アイ・オー・データから発売されたハンドヘルドPC風のBASICパソコン「IchigoDyhook」(PS-IJ1)を紹介! スペックや特徴、価格に加えてIchigoDakeの説明やRaspberry Piとの違いも合わせて掲載しています。
「IchigoDyhook」
「IchigoDyhook」(PS-IJ1)はIchigoDake用のドッキングステーション。厚さ24mm、重さ約720gのボディに5インチ液晶モニターとキーボードを搭載。単三電池4本だけで駆動することができる。また、IchigoDakeとドッキングすることで、BASIC、JavaScript、IchigonQuestのプログラミングが可能。IchigoDakeに保存したプログラムでドローンやタミヤの「カムプログラムロボット」(自由にセットできるカムを使って動きをプログラムできるロボット)など、IchigoDake対応機器を動かすことができる。
公式ページ 「IchigoDyhook」(PS-IJ1)
https://www.iodata.jp/product/pc/raspberrypi/ps-ij1/
Dakejacket
「IchigoDyhook」(PS-IJ1)のスペック
- ディスプレイ 5インチ
※モニター自動電源OFF機能あり(省電力機能) - キーボード テンキーレス英語キーボード(US配列)
※FキーにIchigoJamプログラミングで割り当てられているコマンドを記載 - インターフェイス USB Micro Bコネクター×1(ACアダプター接続用)、USB Standard Aコネクター×2(IchigoDake接続用)
- 対応プログラミング言語 BASIC、JavaScript、IchigonQuest
- 対応機器 「カムプログラムロボット」やドローンなど、IchigoDakeに対応した機器
- 素材 プラスチック製 半透明
- 電源 単三電池4本(※別売)
- 電源電圧定格 DC5V
- 消費電流 260mA(MAX)
- ACアダプター 付属しないため、別途5V1A以上の供給が可能なACアダプター(PS-0530M など)が必要
- サイズ 約297(W)×230(D)×24(H)mm (突起部含まず)
- 重量(本体のみ) 約720g
- 付属品 専用キャリングバッグ
- 保証期間 1年間
「IchigoDyhook」(PS-IJ1)の特徴
「IchigoDyhook」(PS-IJ1)の特徴をまとめてみました。
5インチ液晶とキーボードで即プログラミング開始!
「IchigoDyhook」(PS-IJ1)は本体に5インチ液晶とキーボードを搭載。IchigoDakeとドッキングすることでBASIC、JavaScript、IchigonQuestのプログラミングがすぐに始められます。
なお、IchigoDakeは「IchigoDake Basic プリント基板ハーフキット」、「IchigoDake IchigonQuest プリント基板ハーフキット」、「IchigoDake JavaScript プリント基板ハーフキット」の3種類に分けて販売されており、価格は税込1,078円。「IchigoDyhook(PS-IJ1)」(税込12,350円)と合わせても1万3千円ほどでプログラミングを始めることができます。
単三電池4本で駆動・microUSB&ACアダプター経由での給電にも対応
「IchigoDyhook」(PS-IJ1)は単三電池4本で駆動することが可能。市販のアルカリ乾電池または充電式ニッケル水素電池を取り付けるだけで駆動します。また、microUSB端子も搭載。市販のACアダプターを利用して駆動させることもできます。※ACアダプターは付属しないため、別途5V1A以上の供給が可能なACアダプター(アイ・オー・データ製PS-0530M など)を用意する必要があります。
テンキーレス英語キーボード&省電力機能も使える
「IchigoDyhook」(PS-IJ1)はテンキーレス英語キーボード(US配列)を採用。「かな」の表示を省いたシンプルなキートップデザインで、快適にタイピングできます。また、FキーにIchigoJamプログラミングで割り当てられているコマンドを記載し、直感的に操作することが可能。一定時間キーボード入力がない場合は、省電力機能でモニターが自動的にOFFになり、電池の消費を抑えることができます。
譜面台スリットで資料を見ながらプログラミングできる
「IchigoDyhook」(PS-IJ1)は本体に譜面台スリットを搭載。下敷きを立てかけることで、資料などを見ながら入力できるようになっています。下敷きに入れる紙はA3~A4サイズ1~2枚程度。分厚いテキストの場合は、本体自重より重く倒れてしまう場合があるので、あらかじめ資料をコピーしておくことをおすすめします。
専用キャリングバッグ付属で気軽に持ち運べる
「IchigoDyhook(PS-IJ1)」には本体にあわせて設計された専用のキャリングバッグが付属。外側にポケットを装備し、ちょっとした小物も一緒に持ち運べるようになっています。また、ポケットの内側に透明な名刺サイズのネームポケットを装備。ネームプレートを入れたり、IchigoDakeを入れたりすることができます。
「IchigoDake」とは?
