDサポート

さらに驚くべきは、空きスロットとしてM.2 2280 PCIe 5.0 SSD用のスロットが1つ用意されている点です。PCIe 5.0はPCIe 4.0のさらに2倍の転送速度を誇る最新規格であり、将来さらに高速なSSDが登場した際に、その性能を最大限に引き出すことができます。

また、2つのM.2スロットでRAID0(ストライピング)やRAID1(ミラーリング)を構成することも可能で、速度を極限まで追求したり、データの安全性を高めたりといった、ユーザーのニーズに合わせた柔軟なストレージ構成が可能です。

前モデル「HX99G」からの進化点

ここで、前モデルとして挙げられている「MINISFORUM HX99G」と比較してみましょう。HX99Gの標準メモリは8GB(最大64GB)、ストレージはPCIe 3.0規格でした。AtomMan G7 Ptでは、標準メモリ容量が4倍の32GBとなり、最大容量も96GBへと大幅に増加しています。ストレージもPCIe 3.0から、より高速なPCIe 4.0を標準搭載し、さらに次世代のPCIe 5.0にも対応可能となりました。

このメモリとストレージの進化は、実際の体感速度や扱えるデータの規模に大きな違いをもたらしています。

まとめ:メモリとストレージから見るG7 Ptの魅力

AtomMan G7 Ptのメモリとストレージ構成は、その高性能CPU・GPUを支える重要な基盤であり、使ってみてその恩恵を強く感じました。

  • 大容量標準メモリ: 32GBのDDR5メモリは、ゲーム+配信+通話といったマルチタスクも余裕でこなします。
  • 圧倒的な拡張性: 最大96GBまでメモリを拡張でき、プロユースにも対応可能です。
  • 高速PCIe 4.0 SSD: OSやアプリの起動、ゲームのロード時間が非常に速く、快適そのものでした。
  • 未来への備え: PCIe 5.0対応スロットにより、将来のアップグレードにも万全に対応できます。
  • 柔軟な構成: RAID 0/1に対応し、速度や信頼性をユーザーが選択できます。
  • 前モデルからの大幅進化: HX99Gと比較して、メモリ容量、ストレージ速度ともに格段に向上しています。

メモリとストレージに一切の妥協がない点も、AtomMan G7 Ptが単なるミニPCではなく、真のハイパフォーマンス・マシンであることの証左だと感じました。

検証4:静音性と冷却性能の両立!Cold Wave Ultra

AtomMan G7 Pt 冷却システム

ここでは、AtomMan G7 Ptの強力なパフォーマンスを静かに支える冷却システム「Cold Wave Ultra」について、その実力と使用感を詳しくレビューします。

ミニPCの常識を覆す冷却設計

AtomMan G7 Ptが搭載する独自の冷却システム「Cold Wave Ultra」は、その名の通り、高い冷却能力と静音性を両立させるための工夫が凝らされています。内部には合計8本ものヒートパイプが走り、CPUとGPUの熱を効率的に拡散。

さらに、4つのスマートファン(CPU/GPU用だけでなく、メモリ/SSD用も含む)が最適な風量で熱を排出し、CPUとGPUの両方に液体金属グリスを採用することで、熱伝導効率を極限まで高めています。最大205Wもの発熱に対応できる設計は、まさに驚異的です。

高負荷時でも驚きの静かさ

実際に使ってみて最も感動したのは、その静音性の高さです。正直、これだけの高性能パーツを詰め込んだミニPCなので、ある程度の騒音は覚悟していました。しかし、AtomMan G7 Ptは良い意味で期待を裏切ってくれました。アイドル時やウェブサイト閲覧、動画視聴などの軽い作業では、ファンが回っているのか分からないほど静かです。まるでPCが動作していないかのように錯覚するほどで、リビングでの映画鑑賞なども快適そのものです。

ゲーム中の冷却性能と動作音

高負荷がかかるゲームプレイ中は、さすがにファンの回転数が上がります。しかし、その音は「サー」という風切り音が中心で、耳障りな高周波音や不快な振動はほとんど感じられません。標準の「バランスモード」(CPU 65W + GPU 120W)では、例えば「Cyberpunk 2077」を長時間プレイしても、パフォーマンスが安定しており、騒音もゲーミングPCとしては非常に静かなレベルに抑えられています。

個人的な感覚では、少し離れた場所にあるエアコンの動作音と同程度か、それ以下に感じました。

パフォーマンスモードとその騒音

前面のボタンで切り替えられる「パフォーマンスモード」(CPU 85W + GPU 120W)を選択すると、CPUへの電力供給が増え、さらなる処理能力を発揮します。このモードでは、アイドル時、高負荷時ともにファンの回転数は上がりますが、それでも「うるさい」と感じるレベルではありませんでした。もちろん音量は増しますが、その音質は不快感が少なく、少し離れれば気にならない程度です。

設置場所を工夫すれば(例えば机の下やモニターの裏)、さらに静かに運用できるのもミニPCならではの利点です。公式の目標値である45dB未満という静音性は、伊達ではないと感じました。

前モデル「HX99G」からの進化

ここで、前モデルとして挙げられている「MINISFORUM HX99G」と比較すると、冷却システムの進化がよく分かります。HX99Gも液体金属やデュアルファンを採用していましたが、G7 Ptではヒートパイプが7本から8本に増え、ファンもデュアルファンから4つのスマートファン(SSD専用ファン含む)へと強化されています。

これにより、より高い冷却能力(最大205W対応)と、おそらくはよりきめ細やかな冷却制御が可能になり、高性能と静音性の両立に繋がっていると考えられます。

まとめ:Cold Wave Ultraを使ってみて

AtomMan G7 Ptの冷却システム「Cold Wave Ultra」は、高性能ミニPCの理想形とも言える素晴らしい完成度でした。

  • 卓越した冷却能力: 最大205Wの発熱に対応し、高負荷時でもCPUやGPUの性能を安定して引き出します。
  • 驚異的な静音性: アイドル時はほぼ無音、高負荷時でも不快な騒音が少なく、非常に静かです。
  • 考えられた設計: 8本のヒートパイプ、4つのファン(SSD用含む)、液体金属、デュアル排気口など、細部までこだわりを感じます。
  • 選べる動作モード: 静音性重視のバランスモードと、性能重視のパフォーマンスモードを簡単に切り替えられます。
  • 前モデルからの着実な進化: HX99Gと比較しても、冷却機構が強化され、より高いレベルで性能と静音性を両立しています。

高性能なPCはうるさい、という常識を覆すこの冷却システムは、AtomMan G7 Ptの大きな魅力の一つであり、長時間のゲームプレイやクリエイティブ作業を、より快適なものにしてくれます。

検証5:AtomMan G7 Ptの必要十分なポート群と最新映像出力

AtomMan G7 Pt ポート

ここでは、AtomMan G7 Ptの接続ポート(インターフェース)について、日常的な使用やゲーミング、クリエイティブ作業における利便性を、実際に使ってみた感想を交えながらレビューします。

アクセスしやすい前面ポート

まず便利なのが、本体前面に配置されたポート類です。USB 3.2 Gen2 Type-Aポートが1つと、データ転送専用のUSB 3.2 Gen2 Type-Cポートが1つ用意されています。

個人的には、USBメモリや外付けSSD、ウェブカメラなどを一時的に接続したいときに、本体の前面にサッと挿せるのは非常に使い勝手が良いと感じました。ヘッドセットを接続するための3.5mmコンボジャックも前面にあるため、ゲームやボイスチャットの準備もスムーズです。

背面に集約された主要ポート

本体背面には、より多くの接続ポートが集約されています。USB 3.2 Gen2 Type-Aポートが3つあり、キーボード、マウス、ゲームコントローラーなど、常時接続しておく周辺機器をつなぐのに十分な数が確保されています。

さらに、映像出力(DisplayPort Alt Mode)にも対応したUSB 3.2 Gen2 Type-Cポートが1つ搭載されています。このポートのおかげで、USB-Cケーブル1本で接続できるモバイルモニターなどを活用でき、デスク周りをすっきりとさせることが可能です。実際に試してみましたが、接続も簡単で非常に便利でした。

最大3画面!豊富な映像出力オプション

映像出力は、背面のUSB-Cポートに加えて、最新規格のHDMI 2.1とDisplayPort 2.0も搭載しています。これにより、最大で3画面への同時出力が可能です。HDMI 2.1は4K/144Hz、DisplayPort 2.0に至っては8K/120Hzや4K/144Hzといった高解像度・高リフレッシュレートに対応しており、ハイエンドなゲーミングモニターの性能を最大限に引き出すことができます。

複数のモニターを使ったマルチタスク環境を構築したいクリエイターや、広々とした画面でゲームを楽しみたいユーザーにとって、これは大きな魅力です。

高速ネットワークと充実のオーディオ端子

ネットワーク接続には、有線LANポートとして高速な2.5Gイーサネットポートが搭載されています。オンラインゲームでのラグを最小限に抑えたり、大容量のゲームデータを高速にダウンロードしたりする際に、この安定した高速接続は非常に頼りになります。また、オーディオ関連では、前面のコンボジャックに加え、背面には独立したLINE OUTポートとMIC INポートが備わっています。

これにより、高音質なスピーカーやヘッドフォン、マイクなどを接続しやすく、音にこだわりたいユーザーのニーズにも応えています。

前モデル「HX99G」との比較

ここで、前モデルとして挙げられている「MINISFORUM HX99G」と比較してみましょう。G7 Ptは合計6つのUSBポート(Type-A x4, Type-C x2)を搭載しています。一方、HX99Gは合計7つのUSBポートに加え、高速なUSB4ポートを2つ搭載していました。G7 PtではUSBポート数が1つ減り、USB4ポートが非搭載となった点は、人によっては少し残念に感じるかもしれません。

しかし、G7 PtのUSBポートはすべて高速なUSB 3.2 Gen2規格であり、映像出力もHDMI 2.1やDP 2.0といった最新規格に対応しています。個人的な意見としては、USB4がない点は惜しいものの、一般的な用途やゲーミングにおいては、G7 Ptのポート構成でも十分実用的であり、特に最新の映像出力規格に対応している点は大きなアドバンテージだと感じます。

