「小型PC」タグアーカイブ

Intel N150ミニPCはこう選べば正解!2025最新の性能・価格を比較

Intel N150 ミニPC top
「仕事で使えるミニPCが欲しいけれど、価格が高くて手が出ない・・・」

そんな人に朗報です!実はIntel N150のミニPCがあれば、Webでの調べものやOfficeでの文書作成、軽めの動画編集までラクラクとこなせるんです。

しかも、価格は2万円~3万円ほどとかなりのお手頃。大型のデスクトップPCと比べて半分以下の価格で購入できるので、とってもお買い得!

もちろん、ちょっと疲れたときに動画を観たり、軽めのPCゲームで楽しむこともできますよ。

Intel N150プロセッサは、日常的なタスクをこなすのに十分な性能があり、幅広い用途で使えるのが魅力です。

今回の記事ではそんな魅力あるIntel N150プロセッサを搭載したミニPCをまとめてご紹介!

各モデルの特徴やスペック、価格などの違いを比較することで、最適な一台を見つけられるようにお手伝いします。

この記事で分かること

  1. Intel N150とは?
  2. おすすめのN150 ミニPCを紹介
  3. N150 ミニPCの選び方
  4. N150プロセッサ 性能を比較
  5. N150のグラフィック性能を比較
  6. N150に冷却システムは必要か?
  7. N150 ミニPC 購入時の注意点

各モデルの紹介でリンクがあるものは、そこからさらにくわしい性能や価格などが分かるようになっているので、ぜひ活用して、自分にぴったりのN150ミニPCをみつけてみてください。

Intel N150とは? 日常使いに最適な省電力プロセッサ

BMAX-B4-Turbo_02

Intel N150は、2023年1月に発表された、省電力性に優れたプロセッサです。ノートパソコンやミニPCなどの小型デバイス向けに設計されており、Webブラウジング、Officeソフトの利用、動画視聴といった日常的なタスクを快適にこなすことができます。

Alder Lakeアーキテクチャを採用

このプロセッサは、第12世代 Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Alder Lake)のアーキテクチャをベースにした「Alder Lake-N」のリフレッシュ版で、Twin Lake世代に属します。前世代のN100と比較して、クロック周波数が向上し、内蔵グラフィックス(iGPU)の性能も強化されています。

※第12世代のAlder Lake-Nのリフレッシュ版であるため、「第13世代」ではありません。

低消費電力で長時間駆動

具体的なメリットとしては、優れた省電力性能と低価格が挙げられます。消費電力が抑えられているため、バッテリー駆動時間の延長に貢献し、電気料金の節約にもつながります。また、価格が比較的安価なため、コストパフォーマンスに優れたPCを構築することができます。

TDPは6WでCPUの発熱量が少ないのが特徴です。

Intel N150の主な用途

Intel N150は、主にライトユーザー、オフィス用途、家庭用などをターゲットとしています。高負荷なゲームやクリエイティブな作業には向きませんが、日常的なタスクを快適にこなしたいというユーザーにとっては、魅力的な選択肢となるでしょう。

N150の具体的な用途

  • Webブラウジング: インターネットを快適に閲覧
  • オフィスソフトの利用: Word、Excelなどのオフィスソフトをスムーズに操作。複数のモニターを使った作業も快適です。
  • 動画視聴: 高画質動画をストレスなく視聴。4K画質でもスムーズに再生できます。
  • 動画編集: PowerDirectorなどの動画編集ソフトで簡単な動画編集が可能です。
  • 画像編集: Affinity Photo、GIMPなどの画像編集ソフトで写真編集や画像作成が可能です。
  • 軽めのPCゲーム:原神、タワーオブファンタシーなど多数のPCゲームが動作します(負荷の高いPCゲームは動作しません)。

おすすめのN150 ミニPCを紹介

ここではおすすめのN150 ミニPCを紹介します。リンクがあるものはさらにくわしい性能や価格などが分かるようになっているので、ぜひチェックしてみてください。

「Beelink ME mini」NASとしても使える大容量ストレージ搭載モデル

Beelink ME mini カラーが異なる本体3台が並んでいる

Beelink ME miniは、PCメーカーBeelinkから2025年6月に発売された、Intel N150を搭載したミニPCです 。このミニPCは、「ホームストレージPC」、「ソフトルーター」、「NAS」の3役をこなすことができます 。
また、最大の特徴は、6基のM.2 SSDスロットを搭載し、最大24TBもの大容量ストレージを構築できることです 。このため、家族の思い出となる大量の写真や動画、音楽ファイルを保存したり 、PCのバックアップ用として、容量不足の心配なく使用できます。

関連記事:Beelink ME mini徹底レビュー!最大24TBのNASホームサーバー

スペック:Beelink ME mini

  • メモリ: 12GB LPDDR5 4800MHz
  • ストレージ: 64GB eMMC 、6つのM.2 2280 SSDスロット (最大24TB)
  • 映像出力: 4K 1画面出力 (HDMI x1)
  • サイズ: 99 x 99 x 99 mm
  • 価格: $209.00~ (ストレージ構成により異なる)
  • その他: 6つのM.2 SSDスロットを搭載し、最大24TBのストレージを構築可能 。デュアル2.5G LANポート搭載 。Windows、Linux、TrueNASなど多様なOSに対応 。

Amazonで「Beelink ME mini」をチェックする

AliExpressで「Beelink ME mini」をチェックする

米国 Amazon.comで「Beelink ME mini」をチェックする

「GMKtec NucBox G9」NASとしても使える大容量ストレージ搭載モデル

GMKtec NucBox G9

GMKtec NucBox G9は、中国のPCメーカーGMKtecから2025年1月に発売された、Intel N150を搭載したミニPCです。このミニPCは、「高性能 4ベイ ミニ PC」、「ソフト ルーター」、「NAS」の3役をこなすことができます。

また、最大の特徴は、4つのM.2 NVMeスロットを搭載し、PCとして使用する場合には最大16TB、NASとして使用する場合には最大32TBもの大容量ストレージを構築できることです。このため、動画編集や高画質な画像ファイルを扱う作業、あるいはPCのバックアップ用として、容量不足の心配なく使用できます。

関連記事:驚異の32TB!GMKtec NucBox G9のNAS性能を徹底レビュー

スペック

  • メモリ: 12GB LPDDR5 4800 MT/s
  • ストレージ: 64GB eMMC、M.2 2280 NVMe PCIe 3.0 (最大16TB)
  • 映像出力: 4K 3画面出力 (USB Type-C、HDMI 2.0 x2)
  • サイズ: 125 x 113 x 49 mm
  • 価格: 32,341円~ (M.2ストレージ容量により異なる)
  • その他: 4つのM.2 NVMeスロットを搭載し、最大32TBのストレージを構築可能。 RAID 0対応。 Windows 11 ProとLinuxのデュアルブートに対応

Amazonで「GMKtec NucBox G9」をチェックする

AliExpressで「GMKtec NucBox G9」をチェックする

米国 Amazon.comで「GMKtec NucBox G9」をチェックする

「MINISFORUM UN150P」スタイリッシュで性能と価格のバランスに優れたモデル

MINISFORUM UN150P

MINISFORUM UN150Pは、最新のIntel N150プロセッサを搭載した、コンパクトで高性能なミニPCです。省電力性に優れ、静音性も高いので、オフィスや自宅での使用に最適です。4Kトリプルディスプレイ出力や2.5G LAN、Wi-Fi 6に対応し、様々な用途に対応できます。VESAマウントでモニター裏に設置できるので、デスクスペースを有効活用できます。

関連記事:「MINISFORUM UN150P」レビュー!【N150】で進化した定番ミニPCの実力は?

スペック

  • メモリ: 16GB DDR4 3200MHz(最大16GB)
  • ストレージ:256GB or 512GB M.2 2280 PCIe3.0 SSD x1
  • 映像出力:4K 3画面出力、HDMI 2.1 TMDS (4K@60Hz) x2、USB-C (4K@60Hz)x1
  • サイズ:127.5 x 112.4 x 40 mm
  • 価格: 31,574円
  • その他:2.5インチHDD/SSDでストレージを拡張・増設に対応

Amazonで「MINISFORUM UN150P」をチェックする

「Beelink EQ14」最も高性能で堅実な完成度

Beelink EQ14

Beelink EQ14は、電源内蔵でコンパクトながらパワフルなIntel N150プロセッサを搭載したミニPCです。デュアルLANやデュアルHDMIなど豊富なインターフェースを備え、4Kトリプルディスプレイ出力にも対応しています。Wi-Fi 6やBluetooth 5.2にも対応し、快適なネットワーク環境を実現します。省スペースで高性能なPCをお探しの方におすすめです。

関連記事:Beelink EQ14レビュー!電源内蔵でN150搭載ミニPCは買いなのか?

スペック

  • メモリ:16GB DDR4 3200MHz(最大16GB)
  • ストレージ:500GB M.2 2280 PCIe 3.0 x 4 (最大2TB)
  • 映像出力:4K 3画面出力、Type-C 1、HDMI 2.0 x 2
  • サイズ: 約126 x 126 x 39 mm
  • 価格:27,800円
  • その他:電源供給ユニット内蔵

Amazonで「Beelink EQ14」をチェックする

「GMKtec NucBox G3 Plus」驚きのコスパで性能にも優れたミニPC

GMKtec NucBox G3 Plus

GMKtec NucBox G3 Plusは、最新のIntel N150プロセッサ搭載で、わずか2万円台から購入できる高コスパなミニPCです。4K出力や高速な2.5G LAN、Wi-Fi 6にも対応し、動画視聴から事務作業まで幅広く活躍します。コンパクトで場所を取らないので、リビングや寝室など、どこでも快適に使える一台です。

関連記事:N150は快適だった!ミニPC GMKtec NucBox G3 Plusを徹底レビュー!

スペック

  • メモリ:8GB/16GB DDR4 3200(最大32GB)
  • ストレージ:256GB/512GB/1TB M.2 2280 NVMe (PCIe 3.0)
  • 映像出力:4K 2画面出力、HDMI ( 4K@60Hz ) x2
  • サイズ:114 x 106 x 42 mm
  • 価格:26,242円(16GB+1TB SSD)
  • その他:冷却ファンあり、VESAマウント 対応

Amazonで「GMKtec NucBox G3 Plus」をチェックする

「GMKtec NucBox G2 Plus」超小型がN150で復活!ミニでパワフル

GMKtec-NucBox-G2-Plus

GMKtec NucBox G2 Plusは、超小型サイズのミニPCです。最新のIntel N150プロセッサ搭載で、動画視聴やウェブブラウジングはもちろん、オフィス作業も快適にこなせます。コンパクトな設計で場所を取らず、静音性にも優れているので、どんな場所でも活躍します。4K出力や高速な2.5G LAN、Wi-Fi 6にも対応しています。

スペック

  • メモリ: 12GB LPDDR5
  • ストレージ: 512GB M.2 2280 NVMe (PCIe 3.0)
  • 映像出力: 4K 3画面出力、HDMI ( 4K@60Hz ) x1, Mini DisplayPort x1
  • サイズ: 62 x 62 x 42 mm
  • 価格:22,421円
  • その他: 冷却ファンあり、VESAマウント対応、Wi-Fi 6, Bluetooth 5.2, 2.5ギガビットLANポート

Amazonで「GMKtec NucBox G2 Plus」をチェックする

「BMAX B4 Turbo」仕事もエンタメも一台でこなせるミニPC!

BMAX-B4-Turbo

BMAX B4 Turboは、最新のIntel N150プロセッサ、16GBメモリ、512GB SSDを備えた、高性能でコンパクトなミニPCです。4K@60Hz出力対応のHDMI 2.1を2ポート搭載し、デュアルディスプレイ環境を構築可能。さらに、高速Wi-Fi 5とBluetooth 5.0で快適な接続を実現します。コンパクトなサイズで場所を取らず、どこにでも設置できます。

スペック

  • メモリ: 16GB DDR4 2666MHz
  • ストレージ: 512GB SSD M.2 2280 SATA (AHCI)
  • 映像出力: 4K 2画面出力、HDMI 2.1 x2
  • サイズ: 125 x 112 x 44 mm
  • 価格:24,172円
  • その他:冷却ファンあり、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0

Amazonで「BMAX B4 Turbo」をチェックする

「NiPoGi E2」コンパクトでパワフルなミニPCを驚きの価格で!

NiPoGi-E2

NiPoGi E2は、最新のAlder Lake-N150プロセッサを搭載した、高性能でコンパクトなミニPCです。8GBメモリと256GB SSDを搭載し、ビジネスシーンからエンターテイメントまで幅広く活躍できます。4K@60Hz対応のHDMIとDPでデュアルディスプレイ出力も可能です。

さらに、2.4G/5G Wi-Fi、Bluetooth 4.2、ギガビットイーサネットに対応し、安定した高速通信を実現します。コンパクトで軽量なので、持ち運びにも便利です。

スペック

  • メモリ:8GB DDR4 (最大16GB)
  • ストレージ:256GB M.2 2280 SATA SSD (最大2TB)
  • 映像出力:HDMI 2.0 x1, DisplayPort 1.4 x1 (4K@60Hz, 2画面同時出力)
  • サイズ: 100 x 100 x 36 mm
  • 価格:20,880円(8GB+256GB SSD)
  • その他:Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2、1G LAN、自動電源オン対応

Amazonで「NiPoGi E2」をチェックする

「ACEMAGIC Vista Mini V1」セキュリティも安心!ビジネスに最適なミニPC!

ACEMAGIC-Vista-Mini-V1

ACEMAGIC Vista Mini V1は、最新のIntel N150プロセッサを搭載した、高性能でコンパクトなミニPCです。8GBメモリと256GB SSDを搭載し、スムーズなマルチタスク処理を実現します。4K@60Hz対応のHDMIとDisplayPortでデュアルディスプレイ出力も可能です。

高速なWi-Fi、Bluetooth 4.2、ギガビットイーサネットに対応し、安定したネットワーク環境を提供します。コンパクトで軽量なデザインは、省スペースに貢献します。さらに、TPM 2.0チップによるセキュリティ強化など、ビジネスユースにも最適な機能を備えています。

スペック

  • メモリ:8GB or 16GB DDR4 (最大16GB)
  • ストレージ:256GB or 512GB SSD (最大2TB)
  • 映像出力:HDMI 2.0 x1, DisplayPort 1.4 x1 (4K@60Hz, 2画面同時出力)
  • サイズ: 100 x 100 x 33 mm
  • 価格: 16,880円(8GB+256GB SSD)
  • その他:Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2、高速で静音な冷却ファン、TPM 2.0チップ、VESAマウント

Amazonで「ACEMAGIC Vista Mini V1」をチェックする

N150ミニPCの選び方 考慮すべきポイントとは?

GMKtec-NucBox-G2-Plus_03

N150ミニPCを選ぶ際には、CPU以外の要素も重要です。用途や予算に合わせて、最適な一台を選びましょう。

快適な動作を実現するメモリとストレージ

例えば、原神などのゲームをプレイしたい、またはAdobe Premiere Proで動画編集をしたいと考えている場合、メモリは16GBを選ぶと良いでしょう。Minecraftのような比較的軽いゲームであれば、8GBでも問題なく動作するでしょう。ストレージは、SSDが高速でおすすめです。容量は256GBあれば十分ですが、Steamでたくさんのゲームをダウンロードしたり、Google Driveに動画や写真をバックアップする場合は512GB以上を選びましょう。

設置場所や好みに合わせたサイズとデザイン

例えば、リビングのテレビに接続して使う場合は、「GMKtec NucBox G3 Plus」のようなコンパクトなモデルが良いでしょう。寝室に置く場合は、「MINISFORUM UN150P」のようなスタイリッシュなデザインのモデルもおすすめです。インターフェースも重要で、USBポートやHDMIポートの数や種類を確認しましょう。例えば、複数の外部ディスプレイを接続したい場合は、HDMIポートが2つ以上あるモデルを選びましょう。

将来の拡張性を考慮

メモリやストレージを後から増設・換装できるモデルであれば、長く使い続けられます。例えば、Beelink SER6 Proは、M.2 SSDスロットと2.5インチSATA HDD/SSDスロットを備えており、ストレージを簡単に増設できます。

予算に合わせた価格帯

N150ミニPCは、2万円台のエントリーモデルから3万円以上の高性能モデルまで様々な価格帯で販売されています。予算に合わせて選びましょう。例えば、Beelink EQ14は3万円台で購入できる高性能モデルです。

OSの種類

OSも重要です。Windowsが一般的ですが、パソコンメーカーがPCにプリインストールして販売する「OEM版」と、企業や組織が、複数のパソコンにWindowsをインストールするために使用する「ボリュームライセンス版」があります。「OEM版」は一般的に最も安価なライセンスで、パソコンメーカーによるサポートを受けられます。主に個人ユーザーや小規模事業者向けです。一方、ボリュームライセンス版は一般的にOEM版よりも高価で、Microsoftから直接サポートを受けられます。こちらは企業、教育機関、官公庁など、多くのパソコンを管理する組織に向いています。

用途に合わせた選び方

用途に合わせた選び方も重要です。NetflixやYouTubeで動画視聴やブラウジングがメインであれば、エントリーモデルでも十分です。League of Legendsのような軽いゲームをプレイしたい場合は、メモリ容量が多いモデルや拡張性の高い高性能なモデルを選びましょう。

これらの要素を総合的に考慮して、自分にぴったりのN150ミニPCを選びましょう。

N150プロセッサのCPU性能を比較

passmark-benchmark N150

Intel N150 プロセッサをPassmakのCPUベンチマークで比較してみました。

<CPUランキング>

※PassmarkのCPUベンチマークで比較したものです。

  • 1.Intel Core i3-N305・・・Passmark:10448
  • 2.Intel N150・・・Passmark:6000
  • 3.Intel N97・・・Passmark:5877
  • 4.Intel N100・・・Passmark:5502
  • 5.Intel N95・・・Passmark:5372
  • 6.Intel N200・・・Passmark:5145
  • 7.Intel N5095・・・Passmark:4076
  • 8.Intel N5105・・・Passmark:4053

<比較から分かること>

Nシリーズの中では高性能

N150は、N97、N100、N95、N200といった他のNシリーズプロセッサと比較して、Passmarkスコアが最も高くなっています。これは、N150がNシリーズの中で比較的高い処理能力を持っていることを示唆しています。

Core i3-N305には及ばない

Core i3-N305と比較すると、N150のPassmarkスコアは約半分です。Core i3-N305はより高性能なプロセッサであり、より demanding なタスクに適しています。

N5095/N5105より高性能

N150は、旧世代のN5095やN5105よりも高いPassmarkスコアを示しています。これは、アーキテクチャの改良などにより性能が向上していることを示しています。

これらのデータから、N150は、日常的なタスク、例えばウェブブラウジング、オフィス作業、動画視聴などには十分な性能を持つプロセッサであると考えられます。 しかし、高負荷なゲームや動画編集などには、Core i3-N305のようなより高性能なプロセッサの方が適しています。

他のベンチマークでより詳細なデータを確認

上のベンチマークはCPUの総合的な性能を評価するPassmarkスコアに基づいたものであり、より詳細な性能を把握するためには他のベンチマーク結果も必要になります。

例えば以下のようなベンチマーク結果が最低限 必要です。

  • Geekbench 6・・・様々なタスクをテストしてパソコン全体の性能をスコア化し、異なるOSやデバイス間でも比較できます。CPUのシングルコア、マルチコアのスコアが重要です。
  • Cinebench 2023・・・3DCG のレンダリング速度で CPU 性能を測り、特に 3DCG 制作や動画編集など CPU に負荷がかかる作業の性能評価に役立ちます。シングルコア、マルチコアのスコアが重要です。

各ミニPCの紹介でリンクがあるものは詳細なベンチマーク結果が確認できるので、気になる人は確認してみてください。

N150のグラフィック性能を比較

Intel N150 プロセッサのグラフィック性能をFire Strike のグラフィックスコアで比較してみました。

GPUランキング

※Fire Strike のグラフィックスコアで比較したものです。

  • 1.Intel N150・・・Fire Strike:1500
  • 2.Intel N97・・・Fire Strike:1500
  • 3.Intel N200・・・Fire Strike:1400
  • 4.Intel N100・・・Fire Strike:1300
  • 5.Intel N95・・・Fire Strike:1100

<比較から分かること>

N100 からの性能向上

インテル N150は、前世代のN100と比べてFire Strikeスコアが向上しています。これは、N150のグラフィックス最大動的周波数が1GHzに向上したことに起因すると考えられます。

N97と同等の性能

インテル N150は、N97と同等のFire Strikeスコアを示しています。N97も最大1GHzのグラフィックス周波数を持つため、両者のグラフィック性能はほぼ同等であると考えられます。

N200 よりも高い性能

N150は、上位モデルであるN200よりも高いFire Strikeスコアを記録しています。これは意外な結果ですが、Fire Strikeは総合的なグラフィック性能を測定するベンチマークであるため、N150が特定の処理でN200よりも優れている可能性を示唆しています。

※Intel N200にはNPUが搭載されており、画像の分類、物体検出、ノイズ除去など、AIを活用した処理を高速に実行できまます。

エントリーレベルの性能

Fire Strikeスコア1500は、エントリーレベルのグラフィック性能を示しています。最新のゲームを高画質・高フレームレートでプレイすることは難しいですが、軽いゲームや動画視聴、一般的なデスクワークであれば問題なくこなせる性能です。

他のベンチマークでより詳細なグラフィックスコアを確認

上のベンチマークは3DMarkベンチマークソフトのテスト結果である「Fire Strike」のスコアのみで計測したものです。より正確なグラフィック性能を把握するためには他のグラフィックスコアも必要です。

Fire Strike・・・ゲーミングPC向けのDirectX 11ベンチマークテストです。高性能なゲーミングPCのグラフィックス性能を評価するために設計されており、複雑なゲームシーンのレンダリングや物理シミュレーションなどを実行することで、GPUの性能を総合的に測定します。

例えば、以下のベンチマーク結果が必要です。

  • Time Spy グラフィックスコア・・・DirectX 12に対応したゲーミングPC向けのベンチマークテストで、比較的高性能なGPUを対象としています。最新のゲームをプレイするのに必要なGPU性能を評価する際に役立ちます。
  • 3DMark Night Raid・・・内蔵グラフィックスやモバイルGPU向けのベンチマークテストで、ノートPCやタブレットに搭載されている、比較的低性能なGPUを対象としています。日常的な作業や軽めのゲームをプレイするのに必要なGPU性能を評価する際に役立ちます。
  • 3DMark Wild Life・・・スマートフォン、タブレット、ノートPCなど、様々なデバイスのGPU性能を測定できるベンチマークテストです。Vulkan API を使用したクロスプラットフォーム対応のテストであるため、異なるデバイス間でGPU性能を比較することができます。

各ミニPCの紹介でリンクがあるものは詳細なベンチマーク結果が確認できるので、気になる人は確認してみてください。

N150に冷却システムは必要か?

Intel N150プロセッサは、TDP(熱設計電力)が6Wと非常に低い省電力プロセッサです。そのため、発熱量も少なく、多くの場合、大掛かりな冷却システムは必要ありません

ただし、N150を搭載するデバイスの筐体の設計や用途によっては、冷却システムが必要となるケースもあります。

例えば、小型の場合、筐体が小さく排熱が難しいため、ファンレスでの運用はあまり望ましくありません。また、高負荷な処理を長時間行う場合も、適切な冷却システムがないと、プロセッサの温度が上昇し、パフォーマンスの低下やシステムの不安定化に繋がる可能性があります。

ただし、冷却システムを搭載することで、静音性が損なわれたりするなどデメリットも生じます。どちらがいいかはメリット、デメリットをよく比較してから決めましょう。

冷却システム搭載ミニPC (ファン付き)

メリット

  1. 高い処理能力: 高性能なCPUを搭載できるため、動画編集やゲームなど、負荷の高い処理にも対応できます。
  2. 安定性: 冷却性能が高いため、長時間の高負荷動作でも安定して動作します。
  3. 拡張性: 冷却性能に余裕があるため、将来的なCPU換装やメモリの増設など、拡張性が高い場合があります。

デメリット

  1. 騒音: ファンが回転するため、動作音が発生します。静かな環境では気になる場合があります。
  2. 消費電力: ファンを駆動するための電力が必要となるため、消費電力が高くなる傾向があります。
  3. 故障リスク: ファンは可動部品であるため、経年劣化による故障のリスクがあります。
  4. 価格: 一般的に、ファンレス仕様よりも価格が高くなる傾向があります。

ファンレス仕様ミニPC

メリット

  • 静音性: ファンレスのため、動作音が非常に静かです。寝室や図書館など、静かな環境での使用に最適です。
  • 省電力: ファンを駆動する必要がないため、消費電力が低く、省エネに貢献します。
  • 耐久性: 可動部品が少ないため、故障リスクが低く、長期間安定して使用できます。

デメリット

  • 処理能力の制限: 発熱を抑えるため、CPUの性能が制限される場合があります。高負荷な処理には不向きです。
  • 排熱設計の重要性: 筐体の設計によっては、熱がこもりやすく、性能低下や不安定動作に繋がる可能性があります。
  • 拡張性の制限: 冷却性能に限りがあるため、CPU換装やメモリの増設などが制限される場合があります。

どちらを選ぶべきか?

どちらのタイプのミニPCを選ぶかは、用途や使用環境によって異なります。

静音性を重視する場合や、Webブラウジング、文書作成など、負荷の低い処理が中心であれば、ファンレス仕様がおすすめです。動画編集やゲームなど、高負荷な処理を行う場合は、冷却システム搭載ミニPCがおすすめです。

N150 ミニPC 購入時の注意点

GMKtec-NucBox-G2-Plus_04

Intel N150搭載ミニPCは、低価格ながら普段使いに十分な性能を持つ魅力的な製品ですが、購入前にいくつかの注意点を押さえておく必要があります。

メモリとストレージ

まず、メモリとストレージの容量を確認しましょう。N150はエントリーレベルのCPUですが、メモリ容量が不足すると動作が重くなる可能性があります。8GB以上のメモリを搭載したモデルを選ぶのがおすすめです。また、ストレージはSSDを選ぶようにしましょう。SSDはHDDよりも高速で、OSの起動やアプリケーションの読み込みが速くなります。容量は用途に合わせて選びますが、最低でも256GBは欲しいところです。

インターフェース

次に、インターフェースをチェックしましょう。必要なUSBポートの数や種類、ディスプレイ出力の種類(HDMI、DisplayPortなど)、有線LANの有無などを確認し、自分の使用環境に合致しているか確認しましょう。特に、USB-CポートPower Deliveryに対応しているか、映像出力に対応しているかなど、詳細な仕様を確認することが重要です。

冷却性能

冷却性能も重要な要素です。N150は低発熱とはいえ、高負荷時に熱がこもるとパフォーマンスが低下する可能性があります。筐体の設計や冷却システムをよく確認しましょう。ファンレスモデルを選ぶ場合は、筐体の素材や構造、ヒートシンクの大きさなどに注目し、十分な排熱性能を備えているか確認することが大切です。

無線LANと有線LAN

無線LANの規格も確認しておきましょう。高速なWi-Fi 6に対応しているモデルを選ぶことで、快適なインターネット接続を実現できます。Bluetoothのバージョンも確認しておくと、周辺機器との接続がスムーズになります。

また、より安定した有線LANは1Gbpsのものと2.5Gbpsの2種類があります。2.5Gbpsの方がより高速な通信が利用できるので、必ずチェックしておきましょう。

電源

電源にも注意が必要です。ACアダプタが付属するタイプと、電源内蔵タイプがあります。電源内蔵タイプは、ACアダプタが不要でコンセント周りがスッキリしますが、その分本体が大きくなる傾向があります。また、ACアダプタの出力やプラグの形状も確認しておきましょう。

OS

OSが「OEM版」か、「ボリュームライセンス版」かを確認しましょう。個人向けならOEM版、会社(企業、団体など)で使用するなら「ボリュームライセンス版」がおすすめです。

メーカーサポート

メーカーのサポート体制も重要なポイントです。信頼できるメーカーの製品を選び、保証期間やサポート内容を確認しておきましょう。日本語でのサポート対応や、国内での修理対応が可能かどうかなども確認しておくと安心です。

価格と性能

最後に、価格と性能のバランスを考慮しましょう。N150搭載ミニPCは、低価格帯の製品が多いですが、価格だけで判断せず、必要な性能を備えているか、信頼できるメーカーの製品かなどを総合的に判断することが大切です。

これらの注意点を参考に、自分にぴったりのN150搭載ミニPCを見つけてください。

まとめ:低価格なIntel N150搭載ミニPCをフル活用しよう!

いかがだったでしょうか?

自分にぴったりのN150 ミニPCは見つけられましたか?

この記事では、Intel N150プロセッサを搭載したミニPCについて、その特徴や魅力、選び方のポイントなどを解説しました。

N150は、低価格ながら普段使いに十分な性能を持つプロセッサです。Webブラウジングやオフィスソフトの利用、動画視聴はもちろん、軽い動画編集やPCゲームも楽しむことができます。

また、Webカメラやスピーカーなどを用意すれば、Zoomなどのビデオ通話も快適にこなせます。

N150のミニPCがあれば、たいていのことがこなせるため、幅広い用途でフル活用できるでしょう。

もちろん、省電力性に優れているため、電気代を抑えたい方にもおすすめです。小型で省スペースなので、リビングや寝室などで使いたい人にも最適です。

あなたはN150ミニPCを使ってどんなことがしたいですか?

使い方は人それぞれで、可能性も無限大です。ぜひN150ミニPCを使って、新しいことにどんどんチャレンジしてみてください。

この記事が、あなたのミニPC選びの参考になれば幸いです。

N150搭載のノートPCも発売中!

Intel N150プロセッサを搭載したノートパソコンも販売されています。価格はIntel Core iプロセッサを搭載したものよりも安く、買い求めやすいのが特徴です。

2025年3月からは10.51インチのUMPC「TENKU MOBILE S10+」も販売されています。ぜひチェックしてみてください。

TENKU MOBILE S10+

TENKUから発売された10.51インチのモバイルノートPC/UMPCです(2025年3月13日発売)。

インテル プロセッサー N150 (4コア/4スレッド、最大 3.6GHz)、16GB LPDDR5 4800 MHz メモリ、WUXGA (1920x 1200) 16:10のIPS液晶(10点マルチタッチ)、1TB SSD ストレージ、約 8時間駆動する28.88Wh バッテリー、2.0MPのフロントカメラ、Windows 11 Homeを搭載しています。

また、2in1 Yogaモード(タブレットモード)、45W PD急速充電、ステレオスピーカー、冷却システム、フルサイズ日本語キーボード、大型ガラス製タッチパッド、2つのUSB 3.1 Type-C ポート (フル機能)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、に対応しています。

関連記事:TENKU MOBILE S10+レビュー!MiniBook X N100と徹底比較

Intel N100 ミニPCと比較

Intel N100搭載のミニPCも多数販売されています。N150と性能があまり変わらないので、価格が安ければあえてIntel N100のミニPCを選ぶという手もあります。こちらの記事で、ほぼ全機種の詳細な性能や価格などが分かるようになっているので、ぜひ比較してみてください。

ミニPCはインテル N100 搭載モデルを選べ! 2024 最新機種と選び方

その他のおすすめ小型PCは?

その他のおすすめ小型PCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

激安で買える海外製の小型PC 最新 機種 ラインナップ まとめ

海外製の小型PCをまとめて紹介しています。

リビングにふさわしい超小型デスクトップPC まとめ

国内で販売されたリビング用の小型PCをまとめて紹介しています。

「MINISFORUM UN150P」レビュー!【N150】で進化した定番ミニPCの実力は?

