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GMKtec K8 Plusレビュー!K8からの進化点とOCuLinkの使用感

GMKtec K8 Plus 天面の外観
2024年10月に発売された「GMKtec NucBox K8 Plus」は、高性能なAMD Ryzen 7 8845HSを搭載し、先行モデル「K8」(無印)から劇的な進化を遂げた「OCuLink」ポートの搭載により、ミニPC市場で今最も注目を集めている一台です。

このレビューでは、NucBox K8 Plusが持つ真の実力を、前モデル「K8」(無印)との徹底比較を通じて明らかにします。OCuLink接続によるゲーミング性能の飛躍から、BIOS設定による3つの電力モードの使い分け、内部の分解・拡張性まで、そのすべてを詳細に検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

GMKtec NucBox K8 Plus の長所(Pros):

  • OCuLinkポート搭載によるeGPU(外付けGPU)接続という圧倒的な拡張性。
  • Ryzen 7 8845HS + Radeon 780Mによる高い基本性能。
  • K8(無印)の1基から倍増したデュアルUSB4ポート。
  • 8K/60Hz対応のHDMI 2.1とDisplayPort 2.1による強力な4画面出力。
  • 最大96GBまで対応する高速DDR5-5600メモリスロット。
  • 工具不要(天板)でアクセスできる簡単なメンテナンス性。
  • BIOSで最大70Wまで設定できる「Performanceモード」。
  • 8万円台でこの性能と拡張性を実現した驚異的なコストパフォーマンス。

GMKtec NucBox K8 Plus の短所(Cons):

  • 「Performanceモード」での動作音(51dB)は非常に大きい。
  • 静音時でも、わずかな高周波ノイズが聞こえる場合がある。
  • K8(無印)が搭載していたWi-Fi 6EからWi-Fi 6へと規格がダウングレードしている。
  • OCuLink搭載などの影響で、K8(無印)より筐体の背が1cm高くなっている。
  • USB PD給電では「Performanceモード」の電力を賄いきれない。

総合評価:

GMKtec NucBox K8 Plusは、8万円台でRyzen 7 8845HSのハイパフォーマンスと、OCuLinkという「未来への投資」を両立させた、驚異的なミニPCです。内蔵GPUだけでも『Apex Legends』が100FPS超えで動く実力を持ちながら、eGPUを接続すれば最強のゲーミングマシンへ変貌します。拡張性・性能・価格のバランスが完璧に仕上がっています。

この記事で分かること

  1. 外観・デザイン: K8(無印)との筐体比較、サイズ、重量、金属・アクリル素材、指紋の付きやすさ、VESAマウント、付属品
  2. 接続ポート: OCuLink (PCIe Gen4 x4)、デュアルUSB4 (PD/DP対応)、PD給電(100W)、デュアル2.5G LAN、HDMI 2.1、DisplayPort 2.1、モニター出力(4画面)
  3. プロセッサ性能: AMD Ryzen 7 8845HS、Radeon 780M、CPU・グラフィック性能、ベンチマーク (Cinebench, 3DMark, PCMark)
  4. ゲーム性能 (iGPU): 『原神』『Apex Legends』『サイバーパンク2077』など、内蔵GPUでの実測フレームレート (FPS)
  5. ゲーム性能 (OCuLink): RTX 4080 Super接続時のパフォーマンス、内蔵GPUとのFPS比較(『サイバーパンク2077』41FPS→100FPS超など)
  6. 実用性能: ゲーム以外の動作感(オフィスワーク、開発環境、VM)、クリエイティブ性能(Photoshop, DaVinci Resolve)
  7. 冷却・静音性: 優れた冷却システム 2.0、デュアルファン、CPU温度、排熱性能、ファンノイズ(静音性)、3つの動作モード(Quiet, Balance, Performance)比較
  8. 消費電力: 120W ACアダプタ、BIOS (TDP設定: 35W~70W)、実測消費電力
  9. 内部と拡張性: 分解方法(工具不要の天板の開け方)、メモリ増設(DDR5-5600, 最大96GB)、SSD増設(M.2 2280 x2, PCIe 4.0対応, 空きスロット)
  10. ソフトウェア: Windows 11 Pro(OEM)、初期設定(キーボード問題)、ドライバ、OSクリーンインストール、BIOS設定 (VRAM割当)
  11. 通信性能: デュアル2.5GbE LAN、Wi-Fi 6 (Intel AX200)、K8(無印)とのWi-Fiモジュール比較、Wi-Fiモジュール交換
  12. 総評: メリットとデメリットの全まとめ、5段階評価、どんな人に最適か
  13. スペック: NucBox K8 Plusの全スペック詳細
  14. 価格・購入先: ベアボーンモデルの価格、32GB/1TBモデルの価格、Amazon、公式ストア、AliExpressの価格

この記事を最後まで読むことで、「GMKtec NucBox K8 Plus」が最適な一台なのか、それとも先行モデルの「K8」(無印)が「買い」なのかが、はっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:AMD Ryzen 7 8845HS ミニ PC – NucBox K8 Plus 

デザイン:GMKtec NucBox K8 Plusの外観とK8からの劇的なポート進化

GMKtec K8 Plusの天面 外観

ここでは、GMKtec NucBox K8 Plusのデザインと、最も進化した接続ポートについて、前モデル「GMKtec K8」(無印)との違いを中心に解説していきます。

サイズ・デザイン

筐体サイズは実測で約125mm (幅) × 132mm (奥行き) × 58mm (高さ)、重量は約638gです。K8(無印)の高さが約48mmだったのに比べ、K8 Plusは1cmほど背が高くなっています。これはOculinkポートの搭載や、より強力になったデュアルファン冷却システム のためのスペース確保が理由だと考えられます。

筐体の側面は金属素材が使われており、冷却性能と質感を両立しています。天板は半透明のアクリル製で、工具を使わずに手で回して取り外せるメンテナンス性の高い設計です。ただし、光沢仕上げのため指紋やホコリがやや目立ちやすいという側面もあります。

インターフェース:K8からの変更点

GMKtec K8 Plusの前面インターフェース

NucBox K8 Plusの最大の注目点は、前モデル「GMKtec K8」からインターフェースが劇的に強化されたことです。まず、K8 Plusの前面には、K8(無印)にはなかった Oculink (PCIe Gen4 x4) ポートが追加されました。これにより、外部GPUボックスを接続して、内蔵GPUでは不可能な重量級ゲーム(例えば『サイバーパンク2077』を高設定でプレイするなど)も視野に入れることができます。

さらに、K8(無印)では背面に1つだけだった USB4ポートが、K8 Plusでは前面と背面に1つずつ、合計2つに倍増しています。この2つのポートだけで、K8(無印)のポート構成を大きく凌駕する、圧倒的な拡張性を獲得しました。

GMKtec K8 Plusの背面インターフェース

4画面出力とPD給電対応

映像出力はK8(無印)の3画面 から、K8 Plusでは4画面同時出力に対応し、ポートの規格も大幅にアップグレードされました。

  • HDMI: K8 (HDMI 2.0) → K8 Plus (HDMI 2.1、8K@60Hz対応)
  • DisplayPort: K8 (DP 1.4) → K8 Plus (DP 2.1、8K@60Hz対応)
  • USB4: K8 (1ポート) → K8 Plus (2ポート、PD/DP対応)

これだけの出力があれば、デイトレード用のマルチモニター環境や、複数の資料を表示しながらのクリエイティブ作業も余裕でこなせます。

GMKtec K8 Plusの映像出力。4画面出力。

また、2つのUSB4ポートはUSB PDによる給電にも対応しています。100WのUSB PD充電器を試したところ、BIOS設定が「Balance」や「Quiet」モードでは動作しましたが、最大性能の「Performance」モードにすると起動中に電源が落ちてしまいました。65Wの充電器ではさらに不安定だったため、マシンの全性能を引き出すには付属の120W ACアダプタを使用するのが最も確実です。

付属品とVESAマウント

付属品は、120Wの専用ACアダプタ、HDMIケーブル、そしてモニターの背面にPC本体を固定できるVESAマウントネジ一式です。VESAマウントを利用すれば、デスク上を占有することなく、非常にスッキリとしたPC環境を構築できます。ただし、VESAマウントを本体に取り付けるには、底面のゴム足をいくつか外す必要がある点には注意が必要です。

GMKtec K8 Plusの付属品

まとめ:デザイン

  • Oculinkの追加:K8(無印)にはなかった最大の強化点で、eGPU接続が可能になった
  • USB4ポートの倍増:K8(無印)の1基から、前面と背面あわせて2基へ増加
  • 映像出力の強化:HDMI 2.1 とDP 2.1 を搭載し、強力な4画面出力に対応
  • PD給電:100Wで条件付き動作が可能だが、フル性能を発揮するには付属アダプタが確実
  • サイズ感:K8(無印)よりOculinkや冷却強化のために1cmほど背が高くなった
  • 天板デザイン:工具不要で内部にアクセスできる反面、光沢仕上げで指紋が目立ちやすい

パフォーマンス:GMKtec K8 PlusのRyzen 7 8845HSは伊達じゃない!

GMKtec K8 PlusのCPU

ここではGMKtec K8 Plusのパフォーマンスとゲーム性能について紹介します。

ベンチマーク

K8 Plusに搭載されているのは、AMDの高性能モバイルCPU「AMD Ryzen 7 8845HS」です。これは2024年2月に発売された前モデル「GMKtec K8」(無印)に搭載されていたものと全く同じCPUです。アーキテクチャは「Zen 4」世代で、AI処理を担うNPU(AIエンジン)も内蔵しています。

グラフィックスも同様に、CPU内蔵の「AMD Radeon 780M」を搭載しています。これはRDNA 3アーキテクチャを採用しており、内蔵GPUとしては非常に強力で、一昔前のエントリークラス外付けGPU(NVIDIA GTX 1650 Tiなど)に近い性能を持っています。

実際のベンチマークスコアを見てみましょう。このCPUとGPUがどれほどの力を持っているかが分かります。

AMD Ryzen 7 8845HS

CPUのベンチマーク結果

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「28477」
  • Geekbench 6のシングルコア「2612」、マルチコア「13248」
  • Cinebench R23 シングルコア「1788」、マルチコア「16176」
  • Cinebench 2024 シングルコア「106」、マルチコア「910」
  • PCMark 10 スコア「6978」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

GPUのベンチマーク結果・グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「7916」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「4233」
  • Time Spy グラフィックスコアで「3381」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「137483」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「22000」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

ベンチマーク結果からわかること

これらの数値が示すのは、K8 PlusがミニPCの枠を超えたハイパフォーマンス機であるということです。特に、前世代のハイエンドモデル「NucBox M7 Pro」(Ryzen 9 PRO 6950H搭載)と比較しても、Cinebenchのマルチコアスコアや3DMarkのグラフィックスコアでK8 Plusが明確に上回っています。

PCMark 10のスコアが7,500点を超えていることからも、WordやExcelでの事務作業はもちろん、UL Procyonベンチマークの結果を見ても、Photoshopでの写真加工やPremiere Proでの動画編集といったコンテンツ制作まで、あらゆる作業を快適にこなせる実力があることがわかります。内蔵GPUのRadeon 780Mも、旧世代のRadeon 680Mから確実にパワーアップしており、これが次のゲーム性能にも良い影響を与えています。

アプリの動作感:GMKtec K8 Plusの圧倒的な万能性

GMKtec K8 Plusのアプリ

ここでは、GMKtec K8 Plusのゲーム以外の日常作業やクリエイティブなタスクでのパフォーマンスについて、前モデル「GMKtec K8」(無印)との違いにも触れながら解説します。

K8(無印)との基本性能

まず、前モデル「GMKtec K8」(無印)との比較ですが、CPUに関してはK8 PlusもK8も全く同じ「AMD Ryzen 7 8845HS」を搭載しています。そのため、CPUと内蔵GPUに依存する基本的な処理速度、つまりOSの起動やブラウザの反応速度といった体感性能は、両モデルで同一です。K8 Plusの真価はOculinkや倍増したUSB4ポートといった接続性にありますが、ベースとなる日常動作の快適さも、このCPUのおかげで非常に高いレベルにあります。

オフィスワークから開発作業まで

K8 Plusは、まさに「何をしても快適」という言葉がぴったりのマシンです。PCMark 10のベンチマークスコアが示す通り、Wordでの文書作成やExcelでのデータ集計といった事務的な作業では、全くストレスを感じません。Microsoft Officeスイートの操作は非常にスムーズで、日常的なタスクにおいて優れたパフォーマンスを発揮します。

このマシンのパワーは、複数の作業を同時に行うマルチタスクでこそ輝きます。ブラウザでタブを大量に開いたまま、Photoshopで画像を編集するといった、PCに負荷がかかる作業もスムーズにこなせました。

さらに、開発環境としてのポテンシャルも高く、動作が重くなりがちなVM(仮想マシン)も驚くほどサクサクと動きます。これなら開発環境の構築も楽しみになるほどで、メインの開発マシンとしても十分通用すると感じました。

期待以上のクリエイティブ性能

このマシンの万能性を強く感じたのが、クリエイティブな作業です。アドビ製品の快適さを測るUL Procyonベンチマークでは、写真編集(Photoshop、Lightroom)、動画編集(Premiere Pro)ともに、ミニPCとしては最上位クラスのスコアを記録しました。

実際にDaVinci ResolvePhotoshopを使ってみても、そのパワフルさは本物です。高解像度の写真編集や、短時間の4K動画編集であれば、レンダリングも驚くほど高速に完了します。もちろん、長時間のレンダリングにはそれなりに時間がかかりますが、このコンパクトな筐体でここまでできるのは素直に感動します。

まとめ:ゲーム以外の動作感

  • K8との比較:CPUはK8(無印)と同一のRyzen 7 8845HSで、基本性能は変わらない
  • 日常の快適さ:オフィスワークやブラウザ利用は非常に快適で、何をしてもスムーズに動作する
  • 開発環境:VM(仮想マシン)もサクサク動作し、開発マシンとしての適性も高い
  • クリエイティブ性能:PhotoshopやDaVinci Resolveでの編集作業もこなせる、ミニPC最上位クラスの実力
  • マルチタスク:ブラウザでタブを多く開いた状態での作業もスムーズ

排熱性能と静音性:GMKtec NucBox K8 Plusの強力な冷却システムと3つの動作モード

GMKtec K8 PlusのCPUクーラー

ここでは、GMKtec NucBox K8 Plusの排熱性能とファンの静音性について、3つの動作モードごとに詳しくレビューしていきます。

冷却システム:K8(無印)からの進化

K8 Plusは、前モデルの「GMKtec K8」(無印)が搭載していたデュアルファン構造を、「優れた冷却システム 2.0」としてさらに強化しています。筐体の上部と下部に冷却ファンを配置し、銅製ベースを組み合わせることで効率的に熱を排出する設計です。

実際にK8 PlusK8(無印)の高さ約48mmと比べて約58mmと1cmほど背が高くなっていますが、これはOculinkポートの搭載だけでなく、この強力なツインファン冷却機構を収めるためだと考えられます。高負荷のベンチマークを実行しても、リアから出るのは「ちょっと暖かいエアーが出る程度」で、この冷却システムが強力に機能していることが実感できました。

3つの電力モードと動作音

GMKtec K8 Plusの冷却ファン

K8 Plusの性能を最大限に活かす鍵は、BIOS(UEFI)画面で切り替えられる3つの電力モードです。これにより、使用シーンに合わせて静音性とパフォーマンスのバランスを自分で選ぶことができます。

1. Quietモード (35W) 消費電力を35Wに抑えた静音モードです。Cinebenchのような高負荷なテストを実行しても、CPU温度は最大でも70.4℃程度と非常に低く抑えられました。動作音も高負荷時で40dB前後と静かで、WordやExcelを使った事務作業や、静かな部屋でのブラウザ閲覧には最適です。ただし、完全に無音というわけではなく、耳を澄ますと常に「キーン」という高周波のモーター音がわずかに聞こえるのが、少し気になりました。

2. Balanceモード (54W) これが標準設定のバランスモードです。CPU温度は高負荷時で最大82.6℃平均80.9℃あたりと、パフォーマンスを考えれば許容範囲内にしっかり収まっています。騒音も高負荷時で約41.9dB。ファンの排気音は聞こえますが、Performanceモードほどうるさくは感じません。日常的な使用において、性能と静音性のバランスが最も取れた「スイートスポット」だと感じました。

3. Performanceモード (65W~70W) CPUのTDPを最大70Wまで引き出す、本機の最大パフォーマンスモードです。ベンチマークスコアは確かに向上しますが、その代償として熱と騒音が牙を剥きます。CPU温度平均で89.6℃最大93℃に達しました。騒音も51dB前後まで一気に跳ね上がり、ファンの回転音や排気音が「非常に大きい」と感じるレベルになります。机と共振しているのかと思うほどの音になることもあり、常時使用するには厳しいですが、短時間のレンダリングなどで「今だけ全力が欲しい」という時には役立つモードです。

まとめ:排熱性能と静音性

  • 冷却システム:K8(無印)より背が高くなり、「冷却システム 2.0」として銅製ベースのデュアルファンを搭載
  • BIOS設定:35W (Quiet)、54W (Balance)、65W (Performance) の3モードを切り替え可能
  • Quietモード:CPU温度は70℃程度で安定、高負荷時でも40dBと静か
  • Balanceモード:デフォルト設定。高負荷時の温度は最大82.6℃、ノイズは41.9dBと許容範囲
  • Performanceモード:性能は最大化されるが、CPU温度は90℃を超え、騒音も51dBと非常に大きくなる
  • 体感ノイズ:Balanceモードでも、常にわずかな高周波ノイズが聞こえるのが少し気になる点

消費電力:GMKtec NucBox K8 Plusの電力制御とPD給電の限界

GMKtec K8 Plusの消費電力。TDP。

ここでは、GMKtec NucBox K8 Plusの消費電力と、それを制御する3つの電力モードについて、実測値も交えて解説します。

120Wアダプタと3つの電力モード

K8 Plusに付属するACアダプタは、前モデル「GMKtec K8」(無印)と同じく、19V 6.32A仕様の120W電源です。両モデルともCPUは同じRyzen 7 8845HSを搭載しており、基本的なTDP(消費電力の目安)は35Wから54Wの範囲で設定されています。

K8 PlusがK8(無印)と大きく異なるのは、BIOS(UEFI)で切り替えられる3つの電力モードが、より明確に、かつアグレッシブに設定されている点です。実際に高負荷なベンチマーク(CINEBENCH R23)を10分間実行し続けた際の消費電力を測定したところ、非常に興味深い結果が得られました。

Quietモード (35W設定): 消費電力を抑え、静音性を最優先するモードです。高負荷時でもCPU消費電力は平均34.87W、最大でも35.00Wと、設定値にピタリと張り付いていました。

Balanceモード (54W設定): 標準のバランスモードで、最も多くの人が利用する設定です。こちらも高負荷時で平均53.61W、最大54.01Wと、設定値通りに安定して動作しました。

Performanceモード (65W設定): CPUの性能を最大限に引き出すモードです。TDPは65W、最大70Wまで許容されます。実測でも平均64.81W、最大70.00Wに達し、CPUの全パワーを絞り出していることがわかります。

これらの実測値から、K8 Plusの電力制御と冷却システムが非常に優秀で、設定されたTDP(電力枠)を長時間安定して維持できる実力があることが証明されました。

USB PD給電の注意点

K8 Plusは2つのUSB4ポートでUSB PD給電に対応していますが、これには注意が必要です。100W出力のUSB PD充電器を接続して試したところ、「Quietモード」や「Balanceモード」では問題なく動作しました。

しかし、最大性能を発揮する「Performanceモード」(65W/70W)に設定した状態では、起動中や高負荷時に電力が不足し、電源が落ちてしまいました。65W以下の充電器ではさらに不安定になるため、K8 Plusの性能、特にPerformanceモードのパワーを100%引き出すためには、付属の120W ACアダプタが必須だと感じました。

まとめ:消費電力

  • ACアダプタ:K8(無印)と同じ120WのACアダプタが付属
  • 3つの電力モード:BIOSで35W (Quiet)、54W (Balance)、65W/70W (Performance) の3段階にTDPを制御可能
  • 電力制御の安定性:Cinebench実行時、各モードの設定値(平均34.87W、53.61W、64.81W)通りの消費電力で安定動作した
  • PD給電の限界:100WのPD充電器ではPerformanceモードの電力を賄いきれず、フル性能の発揮には120Wの付属アダプタが必須

ゲーム性能(内蔵GPU)

GMKtec K8 Plusでモンスターハンターワイルズをプレイ

ここではGMKtec K8 Plusが搭載するAMD Ryzen 7 8845HSとRadeon 780M(内蔵GPU)の組み合わせで、実際のゲームがどの程度動作するのかを具体的に紹介します。

モンスターハンターワイルズ

シリーズ最新作、『モンスターハンターワイルズ』。K8 Plusの性能なら1080p解像度の低設定で、30FPSから40FPS程度で動作します。広大なフィールドを探索する分には問題なさそうですが、天候が激変するシーンや巨大なモンスターとの激しい戦闘では、フレームレートが不安定になります。グラフィック設定を細かく調整して、安定するポイントを探るのが重要になります。

原神

GMKtec K8 Plusで原神をプレイ

美しいテイワット大陸を冒険する『原神』は、内蔵GPUにとって試金石となるタイトルです。1080p解像度の最高画質設定でも、おおむね60 FPSに近い滑らかなフレームレートで動作しました。広大な世界をストレスなく探索できますが、さすがに元素爆発が飛び交う激しい戦闘シーンでは、一時的にフレームレートが落ち込む場面もありました。しかし、画質を「中」設定に落とすだけで、ゲームの上限である60 FPSにほぼ張り付いた状態になり、非常に快適なプレイが可能です。

Apex Legends

一瞬の判断が勝敗を分ける『Apex Legends』では、フレームレートが命です。1080p解像度の最低画質設定でテストしたところ、なんと100 FPSから120 FPS前後という高い数値を叩き出しました。これには正直驚きました。高リフレッシュレートのゲーミングモニターと組み合わせれば、敵の動きが驚くほど滑らかに見え、精密なエイム(照準合わせ)が求められる撃ち合いで、大きなアドバンテージを得られます。競技性を重視するなら、この設定がベストでしょう。

サイバーパンク2077

GMKtec K8 Plusでサイバーパンク2077をプレイ

内蔵GPUにとって最も過酷な試練である『サイバーパンク2077』。グラフィックスへの負荷が非常に高いタイトルです。1080p解像度の最低画質設定では、平均フレームレートは 41.18 FPS となりました。ナイトシティの物語を進めることは十分可能ですが、車での高速移動中や大規模な銃撃戦では、やはりカクつきを感じます。しかし、AMDのアップスケーリング技術「FSR」を「パフォーマンス」設定で活用することで、フレームレートはかなり改善され、よりスムーズなゲーム体験が可能になりました。

Forza Horizon 5

GMKtec K8 PlusでForza Horizon 5をプレイ

美しいメキシコの風景の中を駆け抜ける『Forza Horizon 5』は、K8 Plusと非常に相性が良いと感じました。1080p解像度の低画質設定で、平均 70 FPS を達成。レースゲームで最も重要なスピード感と滑らかな操作感が完璧に両立しており、走らせているだけで喜びを感じます。美しい景色の中を高速で駆け抜ける際もフレームレートは安定しており、ドライビングに没頭できました。