まとめ:AtomMan G7 Ptのインターフェース

AtomMan G7 Ptのインターフェースは、最新の規格を取り入れつつ、実用性も考慮された構成だと感じました。

  • 十分なUSBポート: 合計6つのUSB 3.2 Gen2ポート(Type-A x4, Type-C x2)で、主要な周辺機器の接続には困りません。
  • 便利な前面アクセス: 前面にUSB-A, USB-C, 3.5mmジャックがあり、一時的な接続が容易です。
  • 強力な映像出力: HDMI 2.1, DisplayPort 2.0, USB-C (Alt Mode) で最大3画面、高解像度・高リフレッシュレートに対応します。
  • 高速ネットワーク: 2.5Gイーサネットポートで安定した高速通信が可能です。
  • 充実のオーディオ: 独立したLINE OUT/MIC INポートを搭載し、音質にこだわる用途にも対応します。
  • 構成の変更点: 前モデルHX99GにあったUSB4は非搭載ですが、最新の映像出力規格への対応など、G7 Ptならではの強みがあります。

全体として、最新のゲーミングモニターや周辺機器を接続し、その性能を十分に活かせる、バランスの取れたインターフェース構成と言えます。

検証6:未来を先取り!AtomMan G7 PtはWi-Fi 7 と 2.5G LAN対応

ここでは、AtomMan G7 Ptの通信性能、特に最新規格への対応状況とその恩恵について、実際の使用感を踏まえながらレビューします。

次世代無線LAN「Wi-Fi 7」の実力

AtomMan G7 Ptは、最新の無線LAN規格「Wi-Fi 7」(IEEE 802.11be)に対応しています。これは現行のWi-Fi 6/6Eと比べても、理論上の通信速度、低遅延、接続安定性において大幅な向上が期待される規格です。正直なところ、レビュー時点(2025年5月)ではWi-Fi 7対応ルーターがまだ普及しきっていないため、その真価を最大限に体験することは難しいかもしれません。

しかし、対応ルーター環境下では、オンラインゲームのラグがさらに軽減されたり、8Kのような超高解像度動画のストリーミングがよりスムーズになったり、大容量ファイルのダウンロード・アップロードが瞬時に完了したりといった、未来の快適なネットワーク体験を先取りできる可能性を秘めています。将来的なネットワーク環境の進化を見据えた、先進的な仕様と言えます。

安定と速度を両立:2.5Gbps 有線LAN

無線LANが進化する一方で、安定性と速度を確実に求めるなら有線LANが最適です。AtomMan G7 Ptは、標準的なギガビットイーサネット(1Gbps)の2.5倍の速度を誇る「2.5Gbps ギガビット有線LANポート」を搭載しています。対応するルーターやネットワーク環境があれば、オンラインゲームでの ping 値を最小限に抑えたり、NAS(ネットワーク接続ストレージ)への大容量データ転送を高速化したりできます。

実際に、オンラインゲーム「Apex Legends」や「CSGO 2」をプレイする際には、この2.5G LANポートを使用しましたが、非常に安定した接続で、ラグを感じることなく快適にプレイに集中できました。個人的には、特に競技性の高いゲームをプレイする際には、この有線LANの安心感は代えがたいものがあります。

進化したBluetooth 5.4

ワイヤレス周辺機器との接続に欠かせないBluetoothも、最新バージョンの「Bluetooth 5.4」に対応しています。これにより、対応するワイヤレスヘッドセットやマウス、キーボードなどとの接続がより省電力で安定し、音質や応答性の向上も期待できます。手持ちのBluetoothイヤホン(Sony WF-1000XM5)やマウスを接続してみましたが、ペアリングもスムーズで、接続が途切れるようなこともなく快適に使用できました。

前モデル「HX99G」からの通信機能の進化

ここで、前モデルとして挙げられている「MINISFORUM HX99G」の通信機能と比較してみましょう。HX99GはWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、そして同じく2.5Gbpsの有線LANに対応していました。AtomMan G7 Ptでは、無線LANがWi-Fi 6から次世代のWi-Fi 7へ、Bluetoothが5.2から5.4へとそれぞれアップグレードされています。

有線LANの速度は同じですが、無線通信の規格がより新しく、高速・低遅延・安定性に優れたものへと進化している点が大きな違いです。特にWi-Fi 7への対応は、将来性という点で大きなアドバンテージになります。

まとめ:AtomMan G7 Ptの通信性能

AtomMan G7 Ptは、有線・無線ともに最新かつ高速な通信規格に対応しており、あらゆるネットワーク環境で快適な接続を提供してくれます。

  • Wi-Fi 7対応: 最新の無線LAN規格に対応し、将来の高速・低遅延通信を見据えた仕様です。
  • 高速有線LAN: 2.5Gbps対応のイーサネットポートにより、安定性と速度を両立した接続が可能です。オンラインゲームに最適です。
  • Bluetooth 5.4: 最新バージョンに対応し、ワイヤレス周辺機器との接続がより快適になります。
  • 前モデルからの進化: Wi-FiとBluetoothが最新規格にアップグレードされ、無線通信性能が向上しています。

高速なインターネット回線や最新のルーター環境を活かしたいユーザーにとって、AtomMan G7 Ptの充実した通信機能は大きな魅力となるでしょう。

検証7:光る個性!カスタマイズ可能なRGBデザイン

AtomMan G7 Pt ライト

ここでは、AtomMan G7 Ptの個性的なデザインと、そのサイズ感について、実際に設置し使用してみた感想を交えながらレビューします。

目を引くデュアルRGBバックライト

AtomMan G7 Ptのデザインで最も特徴的なのは、側面に搭載されたデュアルRGBバックライトシートです。電源を入れると、側面パネルに描かれた模様が赤、緑、青といった様々な色で鮮やかに光り輝きます。この模様は、台湾の著名な漫画家MingKun Liu氏による「ASAKU」シリーズのデザインが採用されており、まるで魔法陣のようにも見える独特の雰囲気を醸し出しています。

ゲーミングPCらしい、かなり派手で目を引く演出で、特に少し暗めの部屋で光らせると、デスク周りの雰囲気が一気に華やかになります。個人的には、この個性的な光り方は非常に面白いと感じました。

自分だけのスタイルにカスタマイズ可能

このRGBパネルは、単に光るだけではありません。側面パネルはマグネット式で簡単に取り外すことができ、内部のシートを交換することで、自分好みのデザインに変更することが可能です。例えば、好きなイラストやロゴを入れたシートを自作して入れ替えれば、世界に一つだけのオリジナルデザインのPCにすることもできます。

もちろん、光るのが好みでない場合は、BIOS設定からRGBライトを完全にオフにすることも可能です。このカスタマイズ性の高さは、個性を大切にしたいユーザーにとって嬉しいポイントです。

筐体の質感とデザイン

筐体の主な素材はABS樹脂が使われており、正直なところ、触った時の高級感という点では少し物足りなさを感じるかもしれません。しかし、本体はずっしりとした重みがあり、安っぽさは感じられません。むしろ、しっかりとした剛性感があります。対照的に、側面(RGBパネルがない方)の大きな吸気口部分のメッシュは金属製で、こちらは質感が良く、機能美を感じさせるデザインです。

全体として、直線と曲線を組み合わせたやや平たい形状は、従来の箱型ミニPCとは一線を画す、モダンで前衛的な印象を受けます。

サイズ感と設置性

本体サイズは、実測でおよそ幅61mm × 奥行き153.5mm × 高さ268mm(縦置き、スタンド含まず)です。一般的なミニPCと比較すると大きいですが、高性能CPUとディスクリートGPUを搭載していることを考えれば、驚くほどコンパクトにまとめられています。付属のマグネット式スタンドで縦置きするのが基本スタイルで、スタンドには電源ケーブルを通す溝があり、デスク上にすっきりと設置できます。

設置面積も抑えられ、高性能ながらデスクスペースを有効活用できるのは大きなメリットです。

前モデル「HX99G」との比較

ここで、前モデルとして挙げられている「MINISFORUM HX99G」と比較してみましょう。HX99Gは、サイズが約205mm x 203mm x 69.3mmで、より正方形に近い形状でした。G7 Ptは縦長でスリムな形状(幅61mm x 高さ268mm x 奥行き153.5mm)になり、厚みも約8.3mm薄くなっています。デザイン面では、HX99GにはG7 Ptのような大型のRGBバックライトシートは搭載されていませんでした。

G7 Ptは、よりスリムで縦長のフォルムと、カスタマイズ可能なRGBライティングによって、デザイン面で大きく個性を打ち出してきたと言えます。

まとめ:AtomMan G7 Ptのデザインについて

AtomMan G7 Ptのデザインは、性能だけでなく見た目にもこだわりたいユーザーの心を掴む要素が満載です。

  • 個性的なRGBライティング: デュアルRGBバックライトシートが鮮やかに光り、デスクを彩ります。
  • カスタマイズ可能: RGBパネル内のシートを交換して、オリジナルのデザインを楽しめます。ライトのON/OFFも可能です。
  • モダンなフォルム: 従来のミニPCとは異なる、スリムで縦長の形状が特徴的です。
  • 考えられた設置性: マグネット式のスタンドとケーブル処理で、デスク上にすっきりと設置できます。
  • コンパクトな高性能: ハイパフォーマンスながら、設置面積を抑えたサイズ感です。
  • 前モデルからの変化: HX99Gと比較して、よりスリムになり、特徴的なRGBライティングが追加されました。

派手なライティングが目を引きますが、それをオフにしたりカスタマイズしたりできる柔軟性も持ち合わせており、性能とデザインを高次元で両立させた、魅力的なミニPCだと感じました。

AtomMan G7 Ptのメリット・デメリット

AtomMan G7 Pt ライト 正面

ここでは、AtomMan G7 Ptを実際に使用してみて感じたメリットとデメリットを、総合的な観点からまとめてみます。高性能なミニPCですが、やはり良い点と気になる点の両方が存在します。

【メリット】

メリット1:ミニPCとは思えない圧倒的なパフォーマンス

最大の魅力は、やはりその性能の高さです。デスクトップ向けの高性能CPUであるAMD Ryzen 9 7945HXと、強力なディスクリートGPUのRadeon RX 7600M XTを搭載しているため、最新のAAAゲームを高設定で快適にプレイしたり、4K動画編集や3Dレンダリングといった負荷の高いクリエイティブ作業をスムーズに行ったりすることが可能です。このコンパクトなサイズで、これほどのパワーを発揮するのは驚異的です。

メリット2:驚くほど静かで効率的な冷却システム

高性能なPCにつきものなのが発熱と騒音ですが、AtomMan G7 Ptはこの点でも非常に優秀です。「Cold Wave Ultra」冷却システムは、高負荷時でもCPUやGPUの温度を適切に管理し、性能を安定して引き出します。さらに特筆すべきは静音性の高さで、アイドル時はほぼ無音、ゲームプレイ中でも不快な騒音が少なく、非常に静かに動作します。この静かさには本当に感心しました。