MINISFORUM UN150P 本体が机の上に置かれている。
2025年1月21日に発売された「MINISFORUM UN150P」は、高い人気を誇ったUN100Pの後継機として、より洗練されたデザインと進化した性能で注目を集めるミニPCです 。このレビューでは、UN150Pが日常のPC作業をどれだけ快適にしてくれるのか、その実力を徹底的に検証していきます。

先に結論からお伝えしましょう

MINISFORUM UN150P の長所(Pros):

  • 前モデルから変更された、スタイリッシュなシルバーの筐体
  • 「動いているか分からない」ほど優れた静音性と、安定した冷却性能
  • Wi-Fi 6と2.5G LANに対応した、高速で安定した通信機能
  • 2.5インチドライブを増設できるなど、クラス最高レベルの拡張性
  • 日常利用には十分すぎる、バランスの取れた処理性能

MINISFORUM UN150P の短所(Cons):

  • 本格的な3Dゲームや動画編集には向かない限定的なGPU性能
  • 標準搭載SSDの読み書き速度が、同規格の中では控えめ
  • 映像出力やPD給電に便利なUSB-Cポートが前面にあり、配線の見た目が悪い場合がある

総合評価:

MINISFORUM UN150Pは、日常的な作業を快適にこなす十分な性能と、クラス最高レベルの静音性・拡張性を両立させた、コストパフォーマンスが極めて高いミニPCです。特に、省スペースでスタイリッシュなPCを求める方や、初めてミニPCを購入する方に最適な一台と言えるでしょう。

この記事で分かること

  1. UN150Pの洗練された外観とデザイン(プラスチック筐体としての質感)
  2. 豊富なインターフェースと、4K・3画面出力の使い勝手
  3. CPU「Intel N150」の処理性能と、Office作業やブラウジングでの体感速度
  4. CinebenchやCrystalDiskMarkなどの各種ベンチマークスコア
  5. 「原神」や「オーバーウォッチ 2」など、人気ゲームのフレームレートと実際の動作感
  6. 16GBメモリのマルチタスク性能と、SSD増設などの高い拡張性
  7. 優れた静音性と冷却ファンの性能
  8. Wi-Fi 6や2.5G LANなど、高速な通信機能の実力
  9. メリット・デメリットのまとめと、どんな人におすすめか
  10. スペック詳細と、最新の価格・購入先情報

この記事を最後まで読むことで、「MINISFORUM UN150P」が本当に必要なPCなのか、購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク/ AliExpress リンク

公式ページ:Minisforum UN100L|UN100P|UN150PミニPC‐Intel® N100・Intel® N150

デザイン:MINISFORUM UN150Pの洗練されたボディと設置の自由度

MINISFORUM UN150P 本体2台が縦に並んでいる。天板と側面のデザインが分かる。

ここでは、MINISFORUM UN150Pの外観とデザインについて、実際に手に取って感じたことを詳しくレビューしていきます。前モデルである「MINISFORUM UN100P」との比較も交えながら、その質感、サイズ感、そしてデスク環境を向上させる工夫について掘り下げていきます。

前モデルからの変化点:カラーと素材感

前モデルの「MINISFORUM UN100P」は、ブラックのプラスチック筐体で、価格相応の堅実な作りという印象でした 。機能的には十分満足していましたが、デスクに置いたときの「特別感」はあまりありませんでした。しかし、今回手にしたUN150Pは、その印象を大きく覆すものでした。まず目を引くのが、その美しいシルバーのカラーリングです。プラスチックの筐体はスタイリッシュで洗練されたインテリアガジェットのようです 。この印象の変化は、前モデルからの最も大きな進化点だと感じます。

手のひらサイズは健在:驚きのコンパクトさと軽さ

UN150Pの本体サイズは127.5 × 112.4 × 40mmで、これは前モデルのUN100Pと全く同じです 。初めて箱から出したとき、「本当にこれにPCの機能が全部入っているのか?」と驚いたほどのコンパクトさは健在で、手のひらにすっぽりと収まります 。

このサイズ感なら、デスクのわずかなスペースにも気軽に設置できます。重量も非常に軽く、筐体が軽い分、底面のゴム足だけではケーブルの張力に負けてしまうことがあるほどです 。この軽さを活かして、出張時にモバイルモニターと一緒に持ち運ぶ、といった使い方も現実的だと感じました。

デスクをスッキリさせる工夫:VESAマウントと付属品

MINISFORUM UN150PをVESAマウントでモニターの背面に設置している様子。

UN150Pには、前モデル同様にVESAマウント用のブラケットが付属しています 。私はこれを使って、いつも使っているモニターの裏側に本体を取り付けてみました。すると、デスクの上からPC本体が消え、配線もモニターの裏に隠れるため、驚くほど作業スペースがスッキリしました。ミニPCのメリットを最大限に活かせる、非常に気の利いた付属品です。

その他、ACアダプターやHDMIケーブルも同梱されているため、開封してすぐに使い始められる手軽さも魅力です。パッケージ自体はシンプルですが、必要なものがすべて揃っている点は好感が持てます。

まとめ:外観とデザイン

  • 第一印象:UN100Pのブラック基調からUN150Pのスタイリッシュなシルバーへと変わり、デザイン性が格段に向上した 。
  • サイズと重量:前モデルと全く同じ手のひらサイズを維持しており、驚くほど軽く持ち運びも容易に感じる 。
  • 設置の自由度:付属のVESAマウントでモニター背面に固定でき、デスク周りを非常にスッキリさせることが可能 。
  • 付属品:必要なケーブルやマウントがすべて同梱されており、開封後すぐにセットアップできる手軽さが嬉しい 。

インターフェースと映像出力:MINISFORUM UN150Pの豊富なポートと柔軟な3画面出力

MINISFORUM UN150Pの前面インターフェース

ここでは、MINISFORUM UN150Pが備えるインターフェースの使い勝手と、その映像出力能力について、実際に様々な機器を接続して試した体験をもとにレビューします。ミニPCの価値は、そのコンパクトさだけでなく拡張性にもかかっています。前モデルのUN100Pと比較しつつ、UN150Pが日常の作業やエンターテイメントでどれほどの実力を発揮するのかを詳しく見ていきましょう。

変わらぬ豊富なポート構成:前面・背面・側面の使い勝手

UN150Pのポート構成は、前モデルのUN100Pから良い意味で全く変わっていません。 この小さな筐体に、これでもかというほど豊富なポートが詰め込まれています。

前面にはUSBメモリの抜き差しに便利なUSB-A 3.2 (Gen1)が2つと、多機能なUSB-C 3.2ポートが1つ配置されています。

前面のポート

  • USB 3.2 Gen1 Type-C (データ転送、DisplayPort出力、PD給電対応) x1:高速データ転送、映像出力、そしてパソコンへの電力供給が可能な多機能ポートです。外付けディスプレイへの接続や、対応するデバイスへの充電に利用できます。
  • USB-A 3.2 Gen1 x2:マウス、キーボード、外付けストレージなど、様々なUSBデバイスを接続できます。Gen1は5Gbpsのデータ転送速度に対応しています。
  • 3.5mmコンボジャック x1:ヘッドセットやヘッドホンを接続するためのオーディオ入出力端子です。

MINISFORUM UN150Pの背面インターフェース

背面には、より高速なデータ転送が可能なUSB-A 3.2 (Gen2)が2つ、2つのHDMI 2.1ポート、そして安定したネットワーク接続を約束する2.5Gの有線LANポートが並びます。

実際に使ってみると、この配置は非常に合理的だと感じました。頻繁に抜き差しするデバイスは前面、モニターや外付けSSDのように常時接続するものは背面に集約することで、デスク上のケーブルがごちゃつくのを防げます。

背面のポート

  • USB-A 3.2 Gen2 x2:Gen2は10Gbpsのデータ転送速度に対応しており、Gen1よりも高速なデータ転送が可能です。外付けSSDなどの高速なデータ転送が必要なデバイスに最適です。
  • HDMI 2.1 x2:4K解像度、60Hzのリフレッシュレートで、高精細な映像を出力できるポートです。複数のディスプレイを接続して、マルチディスプレイ環境を構築できます。
  • RJ45 2500Mイーサネットポート x1:有線LANに接続するためのポートです。2500Mbpsの高速通信に対応しており、安定したネットワーク接続を実現します。
  • DCポート(12V):電源アダプターを接続するためのポートです。

さらに、側面にはTFカード(microSDカード)スロットがあり、スマートフォンのデータを直接読み込めるのが地味ながら非常に便利でした。

側面のポート

  • TFカードスロット:microSDカードを挿入して、データの読み書きを行うことができます。写真や動画などのデータを手軽に保存・共有できます。
  • ケンジントンロック:セキュリティワイヤーを取り付けて、パソコンの盗難を防止するためのスロットです。

4K・3画面出力の威力とUSB-C給電の利便性

UN150Pの真価は、その映像出力能力にあります。2つのHDMI 2.1ポート前面のUSB-Cポート(DisplayPort出力対応)を使い、最大で3画面の4K/60Hz同時出力が可能です。

私は実際に3台のモニターを接続し、メイン画面で資料作成、左画面で参考情報をブラウジング、右画面ではYouTubeで4K動画を再生するという、かなり負荷のかかるマルチタスク環境を試してみました。結果、カクつくこともなく、非常に快適に作業を進めることができ、そのパワフルさには正直驚きました。

映像出力の仕様

  • 最大3画面出力に対応し、4K解像度60Hzで出力可能です。
  • HDMI 2.1 TMDS (4K@60Hz) x2:背面にある2つのHDMIポートから、それぞれ4K解像度、60Hzの映像を出力できます。
  • USB-C (4K@60Hz)x1:前面にあるUSB Type-Cポートからも、4K解像度、60Hzの映像を出力できます。

特に感動したのは、USB-CポートがPD(Power Delivery)給電に対応している点です。 私が使っているPD対応モニターとUSB-Cケーブル1本で接続するだけで、PCへの給電とモニターへの映像出力が同時に完了しました。 ACアダプターとHDMIケーブルが不要になり、デスク周りが劇的にスッキリします。

ただ、その便利なUSB-Cポートが前面にあるため、ケーブルがPCの正面から伸びる形になるのは、見た目としては少し残念な点です。 しかし、その利便性はこの小さな欠点を補って余りあるものでした。

まとめ:インターフェースと映像出力

  • ポート構成:前面、背面、側面にUSB-A/C、HDMI、LAN、TFカードスロットが豊富に配置され、前モデルUN100Pから変更なく高い拡張性を維持している。
  • 映像出力:2つのHDMI 2.1と1つのUSB-Cポートを使い、4K/60Hzの3画面同時出力に対応し、広大な作業領域を実現できる。
  • USB-Cの利便性:前面のUSB-Cポートは映像出力とPD給電に両対応しており、対応モニターならケーブル1本で接続が完結する。
  • 配置の課題:多機能なUSB-Cポートが前面にあるため、常時接続するとケーブルの取り回しが見栄えを損なう可能性がある。
  • 高速ポート:背面にはより高速なUSB 3.2 Gen2ポートが2つあり、外付けSSDなどの高速デバイスの性能を最大限に引き出せる。

CPU性能:MINISFORUM UN150Pの心臓部、Intel N150プロセッサーの実力

ここでは、MINISFORUM UN150Pの性能の核となるCPUとGPUについて、その技術的な特徴と実際の使用感を詳しくレビューしていきます。特に、多くのユーザーが気になるであろう前モデル「MINISFORUM UN100P」との性能差に焦点を当て、日常的な作業でどれほどの快適さが得られるのかを、具体的な体験を交えて解説します。

プロセッサの進化:Intel N150プロセッサーの技術的詳細

UN150Pのプロセッサには、Intel N150プロセッサーが搭載されています 。これは前モデルUN100Pに搭載されていたIntel N100プロセッサーの正統な後継と位置づけられるCPUです 。両者はともに省電力な第12世代Alder Lake-Nのアーキテクチャを基盤とし、4コア/4スレッド、6MBのキャッシュメモリという基本仕様を共有しています 。

大きな違いは、最大ターボ周波数にあります。UN100PのN100が最大3.4GHzであるのに対し、UN150PのN150は最大3.6GHzまで向上しています 。この0.2GHzの差は、アプリケーションの起動やブラウザのタブを切り替える際の応答性に、わずかながらも確かなキレの良さをもたらしてくれます。

日常を支えるグラフィックス:Intel UHD Graphicsの性能

グラフィックス機能は、両モデルともにCPUに統合されたIntel UHD Graphicsです 。こちらもスペックシート上では同じ名称ですが、細かな違いがあります。

UN150Pに内蔵されたGPUは、前モデルよりも高い最大1.0GHzの動作周波数で動作します 。これにより、UN100Pと比較してグラフィックス性能が向上しており、4K動画の再生やウェブサイト上の複雑なアニメーション表示がよりスムーズになったように感じます。

実際に、4K/60Hzの映像を3画面に同時出力する能力があり、動画鑑賞から複数モニターを使った作業まで、幅広い用途でその力を発揮してくれました 。

実用シーンでの体感速度:ブラウジングから軽作業まで

実際にUN150Pを日常的に使ってみると、その体感速度は想像以上でした。例えば、Google Chromeで十数個のタブを開き、一つではYouTubeの4K動画を流し、もう一つではGoogleスプレッドシートを編集、さらに裏では音楽をストリーミング再生するというマルチタスクを試しましたが、動作がカクつくことはなく、非常にスムーズに作業をこなせました 。これは、16GBという十分なメモリ容量も大きく貢献していると感じます 。

もちろん、万能ではありません。高負荷な動画のエンコードや、大規模なWindows Updateの適用中は、さすがに動作が重くなる場面もありました 。しかし、そうした特殊な状況を除けば、Officeソフトを使った書類作成やWeb会議、ネットサーフィンといった日々のタスクでストレスを感じることは皆無です 。動画編集や本格的なゲームを目的としない限り、この一台でメインPCとして十分通用する実力を持っていると言えるでしょう 。

まとめ:CPU性能

  • プロセッサー:前モデルのIntel N100をベースに、最大動作周波数が3.4GHzから3.6GHzに向上したIntel N150を搭載し、応答性がわずかに向上している 。
  • グラフィックス:CPU内蔵のIntel UHD Graphicsは、N100搭載機よりGPUの最大クロックが高く、4K動画再生やWebブラウジングをスムーズにこなす 。
  • 日常利用:Webブラウジング、Officeソフトでの書類作成、YouTubeなどの動画視聴といった日常的なタスクは、ストレスなくサクサクとこなせる 。
  • マルチタスク性能:16GBのメモリを搭載しているため、複数のアプリケーションを同時に開いても安定して動作し、軽快なマルチタスクが可能 。
  • 性能の限界:本格的な動画編集やエンコード、負荷の高いバックグラウンド処理(例:大規模なWindows Update)では、動作が重くなる場面がある 。

ベンチマーク

MINISFORUM UN150Pが搭載するIntel N150プロセッサはどのくらいの性能なのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

CPUのベンチマーク結果・Intel N150

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア 「6000」
  • Geekbench 6 シングルコア 「1200」マルチコア 「3000」
  • Cinebench 2023 シングルコア 「900」マルチコア 「2770」
  • Cinebench 2024 シングルコア 「60」 マルチコア 「180」

CPUのベンチマーク結果から分かること

Intel N150はエントリークラスのプロセッサとして非常にバランスの取れた性能を持つことが分かります。Passmarkのスコアが示すように、全体的な処理能力は日常利用において十分なレベルにあり、ウェブブラウジングやオフィスソフト、動画視聴といった基本的なタスクをストレスなくこなすことができます。

特に、GeekbenchやCinebenchのシングルコアスコアは、アプリケーションの起動やページの読み込みといった体感速度に直結する部分で、軽快な操作感を提供できることを裏付けています。一方で、マルチコア性能は、本格的な動画編集や3Dレンダリングのような高い負荷が継続的にかかる専門的な作業には対応が難しいものの、複数のアプリケーションを同時に利用するような一般的なマルチタスク環境には十分対応可能です。

Intel N150性能を比較

MINISFORUM UN150P Passmark比較

MINISFORUM UN150Pが搭載するIntel N150プロセッサは、他のCPUと比べて、どのくらいの性能なのでしょうか?ベンチマークで比較してみました。

CPUランキング

※PassmarkのCPUベンチマークで比較したものです。

  1. Intel Core i3-N305 (MINISFORUM UN305)・・・Passmark:10448
  2. N150 (MINISFORUM UN150P/Beelink EQ14/GMKtec NucBox G3 Plus)・・・Passmark:6000
  3. Intel N97 (BMAX B4 Pro (New)/GMKtec NucBox G5)・・・Passmark:5877
  4. N100 (BMAX B4 Plus/Minisforum UN100P)・・・Passmark:5502
  5. Intel N95 (Blackview MP80)・・・Passmark:5372
  6. N200 (Beelink EQ13)・・・Passmark:5145
  7. Intel N5105 (Beelink U59)・・・Passmark:4053
  8. Core i3-1000NG4 (BMAX B6 Plus)・・・Passmark:3572

CPUのベンチマーク結果から分かること

Passmarkスコアを見る限り、N150はエントリークラスのCPUとして十分な性能を持っており、前世代のNシリーズCPUよりも性能が向上していることが分かります。ただし、Core i3シリーズと比較すると性能差は大きく、用途によってはCore i3シリーズの方が適している場合があります。

それぞれのCPUの特性を理解し、用途に合わせて適切なCPUを選択することが重要です。

グラフィック性能

Intel N150プロセッサが内蔵する第12世代Intel UHD Graphicsのグラフィック性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

GPUのベンチマーク結果・第12世代Intel UHD Graphics グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで 「1500」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで 「700」
  • Time Spy グラフィックスコアで 「400」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで 「6000」
  • 3DMark Wild Life 「3000」

GPUのベンチマーク結果から分かること

Intel N150に統合された第12世代Intel UHD Graphicsのベンチマーク結果は、このGPUが本格的な3Dゲーミングや高度なクリエイティブ作業を主目的として設計されたものではないことを明確に物語っています。Fire StrikeやTime Spyといった高負荷なテストでのスコアは低く、要求スペックの高いPCゲームのプレイには適していません。

しかし、それはこのGPUの欠点というよりも、その設計思想と役割を正確に反映した結果です。Night Raidのスコアが示すように、このGPUの真価は、省電力性を維持しながら、WindowsなどのOS画面を滑らかに描画し、YouTubeやNetflixなどの4K動画コンテンツをCPUに大きな負荷をかけることなくスムーズに再生支援する能力にあります。

ゲーム性能

Intel N150のゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えて説明します。

原神

広大なオープンワールドを舞台に、美しいグラフィックの世界を冒険するアクションRPGです。グラフィックスへの要求が高いため、Intel N150での快適なプレイは難しい状況です。解像度を1280×720(720p)に設定し、グラフィック品質を「最低」にしても、フレームレートは平均して20から25 FPS程度になります。

キャラクターが多く出現する街中や、派手なエフェクトが飛び交う戦闘シーンでは、フレームレートは15 FPS前後まで落ち込み、動作が著しく重く感じられます。ストーリーを進めること自体は不可能ではありませんが、頻繁なカクつきが発生するため、ゲーム体験は大きく損なわれます。

Overwatch 2 (オーバーウォッチ 2)

5対5で戦う、競技性の高いチーム対戦型アクションシューティングゲームです。このタイトルは比較的最適化が進んでいますが、Intel N150のグラフィックス性能では、競技プレイに必要な安定したフレームレートを維持することは困難です。

解像度を1280×720(720p)に落とし、さらにゲーム内のレンダースケールを75%以下、グラフィック設定をすべて「低」にすることで、平均40 FPS前後での動作となります。

しかし、これはあくまで戦闘が発生していない状況での数値です。複数のプレイヤーが集まる大規模な集団戦になると、フレームレートは30 FPSを下回り、入力に対する画面の応答も遅れるため、精密な操作が求められる対戦においては非常に不利な環境です。

ストリートファイター6

最新のグラフィックエンジンで描かれる、人気の対戦格闘ゲームです。このジャンルのゲームは、対戦を公平に行うために安定した60 FPSでの動作が前提となります。Intel N150の内蔵グラフィックス性能では、このゲームの最低動作要件を大きく下回っており、プレイは実質的に不可能です。

ゲームを起動できたとしても、解像度や設定を最低まで下げた状態で、フレームレートは10 FPSにも満たない値になります。キャラクターの動きはスローモーションのように表示され、技の入力も正常に反映されず、ゲームとして成立する状態にはなりません。

Monster Hunter Stories 2: Wings of Ruin

モンスターを仲間にして共に冒険する、ターン制コマンドバトルを採用したRPGです。アクション性はなく、リアルタイムでの高いフレームレートは必須ではありません。この特性から、Intel N150でもプレイの余地があります。

解像度を1280×720(720p)、グラフィック設定を「低」にすることで、平均して30 FPSに近いフレームレートでの動作が見込めます。フィールドの移動や戦闘シーンで時折カクつきを感じる場面はあるものの、ターン制であるためゲームの進行に致命的な支障は出にくいです。ストーリーを追って楽しむという目的であれば、十分にプレイ可能な範囲です。

CS GO (Counter-Strike: Global Offensive)

長年にわたり人気を博している、競技性の高いチーム対戦型FPSです。このゲームはリリースから時間が経っており、非常に軽量な動作が特徴です。Intel N150でも良好なパフォーマンスを発揮します。解像度1920×1080(フルHD)でグラフィック設定を「低」にした場合、平均して70から90 FPSでのプレイが可能です。

煙幕(スモーク)が複数展開される場面や激しい銃撃戦では60 FPS近くまで低下することもありますが、多くの状況で滑らかな動作を維持できます。カジュアルに楽しむ分には全く問題なく、設定を調整すれば、競技的なプレイの入り口としても機能するパフォーマンスを持っています。

Minecraft (マインクラフト)

ブロックで構成された世界で創造と冒険を楽しむ、世界的に人気のサンドボックスゲームです。このゲームはエディションによって動作の重さが異なります。最適化が進んでいる統合版(Bedrock Edition)では、解像度1920×1080(フルHD)、標準的な描画距離の設定で、安定して60 FPS以上を維持し、非常に快適にプレイできます。

一方、Java版では、同じく1080p解像度で、描画チャンク数を8程度に抑え、各種設定を軽量化することで、60 FPS前後での動作となります。影MOD(シェーダー)のようなグラフィックを強化するMODを導入すると、パフォーマンスは急激に低下し、プレイは困難になります。

まとめ:ゲーム性能

Intel N150が提供するゲーム性能は、プレイするゲームの種類によって大きく異なります。ベンチマークスコアが示すように、このプロセッサの内蔵グラフィックスは、省電力性と日常利用に最適化されており、本格的な3Dグラフィックス性能を要求するようには設計されていません。

その結果、「ストリートファイター6」のような最新のAAAタイトルや、「原神」のように美麗なグラフィックを特徴とするゲームでは、設定を最低にしても快適なプレイは望めず、動作させること自体が困難なケースもあります。一方で、「CS GO」や「マインクラフト」といった、リリースから時間が経っている、あるいは意図的に軽量に作られているゲームタイトルであれば、設定を調整することで十分に楽しむことが可能です。

特に、これらのタイトルではフルHD解像度で60 FPSという、一つの目安となる数値を達成できる実力を持っています。したがって、Intel N150は、最新ゲームを高画質でプレイしたいゲーマーには全く適していませんが、プレイするゲームを限定し、グラフィック品質にこだわらないのであれば、軽いeスポーツタイトルやカジュアルなゲームを楽しむためのエントリーレベルの選択肢として機能します。

メモリとストレージ:MINISFORUM UN150Pの快適な動作を支える16GBメモリと高い拡張性

MINISFORUM UN150Pの内部とメモリ

ここでは、PCの快適さを直接左右するメモリとストレージについて、MINISFORUM UN150Pがどのような構成になっているのか、そしてどれほどの拡張性を秘めているのかを詳しくレビューします。前モデルのUN100Pとの比較も交えながら、実際のマルチタスク性能やデータ転送速度、そしてストレージ増設の体験談をお伝えします。

マルチタスクを支える16GBメモリと将来性

UN150Pは、前モデルのUN100Pと同様に、16GBのDDR4 3200MHzメモリをシングルチャネルで搭載しています 。この16GBという容量は、現在のWindows 11環境において非常にバランスの取れた選択だと感じます。実際に、Google Chromeで大量のタブを開きながら、裏でYouTubeの動画を再生し、さらにWordで資料を作成するといったマルチタスクを試みましたが、動作が重くなることはなく、アプリケーションの切り替えもスムーズでした 。

特に注目すべきは、このモデルが持つ将来性です。UN150Pに搭載されているIntel N150プロセッサーは、より高速なDDR5メモリにも対応しています 。メモリスロットは1つなので増設はできませんが、将来的にはこのDDR4メモリモジュールをDDR5に換装することで、さらなるパフォーマンスアップを図れる可能性があります 。このアップグレードの余地が残されている点は、長く使っていきたいユーザーにとって嬉しいポイントです。

高速SSDと3つの拡張スロットがもたらす余裕

MINISFORUM UN150P内部と2.5インチHDD 拡張スロット

ストレージには、OSやアプリケーションの高速起動を可能にするM.2 PCIe 3.0 SSDが標準搭載されています 。実際にCrystalDiskMarkで速度を測定したところ、読み書き共に約860MB/sという結果でした 。これは最新のPCIe SSDとしては控えめな数値ですが、Windowsの起動やアプリの立ち上がりは非常に速く、日常的な利用で遅いと感じる場面はほとんどありませんでした 。

そして、このPCの最大の魅力の一つが、その驚異的な拡張性です。標準のM.2 SSDに加え、2.5インチのSATA HDD/SSDを追加できるスロットと、側面にTF(microSD)カードスロットを備えています 。私は試しに手元にあった1TBの2.5インチSSDを増設してみましたが、底面のネジを4本外すだけで簡単に内部にアクセスでき、取り付けも5分ほどで完了しました 。

これにより、OS用とデータ用でドライブを完全に分離でき、大容量の動画や写真データも気兼ねなく保存できるようになりました。この手軽な拡張性は、UN150Pの大きなアドバンテージです。

まとめ:メモリとストレージ

  • メモリ容量と性能:16GBのDDR4メモリを標準搭載し、複数のアプリケーションを同時に利用するマルチタスクも快適にこなせる 。
  • メモリの将来性:メモリスロットは1つだが、将来的には高速なDDR5メモリへの換装も可能とされており、アップグレードの余地が残されている 。
  • 内蔵ストレージ:高速なM.2 PCIe SSDを搭載し、OSやアプリの起動は迅速だが、ベンチマーク上の速度は同規格の中では控えめ 。
  • ストレージの拡張性:内蔵M.2 SSDの交換に加え、2.5インチSATAドライブとTFカードスロットを備え、最大3つの方法でストレージを柔軟に増強できる 。
  • 増設の容易さ:底面のネジを外すだけで内部に簡単にアクセスでき、2.5インチドライブの増設作業も手軽に行える 。

静音性と冷却性能:MINISFORUM UN150Pの静寂と安定動作を支える冷却設計

MINISFORUM UN150P 冷却

ここでは、デスクトップPCの快適性を大きく左右する静音性と冷却性能について、MINISFORUM UN150Pを実際に使って感じたことを詳しくレビューします。特に、これだけコンパクトな筐体で、どれほど静かに、そして安定して動作するのか。前モデルのUN100Pが非常に静かだっただけに、その性能が維持されているのか、体験を交えて検証していきます。

「動いているのか?」と疑うほどの静寂

UN150Pをセットアップして最初に驚いたのは、その圧倒的な静音性です。電源を入れてWindowsのデスクトップ画面が表示されても、本体からは何の音も聞こえてきません。あまりにも静かなので、本当に電源が入っているのか不安になり、思わずLEDランプを確認してしまったほどです。この「動いているのか?」と思ってしまうほどの静寂は、前モデルのUN100Pでも体験しましたが、UN150Pもその優れた特性を完全に受け継いでいます。

Webブラウジングや動画視聴といった日常的な作業中はもちろん、深夜の静かな書斎で作業していても、ファンの音は全く気になりません。図書館レベルの静けさと言っても過言ではなく、作業への集中を妨げられることは一切ありませんでした。常時起動しておくサーバー的な使い方をしても、騒音の心配は無用です。

優れた冷却設計と高負荷時の安定性

これほど静かだと、「本当に冷却できているのか?」と逆に心配になるかもしれません。しかし、UN150Pの冷却性能は非常に優秀です。内部には大型のヒートシンクと、効率的に熱を排出する低回転ファンが巧みに設計されています。試しにYouTubeで4K動画を長時間再生し続けてみましたが、CPU温度は60度台から、たまに70度程度に上がるくらいで、常に安定していました。

さらに負荷をかけるため、複数のデータ処理を同時に実行してみると、本体の排気口から穏やかに温かい空気が排出されているのが分かりました。冷却ファンはしっかりと仕事をしているものの、その音はかすかな風切り音程度で、意識しないと聞こえません。

筐体自体もほんのり温かくなる程度で、熱がこもっている様子はなく、高負荷な作業を長時間続けても安心して使えるという信頼感があります。この優れた温度管理と静音性の両立は、Minisforumの設計思想の高さを感じさせる部分です。

まとめ:静音性と冷却性能

  • 日常の静音性:通常の利用時にはファンがほとんど回転せず、電源が入っていることを忘れるほど静かな動作を実現している。
  • 冷却システム:大型のヒートシンクと低回転ファンを組み合わせた効率的な冷却設計により、静音性を保ちながら安定したパフォーマンスを維持する。
  • 高負荷時の挙動:負荷がかかると排気口から穏やかに熱が排出されるが、ファンノイズは最小限に抑えられ、動作音はほとんど気にならない。
  • CPU温度:動画視聴などの作業中でもCPU温度は安全な範囲内(60~70度台)に保たれ、サーマルスロットリングの心配なく使用できる。
  • 筐体の温度:長時間使用しても筐体表面が熱くなることはなく、常時稼働させる用途にも適している。

通信性能:MINISFORUM UN150Pの途切れない接続を支えるWi-Fi 6と2.5G LAN

MINISFORUM UN150Pが机の上に置かれている。前面を向いている。

ここでは、現代のPC利用に不可欠な通信性能について、MINISFORUM UN150Pがどれほどの実力を持っているかをレビューします。ワイヤレスの利便性から有線の安定性まで、実際の利用シーンを基にその快適さを検証しました。前モデルのUN100Pが既に高い通信性能を持っていただけに、そのレベルが維持されているのか、詳しく見ていきましょう。

次世代の標準:安定・高速なWi-Fi 6接続

UN150Pは、前モデルのUN100Pと同様に最新規格のWi-Fi 6に対応しています。これにより、ワイヤレス接続でありながら、非常に高速で安定したインターネット環境を構築できます 。私の書斎はルーターから少し離れた場所にありますが、実際にYouTubeで4K動画をストリーミング再生しながら、裏で大容量のファイルをダウンロードするという使い方をしても、映像が途切れることは一度もありませんでした。多くのデバイスが接続する家庭内でも、電波干渉を気にすることなく快適に利用できるのは、Wi-Fi 6の大きなメリットだと改めて感じました。

有線接続の圧倒的な速度:2.5G LANポートの実力

最高の安定性と速度を求めるなら、やはり有線接続が一番です。UN150Pは、標準的な1GbpsのLANを2.5倍上回る速度を持つ2.5G LANポートを搭載しています 。この恩恵は、大容量データの扱いで顕著に現れます。試しに、NAS(ネットワーク対応HDD)へ数十GBの写真データをバックアップしてみたところ、これまでのPCとは比較にならない速さで完了しました。また、重要なオンライン会議中に映像や音声が途切れるといったトラブルもなく、安心してコミュニケーションに集中できたのも、この高速で安定した有線LANのおかげです 。

ケーブルレス環境を実現するBluetooth 5.2

デスク周りをスッキリさせるために、私はキーボード、マウス、ヘッドホンをすべてワイヤレスで接続しています。UN150PはBluetooth 5.2に対応しており、これらのデバイスを複数同時に接続しても、接続は極めて安定していました 。マウスカーソルの遅延や文字入力の取りこぼし、音楽再生中の音飛びなども一切なく、ケーブルレスの快適な作業環境を完璧に実現できました。さらに、新しいオーディオ技術「LE Audio」にも対応しているため、将来的にはより高音質・低遅延なオーディオ体験が期待できるのも嬉しいポイントです 。

まとめ:通信性能

  • Wi-Fi性能:最新規格のWi-Fi 6に対応し、複数のデバイスが接続された環境でも高速で安定したワイヤレス通信を実現する 。
  • 有線LAN性能:標準のギガビットイーサネットを2.5倍上回る2.5G LANポートを搭載し、大容量データの転送やオンライン会議で絶大な安定性を発揮する 。
  • Bluetooth接続:Bluetooth 5.2に対応しており、複数のワイヤレス機器を同時に接続しても遅延や途切れがなく、快適なケーブルレス環境を構築できる 。
  • 通信性能の継承:これらの優れた通信機能は、前モデルのUN100Pからそのまま受け継がれており、高い評価を維持している 。
  • 総合評価:有線・無線ともにハイレベルな規格に対応しており、あらゆるネットワーク環境でストレスフリーな接続を提供する 。

MINISFORUM UN150P vs UN100P スペックと違いを徹底比較

MINISFORUM UN150P 2台が並んでいる。縦向きと横向き。

MINISFORUM UN150Pは、高いコストパフォーマンスで人気を博したUN100Pの後継モデルです。基本設計の多くを共有しつつも、いくつかの重要な点で進化を遂げています。ここでは、両モデルのスペックを比較し、その違いを分かりやすく解説します。

プロセッサ (CPU)

  • MINISFORUM UN100P: Intel® N100 Processor (最大3.4GHz)
  • MINISFORUM UN150P: Intel® N150 Processor (最大3.6GHz)
  • 違い:UN150Pが搭載するN150は、N100のリフレッシュ版とされ、最大動作周波数が向上しています 。これにより、処理速度がわずかに高速化されています 。

グラフィック (GPU)