まとめ:内蔵GPUでのゲーム性能

AMD Radeon 780Mは、CPU内蔵グラフィックスとしては驚くほど高い性能を持っており、想像以上に多くのゲームに対応できる実力に感動しました。『Apex Legends』や『原神』のような人気のオンラインゲームや比較的負荷の軽いタイトルであれば、1080p解像度の中~低設定で60 FPS以上の快適なプレイが可能です。もちろん『サイバーパンク2077』のような最新の重量級ゲームを高画質で動かすのは荷が重いですが、画質設定を割り切り、FSRなどの技術をうまく使えば、プレイの幅は大きく広がります。

OCuLink接続後のゲーム性能:RTX 4080 Superで覚醒するK8 Plus

K8 Plusの真価は、このOCuLinkポートにあります。AMD Ryzen 7 8845HSという強力なCPUに、ハイエンドグラフィックスカード「NVIDIA GeForce RTX 4080 Super」をeGPUとして接続すると、内蔵GPUとは比較にならない、まさに「別次元」のゲーミング体験が待っていました。

モンスターハンターワイルズ

RTX 4080 Superと接続したK8 Plusなら、1440pや4Kといった高解像度、もちろん最高グラフィック設定で、100 FPSを超える圧倒的に滑らかに動作します。レイトレーシングを有効にしてもなお余裕があり、迫力満点のモンスターとの戦闘や、美しい自然環境の細部までを最高のクオリティで満喫できるでしょう。これこそがOCuLinkのパワーです。

原神

内蔵GPUでも快適でしたが、RTX 4080 Superの性能をもってすれば、『原神』のグラフィックス負荷は「非常に軽い」レベルになります。4K解像度、最高画質設定で試しても、ゲームの上限である60 FPSに完全に張り付き、微動だにしません。最もエフェクトが飛び交う負荷の高い戦闘シーンでもフレームレートの低下は一切なく、常に完璧に滑らかな映像でテイワットの世界を冒険できるのは、まさに感動的です。

Apex Legends

内蔵GPUでも低設定で100 FPS超えと驚きましたが、OCuLink接続はその常識を破壊します。1440p解像度の最高設定というグラフィックに一切の妥協がない状態でも、200 FPSを超えるという異次元のフレームレートを安定して維持しました。高リフレッシュレートのゲーミングモニターの性能を限界まで引き出し、敵の動きが鮮明に捉えられるため、一瞬の反応が勝敗を分ける撃ち合いで、極めて有利な環境を構築できます。

サイバーパンク2077

内蔵GPUでは低設定でも動作が重かった『サイバーパンク2077』が、OCuLink接続で悪夢から楽園へと変わりました。1440p解像度、グラフィック設定を「ウルトラ」にし、さらに最も負荷の高いレイトレーシングを有効にした状態でも、DLSS技術を併用することで100 FPSを超える快適なプレイが可能になりました。ナイトシティの緻密に描かれた街並みやサイバーウェアの光の反射を、最高の品質で滑らかに楽しむことができ、これこそがこのゲームの真の姿だと興奮しました。

Forza Horizon 5

内蔵GPUでも快適でしたが、RTX 4080 Superとの組み合わせは、このゲームの美しいグラフィックスを「芸術の域」にまで高めます。4K解像度、最高のグラフィックプリセットである「エクストリーム」設定で、120 FPS以上の非常に滑らかなフレームレートを維持します。超高速で風景が流れてもカクつきは一切なく、リアルな車体の挙動と美しいオープンワールドへの没入感は、もはやゲームというより「体験」と呼ぶべきレベルでした。

RTX 4080 Super 接続前と接続後の違い まとめ

モンスターハンターワイルズ

  • RTX 4080 Super 接続前 (内蔵GPU):
  • 1080p解像度・低設定で 30~40 FPS
  • RTX 4080 Super 接続後:
  • 1440p解像度・最高設定(レイトレーシング含む)で 100 FPS以上

原神

  • RTX 4080 Super 接続前 (内蔵GPU):
  • 1080p解像度・最高設定で ほぼ60 FPS
  • RTX 4080 Super 接続後:
  • 4K解像度・最高設定で 常時60 FPS(ゲームの上限)

Apex Legends

  • RTX 4080 Super 接続前 (内蔵GPU):
  • 1080p解像度・最低設定で 100~120 FPS
  • RTX 4080 Super 接続後:
  • 1440p解像度・最高設定で 200 FPS以上

サイバーパンク2077

  • RTX 4080 Super 接続前 (内蔵GPU):
  • 1080p解像度・最低設定で 約41 FPS
  • RTX 4080 Super 接続後:
  • 1440p解像度・ウルトラ設定(レイトレーシングON)で 100 FPS以上

Forza Horizon 5

  • RTX 4080 Super 接続前 (内蔵GPU):
  • 1080p解像度・低設定で 70 FPS
  • RTX 4080 Super 接続後:
  • 1440p解像度・エクストリーム設定で 120 FPS以上

まとめ:OCuLink接続後のゲーム性能 (RTX 4080S)

Ryzen 7 8845HSの優れたCPU性能は、RTX 4080 Superのような強力なグラフィックスカードのポテンシャルを全く足を引っ張ることなく、完璧に引き出してくれました。このOCuLinkポートこそが、K8 Plusを「ただの高性能ミニPC」から「あらゆるゲームを解像度やグラフィック設定に一切妥協することなく、最高の環境でプレイするためのパワフルなゲーミングマシン」へと変貌させる、魔法の鍵です。

メモリとストレージ:GMKtec NucBox K8 Plusの簡単な分解と大容量増設の魅力

GMKtec K8 Plusの内部。分解。

ここでは、GMKtec NucBox K8 Plusの内部へのアクセス方法(分解)と、メモリやストレージの拡張性について解説していきます。前モデル「GMKtec K8」(無印)との仕様の違いにも注目します。

驚くほど簡単な分解と内部アクセス

K8 Plusのメンテナンス性は、これまでのミニPCとは一線を画すほど快適です。まず、工具は一切不要で、天板のアクリル板を手で左に回すだけで取り外せます。この独特の機構は、前モデルのK8(無印)にはなかったK8 Plus(とM7 Pro)の大きな特徴です。

アクリル板を外すとファンが見え、その四隅にある4本のネジを外すだけ。これでファンが付いた上部パネルが丸ごと外れ、メモリスロットとSSDスロットが姿を現します。ファンのケーブルがマザーボードに繋がっているので、勢いよく引きちぎらないよう注意は必要ですが、このアクセスの容易さには感動を覚えました。RAMやSSDの交換・増設がこれほど簡単で便利だと、購入後のアップグレードも楽しみになります。

最大96GB!DDR5-5600対応のメモリスロット

GMKtec K8 Plusのメモリ。

内部にはSO-DIMMスロットが2基あり、デュアルチャネルに対応しています。K8 Plusの強みは、高速な DDR5-5600MHz 規格のメモリをサポートしている点です。

さらに注目すべきは最大容量です。K8 Plus最大96GB (48GB×2) まで正式に対応しています。前モデルのK8(無印)は、資料によってDDR5-5200サポートや最大64GBといった記載もありましたが、K8 Plusはより高速な規格で、より大容量を確実に搭載できる仕様へと進化しています。

実際に開発マシンとしてデータベースやDockerコンテナを複数動かすような使い方をすると、32GBでも不足しがちです。そんな時、ミニPCでありながら64GBや96GBという大容量メモリを積める選択肢があるのは、非常に大きなメリットだと感じました。

高速PCIe 4.0 SSDを2基搭載可能

GMKtec K8 Plusのストレージ。

ストレージに関してもK8 Plusは妥協がありません。高速な PCIe 4.0対応のM.2 2280スロットを2基搭載しています。これはK8(無印)も同様の仕様で、引き続き強力なストレージ拡張性を維持しています。

使用した機体では1TBのSSDが1基搭載されており、もう1スロットは空きでした。つまり、購入後すぐにでも2枚目のM.2 SSDを増設可能です。例えば、OS用とデータ用に高速なSSDを2枚構成にしたり、将来的に最大4TBを2枚挿して合計8TBにしたりと、夢が広がります。分解が簡単なため、この増設作業も非常に手軽に行えるのが嬉しいポイントです。

まとめ:メモリとストレージ

  • 分解の容易さ:工具不要で天板を回し、ネジ4本でメモリとSSDにアクセス可能
  • メモリ性能:高速なDDR5-5600規格をサポート
  • メモリ拡張性:最大96GB(48GB×2)の大容量に対応し、ミニPCの枠を超える
  • K8との違い:K8(無印)より高速なメモリ規格と、明確な大容量(96GB)対応がK8 Plusの強み
  • ストレージ拡張性:高速なPCIe 4.0 M.2スロットを2基搭載し、合計最大8TBまで増設可能

ソフトウェアと設定:GMKtec NucBox K8 Plusの進化したBIOSとセットアップ

GMKtec K8 PlusのOS、Windows 11。

ここでは、GMKtec NucBox K8 PlusのOSやソフトウェア、BIOS設定について、クリーンインストールの注意点なども含めて解説していきます。

OSライセンスとクリーンインストール

K8 Plusには Windows 11 Pro がプリインストールされています。安価なミニPCで時折見られるライセンス違反のボリュームライセンス(VL)ではなく、正規のOEMライセンスが使われていることを確認しました。プリインストールされているアプリも特になく、素のWindows 11 Pro(23H2)が搭載されており、Windows Defenderのフルスキャンでも脅威は検出されませんでした。

ただし、一部のユーザーレビューでは、OSのライセンス認証でトラブルが報告されています。特にOSのクリーンインストールを行った際にライセンスが通らなくなったケースがありましたが、サポートに連絡してライセンスキーを再発行してもらうことで解決したようです。

中華PCへの不安からクリーンインストールを選択する方もいますが、その場合は注意が必要です。OSのクリーンインストール直後はUSBやWi-Fiが認識されないため、あらかじめ公式サイトからドライバーソフトをダウンロードしておく必要があります。GMKtecのドライバーは以下のページでダウンロードできます。

システム・ドライバー – GMKtec JP

初期設定時のキーボード問題

K8 Plusの初期設定(OOBE)には、ミニPC特有の「罠」がありました。セットアップ中にキーボードレイアウトで「日本語」を選んでも、なぜか英語配列(US配列)として認識されてしまいます。

このため、初期のユーザー名設定などで「@」を入力しようとすると、Shift+2を押さなければ入力できません。これは少し戸惑うポイントですが、初期設定を完了させた後、「設定」→「時刻と言語」→「言語のオプション」からキーボードレイアウトを「日本語キーボード」に変更すれば、正常に戻ります。この対処法はマニュアルにも記載されているようです。

BIOS設定:K8(無印)からの明確な進化

GMKtec K8 PlusのBIOS画面

K8 Plusの真価は、起動時に[DEL]キーでアクセスできるBIOS(UEFI)設定にあります。ここで、前モデル「GMKtec K8」(無印)との大きな違いが現れます。

K8(無印)の仕様ではTDPが「35〜54W (設定可能)」となっていましたが、K8 PlusのBIOSには「Power Mode Select」という明確な項目が用意されています。これにより、以下の3つのモードを切り替えられます。

  • Quietモード (35W)
  • Balanceモード (54W)
  • Performanceモード (65W、最大70W)

注目すべきは、K8(無印)にはなかった 最大70Wの「Performance」モードが追加されたことです。これにより、K8 PlusはK8(無印)よりも高いパフォーマンスを引き出すことが可能になっています。また、BIOSではCPU内蔵GPU(Radeon 780M)に割り当てるVRAM容量も変更できます。デフォルトは3GBですが、最大で16GBまで割り当てることが可能です。

まとめ:ソフトウェアと設定

  • OSライセンス:正規のOEM版Windows 11 Proを搭載
  • ライセンス懸念:一部のユーザーレビューで、OS再インストール時に認証トラブルが報告されている
  • BIOSの進化:K8(無印)のTDP 35-54W設定に対し、K8 Plusは最大70Wの「Performance」モードをBIOSで追加
  • VRAM設定:BIOSから内蔵GPUのVRAM割当を変更可能(最大16GB)
  • 初期設定の罠:日本語キーボードを選択しても、初回起動時は英語配列として認識される(設定から修正可能)
  • クリーンインストール:OSのクリーンインストール後は、公式サイトからの手動ドライバ導入が必須

通信性能:GMKtec NucBox K8 PlusのネットワークとWi-Fiモジュール

GMKtec K8 PlusのWi-Fiモジュール

ここでは、GMKtec NucBox K8 Plusの有線および無線ネットワーク性能について、前モデル「GMKtec K8」(無印)との興味深い違いに焦点を当てて解説します。

強力なデュアル2.5G LAN

まず有線ネットワークですが、K8 Plusは 2つの2.5G LAN (RJ45) ポートを搭載しています。これは前モデルのK8(無印)から引き継いだ強力な仕様です。これにより、一般的な1G LANの2.5倍の速度で通信が可能になり、高速なNAS(ネットワークストレージ)へのアクセスや、ルーターとしての利用、または片方をインターネット、もう片方をローカルネットワークに振り分けるなど、高度なネットワーク構築にも対応できます。

Wi-Fi 6 とモジュール交換

無線通信は、Wi-Fi 6 (Intel AX200)Bluetooth 5.2に対応しています。ここで、K8(無印)との大きな違いに気づきました。2024年2月発売のK8(無印)が Wi-Fi 6E (RZ616) モジュールを搭載していたのに対し、10月発売のK8 Plusは Wi-Fi 6 (Intel AX200)を搭載しています。

スペック上は「6E」から「6」になっており、6GHz帯が使えなくなるため一見ダウングレードのように見えます。しかし、K8(無印)のRZ616はMediaTek製、対するK8 PlusのAX200はIntel製です。これは、最新規格の利用よりも、ドライバーの安定性や実績を重視し、信頼性の高いIntel製モジュールへ切り替えた、という開発意図が考えられます。

とはいえ、明らかに有線もWiFiも速度が遅すぎるという報告もあり、実測では80Mb/sec程度と、環境によっては速度が出にくいケースも報告されています。

分解セクションで触れたように、内部へのアクセスは非常に簡単なため、Wi-Fiカードの交換も容易です。もしWi-Fi 6Eや最新のWi-Fi 7を使いたい場合でも、自分で好みのモジュールに換装できるのは大きなメリットだと感じました。

まとめ:通信性能

  • 有線LAN:K8(無印)と同じく強力なデュアル2.5G LANを搭載
  • Wi-Fiモジュール:K8(無印)のWi-Fi 6E (RZ616) に対し、K8 PlusはWi-Fi 6 (Intel AX200)を搭載
  • 安定性 vs 規格:6Eから6への変更だが、実績あるIntel製モジュールへの変更は安定性を重視した可能性がある
  • 実用上の懸念:一部レビューで「古いノートより遅い」との指摘や、クリーンインストール後のドライバ導入が必要な点
  • 交換の容易さ:Wi-FiモジュールはM.2スロットに装着されており、自分で簡単に交換可能

検証してわかったGMKtec K8 Plusのメリット・デメリット

GMKtec K8 Plusの前面インターフェース

ここでは、GMKtec NucBox K8 Plusを実際に検証して感じた利点と欠点について、前モデル「GMKtec K8」(無印)との比較を交えながら詳しく解説していきます。

メリット(長所、利点)

メリット1:OCuLinkとUSB4×2による圧倒的な拡張性

K8 Plus最大のメリットは、K8(無印)にはなかった「OCuLink (PCIe Gen4 x4)」ポートの搭載です。これによりeGPU(外付けGPU)を接続でき、ミニPCの枠を超えたゲーミング性能を実現します。さらに、K8(無印)では1基だったUSB4ポートが、K8 Plusでは前面と背面に合計2基搭載されています。この2つの要素だけで、K8 PlusはK8(無印)とは比較にならない「拡張性」を手に入れました。

メリット2:8K/60Hz対応の映像出力

映像出力ポートもK8(無印)から明確にアップグレードされています。K8(無印)がHDMI 2.0 (4K@60Hz)とDP 1.4 だったのに対し、K8 PlusはHDMI 2.1 (8K@60Hz)とDisplayPort 2.1 (8K@60Hz)を搭載しています。USB4ポートと合わせ、最大4画面の同時出力に対応しており、マルチモニター環境でも余裕です。

メリット3:70W「Performanceモード」の搭載

CPUはK8(無印)と同じRyzen 7 8845HSですが、K8 PlusはBIOSから最大70Wで動作する「Performanceモード」を選択できます。K8(無印)のTDPが35-54Wの範囲だったのに対し、より高い電力設定でCPUの限界性能を引き出せるようチューニングされている点は、K8 Plusの隠れた強みです。

メリット4:最大96GBメモリへの対応

K8 Plusは、最大96GB(48GB×2)のDDR5-5600メモリをサポートしています。K8(無印)の仕様では最大64GBだったため、ミニPCで開発環境や仮想マシン(VM)を多用したいユーザーにとって、この大容量メモリのサポートは大きな安心材料となります。

メリット5:工具不要の簡単なメンテナンス性

天板のアクリル板を手で回して外し、ネジ4本だけでメモリやSSDスロットにアクセスできる設計は、非常に優れています。増設や清掃のハードルを劇的に下げており、初心者にも優しいと感じました。

メリット6:内蔵GPUでも高性能

Ryzen 7 8845HSとRadeon 780Mの内蔵GPU性能は非常に強力です。『Apex Legends』を1080p低設定で100 FPS以上でプレイしたり、『原神』を最高設定で60 FPS近くで動作させたりと、内蔵GPUだけでも多くのゲームを快適に楽しめる実力があります。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:Wi-Fi 6へのダウングレード

意外な点として、K8 Plusは「Wi-Fi 6 (Intel AX200)」を搭載しています。先行モデルのK8(無印)は「Wi-Fi 6E (RZ616)」を搭載しており、スペック上は6GHz帯が使えないダウングレードとなります。安定性のIntel製を選んだ可能性もありますが、最新規格を期待すると残念なポイントです。

デメリット2:K8(無印)より1cm背が高い

OCuLinkポートの搭載や冷却システム強化のため、K8 Plusの高さは約58mmと、K8(無印)の約48mmよりも1cm厚くなっています。ミニPCとしてのコンパクトさを最重要視する場合、この差はわずかながら設置場所(モニター台の下など)に影響するかもしれません。

デメリット3:指紋が目立つ光沢の天板

工具不要で外せる天板は便利ですが、半透明のアクリル製で光沢仕上げのため、指紋やホコリが非常に目立ちやすいです。デザイン的なアクセントにはなっていますが、こまめな清掃が必要だと感じました。

デメリット4:「Performanceモード」の騒音

最大のパフォーマンスを発揮する「Performanceモード」では、CPUを強力に冷却するためファンの騒音も最大になります。高負荷時の騒音は51dBに達し、「非常に大きい」「耳障り」と感じるレベルでした。静かな環境での使用には「Balanceモード」以下が必須です。

デメリット5:わずかな高周波ノイズ

「Quietモード」や「Balanceモード」は比較的静かですが、耳を澄ますと「キーン」という高周波のモーター回転音が常にわずかに聞こえます。静かな部屋で作業していると、この音が一度気になると頭に残ってしまうかもしれません。

デメリット6:PD給電ではフル性能を発揮できない

USB4ポートからのPD給電に対応しているのは便利ですが、100WのPD充電器では「Performanceモード」の電力を賄いきれず、高負荷時に電源が落ちてしまいました。このマシンの真の力を引き出すには、付属の120W ACアダプタが必須です。

まとめ:K8 PlusはOCuLinkで完成した「拡張型」ミニPC

GMKtec NucBox K8 Plusは、先行するK8(無印)の優秀なCPU性能(Ryzen 7 8845HS)はそのままに、弱点だった拡張性を徹底的に強化したモデルです。K8(無印)にはなかったOCuLink、USB4の倍増、8K対応の映像端子、そして96GBまでのメモリ対応は、まさに「Plus」の名にふさわしい進化です。

Wi-Fi 6へのダウングレードやPerformanceモード時の騒音 といった欠点はありますが、8万円台という価格でこの基本性能とOCuLinkによる将来性を両立しているのは驚異的です。「普段は静かな高性能ミニPC、いざとなればeGPUで最強ゲーミングマシン」という二面性こそが、K8 Plus最大の魅力だと結論付けます。

GMKtec NucBox K8 Plusのスペック(仕様)

  • プロセッサ: AMD Ryzen™ 7 8845HS ※4nm/8コア/16スレッド/最大5.1GHz
  • GPU: AMD Radeon™ 780M (12コア 2700MHz)
  • RAM(メモリ): 32GB (出荷時) DDR5 5600MHz
  • 拡張メモリ: 最大96GB (48GB×2) まで
  • ストレージ: 1TBまたは2TB SSD M.2 2280 PCIe 4.0
  • 拡張スロット: デュアルスロット (M.2 2280 NVMe×2)、最大8TB (4TB×2) まで
  • 電源: DC IN 19V 6.32A 120W
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 6 (AX200)、Bluetooth 5.2
  • 有線LAN: 2.5G LAN×2 (Intel I226-V)
  • インターフェース: Oculink PCIe Gen4 x4、USB4 (PD/DP/DATA) x2、USB3.2 Gen2 Type-A x2、USB2.0 Type-A x2、HDMI 2.1 (8K@60Hz) x1、DisplayPort 2.1 (8K@60Hz) x1、GIGA LAN(RJ45) 2.5G x2、DCポート x1、3.5mmオーディオジャック、ケンジントンロック、電源ボタン
  • 映像出力: 4画面出力 (HDMI + DisplayPort + USB4×2)
  • 冷却システム: デュアルファン冷却 (上部と下部)、優れた冷却システム 2.0
  • VESAマウント: 対応
  • 筐体: メタル (側面)、アクリル (天板)
  • OS: Windows 11 Pro
  • サイズ: 幅: 12.5cm / 奥行き: 13.2cm / 高さ: 5.8cm
  • 重量: 約638g (実測値)
  • カラー: ブラック
  • 付属品: ACアダプター (120W)、電源ケーブル、ユーザーマニュアル、HDMIケーブル、VESAマウントとネジ

GMKtec NucBox K8 Plusの評価

GMKtec K8 Plusの天面

8つの評価基準で「GMKtec NucBox K8 Plus」を5段階で評価してみました。

項目別評価

パフォーマンス:★★★★★ (5/5)

Ryzen 7 8845HSは旧世代Ryzen 9機を上回る性能。BIOSから70Wモードも選べ、文句なしのハイパフォーマンスです。

冷却性能と静音性:★★★☆☆ (3/5)

冷却性能自体は高いですが、Performanceモードは51dBと騒々しいです。Balance/Quiet時も高周波ノイズが残るのが難点でした。

デザイン:★★★★☆ (4/5)

工具不要で天板を外せる機構は革新的でメンテナンス性抜群。ただし光沢仕上げの天板は指紋やホコリが目立ちやすいです。

通信:★★★★☆ (4/5)

デュアル2.5G LANは非常に強力で高評価。Wi-Fi 6 (Intel AX200) は安定していますが、K8無印のWi-Fi 6Eからダウングレードなのは惜しい点です。

拡張性:★★★★★ (5/5)

K8無印になかったOculink搭載が最強の武器です。USB4も2基に倍増、メモリも96GB、SSDも2スロットと非の打ち所がありません。

機能:★★★★★ (5/5)

Oculink、8K対応HDMI 2.1/DP 2.1、4画面出力、PD給電、BIOSでの電力制御など、機能はハイエンド機として満載です。

使いやすさ:★★★★☆ (4/5)

分解・メンテナンスは非常に簡単。初期設定時に日本語キーボードがUS配列として認識される問題さえ把握していれば、快適に使えます。

コストパフォーマンス:★★★★★ (5/5)