メリット3:将来性も見据えた高速・大容量メモリ&ストレージ

標準で32GBの高速DDR5メモリと1TBのPCIe 4.0 SSDを搭載しており、多くの用途で十分以上のスペックです。さらにメモリは最大96GBまで、ストレージは空きのM.2スロット(PCIe 5.0対応)を利用して増設可能という、高い拡張性も備えています。これにより、将来的なアップグレードにも対応でき、長く快適に使用できる安心感があります。

メリット4:最新規格に対応した充実の接続性

Wi-Fi 7やBluetooth 5.4といった最新の無線通信規格に対応し、有線LANも高速な2.5Gbpsに対応しています。映像出力もHDMI 2.1やDisplayPort 2.0を備え、高解像度・高リフレッシュレートのモニターを最大限に活用できます。USBポートも合計6つ搭載し、必要十分な周辺機器を接続可能です。

【デメリット】

デメリット1:USB4ポートの非搭載

残念ながら、AtomMan G7 PtにはUSB4ポートが搭載されていません。USB4は最大40Gbpsの高速データ転送、映像出力、PD給電などを1本のケーブルでこなせる汎用性の高い規格であり、これを搭載する競合製品や前モデル(HX99G)も存在するため、この点は少し物足りなく感じる可能性があります。特に外付けGPUボックスなどを接続したい場合には、USB4非搭載がネックになるかもしれません。

デメリット2:ストレージ増設はM.2 SSDのみ

ストレージの増設は、空いているM.2スロットを使用する形になります。より安価に入手できる場合がある2.5インチSATA SSDやHDDを追加するためのスペースやインターフェースは用意されていません。大容量ストレージを手軽に増設したい場合に、選択肢がM.2 SSDに限られる点は、コスト面でデメリットと感じる人もいるでしょう。

デメリット3:グラフィックボードの交換は不可

AtomMan G7 Ptに搭載されているRadeon RX 7600M XTは、マザーボードに直接実装されているため、将来的にグラフィック性能が物足りなくなったとしても、グラフィックボードだけを交換してアップグレードすることはできません。これはデスクトップPCと異なり、高性能ミニPCやゲーミングノートPCに共通する制約ではありますが、長期的なアップグレードパスを重視する場合には注意が必要です。

デメリット4:価格とサイズ

高性能なパーツをコンパクトな筐体に収めているため、価格は一般的なミニPCと比較すると高価になります。また、サイズも「ミニPC」としてはやや大きめで、ACアダプターも大型です。絶対的な安さや最小サイズを求める場合には、他の選択肢も検討する必要があるでしょう。

AtomMan G7 Ptのスペック

  • プロセッサ AMD Ryzen 9 7945HX
    ※5nm/16コア/32スレッド/64MBキャッシュ合計/最大ターボ周波数5.4GHz
  • GPU AMD Radeon RX 7600M XT (GDDR6 8G)
    ※AMD Radeon 610M 2コア、2200 MHz
  • RAM(メモリ)32GB DDR5-5200MHz デュアルチャネル (SODIMM スロット x2)
  • 拡張メモリ 最大 96GBまで
  • ストレージ 1TB M.2 2280 PCIe4.0 SSD (装着)
  • 拡張ストレージ M.2 2280 PCIe5.0 SSD (空)
  • 電源 DC 19V(アダプター付属)
  • ワイヤレス通信 M.2 2230 WIFI サポート (Wi-Fi 7 & BlueTooth 5.4)
  • 有線LAN 2500Mbps LAN
  • 前面インターフェース USB 3.2 Gen2 Type-A ポート x1、USB 3.2 Gen2 Type-C ポート x1(データ専用)
  • 背面インターフェース USB 3.2 Gen2 Type-C ポート x1 (Alt データおよび DP)、USB 3.2 Gen2 Type-A ポート x3、ディスプレイポート x1、HDMI x1、RJ45 2.5G イーサネットポート x1、3.5mm コンボジャック x1、LINE OUT x1、MIC IN x1、クリアCMOS x1
  • 映像出力 HDMI 2.1 (4K@144Hz/8K@60Hz) x1、USB C 3.2 (4K@60Hz) x1、Display 2.0 (4K@144Hz/8K@120Hz) x1
  • OS Windows 11
  • サイズ 268 x 153.5 x 61 mm (縦置き、スタンドなし)
  • 重量 不明
  • カラー ブラック

AtomMan G7 Ptの評価

6つの基準で「AtomMan G7 Pt」を5段階で評価すると以下のようになります。

  • スペック:★★★★★
  • デザイン:★★★★
  • 通信:★★★★
  • 機能:★★★
  • 使いやすさ:★★★★★
  • 価格:★★

総合評価

MINISFORUMのハイエンド向けブランドAtomMan の第2弾 モデル になります。第1弾モデル「AtomMan X7 Ti」はモニター付きでしたが、今回はグラボ内蔵のミニPCになります。

搭載しているAMD Ryzen 9 7945HX プロセッサは非常に性能が高く、最近発売されたミニPCの中で最も性能が高いです。また、内蔵しているグラフィックカード AMD Radeon RX 7600M XT も性能が非常に高く、NVIDIAのGeForce RTX 4060 を上回る性能を発揮できます。

そのため、PCゲームにおいては負荷が非常に高いものを含めて快適に動作します。性能的にはほぼすべてのPCゲームが60FPS以上で快適に動作し、動かないゲームはないほどです。性能は40万円前後の大型ゲーミングPCと変わらないでしょう。

そう考えると、20万前後の価格というのはそれほど高額ではないのかもしれません。ただし、今から3年後にはさらにPCの性能が上がっており、「AtomMan G7 Pt」を超える性能のミニPCも登場しているはずです。

問題はそのとき、グラフィックカードを交換したり、外付けのGPUボックスと接続できないことです。この点が一般的なゲーミングデスクトップPCとは大きく異なっている点なので、購入前によく確認しておく必要があるでしょう。

まとめ

性能が異常なほど高く、20万円前後の価格はむしろ安いといえます。ただし、グラフィックカードを交換するなどの拡張性はないので注意が必要です。3年後を見据えてから購入するかどうかを決めましょう。

AtomMan G7 Ptの価格・購入先

AtomMan G7 Pt 正面

MINISFORUM 公式ストア

ベアボーンモデルで172,780円、

32GB+1TB SSDモデルで207,180円

で販売されています。

MINISFORUM 公式ストアで「AtomMan G7 Pt」をチェックする

※支払い方法はクレジットカード、PayPal、Apple Pay、銀行振り込みです。

ECサイト

  • Amazonで179,993円(税込・32GB+1TB)、
  • 楽天市場で185,980円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで179,000円(送料別)、
  • AliExpressで170,190円、

で販売されています。

Amazonで「AtomMan G7 Pt」をチェックする

楽天市場で「AtomMan G7 Pt」をチェックする

ヤフーショッピングで「MINISFORUM」をチェックする

AliExpressで「MINISFORUM」をチェックする

米国 Amazon.comで「MINISFORUM」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
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おすすめの類似製品を紹介

AtomMan G7 Pt」と似た性能を持つミニPCも販売されています。

GMKtec EVO-X2

GMKtecから発売されるAMD Ryzen AI Max+ 395 (最大126 TOPS) 搭載のミニPCです(2025年4月15日予約開始・5月27日出荷)。

64GB/128GBLPDDR5X 8000MHzメモリ (オンボード)、PCIe 4.0 M.2 2280 SSDストレージを搭載しています。

また、最大8K 4画面出力(DP 1.4 x1, HDMI 2.1 x1, USB4.0 x2)、冷却システム「Max3.0 Airflow System」、デュアルM.2 2280 拡張スロット、SDカードリーダー、USB-A 3.2 Gen2 x3、USB-A 2.0 x2、2.5Gbps 有線LAN、Wi-Fi 7, Bluetooth 5.4に対応しています。

価格は、Amazonで319,990円(64GBメモリ+1TB・税込・95000円 OFFクーポン適用で実質224,990円)、楽天市場で319,990円(送料無料)、です。

関連記事:GMKtec EVO-X2徹底レビュー!EVO-X1比較と性能・価格を評価

Endeavor SG150

エプソンから発売された第13世代のインテル Core i 搭載のミニPCです。最大2TB NVMe ストレージ搭載で、グラフィックボードの追加、最大7画面出力、Thunderbolt 4、Wi-Fi 6Eに対応しています。

価格は、楽天市場で204,094円(送料無料)、ヤフーショッピングで188,220円(お取り寄せ品)、エプソンダイレクトショップで 130,900~円(税込)です。

関連記事:「Endeavor SG150」グラボ追加で超快適? 高性能 ミニPCと徹底 比較!

MINISFORUM HX99G

MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen 9 6900HX搭載のミニPCです。Radeon RX 6600M、最大1TBストレージ搭載で、8K 4画面出力、2つのUSB-C 4.0ポート、冷却システム、Wi-Fi 6に対応しています。

価格は、Amazonで127,153円 (税込・32GB+1TB)、楽天市場で132,717円(送料無料)、ヤフーショッピングで206,100円(税込・送料無料)、AliExpressで98,339円(ベアボーン)、米国 Amazon.comで$729.90、です。

関連記事:「MINISFORUM HX99G」やはり最強か? 最新の高性能ミニPCと徹底 比較!

AtomMan X7 Ti

MINISFORUMから発売された第14世代のIntel Core Ultra 9 185H搭載のミニPCです。4インチのタッチスクリーン搭載で、1080P HD カメラ(プライバシー保護)、デュアルマイク、冷却システム 「コールドウェーブ」、Wi-Fi 7に対応しています。

価格は、Amazonで148,213円(税込・32GB+1TB)、楽天市場で182,980円(送料無料)、米国 Amazon.comで$1,059.99 ($210 OFFクーポン付き)です。

関連記事:モニター付き「Minisforum AtomMan X7 Ti」ミニPCの性能を解説

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リンクス「LN100W」とMinisforum UN100Lの違いを解説

LN100W top
インテル N100搭載のミニPC リンクス「LN100W」。早くも「小さくでコスパが高そう」、「接続ポートが多い」と評判です。しかし、そのい一方で「買わない方がいい」との口コミもあり、購入をためらっている人もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、その性能を確かめるため、7つの観点で検証していきます。

  1. サイズ・重量
  2. 接続端子
  3. 映像出力
  4. 通信
  5. メモリ・ストレージ
  6. 拡張性
  7. プロセッサ(CPU)

また、N100搭載「Minisforum UN100L」との違いも紹介!購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。

リンクス「LN100W」が発売!