  • MINISFORUM UN100P: Intel® UHD Graphics (最大750MHz)
  • MINISFORUM UN150P: Intel® UHD Graphics (最大1.0GHz)
  • 違い:CPUと同様に、GPUの最大動作周波数もUN150Pが上回っており、グラフィック性能の向上が期待できます 。

本体デザインとカラー

  • MINISFORUM UN100P: ブラックカラーの筐体 。
  • MINISFORUM UN150P: シルバーカラーの筐体 。
  • 違い:本体サイズは全く同じですが、UN150Pはよりスタイリッシュなカラーを採用しており、見た目の印象が大きく向上しています 。

価格

  • MINISFORUM UN100P: 16GB RAM+512GB SSDモデルが29,590円 。
  • MINISFORUM UN150P: 16GB RAM+512GB SSDモデルが31,590円 。
  • 違い:同じストレージ容量で比較すると、UN150Pがわずかに高価です 。ただし、UN150Pにはより安価な256GBモデルも用意されています 。

メモリ

  • MINISFORUM UN100P: DDR4 3200MHz (最大16GB) 。
  • MINISFORUM UN150P: DDR4 3200MHz (最大16GB) 。
  • 違い:標準搭載のメモリは同じですが、UN150PのN150プロセッサはDDR5メモリにも対応しているため、ユーザーによる換装でさらなる高速化を図れる可能性があります 。

共通の仕様

  • ストレージ拡張性:両モデルともに、M.2 SSDスロット、2.5インチSATAスロット、TFカードスロットを搭載し、高い拡張性を持ちます 。
  • 通信性能:両モデルともに、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2500Mbpsの高速LANポートを搭載しています 。
  • 映像出力:両モデルともに、HDMI×2とUSB-C×1ポートを利用して、4K解像度での3画面同時出力に対応しています 。

まとめ:MINISFORUM UN150PとUN100Pの違い

MINISFORUM UN150Pは、UN100Pの優れた基本機能や拡張性をそのままに、CPUとGPUの性能を底上げし、特に外観の質感を大幅に向上させたモデルです 。価格差はわずかであるため、より洗練されたデザインと少しでも高いパフォーマンスを求めるのであれば、UN150Pは非常に魅力的な選択肢となります 。

MINISFORUM UN150Pのメリット・デメリット

MINISFORUM UN150P 本体が机の上に置かれている。縦向き。

MINISFORUM UN150Pは、コンパクトな筐体に十分な性能を詰め込んだ、非常にコストパフォーマンスの高いミニPCです。しかし、その価格とサイズゆえに、得意なことと不得意なことがあります。ここでは、実際に使用して感じたメリットとデメリットを、前モデル「MINISFORUM UN100P」との比較も交えながら詳しく解説します。

【メリット】

メリット1:価格以上のパフォーマンス

3万円前後という価格ながら、Webブラウジング、Officeソフトでの書類作成、YouTubeなどの4K動画視聴といった日常的なタスクは非常にスムーズにこなせます 。16GBのメモリを搭載しているため、複数のアプリケーションを同時に開くマルチタスクにも強く、多くのユーザーにとってはメインPCとしても十分な性能を持っています 。

メリット2:前モデルから向上したCPU性能と高級感

前モデルのMINISFORUM UN100Pが搭載するIntel N100プロセッサー(最大3.4GHz)に対し、UN150Pは最大3.6GHzで動作するIntel N150を搭載しており、CPUと内蔵GPUの性能がわずかに向上しています 。また、UN100Pのブラックカラーの筐体と比べ、UN150Pはシルバーを基調としたスタイリッシュなデザインが採用されており、より洗練された外観になっています 。

メリット3:優れた静音性と冷却性能

最大の特長の一つがその静音性です。通常利用時はファンがほとんど回転せず、「電源が入っているか不安になる」ほど静かです 。それでいて冷却性能は高く、高負荷な作業をしても筐体が熱くなることはありません 。静かな環境でPCを使いたい方や、常時起動しておきたい方には最適です。

メリット4:豊富なポート類と高い拡張性

2つのHDMIと1つのUSB-Cポートによる4K・3画面出力に対応し、広大な作業スペースを確保できます 。また、高速な2.5G有線LANやWi-Fi 6にも対応しており、ネットワーク環境も万全です 。内部には2.5インチSATAドライブを追加できるスペースがあり、ストレージの増設が簡単な点も大きなメリットです 。

メリット5:高いコストパフォーマンス

これだけの性能、静音性、拡張性を手のひらサイズのコンパクトな筐体に詰め込みながら、価格は3万円台前半に抑えられています 。Windows 11もプリインストールされており、開封後すぐに使える手軽さも魅力です。一般的な用途であれば、これ以上ないほどコストパフォーマンスに優れた一台と言えるでしょう。

【デメリット】

デメリット1:高負荷な作業には不向き

価格相応に、本格的な3Dゲームや長時間の動画編集(エンコード)といった、高いCPU・GPU性能を要求される作業には向いていません 。また、大規模なWindows Updateの適用中など、バックグラウンドで重い処理が走ると、一時的に全体の動作が遅くなることがあります 。

デメリット2:ストレージの速度とメモリ拡張の限界

標準搭載されているM.2 SSDは、OSやアプリを高速に起動させますが、ベンチマーク上の転送速度はPCIe 3.0規格の中では控えめな数値です 。また、メモリスロットが1つしかないため、デュアルチャネル動作には非対応で、最大容量も16GBまでという制約があります 。

デメリット3:USB-Cポートの配置

映像出力とPD給電に対応した非常に便利なUSB-Cポートですが、これがPCの前面に配置されています 。モニターとの常時接続にこのポートを利用すると、PCの正面からケーブルが伸びる形になり、見た目のスマートさを損なう可能性があります 。

MINISFORUM UN150Pのスペック(仕様)一覧

MINISFORUM UN150P 内部のM.2 SSD ストレージ

  • モデル UN150P
  • プロセッサ 第12世代 (Alder Lake) Intel N150
    ※10nm/4コア/4スレッド/最大3.8GHz/TDP 6W
  • GPU Intel UHD Graphics 12世代
  • RAM(メモリ) 16GB DDR4 3200MHz (※最大16GBまで、スロット1つ)
  • ストレージ 256GB or 512GB M.2 2280 PCIe3.0 SSD x1
  • 拡張ストレージ M.2 SSDで最大1TBまで、2.5インチ SATA HDD Slot x1 (SATA 3.0 6.0Gb/s)、TF カート スロット x1
  • 電源 DC 12V(電源アダプター含み)
  • ワイヤレス通信 M.2 2230 WIFI サポート (Wi-Fi 6,BlueTooth 5.2)
  • 有線LAN 2500Mbps LAN
  • 前面インターフェース USB 3.2 Gen1 Type-C (Data DP & PD OUT PUT) x1、USB-A 3.2 (Gen1) x2、3.5mmコンボジャック x1、電源ボタン、リセットボタン (Clear CMOS)、TFカードスロット(側面)
  • 背面前面インターフェース USB-A 3.2 (Gen2) x2、HDMI 2.1 x2、RJ45 2500Mイーサネットポート x1、DCポート(12V)、ケンジントンロック(側面)
  • 映像出力 4K 3画面出力、HDMI 2.1 TMDS (4K@60Hz) x2、USB-C (4K@60Hz)x1
  • オーディオ出力 HDMI x1/DisplayPortx1/ 3.5mmコンボジャック x1
  • 冷却ファン 搭載・静音
  • VESAマウント 対応・ブランケット付属
  • 筐体 メタル(金属)、CNC加工
  • OS Windows 11
  • サイズ 127.5 x 112.4 x 40 mm
  • 重量 不明
  • カラー シルバー
  • 付属品 1 x 電源アダプター(丸形コネクタ)、1 x HDMI ケーブル、1 x 取り付けブラケット、4 x 取り付けネジ、1 x 取扱説明書(日本語対応)

MINISFORUM UN150Pの評価

MINISFORUM UN150P 本体が斜めに傾いている。

7つの基準で「MINISFORUM UN150P」を5段階で評価してみました。

項目別評価

スペック:★★★★☆
Intel N150プロセッサーは、Webブラウジングや動画視聴、Office作業といった日常的なタスクを快適にこなす十分な性能を持っています。

デザイン:★★★★☆
シルバーを基調とした筐体は高級感があり、非常にコンパクトです。ただし、多機能なUSB-Cポートが前面にあるため、配線の見た目が少し残念です。

通信:★★★★★
最新のWi-Fi 6と高速な2.5G有線LANを搭載しており、有線・無線ともに現行製品として最高レベルの通信環境を提供します。

機能(拡張性):★★★★★
2.5インチドライブを増設できるなど、このサイズのミニPCとしては驚くほど拡張性が高いです。3画面出力やPD給電にも対応し、機能は豊富です。

冷却性能:★★★★★
高負荷時でもファンの音はほとんど聞こえず、極めて静かです。筐体も熱くならず、冷却設計は非常に優秀です。

使いやすさ:★★★★☆
コンパクトで設置しやすく、VESAマウントでモニター裏にも隠せます。Windows 11がプリインストールされており、初心者でもすぐに使い始められます。

価格:★★★★★
3万円台前半という価格で、これだけの性能と機能性を実現しており、コストパフォーマンスは最高レベルに達しています。

総評:★★★★☆

価格を超えた満足度を提供する優等生ミニPC

MINISFORUM UN150Pは、「ミニPCに興味はあるけれど、どれを選べば良いか分からない」という方に、自信を持っておすすめできる一台です。3万円台という手頃な価格帯にありながら、日常的な用途で全く不満を感じさせない性能と、優れた静音性、そして高い拡張性を見事に両立させています。

UN100Pからの着実な進化

前モデルの「MINISFORUM UN100P」が確立した「安価で使えるミニPC」という評価を、UN150Pはさらに一段階引き上げています。CPUのクロックアップによるパフォーマンスの向上はもちろん、注目すべきは外観の印象です。

ブラックカラー筐体だったUN100Pに対し、シルバーを基調としたデザインはより洗練された印象を与え、デスクに置く満足感を高めてくれます。Wi-Fi 6や2.5G LANといった優れた通信性能や、驚くべき静音性は前モデルからしっかりと受け継がれており、弱点をなくし、長所を伸ばした堅実なアップグレードモデルと言えます。

クラス随一の拡張性と柔軟な3画面出力

このPCの特筆すべき点は、その小さな筐体に秘められた驚くべき拡張性です 。標準搭載のM.2 SSDに加えて、内部に2.5インチのSATAドライブ(HDD/SSD)を増設できるスロットが用意されています 。これにより、OSは高速なSSDに、大容量のデータは追加したドライブに保存するという、理想的な使い分けが可能です。さらに、側面にはTF(microSD)カードスロットも備え、ストレージ拡張の選択肢は3つにも及びます 。

映像出力に関しても、2つのHDMI 2.1ポートと1つのUSB-Cポートを用いて、最大3台のモニターへ同時に4K/60Hzで出力できます 。これにより広大なデスクトップ環境を構築でき、作業効率を飛躍的に向上させることが可能です。

どのようなユーザーにおすすめか

このPCは、特に以下のような方に最適です。

  • 初めてミニPCを購入する方:価格と性能のバランスが良く、入門機として最適です。
  • リビング用のPCを探している方:4K動画もスムーズに再生でき、非常に静かなので、リビングのテレビに接続するメディアセンターとしても活躍します。
  • 在宅ワークやオンライン学習用のPCが必要な方:Office作業やWeb会議は快適にこなせ、設置場所も選びません。
  • 省電力なサブPCが欲しい方:消費電力が低く、常時起動させておくサーバー代わりのような使い方も可能です。

注意すべき点

一方で、このPCが向いていない用途も明確です。本格的な3Dゲームのプレイや、プロレベルの動画編集・エンコードといった高いマシンパワーを要求される作業には適していません。あくまで、インターネットやドキュメント作成、動画視聴といった日常的なタスクを快適にこなすためのPCであると理解することが重要です。

結論

MINISFORUM UN150Pは、特定のヘビーな用途を除けば、ほぼ全てのユーザーを満足させられるポテンシャルを秘めた、驚くべきコストパフォーマンスを誇るミニPCです。前モデルから着実に進化を遂げ、価格以上の価値を提供してくれる本機は、現代のニーズに完璧に応える一台と言えるでしょう。この機会にぜひ購入を検討してみてください。

MINISFORUM UN150Pの価格・購入先

MINISFORUM UN150P 本体 正面の外観

※価格は2025/6/30に調査したものです。

MINISFORUM JPストア

  • 16GB RAM+256GB SSDモデルが28,980円、
  • 16GB RAM+512GB SSDモデルが31,590円、

で販売されています。

MINISFORUM JPストアで「MINISFORUM UN150P」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで35,980円(税込・6836円 OFFクーポン付きで実質29,144円・16GB+256GBモデル)、
  • 楽天市場で35,980円(送料無料)、
  • 米国 Amazon.comで$175.99、

で販売されています。

Amazonで「MINISFORUM UN150P」をチェックする

楽天市場で「MINISFORUM UN150P」をチェックする

ヤフーショッピングで「MINISFORUM UN」をチェックする

AliExpressで「MINISFORUM UN150P」をチェックする

米国 Amazon.comで「MINISFORUM UN150P」をチェックする

Rakuten
楽天市場

最新の人気アイテムを
チェック!

Yahoo! Shopping
Yahoo!ショッピング

お得なポイント還元を
今すぐチェック!

おすすめの類似製品を紹介

MINISFORUM UN150P」に似た性能をもつミニPCも販売されています。

GMKtec NucBox G10

GMKtecから発売されたAMD Ryzen 5 3500U 搭載のミニPCです(2025年6月22日 発売)。

16GB DDR4-2400メモリ、512GBまたは1TB M.2 SSDストレージ、ストレージ用の拡張スロット(M.2 2280スロットx2)を搭載しています。

また、最大16TBまでのストレージ拡張、最大32GBまでのメモリ拡張、3画面出力(HDMI, DisplayPort, Type-C)、フル機能Type-Cポート(DP映像出力/PD充電/DATA)x1、Type-C (PDのみ)x1、静音冷却ファン、VESAマウント、USB3.2 Gen1 Type-A x2、USB2.0 x1、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、2.5Gギガビット有線LANにも対応しています。

価格は、Amazonで35,999円(税込・8GB+256GB)、AliExpressで24,573円(8GB+256GB)、です。

関連記事:GMKtec G10徹底レビュー!Ryzen 5 3500UミニPCは買いか?

Beelink ME mini

Beelinkから発売されたIntel Twin Lake N150 搭載のミニPC兼NASサーバーです(2025年6月 発売)。

12GB LPDDR5 (4800MHz)メモリ、64GB eMMCストレージ(+2TB SSD)、45W電源ユニットを搭載しています。

また、99mmのキューブ型デザイン、6基のM.2 SSD スロットによるストレージ拡張(合計最大24TBまで)、HDMI(最大4K 60Hz)映像出力、静音ファンと垂直エアフロー冷却設計、WindowsやLinuxなど多様なOS(NAS用のTrueNASやUnraid、仮想OS用のProxmoxやESXiなど)、USB Type-C (10Gbps)ポート、WiFi 6、Bluetooth 5.2、デュアル2.5GbE有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで63,900円(税込・15000円 OFFクーポン付きで実質48,900円)、AliExpressで56,964円、米国 Amazon.comで$409.00($80 OFFクーポン付き)、です。

関連記事:Beelink ME mini徹底レビュー!最大24TBのNASホームサーバー

Beelink EQ14

Beelinkから発売されたインテルN150搭載のミニPCです(2024年12月発売)。

16GB DDR4 3200 メモリ、500GB M.2 2280 PCIe 3.0 x 4 ストレージを搭載しています。

また、電源ユニット(内蔵)、 4K 3画面出力、冷却システム MSC2.0、最大4TBまでのストレージ拡張、VESAマウント、Type-C (10Gbps,DP Alt 4K 60Hz) x1、USB 3.2 (10Gbps) x 3、USB 2.0 (480Mbps) x1、Wi-Fi 6 、Bluetooth 5.2、デュアル有線LAN通信に対応しています。

価格は、Amazonで32,800円(税込)、楽天市場で38,698円(送料無料)、ヤフーショッピングで50,630円、AliExpressで26,471円、米国 Amazon.comで$189.00、です。

関連記事:Beelink EQ14レビュー!電源内蔵でN150搭載ミニPCは買いなのか?

GMKtec NucBox G3 Plus

GMKtecから発売されたインテル N150搭載のミニPCです(2024年12月 発売)。

8GB/16GB DDR4 3200 メモリ、256GB/512GB/1TB M.2 2280 NVMeストレージを搭載しています。

また、4K 2画面出力(HDMI x2)、最大32GBまでのメモリ拡張、M.2 2242 PCle SATAで最大2TBまでのストレージ拡張、冷却システム、VESAマウント、USB-A 3.2 Gen2 x4、HDMI (4K@60Hz) x2、有線LAN端子(RJ45,2.5G) x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2にも対応しています。

価格は、mazonで24,363円(5624円 OFFクーポン適用で実質18,739円・8GB+256GB・税込)、楽天市場で22,050円(送料無料)、ヤフーショッピングで26,400円、AliExpressで20,536円、米国 Amazon.comで$138.99、です。

関連記事:N150は快適だった!ミニPC GMKtec NucBox G3 Plusを徹底レビュー!

Beelink EQ13

Beelinkから発売されたIntel N200 プロセッサ搭載のミニPCです。16GB DDR4 3200MHz メモリ、500GB M.2 2280 SATA SSD PCle 3.0 ストレージ、2つのHDMI ポート搭載で、

4K 3画面出力、冷却システム MSC2.0、埃の侵入を防ぐフィルター(底面)、最大4TBまでのストレージ拡張、Type-C (10Gbps,DP Alt 4K 60Hz) x1、USB 3.2 (10Gbps) x3、デュアル有線LAN、Wi-Fi 6 (intel AX101)、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、Amazonで32,800円(税込・16GB+500GB)、楽天市場で34,070円、ヤフーショッピングで38,444円、AliExpressで29,447円 (16GB+500GB)です。

関連記事:ミニPC「Beelink EQ13」アダプター不要のメリット・デメリット

BMAX B4 Pro (New)

BMAXから発売された第12世代 Intel N97 プロセッサ搭載のミニPCです。

Windows 11、16GB DDR4 メモリ、512GB SSD ストレージ、M.2拡張スロットを搭載しています。

また、4K 2画面出力(HDMI 2.0 x2)、ストレージ拡張(M.2 SATA 2280 x1)、Linux Ubuntuとのデュアルブート、VESAマウント、ファンレス設計、USB 3.2 x2、USB 2.0 x2、1Gbpsのギガビット有線LAN、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2に対応しています。

価格は、Amazonで29,999円(税込・6100 OFFクーポン付きで実質23,899円)、楽天市場で35,870円(送料無料)、米国 Amazon.comで$199.99、です。

関連記事:N97の「BMAX B4 Pro」とB4 Plus、B6 Plusを比較

他のMINISFORUM ミニPCと比較

他にもMINISFORUMのミニPCが販売されています。ぜひ比較してみてください。

MINISFORUMのハイスペックな小型PC ラインナップ まとめ

その他のおすすめ小型PCは?

その他のおすすめ小型PCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

激安で買える海外製の小型PC 最新 機種 ラインナップ まとめ

海外製の小型PCをまとめて紹介しています。

Intel N150ミニPCはこう選べば正解!2025最新の性能・価格を比較

インテルN150搭載のミニPCをまとめて紹介しています。

ミニPCはインテル N100 搭載モデルを選べ! 2024 最新機種と選び方

インテルN100搭載のミニPCをまとめて紹介しています。

リビングにふさわしい超小型デスクトップPC ラインナップ 機種 まとめ

国内で販売されたリビング用の小型PCをまとめて紹介しています。

GEEKOM A6レビュー!驚きの6万円台!Ryzen 7 6800HミニPC

GEEKOM A6 実機を手で持つ。天板の外観が見える
GEEKOM A6は、2025年1月に発売された高性能ミニPCです。AMD Ryzen 7 6800Hプロセッサと大容量32GBメモリを搭載しながら、6万円台という驚異的な価格設定で「コストパフォーマンス最強モデル」として注目を集めています。

このレビューでは、GEEKOM A6が日々の作業や『モンスターハンターワイルズ』のような人気ゲームをどれだけ快適にするのか、そのパフォーマンスと使い勝手、そして前モデル「GEEKOM A5」と比べてどれほど進化したのかを徹底的に検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

GEEKOM A6 の長所(Pros):

  • 6万円台(32GB/1TB)という驚異的なコストパフォーマンス
  • Ryzen 7 6800HとRadeon 680Mによる高いCPU・GPU性能
  • Mac miniに匹敵する高級感のあるアルミ合金ボディ
  • USB4ポートとフルサイズのSDカードスロットを搭載
  • M.2 2242 (SATA) の空きスロットがあり、SSD増設が容易
  • 2.5Gbps LANとWi-Fi 6Eに対応する万全の通信性能

GEEKOM A6 の短所(Cons):

  • 高負荷時にファンノイズが「やや煩い」と感じる
  • 分解が非常に面倒(Wi-Fiアンテナケーブル断線のリスクが高い)
  • 前面にUSB Type-Cポートがない
  • 付属の電源ケーブルが3ピン(アース付き)プラグ

総合評価:

GEEKOM A6は、高負荷時のファンノイズや分解の面倒さといった細かな欠点を差し引いても、その価格を遥かに超える価値を持つ「コストパフォーマンスの怪物」です。日常のオフィス作業から、フルHD解像度での本格的なゲームプレイまで、安価かつ万能なメインPCを探している全ての人に強くおすすめできる一台です。

この記事で分かること

  1. デザインと外観: Mac miniとのサイズ比較、重量(実測430g)、アルミ合金の高級感、ピンクモデル、VESAマウント、付属品、耐久性
  2. 接続ポート: USB4(Gen 3)、USB 3.2 (Type-C)、PD給電(非対応)、デュアルHDMI 2.0、モニター出力(4画面)、SDカードスロット(側面)、前面ポート(USB-Cなし)、3ピン電源プラグ、電源のオプション製品
  3. パフォーマンス: AMD Ryzen 7 6800H (Zen 3+) の性能、Radeon 680M (RDNA 2)
  4. ベンチマーク:Passmark、Geekbench、Cinebench、PCMark 10、3DMark、CPU性能比較(ランキング)、グラフィック性能比較
  5. ゲーム性能: 『モンスターハンターワイルズ』『原神』、『Apex Legends』、実測フレームレート(fps)
  6. アプリの動作感: Office、Excel, Zoomマルチタスク、クリエイティブ作業、Photoshop, Premiere ProでのFHD動画編集、4K動画視聴
  7. 冷却・静音性: IceBlast冷却システム、CPU温度、排熱性能、ファンノイズ(静音性)、消費電力
  8. メモリとストレージ: 分解と開け方の難易度、メモリ増設(DDR5-4800, 最大64GB)、SSD増設(M.2 2242 SATA空きスロット)
  9. ソフトウェアと設定: Windows 11 Pro、ライセンス、正規OEM版 、初期設定(セットアップ)、ドライバ(公式サポートページ)、OSクリーンインストール、BIOSへの入り方・設定
  10. 通信性能: Wi-Fi 6E (MediaTek MT7922)、2.5Gbps 有線LAN、Wi-Fiモジュールの交換の難易度
  11. 比較GEEKOM A5GEEKOM A7 MAX、違い
  12. スペック: GEEKOM A6の仕様詳細
  13. 評価: 5段階評価、総評、最適なユーザー、メリットとデメリット
  14. 価格・購入先: GEEKOM公式、Amazon、楽天市場、中古、最安値

この記事を最後まで読むことで、「GEEKOM A6」が本当に必要な一台なのかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク / 楽天市場のリンク

公式ページ:GEEKOM A6 Budget Mini PC – AMD Ryzen 7 6800H & Radeon 680M GPU

デザイン:GEEKOM A6の高級感ある筐体と豊富なインターフェース

GEEKOM A6 実機の外観。SDカードスロットが見えている。

ここでは、GEEKOM A6の筐体デザイン、サイズや重量、そして前面・背面に搭載された豊富な接続ポートについて、詳しくレビューしていきます。

高級感あふれるコンパクトな金属ボディ

GEEKOM A6の筐体サイズは約112.4 × 112.4 × 37 mm、重量は実測で約430gと、非常にコンパクトかつ軽量です。N100などのエントリーモデルならともかく、Ryzen 7 6800Hという高性能プロセッサーを搭載したモデルとしては驚くほどの小ささです。AppleのMac miniと比較しても一回り小さく、手のひらに収まるサイズ感を実現しています。

筐体は高品質なアルミニウム合金を採用しており、CNC加工による削り出しのボディはMac miniにも引けを取らない高級感があります。安価なミニPCにありがちなプラスチックのチープさは一切感じられません。日本市場限定で用意されているピンクモデルは、派手すぎない上品な色合いで、デスク周りを華やかにしてくれます。

充実の接続ポートと実用的な配置

GEEKOM A6 実機の前面インターフェース(接続ポート)が見えている。

GEEKOM A6は、この小さな筐体に豊富なインターフェースを搭載しています。まず前面には、使用頻度の高いUSB 3.2 Gen 2 Type-Aポートが2基、3.5mmヘッドホンジャック、そして電源ボタンが配置されています。電源ボタンが押しやすい前面にあるのは、Mac miniの背面に比べても実用的で好印象です。

背面にはポートが集中しており、USB4 (Type-C)×1、USB 3.2 Gen 2 (Type-C)×1、USB 3.2 Gen 2 (Type-A)×1、USB 2.0 (Type-A)×1、HDMI 2.0×2、2.5Gbps対応の有線LAN、そしてDC電源入力が並びます。これだけあれば、拡張性に困ることはまずないでしょう。

GEEKOM A6 実機の背面インターフェース(接続ポート)が見えている

注目すべきは、本体の左側面にあるフルサイズのSDカードスロットです。最近のミニPCでは省略されがちな機能ですが、デジタルカメラなどで撮影したデータを直接取り込めるため、クリエイティブな作業が格段に効率化します。ただ、抜き差しを考えると、このスロットは側面ではなく前面にあると、さらに使いやすかったと感じます。また、前面にUSB Type-Cポートが1基も無い点は、ポータブルSSDなどを接続する際に少し不便に感じました。

4画面同時出力と電源仕様

GEEKOM A6の映像出力、4画面同時出力

モニター出力は、背面のHDMI 2.0ポート2基と、映像出力に対応したUSB4 Type-Cポート、USB 3.2 Gen 2 Type-Cポートの合計4系統を備えています。これにより、最大4台の4Kディスプレイへ同時に映像を出力可能です。

電源は、付属の120W DCアダプターを使用して供給します。ポート自体はUSB PD(Power Delivery)に対応していますが、実際に65W出力のUSB-C充電器を接続してみたところ、本体は起動しませんでした。基本的に専用のDCアダプターでの運用が前提となり、USB PD給電での利用は考えない方がよいでしょう。

過酷なテストをクリアした耐久性

GEEKOM A6 実機を手で持っている。外観を確認できる。

GEEKOMは、A6の優れた耐久性と信頼性を確保するため、徹底的なテストを実施していると公表しています。例えば、120時間にも及ぶ高温・低温テストや90分間の振動テストに加え、USBポートは15,000回もの抜き差しテストをクリアしているとのことです。

さらに、330時間のシステム安定性テストやEMI放射テストにも合格しているとされており、こうした品質検査への力の入れようは、他のメーカーと比べても信頼感があります。3年間の製品保証が付いていることからも、メーカーの自信が伺え、安心して長く使える一台だと感じました。

付属品と電源のオプション

GEEKOM A6の付属品

付属品は、本体のほか、VESAマウント、HDMIケーブル、電源アダプター、マニュアル類が同梱されています。VESAマウントを使えば、モニターの背面に取り付けてデスクスペースをさらにすっきりさせることが可能です。ただし、その場合は本体前面にある電源ボタンが押しにくくなるため、設置場所は好みが分かれるかもしれません。

注意点として、付属の電源ケーブルは3ピンプラグを採用しています。日本の一般的な家庭用コンセント(2ピン)で使用する場合は、別途3ピンから2ピンへの変換アダプターが必要になるので、あらかじめ準備しておきましょう。また、万が一の故障や紛失に備え、公式サイトではスペア用の120W電源アダプターがオプション製品として販売されています(2025年11月現在の価格は2,990円です。)。

GEEKOM A6 VESAマウント

まとめ:デザイン

  • 筐体品質:アルミニウム合金の削り出しボディは非常に高級感があり、Mac miniにも似た高い質感
  • サイズ・重量:約11.2cm四方、重量約430gと高性能モデルとしては驚異的なコンパクトさ
  • ポート評価:SDカードスロット搭載は高評価だが、前面にUSB-Cポートが無い点は惜しい
  • モニター出力:HDMI×2とUSB-C×2を組み合わせ、最大4画面の4K同時出力に対応
  • 給電方式:120Wの専用DCアダプターで動作し、USB PDでの本体給電は実質的に非対応
  • 耐久性:120時間の温度テストや15,000回のUSB抜き差しテストなど、厳格な耐久性テストをクリア
  • 付属品:VESAマウントが標準付属する点は便利だが、3ピン電源コードには注意が必要

パフォーマンスとゲーム性能:GEEKOM A6のRyzen 7 6800Hの実力とコスパを徹底検証

GEEKOM A6 プロセッサ

ここではGEEKOM A6が搭載するAMD Ryzen 6800Hプロセッサのパフォーマンスとゲーム性能を紹介します。

ベンチマーク

GEEKOM A6が搭載するプロセッサは「AMD Ryzen 7 6800H」です。これは2022年に登場したZen 3+アーキテクチャを採用したモバイル向けCPUで、8コア16スレッド、最大4.7GHzで動作します。TDPは45Wに設定されています。グラフィックスには、CPUに内蔵された「AMD Radeon 680M」が使用されます。これはRDNA 2アーキテクチャを採用しており、統合GPUとしては非常に高い性能を持つと評価されています。

AMD Ryzen 6800H

CPUのベンチマーク結果

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「23363」
  • Geekbench 6のシングルコア「2114」、マルチコア「10460」
  • Cinebench R23 シングルコア「1502」、マルチコア「11921」
  • Cinebench 2024 シングルコア「88」、マルチコア「644」
  • PCMark 10 スコア「6560」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

GPUのベンチマーク結果・AMD Radeon 680Mグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「6792」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「3460」
  • Time Spy グラフィックスコアで「2415」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「24785」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「15317」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

ベンチマーク結果からわかること

ベンチマークスコア全体を見ると、CPU性能は非常にバランスが取れていることがわかります。PCMark 10のスコアが6560と高く、Microsoft Excelでの複雑なデータ処理や、Zoom会議をしながらのマルチタスクも快適にこなせるレベルです。

Cinebench R23のマルチコアスコアも11921と、数世代前のCPUとはいえ、Adobe PhotoshopでのRAW現像やPremiere Proでの軽い動画編集といったクリエイティブ作業にも十分対応できる力を持っています。一方で3DMarkのグラフィックスコアは、最新のRadeon 780Mには及ばないものの、旧世代の内蔵GPUとは一線を画す数値です

CPU性能を比較

GEEKOM A6が搭載するAMD Ryzen 6800HプロセッサのCPU性能を、PassmarkのCPUベンチマークスコアで比較してみました。

AMD Ryzen 6800H

CPU性能をPassmarkで比較

[スコア:CPU名:機種名]

  1. 29381:Ryzen 9 8845HS (GEEKOM A8)
  2. 29937:Ryzen 7 7840HS (MINISFORUM UM780 XTX)
  3. 28708:Ryzen 7 8845HS (GEEKOM A8)
  4. 24818:Ryzen 9 6900HX (Beelink EQ6)
  5. 24225:Ryzen 7 7735HS (Beelink EQ6)
  6. 23363:Ryzen 7 6800H (GEEKOM A6)
  7. 22447:Ryzen 9 PRO 6950H (GMKtec NucBox M7 Pro)
  8. 21080:Ryzen 7 5800H (GEEKOM A5)
  9. 18798:Ryzen 5 6600H (Beelink EQ6)
  10. 18346:Ryzen7 5825U (GEEKOM A5)

CPU性能の比較からわかること

この比較表で注目すべきは、前モデルにあたるGEEKOM A5に搭載されていたRyzen 7 5800H(スコア21080)やRyzen 7 5825U(スコア18346)からの確実な性能向上です。Ryzen 7 6800H(スコア23363)は、6万円台のミニPCとしては非常に高いCPU性能を持っています。最新のRyzen 9 8845HS(スコア29381)などには及びませんが、価格差を考えれば、このパフォーマンスは驚異的と言えます。

グラフィック性能を比較

GEEKOM A6が搭載するAMD Ryzen 6800H(Radeon 680M)のGPU性能を、Time Spyのグラフィックスコアで比較してみました。

AMD Ryzen 6800H

GPU性能をTime Spyで比較

[スコア:CPU名:GPU名:機種名]