8万円台の価格で10万円超クラスの性能とOculinkを搭載。旧世代機を性能で凌駕しており、コストパフォーマンスは驚異的です。

総評

総評:★★★★★ (5/5)

OCuLinkで「完成」したハイエンド機

GMKtec NucBox K8 Plusは、先行するK8(無印)の優秀なCPU性能はそのままに、OculinkとUSB4×2という決定的な拡張性を手に入れた「完成形」です。8万円台という価格で、Ryzen 7 8845HSの強力な基本性能と、将来eGPUで最強のゲーミングマシンに変貌する「将来性」の両方を手に入れられるのは驚異的です。

性能と拡張性の両立

内蔵Radeon 780Mだけでも『Apex Legends』を100FPS以上でプレイできるなど、多くのゲームが快適に動作します。しかしこのマシンの真価はOCuLinkにあります。普段は静かな高性能ミニPCとして使い、いざとなればeGPUで重量級ゲームもこなすという二面性が最大の魅力です。メモリが96GBまで対応している点も、開発環境として完璧です。

わずかな弱点を補う圧倒的メリット

Performanceモード時の騒音や、Balanceモード時でも聞こえるわずかな高周波ノイズなど、静音性には弱点も残ります。しかし、それを補って余りある圧倒的なパフォーマンス、工具不要のメンテナンス性、そして何よりOCuLinkという「夢」を8万円台で実現したコストパフォーマンスは、満点評価に値します。

どんな人に最適か

このマシンは、「今は8万円台で高性能なミニPCが欲しいが、将来的にはOCuLinkでeGPUを接続し、デスクトップPCのように重量級ゲームも楽しみたい」という、拡張性を重視するユーザーに最適です。

また、最大96GBの大容量メモリと強力なCPUは、VM(仮想マシン)やDockerを多用する開発者、あるいは動画編集を行うクリエイターのメイン機としても十二分に応えてくれます。「Balanceモード」で性能と静音性のバランスを取りつつ、必要な時だけOCuLinkのパワーを解放する。そんな賢い使い方をしたい人にとって、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。

GMKtec ミニPC K8 Plus AMD Ryzen 7 8845HS(8コア/16スレッド、最大5.1GHz) 32GB DDR5 RAM 2TB SSD、デスクトップPC デュアルNIC 2.5G、HDMI 2.1、USB4 ゲーミングPC NucBox K8 Plus

GMKtec K8 Plusの価格・購入先

GMKtec K8 Plusの前面 外観

※価格は2025/11/12に調査したものです。価格は変動します。

GMKtec日本公式サイト

  • ベアボーンキット(OSライセンスなし)で57,420円、
  • 32GB RAM+1TB SSDモデルで79,995円、
  • 32GB RAM+2TB SSDモデルで87,480円、
  • 64GB RAM+1TB SSDモデルで94,300、

で販売されています。

GMKtec日本公式サイトで「GMKtec K8 Plus」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで79,999円、
  • 楽天市場で98,750円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで95,850円、
  • AliExpressで57,737円(ベアボーン)、
  • 米国 Amazon.comで$548.99、

で販売されています。

Amazonで「GMKtec K8 Plus」をチェックする

楽天市場で「GMKtec K8 Plus」をチェックする

ヤフーショッピングで「GMKtec K8 Plus」をチェックする

AliExpressで「GMKtec K8 Plus」をチェックする

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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめのライバル機種と価格を比較

GMKtec NucBox K8」に似た性能をもつミニPCも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

GMKtec M6 Ultra

GMKtecから発売されたAMD Ryzen™ 5 7640HS 搭載のミニPCです(2025年10月末 発売)。

DDR5 4800 MT/s (SO-DIMM×2, デュアルチャネル, 最大128GB対応)メモリ、M.2 SSD (NVMe PCIe 4.0)ストレージを搭載しています。

また、USB4.0 (フル機能)ポート、最大8K 3画面出力(USB4, DisplayPort, HDMI 2.0)、冷却システム デュアルファン (超伝導銅デュアルタービン+デュアルファン)、VESAマウント、拡張ストレージ M.2 SSDスロット×2 (合計最大8TBまで拡張可能)、USB3.2 Gen2 ×3、USB2.0 ×1、3.5mmオーディオジャック、WiFi 6E (RZ616), Bluetooth 5.2、デュアル2.5G LAN (RJ45)×2にも対応しています。

価格は、Amazonで56,399円(Ryzen 7640HS)、楽天市場で79,499円(Ryzen 5 7640HS)、ヤフーショッピングで79,704円(Ryzen 5 7640HS)、AliExpressで35,082円(ベアボーン)、米国 Amazon.comで$379.99、です。

関連記事:GMKtec M6 UltraとM7 Ultraを比較レビュー!性能の違いは?

Amazonで「GMKtec M6 Ultra」をチェックする

GMKtec K11

GMKtecから発売されたRyzen 9 8945HS搭載のミニPCです。32GB DDR5 5600MHzメモリ、1TB/2TB SSD M.2 (PCle Gen 4.0)ストレージ、Windows 11 Proを搭載しています(2025年1月 発売)。

また、RGBファン(ライトのカスタマイズ可)、最大96GBまでのメモリ拡張、最大8TBまでのストレージ拡張、4K 4画面出力 (HDMI2.1、DP2.1、USB4)、VESAマウント、Oculink(PCIE4.0x4) x1、USB4 Type-C (PD/DATA/VIDEO) x2、Wi-Fi 6 、Bluetooth 5.2、2.5G ギガビット有線LAN通信に対応しています。

価格は、Amazonで106,179円(税込・32GB+1TBモデル)、楽天市場で107,961円(送料無料・32GB+1TBモデル)、ヤフーショッピングで100,808円(32GB+1TBモデル)、AliExpressで68,964円円(ベアボーンモデル)、米国 Amazon.comで$629.99、です。

関連記事:GMKtec K11とK12を徹底比較レビュー!CPU・GPU性能の違いは?

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Minisforum X1 Lite

Minisforumから発売されたAMD Ryzen™ 7 255 搭載のミニPCです(2025年11月19日 発売)。

DDR5-5600MHzメモリ(最大128GB)、M.2 2280 PCIe4.0 NVMe SSDストレージ(最大8TB)を搭載しています。

また、OCuLinkポート、最大3画面同時出力(HDMI 2.1, DP 1.4, USB4)、冷却システム(相変化熱伝導材, デュアルヒートパイプ, 大型静音ファン)、ストレージ拡張(M.2 2280 PCIe4.0 NVMe SSD×2スロット)、VESAマウント、USB 3.2 Gen2 Type-A、Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.2、2.5G イーサネットポートにも対応しています。

価格は、Amazonで83,199円(Ryzen 7 255・32GB 1TB・税込)、楽天市場で107,999円(送料無料)、AliExpressで51,090円(ベアボーン)、米国 Amazon.comで$559.00、です。

関連記事:Minisforum X1 Lite徹底レビュー!UM750L Slimと比較

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Mac mini M4

Appleから発売されたmacOS Sequoia 搭載のミニPCです(2024年11月8日 発売)。

Apple M4チップ、16GB / 24GB ユニファイドメモリ、256GB / 512GBストレージ、スピーカー、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しています。

また、Apple Intelligence、3つのThunderbolt 4ポート(DP映像出力、最大100WのPD給電)、3画面出力、HDMI映像出力、USB-Cポート(最大10Gb/s) x2、有線LAN、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで90,970円(税込)、楽天市場で90,720円(送料無料)、ヤフーショッピングで102,517円です。

関連記事:Mac mini M4徹底レビュー!M2比較で気づいた進化点と欠点を評価

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MINISFORUM AI X1 Pro

MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen AI 9 HX 370 搭載のミニPCです(2025年4月 発売)。

DDR5 5600MHzメモリ(最大96GB)、M.2 2280 PCIe4.0 NVME SSD (最大12TB、最大読み書き速度7000MB/s)、Copilotボタン、スピーカー、デュアルマイクアレイ、指紋認証ボタン (Windows Hello対応)、Windows 11 Proを搭載しています。

また、OCuLink (PCIe 4.0×4)による外部GPU接続、最大96GBまでのメモリ拡張、合計で最大12TBまでのストレージ拡張、最大4画面同時出力、冷却システム、VESAマウント、SDカードスロット、

USB4ポート (Alt PD in 100W & PD out 15W)、HDMI 2.1 FRL (4K@120Hz | 8K@60Hz)、DP 2.0 (4K@160Hz | 8K@60Hz)、USB 3.2 Gen2 Type-Aポート (10Gbps) x2、USB2.0 Type-A ポート x1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、2.5G デュアル有線LAN、に対応しています。

価格は、Minisforum日本公式サイトで122,399円(ベアボーン)、Amazonで180,799円(税込・64GB+1TB)、楽天市場で209,999円(送料無料)、ヤフーショッピングで217,273円、です。

関連記事:MINISFORUM AI X1 Proレビュー!AI性能と拡張性で進化したミニPC

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GEEKOM A8

GEEKOMから発売されたAMD Ryzen 9 8845HS プロセッサ 搭載のミニPCです。

AMD Radeon 780M グラフィックス、32GB DDR5-5600MHz メモリ、1TB/2TB SSD NVMe x4 Gen 4 ストレージを搭載しています。

また、4K 4画面 出力、冷却システム「IceBlast 1.5」、最大2TBまでのストレージ拡張、最大64GBまでのメモリ拡張、USB 4 Gen3 Type-C (40Gbps/PD/DP) x1、

USB 3.2 Gen 2 Type-C x1、USB 3.2 Gen 2 Type-A x3、USB 2.0 Type-A x1、Wi-Fi 6E、BlueTooth 5.2、2.5G ギガビット有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで84,900円(Ryzen 7 8745HS)、楽天市場で110,900円(送料無料)です。

関連記事:AIで最強「GEEKOM A8」ミニPCのメリット・デメリットを解説

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Beelink SER8

Beelinkから発売されたAMD Ryzen 7 8845HS 搭載のミニPCです。

32GB DDR5-5600 メモリを搭載。1TB M.2 2280 PCle4.0 x4 ストレージを搭載しています。

また、4K 3画面出力(USB4、DP、HDMI)、最大4TBまでのストレージ拡張、冷却システム「MSC 2.0」、静音ファン、自動電源ON、USB4 (40Gbps/PD3.0/DP1.4) x1、

Type-C (10Gbps/Data) x1、USB 3.2 (10Gbps) x1、USB 2.0 (480Mbps) x2、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G ギガビット 有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで75,800円(Ryzen 7 8745HS)、楽天市場で88,698円(送料無料)、ヤフーショッピングで104,519円です。

関連記事:AIに強い「Beelink SER8」ミニPCとSER7との違いを解説

Amazonで「Beelink SER8」をチェックする

他のGMKtec ミニPCと比較

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AYANEOのミニPC「Retro Mini PC AM01」のベンチマークと評価を紹介!Ryzen 7 5700Uの性能、ゲーム性能、他のミニPCとの比較、メリット・デメリット、スペック、詳細な価格情報、おすすめの類似製品も掲載しています。

※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。

AYANEO「Retro Mini PC AM01」が日本で発売開始!

2024年2月16日に、日本で中国 AYANEOの新製品「Retro Mini PC AM01」(レトロミニピーシー エーエム01)が発売されました。

AMD Ryzen 3 3200U / Ryzen 7 5700Uを搭載したレトロデザインのミニPCです。

AYANEOはこれまでポータブルゲーミングPCを中心に販売してきました。

いずれもデスクトップPCに匹敵するほどパワフルに動作し、高い操作性で好評を得ています。

新モデルはAYANEOから発売される初のミニPCで、「初代Macintoshを彷彿とさせるレトロなデザイン」であることで話題になっています。

もちろん、原神などSteamの人気ゲームも快適にプレイできますよ。

それでは早速どんなミニPCなのか、その価格や特徴(メリット)をくわしく見ていきましょう。

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公式ページ:AYANEO Retro Mini PC AM01 – AYANEO

AYANEO Retro Mini PC AM01 | 株式会社リンクスインターナショナル

Ryzen 7 5700Uの性能とベンチマーク

Retro Mini PC AM01」はAMD Ryzen 7 5700U プロセッサを搭載しています。

このプロセッサは7nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大4.1GHzのCPUで、ゲームに適しているという特徴があります。

具体的にはAMD「Zen 3」コア・アーキテクチャーを採用し、特定アプリやゲームのパフォーマンスが大幅に向上するAMDの積層キャッシュ「AMD 3D V-Cache」を利用できるようになっています。

また、ストレージを高速に読み取れるAMD StoreMIテクノロジーやオーバー クロックを管理する「AMD Ryzen Masterユーティリティ」にも対応しています。

よく利用されるアプリの使用感を計測するPCMark 10 スコア「4566」を記録しています。

また、PassmarkのCPUベンチマークは約1万5千を記録しています。

CPUのベンチマーク結果

  • PassmarkのCPUベンチマークで「15845」
  • Geekbench 6のシングルコア「1411」、マルチコア「5472」
  • Cinebench R23 シングルコア「1219」、マルチコア「8669」

Ryzen 7 5700U 性能を比較

性能的にはRyzen 5 6600Hより低く、Ryzen 3 3200Uよりも高くなります。

CPUランキング

  1. Ryzen 7 7735HS (GMKtec NucBox K5)・・・Passmark:24225
  2. Ryzen 7 5800H (Beelink SER5 MAX)・・・Passmark:21080
  3. Core i9-11900H (Minisforum MS-01)・・・Passmark:20647
  4. Core i5 11400H (Blackview MP200)・・・Passmark:15904
  5. Ryzen 5 6600H (NucBox M6)・・・Passmark:16792
  6. Ryzen 7 5700U (Retro Mini PC AM01/Blackview MP100)・・・Passmark:15850
  7. Intel N97 (GMKtec NucBox G5)・・・Passmark:5877
  8. Intel N100 (CHUWI LarkBox X)・・・Passmark:5553
  9. Ryzen 3 3200U (AYANEO AM01)・・・Passmark:3819

グラフィック性能

内蔵のGPUはRadeon Grapics 1900 MHzで、

Fire Strike グラフィックスコアで約2千 ~3千前後を記録しています。

GPUのベンチマーク結果・グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「2127」(DirectX 11)
  • 3D Mark Fire Strike Ultra グラフィックスコアで「495」
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「982」
  • Time Spy グラフィックスコアで「889」(DirectX 12)

ゲーム性能

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター(1280 x 720 標準-ノートPC)でスコア「6873」を記録しています。

また、

FINAL FANTASY XV・ベンチマークテスト「1280 x 720 軽量品質 フルスクリーン」でグラフィック性能「普通」と判定されています。

ゲーミングPCとしてはやや物足りない感じがしますが、問題なくプレイできるレベルです。

人気ゲームの原神は画質「低」設定で、60 FPSでプレイできます。この設定にすると、動きがスムーズで、爆発などのシーンでも遅延が生じません。最も最適な設定です。

画質を「中」に上げると、30 前後のFPSになります。この設定にすると、ややカクつきが生じるのでおすすめできません。

フォートナイトエルデンリング、「Apex Legends」は画質を落とすと快適にプレイできるようっです。

Cyberpunk 2077God of Warは20 台のFPSですが、一応プレイできます。

各ゲーム タイトルのフレームレートは以下の通りです。

ゲームのフレームレート

  • Counter Strike 2・・・56 FPS
  • GTA 5・・・45 FPS
  • Cyberpunk 2077・・・21 FPS
  • フォートナイト Fortnite Chapter Season・・・57 FPS
  • Valorant・・・78 FPS
  • Apex Legends・・・58 FPS
  • 原神 Genshin Impact・・・39 FPS (画質「中」)
  • PUBG・・・45 FPS
  • Forza Horizon 5・・・34 FPS
  • God of War・・・22 FPS
  • Red Dead Redemption 2・・・33 FPS
  • エルデンリング Elden Ring・・・45 FPS

冷却システムで高熱化を防げる

AYANEO「Retro Mini PC AM01」はコンパクトなボディながらも本格的な冷却システムを搭載しています。

具体的には、4本の銅管ヒートパイプと60,008 mm² アルミニウムフィンで本体内の熱を循環させ、

35W大型高圧ターボファンで熱を外部に放出します。

この冷却システムはインテリジェントなファン制御で、静音で動作します。

4K 2画面出力を利用できる

AYANEO「Retro Mini PC AM01」はDisplayport 1.4 ポートとHDMI 2.0 ポートを搭載し、

2つのディスプレイに4K画質で同時に映像出力することができます。

映像出力ポートの仕様

  • DisplayPort 1.4・・・8K解像度、60Hzのリフレッシュレートに対応しています。
  • HDMI 2.0・・・4K解像度、60Hzのリフレッシュレートに対応

装飾パーツでカスタマイズできる

AYANEO「Retro Mini PC AM01」は取り外して交換できる装飾パーツを複数 用意し、自由にカスタマイズできます。

具体的には、以下の3つパーツでカスタマイズできます。

  • 付け替え可能なマグネット式ロゴチップ・・・本体前面のロゴはマグネット式で、簡単に取り外して交換することができます。
  • ステッカー・・・レトロな雰囲気のステッカーが付属しており、本体や周辺機器に貼ってカスタマイズを楽しむことができます。
  • 特製壁紙・・・レトロなデザインの壁紙がプリインストールされています。 デスクトップ画面をレトロな雰囲気で彩ることができます。

なお、ディスプレイ相当の黒い部分に貼るオリジナルのステッカーは付属します。

AYA Spaceを利用できる

AYANEO「Retro Mini PC AM01」は独自の管理ソフトウェア「AYA Space」が利用できるようになっています。

これはAYANEOが独自に開発したゲーミングPC向けのランチャーソフトで、

Windowsのデスクトップ画面よりも使いやすく、ゲームプレイに最適化されたインターフェースを提供しています。

AYA Spaceでできることは、大きく分けて以下の3つです。

  1. ゲームの管理と起動
  2. デバイスの設定
  3. その他の機能(スクリーンショットや動画の撮影、ライブ配信、コミュニティ機能)

このうち、デバイスの設定では、

  1. TDP(熱設計電力)の調整・・・CPUの消費電力を調整する
  2. ファンの回転数制御・・・冷却性能と静音性のバランスを調整する
  3. 画面の輝度や解像度の変更
  4. キーボードのバックライト設定

の4つが可能です。

DDR4 メモリでスムーズに動作する

AYANEO「Retro Mini PC AM01」は

また、Ryzen 3 3200U搭載モデルで16GB DDR4-2400メモリを、

Ryzen 7 5700Uモデルで16GB/32GB DDR4-2400 メモリを搭載しています。

DDR4-2400規格は、DDR4メモリの一種で、データ転送速度が2400 MT/s(メガトランスファー/秒)であることを示し、

以前のDDR3よりも高い転送速度になっています。

なお、メモリはオンボード仕様のため、増設できません。

他のミニPCと比較

一方、「MINISFORUM EM680」は16GB/32GB LPDDR5-6400MHz メモリを搭載しています。また、512GB/1TB M.2 2230 PCIe4.0 SSD ストレージを搭載しています。

「GMKtec NucBox M5」は16GB DDR4 3200MT/sメモリを搭載し、最大64GBまで拡張できます。また、512GB M.2 NVMe (PCIe 3.0 M.2 2280)ストレージ搭載で最大2TBまで拡張できます。

「LarkBox X 2023」は12GB LPDDR5 メモリ(※オンボード)を搭載しています。また、512GB PCIe SSDストレージ搭載で、M.2 2280 SSDで拡張もできます。

M.2 2280 NVMeストレージを搭載・2.5インチ HDDで増設できる

AYANEO「Retro Mini PC AM01」は高速なM.2 2280 NVMe SSDを採用しています。

そのため、OSやアプリケーション、データなどを快適に読み書きできるだけでなく、ゲームのロード時間も短縮できます。

容量は、以下の3種類から選択できます。

  • 256GB
  • 512GB
  • 1TB

また、AM01は2.5インチのSATA SSD/HDDも増設可能です。ただし、マウンタが別途必要となるので注意してください。

※日本版は2.5 インチ SATA ハードドライブ用のブラケットが付属します。

M.2のスロットは1つのみです。したがって、M.2で拡張する場合は交換する必要があります。

ストレージの仕様

  • M.2 2280 NVMe SSDスロット: 1つ (増設不可)
  • 2.5インチ SATA SSD/HDD増設スロット: 1つ (マウンタが必要)

5つのUSBポートを利用できる

AYANEO「Retro Mini PC AM01」は1つのUSB 3.2 Gen1 Type-C ポートと3つのUSB 3.2 Gen2 Type-A ポート、

1つのUSB 2.0 Type-A ポートを搭載。合計5つのUSBポートを搭載し、ゲーミングキーボードやマウス、外付けHDDなどの周辺機器とスムーズに接続できます。

USBポートの転送速度 一覧

  • 1.USB 3.2 Gen1 Type-C・・・最大5 Gbps(ギガビット/秒)のデータ転送速度
  • 2.USB 3.2 Gen2 Type-A・・・最大10 Gbps(ギガビット/秒)のデータ転送速度
  • 3.USB 2.0 Type-A・・・最大480 Mbps(メガビット/秒)のデータ転送速度

他のミニPCと比較

一方、「MINISFORUM EM680」はUSB4 Type-C (Alt PD/電源供給/40Gbps/DP映像出力) x2、USB3.2 Type-A (Gen2) x3、HDMI 2.1 x1などを搭載しています。

「GMKtec NucBox M5」はUSB-C (DP/PD/DATA) x1、USB3.2 Gen1 x2、USB 2.0 x1、HDMI 2.0 x1、Displayport 1.4 x1などを搭載しています。

「LarkBox X 2023」はUSB Type-C (PD給電/DP1.4映像出力) x1、USB-A 3.1 x4、Displayport(4K@60Hz)x1、HDMI(4K@60Hz)x1などを搭載しています。

Wi-Fi 6・Bluetooth 5.2・ギガビット有線LAN 通信に対応

AYANEO「Retro Mini PC AM01」はWi-Fi 6通信に対応(Ryzen 3 3200U搭載モデルはWi-Fi 5対応)。

Bluetooth 5.2 (Ryzen 3 3200U搭載モデルはBluetooth 4.2対応)によるワイヤレス接続や、

より安定した通信が可能なギガビット有線LAN 通信も利用できます。

他のミニPCと比較

一方、「MINISFORUM EM680」はWi-Fi 6E、BlueTooth 5.3 (Intel killer AX1675 オンボード)に対応しています。

「GMKtec NucBox M5」はWi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、2.5G ギガビット有線LAN通信に対応しています。

「LarkBox X 2023」は Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、ギガビット有線LAN通信に対応しています。