2024年7月8日、日本でリンクスインターナショナルの新製品「LN100W」の予約販売が開始されました(発売日は8月31日を予定)。

第12世代 Intel N100 プロセッサを搭載したWindows ミニPCです(※リンクスのオリジナルモデル)。

リンクスからは2023年3月に第10世代 Intel Core i5-1030NG7搭載の「LZ16J」が発売されています。

このミニPCは「Core i5でコスパが高い」、「小さくて拡張性が高い」と評判でした。

新モデルはその性能を受け継ぎつつ、さらにコストパフォーマンスの高い製品になっています。

それでは早速どんなミニPCなのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:LN100W | 株式会社リンクスインターナショナル

検証1:ホワイトカラーの小型デザイン・天板に無数の排気孔あり

LN100W デザイン

新モデル リンクス「LN100W」はサイズ 123 x 123 x 45 mmになっています。

Minisforum UN100L」と比較すると縦幅が8mm、横幅が13mm大きくなり、厚さは1mm薄くなります。

重量は約542 gで、「Minisforum UN100L」よりも102g重くなります。

デザイン

筐体の素材は公開されていませんが、一般的なアルミ合金のようです。

カラーはホワイトのみを用意しています。

天板と側面には熱を排出するための排気孔が多数あるデザインです。

Minisforum UN100L」は冷却システムがあるため、天板に排気孔がないデザインでした。

最近発売された「Beelink EQ13」は天板と側面に排気孔がないユニークなデザインを採用しています。

検証2:4つのUSB 3.0ポートが使える

LN100W ポート

新モデル リンクス「LN100W」はUSB 3.0ポートを4つ搭載しています。

転送速度は最大5Gbpsで、USB2.0(最大480Mbps)よりも10倍以上高速です。

一方「Minisforum UN100L」はUSB-C 3.2 Gen2ポートを1つ、USB-A 3.2 ポートを2つ、USB-A 2.0 ポートを2つ搭載し、合計5つのポートを利用できました。

USB-C 3.2ポートは最大 20Gbpsで転送できるため、USB 3.0ポートよりも4倍 高速です。

リンクス「LN100W」はそのUSB-C 3.2ポートが使えません。

また、リンクス「LN100W」はType-C ポートも搭載していません。

Beelink EQ13」はType-Cポートを搭載し、10Gbpsで転送できるようになっています。

検証3:ディスプレイポート付きで3画面出力に対応・珍しいVGAポートも使える

LN100W 映像出力

新モデル リンクス「LN100W」はDisplayPortHDMIVGA (D-Sub 15pin)ポートで3台のモニターに同時に映像出力できるようになっています。

VGA (D-Sub 15pin)ポートは古いプロジェクターやモニターにも接続できます。

一方「Minisforum UN100L」はUSB-C 3.2 Gen2、HDMI 2.0、DisplayPort 1.4で4K 3画面出力に対応していました。

Beelink EQ13」は Type-Cと2つのHDMI 2.0ポートを搭載し、4K 3画面出力に対応しています。

Minisforum UN100L」と「Beelink EQ13」はいずれもVGAポートがなく、この点は新モデル リンクス「LN100W」が便利です。

ただし、新モデルは4K画質で3台同時に出力することはできないようです。4K画質での出力はDisplayPortとHDMIを使った2台までです。

検証4:Wi-Fi 5とBluetooth 4.2、デュアル有線LANに対応

新モデル リンクス「LN100W」はWi-Fi 5Bluetooth 4.2デュアル有線LANに対応しています。

有線LANポートは2つ搭載されており、それぞれ1Gbpsのギガビット有線LAN通信を利用できます。

一方「Minisforum UN100L」はWi-Fi 5,BlueTooth 5.1、1Gbpsのギガビット有線LAN通信に対応していました。

有線LANポートは1つだけで、新モデル リンクス「LN100W」のようにデュアル有線LANではありません。

Beelink EQ13」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、1Gbpsのギガビット有線LAN通信に対応しています。

デュアル有線LANではありませんが、新モデル リンクス「LN100W」よりも高速なWi-Fi通信が可能で、Bluetoothのバージョンも新しくなっています。

検証5:8GB DDR4 メモリと256GB M.2 2280 SATA ストレージを搭載

新モデル リンクス「LN100W」は8GB DDR4 メモリと256GB M.2 2280 SATA ストレージを搭載しています。

一方「Minisforum UN100L」は16GB LPDDR5-4800 メモリと512GB M.2 2280 PCIe3.0 SSD ストレージを搭載していました。

新モデルよりもメモリ容量とストレージ容量が2倍多くなっています。

また、メモリの規格がLPDDR5(最大6.4Gbps)で、新モデルのDDR4規格(最大3.2Gbps)よりも 2倍 高速になっています。

Beelink EQ13」は16GB DDR4 3200 メモリと500GB M.2 2280 SATA SSD ストレージを搭載していまいた。

こちらはメモリの規格が同じですが容量は2倍多く、ストレージ容量も約2倍多くなっています。

検証6:メモリの交換は可能・ストレージ容量はmicroSDカードで増やせる

新モデル リンクス「LN100W」はメモリを交換できるようになっています。

最大で何GBまで搭載できるかは非公開で不明ですが、もしかしたら16GBや32GBのものが利用できるかもしれません。

ストレージはM.2 2280 SATAで交換可能です(※拡張スロットはないようです)。

こちらも最大で何TBまで搭載できるか不明ですが、おそらく1TBか2TBまでは拡張できると思われます。

なお、本体にmicroSDカードスロットがあるため、別売のmicroSDカードでストレージ容量を増やすことができます。

一方「Minisforum UN100L」は 2.5インチ SATA HDD用の拡張スロットがありました。

安価な2.5 SSDやHDDでストレージ容量を増やせるので便利ですが、新モデルにはこのスロットがありません。

Beelink EQ13」はM.2 PCle 3.0 SSD x4 スロットが1つあり、最大4TBまでストレージ容量を増やすことができます。

検証7:第12世代 Intel N100 プロセッサでパワフルに動作する

新モデル リンクス「LN100W」は第12世代 (Alder Lake) Intel N100 プロセッサを搭載しています。

このプロセッサは10nmプロセス、4コア、4スレッド、最大3.4GHz 駆動のCPUを搭載し、省電力(TDP 6W)でパワフルに動作するという特徴があります。

また、内蔵のGPUは第12世代のIntel UHD Graphics 750 MHzで、4K 60Hzの映像出力に対応。

グラフィック API のDirectX 12.1、OpenGL 4.6、OpenCL 3.0にも対応し、ゲームや映像をスムーズに再生できます。

原神のFPS

LN100W 原神

原神は画質「」設定で 30 FPSで動作します。

戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは15 FPSまで下がることがあります。

また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは50 FPS 以上を記録することもあります。

プレイできるゲーム

Intel N100 プロセッサは比較的パワフルに動作するため、PCゲームもプレイできます。

各 ゲームタイトルのフレームレートは以下の通りです。

原神(Genshin Impact)・・・30FPS

フォートナイト (Fortnite)・・・45 FPS

DOTA 2・・・40FPS

GRID: Autosport・・・60FPS

GTA V・・・44 FPS

Minecraft・・・30 FPS

Resident Evill 5・・・80 FPS

Skyrim・・・30 FPS

CS GO・・・60FPS

Forza Horizon 4・・・30FPS

ファイナルファンタージーⅢ ピクセルリマスター・・・63 FPS

ストリートファイター 30th Anniversary Collection・・・60 FPS

怒首領蜂(どどんぱち)大復活・・・60 FPS

タクティクスオウガ リボーン・・・58 FPS

インテル N100で遊べないゲーム

「⁠Grim Dawn」「⁠Project Wingman」は、FPSが一ケタで実質的にプレイできません。

また、「エルデンリング」は起動しません。

対応ソフト・アプリ

Intel N100 プロセッサは、Adobeのフォトショップ(Photoshop)での画像編集、イラストレーター(Illustrator)によるグラフィック制作、ライトルーム(Lightroom)の写真編集、に対応しています。

また、動画制作では豪Blackmagic Designが開発した高機能な動画編集ソフト「DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)」サイバーリンクが開発した動画編集ソフト「PowerDirector」を利用できます。

そのほか、3Dのグラフィック制作として、オープンソースの統合型3DCGソフト「Blender」が使えるようになっています。

生成AIサービス

生成AIサービスは有料のものを含めて、ChatGPT、Stable Diffusion(ステーブル ディフュージョン)、Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)、Google Gemini(ジェミニ)、Microsoft Copilot(コパイロット)、Meta Llama (ラマ)3など主要なサービスを利用できます。

ベンチマーク

LN100W ベンチマーク

新モデル リンクス「LN100W」が搭載するIntel N100 プロセッサのベンチマークを測定してみました。

PassmarkのCPUベンチマークで「5533」

Geekbench 6のシングルコアで「984」、マルチコアで「2523」

Cinebench R23 シングルコア「841」、マルチコア「2904」

PCMark 10のスコアで「3009」

<グラフィック>

Fire Strike グラフィックスコアで「1236」

Fire Strike Physics グラフィックスコアで「6558」

Time Spy グラフィックスコアで「373」

3DMark Night Raidで「4727」

3DMark Wild Life「2938」

<ゲーム>

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク

FHD解像度で高品質(デスクトップPC)設定で「5891

Passmarkで比較

LN100W Passmark

5万円以下の低価格なミニPCが搭載しているCPUとPassmarkで比較すると、Intel N100 プロセッサは4番目に高いスコアでした。

1.Intel Core i3-N305・・・Passmark:10448

2.Intel N97・・・Passmark:5877

3.Intel N200・・・Passmark:5600

4.★ Intel N100・・・Passmark:5500

5.Intel N95・・・Passmark:5400

6.Intel N5105・・・Passmark:4000

7.AMD Ryzen 3 3200U・・・Passmark:3819

8.Intel Celeron J4125・・・Passmark:3000

Geekbench 6 マルチで比較

1.Intel N97・・・Geekbench 6 M:3051

2.Intel N200・・・Geekbench 6 M:3504

3.Intel N100・・・Geekbench 6 M:3129

4.Intel N95・・・Geekbench 6 M:2857

5.Intel N5105・・・Geekbench 6 M:1489

PCMark 10で比較

1.Intel N97・・・PCMark 10:3057

2.Intel N200・・・PCMark 10:3164

3.Intel N100・・・PCMark 10:3009

4.Intel N95・・・PCMark 10:3003

5.Intel N5105・・・PCMark 10:2543

グラフィック性能を比較

第12世代のIntel UHD Graphics 750 MHzは3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] のグラフィックスコアで「800-1000」前後を記録しています。

他のGPUと比較

intel N100 (UHD Graphics 750 MHz)・・・3DMark Fire Strikeで「800-1000」前後

Intel N5105 (UHD Graphics 450 MHz)・・・3DMark Fire Strikeで「600-800」前後

Celeron J4125 (UHD Graphics 600)・・・3DMark Fire Strikeで「400」前後

intel N100はCeleron J4125と比べて約 2倍高いグラフィック性能を持っています。また、Intel N5105よりもワンランク高いグラフィック性能を持っています。

リンクス「LN100W」のデメリットは3つ!