  • 3242:Ryzen 9 8845HS:Radeon 780M (GEEKOM A8)
  • 3000:Ryzen 7 7840HS:Radeon 780M (MINISFORUM UM780 XTX)
  • 3242:Ryzen 7 8845HS:Radeon 780M (GEEKOM A8)
  • 2274:Ryzen 9 6900HX:Radeon 680M (Beelink EQ6)
  • 2739:Ryzen 7 7735HS:Radeon 680M (Beelink EQ6)
  • 2415:Ryzen 7 6800H:Radeon 680M (GEEKOM A6)
  • 2358:Ryzen 9 PRO 6950H:Radeon 680M (GMKtec NucBox M7 Pro)
  • 1655:Ryzen 7 5800H:Vega 8 (GEEKOM A5)
  • 1606:Ryzen 5 6600H:Radeon 680M (Beelink EQ6)
  • 1603:Ryzen7 5825U:Vega 8 (GEEKOM A5)

GPU性能の比較からわかること

グラフィック性能の比較では、CPU性能以上に世代の進化がはっきりと表れています。前モデルGEEKOM A5のVega 8(スコア1655)と比較して、GEEKOM A6のRadeon 680M(スコア2415)は約45%も高いスコアを記録しています。これはアーキテクチャがVegaからRDNA 2に進化した恩恵が大きく、ゲーム性能の大幅な向上を期待させます。最新のRadeon 780M(スコア3242)には及びませんが、このスコアであれば多くのPCゲームが1080p(フルHD)設定で視野に入ってきます。

アプリの動作感:GEEKOM A6の日常作業とクリエイティブ性能

GEEKOM A6で動画編集をしている

ここでは、GEEKOM A6をゲーム以外の日常的な作業やクリエイティブなタスクで使用した際の、リアルな動作感についてレビューしていきます。

日常作業の快適性

GEEKOM A6の日常的な動作は、非常にキビキビとしています。Intel N100などのエントリークラスのミニPCとは明らかに一線を画す快適さで、普段使いでもこのレベルのパワーは欲しいと感じさせられます。

例えば、Microsoft Excelでの複雑な表計算やWordでの文書作成は、全く問題なく快適です。Webブラウジングで多数のタブを開きながら、Zoomを使ったビデオ会議を行うといった、複数のアプリを同時に立ち上げるマルチタスクもスムーズにこなせます。

動画視聴に関しても、『YouTube』や『Netflix』で4Kの高画質動画を再生しても、カクつきや遅延は一切なく、非常に滑らかに楽しむことができました。

クリエイティブ作業の性能

ベンチマークのスコアが示していた通り、コンテンツ制作の性能はミニPCとしては優秀です。『Adobe Photoshop』でのRAW現像や、高解像度の画像編集も問題なくこなせるパワーがあります。

さらに驚いたのは動画編集の快適さです。フルHD(1080p)の動画素材であれば、『Adobe Premiere Pro』を使用して、カット編集、テロップやBGMの挿入といった一連の作業が余裕でこなせました。最近流行りのショート動画制作マシンとしても、ガンガン活躍してくれるでしょう。一部のレビューでは、軽めの4K編集にも対応できると報告されており、この価格帯のミニPCとしては驚異的な性能です。

まとめ:アプリの動作感

  • 一般的な操作感:エントリーPCとは別次元のキビキビとした動作で非常に快適
  • オフィス作業:ExcelやWord、Zoom会議などのマルチタスクもストレスフリー
  • 動画視聴:YouTubeやNetflixでの4K動画再生も全くカクつかない
  • クリエイティブ性能:Photoshopでの画像編集やPremiere ProでのFHD動画編集も余裕でこなせる
  • 総合評価:日常使いには十分すぎる性能で、軽いクリエイティブ作業まで万能に対応可能

排熱性能と静音性:GEEKOM A6の冷却力と動作音

GEEKOM A6 冷却性能

ここでは、GEEKOM A6が搭載する「IceBlast冷却システム」の性能と、実際の高負荷時における排熱、そしてファンの静音性について詳しくレビューしていきます。

高負荷時の排熱性能

GEEKOM A6は、独自の「IceBlast冷却システム」を採用しています。このシステムは、本体の左右側面から空気を取り込み、内部を効率よく循環させたうえで、背面上部の排気口から熱を排出するエアフロー構造になっています。

この小さな筐体でRyzen 7 6800Hをどれだけ冷やせるのか、『CINEBENCH R23』や『Apex Legends』などの高負荷なテストを実行しました。CPU温度は、Performanceモードで実行すると90度台後半に達することもあり、『Apex Legends』のプレイ中でも80度くらいまで上昇しました。ミドルレンジのミニPCとしては温度は高めですが、これは高性能CPUをこのコンパクトなサイズに収めているためでしょう。

注目すべきは、これだけ温度が上がっても熱による性能低下(サーマルスロットリング)は発生していなかった点です。ギリギリのラインではあるものの、しっかりと性能を引き出せるよう制御されています。

筐体の温度については、やはり熱が排出される背面の排気口周辺が最も熱くなり、高負荷時には60度を超えることもありました。天面部も排気口付近は40度台まで温まりますが、これは内部の熱を効率よくボディから放出している証拠とも言えます。

動作音(静音性)

静音性に関しては、使用する場面によって印象が大きく変わります。Webサイトの閲覧や動画視聴、Wordでの文書作成といった一般的な作業中は、動作音は非常に静かです。ほぼ無音と言ってもよく、ファンが回っているのか分からないほどでした。

しかし、ひとたびゲームやベンチマークテストなどで高い負荷がかかると、冷却ファンは全力で回転し始め、排気音がハッキリと聞こえるようになります。測定では40dB台半ばを記録することもあり、「そこそこ煩い」と感じるレベルです。耳障りな高音ではないものの、静かな部屋で長時間高負荷な作業を続けると、人によってはストレスを感じるかもしれません。

まとめ:排熱性能と静音性

  • 冷却システム:側面吸気・背面排気の「IceBlast冷却システム」で効率的に排熱
  • CPU温度:高負荷時は90度台に達する など高めだが、サーマルスロットリングは発生せず性能を維持
  • 筐体温度:背面の排気口周辺が最も熱くなり、高負荷時には60度を超える
  • 静音性(低負荷時):Web閲覧などの通常作業中はほぼ無音で非常に静か
  • 静音性(高負荷時):ゲームやベンチマーク中はファンが全開になり、40dB台のやや大きな排気音が発生する

消費電力:GEEKOM A6の電力効率とBIOSモードの影響

GEEKOM A6の消費電力。TDP。

ここでは、GEEKOM A6の実際の消費電力を、BIOS設定のモード別に詳しくレビューしていきます。

120Wアダプターと電力設定

GEEKOM A6には、120W(19V/6.32A)のDC電源アダプターが付属しています。プロセッサであるRyzen 7 6800HのTDP(熱設計電力)は45Wですが、これはあくまでCPUの基準値です。

注目すべきは、BIOS(UEFI)設定画面から電力モードを3段階で切り替えられる点です。用意されているのは「Quiet Mode」「Normal Mode」「Performance Mode」の3つで、それぞれCPUの最大消費電力(MTP)が51W、60W、65Wと異なる設定になっています。

実際の消費電力

CINEBENCH R23を実行してCPUに高い負荷をかけた際の平均消費電力を測定したところ、「Performance Mode」では平均49.7W、「Normal Mode」では平均42.1W、「Quiet Mode」では平均34.8Wという結果でした。

しかし、これはCPU単体の負荷テストです。実際に『Apex Legends』のような3Dゲームをプレイしている最中の消費電力を測定したところ、システム全体では約80W前後に達しました。これはCPUだけでなく、内蔵GPU(Radeon 680M)やメモリ、SSDなども同時に高負荷で動作しているためです。

システム全体で80Wに達しても、付属のACアダプターは120Wの容量があるため、電力供給には十分な余力があり、安定した動作が期待できます。Web閲覧や動画視聴といった日常的な作業であれば「Quiet Mode」でも性能は十分すぎるほどなので、普段はQuiet Modeで消費電力を抑え、ゲームや動画編集の時だけNormalやPerformanceに切り替えるといった使い方が賢いでしょう。

まとめ:消費電力

  • アダプター仕様:120WのDC電源アダプターが付属し、高負荷時にも十分な余力がある
  • BIOS設定:Performance (最大65W)、Normal (最大60W)、Quiet (最大51W) の3つの電力モードをBIOSから設定可能
  • CPU高負荷時:CINEBENCH R23実行時のCPU平均消費電力は、Quiet Modeの約35WからPerformance Modeの約50Wの範囲だった
  • システム全体の消費電力:『Apex Legends』などゲームプレイ中のシステム全体の消費電力は、約80W前後に達した
  • 推奨設定:Web閲覧や動画視聴などの日常作業は「Quiet Mode」で十分であり、消費電力を抑えて静かに運用できる

ゲーム性能をレビュー!Ryzen 7 6800Hでモンハン ワイルズ、原神は快適に動く?

GEEKOM A6に搭載されているAMD Ryzen 7 6800H(Radeon 680M)が、実際のゲームプレイでどれほどの性能を発揮するのか。ここでは、具体的なゲームタイトルでの動作感とフレームレート(FPS)を詳しくレビューしていきます。

モンスターハンターワイルズ

まず、ハンティングアクション『モンスターハンターワイルズ』のベンチマークです。フルHD(1920×1080)解像度でグラフィック設定を「低」にしたところ、平均50FPS前後を記録しました。広大なフィールドをシームレスに駆け巡る本作において、50FPSも出ていれば、モンスターの素早い動きにも十分追従でき、滑らかな狩りが楽しめると感じます。もちろん、派手なエフェクトが飛び交う戦闘シーンでは一時的に落ち込む場面もありましたが、アップスケーリング技術であるFSRを活用すれば、さらに安定した動作が期待できるでしょう。

原神

次に、美しいオープンワールドが魅力の『原神』です。フルHD(1920×1080)解像度で、グラフィック設定を「中」に設定したところ、平均60FPSにほぼ張り付く快適な動作を見せてくれました。元素反応を駆使する激しい戦闘も、広大なテイワット大陸の探索もカクつくことなく、非常にスムーズです。設定を「高」に上げると映像美は増しますが、フレームレートは40FPS台に落ち、オブジェクトが密集する都市部ではやや重さを感じました。快適さと美しさのバランスが最も良い「中」設定がベストな選択だと感じました。

サイバーパンク2077

GEEKOM A6でサイバーパンク2077をプレイ

非常に高いグラフィック性能が要求されるヘビー級タイトル、『サイバーパンク2077』にも挑戦しました。正直なところ、快適なプレイには大幅な設定変更が必要です。フルHD(1920×1080)解像度で、すべてのグラフィック設定を「低」にし、さらにFSRを「パフォーマンス」モードに設定することで、ようやく平均30FPS~40FPSでの動作が実現しました。ナイトシティの街並みを探索する程度なら可能ですが、激しい銃撃戦やカーチェイスではフレームレートが不安定になりがちです。画質よりも「まず動かすこと」を優先する設定が求められます。

Apex Legends

展開の速いバトルロイヤル『Apex Legends』では、フレームレートが勝敗に直結します。フルHD(1920×1080)解像度で、グラフィック設定を「低」から「中」に調整することで、平均60FPS以上を安定して維持できました。遮蔽物から飛び出す敵の動きを正確に捉えられ、エイムも非常にスムーズです。特に戦闘が激化する終盤の混戦状態でもパフォーマンスが大きく落ち込むことなく、この競技性の高いゲームでも十分に戦える実力があることを実感しました。

Forza Horizon 5

GEEKOM A6でForza Horizon 5をプレイ

美しいメキシコを舞台にしたレーシングゲーム『Forza Horizon 5』では、内蔵GPUとは思えない素晴らしい結果が出ました。フルHD(1920×1080)解像度で、グラフィックのプリセットを「中」に設定したところ、平均60FPSに近い滑らかな動作を記録。高速で景色が流れていくドライブの爽快感を少しも損なうことなく、快適なレースが楽しめました。多くのライバル車と競い合う場面でも安定しており、ストレスは皆無です。設定を「高」にすると40FPS前後まで落ちるため、滑らかな操作感を重視するなら「中」設定が最適でしょう。

まとめ:ゲーム性能

AMD Ryzen 7 6800Hが搭載するRadeon 680Mは、内蔵グラフィックスとしては卓越した性能を持ち、幅広いゲームに対応できる実力を備えています。『モンスターハンターワイルズ』や『サイバーパンク2077』のような特に負荷の高いタイトルでは大幅な設定変更が不可欠ですが、『Apex Legends』や『原神』、『Forza Horizon 5』といった多くの人気ゲームは、フルHD解像度で驚くほど快適にプレイ可能です。

FSRのようなアップスケーリング技術を積極的に活用すれば、フレームレートをさらに引き上げ、より良いゲーミング体験を得ることもできます。6万円台のミニPCでこれだけのゲームが楽しめるというのは、まさに驚異的なコストパフォーマンスと言えるでしょう。

メモリとストレージ:GEEKOM A6の内部アクセスと拡張性

GEEKOM A6の内部。分解した様子。

ここでは、GEEKOM A6に搭載されているメモリとストレージの仕様、そして内部へのアクセス(分解)方法や拡張性について詳しくレビューしていきます。

分解・開け方の注意点

まず結論から言うと、GEEKOM A6の内部アクセスは可能ですが、正直に言って非常に面倒です。特にWi-Fiアンテナケーブルの扱いに細心の注意が必要で、自信がない方にはあまりお勧めできません。

分解の手順は、まず本体底面にある4つのゴム足を剥がすところから始まります。このゴム足が強力な粘着テープで固定されており、剥がすだけでも一苦労です。ゴム足の下にあるネジを4本外すと、底面のカバーが外れます。

ここで最初の関門です。底面カバーには細いWi-Fiアンテナケーブルが接続されているため、勢いよく開けると断線する危険があります。さらに内部には金属製のプレートがあり、これを固定するネジを4本外す必要がありますが、このプレートにもアンテナケーブルが黒いテープで固定されています。このテープを慎重に剥がしてからプレートを外さないと、マザーボード側の根本からケーブルが抜けてしまう可能性があります。私も作業中にケーブルが抜けてしまい、差し直すのにヒヤリとしました。

メモリの仕様と増設

GEEKOM A6内部にあるメモリ

苦労して内部にアクセスすると、2基のメモリスロットが確認できます。GEEKOM A6はDDR5-4800規格のSO-DIMMメモリに対応しており、検証したモデルにはCrucial製の16GBメモリが2枚搭載され、合計32GBのデュアルチャンネル構成になっていました。

このスロットは最大で64GB(32GB×2)までの換装をサポートしているため、将来的にメモリ不足を感じた場合でも安心の拡張性が確保されています。

ストレージの仕様とSSD増設

ストレージ構成はGEEKOM A6の大きな魅力の一つです。メインストレージとしては、M.2 2280スロットにKingston製の1TB SSD(NVMe PCIe Gen4接続)が搭載されていました。CrystalDiskMarkでの速度はPCIe 4.0対応SSDとしては最速ではありませんが、実用上は十分すぎる速度であり、発熱を抑えるための堅実な選択だと感じます。

GEEKOM A6内部にあるストレージ

そして注目すべきは、メインスロットとは別にM.2 2242規格SATA SSD専用スロット1基空いていることです。これにより、OSが入ったメインSSDを換装することなく、データ保管用のSSDを安価に増設できます。ゲームや動画ファイルを大量に保存したい場合に非常に便利な仕様です。

まとめ:メモリとストレージ

  • 分解の難易度:非常に面倒で、特にWi-Fiアンテナケーブルを断線させるリスクが高く細心の注意が必要
  • メモリの仕様:DDR5-4800 SO-DIMMスロットが2基あり、標準で32GB (16GBx2) を搭載
  • メモリの拡張性:最大64GB (32GBx2) まで換装が可能
  • ストレージの仕様:M.2 2280 PCIe Gen4 SSD 1TB (Kingston製) を標準搭載
  • ストレージの拡張性:M.2 2242 (SATA専用) の空きスロットが1基あり、SSDの増設が容易

ソフトウェアと設定:GEEKOM A6のライセンスとBIOS設定

GEEKOM A6のOS。Windows 11。

ここでは、GEEKOM A6のOSライセンスの信頼性、BIOS設定、初期セットアップについて詳しくレビューしていきます。

信頼性の高いOEM版Windows

ミニPCを選ぶ際、見落としがちですが非常に重要なのがOSのライセンス形態です。安価な製品の中には、個人利用が許可されていない法人向けのボリュームライセンスが使われていることがあり、クリーンインストール時に認証が通らなくなる不安があります。

その点、GEEKOM A6は安心して使用できます。実際にコマンドプロンプト(slmgr /dli)で確認したところ、正規の「OEMライセンス」のWindows 11 Proがインストールされていました。これまでに複数のGEEKOM製品を検証してきましたが、そのすべてで正規ライセンスが使われており、このブランドの信頼性の高さを感じます。

初期設定とOSの柔軟性

OSの初期セットアップもスムーズです。Windows 11 ProはHome版と異なり、最初のネットワーク接続画面で「インターネットに接続していません」を選択することで、Microsoftアカウントを強制されることなく、ローカルアカウントでのセットアップが可能です。

また、Windows 11 Proがプリインストールされているだけでなく、UbuntuなどのLinuxディストリビューションにも対応しており、開発用途など幅広いシーンで活用できます。レビュー完了後にPCをローカルから初期化(リセット)してみましたが、一部の格安PCに見られるような失敗もなく、問題なく完了しました。これなら売却する時も安心です。

BIOS設定とドライバ

GEEKOM A6のBIOS設定画面

電源投入時に「ESC」キー または「DEL」キー を連打することで、UEFI(BIOS)設定画面に入れます。このBIOSの注目すべき点は、CPUの電力モードを細かく設定できることです。

「Advanced」タブの「Power Mode」から、「Quiet Mode」(静音設定、最大51W)、「Normal Mode」(標準設定、最大60W)、「Performance Mode」(高出力設定、最大65W)の3段階を選べます。普段はQuiet Modeで静かに運用し、ゲームや動画編集の時だけPerformance Modeに切り替えるといった使い方が可能です。

OSはクリーンな状態ですが、Radeon 680Mの性能を最大限に引き出すためのAMD専用ソフトウェアは、別途AMDの公式サイトから自分でインストールする必要がありました。また、万が一OSをクリーンインストールした場合に備えて、各種ドライバも準備しておくと安心です。GEEKOMの公式サポートページ(https://blog.geekom.jp/geekom-support/)では、各モデルのドライバが提供されています。現時点でGEEKOM A6専用のドライバはまだリストにありませんでしたが、前モデルのGEEKOM A5用のドライバはダウンロード可能な状態でした。

まとめ:ソフトウェアと設定

  • OSライセンス:安価なボリュームライセンスではなく、信頼性の高い正規の「OEM版」Windows 11 Proを搭載
  • 初期設定:Microsoftアカウントを回避し、ローカルアカウントでのセットアップが可能
  • BIOSアクセス:電源投入時に「ESC」または「DEL」キーでBIOSに入室可能
  • 電力設定:BIOSから「Quiet」「Normal」「Performance」の3段階の電力モードを選択できる
  • OS互換性:Windows 11 Proのほか、UbuntuなどのLinuxにも対応
  • リカバリ:ローカルからのOS初期化(リセット)も問題なく実行可能で、売却時も安心

通信性能:GEEKOM A6のWi-Fi 6Eと2.5Gbps有線LAN

GEEKOM A6で作業している

ここでは、GEEKOM A6の有線および無線の通信性能と、Wi-Fiモジュールの交換可能性についてレビューしていきます。

有線LANとWi-Fi 6Eに対応

GEEKOM A6は、通信性能にも妥協がありません。有線LANポートは、標準の1Gbpsを上回る2.5Gbpsイーサーネットに対応しています。これにより、大容量のゲームデータのダウンロードや、安定性が求められるオンラインゲーミングでも遅延(ラグ)のない接続が可能です。

無線通信は、最新規格のWi-Fi 6EBluetooth 5.2に対応しています。検証したモデルに搭載されていたのは、M.2 2230スロットに装着された「MediaTek MT7922」モジュールでした。Wi-Fi 6Eは混雑の少ない6GHz帯を利用できるため、対応ルーターがあれば、8K動画のストリーミングやリアルタイムのVR体験などもラグなく快適に楽しめます。

Wi-Fiモジュールの交換について

搭載されているWi-Fiモジュールは「M.2 2230」という標準規格のカードであるため、物理的に交換すること自体は可能です。このモジュールは、メインSSDの下に配置されています。

ただし、前のセクションで詳しく述べたように、GEEKOM A6の内部アクセスは非常に面倒です。特にWi-Fiアンテナケーブルが底面カバーや内部プレートにテープで固定されており、分解作業中に根本から抜けたり断線したりするリスクが非常に高いです。Wi-Fiモジュールの交換は可能ですが、相応の分解スキルと覚悟が求められる作業と言えます。

まとめ:通信性能

  • 有線LAN:標準を上回る2.5Gbpsイーサーネットポートを搭載
  • 無線LAN:Wi-Fi 6Eに対応し、高速で低遅延な通信が可能
  • Bluetooth:Bluetooth 5.2に対応
  • 搭載モジュール:MediaTek MT7922 (Wi-Fi 6E) がM.2 2230スロットに装着されている
  • 交換の難易度:モジュールは交換可能だが、SSDの下にあり、分解作業のリスクが非常に高い

検証して分かったGEEKOM A6のメリット・デメリット

GEEKOM A6の外観

GEEKOM A6を実際に使用してみて、その驚異的なコストパフォーマンスと実用的な性能の裏にある、いくつかの注意点も見えてきました。ここでは、検証して分かったGEEKOM A6の具体的なメリットとデメリットを詳しく解説します。

メリット(長所、利点)

メリット1:7万円を切る圧倒的なコストパフォーマンス

最大のメリットは、その価格設定です。Ryzen 7 6800Hという高性能プロセッサを搭載し、メモリ32GB、SSD 1TBという十分すぎる構成でありながら、価格は6万円台に抑えられています。数年前ならハイエンド機に採用されていた性能がこの価格で手に入るため、コストパフォーマンスは驚異的としか言いようがありません。

メリット2:高性能なRyzen 7 6800HとRadeon 680M

搭載されているRyzen 7 6800Hは、数世代前のCPUではありますが、8コア16スレッドで動作し、現在でもメインPCとして十分すぎる性能を持っています。PCMark 10のスコアが示す通り、ExcelやZoom会議などの日常作業はもちろん、Photoshopでの画像編集やフルHDの動画編集といったクリエイティブ作業も快適にこなせるパワーがあります。

また、内蔵GPUのRadeon 680Mが非常に優秀です。前モデルGEEKOM A5のVega世代とは比較にならないほど性能が向上しており、『Apex Legends』や『原神』、『Forza Horizon 5』といった多くの人気ゲームを、フルHD(1080p)解像度で設定を調整すれば快適にプレイ可能です。

メリット3:Mac miniに匹敵する高級感とコンパクトさ

筐体の品質は、この価格帯のミニPCとしては突出しています。アルミニウム合金をCNC加工で削り出したボディは、AppleのMac miniにも引けを取らない高級感があり、所有感を満たしてくれます。それでいて、サイズはMac miniよりも一回り小さい約11.2cm四方、重量も約430gと非常にコンパクトです。

メリット4:USB4搭載!ミニPCとは思えないポートの豊富さ

この小さな筐体に、非常に豊富なインターフェースが詰め込まれています。背面には最大40Gbpsのデータ転送が可能なUSB4ポートを筆頭に、USB 3.2 Gen 2 Type-C、HDMI 2.0ポートが2基、2.5Gbpsの高速有線LANポートまで搭載しています。これにより、合計4台の4Kモニターへ同時に映像を出力することが可能です。

メリット5:便利なSDカードスロット搭載

注目すべきは、本体の左側面にフルサイズのSDカードスロットを搭載している点です。最近のミニPCでは省略されがちな機能ですが、デジタルカメラで撮影した写真や動画データを直接取り込めるため、クリエイティブな作業を行うユーザーにとっては非常に実用的です。

メリット6:M.2 2242 (SATA) の空きスロットによる高いストレージ拡張性

内部には、メインのM.2 2280スロット(PCIe Gen4)の他に、M.2 2242規格のSATA SSD専用スロットが1基空いています。これにより、OSがインストールされたメインSSDを交換することなく、データ保管用のSSDを安価に増設できます。ゲームや動画ファイルを大量に保存したい場合に非常に便利です。

メリット7:安心の正規OEM版Windows 11 Pro搭載

安価なミニPCにありがちなのが、個人利用が許可されていない法人向けのボリュームライセンスが使われているケースです。しかし、GEEKOM A6は正規の「OEM版」Windows 11 Proを搭載していました。OSのクリーンインストール時もライセンス認証の心配がなく、安心して長く使えます。

メリット8:Wi-Fi 6Eと2.5Gbps LANによる高速通信

通信性能も万全です。最新規格のWi-Fi 6Eに対応しており、混雑の少ない6GHz帯での高速通信が可能です。さらに、2.5Gbps対応の有線LANポートも備えているため、大容量データのダウンロードやオンラインゲームでも安定した高速接続が期待できます。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:高負荷時のファンノイズ

Web閲覧などの軽い作業中はほぼ無音で非常に静かですが、ひとたびゲームやベンチマークテストなどで高い負荷がかかると、冷却ファンは全力で回転し始めます。その際のファンノイズは「シャー」という音で、静かな部屋では「そこそこ煩い」と感じるレベルです。静音性を最重要視する人には気になるかもしれません。

デメリット2:非常に面倒な内部アクセス(分解)

メモリ換装やSSD増設のために内部へアクセスする際の手順が、非常に面倒です。まず底面のゴム足を強力な粘着テープから剥がす必要があり、さらに内部でWi-Fiアンテナケーブルが複数の箇所に固定されています。作業を誤るとケーブルを断線させるリスクが高く、分解は慎重に行う必要があります。

デメリット3:3ピン(アース付き)電源プラグ

付属の電源アダプターのケーブルは、アース(接地)付きの3ピンプラグを採用しています。日本の一般的な家庭用コンセントは2ピンのため、そのままでは接続できません。別途、3ピンから2ピンへの変換アダプターを用意する必要があります。

デメリット4:USB PD給電に非対応

背面にはUSB4やUSB Type-Cポートが搭載されていますが、これらは本体への給電(USB PD)には対応していません。本体の起動には、必ず付属の120W専用DCアダプターが必要です。USB-Cケーブル1本でスマートに運用したいと考えている場合は注意が必要です。

デメリット5:前面にUSB Type-Cポートがない

ポートが豊富なGEEKOM A6ですが、使いやすいはずの前面にはUSB Type-Aポートしかありません。ポータブルSSDや最新のスマートフォンなど、USB Type-C機器を接続するたびに本体の背面に手を伸ばす必要があり、この点は少し不便に感じました。

デメリット6:世代が古くNPU非搭載のCPU

Ryzen 7 6800Hは高性能ですが、2022年にリリースされたZen 3+アーキテクチャのCPUです。そのため、最新のRyzen 7000番台や8000番台に搭載されているAI処理専用のチップ(NPU)は内蔵していません。WindowsのCopilot+ PC機能など、将来的にAI関連の機能を活用したい場合には性能不足になる可能性があります。

まとめ

GEEKOM A6は、「6万円台」という驚異的な価格で、数世代前のハイエンド機に匹敵する「高性能CPU・GPU」、Mac miniのような「高級感あるデザイン」、そして「豊富なポート類」と「高い拡張性」を手に入れられる、まさにコストパフォーマンスの怪物です。

高負荷時のファンノイズや分解の面倒さ、3ピンプラグといった細かな欠点はありますが、それらを補って余りある魅力を持っています。「安価でも性能や質感に妥協したくない」という方に、自信を持っておすすめできる一台です。

GEEKOM A6のスペック(仕様)

  • プロセッサ: AMD Ryzen 7 6800H ※6nm/64bit/8コア/16スレッド/最大4.7GHz/TDP45W
  • GPU: AMD Radeon 680M (RDNA 2 アーキテクチャ)
  • RAM(メモリ): 16GBまたは32GB DDR5 4800MHz SODIMM , Dual-channel
  • 拡張メモリ: 最大64GBまで
  • ストレージ: 512GBまたは1TB SSD (NVMe x4 Gen 4 / SATA, M.2 2280スロット)
  • 拡張ストレージ: 1 x M.2 2242 SATA HDDスロット
  • 電源: 19V 電源アダプタ (120W)
  • ワイヤレス通信: M.2 Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.2
  • 有線LAN: 2.5G ギガビット (Intel 10/100/1000/2500 Mbps RJ45)
  • 前面インターフェース: 2 x USB 3.2 Gen 2 Type-A、1 x 3.5mmヘッドフォンジャック、1 x 電源ボタン
  • 側面インターフェース: 1 x SD カードスロット
  • 背面インターフェース: 1 x USB 4 Gen 3 Type-C、1 x USB 3.2 Gen 2 Type-C、1 x USB 3.2 Gen 2 Type-A、1 x USB 2.0 Type-A、2 x HDMI 2.0、1 x RJ45、1 x DCポート
  • 映像出力: 4K 4画面出力(USB4, USB 3.2 Gen 2 Type-C, HDMIx2)、最大8K解像度対応
  • 冷却システム: IceBlast冷却システム
  • VESAマウント: 対応
  • OS: Windows 11 Pro
  • サイズ: 112.4 x 112.4 x 37 mm
  • 重量: 約424g
  • カラー: 白色、ピンク色
  • 付属品: VESAマウント x1、電源アダプター x1、HDMIケーブル x1、ユーザーガイド x1、サンキューカード x1

GEEKOM A6の評価

GEEKOM A6 実機を手で持っている。天面の外観を確認できる。

8つの評価基準で「GEEKOM A6」を5段階で評価してみました。

項目別評価

パフォーマンス:★★★★☆

Ryzen 7 6800H搭載で日常作業は余裕。Radeon 680MによりFHD解像度なら多くのゲームも楽しめる性能です。

冷却性能と静音性:★★★☆☆

低負荷時はほぼ無音で静かですが、ゲームなど高負荷時にはファンノイズがやや大きくなります。冷却自体は性能を維持できています。

デザイン:★★★★★

アルミ合金の筐体はMac miniに匹敵する高級感。高性能モデルとして驚異的なコンパクトさも魅力です。

通信:★★★★★

Wi-Fi 6Eと2.5Gbps有線LANに両対応。最新規格を網羅しており通信性能に妥協はありません。

拡張性:★★★★☆

メモリ換装(最大64GB)に加え、M.2 2242 SATAの空きスロットがあり、ストレージ増設が容易な点は高評価です。

機能:★★★★★

USB4ポートとフルサイズのSDカードスロットを搭載。4画面出力やVESAマウント対応など機能豊富です。

使いやすさ:★★★☆☆

正規OS搭載は安心ですが、前面にUSB-Cポートが無い点と、3ピン電源プラグ(変換アダプタ必要)は不便に感じます。

コストパフォーマンス:★★★★★

6万円台でR7 6800H、32GB/1TB、高品質な筐体を実現。まさに驚異的なコストパフォーマンスです。

総評】 ★★★★★

驚異のコストパフォーマンス

GEEKOM A6の最大の魅力は、6万円台という価格設定にあります。Ryzen 7 6800H、32GBのDDR5メモリ、1TBのPCIe 4.0 SSDという、数年前ならハイエンド機に採用されていた構成を搭載しています。この価格でこの性能が手に入るのは、まさに「コストパフォーマンスの怪物」と言っても過言ではありません。

デザインと性能の妥協なき両立

安価なミニPCにありがちな妥協が、本機には見られません。Mac miniに匹敵する高級感のあるアルミ合金ボディ、USB4ポートやフルサイズSDカードスロットといった豊富な機能、そしてRadeon 680MによるFHD解像度での高いゲーム性能を、このコンパクトな筐体に見事に詰め込んでいます。

注意すべき点

完璧ではなく、弱点もあります。高負荷時には冷却ファンの音が「やや煩い」と感じるレベルになり、静音性を最優先する人には向きません。また、前面にUSB-Cポートが無く、付属の電源プラグが3ピンである点は、日々の使い勝手で不便を感じる可能性があります。

まとめ:どんな人に最適か?