重さ約486gのコンパクトなデザインを採用

AYANEO 「Retro Mini PC AM01」はサイズ 132 x 132 x 64.5 mm、重さ約486 gで、レトロ カラーを用意しています。

他のミニPCと比較

一方、「MINISFORUM EM680」はサイズ 80 x 80 x 43 mm、重さ570 gでブラック カラーを用意しています。

「GMKtec NucBox M5」はサイズ 12.8 x 12.7 x 4.7 cm、重さ約 528 gで、ネイビー、グレーの2色を用意しています。

「LarkBox X 2023」はサイズ 127 x 127 x 49 mm、重さ400gで、白黒カラーを用意しています。

AYANEO「Retro Mini PC AM01」のデメリット

AYANEO「Retro Mini PC AM01」のデメリットを紹介します。

デメリット1:メモリを増設できない

AYANEO「Retro Mini PC AM01」のメモリはオンボード仕様のため、メモリを増設することができません。

一方、「Retro Mini PC AM02」は32GB DDR5-5600 デュアルチャンネルメモリを搭載し、

最大64GBまで増設・拡張できます。

デメリット2:M.2 SSDストレージで増設できない

AYANEO「Retro Mini PC AM01」はM.2のスロットが1つしかないため、ストレージを増設することができません。

M.2で容量を増やすには、もとのM.2 SSDを交換する必要があります。

一方、「Retro Mini PC AM02」はM.2のスロットを2つ搭載し、最大8TBまで増設できます。

デメリット3:3つの画面に映像出力できない

AYANEO「Retro Mini PC AM01」は最大2台までのディスプレイに映像出力できますが、3台に出力することはできません。

一方、「Retro Mini PC AM02」はUSB4、Displayport 1.4、HDMI 2.0ポートを組み合わせて、

3つのディスプレイに同時に映像出力できます。

AYANEO 「Retro Mini PC AM01」のスペック

  • 型番 Ryzen 3:AM01-3200U-16G/512G , Ryzen 7:AM01-5700U-16G/512G , AM01-5700U-32G/512G
  • プロセッサ AMD Ryzen 3 3200U ※14nm/2コア/4スレッド/最大3.5 GHz
    AMD Ryzen 7 5700U ※7nm/8コア/16スレッド/最大4.36GHz
  • GPU AMD Radeon Vega 3 Graphics / AMD Radeon Graphics
  • RAM(メモリ)16GB DDR4-2400 / 16GB or 32GB DDR4-2400
  • 拡張メモリ 最大64GBまで
  • ストレージ 512 GB M.2 2280 NVMe
  • 拡張ストレージ 1×2.5インチ SSD(SATA 3.0) スロットあり
  • 電源 ACアダプター
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 5 + Bluetooth 4.2 / Wi-Fi 6 + Bluetooth 5.2
  • 有線LAN ギガビット有線LAN
  • インターフェース USB 3.2 Gen1 Type-C(画面出力不可)x1、USB 3.2 Gen2 Type-A x3、USB 2.0 Type-A x1、Displayport 1.4 x1、HDMI 2.0 x1、ギガビット有線LAN x1、3.5 mm オーディオ端子 x1、DCポート x1
  • 冷却 ファン&ヒートシンク (高性能4本の銅管による熱伝導構造、35W大型高圧ターボファン、60,008 mm² アルミニウムフィン)
  • VESA 非対応
  • ケンジントンロック 非対応
  • OS Windows 11 Home (64 bit) ※Linux ベースのSteam OSやレトロゲーム用のOS「Batocera」、「Chimera OS」もインストール可能
  • サイズ 132 x 132 x 64.5 mm(DxWxH)
  • 重量 約486 g
  • カラー レトロ
  • 付属品 電源アダプタ、HDMIケーブル、2.5インチドライブ用ブラケット、SATAケーブル、ネジセット、工具、付け替え用マグネットチップ

AYANEO「Retro Mini PC AM01」の評価

AYANEOから発売されたマッキントッシュ風デザインのミニPCになります。レトロゲームを意識した作りで、交換可能なロゴパーツステッカーも用意されています。

プロセッサはRyzen 3 3200URyzen 7 5700Uの2種類です。

このうち、Ryzen 3 3200U プロセッサはPassmarkのCPUベンチマークで「3827」と低く、PS2のレトロゲームはけっこう厳しい性能です。

一応動くかもしれませんんが、PSP、PS1、NEOGEO、SFC、DC、N64、MD、FC、MAMEなど軽めのものに限られ、セガターン(※実はけっこう重い)はギリギリかろうじて動く程度かもしれません。このスコアなら、Intel N100搭載の「LarkBox X 2023」(Passmark:5535)の方が快適にレトロゲームを楽しめるはずです。

一方、Ryzen 7 5700Uモデルの方はPS2をはじめ、ほとんどのレトロゲームが動作します。ただし、PS3、XBOX 360、Wiiなどの重いゲームはあまり期待しない方がいいでしょう。

Ryzen 7 5700Uモデルのグラフィック性能は3DMark Fire Strike で「3257」で、あまり高くはありません。SteamなどのPCゲームはプレイ可能ですが、「アーマード・コア6」や「パルワールド」などの負荷の高いPCゲームには適していません。

報道では「ゲーミングミニPC」と報道されていましたが、あくまで負荷の軽い「レトロゲーム」を意識した作りなだけで、本物の「ゲーミングミニPC」とはほど遠い性能です。決して「過度な期待」はしない方がいいでしょう。

しかしながら、「AYANEO Retro Mini PC AM01」のデザインはすばらしいものがあります。これまでレトロゲームに適したデザインのミニPCがなかっただけに、レトロゲームファンから厚く支持され続けるように思います。

個人的には液晶ディスプレイが内蔵されているもの、あるいは自分で装着できるものが良かったのですが、それは次回以降の新製品に期待するとしましょう。

AYANEO Retro Mini PC AM01」の発売時の価格は39,206円 ~58,885円。

レトロゲームを本気で楽しみたいのなら、Ryzen 7 5700U搭載モデル(53,850円)を選んだ方がいいでしょう。性能的には「GMKtec NucBox M5」と同じくらいになり、価格もそれほど高くはありません。マッキントッシュ風デザインのレトロゲーム用のミニPCを探している人におすすめです。

AYANEO「Retro Mini PC AM01」の価格・販売先

Retro Mini PC AM01 main

ECサイト

AliExpressで40,692円~、

で販売されています。

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おすすめのライバル機種を紹介

AYANEO「Retro Mini PC AM01」に似た性能をもつミニPCも販売されています。

「Retro Mini PC AM02」

AYANAEOから発売されたAMD Ryzen 7 8845HS搭載のミニPCです(2024年11月2日 日本で発売)。

32 GB DDR5-5600 メモリ、1 TB M.2 2280 NVMe PCIe 4.0×4 ストレージ、Windows 11 Home (64 bit)を搭載しています。

また、3画面出力(USB4 x1、Displayport 1.4 x1、HDMI 2.0 x1)、冷却システム、最大64GBまでのメモリ拡張、

M.2 2280 PCle 4.0 で最大8TBまでのストレージ拡張、VESA マウント、USB4 x1、USB 3.2 Gen2 Type-A x2、USB 2.0 Type-A x2、USB-C給電端子 x1、デュアル有線LAN(1G LAN x1、2.5G LAN x1)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、11万5350円(税込み)です。

関連記事:タッチ液晶付き「Retro Mini PC AM02」とAM01を比較

「CHUWI LarkBox S」

CHUWIから発売された第12世代 Intel Core i3-1220P 搭載のミニPCです(2024年10月 発売)。

Windows 11 Home、16GB DDR4 3200MHzメモリ、512GB PCIe 3.0 SSD ストレージ、SO-DIMM スロットを搭載しています。

また、RGBライト、4K 3画面出力、最大64GBまでのメモリ拡張、冷却システム、最大 1TB までのストレージ拡張、VESAマウント、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、1Gbpsのギガビット有線LAN通信に対応しています。

価格は、AliExpressで46,862円 (16GB+512GB)です。

関連記事:「CHUWI LarkBox S」とLarkBox X、HeroBoxを比較

「Blackview MP100」

Blackviewから発売されたRyzen 7 5700U 搭載のミニPCです。

Windows 11 Pro、AMD Ryzen 7 5700U、32GB DDR4 3200 MHz メモリ、1TB M.2 ストレージを搭載しています。

また、RGBライト(RGB Ambient Light)、4K 3画面出力(Type-C、DP、HDMI)、冷却システム 、M.2で最大2TBまでの拡張、2.5インチ SSD/HDD でのストレージ 増設、VESAマウント、Type-C x2 (10Gbps/最大4K 60Hz)、USB 3.2 Gen2 x2 (10Bps)、USB 2.0 (480Mbps)、DisplayPort(最大4K 144MHz)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、AliExpressで51,197円(16GB+512GBモデル)です。

関連記事:「Blackview MP100」をゲーミングPCとして使えるかを検証してみた

その他のおすすめ小型PCは?

その他のおすすめ小型PCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

激安で買える海外製の小型PC 最新 機種 ラインナップ まとめ

海外製の小型PCをまとめて紹介しています。

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リビングにふさわしい超小型デスクトップPC まとめ

国内で販売されたリビング用の小型PCをまとめて紹介しています。

「Lenovo Chromebox Micro」極小サイズで復活? 最新の超小型PCと徹底 比較!


2024年2月6日に発表された「Lenovo Chromebox Micro」と超小型PCを徹底 比較!特徴や価格、ベンチマーク、スペックの違い、評価を紹介します。

※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。

「Lenovo Chromebox Micro」の特徴

Lenovo Chromebox Micro」の特徴をまとめてみました。

Celeron N4500・UHD グラフィックス・8GBメモリ

Lenovo Chromebox Micro」は第11世代 インテル Celeron N4500 プロセッサを搭載。10nmプロセスで製造された2コア2スレッド最大2.80 GHzの省電力性の高いCPUで、24時間365日の連続稼働に対応しています。また、GPUインテル UHD グラフィックスを搭載。4K動画の再生にも対応しています。そのほか、8GB メモリ(オンボード)を搭載。複数のアプリを同時に使用してもスムーズに動作します。

32GB eMMCストレージ・Type-C・USB 3.2ポート

Lenovo Chromebox Micro」は32GB eMMC ストレージを搭載。USBメモリや外付けHDDなどでストレージ容量を増やすことができます。また、2つのUSB Type-C 3.2 Gen 1 ポートを搭載。Type-Cポートに対応した周辺機器と接続できます。また、USB 3.2 Gen 1 Type-A ポートを2つ搭載。外付けHDDなどの周辺機器とスムーズに接続できます。

防塵&耐衝撃・Wi-Fi 6・有線LAN

Lenovo Chromebox Micro」はIP50防塵に対応。MIL-STD 810H規格に準拠し、5〜500Hz、3Grmsの耐振動性能も備えています。また、従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」に対応。Bluetoopth 5.2によるワイヤレス接続も利用できます。そのほか、有線LAN通信に対応。ワイヤレス通信よりも安定した通信を利用できます。

Chrome OS・Titan Cセキュリティチップ

Lenovo Chromebox Micro」はChrome OSを搭載し、最新のOS・セキュリティにアップデートすることが可能。Google Playストア 対応で豊富な Android アプリも利用できます。

また、Google Titan C セキュリティチップを内蔵し、ChromeOS由来の高いセキュリティでランサムウェアなどの脅威からデバイスを保護することが可能。Google 管理コンソールから端末の管理が行えるChromeOS with Chrome Enterprise Upgradeモデルも用意しています。

公式ページ: Lenovo Chromebox Micro

価格を比較

Lenovo Chromebox Micro」と「MeLe Overclock4C」、「GMKtec NucBox G2」、「ASUS Chromebox 5」の価格を比較してみました。

「Lenovo Chromebox Micro」

Lenovo Chromebox Micro」は、楽天市場で67,959円(送料無料)、ヤフーショッピングで67,210円で販売されています。

※レノボ公式サイトで66,000円(税込)で発売される予定です。

「MeLe Overclock4C」

MeLe Overclock4C」は、Amazonで34,999円(税込・6500円 OFFクーポン付き)、ヤフーショッピングで45,357円、

AliExpressでUS $198.79 (日本円で約29404円)、米国 Amazon.comで $$269.99 ($50 OFFクーポン付き)、で販売されています。

「GMKtec NucBox G2」

GMKtec NucBox G2」は、Amazonで29,900円(5000円OFFクーポン付き・税込・12GB+512GBモデル)、ヤフーショッピングで58,517円円、GMKtec公式サイトで$179.89 (日本円で約26,156円)、AliExpressでUS $111.00 (日本円で約16418円)、米国 Amazon.comで$187.98 ($20 OFFクーポン付き)で販売されています。

「ASUS Chromebox 5」

ASUS Chromebox 5」は、楽天市場で49,713円(送料無料・Celeron 7305・4GB+128GB)、ヤフーショッピングで49,280円(Celeron 7305・4GB+128GB)、米国 Amazon.comで$294.00 (日本円で約43487円)で販売されています。

ベンチマークを比較

Lenovo Chromebox Micro」と「MeLe Overclock4C」、「GMKtec NucBox G2」、「ASUS Chromebox 5」のベンチマーク スコアを比較してみました。

「Lenovo Chromebox Micro」

Lenovo Chromebox Micro」は10nmプロセスで製造された2コア、2スレッド、最大2.80 GHzのインテル Celeron N4500 プロセッサ搭載で、Octane2.0 総合で約「12,000」、PassmarkのCPUベンチマークで「2006」、Geekbench 6によるベンチマークのスコアでシングルコア「445」、マルチコア「719」を記録しています。

また、GPUはインテル UHD グラフィックスで3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで「617」を記録しています。

「MeLe Overclock4C」

MeLe Overclock4C」は10nmプロセスで製造された4コア、4スレッド、最大3.40GHz駆動のインテル N95(第12世代(Alder Lake-N))を搭載し、PassmarkのCPUベンチマークスコアで「5426」、Geekbenchによるベンチマークのスコアでシングルコア「781」、マルチコア「1978」を記録しています。

また、GPUにインテル UHD グラフィックスを搭載し、3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで「1044」を記録しています。

「GMKtec NucBox G2」

GMKtec NucBox G2」は10nmプロセスで製造された4コア、4スレッドの第12世代 (Alder Lake) Intel N100 プロセッサを搭載し、PassmarkのCPUベンチマークで「5625」、Geekbenchによるベンチマークのスコアでシングルコア「984」、マルチコア「2523」を記録しています。

また、GPUにIntel UHD Graphicsを搭載し、3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで「1000」前後を記録しています。

「ASUS Chromebox 5」

ASUS Chromebox 5」は10nmプロセスで製造された5コア、5スレッドのCeleron 7305 プロセッサを搭載し、PassmarkのCPUベンチマークで「2433」、Geekbench 6によるベンチマークのスコアでシングルコア「530」、マルチコア「1335」を記録しています。

また、GPUにIntel UHD Graphicsを搭載し、3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで「1000」前後を記録しています。

「Lenovo Chromebox Micro」のスペック

  • プロセッサ インテル Celeron N4500
    ※10nm/64bit/2コア/2スレッド/最大2.80 GHz
  • GPU インテル UHD グラフィックス
  • RAM(メモリ)8GB (オンボード)
  • ストレージ 32GB eMMC
  • 電源 ACアダプター
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (AX201 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetoopth 5.2
  • 有線LAN 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
  • インターフェース USB Type-C 3.2 Gen 1 x2、USB 3.2 Gen 1 x2、HDMI x1、RJ45I x1、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
  • 冷却ファン なし(ファンレス設計)
  • 防塵 IP50
  • 耐久性 MIL-STD 810H準拠、5〜500Hz、3Grmsの耐振動性能
  • セキュリティ Google Titan Cセキュリティチップ内蔵
  • OS Google ChromeOS(ChromeOS with Chrome Enterprise Upgrade モデルも用意)
  • サイズ 約 163 x 79 x 19.7mm
  • 重量 約350g
  • カラー ブラック

メモリ・ストレージを比較

Lenovo Chromebox Micro」と「MeLe Overclock4C」、「GMKtec NucBox G2」、「ASUS Chromebox 5」のメモリ・ストレージを比較してみました。

「Lenovo Chromebox Micro」

Lenovo Chromebox Micro」は8GB メモリ(オンボード)を搭載しています。また、32GB eMMCストレージを搭載しています。

「MeLe Overclock4C」

MeLe Overclock4C」は8GB/16GB/32GB DDR4-3200MHzメモリ搭載で 最大32GBまで拡張できます。また、128GB/256GB/512GB eMMCストレージを搭載し、M.2 2280 NVMe SSDで最大4TBまで、micro SDカードで最大2TBまで拡張できます。

「GMKtec NucBox G2」

GMKtec NucBox G2」は12GB LPDDR5 (4800 MT/s オンボード)を搭載しています。また、512GB/1TB M.2 2242 SATA ストレージ搭載で、M.2 SSD (2242 PCle)で最大2TBまで拡張できます。

「ASUS Chromebox 5」

ASUS Chromebox 5」は4GB DDR4 メモリ搭載で最大16GBまで拡張できます。また、ストレージは 128GB(M.2 NVMe PCIe 3.0 SSD)で、最大256GBまで拡張できます。

インターフェースを比較

Lenovo Chromebox Micro」と「MeLe Overclock4C」、「GMKtec NucBox G2」、「ASUS Chromebox 5」のインターフェースを比較してみました。

「Lenovo Chromebox Micro」

Lenovo Chromebox Micro」はUSB Type-C 3.2 Gen 1 x2、USB 3.2 Gen 1 x2、HDMI x1、RJ45I x1、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャックを搭載しています。

「MeLe Overclock4C」

MeLe Overclock4C」はUSB-C 3.2 Gen 2 (フル機能/DP1.4/PD3.0) ×1、USB-C (電源用/PD3.0) ×1、USB3.2 Gen 2 (10Gbps) ×2、USB 2.0 (480Mbps) ×1、HDMI 2.0 (4K/60Hz) ×2、microSDカードスロット、有線LAN端子(RJ-45)などを搭載しています。

「GMKtec NucBox G2」

GMKtec NucBox G2」はType-C (12V/3A・電源用のみ) x1、USB3.2 (Gen1*1 5Gbps/S) x3、DP 1.4 (4K@60Hz) x1、HDMI 2.0 (4K@60Hz) x2、microSDカードスロット x1、有線LAN端子 x2などを搭載しています。

「ASUS Chromebox 5」

ASUS Chromebox 5」は Thunderbolt 4×1、USB 3.2 Gen 2 Type-A×2(正面)、USB 3.2 Gen 1 Type-A×2、HDMI×2、DisplayPort 1.4×1(背面)、microSDカードリーダーなどを搭載しています。

通信を比較

Lenovo Chromebox Micro」と「MeLe Overclock4C」、「GMKtec NucBox G2」、「ASUS Chromebox 5」の通信を比較してみました。

「Lenovo Chromebox Micro」

Lenovo Chromebox Micro」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に対応しています。また、Bluetoopth 5.2によるワイヤレス接続や有線LAN通信も利用できます。

「MeLe Overclock4C」

MeLe Overclock4C」は Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、MU-MIMO、ギガビット有線LAN(10/100/1000Mbps)に対応しています。

「GMKtec NucBox G2」

GMKtec NucBox G2」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、 1Gbpsのギガビット有線LAN x2に対応しています。

「ASUS Chromebox 5」

ASUS Chromebox 5」はWi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、2.5Gbps ギガビット有線LANに対応しています。

サイズ・重さ・カラーを比較

Lenovo Chromebox Micro」と「MeLe Overclock4C」、「GMKtec NucBox G2」、「ASUS Chromebox 5」のサイズ・重さ・カラーを比較してみました。

「Lenovo Chromebox Micro」

Lenovo Chromebox Micro」はサイズ 約 163 x 79 x 19.7mm、重さ約350gの小型軽量デザインで、ブラック カラーを用意しています。

「MeLe Overclock4C」

MeLe Overclock4C」はサイズ 178 mm x 93.5 mm x 21 mm、重さ320gで、ブラック カラーを用意しています。

「GMKtec NucBox G2」

GMKtec NucBox G2」はサイズ 87 × 87 × 39.4mm、重さ216gで、レッド/グレー、ブラック/グレーの2色を用意しています。

「ASUS Chromebox 5」

ASUS Chromebox 5」はサイズ 166.5 x 165.8 x 45.9 mm、重さ約 800 gで、エコブラック カラーを用意しています。

「Lenovo Chromebox Micro」の評価

レノボから発売された超小型サイズのChromeboxです。豊富なインターフェースを備えつつ、防塵や耐衝撃、Wi-Fi 6有線LANなどに対応しています。

プロセッサはインテル Celeron N4500 プロセッサ搭載で、PassmarkのCPUベンチマークで「2006」ほど。インテル N95搭載の「MeLe Overclock4C」と比べてスコアが約3千低くなることから、高速な動作は望めません。

ただし、Windows 11よりも軽いChrome OSのため、Office 文書作成や動画視聴、Webでの調べもの程度なら快適に動作します。軽量なAndroidアプリ(オフラインでもOK)も使えるので、最低限のことは一通りできる性能です。よほど重いLinuxアプリやゲームアプリでも動かさない限りはかなり快適に使えるでしょう。

ちなみに同じような性能を持つChromeboxとしてCeleron 7305搭載の「ASUS Chromebox 5」が販売されています。
こちらは超小型サイズではなく、一般的なミニPCサイズになります。

また、インターフェースには2つのUSB Type-C 3.2 Gen 1 ポートと2つのUSB 3.2 Gen 1 Type-Aポートを搭載。合計4つのUSBポートが使えるため、特にUSBメモリや外付けHDDなどの接続で便利に使えます。この点はUSBポートが少ないスティックPCよりはるかに使いやすいといえます。

そのほか、通信面では超高速なWi-Fi 6有線LAN通信に対応。IP50の防塵MIL-STD 810H規格に準拠した耐振動にも対応しているため、外出先でも安心して使えるというメリットがあります。

ただし、メモリやストレージが拡張できないというデメリットがあります。この点は「MeLe Overclock4C」や「GMKtec NucBox G2」の方がはるかに拡張性が高く使いやすいです。

Lenovo Chromebox Micro」の発売時の価格は66,000円(税込)。

MeLe Overclock4C」や「GMKtec NucBox G2」などのWindows ミニPCと比較すると約2~3倍高い価格になりますが、OS起動の高速さや強力なセキュリティ機能、耐久性などを考慮すると妥当な価格です。外出先に持ち歩いて気軽に使える超小型PCを探している人におすすめです。

「Lenovo Chromebox Micro」の販売・購入先

ECサイト

楽天市場で67,959円(送料無料)、

ヤフーショッピングで67,210円

で販売されています。

※レノボ公式サイトで66,000円(税込)で発売される予定(2/6)ですが、まだ販売されていません。

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ヤフーショッピングで「Lenovo Chromebox Micro」をチェックする

米国 Amazon.comで「Lenovo Chromebox Micro」をチェックする

 

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おすすめの類似製品を紹介

Lenovo Chromebox Micro」に似た性能をもつスティックPC、ミニPCも販売されています。

「HiMeLE PCG02 Pro」

Mele Technologiesから発売されたスティックタイプのミニPCです。

Windows 11 Pro、Intel N100、8GB LPDDR4x メモリ、128GB eMMC ストレージ、SDカードスロットを搭載しています。

また、4K 2画面出力(HDMI x2)、ファンレス設計、ストレージ拡張(microSDカードで最大2TB)、ケンジントンロック、USB3.2 Gen2 Type-C x1、USB3.2 Gen2 Type-A x2、Wi-Fi 5、Bluetooth、1Gbpsのギガビット有線LAN通信に対応しています。

価格は、Amazonで29,999円(税込)、楽天市場で30,255円、ヤフーショッピングで30,255円、AliExpressで30,500円(MeLE PCG02 Pro)、米国 Amazon.comで $179.99 ($30 OFFクーポン付き)、です。

関連記事:「HiMeLE PCG02 Pro」と「MINISFORUM S100」を比較

「MINISFORUM S100」

MINISFORUMから発売されたIntel N100 プロセッサ搭載のミニPC(スティックPC)です。

Windows 11 Home、8GB LPDDR5-4800、256GB UFS2.1 ストレージを搭載しています。また、4K 2画面出力(Type-C、HDMI)、POE対応LANポート、PD給電、冷却ファン、USB3.2 Gen2 Type-C (Alt Data DP and PD) x1、USB3.2 Gen2 Type-A ポート x2、Wi-Fi 6 & BlueTooth 5.2に対応しています。

価格は、

Amazonで38,980円(税込・7406円OFFクーポン付き)、楽天市場で39,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで43,380円(送料無料)、米国 Amazon.comで$219.99、です。

関連記事:「MINISFORUM S100」がスティックPCで最強な理由を解説

「ASUS Chromebox 5」

ASUSから発売されたChrome OSを搭載した小型PCです。

第12世代のインテルIntel Core™ i7-1260P/Core i5-1240P/Core i3-1220P/Celeron 7305プロセッサ、16GB DDR4メモリ、M.2 SSD 128/256GB(M.2 NVMe PCIe 4.0 SSD)ストレージを搭載しています。

また、Google Playストア、Androidアプリ、Linuxアプリ、Wi-Fi 6・Type-C 3.2、PD充電、DisplayPort出力、HDMI出力、4K出力、VESAマウント、Bluetooth 5.1、ギガビット有線LAN通信、最新OS・セキュリティの自動アップデートに対応しています。

価格は、楽天市場で49,713円(送料無料・Celeron 7305・4GB+128GB)、ヤフーショッピングで49,280円(Celeron 7305・4GB+128GB)、米国 Amazon.comで$294.00 (日本円で約43487円)、です。

関連記事:「ASUS Chromebox 4」の方がいい? パワフル小型PCと徹底 比較!