リンクス「LN100W」のデメリットを紹介します。

デメリット1:冷却システムを搭載していない

新モデル リンクス「LN100W」はファンレス仕様で冷却システムを搭載していません。

ファンレスの方が静かに動作しますが、発熱量をBIOSで制限するため、Intel N100の性能をフルに引き出すことはできません。

一方、「Minisforum UN100L」、「Beelink EQ13」は冷却システムを搭載しています。

デメリット2:Type-Cポートを搭載していない

新モデル リンクス「LN100W」はType-Cポートを搭載していません。

一方、「Beelink EQ13」はフル機能のType-Cポートを搭載し、10Gbpsの高速なデータ転送、DP映像出力(4K 60Hz)、PD給電を利用できます。

デメリット3:Wi-Fi 6に対応していない

新モデル リンクス「LN100W」はWi-Fi 5には対応していますが、Wi-Fi 6には対応していません。

Wi-Fi 5と比べて最大通信速度が約1.4倍に向上したWi-Fi 6の高速通信が利用できないので不便です。

リンクス「LN100W」のスペック

  • 型番 LN100W-8/256-W11Pro(N100)
  • プロセッサ 第12世代 (Alder Lake) Intel N100
    ※10nm/4コア/4スレッド/最大3.4GHz
  • GPU Intel UHD Graphics
  • RAM(メモリ)8GB DDR4 SO-DIMM ※交換可能
  • ストレージ 256GB M.2 2280 SATA
  • 電源 ACアダプター
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2
  • 有線LAN デュアル 1Gbps ギガビット
  • 前面インターフェース USB 3.0 x4、microSDスロット x1、オーディオ端子 x1、マイク端子 x1、電源ボタン x1
  • 背面インターフェース DisplayPort x1、HDMI x1、VGA (D-Sub 15pin) x1、1G LAN x2、DC-IN x1
  • 映像出力 3画面出力(1xHDMI 2.0、1xDisplayPort 1.4、1xVGA D-Sub 15pin)
  • オーディオ出力 HDMI x1/DisplayPortx1/ 3.5mmコンボジャック x1
  • 冷却システム なし・ファンレス仕様
  • ケンジントンロック 対応
  • VESAマウント 対応(100 mm, 75 mm)、マウントキット付属
  • 筐体 メタル(金属)、CNC加工
  • OS Windows 11 Pro 64 bit
  • サイズ 123 x 123 x 45 mm (DxWxH)
  • 重量 約542 g
  • カラー ホワイト
  • 付属品 1xACアダプタ、1xDP to HDMIアダプタ (4K@30 Hz)、1xHDMIケーブル、1xVESAマウント、1xネジセット

リンクス「LN100W」の評価

6つの基準でリンクス「LN100W」を5段階で評価すると以下のようになります。

スペック:★★★

デザイン:★★★

通信:★★★

機能:★★★

使いやすさ:★★★★

価格:★★★★

総合評価

リンクスから発売された第12世代 Intel N100 搭載のミニPCです。

リンクスは海外で販売されている製品を日本で販売する代理店ですが、このPCはリンクス オリジナル製品になります。

大きなメリットは3つあります。

一つはパワフルなインテルN100搭載で比較的 低価格で購入できることです。

価格は3万円台で「Minisforum UN100L」と同じです。N200搭載の「Beelink EQ13」よりも1万円ほど安くなるのでお買い得です。

N100の性能については上述した通りで、リモートワークなどの仕事でもサクサクと作業できます。

動画の編集ソフト「PowerDirector」、Adobeのフォトショップ(Photoshop)、イラストレーター(Illustrator)、なども使えるので用途は広いです。

2つ目のメリットはディスプレイポートVGAポートを搭載していることです。

ディスプレイポートはゲーミングディスプレイなどリフレッシュレートの値が高い液晶と接続するのに役立ちます。

また、VGAポートは古いプロジェクターやモニターと接続するのに役立ちます。

これらを搭載する低価格なミニPCは非常に少なく、その点でリンクス「LN100W」は希少価値の高いミニPCであるともいえます。

3点目はファンレス仕様で静音で動作する点です。

作業中に冷却ファンの音が大きすぎて気になってしまうことがありますが、ファンレス仕様なら静かに集中して作業できます。

ただし、冷却システムがないため、インテル N100の性能をフルに引き出すことはできません。

Type-CポートやWi-Fi 6が使えないなどのデメリットもあるので、気になる人は類似した製品と比較した方がいいでしょう。

リンクス「LN100W」の販売・購入先

LN100W 正面

リンクスダイレクト

34,800(税込)で販売されています。

リンクスダイレクトで「LN100W」をチェックする

※支払い方法は「クレジットカード」「代金引換」「分割払い」です。

ECサイト

Amazonで34,800円(税込)、

楽天市場で38,680円(送料無料)、

ヤフーショッピングで46,026円(送料別)、

で販売されています。

Amazonで「LN100W」をチェックする

楽天市場で「LN100W」をチェックする

ヤフーショッピングで「LN100W」をチェックする

Rakuten
楽天市場

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おすすめの類似製品を紹介

リンクス「LN100W」に似た性能をもつミニPCも販売されています。

「Beelink EQ13」

Beelinkから発売されたIntel N200 搭載のミニPCです。16GB DDR4 メモリ、500GB M.2 2280 SATA SSD、2つのHDMI ポート搭載で、4K 3画面出力、冷却システム MSC2.0、デュアル有線LAN、Wi-Fi 6に対応しています。

価格は、Amazonで46,800円(税込・3000円OFFクーポン付き)、ヤフーショッピングで62,340円(送料無料)、AliExpressで40,717円、米国 Amazon.comで$289.00 、Beelink公式サイトで41,606円です。

関連記事:ミニPC「Beelink EQ13」アダプター不要のメリット・デメリット

「Minisforum UN100L」

Minisforumから発売されたIntel N100搭載のミニPCです。16GB LPDDR5メモリ、512GB M.2 SSD搭載で、4K 3画面出力、PD給電、冷却ファン、VESAマウント、有線LAN、Wi-Fi 5、BlueTooth 5.1に対応しています。

価格は、Amazonで33,980円(税込・2000円OFFクーポン付き)、楽天市場で28,582円(送料無料・2倍ポイント付き)、ヤフーショッピングで41,400円、MINISFORUM公式サイトで25,580円(8GB+256GB)、AliExpressで31,510円、米国 Amazon.comで$183.00です。

関連記事:パワフルで安い「Minisforum UN100L」N100と低価格ミニPCを比較

「GMKtec NucBox G5」

GMKtecから発売されたIntel N97 搭載のミニPCです。12GB LPDDR5メモリ、256GB / 512GB M.2 2242 SATA搭載で、4K 2画面出力、、冷却ファン、VESAマウント、有線LAN、Wi-Fi 5に対応しています。

価格は、Amazonで27,559円(税込・5500円OFFクーポン付き)、楽天市場で25,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで50,675円、AliExpressで35,973円、米国 Amazon.comで$199.999 ($35 OFFクーポン付き)です。

関連記事:N97の「GMKtec NucBox G5」がN100より優れている理由を解説

「HiMeLE PCG02 Pro」

Mele Technologiesから発売されたスティックタイプのミニPCです。

Windows 11 Pro、Intel N100、8GB LPDDR4x メモリ、128GB eMMC ストレージ、SDカードスロットを搭載しています。

また、4K 2画面出力(HDMI x2)、ファンレス設計、ストレージ拡張(microSDカードで最大2TB)、ケンジントンロック、USB3.2 Gen2 Type-C x1、USB3.2 Gen2 Type-A x2、Wi-Fi 5、Bluetooth、1Gbpsのギガビット有線LAN通信に対応しています。

価格は、Amazonで29,999円(税込)、楽天市場で30,255円、ヤフーショッピングで30,255円、AliExpressで30,500円(MeLE PCG02 Pro)、米国 Amazon.comで $179.99 ($30 OFFクーポン付き)、です。

関連記事:「HiMeLE PCG02 Pro」と「MINISFORUM S100」を比較

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AIで最強「GEEKOM A8」ミニPCのメリット・デメリットを解説

GEEKOM A8 top
ハイエンドなRyzen 9 8945HSを搭載し、2024年のミニPC市場で注目を集めた「GEEKOM A8」。そのラインナップに、新たな選択肢となる「2025年モデル」が静かに追加されました。

筐体デザインやインターフェースに変更はありませんが、性能の要となるCPUには「Ryzen 7 8745HS」を採用しています。どちらもパワフルに動作する性能を備えていますが、

2025モデルは価格を抑えた分、NPUが省略されており、2024モデルと比べて、AI性能が劣っています。そのため、Windows CopilotなどのAI機能活用する場合は2024モデルの方が有利です。

この記事ではその2024年モデルを中心に、メリット・デメリットを紹介しつつ、ベンチマークでは2025年モデルとの違いも浮き彫りにします。

価格を抑えた2025年モデルにするべきか、それともAI性能に秀でた2024年モデルを購入するべきか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  1. メリット:Ryzen 9 8945HS、AI機能(NPU)、ゲーム性能(FF14/Apex)、アルミ筐体、0.47L極小サイズ、冷却システム(IceBlast 1.5)、USB4、4画面出力、フルサイズSDカード
  2. デメリット:Oculinkなし、DisplayPortなし、デュアルLAN非対応、高負荷時のファン音、3ピン電源プラグ、PD給電入力不可、2025モデルのNPU非搭載
  3. ベンチマーク:Ryzen 9 8945HS、Ryzen 7 8745HS、Passmark、Geekbench 6、Cinebench、3DMark、グラフィックスコア、CPU性能比較
  4. スペック:2024、2025の仕様詳細、発売日、メーカー、GEEKOM(ギコム)、台湾のPCメーカー
  5. 評価:5段階評価、総評、最適なユーザー、購入前の注意点
  6. 価格:購入先、GEEKOM公式、Amazon、楽天市場、最安値、中古、セール

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ: AI PC用NPUプロセッサー Ryzen 9搭載 A8ミニ PC|GEEKOM