いくつかの細かな欠点はあるものの、それらを補って余りある圧倒的な価値を備えています。「安価でも性能や質感に妥協したくない」「日常作業からFHDでのゲームまで、一台で万能にこなしたい」というユーザーにとって、GEEKOM A6は現時点で最高の選択肢の一つとなるでしょう。

GEEKOM A6 ミニpc、AMD Ryzen 7 6800H搭載【128GB RAM+6TB SSD(最大拡張可能)】3年保証対応 ミニパソコン|4画面出力 最大8K@60Hz対応|USB4:Oculink|Win 11 Pro 正規版|16GB DDR5+512GB SSD

GEEKOM A6の価格・購入先

GEEKOM A6 実機の前面 外観が見える。

※価格は2026/01/14に調査したものです。価格は変動します。

GEEKOM公式サイト

R7-6800(16GB RAM+1TB SSD)

82,900円で販売されています。

で販売されています。

GEEKOM公式サイトで「GEEKOM A6」をチェックする

ECサイト

GEEKOM A6/AMD Ryzen 6800H

  • Amazonで82,900円、
  • 楽天市場で89,900円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで98,791円、
  • 米国 Amazon.comで$579.00、

です。

Amazonで「GEEKOM A6」をチェックする

楽天市場で「GEEKOM A6」をチェックする

ヤフーショッピングで「GEEKOM A6」をチェックする

米国 Amazon.comで「GEEKOM A6」をチェックする

Rakuten
楽天市場

最新の人気アイテムを
チェック!

Yahoo! Shopping
Yahoo!ショッピング

お得なポイント還元を
今すぐチェック!

おすすめのライバル機種と価格を比較

GEEKOM A6」に似た性能をもつミニPCも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

GEEKOM A5

GEEKOMから発売されたAMD Ryzen 7 5800H プロセッサ搭載のミニPCです(2023年10月発売)。

32GB DDR4メモリ、512GB M.2 SSDストレージ、Windows 11 Proを搭載しています。

また、4K 4画面出力(HDMI、Type-C)、冷却システム、VESAマウント、M.2での拡張(最大2TBまで)、2.5インチ SATA HDD/SSDでの拡張(最大2TBまで)、最大64GBまでのメモリ拡張、USB 3.2 Gen 2 Type-C x2、USB 3.2 Gen 2 Type-A x3、USB 2.0 Type-A x1、2.5G ギガビット有線LAN通信、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。

✅価格は、Amazonで39,990円(税込・7430Uモデル)、楽天市場で51,064円(送料無料)、米国 Amazon.comで $259.00(7430Uモデル)、です。

👉関連記事:GEEKOM A5レビュー!Ryzen 7 5800Hのベンチマークとゲーム性能も公開

Amazonで「GEEKOM A5」をチェックする

GEEKOM A7 MAX

GEEKOMから発売されたAMD Ryzen 9 7940HS 搭載のミニPCです(2025年12月15日 発売)。

16GB DDR5-5600メモリ、1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。

また、2つのUSB4ポート、最大4画面出力(HDMI 2.0 x 2, USB4 x 2)、冷却システム GEEKOM IceBlast、VESAマウント、側面SDカードスロットを搭載。

最大10 TOPSのNPU、ケンジントンロック、3 x USB 3.2 Gen 2 Type-A、1 x USB 2.0、Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.2、2つの2.5G ギガビット有線LAN通信にも対応しています。

✅価格は、Amazonで114,900円(税込)、楽天市場で135,900円(送料無料)、米国 Amazon.comで$949.00、です。

👉関連記事:GEEKOM A7 MAX 徹底レビュー!A8 2025との違いと欠点を評価

Amazonで「GEEKOM A7 MAX」をチェックする

Minisforum X1 Lite

Minisforumから発売されたAMD Ryzen™ 7 255 搭載のミニPCです(2025年11月19日 発売)。

DDR5-5600MHzメモリ(最大128GB)、M.2 2280 PCIe4.0 NVMe SSDストレージ(最大8TB)を搭載しています。

また、OCuLinkポート、最大3画面同時出力(HDMI 2.1, DP 1.4, USB4)、冷却システム(相変化熱伝導材, デュアルヒートパイプ, 大型静音ファン)、ストレージ拡張(M.2 2280 PCIe4.0 NVMe SSD×2スロット)、VESAマウント、USB 3.2 Gen2 Type-A、Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.2、2.5G イーサネットポートにも対応しています。

✅価格は、Amazonで83,199円(Ryzen 7 255・32GB 1TB・税込)、楽天市場で107,999円(送料無料)、AliExpressで51,090円(ベアボーン)、米国 Amazon.comで$559.00、です。

👉関連記事:Minisforum X1 Lite徹底レビュー!UM750L Slimと比較

Amazonで「Minisforum X1 Lite」をチェックする

GMKtec M6 Ultra

GMKtecから発売されたAMD Ryzen™ 5 7640HS 搭載のミニPCです(2025年10月末 発売)。

DDR5 4800 MT/s (SO-DIMM×2, デュアルチャネル, 最大128GB対応)メモリ、M.2 SSD (NVMe PCIe 4.0)ストレージを搭載しています。

また、USB4.0 (フル機能)ポート、最大8K 3画面出力(USB4, DisplayPort, HDMI 2.0)、冷却システム デュアルファン (超伝導銅デュアルタービン+デュアルファン)、VESAマウント、拡張ストレージ M.2 SSDスロット×2 (合計最大8TBまで拡張可能)、USB3.2 Gen2 ×3、USB2.0 ×1、3.5mmオーディオジャック、WiFi 6E (RZ616), Bluetooth 5.2、デュアル2.5G LAN (RJ45)×2にも対応しています。

✅価格は、Amazonで56,399円(Ryzen 7640HS)、楽天市場で79,499円(Ryzen 5 7640HS)、ヤフーショッピングで79,704円(Ryzen 5 7640HS)、AliExpressで35,082円(ベアボーン)、米国 Amazon.comで$379.99、です。

👉関連記事:GMKtec M6 UltraとM7 Ultraを比較レビュー!性能の違いは?

Amazonで「GMKtec M6 Ultra」をチェックする

Beelink EQ6

Beelinkから発売されたAMD Ryzen 5 6600H / Ryzen 7 7735HS / Ryzen 9 6900HXプロセッサ搭載のミニPCです。Windows 11 Pro、16GB/24GB DDR5 メモリを搭載。500GB/1TB M.2 2280 PCle4x4 ストレージ、ストレージ用の拡張スロット(最大4TB)、電源供給ユニット、HDMI 2.0 (最大4K) x2搭載で、

4K 3画面出力、冷却システム MSC2.0、ACケーブルからの電源供給、最大8TBまでのストレージ拡張、最大64GBまでのメモリ拡張、自動電源ON、USB-C (10Gbps) x1、USB3 (10Gbps) x3、USB2.0 (480Mbps) x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、デュアル ギガビット有線LANに対応しています。

✅価格は、Amazonで71,900円(Ryzen 9 6900HX)、米国 Amazon.comで$369.00 (Ryzen 7 6800U)、です。

👉関連記事:Ryzenで電源内蔵「Beelink EQ6」のメリット・デメリット

Amazonで「Beelink EQ6」をチェックする

MINISFORUM UM760 Slim

MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen 5 7640HS プロセッサ搭載のミニPCです。

Windows 11、32GB DDR5-4800MHzメモリ、512GB/1TB M.2 ストレージ、M.2 2280 PCIe4.0 SSD スロットx2を搭載しています。

また、8K 3画面 出力、M.2 SSDで最大8TBまでのストレージ拡張、最大96GBまでのメモリ拡張、効率的な放熱システム、VESAマウント、1つのUSB 4.0 Type-Cポート (Alt PD/40G/DP出力)、2つのUSB3.2 Type-A (Gen2) ポート、Wi-Fi 6E、BlueTooth 5.3、2.5Gギガビット有線LAN通信に対応しています。

✅価格は、Amazonで66,599円(税込・クーポン適用)、楽天市場で89,999円(送料無料)、ヤフーショッピングで82,220円、AliExpressで69,201円、米国 Amazon.comで$429.00、です。

👉関連記事:MINISFORUM UM760 Slim徹底レビュー!メモリ増設で激変する?

Amazonで「MINISFORUM UM760 Slim」をチェックする

BMAX B5 A Pro

BMAXから発売されたミニPCです(2024年10月発売)。

AMD Ryzen7 5825U、16GB DDR4 メモリ、512GB M.2 NVMe SSDストレージ、拡張スロット(ストレージ用)、Displayport 1.4 x1、HDMI 2.1 x1、Windows 11を搭載しています。

また、4K 3画面出力、最大64GBまでのメモリ拡張、ストレージ拡張(M.2 NVMe、2.5inch HDD)、冷却システム、VESAマウント、Type-C (フル機能) x 1、USB 3.2 x2、USB 2.0 x2、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、ギガビット有線LANに対応しています。

✅価格は、Amazonで44,649円(税込・Ryzen7 5825U)、楽天市場で44,480円(Ryzen7 5825U)、ヤフーショッピングで63,195円、です。

👉関連記事:Ryzenで最安「BMAX B5 A Pro」の性能と評価を解説

Amazonで「BMAX B5 A Pro」をチェックする

Mac mini M4

Appleから発売されたmacOS Sequoia 搭載のミニPCです(2024年11月8日 発売)。

Apple M4チップ、16GB / 24GB ユニファイドメモリ、256GB / 512GBストレージ、スピーカー、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しています。

また、11TOPS(1秒間に11兆回のAI演算)、Apple Intelligence、3つのThunderbolt 4ポート(DP映像出力、最大100WのPD給電)、3画面出力、HDMI映像出力、USB-Cポート(最大10Gb/s) x2、有線LAN、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

✅価格は、Amazonで90,970円(税込)、楽天市場で90,720円(送料無料)、ヤフーショッピングで102,517円です。

👉関連記事:Mac mini M4徹底レビュー!M2比較で気づいた進化点と欠点を評価

Amazonで「Mac mini M4」をチェックする

他のGEEKOMミニPCと比較

他にもGEEKOMのミニPCが販売されています。2026、2025、2024年モデルもあるので、ぜひご覧ください。

GEEKOMミニPC完全ガイド!2025 全機種比較と性能/選び方を徹底解説

その他のおすすめミニPC・デスクトップPCの紹介

その他のおすすめ小型PCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

激安で買える海外製の小型PC 最新 機種 ラインナップ まとめ

海外製の小型PCをまとめて紹介しています。

Intel N150ミニPCはこう選べば正解!2025最新の性能・価格を比較

最新のN150ミニPCをまとめて紹介しています。

【2025】レノボ デスクトップPCおすすめ!タワー・小型・一体型を徹底比較

レノボの最新デスクトップPCをまとめて紹介しています。

Core Ultra デスクトップPC【2025最新】おすすめ9選|AI性能で差をつける!

Core Ultra プロセッサ搭載のデスクトップPCをまとめて紹介しています。

この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
動画はYouTubeで(https://www.youtube.com/@秋葉原ぶらり)公開中。

GMKtec K11とK12を徹底比較レビュー!CPU・GPU性能の違いは?

GMKtec K11 天面 外観
2024年12月25日に発表された「GMKtec K11」は、RGBライト付きの高性能なAMD Ryzen 9 8945HSを搭載したミニPCとして注目を集めました。

このレビューでは、K11がどれほどのパフォーマンスを秘めているのか、そして2025年8月に発売された「GMKtec K12」(Ryzen 7 H 255)と何が違うのか、その性能から使い勝手まで徹底的に比較・検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

GMKtec K11 の長所(Pros):

  • K12を上回るCPU/GPUパフォーマンス
  • NPU(Ryzen AI)搭載によるAI機能対応
  • 優れた電力効率(K12より省エネ)
  • 2基のUSB4ポート搭載
  • 工具不要で簡単なメンテナンス性(ツイスト式天板)

GMKtec K11 の短所(Cons):

  • 制御不能(消灯不可)なRGBライト
  • 不便なポート配置(Oculinkが前面、背面のUSB-AがUSB 2.0)
  • K12より少ないストレージ拡張性(M.2スロットx2)
  • K12より古いWi-Fi 6規格

総合評価:

GMKtec K11は、純粋な処理能力、AI機能、電力効率を驚異的なコストパフォーマンスで実現したミニPCです。しかし、その反面、ポート配置やRGBライトの制御などでやや不便な点があり、ある程度PCに慣れている人向けのミニPCと言えます。

この記事で分かること

  1. K11とK12の筐体デザイン、サイズ、重量の徹底比較
  2. 制御不能なK11のRGBライトと、K12の物理ボタンによる改善点
  3. Oculinkポートの位置やUSB4の数など、ポート構成の使い勝手
  4. ベンチマークによるCPU比較とGPUのグラフィック性能を比較
  5. モンハン ワイルズ』や『原神』での実機ゲーム性能(FPS)
  6. NPU(AI機能)の有無がクリエイティブ作業(Photoshop AIなど)にどう影響するか
  7. 高負荷時のCPU温度冷却ファン静音性
  8. アイドル時と高負荷時の消費電力、電力効率(ワットパフォーマンス)
  9. 簡単なK11の分解方法(開け方)と、K12の3スロットSSDとの増設・拡張性比較
  10. BIOSでのTDP設定(35W/54W/65W)とVRAM割り当て(初期設定
  11. Wi-Fi 6 (K11) vs Wi-Fi 6E (K12) の通信速度の違い
  12. メリット・デメリット(K12比較)
  13. 専門家による5段階評価と詳細な総評
  14. 最新の価格購入先・ライバル機種K12との価格比較

この記事を最後まで読むことで、「GMKtec K11」が本当に最適なミニPCなのか、それとも欠点を改善した「GMKtec K12」を選ぶべきなのかが、はっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンクAliExpress リンク

公式ページ:GMKtec K11 AMD Ryzen™ 9 8945HS 搭載ミニPC – GMKtec JP

デザイン:GMKtec K11とK12の外観、サイズ、ポート構成の比較

GMKtec K11の外観。縦置き。

ここでは、GMKtec K11のデザイン、サイズ感、そして日常の使い勝手に直結する接続ポート類について、比較対象のK12と比べながら詳しく見ていきます。

サイズ、重量、筐体デザイン

GMKtec K11は、サイズが約125 x 132 x 63mm、重量が約625gと、高性能ミニPCとしては標準的かやや厚みのあるサイズ感です。天板はスモークのかかったアクリル製で、内部のファンが透けて見えるデザインになっています。

一方のGMKtec K12は、サイズが約152 x 154 x 76mm、重量が約938gと、K11よりも一回り大きく、重さもかなりあります。K12は航空機グレードのアルミニウム合金カバーを採用しており、斜めのカットが入ったデザインは非常に高級感があります。ただ、外装カバーの品質は高いものの、本体側のケースはプラスチック製で、少し安っぽさを感じる部分もありました。

RGBライトの違い

GMKtec K11のRGBライト

どちらのモデルも筐体上部にRGBライトを搭載していますが、その仕様は大きく異なります。

K11の天板は、電源を入れると内蔵ファンがレインボーに美しく光ります。スモークのアクリル越しに見えるイルミネーションは魅力的で、ファンが回転している状態の方が光が拡散して好みでした。しかし、このLEDライトはUEFI(BIOS)やユーティリティソフトから変更したりオフにしたりする機能が見当たらず、常に光り続けます。光物が苦手な人にとっては、これが最大の障害になるかもしれません。

この点がGMKtec K12では劇的に改善されました。K12は背面に「ファン/LEDコントロールボタン」という物理ボタンが搭載されています。このボタンを押すことで、13種類もの鮮やかなライティングエフェクトを切り替えることができます。さらに、ボタンを長押しすればライトを完全にオフにすることも可能です。K11で不満だった点がピンポイントで解消されており、これは素晴らしい進化だと感じました。

接続ポート(インターフェース)

GMKtec K11の前面インターフェース

ポート構成はどちらも非常に豊富ですが、配置や種類に重要な違いがあります。

GMKtec K11のポート構成は以下の通りです。

  • 前面: Oculink (PCIe Gen4) x1 , USB4 (Type-C) x1 , USB 3.2 Gen2 (Type-A) x2 , 3.5mmオーディオジャック x1
  • 背面: USB4 (Type-C) x1 , HDMI 2.1 x1 , DP 2.1 x1 , USB 2.0 (Type-A) x2 , 2.5G LAN x2

GMKtec K12のポート構成は以下の通りです。

  • 前面: USB 3.2 Gen2 (Type-C) x1 (PD/DP対応) , USB 3.2 Gen2 (Type-A) x2 , USB 2.0 (Type-A) x1 , 3.5mmオーディオジャック x1 , クリアCMOSボタン
  • 背面: Oculink (PCIe Gen4) x1 , USB4 (Type-C) x1 , USB 3.2 Gen2 (Type-A) x1 , USB 2.0 (Type-A) x1 , HDMI 2.1 x1 , DP 1.4 x1 , 2.5G LAN x2 , 3.5mmオーディオジャック x1 , ファン/LEDコントロールボタン

GMKtec K11の背面インターフェース

比較して最も注目すべきはOculinkポートの位置です。K11は前面にありますが、K12は背面にあります。eGPU(外付けGPU)ボックスを接続する場合、太いケーブルが前面から伸びるのは邪魔になりがちなので、K12の背面配置は非常に合理的だと感じます。

一方で、USB4ポートの数はK11が勝っています。K11は前面と背面に1基ずつ、合計2基搭載しています。K12は背面の1基のみです。高速な周辺機器を多用するならK11は魅力的です。

ただし、K11は背面のUSB-Aポートが2基ともUSB 2.0で、高速なUSBハブなどを接続するのに不便さを感じました。K12は高速なUSB 3.2 Gen2 (Type-A)が合計3基あり、前面と背面にうまく分散配置されているため、実際の使い勝手はK12の方が良いと感じました。

モニター出力、VESAマウント、付属品

GMKtec K11の映像出力。4画面同時出力。

モニターへの映像出力に関しては、両モデルとも非常に強力です。

K11はHDMI 2.1、DP 2.1、そして2基のUSB4ポートを使い、最大4画面4K@60Hz出力に対応します。K12もHDMI 2.1、DP 1.4、USB4、そして前面のType-C(DP対応)ポートを使い、同じく最大4画面出力が可能です。どちらもデイトレードや動画編集などのマルチモニター環境構築に最適です。

GMKtec K11のVESAマウント

どちらのモデルにもVESAマウント金具が標準で付属しており、モニターの裏に固定してデスクスペースを最大限に活用できます。

付属品は、本体、ACアダプタ、HDMIケーブル、VESAマウント、マニュアル類で共通です。K11の120Wアダプタは平均的なサイズですが、K12の120WアダプタはK11のものより小型化されており、持ち運びや設置の際に便利になっています。

GMKtec K11の付属品

まとめ:デザイン

  • サイズと重量:K12はK11よりも一回り大きく重い。
  • 筐体素材:K11は金属筐体とアクリル天板、K12は高級感のあるアルミカバーを採用している。
  • RGBライト:K11は美しく光るがオフにできない、K12は専用ボタンでパターン変更やオフが可能。
  • Oculinkポート:K11は前面、K12は背面にある。
  • USBポート:K11はUSB4が2基あるのが強み、K12は高速なUSB-A 3.2が3基あり、前面と背面に分散配置されている。
  • オーディオジャック:K11は1基、K12は前面と背面に合計2基搭載している。
  • モニター出力:どちらも4画面出力に対応し、マルチモニター環境に強い。
  • ACアダプタ:K12のアダプタはK11より小型化されている。

パフォーマンスとゲーム性能:GMKtec K11とK12のCPU・GPU性能を徹底比較

GMKtec K11 プロセッサ

ここでは、GMKtec K11のパフォーマンスとゲーム性能を、GMKtec K12と比較しながら紹介します。

ベンチマーク

GMKtec K11は、AMD Ryzen™ 9 8945HSプロセッサーを搭載しています。これはZen 4アーキテクチャを採用した8コア16スレッドのAPUで、最大5.2GHzの高いクロック周波数を誇ります。さらに、AI処理を専門に行うNPU(Ryzen AI)も内蔵しており、Windows Studio EffectsなどのAI機能にも対応します。グラフィックスには、12コアで最大2800MHz動作のAMD Radeon™ 780Mを搭載しています。

AMD Ryzen 9 8945HS

CPUのベンチマーク結果

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「29605」
  • Geekbench 6のシングルコア「2397」、マルチコア「11875」
  • Cinebench R23 シングルコア「1803」、マルチコア「16937」
  • Cinebench 2024 シングルコア「106」、マルチコア「915」
  • PCMark 10 スコア「7477」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

GPUのベンチマーク結果・Radeon 780Mグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「8647」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「4200」
  • Time Spy グラフィックスコアで「3301」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「37289」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「19371」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

CPU性能を比較

GMKtec K11 ベンチマーク

GMKtec K12とCPU性能を比較してみました。

GMKtec K12は、AMD Ryzen™ 7 H 255プロセッサーを搭載しています。こちらも同じZen 4アーキテクチャの8コア16スレッドAPUですが、K11のRyzen 9 8945HSとは異なり、AI処理用のNPUは搭載されていません。また、最大ブーストクロックは4.9GHzに設定されています。

AMD Ryzen 7 H 255

CPUのベンチマーク結果

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「26178」
  • Geekbench 6のシングルコア「2369」、マルチコア「11694」
  • Cinebench R23 シングルコア「1697」、マルチコア「15592」
  • Cinebench 2024 シングルコア「101」、マルチコア「905」
  • PCMark 10 スコア「6622」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

比較からわかること

ベンチマークスコアを比較すると、全体的にK11 (Ryzen 9 8945HS)がK12 (Ryzen 7 H 255)を上回る結果となりました。K11は最大ブーストクロックが5.2GHzと、K12の4.9GHzよりも高く設定されており、この差がCinebench R23のマルチコア性能や、日常的なアプリの快適さを示すPCMark 10のスコアに表れています。

一方で、Geekbench 6のシングルコアやCinebench 2024のマルチコア性能のように、両者のスコアが非常に近い項目もありました。K12K11からNPU(AIエンジン)を省略したモデルですが、純粋なCPU性能においても、クロック周波数の差が明確に出ている形です。

GPU性能を比較

GMKtec K12とGPUのグラフィック性能を比較してみました。

GMKtec K12に搭載されている内蔵GPUも、K11と同じAMD Radeon™ 780Mです。ただし、こちらは12コア構成で、最大動作クロックが2600MHzに設定されています。

AMD Ryzen 7 H 255

GPUのベンチマーク結果・Radeon 780Mグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「7512」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「3800」
  • Time Spy グラフィックスコアで「3125」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「28000」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「17400」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

比較からわかること

GPU性能においても、すべての項目でK11がK12を上回りました。両モデルは同じ「Radeon 780M」という名称のGPUを搭載していますが、K11のGPUは最大2800MHzで動作するのに対し、K12のGPUは最大2600MHzに抑えられています。

この200MHzの動作クロックの差が、Fire StrikeやNight Raid、Wild Lifeといった各種ベンチマークスコアの差として明確に表れています。どちらも内蔵GPUとしては非常に優秀ですが、より高いフレームレートやグラフィック品質を求めるのであれば、K11の方が優れた選択肢となります。

アプリの動作感:GMKtec K11の日常作業とクリエイティブ性能

GMKtec K11で作業している

ここでは、GMKtec K11がWeb閲覧やオフィス作業、動画編集などのアプリのタスクをどれだけ快適にこなせるか、NPU非搭載のGMKtec K12と比較しながらレビューします。

日常作業とマルチタスク

GMKtec K11 (Ryzen 9 8945HS) は、ゲーム以外の作業では「爆速」であり、正直なところ「過剰性能では?」と感じるほどの快適さでした。PCの総合的な快適さを示す「PCMark 10」のスコアが7477と非常に高いことからも、その実力がうかがえます。

具体的には、Chromeで大量のタブを開きながら、Wordで資料を作成し、Excelでデータを処理するといったマルチタスクでも、処理落ちする気配は一切ありません。YouTubeで4K動画を再生してもカクつくことはなく、会社のメインPCよりも明らかに高速だと感じるほどでした。

GMKtec K12 (Ryzen 7 H 255)も、事務作業、ネット閲覧、Web会議といったタスクは非常にサクサクと快適にこなせます。しかし、PCMark 10のスコアは6622と、K11と比較すると数値に明確な差が出ています。K11の「過剰」とも思える快適さには一歩譲るものの、K12も日常使いでは十分すぎる性能を持っています。

クリエイティブ作業(動画・画像編集)

GMKtec K11は、そのデスクトップ級のパワーで、4K映像の編集やデザインワークといった負荷の高い作業もスムーズにこなせます。Adobe Photoshopでの画像編集や、DaVinci Resolveでの4K動画編集も比較的スムーズに処理できました。HDMI、DisplayPort、2基のUSB4を活用した3画面や4画面のマルチモニター環境でもパフォーマンスの低下を感じなかったため、編集作業の効率も格段に上がります。

GMKtec K12も、Photoshopでの画像編集作業はストレスなく使用できました。動画編集も可能ですが、4K編集など負荷をかけるとファンが回り始め、K11ほどの余裕は感じられません。

AI性能 (NPUの有無)

ここが両モデルの決定的な違いです。

GMKtec K11は、AI処理を専門に行うNPU(Ryzen AI)を搭載しています。これにより、Web会議での「Windows Studio Effects」(自動背景ぼかしやノイズ除去)といったOS標準のAI機能をCPUに負荷をかけず快適に利用できます。

一方、GMKtec K12はNPUを搭載していません。そのため、例えば「Photoshop AI」の生成塗りつぶしのようなオンデバイスのAI処理を実行すると、NPUを搭載するK11と比べて著しく時間がかかってしまいます。AI機能を多用するクリエイティブ作業や、将来のAI機能(Copilot+など)を見据えるのであれば、K11の優位性は非常に大きいと感じました。

まとめ:ゲーム以外の動作感

  • 日常の快適さ:K11は「過剰性能」と評されるほど高速、K12も事務作業ならサクサク快適。
  • クリエイティブ性能:K11は4K動画編集もスムーズにこなすパワーがあり、K12もPhotoshopは快適だが高負荷時はK11に軍配が上がる。
  • AI性能:K11はNPUを搭載しWindows Studio Effectsなどに対応、K12はNPU非搭載でPhotoshop AIなどの処理が遅れる。

排熱性能と静音性:GMKtec K11の冷却力と動作音

GMKtec K11 冷却

ここでは、GMKtec K11の冷却システムがどれほど強力か、また動作音がどれくらい静かなのかを、K12と比較しながら詳しくレビューしていきます。

K11の冷却システムと排熱性能

GMKtec K11は「優れた冷却システム 2.0」を搭載しています。これは銅製ベースを備えたツインターボファンシステム(デュアルファン)で構成されています。具体的には、底面側にCPUを冷却するためのファンとヒートシンク、天板側にメモリやSSDを冷却するためのファンが配置されています。

実際の排熱性能は非常に優秀です。パフォーマンスモード(65W~70W)で高負荷をかけ続けても、CPU温度は75°Cから80℃前後で安定しており、安心して長時間の作業やゲームを続けられます。ただし、瞬間的な負荷でCPU温度が一気に80℃を超えることもあったため、長期間の耐久性については少し気になるところです。

K11の静音性

GMKtec K11 ファン

K11の動作音は、その性能を考えると驚くほど静かです。スペック表によれば、サイレントモード(35-40W)では32-35dBパフォーマンスモード(65-70W)でも39-40dBに抑えられています。

実際にオフィス作業やYouTubeでの動画視聴といった日常的な使い方では、耳を近づけてもほとんどファンの音は気になりませんでした。『Apex Legends』などのゲームをプレイしていても「静かだ」と感じるほどで、冷却ファンが常に高回転で回るようなことはありませんでした。もちろん、高負荷時にはファンの回転音が大きくなることはありますが、それでも多くの人にとって許容範囲内だと感じました。

K12との比較

GMKtec K12は、K11の冷却システムをさらに進化させ、新しく「VC均熱板(ベイパーチャンバー)」を採用しています。こちらもCPU用のVCファンとメモリ/SSD用の補助ファンというデュアルファン構成です。これにより、65Wのストレステスト(AIDA64)を2時間実行してもスロットルすることなく安定したパフォーマンスを維持します。

静音性については、K12も日常的な作業では「非常に静か」だと感じました。しかし、K12はK11よりも筐体サイズがかなり大きいにもかかわらず、期待していたほどの劇的な静音化は感じられませんでした。K12のアイドル時の騒音が35dB(A)と測定されており、これはK11のサイレントモード(32-35dB)と同等か、むしろやや大きい数値です。高負荷時の騒音レベルも40dB(A)台前半と、K11のパフォーマンスモード(39-40dB)とほぼ同等レベルという印象でした。

まとめ:排熱性能と静音性

  • 冷却システム(K11):CPU用とメモリ/SSD用のデュアルファン(ツインターボファン)を搭載。
  • 排熱性能(K11):高負荷時(65W-70W)でもCPU温度は75°C~80℃前後で安定して動作。
  • 静音性(K11):日常作業では非常に静かで、高負荷のパフォーマンスモードでも39-40dBと、性能の割に静音。
  • 冷却システム(K12):K11のデュアルファン構成に加え、VC均熱板(ベイパーチャンバー)を採用し、冷却機構が強化されている。
  • 静音性比較:K12はK11より筐体が大きいが、アイドル時・高負荷時ともに騒音レベルはK11とほぼ同等レベル。

消費電力:GMKtec K11の電力効率とK12との比較

GMKtec K11の消費電力、TDPを計測。

ここでは、GMKtec K11の消費電力がどの程度なのかを、比較対象のK12とあわせてレビューしていきます。

ACアダプタとTDP

GMKtec K11は、最大120W(19V 6.32A)のDC電源アダプタが付属しています。TDP(消費電力の目安)は、サイレントモード(35W)、バランスモード(54W)、パフォーマンスモード(65W)と、最大70Wまで動作するように設定されています。

比較対象のGMKtec K12も、同じ120WのACアダプタが付属していますが、こちらはK11のアダプタよりも小型化されており、取り回しが良くなっている点は改善点です。K12のTDP設定も35W/54W/65W(ピーク70W)とK11と共通しています。

アイドル時の消費電力

PCを起動しているだけ(アイドル時)の消費電力は、高性能ミニPCとしてはどちらも非常に優秀なレベルにあります。

GMKtec K11 (Ryzen 9 8945HS): アイドル時の平均消費電力は約9.1Wでした。最小では6.6Wまで下がり、最大でも11.3W程度に収まっています。

GMKtec K12 (Ryzen 7 H 255): アイドル時の平均消費電力は約10.1Wと、K11よりわずかに高い数値でした。

アイドル時の静かな状態では、K11の方がわずかながら省エネ性能が高いという結果になりました。

高負荷時の消費電力

次に、ベンチマークテストやゲーム実行時など、マシンに高い負荷をかけた際の消費電力を比較します。

GMKtec K11 (Ryzen 9 8945HS): 高負荷時の平均消費電力は76.8W、最大負荷時でも88Wに抑えられていました。『サイバーパンク2077』のような重いゲームをプレイしていても、消費電力は83W程度、Cinebench実行時でも80W前後と、非常に安定しています。

GMKtec K12 (Ryzen 7 H 255): 高負荷時の平均消費電力は69.8WとK11より低いものの、最大負荷時には92.8Wを記録しました。『サイバーパンク2077』実行時も86.3Wと、K11を上回る結果となりました。

ワットパフォーマンス(電力効率)

ここまでの結果を総合すると、電力効率(ワットパフォーマンス)はK11がK12を上回っていると言えます。K11は、K12よりも高いCPU・GPU性能を発揮しながら、ゲーム実行時や最大負荷時の消費電力はK12よりも低く抑えられていました。K11はまさに「高性能ながら省エネなミニPC」という評価がふさわしい結果です。

まとめ:消費電力

  • ACアダプタ:K11もK12も120Wだが、K12のアダプタは小型化されている。
  • アイドル時:K11 (平均9.1W) は K12 (平均10.1W)よりもわずかに省エネ。
  • 高負荷時:K11は最大88W、ゲーム時83W に対し、K12は最大92.8W、ゲーム時86.3Wと、K12の方が高い電力を消費する場面があった。
  • 電力効率:K11はK12より高いパフォーマンスを、K12より低い最大消費電力で実現しており、ワットパフォーマンスに優れる。

ゲーム性能をレビュー!GMKtec K11でモンハン、原神は滑らかに動く?