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※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。

「GEEKOM A7」が発売開始!

GEEKOM A7 main

2024年1月27日、台湾のPCメーカーGEEKOM(ギコム)から「GEEKOM A7」が発売されました。

Ryzen 9 7940HS プロセッサを搭載した超ハイエンドなWindows ミニPCです。

GEEKOMからはすでに第13世代のインテル Core i9-13900Hを搭載した「Mini IT13」、第12世代のCore i7-12650H搭載の「Mini IT12」が発売され、コスパに優れる超高性能なミニPCとして評判になっています。

新モデルはその性能を超えるミニPCとして早くも話題になっています。

早速どんなミニPCなのか、詳しく見ていきましょう。

公式ページ: GEEKOM A7 Mini PC Ryzen™ 7000 7840HS/ 7940HS

メリット1:Ryzen 9 7940HS プロセッサで超高速に動作

GEEKOM A7AMD Ryzen 9 7940HS プロセッサを搭載しています。

このプロセッサは4nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大5.2GHz駆動のCPUを搭載し、AIに最適化されています。

具体的にはAMD Ryzen AI エンジンを搭載し、NPUのパフォーマンスで最大 10 TOPS を実現。画像認識や音声処理などのAIタスクを高速かつ省電力にこなせます。

内蔵のGPUは AMD Radeon 780M グラフィックス 12コア 2800 MHzで、ゲーム、編集、ストリーミングで高いグラフィック性能を発揮します。

また、HDMI 2.1、DisplayPort 2.1、DirectX 12、AMD FreeSync、Miracastもサポートしています。

ベンチマーク

AMD Ryzen 9 7940HS プロセッサをベンチマークで測定してみました。

CPUのベンチマーク結果・AMD Ryzen 9 7940HS

  • PassmarkのCPUベンチマークで「30511」
  • Geekbench 6のシングルコア「2474」、マルチコア「9742」
  • Cinebench R23 シングルコア「1801」、マルチコア「17007」
  • PCMark 10 スコア「10,297」

CPUのベンチマーク結果から分かること

総合的なCPUパフォーマンス

まず、PassmarkのCPUベンチマークスコア「30511」は、AMD Ryzen 9 7940HSが非常に高い総合的な処理能力を持っていることを示しています。このスコアは、複雑な計算や複数のアプリケーションを同時に実行するような、CPUに高い負荷がかかるタスクにおいても、優れたパフォーマンスを発揮することを示唆しています。特にモバイル向けプロセッサーとしては、トップクラスの性能を持つと言えるでしょう。様々な用途において、パワフルな処理能力が期待できるCPUです。

タスク処理能力:シングルコアとマルチコア

Geekbench 6Cinebench R23のスコアを見ると、シングルコア性能とマルチコア性能の両面で高い能力を持っていることが分かります。

Geekbench 6のシングルコア「2474」、マルチコア「9742」、Cinebench R23のシングルコア「1801」、マルチコア「17007」という数値は、単一のタスクを高速に処理する能力(シングルコア性能)と、複数のタスクを並行して効率的に処理する能力(マルチコア性能)が共に優れていることを裏付けています。

シングルコア性能の高さは、多くのソフトウェアの応答性やゲームのフレームレート向上に貢献し、マルチコア性能の高さは、動画エンコードや科学技術計算などで効果を発揮します。

クリエイティブワークへの適性

Cinebench R23のスコア、特にマルチコア「17007」という高い数値は、3DレンダリングのようなCPU負荷の高いクリエイティブ作業に対する適性の高さを明確に示しています。このスコアは、プロフェッショナルな動画編集者や3Dアーティストなどが使用する、要求スペックの高いソフトウェアも快適に動作させられるポテンシャルを持っていることを意味します。

また、シングルコアスコア「1801」も、モデリング作業や特定のフィルター処理など、シングルスレッド性能が重要となるクリエイティブタスクにおいても高いパフォーマンスが期待できることを示しています。

日常利用における快適性

PCMark 10のスコア「10,297」は、このCPUを搭載したPCが、日常的なコンピューティングタスクにおいて極めて高いパフォーマンスを発揮することを示しています。Webブラウジング、オフィスアプリケーションの操作、ビデオ会議、写真の簡単な編集といった一般的な用途において、非常に快適な動作が期待できます。OSやアプリケーションの起動時間の短縮、複数ソフトを同時に使用する際の動作のスムーズさなど、普段使いでのストレスを大幅に軽減してくれる性能レベルと言えるでしょう。

これらのベンチマークスコアから、AMD Ryzen 9 7940HSは、高性能なノートPC向けCPUとして、ゲーム、クリエイティブワーク、ビジネス、そして日常利用まで、幅広い用途で高いパフォーマンスを発揮する能力を持っていると評価できます。

Ryzen 9 7940HS性能を比較

他のCPUを搭載するミニPC 13機種と比較すると、AMD Ryzen 9 7940HS プロセッサは1番目に高いスコアを記録していました。

  1. Ryzen 9 7940HS (GEEKOM A7 / MINISFORUM UM790 Pro)・・・Passmark:30504
  2. Ryzen 9 8845HS (GEEKOM A8)・・・Passmark:29381
  3. AMD Ryzen 9 8945HS (MINISFORUM UM890 Pro)・・・Passmark:29246
  4. Ryzen 7 7840HS (Beelink SER7/MINISFORUM UM780 XTX)・・・Passmark:29937
  5. Core i9-13900H (Minisforum MS-01)・・・Passmark:29694
  6. Ryzen 7 8845HS (GEEKOM A8/Beelink SER8/GMKtec NucBox K8)・・・Passmark:28708
  7. Core Ultra 9 185H (Minisforum AtomMan X7 Ti)・・・Pssmark:28465
  8. Core i9-12900H (GEEKOM XT12 Pro)・・・Passmark:28206
  9. Ryzen 7 7735HS (GMKtec NucBox K5)・・・Passmark:24225
  10. Ryzen 7 5800H (Beelink SER5 MAX)・・・Passmark:21080

比較から分かること

AMD Ryzen 9 7940HSはスコア「30504」を記録しており、これはリストアップされている他の多くの高性能モバイルCPUと比較しても最高クラスの総合性能を示しています。この数値は、Ryzen 9 7940HSが非常に高い計算能力を持つハイエンドプロセッサーであることを明確に裏付けており、動画編集、3Dレンダリング、プログラミング、そしてもちろんマルチタスク処理など、CPUに高い負荷がかかる作業においても優れたパフォーマンスを発揮することが期待できるレベルです。

Ryzenファミリー内での比較

同じAMD Ryzenファミリー内で比較すると、Ryzen 9 7940HSの位置づけがより明確になります。興味深いことに、後継とされるRyzen 9 8945HS(29246)やRyzen 7 8845HS(29381 / 28708)よりも高いスコアを示しています。

これは、ベンチマークスコアがCPU単体の性能だけでなく、搭載PCの冷却性能やメモリ、電力設定などの影響を大きく受けるためと考えられます。必ずしも世代間の序列を示すものではありませんが、少なくとも特定の条件下では7940HSが非常に高い性能を発揮することを示しています。

同世代のRyzen 7 7840HS(29937)と比較すると、順当に高いスコアであり、Ryzen 9としての性能差が確認できます。

Intel Coreプロセッサとの性能競争力

競合するIntel Coreプロセッサーとの比較においても、Ryzen 9 7940HSは非常に高い競争力を持っています。第13世代のハイエンドモデルであるCore i9-13900H(29694)とはほぼ同等のスコアであり、互角の性能を持っていると言えます。

一方で、新しいCore Ultra 9 185H(28465)や、第12世代のハイエンドモデルCore i9-12900H(28206)に対しては、Ryzen 9 7940HSが明確に上回るスコアを記録しています。このことから、Ryzen 9 7940HSは、当時のIntel製ハイエンドモバイルCPUに対しても、総合的な処理性能において同等以上の実力を持っていることが分かります。

旧世代からの大幅な性能向上

旧世代のRyzenプロセッサーと比較すると、Ryzen 9 7940HSの性能向上の度合いがよく分かります。Zen 3+アーキテクチャを採用するRyzen 7 7735HS(24225)や、Zen 3アーキテクチャのRyzen 7 5800H(21080)と比較して、Ryzen 9 7940HS(30504)はそれぞれ約25%以上、約45%以上という大幅なスコア向上を実現しています。

これは、より新しいZen 4アーキテクチャの採用によるプロセスルールの微細化、IPC(クロックあたりの命令実行数)の向上、動作クロックの引き上げなどが複合的に作用した結果であり、世代間の着実な技術的進歩を示しています。

これらの比較データから総合的に判断すると、AMD Ryzen 9 7940HSは、登場時点においてモバイル向けCPUとしてトップクラスの性能を持ち、競合のハイエンドCPUとも互角以上に渡り合える高い実力を持つプロセッサーであると評価できます。

グラフィック性能

AMD Ryzen 9 7940HSプロセッサに内蔵されているRadeon 780Mのグラフィック性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

GPUのベンチマーク結果・Radeon 780Mのグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「7079」
  • Time Spy グラフィックスコアで「2556」
  • 3DMark Wild Life「15680」

<ゲーム>

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシーのベンチマーク

FHD解像度で高品質(デスクトップPC)設定で「5244」

GPUのベンチマーク結果から分かること

内蔵GPUとしての高い3D描画能力

まず、提示された3DMarkの各スコア(Fire Strike グラフィックスコア「7079」、Time Spy グラフィックスコア「2556」、Wild Life「15680」)は、Radeon 780MがCPU内蔵グラフィックスとしては非常に高い3D描画能力を持っていることを示しています。

これらのスコアは、従来の一般的な内蔵GPUと比較して大幅な性能向上を実現しており、一世代前のエントリークラスの単体グラフィックスカード(dGPU)に匹敵する、あるいはそれを上回る可能性すら示唆するものです。これにより、これまで内蔵GPUでは難しかったレベルのグラフィックスタスクやゲームプレイへの期待が高まります。

PCゲームにおけるパフォーマンス

DirectX 11ベースのテストであるFire Strikeで「7079」、より新しいDirectX 12ベースのTime Spyで「2556」というグラフィックスコアは、PCゲームにおけるRadeon 780Mの具体的な性能レベルを示しています。

Fire Strikeのスコアからは、フルHD(1920×1080)解像度であれば、比較的多くのゲームタイトルを画質設定の調整次第でプレイ可能であることが推測されます。Time Spyのスコアも内蔵GPUとしては良好であり、DirectX 12に対応した比較的新しいゲームタイトルについても、解像度や画質設定を最適化すれば、ある程度快適にプレイできる可能性があることを示唆しています。

人気ゲームタイトルのプレイアビリティ

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」のベンチマークテストにおいて、フルHD解像度・高品質(デスクトップPC)設定で「5244」というスコアを記録したことは、実際のゲームにおけるRadeon 780Mの性能を具体的に示しています。

ファイナルファンタジーXIVのベンチマークでは、一般的にスコア5000番台は「やや快適」から設定次第で「快適」なプレイが見込めるレベルと評価されます。高品質設定でこのスコアが出ていることから、画質設定を標準品質などに調整すれば、よりスムーズなプレイが期待でき、人気のオンラインゲームを内蔵GPUでも十分に楽しめる実力を持っていると言えるでしょう。

これらの結果から、Radeon 780Mは、CPU内蔵グラフィックスでありながら、軽量なゲームから中程度の負荷のゲームまで、解像度や画質設定を調整することで幅広く対応できる高いポテンシャルを持っていると評価できます。クリエイティブ用途でのGPUアクセラレーションや、外部GPUを搭載しない薄型ノートPCでのゲームプレイなど、様々な場面でその性能を発揮することが期待されます。

ゲーム性能

AMD Ryzen 9 7940HSプロセッサーとRadeon 780Mグラフィックスを搭載したPCのゲーム性能について、ベンチマーク結果を踏まえ、具体的なゲームタイトルとその動作フレームレート(FPS)の目安を紹介します。

AMD Ryzen 9 7940HSはPassmarkスコア「30511」が示す通り、非常に高いCPU処理能力を持ち、ゲームにおいてもボトルネックとなる場面は少ないでしょう。内蔵GPUのRadeon 780Mも、Fire Strikeグラフィックスコア「7079」、Time Spyグラフィックスコア「2556」という数値から、内蔵GPUとしては卓越した性能を有しており、エントリークラスの単体グラフィックスカードに迫る描画能力を持ちます。この組み合わせにより、フルHD(1920×1080)解像度であれば、多くのゲームタイトルを画質設定の調整次第で楽しむことが可能です。

人気ゲームタイトルのFPS

  • 原神 (Genshin Impact): 広大なオープンワールドを探索するアクションRPG。フルHD解像度、中程度の画質設定で、おおむね45-60fpsでの動作が見込めます。フィールド探索は比較的滑らかに行え、元素反応を駆使した戦闘シーンでは多少フレームレートが変動することもありますが、ゲームプレイに大きな支障はないレベルで遊べます。
  • タワーオブファンタシー (Tower of Fantasy): 未来的な世界観を持つオープンワールドアクションRPG。フルHD解像度、中程度の画質設定で、40-60fps程度での動作が期待されます。探索や乗り物での移動、アクション性の高い戦闘など、負荷状況に応じてフレームレートは変動しますが、全体としてはプレイ可能な範囲で動作します。
  • 鳴潮 (Wuthering Waves): 高速戦闘が特徴のオープンワールドアクションRPG。フルHD解像度、中程度の画質設定で、40-55fpsでの動作が見込めます。特に戦闘中のエフェクトが多い場面ではフレームレートが低下する傾向がありますが、画質設定を調整することで、スタイリッシュなアクションを楽しむことができます。
  • 崩壊:スターレイル (Honkai: Star Rail): 宇宙を舞台にしたターン制コマンドバトルRPG。フルHD解像度、高画質設定でも60fpsに張り付いた安定した動作が可能です。ターン制バトルが中心のため、フレームレート変動の影響は少ないですが、フィールド探索や美麗な必殺技演出を非常に滑らかに表示します。
  • パルワールド (Palworld): 不思議な生物「パル」と共存するオープンワールドサバイバルクラフトゲーム。フルHD解像度、低から中程度の画質設定で、30-50fps程度での動作が見込めます。拠点に多くのパルや建築物が増えると負荷が高まりますが、画質を調整すれば、パルの収集やクラフトといった基本的なゲームプレイは十分に楽しめます。
  • エルデンリング (Elden Ring): ダークファンタジー世界を冒険する高難易度アクションRPG。フルHD解像度、低画質設定で、35-50fps程度での動作が期待されます。広大なフィールドや強大なボスとの戦闘ではフレームレートが不安定になることもありますが、画質設定を妥協することで、探索や戦闘をこなすことは可能です。
  • モンスターハンターワイルズ (Monster Hunter Wilds): シームレスな世界での狩猟を楽しむアクションRPG(発売前)。これまでのシリーズの傾向や想定されるグラフィックス負荷から、フルHD解像度、最低画質設定で30fps前後での動作になることが考えられます。快適な狩猟体験のためには、より高性能なグラフィックスカードが推奨されます。

FPS・バトルロイヤルゲームタイトルのFPS

  • Apex Legends: 3人1組で戦う人気のバトルロイヤルFPS。フルHD解像度、低画質設定であれば、60-90fps程度での動作が期待されます。競技性が高くフレームレートの高さが有利に働くため、設定を低くすることで、比較的滑らかな視点移動と射撃戦を実現し、快適なプレイが可能です。
  • Valorant: 5対5のチームベースタクティカルFPS。フルHD解像度、中から高画質設定でも120fpsを超える高いフレームレートでの動作が見込めます。CPU負荷、GPU負荷ともに比較的軽いため、非常に滑らかな映像で、精密なエイムや素早い反応が求められる競技シーンでも問題なくプレイできます。
  • Fortnite: 建築要素が特徴的なバトルロイヤルTPS/FPS。フルHD解像度、パフォーマンスモード(低画質設定)を適用することで、60-100fps程度での動作が期待されます。描画設定の選択肢が多く、パフォーマンスモードを選択すれば、建築バトルや近接戦闘もスムーズに行えます。
  • Overwatch 2: チームで協力して目標達成を目指すヒーローシューター。フルHD解像度、中程度の画質設定で、60-80fps程度での動作が見込めます。テンポの速い戦闘や、各ヒーロー固有のアビリティを駆使した連携プレイを滑らかに楽しむことができます。
  • 荒野行動 (Knives Out): スマートフォン発の人気バトルロイヤルTPS/FPS。PC版は比較的動作が軽く、フルHD解像度、高画質設定でも60fps以上での快適な動作が可能です。広大なマップでの探索や銃撃戦をスムーズにプレイできます。

その他の注目ゲームタイトル

  • サイバーパンク2077 (Cyberpunk 2077): 巨大都市ナイトシティを舞台にしたオープンワールドアクションRPG。フルHD解像度、低画質設定に加えて、アップスケーリング技術であるAMD FidelityFX Super Resolution (FSR) を「バランス」または「パフォーマンス」設定で活用することにより、30-40fps程度での動作を目指せます。非常に負荷の高いタイトルであり、画質は大きく妥協する必要がありますが、ストーリーを進めることは可能です。場面によっては動作が重く感じることもあります。
  • Forza Horizon 5: メキシコを舞台にしたオープンワールドレースゲーム。フルHD解像度、低から中程度の画質設定で、50-60fpsでの動作が見込めます。比較的最適化が進んでおり、内蔵GPUでも美しいオープンワールドでのドライブを滑らかに楽しむことが可能です。
  • アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン (Armored Core VI: Fires of Rubicon): パーツを組み替えて自分だけのメカで戦うアクションゲーム。フルHD解像度、低画質設定で、40-60fps程度での動作が見込めます。高速機動やミサイルが飛び交う激しい戦闘シーンではフレームレートが変動することもありますが、設定次第でメカアクションを十分に楽しめます。
  • ストリートファイター6 (Street Fighter 6): 人気の対戦格闘ゲームシリーズ最新作。フルHD解像度、低画質設定、または描画負荷を軽減する設定を適用することで、対戦に重要な60fpsでの安定動作を目指せます。キャラクターの動きや技の応酬をスムーズに表示し、オンライン対戦も可能なレベルです。

これらの情報から、AMD Ryzen 9 7940HSとRadeon 780Mの組み合わせは、フルHD解像度において画質設定を適切に調整することで、多くの人気ゲームタイトルをプレイ可能な性能を持っていることがわかります。特にValorantのような比較的軽量なeスポーツタイトルでは高フレームレートでのプレイが実現でき、幅広いゲーム体験を提供できるポテンシャルがあります。

対応ソフト・アプリ

GEEKOM A7はAdobeのフォトショップ(Photoshop)での画像編集、イラストレーター(Illustrator)によるグラフィック制作、ライトルーム(Lightroom)の写真編集、プレミア ラッシュ(Premiere Rush)による映像制作に対応しています。

また、動画制作では豪Blackmagic Designが開発した高機能な動画編集ソフト「DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)」サイバーリンクが開発した動画編集ソフト「PowerDirector」を利用できます。

そのほか、3Dのグラフィック制作として

ルクシオンが開発する3Dレンダリング・アニメーションソフトウエア「Keyshot 11」、グラフィック ソフトウェア会社 OTOY Inc. によって開発されたレンダリングソフト「Octane Render」、ドイツのMAXON Computer社によるアニメーション、シミュレーションソフト「Cinema 4D」、オープンソースの統合型3DCGソフト「Blender」が使えるようになっています。

生成AIサービス

生成AIサービスは有料のものを含めて、ChatGPT、Stable Diffusion(ステーブル ディフュージョン)、Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)、Google Gemini(ジェミニ)、Microsoft Copilot(コパイロット)、Meta Llama (ラマ)3など主要なサービスを利用できます。

メリット2:航空グレードのアルミニウム合金の小型軽量ボディ

新モデル「GEEKOM A7」は軽くて頑丈な航空グレードのアルミニウム合金を採用しています。

CNC加工、金属砂吹き、陽極酸化などの複数の生産工程を経て製造され、シルバーカラーの美しい外観になっています。

サイズは12.4 x 112.4 x 37 mm、重さは470 gです。

複数の耐久テスト(振動、高温、低温、落下、高度、温度・湿度)もクリアした頑丈な作りで、

長期間の使用に耐えられます。

また、VESA マウントにも対応し、モニターの背面に設置できます。

「GEEKOM A7」のデザインは下の動画でチェックできます。

Youtubeショート動画でデザインをチェックする

Instagramでデザインをチェックする

メリット3:USB 4ポート搭載で4K 4画面出力に対応

新モデル「GEEKOM A7」は1つのUSB 4 Gen3 Type-Cポートを搭載。40Gbpsのデータ転送や8K映像出力、PD充電に対応しています。

また、2つのHDMI 2.0ポートを搭載。USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 4 Gen3 Type-Cポートと組み合わせて4K 4画面出力も利用できます。

そのほか、3つのUSB 3.2 Gen 2 Type-Aポートと1つのUSB 2.0 Type-Aポートを搭載。合計4つのUSBポートで外付けHDDなどの周辺機器ともスムーズに接続できます。

メリット4:PCIe 4.0のM.2 SSDとDDR5-5600メモリを採用

新モデル「GEEKOM A7」はストレージにM.2 2280 PCIe Gen 4×4 SSDを搭載し、最大2TBまで搭載できます。

また、M.2 2242 SATAIII SSDの拡張スロットを搭載し、最大1TBまで搭載可能です。

M.2 2280と組みあわせると、合計3TBのストレージを搭載できます。

そのほか、DDR5-5600MT/s規格のメモリを32GB搭載しています。

DDR5規格の転送速度は最大6.4Gbpsで、DDR4規格(最大3.2Gbps)よりも2倍 高速です。

2つのスロットを搭載し、合計で最大64GBまで拡張できます。

メリット5:GEEKCOOL4.0採用の冷却システムを採用

新モデル「GEEKOM A7」はGEEKCOOL4.0 テクノロジー採用の冷却システムを搭載しています。

この冷却システムは銅パイプと大型の静音ファンで本体の高熱化を防ぎ、安定して動作します。

また、静音で動作するため、音に邪魔されずに作業に集中できます。

メリット6:Wi-Fi 6E・Bluetooth 5.3・2.5G 有線LANに対応

新モデル「GEEKOM A7」は2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できるWi-Fi 6Eに対応し、