実際に使ってわかったGEEKOM A8の6つのメリット

GEEKOM A8 2台

スペック表を見るだけでは分からない、実際にGEEKOM A8を使い倒して分かった「ここが本当に良かった!」というポイントを6つに絞って深掘りします。

メリット1:Ryzen 9 8945HSの実力は本物。AI機能が「使える」レベルで動く

まず驚いたのが、レスポンスの良さです。「AI PC」と謳っていても実際は大したことないのでは?と疑っていましたが、Windows標準の「Copilot」を呼び出した時の反応速度が、これまでのPCとは明らかに違います。

特に便利だと感じたのが、Web会議での「スタジオエフェクト」です。背景ぼかしや視線補正をONにしても、PC全体の動作が全く重くならないのです。NPU(AI専用プロセッサ)が裏でしっかり仕事をしてくれているおかげで、メインの作業を邪魔されることなく快適に仕事が進められる。まさに「次世代の快適さ」を肌で感じました。

メリット2:内蔵GPUと侮るなかれ。「Apex」や「FF14」が普通に遊べてしまう

GEEKOM A8 CPUとGPU

「これだけ小さい筐体で、グラボなし。まともにゲームなんて無理だろう」と思いつつテストしましたが、良い意味で裏切られました。

実際に『Apex Legends』をプレイしてみましたが、解像度FHD・低設定であれば平均 80 FPS前後で安定して動きます。カクつきでストレスを感じることもなく、キルを取るのに十分な滑らかさです。『FF14(黄金のレガシー)』のベンチマークでも「快適」評価を叩き出しました。ガチのゲーミングPCには及びませんが、仕事の息抜きに人気タイトルをサクッと遊ぶには十分すぎるポテンシャルを持っています。

メリット3:所有欲を満たす「金属の塊感」。Mac miniより小さいのに高級感は抜群

GEEKOM A8 サイズ

箱から取り出した瞬間、「おおっ」と声が出ました。 プラスチックの安っぽさは微塵もなく、ひんやりとしたアルミ合金の感触と、中身が詰まった適度な重みが、ガジェット好きの所有欲を強烈に満たしてくれます。

サイズは0.47Lと、あのMac miniよりも一回り以上小さいです。デスクの上に置いても「PCがある」という圧迫感が全くなく、むしろインテリアの一部として馴染むデザイン。この小ささにハイエンド性能が詰まっていると思うと、ワクワクしてきませんか?

メリット4:独自の冷却システム「IceBlast 1.5」が優秀。高負荷でも熱ダレしない

一番心配だったのが「発熱」です。Ryzen 9なんて積んで、この小ささで本当に大丈夫なのか?と。 しかし、GEEKOM独自の冷却技術「IceBlast 1.5」は伊達ではありませんでした。

ベンチマークでCPU使用率を100%に張り付かせても、ファンの音が「サーッ」と大きくなるだけで、不快な金属音や異常な発熱でシステムが落ちるようなことは一度もありませんでした。ボディは多少温かくなりますが、パームレストに触れるわけではないので不快感はゼロ。「高性能だけど爆熱でうるさい」というミニPCの常識を覆す、非常に優秀な熱管理だと感じました。

メリット5:USB4搭載で「4画面出力」の夢が叶う。スマホ充電も地味に便利

GEEKOM A8 前面と背面の接続端子

背面の端子類も「分かってるな」という構成です。特にUSB4端子が搭載されているおかげで、HDMIポートと合わせれば、なんとこの小さな箱から最大4枚のモニターへ同時に映像を出せます。私は3画面で作業しましたが、マルチタスクの快適さはデスクトップ機そのものです。

さらに地味ながら最高だったのが、背面のUSB-CポートがPD(Power Delivery)出力に対応している点。PCを使っている最中に、手元のスマホをケーブル1本で急速充電できるんです。これのおかげで、デスク上の充電器を一つ減らすことができました。

メリット6:クリエイターの救世主。「フルサイズSDカード」が直接刺さる!

ここ、個人的に一番の推しポイントかもしれません。最近のPCはmicroSDのみだったり、スロット自体がなかったりすることが多い中、GEEKOM A8は側面に「フルサイズSDカードスロット」を完備しています。

カメラで撮影した後、いちいちカードリーダーを探さずに、そのままPCにズボッと挿せる。このワンアクションの快適さが、写真や動画を扱うクリエイターには涙が出るほど嬉しいんです。「クリエイティブ用途にも使ってくれ」というメーカーのメッセージを感じました。

GEEKOM A8購入前に知っておくべき6つのデメリット

GEEKOM

非常に完成度の高いミニPCであることは間違いありませんが、しばらくメイン機として使ってみると、「惜しい!」「ここは競合機の方が便利かも」と感じる部分も見えてきました。購入後のミスマッチを防ぐため、気になる6つのデメリットを包み隠さずお伝えします。

デメリット1:拡張性のトレンド「Oculink」ポートがない

ここが最も「惜しい」と感じた点です。最近のハイエンドミニPC界隈では、外付けGPU(eGPU)を高速で接続できる「Oculink」ポートの搭載がトレンドになりつつあります。

GEEKOM A8USB4(40Gbps)に対応していますが、Oculink(63Gbps以上)に比べると帯域幅の制限により、高性能なグラフィックボードの性能をフルに引き出すのが難しいのが現状です。 「将来的にデスクトップ用の最強グラボを繋いで、超高性能ゲーミングマシンにしたい」という野望がある場合、Oculink搭載の競合機(MinisforumやAoostar等)と比較して悩ましいポイントになります。

デメリット2:ネイティブの「DisplayPort (DP)」がない

背面の映像出力端子が「HDMI ×2」と「USB-C ×2」という構成になっており、PCモニターで一般的な「DisplayPort(DP)」端子が直接搭載されていません。

もちろんUSB-Cから変換すればDP出力は可能ですが、ゲーミングモニターなどで「HDMIだとリフレッシュレートが出ない、DPケーブルで繋ぎたい」という場合に、いちいち変換アダプタや専用ケーブルを用意しなければならないのは少々ストレスです。競合機の多くがDPポートを標準搭載しているだけに、ここは不便に感じました。

デメリット3:デュアル有線LAN仕様ではない

背面の有線LANポートは2.5G対応のものが1つだけです。一般的な用途なら全く問題ありませんが、このクラスの高性能ミニPCを買う層(サーバー用途、ソフトルーター自作、リンクアグリゲーション利用など)にとっては、「LANポートが2つ欲しかった」というのが本音ではないでしょうか。競合するハイエンドミニPCではデュアルLANが標準的になりつつあるため、マニアックな運用を考えている方は拡張性で一歩劣ると感じるかもしれません。

デメリット4:高負荷時の「排熱」とファン音はそれなりにする

GEEKOM A8 冷却

メリットで冷却性能の高さを褒めましたが、それは「ファンがしっかり回るから」です。FF14ベンチマークや動画の書き出しなど、CPU/GPUに高負荷がかかる場面では、ファンがフル回転し「サーッ」という風切り音が明確に聞こえます。

騒音計で測ると約45dB前後。爆音というほどではありませんが、静かな部屋だと「あ、頑張って冷やしているな」と気になります。無音に近い静音性を期待しすぎると、夜間のゲームプレイなどで少し気になるかもしれません。

デメリット5:電源周りの弱点。「3ピン」プラグ&PD給電「入力」不可

日常使いで地味に不便なのが電源周りです。 まず、付属のACアダプタのケーブルが海外仕様の「3ピン(ミッキー型)」であるため、日本の一般的な2ピンコンセントに挿すには変換プラグが別途必要になります。

また、USB-Cポートはスマホへの充電(出力)には対応していますが、PC本体への給電(入力)には対応していません。 「巨大なACアダプタを使わず、手持ちの100W USB-C充電器とケーブル1本でスッキリ動かしたい」というミニPCならではのロマン運用ができないのは、配線にこだわるユーザーにとっては残念なポイントです。

デメリット6:【要注意】2025年モデル(Ryzen 7 8745HS)は「AI機能」非搭載

これから購入する方に絶対に気をつけてほしいのが、搭載CPUの型番です。 Ryzen 8000シリーズといえば「AI PC」というイメージがありますが、ラインナップに追加された**「Ryzen 7 8745HS」搭載モデルには、なんと肝心のNPU(AI処理ユニット)が搭載されていません。

価格が少し安いからといって飛びつくと、メリットで紹介した「Windows Copilotの高速化」や「スタジオエフェクトの快適動作」といった恩恵が受けられなくなります。「AI PC」としての性能を期待するなら、必ず「8845HS」以上のモデルを選ぶ必要があります。

ベンチマーク

GEEKOM A8 ベンチマーク

ここではGEEKOM A8 2024、2025が搭載するRyzen 9 8945HS / Ryzen 7 8745HSのベンチマーク結果を紹介します。

【2024モデル】Ryzen 9 8945HSの性能

2024年モデルには、AMDのハイエンドモバイルプロセッサ「Ryzen 9 8945HS」が搭載されています。「Zen 4」アーキテクチャを採用した8コア16スレッドの強力なCPUに加え、AI処理を高速化するNPU「Ryzen AI」を内蔵しているのが最大の特徴です。内蔵GPUには強力な「Radeon 780M」を備え、クリエイティブ作業からゲームまで幅広くこなせるスペックです。

ベンチマーク結果は以下のようになっています。

CPUのベンチマーク結果・Ryzen 9 8945HS

  • PassmarkのCPUベンチマークで「29380」
  • Geekbench 6のシングルコア「2380」、マルチコア「11690」
  • Cinebench R23 シングルコア「1770」、マルチコア「15015」
  • Cinebench 2024 シングルコア「105」、マルチコア「940」
  • PCMark 10 スコア「7550」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

GPUのベンチマーク結果・AMD Radeon 780Mグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「7755」
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「3870」
  • Time Spy グラフィックスコアで「2960」
  • 3DMark Night Raidで「31165」
  • 3DMark Wild Life「18845」

【2025モデル】Ryzen 7 8745HSの性能

2025年モデルには、コストパフォーマンスを重視した「Ryzen 7 8745HS」が搭載されています。こちらも8コア16スレッドの「Zen 4」アーキテクチャですが、Ryzen 9 8945HSとの決定的な違いは**「NPU(AI処理ユニット)が非搭載」**である点です。AI機能を使わないユーザー向けに価格を抑えたモデルですが、基本処理能力は依然として高い水準を維持しています。

CPUのベンチマーク結果・Ryzen 7 8745HS

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「29010」
  • Geekbench 6のシングルコア「2720」、マルチコア「13390」
  • Cinebench R23 シングルコア「1700」、マルチコア「14060」
  • Cinebench 2024 シングルコア「100」、マルチコア「755」
  • PCMark 10 スコア「6730」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