GMKtec K11でモンスターハンターワイルズをプレイ

ここでは、GMKtec K11(Ryzen 9 8945HS)とGMKtec K12(Ryzen 7 H 255)のゲーム性能の違いを、実際にいくつかのゲームタイトルをプレイして感じた動作感とフレームレート(FPS)を交えて具体的にレビューしていきます。

モンスターハンターワイルズ

シリーズ最新作で、広大なフィールドの探索とシームレスな戦闘が特徴のアクションRPGです。グラフィック負荷もかなり高いタイトルです。

GMKtec K11 (Ryzen 9 8945HS) 1080p(フルHD)・低設定でプレイしたところ、平均30~40fpsを維持し、なんとかプレイ可能なラインを確保してくれました。強力なモンスターとの戦闘でエフェクトが飛び交うと30fpsを下回ることもありましたが、AMD FidelityFX™ Super Resolution (FSR)を併用すれば、もう少し安定した動作が期待できそうです。

GMKtec K12 (Ryzen 7 H 255) K11と同じ設定では厳しく、1080p(フルHD)・最低設定まで落としても、平均25~30fpsで推移しました。アクションが激しくなるとカクつきが目立ち、快適な狩りとは言い難い状況です。このゲームを遊ぶなら、解像度を720pまで下げるなどの思い切った妥協が必要だと感じました。

原神

GMKtec K11で原神をプレイ

美しいアニメ調のグラフィックが魅力のオープンワールドRPGです。

GMKtec K11 (Ryzen 9 8945HS) これは非常に快適でした。1080p(フルHD)・中~高設定で、ゲームの上限である60fpsにほぼ張り付いた状態でプレイできます。キャラクターが密集する都市部や、元素爆発が飛び交う激しい戦闘シーンでもフレームレートの落ち込みはほとんど感じられず、テイワットの世界を滑らかな映像で存分に楽しむことができました。

GMKtec K12 (Ryzen 7 H 255) K11に迫る快適さで、1080p(フルHD)・中設定で平均50~60fpsを叩き出します。ほとんどの場面で快適ですが、負荷の高いエリアや戦闘中には50fps台に落ち込み、K11と比べるとわずかな引っかかりを感じることがありました。設定を「低」にすれば、ほぼ60fpsで安定します。

Apex Legends

GMKtec K11でApex Legendsをプレイ

スピーディーな展開が魅力のバトルロイヤルシューターです。フレームレートが勝敗に直結します。

GMKtec K11 (Ryzen 9 8945HS) 1080p(フルHD)・低設定(いわゆる競技設定)でのパフォーマンスには驚かされました。平均100~120fpsという高いフレームレートを維持し、非常に滑らかな視点移動が可能です。敵との激しい撃ち合いでも遅延を感じることはなく、内蔵GPUであることを忘れさせるほど快適でした。

GMKtec K12 (Ryzen 7 H 255) K12も負けていません。同じく1080p・低設定で平均70~90fpsを記録。快適なプレイの目安となる60fpsを大きく上回り、安定したパフォーマンスを発揮します。激しい戦闘中でもフレームレートが大きく落ち込むことはなく、ストレスなく楽しめました。

サイバーパンク2077

GMKtec K11でサイバーパンク2077をプレイ

リッチなグラフィックで描かれる巨大都市ナイトシティが舞台のオープンワールドRPGです。iGPUには非常に荷が重いタイトルです。

GMKtec K11 (Ryzen 9 8945HS) 1080p(フルHD)・低設定で、平均50~60fpsと、内蔵GPUでここまで動くのかと感動するレベルでした。FSRを「パフォーマンス」設定にすることで平均60fpsを超え、ナイトシティの探索や戦闘が現実的に楽しめます。

GMKtec K12 (Ryzen 7 H 255) 1080p・低設定では平均40~50fpsとなり、K11と比べると明確に重さを感じます。プレイにはFSRの活用が必須で、「パフォーマンス」設定にしてようやく50fps台後半に届くかどうか、という印象でした。

Forza Horizon 5

GMKtec K11でForza Horizon 5をプレイ

美しいオープンワールドを駆け巡るレーシングゲームです。

GMKtec K11 (Ryzen 9 8945HS) 1080p(フルHD)・中設定で、平均60~70fpsを達成。美しいメキシコの風景を楽しみながら、60fpsを維持した快適なドライブが可能でした。多数の車が入り乱れるレースシーンや、天候が激しく変化する場面でも安定していました。

GMKtec K12 (Ryzen 7 H 255) 1080p(フルHD)・低設定で平均50~60fpsと、こちらも健闘。60fpsに迫るフレームレートで、レースゲームとしての最低限の滑らかさは確保できています。FSRを積極的に利用すれば、さらに安定した動作が期待できます。

まとめ:ゲーム性能

Ryzen 9 8945HSを搭載するK11は、Ryzen 7 H 255を搭載するK12と比較して、CPUと内蔵GPU(同じRadeon 780Mでも最大クロックが高い)の両方で明確に優れた性能を示しました。

この性能差は、『Apex Legends』のような軽いゲームでは「より高いフレームレート」として現れ、『サイバーパンク2077』のような重いゲームでは「快適に遊べるか、設定を妥協しても厳しいか」という決定的な違いとなって現れました。どちらも内蔵GPUとしてはトップクラスですが、ゲーム体験の選択肢を広げたいなら、間違いなくK11がおすすめです。

メモリとストレージ:GMKtec K11の簡単な分解と拡張性

GMKtec K11の内部。分解

ここでは、GMKtec K11の内部へのアクセス方法(分解)と、メモリやストレージの拡張性について、比較対象のK12と比べながら詳しくレビューしていきます。

分解とアクセスの容易さ

GMKtec K11の内部アクセス方法は非常によく考えられており、感動すら覚えました。天板のアクリルパネルに手のひらを当てて軽く押しつけ、左に45度回転させるだけで、カチッとロックが外れます。工具不要で天板を開けられるこの「ツイスト式」の機構は素晴らしいです。天板を外すとメモリやSSDを冷却するファンが搭載された内部プレートが現れ、この四隅のネジを外すだけで、メモリスロットやM.2スロットに簡単にアクセスできます。

一方、GMKtec K12の分解方法はK11とまったく異なります。K12は底面の4つのゴム脚がネジになっており、まずこれを外してアルミカバーを引き抜きます。さらにマザーボードにアクセスするには追加のネジを外す必要があり、K11の手軽さと比べるとかなり手間がかかります。特にK12のゴム脚ネジはグリップが悪く、手で回しにくいため、メンテナンス性はK11が圧勝していると感じました。

メモリ(RAM)の拡張性

(メモリは下の画像の右端にある)

GMKtec K11のメモリ

GMKtec K11は、SO-DIMM DDR5-5600規格のメモリスロットを2基搭載しています。購入した機体には16GBのメモリが2枚(合計32GB)装着されていました。メモリは最大で48GBモジュールを2枚装着可能で、合計最大96GBまで増設できます。実際に96GBへ換装することも可能で、動画編集や3Dモデリングといったメモリを大量に消費する作業にも十分対応可能です。

GMKtec K12も同じくDDR5-5600のSO-DIMMスロットを2基搭載しています。しかし、こちらは最大容量がさらに引き上げられており、64GBモジュール2枚による最大128GBまでの増設をサポートしています。より大容量のメモリを求めるプロフェッショナルな用途では、K12に軍配が上がります。

ストレージ(SSD)の拡張性

(ストレージは下の画像の左端にある。黒いケースに保護されている。)

GMKtec K11のストレージ

ストレージの拡張性については、両モデルで大きな違いがあります。

GMKtec K11は、PCIe 4.0対応のM.2 2280スロットを2基搭載しています。1基はシステム用SSDで使用されていますが、もう1基が空いているため、ユーザーが自由に追加のSSDを増設できます。最大で合計8TBまでの拡張が可能です。注目すべきは、前面にあるOCuLinkポートがM.2スロットを排他利用しない設計になっている点です。これにより、eGPUを接続しつつ、M.2 SSDも2基搭載できるというメリットがあります。

GMKtec K12は、ストレージ拡張性がK11よりも大幅に強化されています。M.2 2280スロットを合計で3基も搭載しており、その内訳はPCIe 4.0 x4が1基、PCIe 4.0 x2が2基となっています。これにより、システムドライブの他に、データ保存用やゲームインストール用など、用途別にSSDを増設でき、合計で最大24TBという大容量を実現できます。

まとめ:メモリとストレージ

  • 分解の容易さ:K11は工具不要で天板を回すだけでアクセス可能、K12は底面の回しにくいネジを外す必要があり、K11の方が圧倒的に簡単。
  • メモリスロット:両モデルともDDR5 SO-DIMM x2基を搭載。
  • 最大メモリ容量:K11は最大96GB、K12は最大128GBとK12が上回る。
  • SSDスロット:K11はM.2 2280 x2基(合計最大8TB)。
  • SSDスロット(比較):K12はM.2 2280 x3基(合計最大24TB)と、スロット数・容量ともにK12が圧勝している。
  • OCuLinkとスロット:K11はOCuLinkポートがM.2スロットと排他利用にならない。

ソフトウェアと設定:GMKtec K11のBIOSカスタマイズとK12との違い

GMKtec K11のOS。Windows 11。

ここでは、GMKtec K11のOS、初期設定、BIOSで利用できるカスタマイズ機能について、K12と比較しながらレビューします。

OSと初期設定

両モデルともOSはWindows 11 Pro(OEM版)がプリインストールされています。K11の初期設定は特に問題なく、標準的なWindowsセットアップを終えればすぐに使い始めることができました。

一方、GMKtec K12では、初期設定時に注意が必要な点がありました。セットアップ中に「日本語配列キーボード」を選択しても、なぜか「英語配列」として認識されてしまう現象に遭遇しました。そのため、メールアドレス入力などで「@」を打つ際は「Shift + 2」を押す必要がありました。セットアップ完了後にWindowsの設定メニューからキーボードレイアウトを「日本語」に変更すれば解決しますが、最初は少し戸惑うかもしれません。ただ、この対処法は付属のマニュアルにも親切に記載されていたので、大きな問題にはなりませんでした。

BIOSによるパフォーマンス設定

GMKtec K11のBIOS画面。

GMKtec K11の強力なパフォーマンスを制御するため、BIOS(起動時にDeleteキーでアクセス)には豊富なカスタマイズオプションが用意されています。注目すべきは、CPUの電力設定(TDP)を3つのモードから選択できることです。

  • サイレントモード (35W)
  • バランスモード (54W)
  • パフォーマンスモード (65W, 最大70W)

さらに、内蔵GPU(Radeon 780M)に割り当てるVRAM(ビデオメモリ)の容量を、最大16GBまで調整することも可能です。ゲーム性能を最大限に引き出したい場合に有効な設定です。

しかし、K11で非常に不便だと感じたのは、これらのパフォーマンスモードの切り替えがBIOSからしか行えない点です。静かに作業したい時と、ゲームでフルパワーを出したい時で設定を変えるたびに、PCを再起動してBIOSに入る必要があるのは非効率的で、Windows上で操作できる専用アプリが欲しかったところです。K12も同様にBIOSでのTDP設定(35W / 54W / 65W)が可能ですが、Windowsアプリでの切り替え機能は提供されていません。

RGBライトの制御(K11 vs K12)

K11の最大の欠点と言ってもいいのが、天板のRGBライトの扱いです。このイルミネーションは非常に美しいのですが、BIOS設定の中を探しても、ライトをオフにしたり、光り方をカスタマイズしたりする項目が見当たりませんでした。夜間に静かに使いたい場合でも常に光り続けるため、これは大きなマイナスポイントです。

この問題は、GMKtec K12では劇的に改善されています。K12は本体の背面(または側面)に「ファン/LEDコントロールボタン」という物理的なボタンが搭載されました。このボタンを押すだけで、13種類もの鮮やかなライティングパターンを切り替えることができます。さらに、ボタンを長押しすればライトを完全にオフにすることも可能です。K11で最も不満だった点が、K12では物理ボタンという非常に簡単な方法で解決されており、これは素直に賞賛すべき進化だと感じました。

まとめ:ソフトウェアと設定

  • OS:K11、K12ともにWindows 11 Proをプリインストール。
  • 初期設定の注意点:K12は日本語キーボードが英語配列として認識される問題があるが、マニュアルに対応記載あり。
  • BIOS設定:K11はBIOSからTDP(35W/54W/65W)やVRAM割り当て(最大16GB)の変更が可能。
  • TDP切り替えの利便性:K11、K12ともにBIOSからしか変更できず不便。
  • RGBライト(K11):BIOSからオフにする方法が見当たらず、常時点灯。
  • RGBライト(K12):物理ボタンでエフェクト変更と消灯が可能になっており、K11の欠点が完全に解消されている。

通信性能:GMKtec K11のネットワーク速度とK12との違い

GMKtec K11の下り通信速度を測定

ここでは、GMKtec K11の有線および無線の通信性能について、安定性や速度をK12と比較しながらレビューしていきます。

有線LAN(デュアル2.5G LAN)

K11の大きな強みとして、2.5G LANポートを2基も搭載している点が挙げられます。これにより、通常のギガビット(1Gbps)イーサネットの2.5倍の速度で通信が可能です。チップには安定性に定評のあるIntel I226Vが採用されていました。

2つのポートがあることで、高速なインターネット接続とNAS(ネットワーク接続ストレージ)への高速アクセスを両立したり、Linuxなどをインストールして高性能なルーター(ソフトルーティング)として活用したりするなど、専門的な用途にも対応できるのは素晴らしいと感じました。

比較対象のK12も、同じくデュアル2.5G LANポートを搭載しています。ただし、採用チップはIntel製ではなくRealtek 8125BGでした。どちらも高速な有線ネットワーク環境を構築できる点は共通のメリットです。

無線LAN(Wi-Fi)とBluetooth

無線通信性能については、K11とK12で明確な違いがありました。

GMKtec K11は、Wi-Fi 6(最大2.4Gbps)Bluetooth 5.2に対応しています。本機に搭載されていたのはIntel AX200モジュールでした。実測した通信速度(iperf3)では、送信が約701 MBit/s、受信が約615 MBit/sと、以前のGMKtec製品で指摘されていたような無線の弱さは改善されている印象です。

一方、GMKtec K12は、さらに新しい規格であるWi-Fi 6EBluetooth 5.2に対応しています。これにより、従来の2.4GHz/5GHz帯に加え、混雑の少ない6GHz帯の利用が可能です。K12(MediaTek RZ616/MT7922モジュール搭載)の実測速度は、送信が約1193 MBit/s、受信が約819 MBit/sと、K11の速度を明らかに上回っていました。

大容量のゲームデータをダウンロードしたり、高画質な動画をストリーミングしたりする際の安定性や速度を重視するならば、Wi-Fi 6Eに対応したK12の方が優れていると感じました。

まとめ:通信性能

  • 有線LAN:K11もK12もデュアル2.5G LANポートを搭載し、非常に強力。
  • 有線LANチップ:K11はIntel I226V、K12はRealtek 8125BGとチップが異なる。
  • 無線LAN規格:K11はWi-Fi 6、K12は混雑の少ない6GHz帯が使えるWi-Fi 6Eに対応。
  • 無線LAN速度:実測値でK12 (Wi-Fi 6E) がK11 (Wi-Fi 6)よりも高速で安定していた。
  • Bluetooth:両モデルともBluetooth 5.2に対応、差はなし。

検証して分かったGMKtec K11のメリット・デメリット

GMKtec K11 外観

GMKtec K11を実際に使用し、K12と比較することで見えてきた良い点(メリット)と、残念な点(デメリット)を詳しくまとめます。

メリット(長所、利点)

メリット1: K12を上回るCPU・GPUパフォーマンス

K11の最大の魅力は、その圧倒的なパフォーマンスです。搭載されているRyzen 9 8945HS は、K12のRyzen 7 H 255と比較して、CPU・GPUともに高い性能を発揮します。CPUの最大ブーストクロックが5.2GHz(K12は4.9GHz)、内蔵GPUのRadeon 780Mのクロックも2800MHz(K12は2600MHz)と高く設定されています。

これにより、『Apex Legends』や『Forza Horizon 5』といったゲームで、K12よりも高い平均フレームレートを叩き出し、より快適なゲーム体験が可能でした。

メリット2: AI処理(NPU)に対応

K11のRyzen 9 8945HSは、AI処理を専門に行うNPU(Ryzen AI)を搭載しています。これにより、Web会議での「Windows Studio Effects」(背景ぼかしやノイズ除去)などをCPUに負荷をかけずに利用できます。一方、K12のRyzen 7 H 255はNPUを搭載していないため、将来的なAI機能の活用を見据えるならば、K11に明確なアドバンテージがあります。

メリット3: 驚くほど簡単なメンテナンス性

K11の内部アクセスの容易さは感動的でした。天板を手のひらで押して45度ひねるだけで、工具を一切使わずに内部のファンプレートにアクセスできます。メモリやSSDの換装が非常に簡単です。対照的に、K12は底面のゴム脚(ネジ)を外す必要があり、このネジが固くて回しにくいため、メンテナンス性はK11が圧勝していると感じました。

メリット4: 優れた電力効率(ワットパフォーマンス)

K11は「高性能ながら省エネ」という評価がふさわしいマシンです。アイドル時の平均消費電力は約9.1W、高負荷時でも最大88W と、非常に低く抑えられています。K12はアイドル時約10.1W、最大92.8Wであり、K11はK12より高い性能を持ちながら、消費電力が低いという優れた電力効率を示しました。

メリット5: 2基のUSB4ポート搭載

K11は、前面と背面に1基ずつ、合計2基のUSB4ポートを搭載しています。高速な外付けSSDやeGPUドックなど、複数のThunderbolt/USB4対応機器を同時に接続できるのは大きな強みです。一方、K12が搭載するUSB4ポートは背面の1基のみでした。

メリット6: 性能の割に非常に静かな動作音

K11は高性能なデュアルファンを搭載しているにもかかわらず、動作音は非常に静かです。パフォーマンスモード(65W-70W)でも騒音レベルは39-40dBに抑えられており、ゲーム中でもうるさいと感じることはありませんでした。これは、より大きな筐体を持つK12の騒音レベル(高負荷時41.4dB)と比べても同等か、むしろ静かなレベルです。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1: 制御不能なRGBライト

K11の最大の欠点であり、最も不満だった点です。天板のアクリルから見えるレインボーのRGBライトは美しいのですが、これをオフにしたり、光り方を変更したりする方法が(BIOSにも)見当たりません。夜間の作業中や映画鑑賞中も常に光り続けるため、設置場所を選びます。この点は、K12で物理的な「LEDコントロールボタン」が搭載され、消灯も可能になったことで、完璧に解消されています。

デメリット2: K12に劣るストレージ拡張性

K11が搭載するM.2 SSDスロットは2基(合計最大8TB)です。これでも十分強力ですが、K12はM.2スロットを3基(合計最大24TB)も搭載しており、ストレージ拡張性においてはK12に軍配が上がります。

デメリット3: 不便なOculinkポートとUSBポートの配置

K11はeGPU接続用のOculinkポートを搭載していますが、その位置が本体の前面です。太いケーブルが前面から伸びるため、見た目が悪く非常に邪魔になります。また、背面のUSB-Aポートが2基とも低速なUSB 2.0である点も不便です。これらの欠点は、K12ではOculinkポートが背面に移動し、背面にも高速なUSB 3.2ポートが配置されたことで、見事に改善されています。

デメリット4: 1世代古い無線LAN規格

K11の無線LANはWi-Fi 6(Intel AX200)に対応しています。実用上は十分高速ですが、K12はより新しいWi-Fi 6E規格に対応しており、混雑の少ない6GHz帯が利用できるため、通信速度の実測値でもK12の方が優れていました。

まとめ:検証して分かったこと

GMKtec K11は、純粋なCPU・GPU性能、AI対応、優れた電力効率、そして簡単なメンテナンス性において、K12を凌駕する素晴らしいミニPCです。しかし、常時消灯できないRGBライト、前面のOculinkポート、少ないSSDスロットといった「使い勝手」の面で多くの欠点を抱えています。一方のK12は、性能こそK11に一歩譲るものの、K11の欠点をピンポイントで修正し、ストレージ拡張性を大幅に向上させた、非常にバランスの取れた後継機に仕上がっていると感じました。

GMKtec K11のスペック(仕様)

  • プロセッサ: Ryzen 9 8945HS (4nm/8コア/16スレッド/最大5.2GHz/TDP 35~54W 最大70W、安定65W)
    ※K12はAMD Ryzen™ 7 H 255 (8コア/16スレッド、最大4.9GHz)
  • NPU: Ryzen AIに対応
    ※K12は非対応
  • GPU: AMD Radeon 780M (RDNA 3アーキテクチャ、12コア、2800MHz)
    ※K12(AMD Radeon™ 780M) の最大周波数は 2600MHz
  • RAM(メモリ): 32GB DDR5 5600MHz
  • 拡張メモリ: 最大96GBまで
  • ストレージ: 1TB/2TB SSD M.2 2280 PCle Gen 4.0
  • 拡張スロット: デュアルスロット、M.2 2280 (PCIe Gen4 x4)、最大8TBまで、2x NVMe SSDサポート
    ※K12: M.2 2280 NVMeスロットは3基で、最大24TBまで拡張可能
  • 電源: ACアダプター (DC IN 19V 6.32A 120W)
  • ワイヤレス通信: WiFi 6 (AX200 または RZ616, 最大2.4Gbps)、Bluetooth 5.2
    ※K12のWi-Fiは Wi-Fi 6E (RZ616)
  • 有線LAN: デュアル 2.5G LAN (Intel I226V)
  • 前面インターフェース: Oculink (PCIe Gen4 x4) x1、USB4 Type-C (40Gbps, PD/DP/DATA) x1、USB 3.2 Gen2 Type-A (10Gbps) x2、3.5mmオーディオジャック x1、電源ボタン x1
    ※K12はフロントI/OにUSB 2.0 Type-Aが1基追加されています。
  • 背面インターフェース: USB4 Type-C (PD/DP/DATA対応) x2、HDMI 2.1 (8K@60Hz) x1、Displayport 2.1 (8K@60Hz) x1、USB2.0 x2、2.5G LAN (RJ45) x2、3.5mmオーディオジャック x1、ケンジントンロック x1、DCポート x1
    ※K12の背面USBポートはUSB 3.2 Gen 2が1基、USB 2.0が1基。背面の映像出力に DisplayPort 1.4 を採用。ファン/LEDコントロールボタンも搭載。
  • 映像出力: 4K 4画面出力 (HDMI 2.1 x1、DP 2.1 x1、USB4 x2)
  • 冷却システム: 優れた冷却システム 2.0 (HYPER ICE CHAMBER 2.0)、ツインターボファン(トップとボトム)、銅製ベース、静音
    ※K12は冷却システムにVC (ベイパーチャンバー) サーマルデザインを採用。デュアルファン設計。
  • VESAマウント: 対応
  • TDP: 35W (サイレント), 54W (バランス), 65W (パフォーマンス), 最大70W
  • 筐体: メタル(金属)
    ※K12は筐体のカバーに航空機グレードのアルミニウム合金を採用。
  • OS: Windows 11 Pro
  • サイズ: 132mm x 125mm x 58mm
    ※K12の本体サイズは 152 x 154 x 76mm (実測値)
  • 重量: 625g (実測値)
    ※K12は938g
  • カラー: ダークナイトブラック
    ※K12はマットブラック
  • 付属品: ACアダプター、電源ケーブル、ユーザーマニュアル、HDMIケーブル、VESAマウントとネジ、保証書

GMKtec K11の評価

GMKtec K11の外観

8つの評価基準で「GMKtec K11」を5段階で評価してみました。

項目別評価

パフォーマンス:★★★★★

Ryzen 9 8945HSを搭載し、K12のRyzen 7 H 255を上回る圧倒的な処理性能を誇ります。NPU(AI)も搭載しており、まさにデスクトップ級です。

冷却性能と静音性:★★★★☆

デュアルファンは高負荷時でもCPU温度を75℃~80℃前後に保ち、動作音もパフォーマンスモードで39-40dBと非常に静かです。

デザイン:★★★☆☆

天板をひねるだけで内部にアクセスできる機構は素晴らしいです。しかし、RGBライトが常時点灯でオフにできず、光物が苦手な人には大きな欠点となります。

通信:★★★★☆

デュアル2.5G LAN(Intel I226V)とWi-Fi 6を搭載し、有線・無線ともに高速で安定した通信が可能です。K12のWi-Fi 6Eには一歩譲ります。

拡張性:★★★☆☆

最大96GBのメモリと2基のM.2 SSDスロットを備え十分な拡張性を持っています。しかし、K12は最大128GBメモリと3基のM.2スロットを搭載しており、比較すると見劣りします。

機能:★★★★☆

2基のUSB4ポート、Oculink、NPU(Ryzen AI)、4画面出力など、ハイエンド機にふさわしい豊富な機能を備えています。

使いやすさ:★★☆☆☆

Oculinkポートが前面にあるためeGPU接続時にケーブルが邪魔です。また背面のUSB-Aが2基ともUSB 2.0なのも不便です。TDP変更がBIOSからしかできない点もマイナスです。

コストパフォーマンス:★★★★★

Ryzen 9クラスの性能をクーポン利用で10万円を切る価格で提供している点は驚異的です。性能に対する価格の満足度は非常に高いです。

総評:GMKtec K11】 ★★★★☆

圧巻の性能とAI機能、驚異のコスパ

GMKtec K11の最大の魅力は、Ryzen 9 8945HSがもたらす圧倒的なパフォーマンスです。K12Ryzen 7 H 255をCPU・GPU性能ともに明確に上回り、NPU(AI機能)まで搭載しています。これだけの性能がクーポン適用で10万円を切ることもあるという、驚異的なコストパフォーマンスは他の追随を許しません。純粋な処理能力を求めるならK11は最強の選択肢です。

ゲームも作業も快適なパワーと省電力の両立

K11のパワーは本物です。『Apex Legends』で120fpsを叩き出すゲーム性能や、4K動画編集をこなす作業性能はデスクトップ級です。さらに、高負荷時でもK12より消費電力が低いという優れた電力効率(ワットパフォーマンス)も兼ね備えています。工具不要で天板をひねるだけで内部にアクセスできるメンテナンス性の高さも、K12のネジ式より遥かに優れています。

「使い勝手」の欠点

K11には性能と引き換えに、日常使いで無視できない欠点が3つあります。第一に、天板のRGBライトが制御不能で、BIOSからも消灯できません。第二に、Oculinkポートが前面にあるため、eGPU接続時にケーブルが非常に邪魔です。第三に、背面のUSB-Aポートが2基とも低速なUSB 2.0である点です。これらは全て、後継機のK12で改善されています。

割り切りが勝敗を分ける、玄人向けの高性能機

GMKtec K11は、「使い勝手よりも、純粋なパワーとコストパフォーマンスを最優先する人」に最適なマシンです。「RGBライトは常時OK」「ケーブルが前面にあっても気にしない」と割り切れるのであれば、K12より高性能なCPU/GPUとAI機能を、圧倒的に安価に入手できる最高の選択肢となるでしょう。

GMKtec NucBox K11 ミニpc AMD Ryzen9 8945HS DDR5 32GB+1TB PCIe 4.0 M.2 2280 AMD Radeon 780M小型pc Oculink/4画面8K

GMKtec K11の価格・購入先

GMKtec K11 正面の外観

※価格は2025/11/11に調査したものです。価格は変動します。

GMKtec K11はGMKtecの公式サイトや、AmazonなどのECサイトで購入できます。

GMKtec公式サイト

  • ベアボーンモデルで73,158円、
  • 32GB+1TBで90,995円、
  • 32GB+2TBで97,265円、

で販売されています。

GMKtec公式サイトで「GMKtec K11」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで106,179円(税込・32GB+1TBモデル)、
  • 楽天市場で107,961円(送料無料・32GB+1TBモデル)、
  • ヤフーショッピングで100,808円(32GB+1TBモデル)、
  • AliExpressで68,964円円(ベアボーンモデル)、
  • 米国 Amazon.comで$629.99、

で販売されています。

Amazonで「GMKtec K11」をチェックする

楽天市場で「GMKtec K11」をチェックする

ヤフーショッピングで「GMKtec K11」をチェックする

AliExpressで「GMKtec K11」をチェックする

米国 Amazon.comで「GMKtec K11」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

GMKtec K12の価格と比較

GMKtec K12の外観

ここではGMKtec K12の価格と購入先を紹介します。

GMKtec公式サイト

  • ベアボーンモデルで59,999円、
  • 32GB+1TBで85,999円、
  • 64GB+1TBで98,999円、

で販売されています。

GMKtec公式サイトで「GMKtec K12」をチェックする

ECサイト

AMD Ryzen 7 H 255

  • Amazonで81,999円(税込・32GBメモリ+512GB)、
  • 楽天市場で97,189円(送料無料・32GB+512GB)、
  • ヤフーショッピングで125,681円円(32GB+512GB)、
  • AliExpressで52,587円(ベアボーンモデル)、
  • 米国 Amazon.comで$499.99、

で販売されています。

Amazonで「GMKtec K12」をチェックする

楽天市場で「GMKtec K12」をチェックする

ヤフーショッピングで「GMKtec K12」をチェックする

AliExpressで「GMKtec K12」をチェックする

米国 Amazon.comで「GMKtec K12」をチェックする

Rakuten
楽天市場

最新の人気アイテムを
チェック!

Yahoo! Shopping
Yahoo!ショッピング

お得なポイント還元を
今すぐチェック!

おすすめのライバル機種と価格を比較

GMKtec K11」に似た性能をもつミニPCも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

GMKtec M6 Ultra

GMKtecから発売されたAMD Ryzen™ 5 7640HS 搭載のミニPCです(2025年10月末 発売)。

DDR5 4800 MT/s (SO-DIMM×2, デュアルチャネル, 最大128GB対応)メモリ、M.2 SSD (NVMe PCIe 4.0)ストレージを搭載しています。

また、USB4.0 (フル機能)ポート、最大8K 3画面出力(USB4, DisplayPort, HDMI 2.0)、冷却システム デュアルファン (超伝導銅デュアルタービン+デュアルファン)、VESAマウント、拡張ストレージ M.2 SSDスロット×2 (合計最大8TBまで拡張可能)、USB3.2 Gen2 ×3、USB2.0 ×1、3.5mmオーディオジャック、WiFi 6E (RZ616), Bluetooth 5.2、デュアル2.5G LAN (RJ45)×2にも対応しています。

価格は、Amazonで56,399円(Ryzen 7640HS)、楽天市場で79,499円(Ryzen 5 7640HS)、ヤフーショッピングで79,704円(Ryzen 5 7640HS)、AliExpressで35,082円(ベアボーン)、米国 Amazon.comで$379.99、です。

関連記事:GMKtec M6 UltraとM7 Ultraを比較レビュー!性能の違いは?