遅延のないオンライン ゲーム、8K ビデオ ストリーミング、リアルタイム VRを快適に楽しめます。

また、Bluetooth 5.3をサポートし、ワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。

そのほか、2.5Gのギガビット有線LAN通信に対応し、有線接続でより安定した通信が利用できます。

他メーカーのミニPCと比較

新モデル「GEEKOM A7」と他メーカーのミニPCを比較してみました。

メモリ・ストレージを比較

GEEKOM A7」はDDR5-5600MT/s規格のメモリを32GB搭載し、最大64GBまで拡張できます。また、2TB M.2 2280 PCIe Gen 4×4 SSD(最大2TB)を搭載し、M.2 2242 SATAIII SSDの拡張スロット(最大1TB)を活用して、合計で3TBまで拡張できます。

一方、「MINISFORUM UM790 Pro」は16GB/32GB/64GB DDR5‐5600MHzメモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。また、512GB/1TB M.2 2280 PCIe4.0 SSD ストレージ搭載で拡張もできます。

Beelink SER7」は32GB DDR5 5600MHz メモリを搭載しています。また、1TB M.2 SSD ×2 NVMe PCIe 4.0 2280ストレージ搭載で、M.2 SSD PCIe 4.0で拡張もできます。

GMKtec NucBox K6」は32GB DDR5-5600メモリ搭載で最大64GBまで拡張できます。また、512GB/1TB M.2 PCIe 4.0 x4 2280 ストレージ搭載で、最大2TB (PCIe 4.0 をサポート)まで拡張できます。

インターフェースを比較

GEEKOM A7」はUSB 4 Gen3 Type-C (40Gbps/PD/DP) ×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C ×1、USB 3.2 Gen 2 Type-A x3、USB 2.0 Type-A ×1、HDMI 2.0 ×2などを搭載しています。

一方、「MINISFORUM UM790 Pro」はSB 4.0 Type-C (Alt PD/40G/DP出力) ×2、USB3.2 Type-A (Gen2) ×4、HDMI 2.1 ×2などを搭載しています。

Beelink SER7」はUSB4 (40Gbps/PD3.0/DP1.4) ×2、Type-C ×1、USB 3.2 ×1、USB 2.0 ×2、DP 1.4 ×1、HDMI 2.1 ×1などを搭載しています。

GMKtec NucBox K6」はUSB 4.0 Type-C (40Gbps/PD充電/DP1.4) x1、USB3.2 (Gen2/10Gbps) x2、USB 3.2 x1、USB 2.0 x1、Displayport x1、HDMI 2.0(4K@60Hz) x1などを搭載しています。

通信 性能を比較

GEEKOM A7」はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3、2.5Gのギガビット有線LAN通信を利用できます。

一方、「MINISFORUM UM790 Pro」はWi-Fi 6EとBlueTooth 5.2、2.5Gのギガビット有線LAN通信に対応しています。

Beelink SER7」はWi-Fi 6とBlueTooth 5.2、2.5Gのギガビット有線LAN通信に対応しています。

GMKtec NucBox K6」はWi-Fi 6とBlueTooth 5.2、2.5Gのギガビット有線LAN通信に対応しています。

サイズ・重さ・カラーを比較

GEEKOM A7」はサイズ 112.4 x 112.4 x 37 mm、重さ470 gで、シルバーカラーを用意しています。

一方、「MINISFORUM UM790 Pro」はサイズ 127×128×47mm、重さ約666gで、ダークグレーカラーを用意しています。

Beelink SER7」はサイズ 126 x 113 x 49mm、重さ649gで、オレンジ、スペースグレー、オブシディアン ブラック、グリーンの5色カラーを用意しています。

GMKtec NucBox K6」はサイズ12.88 x 12.7 x 4.78 cm(重さは不明)でスティールブルー、スペースブルーの2色カラーを用意しています。

GEEKOM A7のスペック

  • プロセッサ AMD Ryzen R9-7940HS (4nm/64bit/8コア/16スレッド/最大5.2GHz)
    ※AMD Ryzen R7-7840HS (8コア/16スレッド/最大5.1GHz)モデルもあり
  • GPU AMD Radeon 780M グラフィックス
  • RAM(メモリ) 32GB DDR5-5600MHz Dual channel
  • 拡張メモリ 最大64GBまで (DDR5 262PIN 5600MHz SODIMM)
  • ストレージ 2TB M.2 2280 SSD (PCIe 4.0 x4/NVMe) ※最大2TBまで
  • 拡張ストレージ M.2 2242 SATA 3.0 (スロットあり)で最大1TBまで
  • 電源 19V 電源アダプター (120W)、地域固有の AC コード (IEC C5) 付き
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
  • 有線LAN インテル 10/100/1000/2500 Mbps RJ45 RTL8125BG-CG
  • インターフェース USB 4 Gen3 Type-C (40Gbps/PD/DP) ×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C ×1、USB 3.2 Gen 2 Type-A x3、USB 2.0 Type-A ×1、SDカードリーダー ×1、3.5mmフロントステレオヘッドセットジャック ×1、RJ45 ×1、HDMI 2.0 ×2、DC入力 ×1、電源ボタン ×1 、ケンジントンロック ×1
  • 映像出力 8K(単一)、4K 4画面
  • 冷却システム GEEKCOOL4.0 テクノロジー(銅パイプと大型の静音ファン)、静音(≤45Db)
  • 筐体 航空グレードのアルミニウム合金、CNC加工、金属サンドブラスト、陽極酸化
  • OS Windows 11 Pro
  • サイズ 112.4 x 112.4 x 37 mm
  • 重量 470 g
  • カラー シルバー
  • 付属品 1×電源アダプター 1×HDMIケーブル 1×ユーザーガイド 1×ありがとうカード

GEEKOMの口コミ情報・評判

GEEKOM(ギーコム)は2020年8月に中国で設立されたPC製造・販売を手掛けるPCメーカーです。

厳しい耐久テストを課しているため、高品質で、バックドアなどの心配は不要です。

Amazon.co.jpではGEEKOMの公式ストアがあり、万が一の初期不良などのトラブルでも交換や返品に応じてくれるので安心です。

ネット上にある口コミ情報では、

・期待以上に快適に動作する

・仕事用のPCとして十分に使える

・コンパクトで静か

・パワフルだがあまり発熱しない

など高評価のコメントが多数掲載されています。

なお、インターネット上には、「〇〇〇はどこの国?安全?」や「〇〇〇はやめとけ? どこの会社?」などのタイトルで検索上位を狙い、中国系メーカーの批判をしたり、間違った情報を流したりするサイトが大量に作られています。危険なので鵜呑みにしないようにしましょう。

GEEKOM ミニPCは安全に使えるか?

GEEKOM ミニPCは厳しい品質テスト耐久テストを課しているため、長期間 安全に使用できます。

公式ショップでは3年間の保証が付き、万が一トラブルが発生しても修理や新品の交換に応じてくれます。

また、オンラインカスタマーサービス、電話サポート、メールにも対応しています。

30日以内に製品が人為的でない故障を起こした場合は返品、交換にも応じてくれるので安心です。

なお、バックドアなどが報告されたことはありません。

Windows 11 OSもボリュームライセンスではなく、正規のOEM版です。

GEEKOM A7のデザインについて

小型軽量のスタイリッシュなデザインです。

サイズはタテ112.4 x ヨコ112.4 mmで、厚さはわずか37 mmと、非常に薄型です。

重さは470 gと非常に軽く、他の小型PC(約650g前後)と比べて、180gほど軽くなっています。

筐体はアルミ合金製で、カラーは光沢のあるシルバーを採用。ボディの四隅は丸みがある形状で、側面には豊富なポート類がずらりと並んでいます。

全体的にフレッシュで、スタイリッシュな印象です。一般的なミニPCにはない気品のあるデザインで、セレブな高級感が漂っています。

GEEKOM A7の評価

6つの基準で「GEEKOM A7」を5段階で評価すると以下のようになります。

スペック:★★★★★

デザイン:★★★★

通信:★★★★

機能:★★★

使いやすさ:★★★★

価格:★★★

総合評価

GEEKOMから発売されたハイエンドなミニPCです。パワフルなAMD Ryzenプロセッサと豊富なインターフェースを備え、4K 4画面出力Wi-Fi 6E強力な冷却システムにも対応しています。

プロセッサは「MINISFORUM UM790 Pro」と同じRyzen 9 7940HSで、PassmarkのCPUベンチマークで約3万ほど。Ryzen 7 7840HS搭載モデル(「Beelink SER7」、「GMKtec NucBox K6」と同じ)も用意されていますが、PassmarkのCPUベンチマークは同じく3万ほどであまり大きな差はありません。

CPU内蔵のGPUも同じRadeon 780Mで、3DMark Fire Strike によるグラフィックスコアも同じく8千前後になります。ゲーミング性能は、LOLでFPS 160-180、DOTA2でFPS 95-120など高フレームレートを連発しており、SteamPCゲームはほぼすべて動作する性能を持っています。NVIDIA GeForce GTX1650Ti とほぼ同じくらいのグラフィック性能なので、ゲームに関しては十分な性能だといえます。

また、インターフェースにはUSB 4 Gen3 Type-C ポートを搭載し、40Gbpsの高速転送や8K映像出力が利用できます。このほかにType-C(USB 3.2 Gen 2 Type-C ×1)を一つ、USB-Aポートを4つ(USB 3.2 Gen 2 Type-A x3、USB 2.0 Type-A ×1)搭載しており、インターフェースに関しては「MINISFORUM UM790 Pro」とほぼ同じ性能を備えているといえます。

そのほか、2つのHDMIポートと2つのType-Cポートを組み合わせて4K 4画面出力が利用可能。Wi-Fi 6Eの超高速通信が利用できるほか、GEEKCOOL4.0 テクノロジー採用の強力な冷却システムも利用できます。

全体的なスペックは非常に高く、特にプロセッサ性能、グラフィック性能が高いため、ゲーミングPCとして活用できるというメリットがあります。インターフェースや通信性能も高いため、仕事用のPCとしても十分に使えるでしょう。

ただし、ベアボーンモデルを用意していないというデメリットがあります。ベアボーンモデルで十分な人は「MINISFORUM UM790 Pro」や「GMKtec NucBox K6」などを選んだ方がいいかもしれません。

GEEKOM A7」の発売時の価格は、$849.00 (日本円で約125,743円)。

Ryzen 9 7940HSプロセッサを搭載したハイエンドなミニPCを探している人におすすめです。

GEEKOM A7の価格・購入先

GEEKOM公式サイト

118,000円(32GB+2TBモデル・3000円OFFの割引コード:midori3000)で販売されています。

※支払い方法はクレジットカード、デビットカード、American Express、Apple Payです。

GEEKOM公式サイトで「GEEKOM A7」をチェックする

ECサイト

Amazonで110,000円、

楽天市場で95,800円(送料無料・中古Aランク品)、

米国 Amazon.comで$799.00 (日本円で約128141円)、

で販売されています。

Amazonで「GEEKOM A7」をチェックする

楽天市場で「GEEKOM A7」をチェックする

ヤフーショッピングで「GEEKOM A7」をチェックする

米国 Amazon.comで「GEEKOM A7」をチェックする

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おすすめの類似モデルの紹介

「GEEKOM A7」と似た性能を持つミニPCも販売されています。

Minisforum AtomMan X7 Ti

Minisforumから発売された4インチのタッチスクリーン付きのミニPCです。第14世代のIntel Core Ultra 9 185H搭載で、1080P HD カメラ、デュアルマイク、冷却システム、Wi-Fi 7に対応しています。

関連記事:モニター付き「Minisforum AtomMan X7 Ti」ミニPCの性能を解説

MINISFORUM UM790 Pro

MINISFORUMから発売されたRyzen 9 7940HS搭載のミニPCです。最大1TB M.2 SSD、USB 4.0搭載で、8K 4画面出力、Wi-Fi 6E、冷却システムに対応しています。

価格は、Amazonで125,980円 (税込・32GB+1TBモデル・18500円 OFFクーポン付き)、楽天市場で132,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで93,500円(送料無料・並行輸入品)、

AliExpressでUS $438.90 (16GB+500GBモデル・日本円で約65,004円)、MINISFORUM公式サイトで103,580円(32GB+1TBモデル・ベアボーンモデルは79,980円、64GB+1TBモデルは118,980円)です。

関連記事:「MINISFORUM UM790 Pro」超爆速で安い? RyzenミニPCと徹底 比較!

Beelink SER7

Beelinkから発売されたRyzen 7 7840HS搭載のミニPCです。1TB M.2 SSD、拡張スロット、USB4搭載で、4K 4画面出力、Wi-Fi 6、VESAマウントに対応しています。

価格は、Amazonで96,800円 (税込・Ryzen7 7840HS・32GB+1TB)、楽天市場で110,918円(送料無料)、ヤフーショッピングで115,771円、

AliExpressでUS $629.62 (日本円で約93251円)、米国 Amazon.comで $599.20 (日本円で約88,746円)、Beelink公式サイトで$739.00です。

関連記事:「Beelink SER7」超高速でも安い? ハイスペックなRyzenミニPCと徹底 比較!

GMKtec NucBox K6

GMKtecから発売されたRyzen 7 7840HS搭載のミニPCです。512GB/1TB M.2 SSD、USB 4.0ポートを備えるほか、4K 3画面出力、Wi-Fi 6、デュアル有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで106,800円(18000 OFFクーポン付き)、楽天市場で126,295円(送料無料)、ヤフーショッピングで113,208円(送料無料)、

GMKtec公式サイトで$579.99 ($150 OFFクーポン適用で実質$429.99、日本円で約61,852円)、AliExpressでUS $439.99 (日本円で約65166円・ベアボーンモデル)、米国 Amazon.comで$749.99 ($150 OFFクーポン付き・32GB+1TBモデル・クーポン適用で日本円で約88863円)です。

関連記事:「GMKtec NucBox K6」で価格破壊か? 超人気ハイエンド小型PCと徹底 比較!

他のGEEKOMミニPCと比較

他にもGEEKOMのミニPCが販売されています。2025、2024年モデルもあるので、ぜひご覧ください。

GEEKOMミニPC完全ガイド!2025 全機種比較と性能/選び方を徹底解説

その他のおすすめ小型PCは?

その他のおすすめ小型PCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

激安で買える海外製の小型PC 最新 機種 ラインナップ まとめ

海外製の小型PCをまとめて紹介しています。

Intel N150ミニPCはこう選べば正解!2025最新の性能・価格を比較

インテル N150搭載ミニPCをまとめて紹介しています。

ミニPCはインテル N100 搭載モデルを選べ! 2024 最新機種と選び方

インテル N00搭載ミニPCをまとめて紹介しています。

リビングにふさわしい超小型デスクトップPC ラインナップ 機種 まとめ

国内で販売されたリビング用の小型PCをまとめて紹介しています。

MINISFORUM UM760 Slim徹底レビュー!メモリ増設で激変する?

MINISFORUM UM760 Slim 外観
2024年9月に国内発売された「MINISFORUM UM760 Slim」は、Zen 4世代のAMD Ryzen 5 7640HSを搭載し、5万円台という価格帯ながら高い性能を秘めたマシンとして注目を集めています。

このレビューでは、UM760 Slimが日々の作業やゲームをどれだけ快適にこなせるのか、そしてその真価を発揮するために不可欠な「メモリ増設」によってパフォーマンスがどう激変するのかを徹底的に検証しました。

※この記事は、旧製品:UM760 Proの記事を現行モデル:UM760 Slimの情報に更新したものです。

先に結論からお伝えしましょう

  • MINISFORUM UM760 Slim の長所(Pros):
  • 5万円台という圧倒的なコストパフォーマンス
  • 旧世代ハイエンド機に匹敵する強力なCPU性能 (Ryzen 5 7640HS)
  • 日常使いではほぼ無音と言える卓越した静音性
  • PCIe 4.0 SSDを2基搭載できる妥協のないストレージ拡張性
  • USB4ポート搭載、PD給電(100W)や3画面出力に対応
  • Windows 11 Proを標準搭載

MINISFORUM UM760 Slim の短所(Cons):

  • 標準の16GBシングルチャネルメモリではGPU性能が著しく制限される(メモリ増設が必須)
  • スリープ機能が不安定になる個体がある
  • USB-Cポートが背面に1つのみで、SDカードリーダーがない
  • OCuLinkポートは非搭載(兄弟機UM760 Plusのみ)

総合評価:

MINISFORUM UM760 Slimは、5万円台で旧世代ハイエンド機に匹敵するCPU性能、ほぼ無音の静音性、デュアルGen4 SSDスロットという驚異的な拡張性を備えた、コストパフォーマンス最強の一台です。ただし、その真価は「メモリ増設」によってのみ引き出されます。標準の16GBシングルチャネル構成ではGPU性能が著しく制限されるため、PCの分解やBIOS設定に抵抗がない中級者以上のユーザーにおすすめです。

この記事で分かること

  1. 外観・デザイン: 艶消しブラックの樹脂筐体、サイズと重量(約595g)、指紋の目立ちにくさ、VESAマウント、付属品
  2. 接続ポート: USB4 (PD給電対応)、USB 3.2 Gen2、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4、2.5G有線LAN、モニター出力(3画面)
  3. プロセッサ性能: AMD Ryzen 5 7640HS (Zen 4)、Radeon 760M (RDNA 3)、CPU・GPUベンチマーク (Cinebench, 3DMark)、CPU・グラフィック性能比較
  4. ゲーム性能(メモリ増設前後): 『モンスターハンターワイルズ』ベンチ、『原神』、『Apex Legends』、『ストリートファイター6』の実測フレームレート (FPS) 比較
  5. 実用性能: ゲーム以外の動作感(ブラウザ多重起動)、DTM(Studio One)、画像編集(Affinity Photo)
  6. 冷却・静音性: SSDアクティブファン、CPU温度(高負荷時91℃)、排熱性能、ファンノイズ(静音性)
  7. 消費電力: アイドル時(約7.5W)、スリープ時(0.0W)、最大消費電力(約91W)
  8. 内部と拡張性: 分解方法(底板の開け方)、メモリ増設(DDR5, デュアルチャネル必須)、VRAM割り当て(BIOS設定)、SSD増設(M.2 2280 x2, PCIe 4.0対応)
  9. ソフトウェア: Windows 11 Pro、初期設定・セットアップ、クリーンインストール、UEFI (BIOS) の入り方、ドライバーダウンロード、スリープ不具合
  10. 通信性能: 2.5G LAN、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2、Wi-Fiモジュールの交換
  11. 総評: メリットとデメリットの全まとめ、5段階評価
  12. スペック: UM760 Slimの全スペック詳細
  13. 価格・購入先: 公式サイト、Amazon、ベアボーンモデル、中古市場、価格、クーポン情報

この記事を最後まで読むことで、「MINISFORUM UM760 Slim」が本当に「買い」なのかどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク / AliExpress リンク

公式ページ: Minisforum UM760 SlimミニPC|AMD Ryzen™ 5 7640HS

デザイン:MINISFORUM UM760 Slimの筐体とインターフェース

MINISFORUM UM760 Slimのデザイン。側面。

ここでは、MINISFORUM UM760 Slimの筐体デザイン、サイズ感、そして日々の使い勝手に直結する接続ポート類について詳しくレビューしていきます。

筐体デザインとサイズ感

UM760 Slimの筐体は樹脂製ですが、上質な艶消しブラック塗装が施されており、安っぽさは感じられません。派手な装飾はなく、スタイリッシュでモダンな外観は、どんなデスクにも馴染むでしょう。天板のロゴも控えめで好感が持てます。また、この艶消し仕上げは指紋や油脂が目立ちにくいという実用的なメリットもあります。

MINISFORUM UM760 Slimが机の上に置かれている。

サイズは126.8×130×50mm、重量は本体だけで約595gと非常に軽量コンパクトです。電源アダプタを含めても1kgを切るため、設置場所を選びません。ただし、電源ボタンが筐体と同系色で、最初は少し識別しにくいかもしれません。電源オン時には青く点灯します。

充実の接続ポートとモニター出力

コンパクトな筐体ながら、インターフェースは非常に充実しています。前面には使用頻度の高いUSB 3.2 Gen2 (Type-A)が2つと、3.5mmコンボジャックが配置されています。

MINISFORUM UM760 Slimの接続ポート 背面

背面には、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4、そして多機能なUSB4ポートが並びます。これにより、最大3画面の同時出力(8K対応)が可能です。PCゲームや動画編集で広い作業領域を確保したい場合に、この3画面出力は大きな力となります。他にも2.5Gの有線LANポートと、キーボードやマウスレシーバーの接続に便利なUSB 2.0が2つ搭載されています。

あえて言うなら、USB-C (USB4) ポートが背面に1つだけ、そしてSDカードスロットが非搭載な点は少し惜しいポイントです。カメラからデータを取り込む際などは、別途ドングルやハブが必要になります。

モバイル運用も可能なPD給電対応

MINISFORUM UM760 Slim 前面の接続ポート。USB4ポート。

注目すべきは、背面のUSB4ポートが最大100WのUSB PD(Power Delivery)入力に対応している点です。付属のACアダプタは120Wと十分な出力がありますが、このPD対応により、市販の高性能なPD充電器(例えばUGREENの100W充電器など)を代わりに使用できます。

実際に65WのPD充電器でも起動は確認できましたが、周辺機器を接続して安定したパフォーマンスを求めるなら、100Wクラスの充電器を用意すると安心です。出張先や旅行先に本体だけ持っていく際、荷物を大幅に減らせるため重宝します。

付属品とVESAマウント

MINISFORUM UM760 Slimの付属品

付属品は、120Wの電源アダプタとケーブル、HDMIケーブル、そしてVESAマウント用のスタンドとネジ類です。珍しい点として、底面のゴム足の予備も付属していました。

付属のVESAマウントを使えば、モニターやテレビの背面に本体を直接取り付けることができます。これにより、デスク上のスペースを一切取らず、配線を隠したすっきりとした作業環境を構築できます。

MINISFORUM UM760 SlimのVESAマウント

まとめ:デザイン

  • 外観:高級感のある艶消しブラックで、樹脂製ながら安っぽさがなく指紋も目立ちにくい。
  • サイズ・重量:約595gと軽量コンパクトで、設置場所や持ち運びにも困らない。
  • ポート構成:前面にUSB 3.2 Gen2を2基、背面にHDMI 2.1、DP 1.4、USB4を搭載。
  • モニター出力:最大3画面の8K出力に対応し、マルチタスクやクリエイティブ作業に最適。
  • PD給電:最大100WのPD入力に対応 しており、市販のPD充電器での運用も可能。
  • 惜しい点:USB-Cポートが背面に1つのみ で、SDカードリーダーが非搭載。
  • 付属品:VESAマウントが標準で付属し、モニター裏へのスマートな設置が可能。

パフォーマンスとゲーム性能:MINISFORUM UM760 SlimのRyzen 5 7640HS実力検証

MINISFORUM UM760 SlimのCPU

ここではMINISFORUM UM760 Slimが搭載するAMD Ryzen 5 7640HSのパフォーマンスとゲーム性能について紹介します。

ベンチマーク

UM760 Slimは、CPUにAMD Ryzen 5 7640HSを搭載しています。これはZen 4アーキテクチャを採用した6コア12スレッドのAPUで、最大5.0GHzで動作します。内蔵されるGPUはRDNA 3世代のAMD Radeon 760M(8コア)で、これにより旧世代よりも効率と性能が向上しています。

AMD Ryzen 5 7640HS

CPUのベンチマーク結果>(16GBメモリ搭載の場合)