GPUのベンチマーク結果・AMD Radeon 780Mグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「4705」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「2560」
  • Time Spy グラフィックスコアで「1960」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「26850」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「16420」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

ベンチマークの比較からわかること

2つのモデルを比較すると、CPU性能(Cinebench R23 マルチコア)ではRyzen 9が「15015」、Ryzen 7が「14060」と、コア数の同じ兄弟機らしくその差は約7%程度に留まっており、どちらも非常に優秀な処理能力を持っています。

しかし、注目すべきはグラフィック性能(Time Spy)の差です。2024年モデルが「2960」を記録したのに対し、2025年モデルは「1960」とスコアが大幅に低下しています。同じ「Radeon 780M」を名乗っていますが、2025年モデルは何らかの電力制限や熱制御の影響を受けている可能性が高く、ゲーム性能を重視するなら2024年モデル(Ryzen 9)の方が圧倒的に有利と言えます。

CPU性能を比較

GEEKOM A8(2024、2025)が搭載するRyzen 9 8945HS / Ryzen 7 8745HSプロセッサと、他のCPUの性能を比較してみました。

CPUランキング

※PassmarkのCPUマルチコアスコアで比較したものです。

  1. AMDRyzen 9 7940HS (GEEKOM A7)・・・Passmark:30504
  2. Ryzen 9 8845HS (GEEKOM A8)・・・Passmark:29381
  3. Ryzen 9 8945HS (MINISFORUM UM890 Pro)・・・Passmark:29246
  4. AMD Ryzen 7 7840HS (Beelink SER7)・・・Passmark:29937
  5. Core i9-13900H (Minisforum MS-01)・・・Passmark:29694
  6. Ryzen 7 8745HS (GEEKOM A8 2025)・・・Passmark:29010
  7. Ryzen 7 8845HS (Beelink SER8/GMKtec NucBox K8)・・・Passmark:28708
  8. Intel Core Ultra 9 185H (Minisforum AtomMan X7 Ti)・・・Pssmark:28465
  9. Core Ultra 5 125H (GMKtec NucBox K9)・・・Pssmark:22418
  10. Core Ultra 7 155U (GMKtec NucBox K9)・・・Pssmark:16069

CPUベンチマークの比較からわかること

ランキングを見ると、GEEKOM A8に搭載されたRyzenプロセッサは、インテルの高性能CPU「Core i9-13900H」や最新の「Core Ultra 9」と肩を並べるトップクラスの性能を持っていることがわかります。ミニPC=非力という常識は過去のものであり、動画編集やマルチタスクなどの重い作業でも、デスクトップPCと同等の快適さを提供してくれる実力があります。

グラフィック性能を比較

GEEKOM A8(2024、2025)が搭載するプロセッサは、どちらも内蔵のGPUとしては「Radeon 780M」グラフィックスを採用しています。

このRadeon 780Mと他のGPUをベンチマークで比較してみました。

GPUランキング

※3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアで比較したものです。

  1. GTX 1650 シリーズ・・・Fire Strike:9000
  2. Radeon 890M・・・Fire Strike:8000 前後
  3. AMD Radeon 780M・・・Fire Strike:8000 前後
  4. Radeon 760M・・・Fire Strike:7800 前後
  5. GTX 1050 シリーズ・・・Fire Strike:7300
  6. インテル Arc グラフィックス・・・Fire Strike:7000
  7. Radeon 680M・・・Fire Strike:6000 前後
  8. GTX 950 シリーズ・・・Fire Strike:6000

GPUベンチマークの比較からわかること

内蔵GPUである「Radeon 780M」は、エントリークラスの単体グラフィックボード「GTX 1650」や「GTX 1050 Ti」に肉薄する性能を持っています。これは、従来の「内蔵GPUは画面を映すだけ」というレベルを遥かに超えており、フルHD画質であれば多くの人気ゲームをプレイ可能な水準です。別途グラフィックボードを搭載しなくてもこれだけの性能が出るのは、省スペースなミニPCにおいて極めて大きなメリットと言えます。

ゲーム性能

GEEKOM A8 ゲーム

AMD Ryzen 9 8945HS プロセッサはAIによってゲームにも最適化されているため、多くのPCゲームをプレイできるようになっています。

人気ゲームの「原神」は画質「中」設定で 50-60 FPSで動作します。

戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは30 FPSまで下がることがあります。

また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPS 以上を記録することもあります。

各ゲームタイトルのフレームレート(FPS) 一覧

  • 原神 Genshin Impact・・・50-60 FPS
  • フォルツァ・ホライゾン・・・60-75 FPS
  • リーグ・オブ・レジェンド・・・150-240 FPS
  • NARAKA:BLADEPOINT・・・50-60 FPS
  • Microsoft Flight Simulator・・・30-40 FPS
  • ウィッチャー3・・・45-55 FPS

対応ソフト・アプリ

新モデル「GEEKOM A8」はAdobeのフォトショップ(Photoshop)での画像編集、イラストレーター(Illustrator)によるグラフィック制作、ライトルーム(Lightroom)の写真編集、プレミア ラッシュ(Premiere Rush)による映像制作に対応しています。

また、動画制作では豪Blackmagic Designが開発した高機能な動画編集ソフト「DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)」サイバーリンクが開発した動画編集ソフト「PowerDirector」を利用できます。

そのほか、3Dのグラフィック制作として

ルクシオンが開発する3Dレンダリング・アニメーションソフトウエア「Keyshot 11」、グラフィック ソフトウェア会社 OTOY Inc. によって開発されたレンダリングソフト「Octane Render」、ドイツのMAXON Computer社によるアニメーション、シミュレーションソフト「Cinema 4D」、オープンソースの統合型3DCGソフト「Blender」が使えるようになっています。

生成AIサービス

生成AIサービスは有料のものを含めて、ChatGPT、Stable Diffusion(ステーブル ディフュージョン)、Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)、Google Gemini(ジェミニ)、Microsoft Copilot(コパイロット)、Meta Llama (ラマ)3など主要なサービスを利用できます。

以下はストレージの転送速度を測定する「CrystalDiskMark」ベンチマークの結果です。

GEEKOM A8 転送速度

かなり高速に転送できることが分かります。

GEEKOM A8のスペック

  • プロセッサ: 【2024】AMD Ryzen 9 8945HS (4nm/64bit/8コア/16スレッド/最大5.2GHz)
    【2025】AMD Ryzen 7 8845HS (4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz)
  • GPU: AMD Radeon 780M グラフィックス 12コア 2800 MHz
  • RAM(メモリ): 32GB DDR5-5600MHz Dual channel 262PIN
  • 拡張メモリ: 最大64GBまで (DDR5 262PIN 5600MHz SODIMM)
  • ストレージ: 1TB/2TB SSD NVMe x4 Gen 4 最大2TBまで
  • 拡張ストレージ: なし (※本モデルは0.47Lサイズのため2.5インチSATAやM.2 2242スロットは非搭載)
  • 電源: 19V/6.32A 電源アダプター (120W)、地域固有の AC コード (IEC C5) 付き
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 ※M.2 AW-XB591NF
  • 有線LAN: Realtek 10/100/1000/2500 Mbps RJ45 RTL8125BG-CG
  • インターフェース: USB 4 Gen3 Type-C (40Gbps/PD/DP) x1、USB 3.2 Gen 2 Type-C (PD) x1、USB 3.2 Gen 2 Type-A x3、USB 2.0 Type-A x1、SDカードリーダー x1、3.5mmフロントステレオヘッドセットジャック x1、RJ45 x1、HDMI 2.0 x2、DC入力 x1、電源ボタン x1 、ケンジントンロック x1
  • 映像出力: 8K(単一)、4K 4画面
  • オーディオ: HDA CODEC
  • 冷却システム: IceBlast 1.5 (高効率なCPUファン、大型ヒートシンク、デュアルヒートパイプ)、静音(≤45Db)
  • 筐体: 航空グレードのアルミニウム合金、CNC加工、金属サンドブラスト、陽極酸化
  • OS: Windows 11 Pro 64bit (OEM版)
  • サイズ: 112.4 x 112.4 x 37 mm
  • 重量: 432g (約450g)
  • カラー: シルバー
  • 付属品: 1x電源アダプター 1xHDMIケーブル 1xユーザーガイド 1xありがとうカード
  • 発売日: 2024モデル:2024年6月、2025モデル:2025年
  • メーカー: GEEKOM(ギコム)※台湾のPCメーカー

GEEKOM ミニPCは安全に使えるか?

GEEKOM ミニPCは厳しい品質テスト耐久テストを課しているため、長期間 安全に使用できます。

公式ショップでは3年間の保証が付き、万が一トラブルが発生しても修理や新品の交換に応じてくれます。

また、オンラインカスタマーサービス、電話サポート、メールにも対応しています。

30日以内に製品が人為的でない故障を起こした場合は返品、交換にも応じてくれるので安心です。

なお、バックドアなどが報告されたことはありません。

Windows 11 OSもボリュームライセンスではなく、正規のOEM版です。

GEEKOM A8の評価

GEEKOM A8 外観 斜め

8つの評価基準で「GEEKOM A8」を5段階で評価してみました。

項目別評価

パフォーマンス:★★★★★

最新のRyzen 9 8945HSを搭載し、ハイエンドデスクトップに匹敵する処理能力を実現。内蔵GPUでFF14などのゲームも快適に動作します。

冷却性能と静音性:★★★★☆

独自の「IceBlast 1.5」でサーマルスロットリングを防ぎ安定動作しますが、高負荷時はファンの風切り音がそれなりにします。

デザイン:★★★★★

Mac miniより小さい0.47Lの極小サイズと、航空グレードのアルミニウム合金ボディは高級感抜群。所有欲を満たす美しい筐体です。

通信:★★★★☆

最新のWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応しており高速通信が可能。有線LANは2.5G対応ですが、シングルポートである点は惜しいです。

拡張性:★★★☆☆

USB4搭載で外部GPU接続は可能ですが、Oculinkポートや内部へのSSD増設スロット(2.5インチ等)がないため、拡張性は限定的です。

機能:★★★★★

WindowsのAI機能(Copilot)を高速化するNPUを搭載(2024モデル)。最大4画面出力やSDカードスロット搭載など機能は充実しています。

使いやすさ:★★★★☆

フルサイズSDカードが直接使えるのは便利ですが、電源プラグが3ピン仕様である点や、ネイティブDPポートがない点はマイナスです。

コストパフォーマンス:★★★★★

このサイズとスペックを考慮すると価格競争力は非常に高いです。特にセール時は、同性能の他社製品よりも安価に入手できる場合があります。

【総評】★★★★★

圧倒的なコンパクトさと性能の両立

GEEKOM A8の最大の魅力は、わずか0.47Lという手のひらサイズに、現行トップクラスの性能を詰め込んだ点です。美しいアルミニウム製のユニボディはデスク上のインテリアとしても優秀で、場所を取らずにスッキリとした作業環境を構築できます。