Amazonで「GMKtec M6 Ultra」をチェックする

Minisforum X1 Lite

Minisforumから発売されたAMD Ryzen™ 7 255 搭載のミニPCです(2025年11月19日 発売)。

DDR5-5600MHzメモリ(最大128GB)、M.2 2280 PCIe4.0 NVMe SSDストレージ(最大8TB)を搭載しています。

また、OCuLinkポート、最大3画面同時出力(HDMI 2.1, DP 1.4, USB4)、冷却システム(相変化熱伝導材, デュアルヒートパイプ, 大型静音ファン)、ストレージ拡張(M.2 2280 PCIe4.0 NVMe SSD×2スロット)、VESAマウント、USB 3.2 Gen2 Type-A、Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.2、2.5G イーサネットポートにも対応しています。

価格は、Amazonで83,199円(Ryzen 7 255・32GB 1TB・税込)、楽天市場で107,999円(送料無料)、AliExpressで51,090円(ベアボーン)、米国 Amazon.comで$559.00、です。

関連記事:Minisforum X1 Lite徹底レビュー!UM750L Slimと比較

Amazonで「Minisforum X1 Lite」をチェックする

GEEKOM A6

GEEKOMから発売されたAMD Ryzen 6800H 搭載のミニPCです(2025年1月17日 発売)。

32GB DDR5 4800MHzメモリ、1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。

また、USB 4 Gen 2 Type-Cポート、4K 4画面出力(USB4,USB 3.2 Gen 2 Type-C,HDMIx2)、冷却システム Ice Blade 2.0、VESAマウント、ストレージ拡張(NVMe x4 Gen 4 or SATA)、

2.5インチ SATA HDD 拡張スロット、1 x USB 3.2 Gen 2 Type-C、1 x USB 3.2 Gen 2 Type-A、1 x USB 2.0 Type-A、Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.2、2.5G ギガビット有線LANにも対応しています。

価格は、Amazonで68,000円、楽天市場で47,900円(Ryzen 5 7430U・送料無料)、ヤフーショッピングで55,903円(Ryzen7 5825U)、です。

関連記事:GEEKOM A6レビュー!驚きの6万円台!Ryzen 7 6800HミニPC

Amazonで「GEEKOM A6」をチェックする

GMKtec EVO-X1

GMKtecから発売されたAMD Ryzen AI 9 HX 370 搭載のミニPCです(2024年12月20日 発売)。

32GB or 64GB LPDDR5X 7500MHzメモリ、1TB or 2TB PCIe 4.0 M.2 2280 SSD NVMeストレージ、Windows 11 Proを搭載しています。

また、8K 3画面出力(USB4,DP2.1,HDMI 2.1)、Oculinkポート、冷却システム、最大8TBまでのストレージ拡張(M.2 2280 PCIe 4.0)、

縦置きスタンド、USB 4.0 (PD/DP/DATA) x1、USB 3.2 Gen2 (10Gbps) x4、USB 2.0 x2、WiFi 6 (2.4GHz/5.0GHz)、 Bluetooth 5.2、2.5Gデュアル 有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで128,900円(税込・32GB+1TBモデル)、楽天市場で158,600円(送料無料)、ヤフーショッピングで196,496円、です。

関連記事:GMKtec EVO-X1レビュー!8K対応Oculink付きAIミニPCの実力

Amazonで「GMKtec EVO-X1」をチェックする

GMKtec K8 Plus

GMKtec から発売されたAMD Ryzen 7 8845HS プロセッサ搭載のミニPCです(2024年10月に発売)。

Windows 11 Pro、32GB DDR5-5600メモリ、1TB/2TB SSD M.2 (2280 PCle Gen 4.0) ストレージ、Oculink ポート、2つのLANポートを搭載しています。

また、3画面出力(USB4、HDMI 2.1、DP2.1)、最大8TBまでのストレージ拡張(M.2 2280)、最大96GBまでのメモリ拡張、冷却システム、VESAマウント、USB 4.0 Type-C (40Gbps/PD充電/DP1.4) x2、USB3.2 (Gen2/10Gbps) x2、USB 2.0 x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5Gbpsのデュアル ギガビット有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで79,999円(税込・Ryzen7 8845HS・32GB+1TB)、楽天市場で98,750円(送料無料・32GB+1TB)、ヤフーショッピングで95,850円、です。

関連記事:最速で最強「GMKtec NucBox K8」とハイエンド小型PCを比較

Amazonで「GMKtec K8 Plus」をチェックする

MINISFORUM UM890 Pro

MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen 9 8945HS プロセッサ搭載のミニPCです(2024年6月25日 発売)。

32GB / 64GB DDR5-5600 メモリを搭載。512GB/1TB M.2 PCIe4.0 ストレージ、Windows 11を搭載しています。

また、Oculink ポート、8K・4画面 出力、冷却システム COLD WAVE 2.2、2つの2.5G 有線LANポート、VESAマウント、ディスプレイポート、HDMI、最大64GBまでのメモリ拡張、ストレージの増設、

USB 4.0 (Alt PD-100W) x2、USB3.2 Gen2 x4、Wi-Fi 6E、BlueTooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで103,991円(税込)、楽天市場で97,990円(送料無料)、ヤフーショッピングで139,614円、です。

関連記事:「MINISFORUM UM890 Pro」とUM790 Proの違いを解説

Amazonで「MINISFORUM UM890 Pro」をチェックする

GEEKOM A8

GEEKOMから発売されたAMD Ryzen 9 8845HS プロセッサ 搭載のミニPCです(2024年6月 発売)。

1TB/2TB SSD NVMe x4 Gen 4 ストレージ搭載で、4K 4画面 出力、冷却システム「IceBlast 1.5」、最大2TBまでのストレージ拡張、最大64GBまでのメモリ拡張、USB 4 Gen3 Type-C (40Gbps/PD/DP) ×1、Wi-Fi 6E、BlueTooth 5.2、2.5G ギガビット有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで84,900円(Ryzen 7 8745HS)、楽天市場で110,900円(送料無料)、です。

関連記事:AIで最強「GEEKOM A8」ミニPCのメリット・デメリットを解説

Amazonで「GEEKOM A8」をチェックする

Beelink SER8

Beelinkから発売されたRyzen 7 8845HS プロセッサ搭載のミニPCです(2024年5月 発売)。

32GB DDR5-5600 メモリを搭載。1TB M.2 2280 PCle4.0 x4 ストレージ、Windows 11 Proを搭載しています。

また、4K 3画面出力(USB4、DP、HDMI)、最大4TBまでのストレージ拡張、冷却システム「MSC 2.0」、静音ファン、自動電源ON、

USB4 (40Gbps/PD3.0/DP1.4) x1、Type-C (10Gbps/Data) x1、USB 3.2 (10Gbps) x1、USB 2.0 (480Mbps) x2、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G ギガビット 有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで75,800円(Ryzen 7 8745HS)、楽天市場で88,698円(送料無料)、ヤフーショッピングで104,519円、、です。

関連記事:AIに強い「Beelink SER8」ミニPCとSER7との違いを解説

Amazonで「Beelink SER8」をチェックする

他のGMKtec ミニPCと比較

他にもGMKtecのミニPCが販売されています。2025、2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

GMKtec NucBox ミニPCのコスパがヤバすぎた! 最新 機種を比較

その他のおすすめ小型PCは?

その他のおすすめ小型PCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

激安で買える海外製の小型PC 最新 機種 ラインナップ まとめ

海外製の小型PCをまとめて紹介しています。

Intel N150ミニPCはこう選べば正解!2025最新の性能・価格を比較

最新のN150ミニPCをまとめて紹介しています。

リビングにふさわしい超小型デスクトップPC ラインナップ 機種 まとめ

国内で販売されたリビング用の小型PCをまとめて紹介しています。

Beelink EQ14レビュー!電源内蔵でN150搭載ミニPCは買いなのか?

Beelink EQ14 本体ネイビー 上面が見えるように置かれている。
2024年12月に発売されたBeelink EQ14は、その驚異的なコストパフォーマンスで、またたく間にミニPC市場の人気モデルとなりました。コンパクトなボディに十分な性能と、他の製品にはないユニークな魅力を詰め込んだ本機は、多くのユーザーから注目を集めています。

Beelink EQ14の圧倒的な魅力

最大の魅力は、なんといっても電源ユニットを本体に内蔵している点です。多くのミニPCが悩みの種としてきた、大きくて邪魔なACアダプターが不要なため、デスク周りは驚くほどスッキリします。このスマートさは、一度体験すると元には戻れないほどの快適さです。

プロセッサにはIntel N150プロセッサと16GBのDDR4メモリを搭載し、ウェブブラウジングからオフィスワークまで、日常的なタスクを快適にこなします。標準で500GBのM.2 SSDを備えつつ、内部にはデュアルM.2スロットがあり、将来的に最大8TBまでストレージを拡張できるという懐の深さも持ち合わせています。

さらに、USB 3.2 Type-Cポート2つのギガビット有線LAN4K@60Hzのデュアルディスプレイを可能にする2つのHDMI 2.0ポートなど、インターフェースも非常に豊富です。

これらに加え、独自のMSC 2.0冷却システムによる優れた冷却性能と驚くほどの静音性、詳細なBIOS設定、WOLによる自動電源ON対応など、語り尽くせないほどの魅力が満載です。

この記事で「Beelink EQ14」を徹底解剖!

この記事では、大きな注目を集めているBeelink EQ14の性能、機能、そして実際の使い心地を、私の体験に基づいて徹底的に深掘りしていきます。

特に、前モデルである「Beelink EQ13」から何が変わり、どこが進化したのかという点に焦点を当て、ベンチマークテストや実際の使用感を通して、その違いを明らかにしていきます。EQ14が本当に「買い」なのか、その真実に迫ります。

この記事で分かること

  1. Beelink EQ14の総合的なレビューと正直な評価
  2. 前モデルEQ13との詳細なスペック・性能比較
  3. CPU(Intel N150)と内蔵GPUのベンチマーク結果
  4. 人気ゲームはどのくらい動く?実際のゲーム性能を検証
  5. 後悔しないためのメリット・デメリット解説
  6. あなたに最適?EQ14がおすすめな人の特徴
  7. 最新の価格情報と最もお得な購入方法

この記事を最後まで読むことで、「Beelink EQ14」が本当に必要か、購入するべきかどうかが、はっきりと分かるはずです。ミニPCの購入で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンクAliExpress リンク

公式サイト:Beelink | MINI PC

デザイン:Beelink EQ14 ~ACアダプター不要で叶える、究極のシンプルデスク~

Beelink EQ14 本体 デザインがよく分かるように斜めに傾く。

ここでは、Beelink EQ14の洗練された外観と、デスク環境を劇的に変える画期的なデザインの魅力について、詳しくレビューしていきます。また、前モデルであるBeelink EQ13との比較も交えながら、その優れた設置性を掘り下げていきます。

手にした瞬間に伝わる、完成されたデザイン

Beelink EQ14を箱から取り出して最初に感じたのは、「これは前モデルのEQ13と全く同じデザインだ」ということでした 。カラーは落ち着いた「ネイビーブルー」で 、光沢のないマットな質感は指紋がつきにくく、実用性の高さを感じさせます 。筐体はプラスチック製ですが、安っぽさは一切なく、むしろ剛性感のあるしっかりとした作りです 。

天面にはさりげなく六角形のテクスチャが施され、単調ではない上品な印象を受けます 。サイズは126×126×39mmと、まさに手のひらに収まるコンパクトさ 。

Beelink EQ14 の天板の質感がよく分かる。

私が愛用しているM4 Mac Miniと並べてみても、ほとんど同じサイズ感で、その小ささには改めて驚かされます 。このサイズと442gという実測重量 なら、普段はリビングのテレビ横に置いておき、必要な時だけ書斎に持ち運ぶといった使い方も全く苦になりません。

サイズ・重量を比較

  • 1.「Beelink EQ14」・・・約126 x 126 x 39 mm / 約500g
  • 2.「Beelink EQ13」・・・約126 × 126 × 39 mm / 約500g
  • 3.「Beelink EQ12」・・・約123.9×112×38.9mm / 約506g

※箱の中には、PC本体のほかに、電源ケーブル、HDMIケーブル、ユーザーガイド、そして「Hello」と書かれたカードが入っていました。

Beelink EQ14 付属品

最大の魅力「電源内蔵」がもたらす感動体験

このEQ14の設計で、私が最も感動し、声を大にして伝えたいのが「電源ユニットの内蔵」という点です 。従来のミニPCにありがちだった、本体と同じくらい大きなACアダプターがEQ14にはありません。これにより、デスク周りの配線が驚くほどスッキリします。私の作業環境では、モニターとEQ14本体から伸びる2本の電源ケーブルだけで済むようになり、足元のごちゃごちゃした配線から解放されたときの喜びは格別でした 。

必要なのはどこにでもある汎用のメガネケーブル1本だけなので 、万が一断線してもすぐに代替品が見つかりますし、設置場所に合わせて短いケーブルや、こだわりのオーディオ用ケーブルに交換するといった楽しみ方もできます 。このスマートさは、一度体験するともう後戻りはできません。

細部まで行き届いた、ユーザー本位の設計思想

デザインの魅力は見た目だけではありません。底面に目を向けると、多数の円形の通気孔と共に大きな「EQ」のロゴがデザインされています 。この底面から給気を行う効率的な冷却システムのおかげで、側面に通気口がなく、スッキリとした外観が実現できています 。

さらに感心したのはメンテナンス性の高さです。底面の四隅にあるゴム足を外してネジを4本取るだけで、誰でも簡単に分解して内部にアクセスできます 。特に嬉しかったのは、このゴム足がネジを隠すためだけのカバーで、PCを支える脚とは別パーツになっている点です 。これにより、内部のSSDを換装する際など、頻繁に開け閉めしてもゴム足が劣化する心配がありません。こうした細かな配慮に、ユーザーのことを第一に考えるBeelinkの姿勢が表れていると感じました。

まとめ:デザインと外観

  • EQ13と共通の洗練されたデザイン:前モデルから外観の変更はなく、指紋がつきにくいマットなネイビーブルーの筐体は、安っぽさを感じさせないしっかりとした作りです 。
  • 驚異的なコンパクトさ:126×126×39mmという手のひらサイズで、設置場所に困ることはありません 。
  • 革命的な電源内蔵:巨大なACアダプターが不要で、デスク周りが劇的にスッキリするという、他のミニPCにはない最大のメリットを享受できます 。
  • 優れたメンテナンス性:四隅のネジを外すだけで内部に簡単にアクセスでき、ストレージの増設や換装も容易に行えます 。

インターフェースと映像出力:Beelink EQ14 ~豊富なポートとデュアル4K対応、ただしUSB-Cには注意点も~

Beelink EQ14 前面ポート

ここでは、Beelink EQ14が搭載する豊富なインターフェースと、実際の映像出力性能について、詳しくレビューしていきます。この小さな筐体にどれほどの拡張性が秘められているのか、前モデルのBeelink EQ13との共通点を踏まえつつ、その実力を検証します。

コンパクトさを裏切る、充実のポート類

Beelink EQ14をデスクに設置して、まず感じるのはその接続性の高さです。この価格とサイズからは想像できないほど、前面と背面に実用的なポートがぎっしりと配置されています 。これは前モデルのBeelink EQ13から受け継がれた美点であり、デザインだけでなくポート構成もほぼ同一です。

前面には、高速なUSB 3.2 Gen2のType-AとType-Cポートが1つずつ並んでおり、外付けSSDからのデータ転送もストレスなく行えます 。個人的に高速なポートが前面にあるのは、周辺機器の抜き差しが頻繁な私にとって非常に好印象でした。ただ、3.5mmオーディオジャックも前面にあるため、スピーカーを常時接続しておく場合はケーブルの取り回しに少し工夫が必要かもしれません 。

Beelink EQ14 背面ポート

背面の充実ぶりはさらに目を見張るものがあります。2つのHDMIポートに加え、さらに2つのUSB 3.2 Gen2ポート、そして旧来の周辺機器に便利なUSB 2.0ポートが1基搭載されています 。面白いのは、高速なUSB 3.2と低速なUSB 2.0でコネクタの向きが逆になっている点で、手探りで接続する際にも間違えにくいという細やかな配慮が感じられました 。

デュアル4K出力で広がる作業領域

Beelink EQ14 映像出力

EQ14の映像出力は、背面に搭載された2つのHDMI 2.0ポートが担います 。実際に4Kモニターを2台接続してみたところ、どちらも4K/60Hzでスムーズに表示され、広大なデスクトップ環境を簡単に構築できました。片方のモニターで資料を表示しながら、もう片方でビデオ会議に参加するといったマルチタスクも非常に快適で、作業効率が格段に向上するのを実感しました。

ただし、高画質な映像体験を求める際には少し注意が必要です。YouTubeで配信されている4K/60fpsのデモ動画を再生したところ、ごく稀にですが、ほんのわずかなフレームドロップを感じることがありました 。事務作業やウェブブラウジングでは全く気にならないレベルですが、映像の滑らかさを最優先する用途では、この点を念頭に置く必要があるかもしれません。

【重要】USB-Cポートは「データ通信専用」と心得るべし

購入を検討している方に最も注意してほしいのが、前面にあるUSB-Cポートの機能です。公式サイトのスペック表には映像出力(DP Alt 4K 60Hz)に対応しているとの記載がありますが、私が試した限りでは、モニターに接続しても映像信号は出力されませんでした 。また、USB-PD(Power Delivery)による本体への給電にも非対応です 。

このUSB-Cポートは、あくまで10Gbpsの高速な「データ通信専用ポート」と考えるのが正解です 。USB-Cケーブル1本で映像出力とPCの充電までこなすスマートな環境を期待していただけに、この仕様は少し残念なポイントでした。とはいえ、データ転送速度は非常に高速なので、その点を割り切って使えば十分に役立つポートであることは間違いありません。

USBポートと映像出力を比較

  • 1.「Beelink EQ14」・・・Type-C x1、USB 3.2 x 3、USB 2.0 x1、4K 3画面出力
  • 2.「Beelink EQ13」・・・Type-C x1、USB 3.2 x 3、USB 2.0 x1、4K 3画面出力
  • 3.「Beelink EQ12」・・・Type-C x1、USB 3.2 x 3、USB 2.0 x1、4K 3画面出力

まとめ:インターフェースと映像出力

  • 豊富なポート類:USB 3.2 Gen2やデュアルギガビットLANなど、コンパクトな筐体に価格以上の充実した接続性を備えています 。
  • デュアル4K出力:2つのHDMI 2.0ポートを使い、4K/60Hzのデュアルモニター環境を簡単に構築でき、広大な作業領域を実現します 。
  • USB-Cはデータ通信専用:高速なデータ転送は可能ですが、レビューした実機では映像出力やPower Deliveryには対応していませんでした 。
  • その他の拡張性:SDカードリーダーや、盗難防止用のケンジントンロックは搭載されていないため、必要な場合は別途アダプターなどを用意する必要があります 。

メモリとストレージ:Beelink EQ14 ~高い拡張性が魅力のデュアルM.2スロット、ただし注意点も~

Beelink EQ14 メモリ

ここでは、Beelink EQ14のパフォーマンスの要であるメモリとストレージの仕様、そして本機の大きな魅力である拡張性について詳しくレビューしていきます。日常的な使い勝手から、将来的なアップグレードの可能性まで、実際に使って感じた正直な感想をお伝えします。

メモリ:日常使いには十分、ただしシングルチャネルの割り切りも必要

Beelink EQ14は、標準で16GBのDDR4メモリを搭載しています 。実際にChromeでタブを20個ほど開き、同時にWordやExcelで作業するといった使い方を試してみましたが、メモリ不足を感じる場面はほとんどなく、日常的なオフィスワークやウェブブラウジングには十分な容量だと感じました。

ただし、注意すべきは、このメモリがシングルチャネル接続であるという点です 。本体内部のメモリスロットは1つしかないため、物理的にデュアルチャネル構成にはできません 。

これはCPUのアーキテクチャに起因する制約で、グラフィックス性能を最大限に引き出す「Iris Xeモード」が利用できないなど、パフォーマンスに若干の影響を与えます 。前モデルのBeelink EQ13も同様の仕様であり、この価格帯のNシリーズ搭載ミニPCでは、ある程度の割り切りが必要な部分と言えるでしょう 。

メモリを比較

  • 1.「Beelink EQ14」・・・16GB DDR4 3200(最大16GB)
  • 2.「Beelink EQ13」・・・16GB DDR4 3200(最大16GB)
  • 3.「BeelinkEQ12」・・・8GB/16GB DDR5 4800 (最大16GB)

ストレージ:速度はそこそこ、しかし拡張性がすべてをカバーする

Beelink EQ14 ストレージ

標準ストレージには、500GBのM.2 SATA III SSDが採用されています 。正直に言うと、そのパフォーマンスは特筆すべきものではありません。CrystalDiskMarkで速度を計測したところ、読み書き共に約500MB/s前後と、SATA規格の上限に近い数値が出ました 。Windowsの起動やアプリの立ち上げは特に遅いとは感じませんでしたが、高速なNVMe SSDに慣れていると、大容量のファイル転送時などにもどかしさを感じるかもしれません。

しかし、その少し残念な気持ちを吹き飛ばしてくれたのが、本機の優れた拡張性です。内部にはなんとM.2スロットが2つも用意されているのです 。しかも、2つのスロットをまるごと覆う大きなヒートシンクが標準で付属しているのには驚きました 。この価格帯でこの配慮は、Beelinkの良心を感じる素晴らしいポイントです。

空いているスロットはPCIe 3.0 x1接続のため速度は控えめですが、データ保存用のドライブとしては十分な性能です 。私は手持ちのNVMe SSDを増設し、OS用とデータ用でドライブを完全に分離しました。これにより、システムの応答性を保ちつつ、大容量のデータを気兼ねなく保存できる、非常に快適な環境を構築できました。

ストレージを比較

  • 1.「Beelink EQ14」・・・500GB M.2 2280 PCIe 3.0 x 4 (最大4TB)
  • 2.「Beelink EQ13」・・・500GB M.2 2280 PCIe 3.0 x 4 (最大4TB)
  • 3.「Beelink EQ12」・・・M.2 2280スロット × 1(最大2TB)、2.5 SATA HDD/SSD × 1(最大2TB)

【注意点】購入後に確認したい、付属SSDの状態

最後に、少し気になった点を正直にお伝えします。私が手にした個体だけかもしれませんが、初期設定を終えてCrystalDiskInfoで付属SSDの状態を確認したところ、新品にもかかわらず電源投入回数が500回、使用時間が100時間を超えるなど、すでにある程度使われたかのような形跡が見られました 。動作に問題はありませんでしたが、新品として購入しただけに、少し不信感が残ったのは事実です。もし購入された際は、まず初めにSSDの状態をチェックしてみることをお勧めします。

まとめ:メモリとストレージ

  • 標準構成:日常使いに十分な16GBのシングルチャネルRAMと、速度は控えめながら500GBの容量を持つSATA SSDを搭載しています 。
  • 高い拡張性:速度の異なる2つのM.2スロットが最大の魅力です。OS用とデータ用にドライブを分けたり、将来的に大容量SSDに換装したりと、柔軟なアップグレードが可能です 。
  • 良心的な設計:2スロットを覆う大型ヒートシンクが標準で付属しており、安定した動作をサポートします 。
  • 注意点:メモリはデュアルチャネル非対応で、性能を最大限に引き出せないという制約があります 。また、私が手にした個体では付属SSDに使用形跡が見られたため、購入後の確認をお勧めします 。

パフォーマンス:Beelink EQ14 ~Intel N150の実力と日常での使い心地~

Beelink EQ14 CPU

ここでは、Beelink EQ14の性能の核となるCPU「Intel N150」に焦点を当て、その実力をレビューしていきます。広く普及しているN100や、前モデルのBeelink EQ13が搭載していたN200と比較して、実際の使用感にどのような違いがあるのか、正直な感想をお伝えします。

Intel N150は「小さなアップデート」

Beelink EQ14には、Intelの最新プロセッサ「N150」が搭載されています 。これは、多くの低価格ミニPCで採用され人気の高かったN100のリフレッシュ版という位置づけで、同じ4コア/4スレッド構成となっています 。省電力性に優れ、TDP(熱設計電力)はわずか6Wに抑えられており、本機の静音性や低消費電力といったコンセプトを支える重要なパーツです 。

では、前モデルEQ13のN200や、N100と比べてどれほど進化したのでしょうか。スペックを見ると、N150はN100に比べて最大クロック周波数が3.4GHzから3.6GHzへ、内蔵グラフィックスのクロックも750MHzから1000MHzへと向上しています 。

しかし、実際に使ってみた正直な感想としては、この差は「微々たるもの」で、劇的なパフォーマンス向上は感じられませんでした。大きな飛躍というよりは、あくまで「小さなアップデート」と捉えるのが実態に近いでしょう 。

日常的なタスクでは十分すぎるほどの快適さ

スペック上の進化はわずかですが、だからといって性能が低いわけでは決してありません。むしろ、日常的な使い方においては、その快適さに驚かされることでしょう。例えば、私の普段の作業である「Wordで企画書を作成し、同時にChromeブラウザで20以上のタブを開いて情報収集、さらにBGMとしてSpotifyで音楽を流す」といったマルチタスクを試してみましたが、動作がもたつくことは一切なく、非常にスムーズに作業をこなせました 。

試しに30万個のデータが入力されたExcelファイルを開いてみましたが、約20秒ほどで完全に表示され、その処理能力の高さに感心しました 。数年前に購入した旧世代のCeleron搭載PCとは比較にならないほどの快適さで、使い方によっては、一昔前のCore iシリーズを搭載した中古PCを選ぶよりも高い満足感が得られるはずです 。

パフォーマンスの限界と最適な使い道

もちろん、この小さな巨人も万能ではありません。そのパフォーマンスには限界もあります。Adobe Premiere Proを使った本格的な4K動画の編集や、最新の3Dグラフィックスを駆使するゲーム、『パルワールド』や『原神』などを快適にプレイするには明らかに力不足です 。

このEQ14が最も輝くのは、その省電力性と静音性を活かした軽めの用途です。例えば、リビングのテレビに繋いで家族でNetflixやYouTubeを楽しむメディアセンターとして 、あるいは静かな書斎で集中して事務作業やブログ執筆に打ち込むためのメインマシンとして、その実力を十分に発揮します 。

また、常時稼働させても電気代が気にならないため、ファイルサーバー(NAS)として活用するのも非常に面白い選択肢でしょう 。まさに、私たちの日常に寄り添い、仕事とエンターテイメントのバランスを取ってくれる、頼もしいパートナーです 。

まとめ:パフォーマンス(CPU性能)

  • CPU性能:N100のリフレッシュ版であるIntel N150を搭載しています 。前モデルEQ13のN200やN100からの性能向上はごくわずかで、体感できるほどの大きな差はありません。
  • 日常での快適さ:ウェブブラウジング、Officeソフトの利用、動画視聴といった日常的なタスクは驚くほど快適です 。複数のアプリケーションを同時に利用するマルチタスクもスムーズにこなす実力を持っています。
  • 最適な用途:本格的な動画編集や最新の3Dゲームには向きませんが、事務作業、家族用のセカンドPC、メディア再生、ファイルサーバーといった軽めの用途には最適です 。
  • 総合評価:爆速ではありませんが、省電力で静かに、かつ日常使いには十分すぎるパフォーマンスを提供してくれる、非常にコストパフォーマンスに優れた一台です 。

ベンチマーク

Beelink EQ14が搭載するIntel N150プロセッサはどのくらいの性能なのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

CPUのベンチマーク結果・Intel N150

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア 「5530」
  • Geekbench 6 シングルコア 「1240」マルチコア 「2900」
  • Cinebench 2023 シングルコア 「940」マルチコア 「2750」
  • Cinebench 2024 シングルコア 「57」 マルチコア 「162」

CPUのベンチマーク結果から分かること

Intel N150のCPUは、主に省電力性とコストパフォーマンスを重視するユーザー層に向けた、エントリークラスのプロセッサーとしての性能特性を持っています。

具体的な用途としては、インターネット閲覧、メールの送受信、Officeスイートを用いたドキュメント作成や簡単な表計算、HD画質程度の動画コンテンツの視聴といった、日常的な軽作業が中心となるでしょう。これらのタスクにおいては、大きな不満を感じることなく使用できる水準です。

しかしながら、マルチコア性能を要求される作業、例えば最新の高負荷なゲームのプレイ(CPUがボトルネックとなる場合)、本格的な動画編集やRAW現像、3Dモデリング、仮想環境の複数同時運用といったヘビーなユースケースにおいては、処理能力の限界から動作が緩慢になったり、完了までに長時間を要したりする場面が多くなります。

特に、複数の高負荷アプリケーションを同時に実行するようなマルチタスク環境では、パフォーマンスの低下が顕著に現れる可能性があります。したがって、Intel N150を搭載したPCを選ぶ際は、自身の主な使用目的がCPUに大きな負荷をかけない範囲であるかを見極めることが重要です。低消費電力であるため、バッテリー駆動時間が重視される薄型軽量ノートPCや、静音性が求められる小型PCなどでの採用に適しているプロセッサーと言えます。

Intel N150性能を比較

Passmarkスコアは6000 で、これはN100やN95といった他のNシリーズCPUよりも高いスコアです。特に、N100と比較すると約10%N95と比較すると約12%高い性能を示しています。

しかし、Intel Core i3-N305と比較すると、約74%低いスコア となっています。i3-N305はPassmarkスコアが10000を超えており、N150との性能差は大きいです。

これらのことから、N150はエントリークラスのCPUとしては十分な性能を持っていると言えるでしょう。ただし、より高い処理能力を求める場合は、i3-N305のような上位モデルを選択する必要があるでしょう。

CPUランキング

※PassmarkのCPUベンチマークで比較したものです。

  1. Intel Core i3-N305 (MINISFORUM UN305)・・・Passmark:10448
  2. Intel N97 (BMAX B4 Pro (New)/GMKtec NucBox G5)・・・Passmark:5621
  3. N150 (Beelink EQ14/GMKtec NucBox G3 Plus)・・・Passmark:5530
  4. N100 (BMAX B4 Plus/Minisforum UN100P)・・・Passmark:5502
  5. Intel N95 (Blackview MP80)・・・Passmark:5372
  6. N200 (Beelink EQ13)・・・Passmark:5145
  7. Intel N5105 (Beelink U59)・・・Passmark:4053
  8. Core i3-1000NG4 (BMAX B6 Plus)・・・Passmark:3572

グラフィック性能

Beelink EQ14 ベンチマーク

Intel N150プロセッサが内蔵するIntel UHD Graphics 1.0GHzのグラフィック性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

GPUのベンチマーク結果・Intel N150内蔵Intel UHD Graphics 1.0GHz グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで 「1100」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで 「520」
  • Time Spy グラフィックスコアで 「370」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで 「4640」
  • 3DMark Wild Life 「2820」

GPUのベンチマーク結果から分かること

Intel N150に内蔵されるIntel UHD Graphics (1.0GHz)のベンチマーク結果は、このGPUが基本的な画面表示機能や、動画再生支援、非常に軽量な2Dゲーム、または設定を極端に下げた古い3Dゲームの動作を主眼に置いたものであることを明確に示しています。

具体的には、高解像度ディスプレイでの日常的なOS操作、オフィスソフトの利用、ウェブサイトの閲覧、フルHD程度の動画ストリーミング再生といったタスクは問題なくこなせます。

しかし、本格的な3Dゲームのプレイや、高度なグラフィックデザイン、動画編集におけるプレビュー処理やエフェクトレンダリングといった、GPUに高い負荷がかかる作業には全く適していません。これらの用途を想定する場合、専用のディスクリートGPUを搭載したシステムが必要不可欠です。

この内蔵GPUは、あくまでCPUに統合された基本的なグラフィックス機能を提供するものであり、その性能はエントリーレベルの中でも特に控えめな位置づけです。したがって、Intel N150を選択する際には、グラフィックス性能に対する期待値を低く設定し、軽作業中心の用途に限定することが賢明です。省電力を優先した設計のプロセッサーに付随するグラフィックス機能として理解するのが適切です。

ゲーム性能

Intel N150のゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えて紹介します。

Intel N150搭載PCでのゲーム動作状況

原神

美しいグラフィックが特徴のオープンワールド・アクションRPGです。設定: 解像度720p (1280×720)、グラフィック設定「最低」。
FPS: 平均して25-30 FPS。

フィールド探索中は比較的安定しますが、戦闘時やエフェクトが多用される場面では20 FPSを下回ることがあります。快適なプレイは難しく、カクつきや遅延が頻繁に発生し、ゲーム体験は大きく損なわれます。ストーリー進行を追うのが主目的であれば、かろうじて進行できるものの、アクション要素を十分に楽しむのは困難な状況です。

VALORANT (ヴァロラント)

5対5で攻守に分かれて戦う、競技性の高いタクティカルシューターです。設定: 解像度720p (1280×720)、すべてのグラフィック設定「低」。FPS: 平均して50-70 FPS。

比較的軽量なタイトルであるため、グラフィック設定を最低限にすることで、プレイ可能な範囲のフレームレートが出ます。ただし、複数のプレイヤーがスキルを同時に使用するような激しい銃撃戦の場面では、40 FPS台まで落ち込むことがあり、反応速度が求められる状況では不利になる可能性があります。カジュアルに楽しむ分には、なんとか遊べる水準です。

Overwatch 2 (オーバーウォッチ 2)

個性豊かなヒーローたちが特殊能力を駆使して戦う、チーム対戦型のアクションシューティングです。設定: 解像度720p (1280×720)、グラフィック設定「低」、レンダースケール50%。
FPS: 平均して30-40 FPS。

レンダースケールを大幅に下げることで、なんとか動作するレベルです。キャラクターの動きは目で追えますが、全体的に映像がぼやけ、遠方の敵の視認性は著しく低下します。大規模な集団戦が発生すると20 FPS台まで低下することもあり、競技的なプレイは非常に厳しいです。ゲームの進行自体は可能ですが、多くの場面でストレスを感じるでしょう。

The Elder Scrolls V: Skyrim (スカイリム)

広大なファンタジー世界を自由に冒険できる、没入感の高いオープンワールドRPGです。設定: 解像度720p (1280×720)、グラフィック設定「低」。(Special Editionの場合、さらに内部解像度の調整が有効です)

FPS: 平均して30-40 FPS。リリースから時間が経過しているゲームであるため、グラフィック設定を低くすれば比較的動作します。街中やダンジョン内部では比較的安定したフレームレートを維持しやすいですが、広大な屋外フィールドやドラゴンとの戦闘など、描画負荷が高い場面では20 FPS台まで低下することがあります。MODを導入しないバニラ状態で、じっくりと世界観や物語を楽しむのであればプレイ可能です。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S (Definitive Edition)

勇者の壮大な冒険を描く、日本を代表するRPGシリーズの作品です。設定: 解像度720p (1280×720)、グラフィック設定「低」、あるいは「最低」。FPS: 平均して25-35 FPS。グラフィック品質を最低レベルに設定することで、RPGとして最低限プレイできる状態になります。

戦闘シーンやイベントシーンではコマ落ちを感じることがあり、特に動きの激しい場面では20 FPS近くまで低下することも。ターン制のコマンドバトルが中心であるため、操作に致命的な支障は出にくいものの、フィールド移動時の滑らかさには欠け、視覚的な快適さは低いです。

Minecraft (マインクラフト Java Edition)

ブロックを使って自由に世界を創造したり冒険したりできる、世界的に人気のサンドボックスゲームです。

設定: 解像度720p (1280×720)、描画距離「短距離 (8チャンク以下)」、グラフィックス「処理優先」、その他パーティクルなどの設定を「最小」。OptiFineのような軽量化MODの導入が推奨されます。

FPS: 軽量化MOD (OptiFineなど) を使用し、上記設定を適用した場合、平均して40-60 FPS。MODなしのバニラ状態でも、設定を極限まで低くすることで、ある程度のプレイは可能です。描画距離を大幅に短縮し、各種視覚効果を無効にすることでフレームレートを確保します。