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「22932」
  • Geekbench 6のシングルコア「2441」、マルチコア「9313」
  • Cinebench R23 シングルコア「1704」、マルチコア「12878」
  • Cinebench 2024 シングルコア「99」、マルチコア「702」
  • PCMark 10 スコア「6871」(よく利用されるアプリの使用感を計測)※32GBメモリで「7000」

GPUのベンチマーク結果・Radeon 760M グラフィックスコア

16GBメモリ搭載の場合

  • Fire Strike グラフィックスコアで「4524」(DirectX 11)※32GBメモリで「7158」
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「2262」
  • Time Spy グラフィックスコアで「1594」(DirectX 12)※32GBメモリで「2592」
  • 3DMark Night Raidで「19216」(DirectX 12, 低負荷)※32GBメモリで「32643」
  • 3DMark Wild Life「14515」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

ベンチマーク結果からわかること

CPU性能は非常に高く、日常使いやオフィスワークでは全く不満のないスコアです。Geekbench 6のシングルコアは約2400~2500、Cinebench R23のマルチコアは約12800と、旧世代のハイエンドモデルに匹敵する処理能力を持っています。

しかし、最も注目すべきはGPU性能です。標準の16GB(多くの場合シングルチャネル)状態では、Radeon 760Mの性能を全く引き出せていません。3DMarkのスコア比較で明らかなように、メモリをデュアルチャネル(32GBなど)にするだけで、Fire StrikeやTime Spyのスコアが約1.6倍に向上します。ゲームやクリエイティブ作業を快適に行いたい場合、メモリ増設は必須と言えるでしょう。

CPU性能を比較

MINISFORUM UM760 Slimが搭載するAMD Ryzen 5 7640HSのCPU性能を、PassmarkのCPUベンチマークで比較してみました。

PassmakのCPUベンチマークで比較> ※マルチコア

[スコア:CPU名:機種名]

  1. 24967:Core Ultra 7 155H (GEEKOM GT1 Mega)
  2. 24225:Ryzen 7 7735HS (GMKtec NucBox K5)
  3. 22932:Ryzen 5 7640HS (MINISFORUM UM760 Slim)
  4. 22418:Core Ultra 5 125H (MINISFORUM UH125 Pro)
  5. 21080:Ryzen 7 5800H (Beelink SER5 MAX)
  6. 20647:Core i9-11900H (Minisforum MS-01)
  7. 18798:Ryzen 5 6600H (Beelink EQ6)
  8. 18346:Ryzen7 5825U (BMAX B5 A Pro)
  9. 15904:Core i5 11400H (Blackview MP200)
  10. 15850:Ryzen 7 5700U (Blackview MP100)

CPU性能の比較からわかること

Ryzen 5という型番から受ける印象とは異なり、そのCPU性能は非常に強力です。比較表の通り、旧世代のハイエンドCPUであるRyzen 7 5800HCore i9-11900Hを明確に上回るスコアを記録しています。また、最新世代のCore Ultra 5 125Hと比較しても遜色ない性能です。5万円台という価格を考慮すると、このCPU性能は驚異的であり、非常に高いコストパフォーマンスを実現していると言えます。

GPU性能を比較

MINISFORUM UM760 Slimが搭載するAMD Ryzen 5 7640HSののGPU性能を、Time Spyのグラフィックスコアで比較してみました。

GPU性能をTime Spyで比較

[スコア:CPU名:GPU名:機種名]

  • 4000:Core Ultra 7 155H:Intel Arc Graphics(GEEKOM GT1 Mega)
  • 1700:Ryzen 7 7735HS:Radeon 680M (GMKtec NucBox K5)
  • 1594:Ryzen 5 7640HS:Radeon 760(16GB RAMのMINISFORUM UM760 Slim)
  • 2592:Ryzen 5 7640HS:Radeon 760(32GB RAMのMINISFORUM UM760 Slim)
  • 3300:Core Ultra 5 125H:Intel Arc Graphics(MINISFORUM UH125 Pro)
  • 1400:Ryzen 7 5800H:Radeon RX Vega 8 (Beelink SER5 MAX)
  • 1300:Core i9-11900H:Xe Graphics (Minisforum MS-01)
  • 1400:Ryzen 5 6600H:Radeon RX Vega 6 (Beelink EQ6)
  • 1300:Ryzen7 5825U:Radeon RX Vega 8 (BMAX B5 A Pro)
  • 1200:Core i5 11400H:Xe Graphics (Blackview MP200)
  • 1100:Ryzen 7 5700U:Radeon RX Vega 8 (Blackview MP100)

GPU性能の比較からわかること

GPU性能の比較では、メモリ構成の重要性が浮き彫りになります。標準の16GB(シングルチャネル)状態ではスコアが1594と伸び悩み、RDNA 3世代のGPU(Radeon 760M)の恩恵を感じられません。これは旧世代のRadeon 680M(Ryzen 7 7735HS)やVega 8(Ryzen 7 5800H)と同等か、それ以下の数値です。

しかし、メモリを32GB(デュアルチャネル)に増設するだけで、スコアは2592まで跳ね上がります。これにより、旧世代のAPUを明確に上回る性能を発揮できますが、Intelの最新GPUであるIntel Arc Graphics(Core Ultra 5/7)には及ばない結果となっています。

アプリの動作感:MINISFORUM UM760 Slimの日常パフォーマンス

MINISFORUM UM760 Slimでビデオ通話を利用している。

ここでは、ゲーム以外の日常的な作業(ブラウザ、オフィスソフト、クリエイティブ作業)におけるMINISFORUM UM760 Slimの実際の使用感についてレビューします。

ブラウジングとオフィス作業

Ryzen 5 7640HSの高いCPU性能は、日常的な作業において非常に快適なレスポンスを提供してくれます。PCの動作感を測るPCMark 10のスコアは「6871」(16GBメモリ時)と、オフィスワークの快適性の目安となる4,500を大きく上回っています。

実際に、ブラウザ(Vivaldiを使用)で調べ物をしながらタブを20個ほど開いた状態でも、動作が遅いと感じることはありませんでした。また、オフィスソフト(LibreOffice)でExcelファイルを扱った際も、もたつきは一切感じられず、通常の事務用途では必要充分以上のスペックだと感じました。

クリエイティブ作業(画像編集)

Photoshopの代替としてAffinity Photo 2を使い、CDのブックレット用の印刷データなど、比較的大きな画像データの編集も行いました。レイヤーを重ねたり、エフェクトを適用したりする場面でも、処理がもたつくことなく快適に作業できました。

Pugetbench for Photoshopのスコアも6,192と高く評価されており、特に写真編集において優れたパフォーマンスを発揮することが示されています。

DTM(音楽制作)での使用感

さらに負荷の高い作業として、DAW(Studio One 7 Pro)での楽曲制作も試してみました。VSTインストゥルメントとオーディオデータが混在する30トラック程度のプロジェクトで、各トラックに1~3個のプラグインを挿し、マスターにiZotopeのOzone11のような重いマスタリングプラグインをインサートした状態では、CPU使用率が70~80%に達しました。

正直なところ、この状態では「ギリギリ使える」レベルです。しかし、OzoneをオフにするだけでCPU使用率は40~50%まで低下します。そのため、打ち込みや録音の段階では重いプラグインはオフにしておき、最終的なMIX作業時にオンにする、といった運用で十分カバー可能です。5万円台のミニPCでここまで動けば、個人の楽曲制作なら完パケまで目指せる優秀な性能と言えます。

まとめ:ゲーム以外の動作感

  • ブラウジング:Vivaldiでタブを20個開いても快適に動作する。
  • オフィス作業:LibreOfficeでのExcel操作など、事務用途では全くもたつきを感じない。
  • 画像編集:Affinity Photo 2やPhotoshopでの作業もスムーズにこなせる。
  • DTM(音楽制作):Studio One 7 Proで30トラック程度のプロジェクトなら、重いプラグインの運用次第で十分実用的。
  • 全体的な体感:Core i7-14700FやM2 Pro Mac miniといったハイエンド機と比較しても遜色ない、キビキビとした動作を体感できる。

排熱性能と静音性:MINISFORUM UM760 Slimの冷却システムと動作音

MINISFORUM UM760 Slimの放熱設計

ここでは、MINISFORUM UM760 Slimの冷却性能と、実際の使用におけるファンの静音性についてレビューします。

効率的な冷却システム

UM760 Slimは、そのスリムな筐体に見合わず、効率的な放熱システムを搭載しています。CPU冷却には熱伝導率の高い相変化材料を採用し、3本の銅製ヒートパイプも備えています。さらに注目すべきは、底面側にSSDとメモリ専用のアクティブ冷却ファンが搭載されている点です。これにより、高負荷時でもストレージの温度を安定させ、パフォーマンスの低下を防ぎます。

高負荷時の排熱性能

MINISFORUM UM760 Slimの底面。排気孔。

実際のCPU温度は、TDP 45W設定でパフォーマンスをしっかり引き出している印象です。Cinebench R23のような重いベンチマークを連続で実行すると、CPUの最大温度は90.9℃から91.9℃に達することがありました。これは、最大ジャンクション温度(92℃)の許容範囲内で、性能を最大限に引き出すよう制御されている結果と言えます。

もちろん、これは極端な負荷をかけた場合であり、普段使いでここまで温度が上がることはありません。ブラウザ閲覧や動画視聴などの日常的な作業では、CPU温度は概ね40℃台で安定しており、非常によく冷えています。

驚くべき静音性

このPCで最も感動した点の一つが、その静音性です。普段使いにおいては、ファンが回っているのか分からないほど静かで、エントリークラスのN100搭載ミニPCと比べても遜色がありません。その静かさは、Geekbench 6のベンチマークを実行しても、耳を近づけないと聞こえないほどでした。

中程度の負荷がかかるDTM(音楽制作)作業中でも、ファンの音はほとんど気にならず、コンデンサーマイクでの録音にも十分耐え得る静かさです。『モンスターハンターワイルズ』のベンチマークのような高負荷時にはファンの回転音は聞こえますが、それでも一般的なノートPCの高負荷時よりは静かに感じられました。不快な高周波音がないのも素晴らしい点です。

まとめ:排熱性能と静音性

  • 冷却システム:CPUの相変化材料と3本のヒートパイプに加え、SSD/メモリ専用のアクティブファンを底面に搭載。
  • CPU温度(高負荷時):Cinebench R23実行時で最大90.9℃〜91.9℃に達し、性能を使い切る設計。
  • CPU温度(普段使い):約40℃台で安定しており、冷却性能は十分。
  • 静音性(普段使い):非常に静かで、ファンレス機と錯覚するほどのレベル。
  • 静音性(中負荷時):DTM作業中でもファンの音は気にならず、マイク録音にも耐え得る。
  • 静音性(高負荷時):ベンチマーク実行中でもノイズは少なく、一般的なノートPCの高負荷時よりも静か。
  • ファンの音質:不快な高周波音がない。

消費電力:MINISFORUM UM760 Slimのワットパフォーマンス

MINISFORUM UM760 Slimがモニターの横にある

ここでは、MINISFORUM UM760 Slimの実際の消費電力について、アイドル時から高負荷時までの計測結果をレビューします。

優秀な省電力性能

Ryzen 5 7640HSは高いパフォーマンスを発揮しますが、消費電力は意外なほど大人しめです。まず、アイドル時の消費電力は約7.5Wと非常に低く抑えられています。

さらに驚くべきはスリープ時の消費電力で、0.0Wから3.9Wの間で推移します。これなら、作業が終わるたびにシャットダウンせずとも、スリープ運用で電気料金を気にすることなく利用できます。画面オフ時も5.2W~7.0Wと優秀な数値です。

高負荷時の消費電力

一方で、CPUに高い負荷をかけた場合の数値も見ていきます。CINEBENCH R23のシングルコア実行時は31.5Wでした。

最も負荷のかかるマルチコア実行時でも91.3W、最大消費電力の瞬間値でも93.9Wと、100Wを下回る結果となりました。これは、付属の120Wアダプタに対して十分なマージンがあります。Ryzen 9 7940HSを搭載する上位機種でも最大90W台だったことを踏まえると、Zen 4世代のRyzen APU自体の電力効率が非常に高いことが伺えます。

まとめ:消費電力

  • アイドル時:約7.5Wと非常に低く、常時起動でも運用しやすい。
  • スリープ時:0.0W~3.9Wと優秀で、電源を入れっぱなしでも安心。
  • シングルコア負荷時:CINEBENCH R23実行時で約31.5W。
  • マルチコア負荷時:最大でも91.3W~93.9W程度に収まり、ワットパフォーマンスが高い。
  • 総評:高いCPU性能の割に消費電力は全体的に大人しめ。

ゲーム性能をレビュー!メモリ増設でモンハン ワイルズ、原神の動作はどう変わる?

MINISFORUM UM760 SlimでForza Horizon 5をプレイ

ここではMINISFORUM UM760 Slimのゲーム性能について、メモリ構成(標準16GBと増設後32GB)による違いに焦点を当てながら、具体的なタイトルでの動作感をレビューします。結論から言うと、このPCのゲーム性能はメモリ増設で劇的に変わります。

モンスターハンターワイルズ

まず、非常に負荷が高いとされる期待の新作『モンスターハンターワイルズ』のベンチマークを試してみました。標準の16GB(シングルチャネル)の状態では、1920×1080・最低設定でも平均フレームレートは22.9FPS(SCORE: 4871)と、「動作困難」の評価が出ました。これでは広大なフィールドを探索するのはともかく、大型モンスターとの戦闘はカクつきが酷く、現実的ではありません。

しかし、メモリを32GB(デュアルチャネル)に増設し、VRAM割り当てを最適化した環境では、平均40-45FPSでの動作が期待できます。戦闘時の安定性はまだ課題が残りますが、最低設定で「なんとか遊べる」レベルには到達します。最新のAAA級タイトルを動かせるポテンシャルは秘めていますが、過度な期待は禁物です。

原神

定番のオープンワールドRPG『原神』は、非常に快適に動作します。標準の16GBメモリでも、1920×1080・画質設定「中」であれば、テイワットの探索から戦闘まで常時60FPSに張り付き、滑らかな映像で冒険を楽しめました。

ただし、画質設定を「高」にすると、キャラクターのスキルが飛び交う戦闘シーンなどでフレームレートが40-50FPS台に低下する場面が見られました。これが32GBメモリ環境になると、高設定でもほぼ60FPSを安定して維持できるようになります。美しい世界を最高画質で堪能したいなら、メモリ増設の効果は絶大です。

Apex Legends

スピーディーな展開が魅力の『Apex Legends』も、設定次第で十分プレイ可能です。16GBメモリでは、1920×1080・低設定で平均70-80FPSを記録しました。遮蔽物の少ない開けた場所では100FPS近くまで上昇しますが、複数の部隊が入り乱れる激しい銃撃戦では60FPS前後に低下することがあります。

これが32GBメモリ環境になると、平均90-100FPSでの動作が期待できます。フレームレートの最低値が底上げされるため、いかなる戦闘状況でも60FPS以上を維持しやすくなります。この安定感は、競技性の高い環境でエイムの精度を求めるプレイヤーにとって大きなアドバンテージになるでしょう。

Forza Horizon 5

美しいメキシコを舞台にした『Forza Horizon 5』も、メモリ構成で快適さが大きく変わりました。16GBメモリの場合、1920×1080・グラフィックプリセット「低」で平均60FPSを維持でき、爽快なドライブを楽しめます。しかし、「中」設定にすると平均40-50FPSとなり、場面によっては若干の引っ掛かりを感じました。

一方、32GBメモリ環境では、グラフィックプリセットを「中」に設定しても平均60FPSに近いパフォーマンスを発揮します。より高品質なグラフィックでメキシコの美しい風景を満喫しながら、快適なレース体験が可能になりました。

ストリートファイター6

フレームレートが命の対戦格闘ゲーム『ストリートファイター6』は、最も安心してプレイできたタイトルです。標準の16GBメモリであっても、1920×1080・グラフィック設定「LOW」であれば、対戦中は完璧に60FPSに張り付きます。シビアな入力が求められるコンボや駆け引きも、遅延やカクつきを一切感じることなく実行できました。

メモリを32GBに増設すると、安定性はそのままに、一部の描画設定を「NORMAL」に引き上げても60FPSを維持しやすくなります。キャラクターの質感や背景のディテールが向上し、より見栄えの良いグラフィックで対戦を楽しめるようになりました。

まとめ:ゲーム性能

AMD Ryzen 5 7640HSRadeon 760Mの組み合わせは、「メモリをデュアルチャネルで構成すること」を大前提とすれば、内蔵グラフィックスでありながら多くの人気ゲームをフルHD解像度で快適にプレイできる驚くべきポテンシャルを秘めています。標準の16GB(多くの場合シングルチャネル)状態ではVRAMがボトルネックとなり、性能を全く引き出せていません。

メモリを32GBに増設し、十分なVRAMを確保することでパフォーマンスと安定性が劇的に向上し、『Apex』や『スト6』のような競技性の高いゲームでも信頼できる環境を構築できます。

メモリとストレージ:MINISFORUM UM760 Slimの内部アクセスと増設ガイド

MINISFORUM UM760 Slimのメモリ

ここでは、MINISFORUM UM760 Slimの内部へのアクセス方法と、パフォーマンスアップグレードの鍵となるメモリ(RAM)およびSSDの増設手順について、詳しくレビューします。

分解と内部アクセス

UM760 Slimはメンテナンス性が良く、裏蓋を開けるだけで簡単に内部にアクセスできます。

まず、本体底面の四隅にあるゴム足を剥がします。これらは両面テープで固定されているため、薄いオープナーなどを使って慎重に作業する必要があります。ゴム足の下に隠れているネジを4本外すと、底板を取り外せます。

ただし、底板はかなり硬くはまっていました。無理に引き剥がそうとせず、隙間にオープナーを差し込んで少しずつこじ開けるのがコツです。また、底板にはSSDとメモリを冷却するためのアクティブファンが搭載されており、細いケーブルでマザーボードに接続されています。底板を勢いよく開けると断線する恐れがあるため、ゆっくりと開き、先にファンのコネクタを外すようにしてください。

メモリ増設(デュアルチャネル化)

内部にはDDR5のSODIMMスロットが2基あります。私が検証したモデルは16GBのメモリが1枚だけ挿さった、シングルチャネルの構成でした。これはRadeon 760Mのグラフィック性能にとって深刻なボトルネックであり、標準状態では性能の6割程度しか発揮できていません。

ゲーム性能のセクションで示した通り、このPCの真価はメモリをデュアルチャネル化することで初めて発揮されます。そのため、メモリ増設は「オプション」ではなく「必須」と考えた方がよいでしょう。私は追加で8GBのメモリを挿して合計24GBにしましたが、16GBをもう1枚追加して合計32GB(16GB×2)にするのが最もバランスが良いかもしれません。なお、ロットによっては8GB×2枚で出荷されるケースもあるようなので、増設前には必ず自分のPCの構成を確認してください。

メモリ増設後は、起動時にF7キーを連打してUEFI(BIOS)に入り、VRAM(ビデオメモリ)の割り当て量を変更することをおすすめします。「Advanced」→「GFX Configuration」と進み、「UMA Frame buffer Size」を「4GB」などに設定することで、内蔵GPUの性能を安定して引き出せるようになります。

M.2 SSDの増設

MINISFORUM UM760 Slimのストレージ

ストレージに関しても拡張性は優秀です。UM760 Slimは、M.2 2280 PCIe 4.0 SSDスロットを2基搭載しています。

検証したモデルに標準搭載されていた1TB SSDは、Kingston製の2230サイズ(または2242サイズ)のものに2280サイズのアダプターを装着したものでした。もう一方のスロットは完全に空いており、ユーザーが自由に追加できます。

このセカンドスロットの性能も妥協はなく、実際にGen4の高速SSD(HP FX900 Pro)を装着してテストしたところ、リード7,133MB/s、ライト6,728MB/sという、ほぼスペック通りの高速な転送速度が確認できました。これなら、OS用とデータ・ゲーム用でストレージを分ける際も、速度低下を心配する必要はありません。

まとめ:メモリとストレージ

  • 分解方法:底面のゴム足4つを剥がし、中のネジを外して底板を(慎重に)こじ開ける。
  • 分解時の注意点:底板にはSSDファンのケーブルが接続されているため、断線に注意する。
  • メモリ構成:DDR5 SODIMMスロットが2基搭載されている。
  • メモリ(標準):レビュー機は16GB×1枚のシングルチャネルだったが、ロットにより異なる可能性がある。
  • メモリ(増設):デュアルチャネル化は性能(特にGPU)向上のために必須であり、効果は絶大。
  • VRAM設定:起動時にF7キーでUEFIに入り、「GFX Configuration」からVRAM割り当てを変更可能。
  • ストレージ構成:M.2 2280 PCIe 4.0スロットが2基搭載されている。
  • ストレージ(増設):セカンドスロットもフルスピードのGen4 x4接続に対応しており、高速なSSDを増設可能。

ソフトウェアと設定:MINISFORUM UM760 SlimのOSとUEFI(BIOS)

MINISFORUM UM760 SlimのOS。Windows 11

ここでは、UM760 SlimにプリインストールされているOSや、UEFI (BIOS) の設定、初期セットアップ時の注意点についてレビューします。

OSと初期設定

UM760 Slimには「Windows 11 Pro」がプリインストールされています。最近の同価格帯のミニPCではWindows 11 Homeエディションを採用する例も多いため、リモートデスクトップ機能やBitLockerなど、Proの機能を使いたいユーザーにとっては大きなメリットとなります。

初期設定セットアップ用の手順書もきちんと付属しています。海外製PCのWindows初期設定では、日本語キーボードを選択してもレイアウトが英語配列(JISではなくUS)として認識され、記号(@など)が正しく入力できないトラブルがよくあります。UM760 Slimには、このキーボード設定を正しく行うための案内しおりが同梱されているため、PCのセットアップに慣れていない人でも慌てずに対処できるでしょう。

UEFI (BIOS) とVRAM設定

UEFI (BIOS) はグラフィカルなインターフェースを採用しており、マウス操作に対応しているため直感的に設定が行えます。起動時のMINISFORUMロゴ画面で「F7」キーを連打することでUEFIメニューに入れます。

このPCの性能を最大限に引き出すためには、メモリ増設後のVRAM(ビデオメモリ)割り当て変更が必須です。UEFIの「Advanced」タブから「GFX Configuration」に進み、「UMA Frame buffer Size」の項目を、標準の「Auto」から「4GB」や「8GB」など(搭載する合計メモリ量に応じて)に変更してください。これにより、Radeon 760Mが安定して高いパフォーマンスを発揮できるようになります。

不具合とバックアップ

ただし、一部のユーザーからはスリープ機能が不安定であるという報告が挙がっています。スリープを実行しても映像出力が止まるだけで、ファンは回り続け、電源ランプも点灯したままというおかしな挙動が起こることがあるようです。これはWindowsのクリーンインストールやUEFIの初期化でも直らない場合があるとのことで、今後のドライバやUEFIのアップデートによる改善が待たれます。

安心して使い始めるために、まずはOSのバックアップを取得することをおすすめします。私の環境では「Macrium Reflect Free」を使用してシステム全体のバックアップを取りましたが、バックアップサイズは約30.23GBでした。万が一の不調時や、OSのクリーンインストールを試したい場合に備えておくと安心です。

クリーンインストールとドライバー

OSのクリーンインストールを行った場合や、スリープ問題などの不具合修正を期待する場合、最新のドライバーが必要になります。ドライバーはMINISFORUMの公式サイトから入手可能です。