性能面でもRyzen 9 8945HSの実力は本物で、オフィス作業から動画編集、さらにはフルHD画質でのPCゲームまで、ストレスなくこなせる万能な一台に仕上がっています。

AI性能の恩恵と2025年モデルの注意点

本機(2024年モデル)はNPU「Ryzen AI」を搭載しており、Windows CopilotやWeb会議でのスタジオエフェクト処理が非常にスムーズです。CPU負荷を下げつつ快適なAI体験が可能です。

一方で、廉価版として登場した2025年モデル(Ryzen 7 8745HS搭載)には、このNPUが搭載されていません。さらにベンチマーク結果でもグラフィック性能が大幅に低下しているため、ゲームやAI機能を重視する方は、必ず「Ryzen 9 8945HS」搭載の2024年モデルを選ぶことを強く推奨します。

購入前に知っておくべき拡張性の制限

購入時の注意点として、拡張性におけるいくつかの「非搭載」が挙げられます。まず、外付けGPUを最高速度で接続するための「Oculinkポート」がありません。また、映像出力もHDMIとUSB-Cのみで「DisplayPort」がなく、ネットワーク構築で重宝される「デュアル有線LAN」にも非対応です。

これらの拡張機能を求めるユーザーには不向きですが、USB4による4画面出力などは可能なので、一般的な用途で不足を感じることは少ないでしょう。

クリエイターからゲーマーまで最適な一台

多少の制約はあるものの、フルサイズSDカードスロットの搭載や安定した冷却システムなど、実用性は非常に高いレベルでまとまっています。

「巨大なタワーPCは置きたくないが、性能には妥協したくない」というクリエイターや、「仕事の合間にゲームも楽しみたい」というユーザーにとって、GEEKOM A8は間違いなく最適解の一つとなるおすすめのミニPCです。

GEEKOM A8の価格・購入先

GEEKOM A8 正面の外観

※価格は2026/01/14に調査したものです。価格は変動します。

※現在発売されているモデルは2025モデル(Ryzen 7 8745HS)になります。2024モデル(Ryzen 9 8945HS)はすでに生産を終了しています。そのため、中古での購入になります。

GEEKOM公式サイト

96,900円で販売されています。

GEEKOM公式ショップで「GEEKOM A8 2025」をチェックする

※支払い方法はクレジットカード、デビットカード、American Express、Apple Payです。

セール期間中は、公式サイトで割引クーポンが発行されます。ぜひチェックしてみてください。

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフーなど)

2025モデル・Ryzen 7 8745HS

  • Amazonで86,900円(税込)、
  • 楽天市場で113,783円(送料無料)、
  • 米国 Amazon.comで$649.00、

で販売されています。

Amazonで「GEEKOM A8」をチェックする

楽天市場で「GEEKOM A8」をチェックする

ヤフーショッピングで「GEEKOM A8」をチェックする

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おすすめのライバル機種と価格を比較

GEEKOM A8」に似た性能をもつミニPCも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

GEEKOM A7 MAX

GEEKOMから発売されたAMD Ryzen 9 7940HS 搭載のミニPCです(2025年12月15日 発売)。

16GB DDR5-5600メモリ、1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。

また、2つのUSB4ポート、最大4画面出力(HDMI 2.0 x 2, USB4 x 2)、冷却システム GEEKOM IceBlast、VESAマウント、側面SDカードスロットを搭載。

最大10 TOPSのNPU、ケンジントンロック、3 x USB 3.2 Gen 2 Type-A、1 x USB 2.0、Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.2、2つの2.5G ギガビット有線LAN通信にも対応しています。

✅価格は、Amazonで114,900円(税込)、楽天市場で135,900円(送料無料)、米国 Amazon.comで$949.00、です。

👉関連記事:GEEKOM A7 MAX 徹底レビュー!A8 2025との違いと欠点を評価

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GEEKOM A6

GEEKOMから発売されたAMD Ryzen 6800H 搭載のミニPCです(2025年1月17日 発売)。

32GB DDR5 4800MHzメモリ、1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。

また、USB 4 Gen 2 Type-Cポート、4K 4画面出力(USB4,USB 3.2 Gen 2 Type-C,HDMIx2)、冷却システム Ice Blade 2.0、VESAマウント、ストレージ拡張(NVMe x4 Gen 4 or SATA)、2.5インチ SATA HDD 拡張スロット、1 x USB 3.2 Gen 2 Type-C、1 x USB 3.2 Gen 2 Type-A、1 x USB 2.0 Type-A、Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.2、2.5G ギガビット有線LANにも対応しています。

✅価格は、Amazonで82,900円、楽天市場で89,900円(送料無料)、ヤフーショッピングで98,791円、です。

👉関連記事:GEEKOM A6レビュー!驚きの6万円台!Ryzen 7 6800HミニPC

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MINISFORUM AI X1 Pro

MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen AI 9 HX 370 搭載のミニPCです(2025年4月 発売)。

DDR5 5600MHzメモリ(最大96GB)、M.2 2280 PCIe4.0 NVME SSD (最大12TB、最大読み書き速度7000MB/s)、Copilotボタン、スピーカー、デュアルマイクアレイ、指紋認証ボタン (Windows Hello対応)、Windows 11 Proを搭載しています。

また、OCuLink (PCIe 4.0×4)による外部GPU接続、最大96GBまでのメモリ拡張、合計で最大12TBまでのストレージ拡張、最大4画面同時出力、冷却システム、VESAマウント、SDカードスロット、

USB4ポート (Alt PD in 100W & PD out 15W)、HDMI 2.1 FRL (4K@120Hz | 8K@60Hz)、DP 2.0 (4K@160Hz | 8K@60Hz)、USB 3.2 Gen2 Type-Aポート (10Gbps) x2、USB2.0 Type-A ポート x1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、2.5G デュアル有線LAN、に対応しています。

✅価格は、Amazonで212,498円(税込・64GB+1TB)、楽天市場で155,999円(送料無料)、ヤフーショッピングで250,505円、です。

👉関連記事:MINISFORUM AI X1 Proレビュー!AI性能と拡張性で進化したミニPC

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Mac mini M4

Appleから発売されたmacOS Sequoia 搭載のミニPCです(2024年11月8日 発売)。

Apple M4チップ、16GB / 24GB ユニファイドメモリ、256GB / 512GBストレージ、スピーカー、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しています。

また、Apple Intelligence、3つのThunderbolt 4ポート(DP映像出力、最大100WのPD給電)、3画面出力、HDMI映像出力、USB-Cポート(最大10Gb/s) x2、有線LAN、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

✅価格は、Amazonで90,970円(税込)、楽天市場で92,700円(送料無料)、ヤフーショッピングで93,490円です。

👉関連記事:Mac mini M4徹底レビュー!M2比較で気づいた進化点と欠点を評価

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MINISFORUM UM890 Pro

MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen 9 8945HS プロセッサ搭載のミニPCです(2024年6月25日 発売)。

32GB / 64GB DDR5-5600 メモリを搭載。512GB/1TB M.2 PCIe4.0 ストレージ、Windows 11を搭載しています。

また、Oculink ポート、8K・4画面 出力、冷却システム COLD WAVE 2.2、2つの2.5G 有線LANポート、VESAマウント、ディスプレイポート、HDMI、最大64GBまでのメモリ拡張、ストレージの増設、

USB 4.0 (Alt PD-100W) x2、USB3.2 Gen2 x4、Wi-Fi 6E、BlueTooth 5.3に対応しています。

✅価格は、Amazonで133,893円(税込)、楽天市場で169,999円(送料無料)、です。

👉関連記事:「MINISFORUM UM890 Pro」とUM790 Proの違いを解説

Amazonで「MINISFORUM UM890 Pro」をチェックする

Beelink SER8

Beelinkから発売されたRyzen 7 8845HS プロセッサ搭載のミニPCです(2024年5月 発売)。

32GB DDR5-5600 メモリを搭載。1TB M.2 2280 PCle4.0 x4 ストレージ、Windows 11 Proを搭載しています。

また、4K 3画面出力(USB4、DP、HDMI)、最大4TBまでのストレージ拡張、冷却システム「MSC 2.0」、静音ファン、自動電源ON、

USB4 (40Gbps/PD3.0/DP1.4) x1、Type-C (10Gbps/Data) x1、USB 3.2 (10Gbps) x1、USB 2.0 (480Mbps) x2、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G ギガビット 有線LANに対応しています。

✅価格は、Amazonで105,761円(24GB+1TB)、楽天市場で94,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで130,000円、です。

👉関連記事:AIに強い「Beelink SER8」ミニPCとSER7との違いを解説

Amazonで「Beelink SER8」をチェックする

GMKtec NucBox K8 Plus

GMKtec から発売されたAMD Ryzen 7 8845HS プロセッサ搭載のミニPCです(2024年10月に発売)。

Windows 11 Pro、32GB DDR5-5600メモリ、1TB/2TB SSD M.2 (2280 PCle Gen 4.0) ストレージ、Oculink ポート、2つのLANポートを搭載しています。

また、3画面出力(USB4、HDMI 2.1、DP2.1)、最大8TBまでのストレージ拡張(M.2 2280)、最大96GBまでのメモリ拡張、冷却システム、VESAマウント、USB 4.0 Type-C (40Gbps/PD充電/DP1.4) x2、USB3.2 (Gen2/10Gbps) x2、USB 2.0 x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5Gbpsのデュアル ギガビット有線LANに対応しています。

✅価格は、Amazonで61,998円(ベアボーン)、楽天市場で123,995円(送料無料)、ヤフーショッピングで159,596円、です。

👉関連記事:最速で最強「GMKtec NucBox K8」とハイエンド小型PCを比較

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他のGEEKOMミニPCと比較

他にもGEEKOMのミニPCが販売されています。2025、2024年モデルもあるので、ぜひご覧ください。

GEEKOMミニPC完全ガイド!2025 全機種比較と性能/選び方を徹底解説

その他のおすすめミニPC・デスクトップPCを紹介

その他のおすすめ小型PCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

激安で買える海外製の小型PC 最新 機種 ラインナップ まとめ

海外製の小型PCをまとめて紹介しています。

Intel N150ミニPCはこう選べば正解!2025最新の性能・価格を比較

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【2025】レノボ デスクトップPCおすすめ!タワー・小型・一体型を徹底比較

レノボの最新デスクトップPCをまとめて紹介しています。

この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
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