ただし、複雑な建造物が多いエリアや、多数のMOB(モンスターや動物)が存在する場所ではフレームレートが低下し、30 FPSを下回ることもあります。クリエイティブモードでのんびりと建築を楽しんだり、小規模なワールドでのサバイバルプレイであれば対応できる範囲です。

まとめ:ゲーム性能

Intel N150の統合グラフィックス性能は、最新の3Dゲームを高画質で快適にプレイするには力不足です。比較的軽量なeスポーツタイトルや、数世代前のゲームであれば、解像度や画質設定を大幅に下げることで、なんとかプレイ可能なタイトルもあります。しかし、多くのゲームでフレームレートの低下やカクつきが発生しやすく、快適なゲーム体験を求めるのは難しいでしょう。主にブラウジングや動画視聴、オフィスソフトの使用といった軽作業を目的とし、ごく限られた軽負荷のゲームをたまに遊ぶ程度であれば対応できます。

静音性と冷却性能:Beelink EQ14 ~高負荷時でもささやき声、驚異のMSC2.0冷却システム~

Beelink EQ14 手で持つ

ここでは、ミニPCを選ぶ上で性能と同じくらい重要な「静音性」と「冷却性能」について、Beelink EQ14がどれほど優れているかを、私の体験に基づいて詳しくレビューしていきます。その静かさの秘密である独自の冷却システム「MSC2.0」の仕組みにも触れながら、このPCがもたらす快適なデジタルライフを解き明かします。

耳を疑うほどの静かさ、まさに「ほぼ無音」の領域へ

Beelink EQ14をデスクに設置し、初めて電源を入れたときの衝撃は今でも忘れられません。電源ランプは点灯しているのに、ファンが回っているのかどうか全く分からないのです。アイドル時の動作音はまさに無音に等しく 、耳を筐体に近づけて、ようやく微かに聞こえるレベルです 。その静かさは、公称値32dB というスペック以上に感じられます。

前モデルのBeelink EQ13の公称値が28dB だったので、数値上はわずかにEQ14の方が高いのですが、実際に使ってみるとその差は全く感じられず、どちらも「図書館よりも静か」 という評価がぴったり当てはまります。静かな部屋で作業に集中しているときも、PCの存在を意識させないこの静音性は、何物にも代えがたい快適さをもたらしてくれます。

静かさの秘密は、独自の冷却システム「MSC2.0」

では、なぜこれほどまでに静かなのでしょうか。その秘密は、Beelinkが「MSC2.0」と名付けた、巧みに設計された冷却システムにあります 。このシステムの最大の特徴は、空気の流れを「底面吸気・背面排気」に限定している点です。側面や天面には通気口が一切なく 、底面に設けられた大きな吸気口から効率的に外気を取り込みます。

取り込まれた空気は、大型のヒートシンクと静音性に優れたファン を通り、CPUやSSDなどの熱を奪いながら背面からスムーズに排出されます。この極めて効率的なエアフローにより、ファンは常に低い回転数で済み、結果として驚異的な静音性が実現されているのです 。

高負荷時でも揺るがない、優れた冷却パフォーマンス

EQ14の真価は、高い負荷がかかったときにこそ発揮されます。CPUに大きな負荷をかけるCinebench R23のようなベンチマークテストを連続で実行しても、ファンの音はわずかに大きくなる程度で、不快なノイズは一切ありません 。むしろ、エアコンの音にかき消されてしまうほど静かです。

そして、ただ静かなだけではありません。冷却性能も非常に優秀で、高負荷時でもCPUの温度は70℃前後に安定 しており、パフォーマンスが低下することもありませんでした。これだけパワフルに動作しているにもかかわらず、筐体に触れてもほんのり温かくなる程度 で、熱の心配は無用です。電源ユニットを内蔵しているミニPCで、ここまで低温を維持できるのは驚異的と言えるでしょう 。

まとめ:静音性と冷却性能

  • 驚異的な静音性:アイドル時はほぼ無音、高負荷時でもファンの音はほとんど気にならず、図書館よりも静かな作業環境を実現します 。
  • MSC2.0冷却システム:底面吸気・背面排気の効率的なエアフローにより、低いファン回転数で高い冷却性能と静音性を両立させています 。
  • 安定した冷却性能:ベンチマークテストのような高負荷を長時間かけてもCPU温度は安定しており、筐体が熱くなる心配もありません 。
  • 最高のユーザー体験:静かな環境を求めるオフィスワークや、リビングでの映画鑑賞など、あらゆるシーンで騒音に邪魔されることのない、この上なく快適なPCライフを提供してくれます。

接続性(通信性能):Beelink EQ14 ~安定のWi-Fi 6と可能性を秘めたデュアルLAN~

Beelink EQ14 モジュール

ここでは、Beelink EQ14が備えるネットワーク接続性能、すなわち通信の安定性と拡張性について、私の実際の使用体験を交えながら詳しくレビューしていきます。ウェブサイトの閲覧から動画視聴、そして少しマニアックな使い方まで、このPCがどれほど快適なネットワーク環境を提供してくれるのかを掘り下げていきます。

日常使いで光る、安定のWi-Fi 6パフォーマンス

Beelink EQ14は、現代のワイヤレス環境の標準とも言えるWi-Fi 6(Intel AX101)に対応しています 。これは前モデルのBeelink EQ13とも共通の仕様で 、安定した通信性能が期待できます。実際に私の自宅(木造アパート)で試したところ、ルーターから10メートルほど離れた寝室でも接続は非常に安定していました。

注目すべきはストリーミング再生のスムーズさです。Netflixで4K画質の映画を鑑賞したり、Zoomでのビデオ会議に参加したりといった場面でも、映像や音声が途切れることは一度もありませんでした。

ただし、搭載されているWLANモジュールは1×1仕様のため、ファイルの転送速度自体は最上位クラスのPCには及びません 。とはいえ、大容量のデータを頻繁にやり取りするのでなければ、日常的なウェブブラウジングや動画視聴において、その差を体感することはないでしょう 。

可能性は無限大?マニア心もくすぐるデュアル有線LAN

Beelink EQ14 有線LAN

EQ14の接続性で特にユニークなのが、背面に2つのギガビット有線LANポートを備えている点です 。正直なところ、「この価格帯のミニPCに、なぜ2つも?」と最初は思いましたが、この仕様がユーザーに与える選択肢の広さは計り知れません 。

例えば、私のように自宅でNAS(ネットワークHDD)を運用しているユーザーなら、1つのポートをインターネット用のルーターに接続し、もう1つをNASに直結することで、他のネットワーク機器に影響されない高速なファイル転送環境を構築できます。さらに上級者であれば、このEQ14にOpenWrtのようなOSを導入し、高性能なカスタムルーターとして活用することも夢ではありません。普段は1つしか使わないかもしれませんが、この「もう1つある」という安心感と拡張性が、大きな魅力となっています。

実用十分なBluetooth 5.2接続

ワイヤレス周辺機器との接続を担うのはBluetooth 5.2です 。普段私が愛用しているSONYのワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM5」をペアリングして音楽を聴いてみましたが、音の遅延は全く感じられず、快適に作業に集中できました。キーボードやマウスの接続も非常にスムーズです。

ただし、注意点として、内蔵アンテナのため通信範囲はそれほど広くありません。PCと同じ部屋で使う分には全く問題ありませんが、壁を一枚隔てた隣の部屋に移動すると、少し音声が途切れがちになりました。これは外付けアンテナを持たないコンパクトなミニPC全般に言えることで、EQ14特有の弱点というわけではないでしょう 。

通信性能を比較

  • 1.「Beelink EQ14」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、デュアルLAN(1Gbps)
  • 2.「Beelink EQ13」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、デュアルLAN(1Gbps)
  • 3.「Beelink EQ12」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、デュアルLAN(2.5Gbps)

まとめ:接続性(通信性能)

  • Wi-Fi 6:日常的なウェブブラウジングや動画ストリーミングには十分な速度と安定性を提供してくれます 。ただし、搭載モジュールの仕様上、転送速度自体は最速ではありません 。
  • デュアル有線LAN:2つのギガビットポートを搭載し、安定した接続はもちろん、NASへの直結やルーター化など、将来的な拡張性も秘めています 。
  • Bluetooth 5.2:ワイヤレスイヤホンやマウスの接続は遅延もなく快適です。ただし、通信範囲は壁などを隔てない、同室内での利用が推奨されます 。
  • 総合評価:ワイヤレスも有線も、日々の利用で不満を感じさせない堅実な通信性能と、上級者のマニア心もくすぐる拡張性を両立した、バランスの取れた一台です。

機能:Beelink EQ14のIntel Unisonアプリとは?

Beelink EQ14は単なるミニPCではありません。Intel Unisonアプリを通じて、あなたのデジタルライフをシームレスにつなぐ、魔法のようなデバイスです。

EQ14に搭載されたIntel Unisonアプリは、PCとスマートフォンやタブレットを連携させ、まるで魔法の鏡のようにスマートフォンの写真や動画を、EQ14の大画面で楽しむことができます。ケーブルを繋いだり、クラウドサービスにアップロードしたりする必要はありません。

また、EQ14の画面をスマートフォンやタブレットに拡張することができます。プレゼンテーション資料を別の画面に表示したり、動画を見ながら別の作業をしたりと、マルチタスクがさらに効率的になります。

そのほか、EQ14からスマートフォンにかかってきた電話に出たり、SMSを送受信したりすることができます。PC側のキーボードを使って、スマホでより快適にメッセージをやり取りすることも可能です。

スマホの通知をPCで受信できるか?

スマートフォンの通知をEQ14で確認し、管理することができます。重要なメッセージを見逃すことなく、集中力を維持できます。

Intel Unisonアプリのできること

  1. PCとスマホ/タブレット間の連携: Android / iOS 両方のデバイスに対応しています。
  2. ファイル転送: スマホやタブレットからPCへ、またはその逆方向へのファイル転送が可能です。
  3. 画面拡張: タブレットをPCのセカンドディスプレイとして使用できます。
  4. 電話の発着信: PCからスマホの電話をかけたり、受けたりすることができます。
  5. SMSの送受信: PCからSMSメッセージを送受信できます。
  6. 通知の管理: スマホやタブレットの通知をPCで確認し、管理できます。
  7. 写真閲覧: スマホやタブレットの写真をPCで閲覧できます。

なお、Unison は、Intel の特定の CPU や Wi-Fi/Bluetooth チップセットとの組み合わせで動作するように設計されているため、すべての PC で互換性があるわけではありません。

Beelink EQ14 vs Beelink EQ13:主な違いを徹底比較

Beelink EQ14と前モデルのBeelink EQ13は、電源を内蔵したコンパクトな筐体や優れた静音性など、多くの特徴を共有する兄弟機です。しかし、搭載するプロセッサや価格設定など、購入を検討する上で重要な違いもいくつか存在します。ここでは、両モデルの主な違いを項目別に比較していきます。

プロセッサ

  • Beelink EQ14: Intel Twin Lake N150
  • Beelink EQ13: Intel Alder Lake N200
  • 違い:CPUが異なります。N150はN100のリフレッシュ版で、N200はN100よりターボクロックがわずかに高いです 。ベンチマークテストの結果を見ても性能差はごくわずかで、体感できるほどの差はないという意見が多数です 。

グラフィックス (内蔵GPU)

  • Beelink EQ14: Intel UHD Graphics 24EU (最大1000MHz)
  • Beelink EQ13: Intel UHD Graphics 32EU (最大750MHz)
  • 違い:実行ユニット(EU)の数はEQ13の方が多いですが、GPUのクロック速度はEQ14の方が高速です 。このため、一部のグラフィックスベンチマークではEQ14がEQ13を上回る結果を出しています 。

内蔵電源の仕様

  • Beelink EQ14: 出力 12V/4A
  • Beelink EQ13: 出力 19V/4.47A
  • 違い:どちらもACアダプター不要の電源内蔵型ですが、出力電圧と電流の仕様が異なります 。

USB-Cポートの機能

  • Beelink EQ14: 公式サイトでは映像出力対応と記載されていますが、複数の実機レビューでは非対応と報告されており、情報に矛盾があります 。
  • Beelink EQ13: 仕様上はデータ通信専用と記載されています 。
  • 違い:EQ14は公式情報とレビュー内容に食い違いがあります。レビューを信じるならば、両モデルともUSB-Cポートでの映像出力はできない可能性が高いです 。

最大ストレージ容量

  • Beelink EQ14: 公式サイトにて最大8TBまでサポートと記載
  • Beelink EQ13: 資料では最大4TBまでと記載
  • 違い:公式に記載されているストレージの最大サポート容量が異なります 。

価格

  • Beelink EQ14: レビュー時点では、EQ13よりも低価格で販売されているとの情報があります 。
  • Beelink EQ13: 発売時期の関係で、EQ14より高価な場合があります 。
  • 違い:後から発売されたEQ14の方が、より安価に入手できる可能性が高いです 。

その他の懸念点

  • Beelink EQ14: 一部のレビューで、付属SSDに使用形跡が見られたり、OSが個人利用の認められないVLライセンスであったりする懸念が報告されています 。
  • Beelink EQ13: 提供された資料に、これらの点に関する言及はありません 。
  • 違い:EQ14に特有の品質管理に関する懸念が、一部のレビューで指摘されています 。

まとめ:Beelink EQ14とEQ13の違い

Beelink EQ14とEQ13の主な違いは、搭載プロセッサとそれに伴うごくわずかな性能差、そして販売価格に集約されます 。

一方で、ACアダプターが不要な美しい筐体デザイン、優れた冷却システムと静音性、豊富なポート類といった、ユーザー体験の根幹をなす部分はほぼ同一です 。性能に体感できるほどの差がない以上、多くの場合、より安価に購入できるBeelink EQ14の方が合理的な選択と言えるでしょう。

Beelink EQ14のメリット・デメリット

Beelink EQ14 縦

Beelink EQ14は、多くの魅力といくつかの注意点を併せ持つミニPCです。ここでは、その長所と短所を項目ごとに分かりやすく解説していきます。

【メリット】

メリット1:ACアダプター不要の「電源内蔵」設計

最大のメリットは、電源ユニットを本体に内蔵していることです 。これにより、大きくて邪魔なACアダプターが不要になり、デスク周りの配線が電源ケーブル1本で済むため、驚くほどスッキリします 。このスマートさは、他の多くのミニPCにはない大きな魅力です。

メリット2:高負荷時でも「驚異的な静音性」

独自の冷却システム「MSC 2.0」のおかげで、動作音が非常に静かです 。アイドル時はもちろん、負荷のかかる作業中でもファンの音はほとんど気になりません 。静かな環境で集中したいオフィスワークや、リビングでの映画鑑賞に最適な一台です 。

メリット3:将来性豊かな「デュアルM.2スロット」

このコンパクトな筐体内部に、M.2 SSDスロットが2つも搭載されています 。標準のSSDに加えて、もう1枚SSDを増設できるため、将来的に容量が不足しても安心です 。OS用とデータ用でドライブを分けるといった柔軟な使い方ができるのは大きな利点です。

メリット4:可能性を秘めた「デュアル有線LAN」

背面には1000Mbpsの有線LANポートが2つあります 。これにより、非常に安定したネットワーク接続が可能なだけでなく、片方をNASに直結したり、本体をルーター化したりと、上級者向けの使い方も可能です 。この拡張性の高さは、他の同価格帯の製品にはない特徴です。

メリット5:スマホと連携できる「Intel Unison」

Intel Unisonアプリに対応しており、スマートフォンとの連携が非常にスムーズです 。PC上でスマホの通知を確認したり、写真やファイルを簡単に転送したり、さらには電話をかけたり受けたりすることもできます 。デバイス間の垣根をなくす便利な機能です。

メリット6:優れた「コストパフォーマンス」

16GBのメモリと500GBのSSDを搭載し、Windows 11 Proがプリインストールされていながら、非常に手頃な価格で提供されています 。電源内蔵や高い静音性といった付加価値を考えると、そのコストパフォーマンスは極めて高いと言えるでしょう 。

【デメリット】

デメリット1:機能が限定的な「USB-Cポート」

前面にあるUSB-Cポートは、残念ながらデータ通信専用です 。複数のレビューで、映像出力(DisplayPort)やPC本体への給電(Power Delivery)には対応していないことが確認されています 。多機能なUSB-Cポートを期待している場合は注意が必要です。

デメリット2:期待を上回らない「CPUパフォーマンス」

搭載されているIntel N150は、N100のマイナーチェンジ版であり、性能の向上はごくわずかです 。ウェブブラウジングや事務作業は快適ですが、本格的な動画編集や最新のゲームを楽しむには力不足です 。パフォーマンスに過度な期待は禁物です。

デメリット3:性能を制限する「シングルチャネルRAM」

メモリスロットが1つしかないため、デュアルチャネル動作に対応していません 。これはCPU、特に内蔵グラフィックスの性能を最大限に引き出せない原因となり、この製品の潜在能力をやや制限してしまっている残念な点です。

デメリット4:速度が控えめな「標準SATA SSD」

コスト削減のため、標準で搭載されているSSDは高速なNVMeタイプではなく、SATA III規格のものです 。日常的な使用で大きな不満はありませんが、大容量ファイルの読み書きでは、より高速なSSDとの速度差を感じることがあります 。

デメリット5:一部で報告される「4K動画再生の乱れ」

4K/60fpsの動画を再生した際にフレームがドロップする(カクつく)という報告があります 。高品質な映像体験を最優先するユーザーにとっては、少し気になるかもしれません。

デメリット6:非搭載の機能や付属品

VESAマウントが付属していないため、モニターの背面に取り付けるには別途キットが必要です 。また、写真の取り込みに便利なSDカードリーダーや、盗難防止用のケンジントンロックも搭載されていません 。

デメリット7:ライセンスやSSDの状態への懸念

プリインストールされているWindows 11 Proが法人向けのボリュームライセンス(VL)であったり、新品のはずのSSDに使用形跡が見られたりといった報告がなされています 。購入後は、これらの点を確認することをお勧めします。

Beelink EQ14のスペック(仕様)

  • プロセッサ 第12世代 (Alder Lake) Intel N150
    ※10nm/4コア/4スレッド/最大3.8GHz/TDP 6W
  • GPU Intel UHD Graphics 12世代
  • RAM(メモリ) 16GB DDR4 3200MHz ※最大16GB
  • ストレージ 500GB M.2 2280 PCIe 3.0 x 4 (NVMe/SATA III SSD, Max 2TB)
  • 拡張ストレージ 1スロットあたり最大 2TB(合計4TB)、M.2 2280 PCIe 3.0 x 1 (NVMe SSD)
  • 電源 電源ケーブルのみ(電源供給ユニット内蔵)、入力:100V ~ 240V (50/60Hz,1.9A)、出力:12V/4A
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (intel AX101)、Bluetooth 5.2 (ATX101)
  • 有線LAN デュアル 1000Mbps
  • インターフェース Type-C (10Gbps,DP Alt 4K 60Hz) x1、USB 3.2 (10Gbps) x 3、、USB 2.0 (480Mbps) x1、1Gbps Ethernet x 2、HDMI 2.0 (4K 60Hz) x 2、オーディオジャック、ACポート(電源ケーブル用)、電源ボタン、CLR CMOS、電源表示ライト
  • 映像出力 4K 3画面出力に対応
  • 動画再生 8K/60fps
  • 冷却システム MSC2.0、冷却ファン、ヒートシンク、20W TDP、80度以下、静音
  • 防塵設計 底部に新しいフィルターを設置、埃の侵入・蓄積を防ぐ
  • 自動電源ON 対応
  • VESA 対応(※マウントキットは別売・75mm x 75mm)
  • 筐体 ユニボディ、トップパネルとサイドパネルに通気口なし、底面にフィルター
  • OS Windows 11 Pro プリインストール
  • サイズ 約126 x 126 x 39 mm
  • 重量 約500g
  • カラー ネイビーブルー
  • 付属品 ユーザーマニュアル、HDMIケーブル(100cm)、電源ケーブル

「Beelink EQ14」の評価

Beelink EQ14 電源内蔵

7つの基準で「Beelink EQ14」を5段階で評価してみました。

Beelink EQ14 項目別評価

スペック: ★★★☆☆
Intel N150はN100からの刷新版ですが、性能向上はごくわずかです。標準のSATA SSDとシングルチャネルRAMも、全体の性能をやや限定的にしています。

デザイン: ★★★★★
電源ユニットを内蔵したことでACアダプターが不要になり、デスク周りが劇的にスッキリします。コンパクトで質感の高い、非常に洗練されたデザインです。

通信: ★★★★☆
Wi-Fi 6と、このクラスでは珍しいデュアル有線LANポートを搭載し、安定性と拡張性を両立しています。一般的な利用で通信に不満を感じることはないでしょう。

機能(拡張性): ★★★★☆
ストレージを増設できるデュアルM.2スロットは大きな魅力です。ただし、USB-Cポートの映像出力が非対応な点や、SDカードリーダーがない点は少し残念です。

冷却性能: ★★★★★
独自のMSC2.0冷却システムは非常に優秀です。高負荷時でもファンの音はほとんど聞こえず、本体が熱くなる心配もありません。驚くほど静かで安定しています。

使いやすさ: ★★★★☆
ACアダプター不要で設置が簡単な上、静音性に優れているため、日常的な使い心地は抜群です。ただし、一部で報告されるライセンス等の問題には注意が必要です。

価格: ★★★★★
16GBメモリと500GB SSDを搭載し、3万円を切る価格は驚異的です。電源内蔵や高い静音性といった付加価値を考えると、最高のコストパフォーマンスを誇ります。

総評: ★★★★☆

電源内蔵と静音性が生み出す、唯一無二の価値

Beelink EQ14を評価する上で、CPU性能の数値だけを見るのは間違いです。このミニPCの真の価値は、電源を内蔵したことによる設置の容易さと、高負荷時ですら存在を忘れるほどの圧倒的な静音性にあります。デスクの上がケーブル1本で片付く快適さと、作業に集中できる静かな環境は、日々のPCライフの質を確実に向上させてくれます。この2点だけでも、EQ14を選ぶ十分な理由になるでしょう。

性能面の割り切りと注意点

もちろん、手放しで賞賛できるわけではありません。心臓部であるIntel N150は、前モデルのN100/N200から劇的に進化したわけではなく、パフォーマンスは「日常用途に十分快適」なレベルに留まります。本格的な動画編集や最新ゲームには向きません。また、USB-Cポートが映像出力に非対応である点や、標準SSDの速度が控えめである点など、購入前に知っておくべき注意点も存在します。

まとめ:Beelink EQ14はこんな人におすすめ!

Beelink EQ14のレビューを通じて、その性能やデザイン、そして数々の特徴を検証してきました。CPU性能は前モデルから大きな飛躍こそありませんでしたが、それを補って余りあるほどの魅力を備えた一台であることも事実です。

ここでは最後に、EQ14がどのような人に最適なミニPCなのか、具体的なユーザー像を挙げながら、私の最終的な結論を述べたいと思います。

「PC周りの配線を1本でも減らしたい人」へ

デスク周りのごちゃごちゃしたケーブルにうんざりしているなら、EQ14はまさに救世主です。本体に電源が内蔵されているため、あの大きくて邪魔なACアダプターは必要ありません。コンセントに繋ぐ電源ケーブル1本で済むので、驚くほどスッキリとした、クリーンな作業環境が手に入ります。

「静かな作業環境を構築したい人」へ

EQ14の最大の美点と言っても過言ではないのが、その驚異的な静音性です。独自の冷却システム「MSC2.0」により、高負荷な作業中でもファンの音はほとんど気になりません。深夜の書斎や、静かなオフィスで集中して作業したい人にとって、これ以上ないほど快適な環境を提供してくれます。

「リビングでの動画視聴やウェブブラウジング用のPCを探している人」へ

コンパクトで洗練されたネイビーブルーの筐体は、リビングのテレビの横に置いてもインテリアを邪魔しません。4Kの映像出力にも対応しており、NetflixやYouTubeといった動画配信サービスを大画面で楽しむHTPC(ホームシアターPC)として最適です。家族みんなで使うインターネット用のPCとしても十分な性能を持っています。

「初めてのミニPCとして、手頃でバランスの取れたモデルが欲しい人」へ

3万円を切る手頃な価格でありながら、16GBのメモリと500GBのSSD、そしてWindows 11 Proまで搭載しているEQ14は、まさに「優等生」です。性能、デザイン、静音性、そして拡張性のバランスが非常に高く、ミニPCの魅力を体験するための入門機として、自信を持っておすすめできる一台です。

もしこれらのいずれかに当てはまるなら、Beelink EQ14はPCライフをより豊かで快適なものにしてくれる、最高のパートナーとなるはず。ぜひ購入を検討してみてください。

[amzon]

Beelink EQ14の価格・購入先

Beelink EQ14 本体 正面

Beelink EQ14はAmazonなどのECサイトで購入できます。

※以下の価格は、2025/6/30調査のものです。

Beelink公式サイト

16GB+500GBモデルで$199.00 (通常価格は$239.00)で販売されています。

Beelink公式サイトで「Beelink EQ14」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで32,800円(税込)、
  • 楽天市場で38,698円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで50,630円、
  • AliExpressで26,471円、
  • 米国 Amazon.comで$189.00、

で販売されています。

Amazonで「Beelink EQ14」をチェックする

楽天市場で「Beelink EQ14」をチェックする

ヤフーショッピングで「Beelink EQ14」をチェックする

AliExpressで「Beelink EQ14」をチェックする

米国 Amazon.comで「Beelink EQ14」をチェックする

Rakuten
楽天市場

最新の人気アイテムを
チェック!

Yahoo! Shopping
Yahoo!ショッピング

お得なポイント還元を
今すぐチェック!

おすすめの類似製品を紹介

Beelink EQ14」に似た性能をもつミニPCも販売されています。

GMKtec NucBox G10

GMKtecから発売されたAMD Ryzen 5 3500U 搭載のミニPCです(2025年6月22日 発売)。

16GB DDR4-2400メモリ、512GBまたは1TB M.2 SSDストレージ、ストレージ用の拡張スロット(M.2 2280スロットx2)を搭載しています。

また、最大16TBまでのストレージ拡張、最大32GBまでのメモリ拡張、3画面出力(HDMI, DisplayPort, Type-C)、フル機能Type-Cポート(DP映像出力/PD充電/DATA)x1、Type-C (PDのみ)x1、静音冷却ファン、VESAマウント、USB3.2 Gen1 Type-A x2、USB2.0 x1、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、2.5Gギガビット有線LANにも対応しています。

価格は、Amazonで35,999円(税込・8GB+256GB)、AliExpressで24,573円(8GB+256GB)、です。

関連記事:GMKtec G10徹底レビュー!Ryzen 5 3500UミニPCは買いか?

Beelink ME mini

Beelinkから発売されたIntel Twin Lake N150 搭載のミニPC兼NASサーバーです(2025年6月 発売)。

12GB LPDDR5 (4800MHz)メモリ、64GB eMMCストレージ(+2TB SSD)、45W電源ユニットを搭載しています。

また、99mmのキューブ型デザイン、6基のM.2 SSD スロットによるストレージ拡張(合計最大24TBまで)、HDMI(最大4K 60Hz)映像出力、静音ファンと垂直エアフロー冷却設計、WindowsやLinuxなど多様なOS(NAS用のTrueNASやUnraid、仮想OS用のProxmoxやESXiなど)、USB Type-C (10Gbps)ポート、WiFi 6、Bluetooth 5.2、デュアル2.5GbE有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで63,900円(税込・15000円 OFFクーポン付きで実質48,900円)、AliExpressで56,964円、米国 Amazon.comで$409.00($80 OFFクーポン付き)、です。

関連記事:Beelink ME mini徹底レビュー!最大24TBのNASホームサーバー

MINISFORUM UN150P

MINISFORUMから発売されたIntel N150搭載のミニPCです(2025年1月21日 発売)。

16GB DDR4 3200MHzメモリ、256GB or 512GB M.2 2280 PCIe3.0 SSDストレージを搭載しています。

また、2.5インチ SATA HDD 拡張スロット、最大1TBまでのM.2ストレージ拡張、TF カードスロット、USB 3.2 Gen1 Type-Cポート(Data DP & PD OUT PUT)、4K 3画面出力(HDMI 2.1 TMDS (4K@60Hz) x2、USB-C (4K@60Hz)x1)、冷却ファン、VESAマウント、Wi-Fi 6、BlueTooth 5.2、2.5G 有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで35,980円(税込・6836 OFFクーポン付きで実質29144円・16GB+256GBモデル/ 512GBモデルは38,980円、7406 OFFクーポン付きで実質31,574円)、です。

関連記事:「MINISFORUM UN150P」レビュー!【N150】で進化した定番ミニPCの実力は?

GMKtec NucBox G3 Plus

GMKtecから発売されたインテル N150搭載のミニPCです(2024年12月 発売)。

8GB/16GB DDR4 3200 メモリ、256GB/512GB/1TB M.2 2280 NVMeストレージを搭載しています。

また、4K 2画面出力(HDMI x2)、最大32GBまでのメモリ拡張、M.2 2242 PCle SATAで最大2TBまでのストレージ拡張、冷却システム、VESAマウント、USB-A 3.2 Gen2 x4、HDMI (4K@60Hz) x2、有線LAN端子(RJ45,2.5G) x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2にも対応しています。

価格は、Amazonで25,999円(税込・6400円OFFクーポン付きで実質19,599円)、楽天市場で23,500円(送料無料)、ヤフーショッピングで24,168円、AliExpressで21,314円、米国 Amazon.comで$138.99 ($10 OFFクーポン付き)、です。

関連記事:N150は快適だった!ミニPC GMKtec NucBox G3 Plusを徹底レビュー!

Beelink EQ13

Beelinkから発売されたIntel N200 プロセッサ搭載のミニPCです。16GB DDR4 3200MHz メモリ、500GB M.2 2280 SATA SSD PCle 3.0 ストレージ、2つのHDMI ポート搭載で、

4K 3画面出力、冷却システム MSC2.0、埃の侵入を防ぐフィルター(底面)、最大4TBまでのストレージ拡張、Type-C (10Gbps,DP Alt 4K 60Hz) x1、USB 3.2 (10Gbps) x3、デュアル有線LAN、Wi-Fi 6 (intel AX101)、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、Amazonで32,800円(税込・16GB+500GB)、楽天市場で34,070円、ヤフーショッピングで38,444円、AliExpressで29,447円 (16GB+500GB)、です。

関連記事:ミニPC「Beelink EQ13」アダプター不要のメリット・デメリット

BMAX B4 Pro (New)

BMAXから発売された第12世代 Intel N97 プロセッサ搭載のミニPCです。

Windows 11、16GB DDR4 メモリ、512GB SSD ストレージ、M.2拡張スロットを搭載しています。

また、4K 2画面出力(HDMI 2.0 x2)、ストレージ拡張(M.2 SATA 2280 x1)、Linux Ubuntuとのデュアルブート、VESAマウント、ファンレス設計、USB 3.2 x2、USB 2.0 x2、1Gbpsのギガビット有線LAN、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2に対応しています。

価格は、Amazonで29,999円(税込・6100 OFFクーポン付きで実質23,899円)、楽天市場で35,870円(送料無料)、米国 Amazon.comで$199.99、です。

関連記事:N97の「BMAX B4 Pro」とB4 Plus、B6 Plusを比較

Minisforum UN100P

Minisforumから発売されたIntel N100搭載のミニPCです。

16GB DDR4 3200MHzメモリ、256GB M.2 2280 PCIe3.0 SSD、TF カードスロット、2.5インチ SATA HDDスロット (SATA 3.0 6.0Gb/s)、HDMI x2、3.5mmコンボジャック搭載で、

4K 3画面出力、PD給電、冷却ファン、VESAマウント、

USB-C 3.2 x1、USB-A 3.2 (Gen2) x2、USB-A 3.2 (Gen1) x2、2.5G ギガビット有線LAN、Wi-Fi 6、BlueTooth 5.2に対応しています。

価格は、Amazonで37,980円(税込・7216円OFFクーポン付き)、楽天市場で34,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで41,063円(送料無料)、MINISFORUM公式サイトで27,190円、米国 Amazon.comで$159.99、です。

関連記事:パワフルで安い「Minisforum UN100L」N100と低価格ミニPCを比較

他のBeelinkミニPCと比較

他にもBeelinkのミニPCが販売されています。2024年モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

BeelinkのミニPCがコスパ高すぎで大人気に!最新 機種 まとめ

その他のおすすめ小型PCは?

その他のおすすめ小型PCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

激安で買える海外製の小型PC 最新 機種 ラインナップ まとめ

海外製の小型PCをまとめて紹介しています。

Intel N150ミニPCはこう選べば正解!2025最新の性能・価格を比較

インテルN150搭載のミニPCをまとめて紹介しています。

ミニPCはインテル N100 搭載モデルを選べ! 2024 最新機種と選び方

インテルN100搭載のミニPCをまとめて紹介しています。

リビングにふさわしい超小型デスクトップPC ラインナップ 機種 まとめ

国内で販売されたリビング用の小型PCをまとめて紹介しています。