まず、MINISFORUMの「製品情報」ページ(https://www.minisforum.com/ja/pages/product-info)にアクセスします。ページ下部にある機種一覧から「UM760 Slim」を探し、「ドライバーとダウンロード」を選択してください。

ページからダウンロードできるドライバーは以下の通りです。

  • ドライバーパッケージ
  • チップセット&グラフィックスドライバー
  • Realtek WIFI&BTドライバー
  • Realtek オーディオドライバー
  • Realtek イーサネットドライバー
  • BIOS V1.08

まとめ:ソフトウェアと設定

  • OS:Windows 11 Proが標準でプリインストールされている。
  • 初期設定:日本語キーボードのレイアウト設定に関する案内が同梱されており親切。
  • UEFI(BIOS):F7キーで起動し、マウス操作可能なグラフィカルUIを搭載。
  • VRAM設定:UEFIの「GFX Configuration」からVRAM割り当て(UMA Frame buffer Size)の変更が必須。
  • 不具合:一部の個体でスリープ機能が不安定な問題が報告されている。
  • バックアップ:使用前にMacrium Reflectなどでバックアップ推奨(バックアップサイズは約30GB)。

通信性能:MINISFORUM UM760 SlimのWi-Fiと有線LAN

MINISFORUM UM760 Slimの通信性能

ここでは、UM760 Slimのネットワーク接続性能、特にWi-Fi 6Eの速度やBluetoothの接続性、モジュールの交換についてレビューします。

安定した有線・無線接続

UM760 Slimは、通信性能も妥協がありません。有線LANは高速な2.5Gイーサネットポートを搭載しています。無線通信については、標準でWi-Fi 6EとBluetooth 5.2(または5.3)に対応したM.2カードが搭載されています。

実際の使用感も良好で、1Gbpsのインターネット接続環境において、Wi-Fi経由でダウンロード約250Mbpsという速度が記録されており、これは他のミニPCよりも大幅に高速だったと評価されています。また、Bluetoothの接続範囲も印象的で、ヘッドフォンを装着したまま2階に移動しても音が途切れなかったとの報告もあり、安定した接続性が期待できます。

Wi-Fiモジュールの交換(M.2 2230)

このWi-Fiカードは、M.2 2230規格のスロットに装着されています。内部へのアクセス時に確認しましたが、SSDスロットの下に配置されていました。

M.2 2230スロットが採用されているため、標準搭載のモジュール(ドライバー情報からRealtek製と推測されます)が好みでない場合でも、Intel AX210など、より高性能な、あるいは実績のあるモジュールにユーザー自身で交換できる拡張性を備えています。

まとめ:通信性能

  • 有線LAN:2.5Gイーサネットポートを搭載し、高速な接続が可能。
  • 無線LAN:標準でWi-Fi 6Eに対応している。
  • Wi-Fi速度:1Gbps環境下で250Mbpsのダウンロード速度が出たという高速な実測例もある。
  • Bluetooth:バージョン5.2または5.3に対応し、接続範囲が広く安定しているとの評価がある。
  • Wi-Fiモジュール:M.2 2230規格のスロットを採用。
  • 交換:ユーザー自身でIntel AX210など、好みのWi-Fiモジュールへの換装が可能。

検証して分かったMINISFORUM UM760 Slimのメリット・デメリット

MINISFORUM UM760 Slimをモニターに接続している

MINISFORUM UM760 Slimを実際に検証する中で見えてきた、優れた点(メリット)と注意すべき点(デメリット)について、詳しく解説します。

メリット(長所、利点)

メリット1:圧倒的なコストパフォーマンス

5万円台(セール時)から購入できる価格帯でありながら、最新のZen 4アーキテクチャCPUとRDNA 3世代のGPUを搭載している点は、驚異的なコストパフォーマンスと言えます。同価格帯の他社製品を圧倒する性能を備えており、予算を抑えつつ高いパフォーマンスを求めるユーザーにとって最高の選択肢の一つです。

メリット2:価格に見合わない強力なCPU性能

搭載されているRyzen 5 7640HSは、Ryzen 5という名称から想像する以上の強力なCPU性能を持っています。ベンチマークスコアでは、旧世代のハイエンドCPUであるRyzen 9 5900HXやCore i9-12900HKに匹敵し、M2 Pro Mac miniすら上回る結果も出ています。特にシングルコア性能が高く、日常的な作業の快適さに直結しています。

メリット3:卓越した静音性

本機で最も印象的な点の一つが、その静音性です。アイドル時やブラウザ閲覧、DTM(音楽制作)といった中程度の負荷では、ファンが回っているのか分からないほど静かです。高負荷時でも不快な高周波音はなく、コンデンサーマイクでの録音にも耐え得ると評価できるレベルです。

メリット4:妥協のないストレージ拡張性

コンパクトな筐体ながら、M.2 2280 PCIe 4.0 SSDスロットを2基も搭載しています。安価なモデルにありがちな「2スロット目は速度が遅い」といった妥協はなく、セカンドスロットもGen4 x4のフルスピードに対応していることが実測で確認されています。OS用とデータ用で高速なSSDを2枚搭載できるのは大きな強みです。

メリット5:豊富なインターフェースとPD給電

2.5Gの高速LANポートに加え、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4、そしてUSB4ポートを備え、最大3画面の同時出力が可能です。このUSB4ポートは最大100WのUSB PD給電にも対応しているため、市販のPD充電器を使えば、付属のACアダプタを持ち歩かずにモバイル運用することも可能です。

メリット6:優れた電力効率

Ryzen 5 7640HSは高い性能を持ちながら、電力効率も優秀です。アイドル時の消費電力は約7.5W、スリープ時は0.0W~3.9Wと非常に低く、常時起動やスリープ運用でも電気料金を気にする必要がありません。高負荷時の最大消費電力も90W台に収まっており、ワットパフォーマンスに優れています。

メリット7:Windows 11 Pro搭載と堅実なビルド

OSにはWindows 11 Homeではなく、ビジネス用途にも対応できるWindows 11 Proがプリインストールされています。また、筐体は樹脂製ですが、上質な艶消しブラック塗装が施され、安っぽさを感じさせないしっかりとしたビルドクオリティも魅力です。

デメリット(短所、欠点)

デメリット1:メモリ構成が最大の弱点(増設必須)

本機の最大の弱点は、標準のメモリ構成です。多くのモデルが16GB×1枚のシングルチャネル構成で出荷されています。この状態では内蔵GPU(Radeon 760M)の性能が著しく制限され、本来のグラフィック性能の6割程度しか発揮できません。ゲーム性能を期待する場合、メモリを2枚挿し(デュアルチャネル)に増設することが必須となります。

デメリット2:不安定なスリープ機能

複数のレビューで、スリープ機能が不安定である点が指摘されています。スリープに移行しても電源ランプが点灯したままファンが回り続ける、あるいは正常に復帰できないといった症状が報告されており、OSのクリーンインストールでも改善しない場合があるようです。これは本機の数少ない明確な欠点と言えます。

デメリット3:限られたUSB-CポートとSDカードスロットの欠如

インターフェースは豊富ですが、USB-C形状のポートは背面に搭載されたUSB4ポートが1つだけです。このポートをPD給電やモニター出力で使用すると、他のUSB-Cデバイスを接続できなくなります。また、SDカードスロットが搭載されていないため、カメラからのデータ取り込みなどが多いユーザーは別途リーダーが必要です。

デメリット4:初期セットアップの分かりにくさ

マニュアルに記載されたQRコードが、広告だらけの外部サイトに繋がり、正規のマニュアルが見つけにくいという報告がありました。また、DisplayPortはアクティブタイプのケーブルでないと認識しない場合があり、PCに詳しくないユーザーが混乱する可能性があります。

デメリット5:一部の品質問題

レビューの中には、購入直後にメモリエラーが発生し、初期不良に当たったという報告がありました(ただし、その後のサポート対応は迅速で高評価でした)。また、CPU使用率が75%で頭打ちになり、管理者権限で実行するまで性能が出なかったという個体差の問題も報告されています。

デメリット6:OCuLinkポートの非搭載

USB4経由でのeGPU(外付けグラフィックボード)接続には対応していますが、より高速なOCuLinkポートは搭載されていません。OCuLink接続によるeGPU運用を将来的に考えている場合は、兄弟機である「UM760 Plus」を選択する必要があります。

まとめ

MINISFORUM UM760 Slimは、5万円台という価格からは信じられないほどの高いCPU性能と、卓越した静音性、そして妥協のない拡張性(デュアルGen4 SSD)を兼ね備えた、驚異的なコストパフォーマンスを誇るミニPCです。ただし、その真価を発揮させるためには「メモリのデュアルチャネル化(増設)」が必須であり、標準の16GB×1枚構成ではGPU性能が大きく制限されてしまいます。

また、スリープ機能の不安定さというソフトウェア面での課題も抱えています。これらの弱点を理解し、メモリ増設という「ひと手間」を加えられるユーザーにとっては、価格破壊とも言える最高のパートナーになるでしょう。

MINISFORUM UM760 Slimのスペック(仕様)

  • プロセッサ: AMD Ryzen 5 7640HS (4nm/6コア/12スレッド/最大 5.0GHz/TDP 35-54W)
  • GPU: AMD Radeon 760M
  • RAM(メモリ): 16GB×1 DDR5 4800MHz
  • 拡張メモリ: 最大96GBまで (SODIMM スロット×2)
  • ストレージ: M.2 2280 PCIe4.0 SSD スロット×2 (標準搭載モデルは1TB SSDなど)
  • 拡張スロット: M.2 2280 PCIe4.0 SSD スロット×2 (RAID 0およびRAID 1をサポート)
  • 電源: DC 19V (120W電源アダプター付属)
  • ワイヤレス通信: M.2 2230 WIFI (Wi-Fi 6E,BlueTooth 5.2 または 5.3)
  • ギガビット有線LAN: 2500Mbps LAN
  • インターフェース: 1×USB4ポート (Alt PD), 2×USB3.2 Type A (Gen2), 2×USB2.0 Type A, 1×HDMI 2.1, 1×Displayポート1.4, 1×RJ45 2.5G イーサネットポート, 1×3.5mmコンボジャック, 1×Clear CMOS
  • 映像出力: 8K・3画面出力対応 (HDMI 2.1 (8K@60Hz) ×1, USB4 (8K@60Hz)×1, Displayポート1.4 (4K@144Hz) ×1)
  • オーディオ出力: HDMI ×1, USB4×1, 3.5mmコンボジャック ×1
  • 冷却システム: 効率的な放熱システム (相変化材料 , SSDアクティブ式ヒートシンク)
  • VESAマウント: 対応 (スタンド/マウント付属)
  • 筐体の素材: 樹脂 (ポリカーボネート)
  • OS: Windows 11 Pro (グラフィカルUEFI搭載)
  • サイズ: 126.8×130×50mm
  • 重量: 約595g (本体)
  • カラー: 艶消しブラック
  • 付属品: 電源アダプター ×1, 電源ケーブル ×1, HDMI ケーブル ×1, スタンド (VESAマウント) ×1, 取り付けネジ ×4, 取扱説明書(日本語対応) ×1

MINISFORUM UM760 Slimの評価

MINISFORUM UM760 Slimが机の上にある

8つの評価基準で「MINISFORUM UM760 Slim」を5段階で評価してみました。

項目別評価

パフォーマンス:★★★☆☆

CPU性能は旧世代ハイエンド機に匹敵し強力ですが、標準の16GBシングルチャネルメモリがGPU性能の深刻なボトルネックになっています。

冷却性能と静音性:★★★★★

日常使いから中程度の負荷までほぼ無音で、高負荷時も非常に静かです。冷却性能も十分で、卓越した動作音です。

デザイン:★★★★☆

艶消しブラックの樹脂筐体は安っぽさがなく、指紋も目立ちません。コンパクトかつ軽量で、実用的なデザインです。

通信:★★★★★

2.5Gの有線LANに加え、高速で安定したWi-Fi 6Eを搭載しており、ネットワーク環境に一切の不満がありません。

拡張性:★★★★★

DDR5メモリスロット2基(最大96GB)、PCIe 4.0 SSDスロット2基(どちらもフルスピード対応)と、ミニPCとして最高レベルの拡張性です。

機能:★★★★☆

Windows 11 Pro搭載、PD給電対応、3画面出力と機能豊富ですが、USB-Cポートが1基しかない点とSDカードスロットがない点は惜しいです。

使いやすさ:★★☆☆☆

スリープ機能が不安定という致命的な不具合が複数のユーザーから報告されています。また、性能発揮にVRAMのUEFI設定が必須な点も初心者向きではありません。

コストパフォーマンス:★★★★★

メモリ増設の追加コストを考慮しても、この価格でこのCPU性能、拡張性、Pro OSを実現しているのは驚異的です。

総評】 ★★★★☆

隠された高いポテンシャル

MINISFORUM UM760 Slimは、5万円台(セール時)という価格からは信じられないほどの高いポテンシャルを秘めたミニPCです。旧世代のハイエンドCPUを凌駕することもある「Ryzen 5 7640HS」の強力なCPU性能、PCIe 4.0 SSDを2基搭載できる妥協のない拡張性、そして作業に集中できる卓越した静音性は、この価格帯の常識を覆すものです。

真価を発揮するための「ひと手間」

しかし、その真価は標準の(箱出し)状態では発揮されません。標準構成の16GBシングルチャネルメモリが深刻なボトルネックとなり、特に内蔵GPU(Radeon 760M)の性能を著しく制限しています。このPCの性能を完全に引き出すには、メモリをデュアルチャネル構成(32GBなど)に増設し、UEFI(BIOS)でVRAM割り当てを変更するという「ひと手間」が必須です。

許容すべき明確な欠点

さらに、一部の個体で報告されている「スリープ機能の不安定さ」は、日常の使い勝手に影を落とす明確な欠点です。メモリ増設の追加コストとUEFI設定の手間を惜しまず、このスリープ問題というリスクを許容できるのであれば、これ以上のコストパフォーマンスを持つマシンを見つけるのは困難です。

どんな人に最適か

このミニPCは、PCの内部アクセスやUEFI(BIOS)設定に抵抗がない中級者以上のユーザーに最適です。標準状態ではGPU性能が制限されているため、購入後に自分でメモリを増設(デュアルチャネル化)し、VRAM割り当てを変更するという「ひと手間」を加えられることが前提となります。

その手間を惜しまないならば、5万円台という価格帯で旧世代ハイエンド機に匹敵するCPU性能と、卓越した静音性を手に入れることができます。予算を抑えつつ、DTM(音楽制作)やオフィスワーク、設定を調整したゲームプレイまでこなせる、コストパフォーマンス最強の一台を求めている人にとって、これ以上ない選択肢となるでしょう。

MINISFORUM UM760Slim ミニPC AMD Ryzen 5 7640HS(6C/12T 最大 5.0GHz)Mini PC DDR5 16GB 1TB SSD ミニパソコン HDMI・USB4・DP 3画面 LAN・Wi-Fi6E・BT5.3 Windows 11 Pro Radeon 760M

MINISFORUM UM760 Slimの価格・購入先

MINISFORUM UM760 Slimの外観

※価格は2025/12/15に調査したものです。価格は変動します。

※公式サイトで「クーポン」が配布されることがあるので、こまめにチェックすることをおすすめします。

MINISFORUM日本公式サイト

MINISFORUM UM760 Slim(AMD Ryzen 5 7640HS)

79,999円(税込)で販売されています。

MINISFORUM日本公式サイトで「MINISFORUM UM760 Slim」をチェックする

ECサイト

MINISFORUM UM760 Slim(AMD Ryzen 5 7640HS)

  • Amazonで66,599円(税込・クーポン適用)、
  • 楽天市場で89,999円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで82,220円、
  • AliExpressで69,201円、
  • 米国 Amazon.comで$429.00、

で販売されています。

Amazonで「MINISFORUM UM760 Slim」をチェックする

楽天市場で「MINISFORUM UM760 Slim」をチェックする

ヤフーショッピングで「MINISFORUM UM760 Slim」をチェックする

AliExpressで「MINISFORUM UM760 Slim」をチェックする

米国 Amazon.comで「MINISFORUM UM760 Slim」をチェックする

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おすすめのライバル機種と価格を比較

MINISFORUM UM760 Pro」に似た性能を持つ、お買い得なミニPCも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

Minisforum X1 Lite

Minisforumから発売されたAMD Ryzen™ 7 255 搭載のミニPCです(2025年11月19日 発売)。

DDR5-5600MHzメモリ(最大128GB)、M.2 2280 PCIe4.0 NVMe SSDストレージ(最大8TB)を搭載しています。

また、OCuLinkポート、最大3画面同時出力(HDMI 2.1, DP 1.4, USB4)、冷却システム(相変化熱伝導材, デュアルヒートパイプ, 大型静音ファン)、ストレージ拡張(M.2 2280 PCIe4.0 NVMe SSD×2スロット)、VESAマウント、USB 3.2 Gen2 Type-A、Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.2、2.5G イーサネットポートにも対応しています。

価格は、Amazonで83,199円(Ryzen 7 255・32GB 1TB・税込)、楽天市場で107,999円(送料無料)、AliExpressで51,090円(ベアボーン)、米国 Amazon.comで$559.00、です。

関連記事:Minisforum X1 Lite徹底レビュー!UM750L Slimと比較

Amazonで「Minisforum X1 Lite」をチェックする

MINISFORUM AI X1 Pro

MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen AI 9 HX 370 搭載のミニPCです(2025年4月 発売)。

DDR5 5600MHzメモリ(最大96GB)、M.2 2280 PCIe4.0 NVME SSD (最大12TB、最大読み書き速度7000MB/s)、Copilotボタン、スピーカー、デュアルマイクアレイ、指紋認証ボタン (Windows Hello対応)、Windows 11 Proを搭載しています。

また、OCuLink (PCIe 4.0×4)による外部GPU接続、最大96GBまでのメモリ拡張、合計で最大12TBまでのストレージ拡張、最大4画面同時出力、冷却システム、VESAマウント、SDカードスロット、

USB4ポート (Alt PD in 100W & PD out 15W)、HDMI 2.1 FRL (4K@120Hz | 8K@60Hz)、DP 2.0 (4K@160Hz | 8K@60Hz)、USB 3.2 Gen2 Type-Aポート (10Gbps) x2、USB2.0 Type-A ポート x1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4、2.5G デュアル有線LAN、に対応しています。

価格は、Minisforum日本公式サイトで122,399円(ベアボーン)、Amazonで180,799円(税込・64GB+1TB)、楽天市場で209,999円(送料無料)、ヤフーショッピングで217,273円、です。

関連記事:MINISFORUM AI X1 Proレビュー!AI性能と拡張性で進化したミニPC

Amazonで「MINISFORUM AI X1 Pro」をチェックする

GMKtec M6 Ultra

GMKtecから発売されたAMD Ryzen™ 5 7640HS 搭載のミニPCです(2025年10月末 発売)。

DDR5 4800 MT/s (SO-DIMM×2, デュアルチャネル, 最大128GB対応)メモリ、M.2 SSD (NVMe PCIe 4.0)ストレージを搭載しています。

また、USB4.0 (フル機能)ポート、最大8K 3画面出力(USB4, DisplayPort, HDMI 2.0)、冷却システム デュアルファン (超伝導銅デュアルタービン+デュアルファン)、VESAマウント、拡張ストレージ M.2 SSDスロット×2 (合計最大8TBまで拡張可能)、USB3.2 Gen2 ×3、USB2.0 ×1、3.5mmオーディオジャック、WiFi 6E (RZ616), Bluetooth 5.2、デュアル2.5G LAN (RJ45)×2にも対応しています。

価格は、Amazonで56,399円(Ryzen 7640HS)、楽天市場で79,499円(Ryzen 5 7640HS)、ヤフーショッピングで79,704円(Ryzen 5 7640HS)、AliExpressで35,082円(ベアボーン)、米国 Amazon.comで$379.99、です。

関連記事:GMKtec M6 UltraとM7 Ultraを比較レビュー!性能の違いは?

Amazonで「GMKtec M6 Ultra」をチェックする

GEEKOM A6

GEEKOMから発売されたAMD Ryzen 6800H 搭載のミニPCです(2025年1月17日 発売)。

32GB DDR5 4800MHzメモリ、1TB M.2 SSDストレージを搭載しています。

また、USB 4 Gen 2 Type-Cポート、4K 4画面出力(USB4,USB 3.2 Gen 2 Type-C,HDMIx2)、冷却システム Ice Blade 2.0、VESAマウント、ストレージ拡張(NVMe x4 Gen 4 or SATA)、2.5インチ SATA HDD 拡張スロット、1 x USB 3.2 Gen 2 Type-C、1 x USB 3.2 Gen 2 Type-A、1 x USB 2.0 Type-A、Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.2、2.5G ギガビット有線LANにも対応しています。

価格は、Amazonで76,900円、楽天市場で78,900円(送料無料)、ヤフーショッピングで77,362円、です。

関連記事:GEEKOM A6レビュー!驚きの6万円台!Ryzen 7 6800HミニPC 

Amazonで「GEEKOM A6」をチェックする

BMAX B5 A Pro

BMAXから発売されたミニPCです(2024年10月発売)。

AMD Ryzen7 5825U、16GB DDR4 メモリ、512GB M.2 NVMe SSDストレージ、拡張スロット(ストレージ用)、Displayport 1.4 x1、HDMI 2.1 x1、Windows 11を搭載しています。

また、4K 3画面出力、最大64GBまでのメモリ拡張、ストレージ拡張(M.2 NVMe、2.5inch HDD)、冷却システム、VESAマウント、Type-C (フル機能) x 1、USB 3.2 x2、USB 2.0 x2、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、ギガビット有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで44,649円(税込・Ryzen7 5825U)、楽天市場で44,480円(Ryzen7 5825U)、ヤフーショッピングで63,195円、です。

関連記事:Ryzenで最安「BMAX B5 A Pro」の性能と評価を解説

Amazonで「BMAX B5 A Pro」をチェックする

Beelink EQ6

Beelinkから発売されたAMD Ryzen 5 6600H / Ryzen 7 7735HS / Ryzen 9 6900HXプロセッサ搭載のミニPCです。Windows 11 Pro、16GB/24GB DDR5 メモリを搭載。500GB/1TB M.2 2280 PCle4x4 ストレージ、ストレージ用の拡張スロット(最大4TB)、電源供給ユニット、HDMI 2.0 (最大4K) x2搭載で、

4K 3画面出力、冷却システム MSC2.0、ACケーブルからの電源供給、最大8TBまでのストレージ拡張、最大64GBまでのメモリ拡張、自動電源ON、USB-C (10Gbps) x1、USB3 (10Gbps) x3、USB2.0 (480Mbps) x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、デュアル ギガビット有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで71,900円(Ryzen 9 6900HX)、米国 Amazon.comで$369.00 (Ryzen 7 6800U)、です。

関連記事:Ryzenで電源内蔵「Beelink EQ6」のメリット・デメリット 

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Mac mini M4

Appleから発売されたmacOS Sequoia 搭載のミニPCです(2024年11月8日 発売)。

Apple M4チップ、16GB / 24GB ユニファイドメモリ、256GB / 512GBストレージ、スピーカー、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しています。

また、11TOPS(1秒間に11兆回のAI演算)、Apple Intelligence、3つのThunderbolt 4ポート(DP映像出力、最大100WのPD給電)、3画面出力、HDMI映像出力、USB-Cポート(最大10Gb/s) x2、有線LAN、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで90,970円(税込)、楽天市場で90,720円(送料無料)、ヤフーショッピングで102,517円です。

関連記事:Mac mini M4徹底レビュー!M2比較で気づいた進化点と欠点を評価

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