「IchigoDake」はIchigoJamのコア部分のみを切り出したPCパーツのこと。プログラミング言語別に、3種類の基板が用意されており、「IchigoDake」に挿し込むことでプログラミングが始められるようになっています。
用意されている基板はBasicプログラムが使える「IchigoDake Basic プリント基板ハーフキット」、 IchigonQuesプログラムが使える「IchigoDake IchigonQuest プリント基板ハーフキット」、JavaScriptプログラムが使える「IchigoDake JavaScript プリント基板ハーフキット」の3種類です。
なお、「IchigoDake」は発売当初「IchigoIgai」に挿し込む形式をとっており、別途ビデオ入力端子がついたテレビ等のモニター (液晶ディスプレイ)、PS/2対応キーボード 、microUSB端子付きの電源5V(ACアダプター)を用意する必要がありました。しかし、「IchigoDyhook(PS-IJ1)」がアイ・オー・データから発売されることで、それらの用意が不要になり、より簡単にプログラミングが始められるようになりました。
「IchigoDake」で動かせるロボット・ドローンは?
ロボット教材「paprika スクールセット」、ドローン教材「Tello EDU & FruitPunch セットA」が用意されています。プログラミング可能な「Tello 」はAmazonや楽天市場、ヤフーショッピングでも販売されています。以下のページにまとめてあるのでチェックしてみてください。
「IchigonQuest」とは?
「IchigonQuest」は子供でも簡単にプログラミングできるように設計されたIchigoJam用のOSです。このOSを導入することで、「やじるしキー」「Esc(エスケープ)キー」「Enter(エンター)キー」のみでプログラミング できるようになります。また、RPGゲーム風の操作画面なので子供でも簡単にプログラミングできます。
「IchigoJam」との違いは?
「IchigoJam」は「IchigoDake」のようにコア部分とプリント基板に分かれていません。したがって「IchigoJam」を購入したらBasicプログラムのみ使用でき、「IchigoLatte」を購入したらJavaScriptプログラムだけ使用できます。
一方、「IchigoDake」はコア部分が共通しているため、基板を入れ替えるだけでBasicやJavaScript、IchigonQuestが使えるようになります。簡単に言うと、ファミコンとゲームソフトの関係と同じです。本体(コア)部分は共通で、ソフト(基板)を入れ替えることで、異なるゲーム(プログラミング言語)が楽しめます。
「Raspberry Pi」との違いは?
「IchigoDake」と「Raspberry Pi」との違いをまとめてみました。
メリット
「IchigoDake」は「Raspberry Pi」よりも安いです。「IchigoDake」の場合、「IchigoDyhook(PS-IJ1)」と組み合わせても1万3千円ほどですが、「Raspberry Pi」の場合はモニターやキーボード、USBハブ、ACアダプター、ケース、microSDカードなどを購入すると、けっこうな値段になります。全部揃えると、最低でも2万円前後はかかるのではないでしょうか?
また、「Raspberry Pi」と違い、単三電池4本で駆動できるというメリットもあります。
デメリット
「Raspberry Pi」の方が対応するプログラミングが多いことです。「IchigoDake」の場合はBASIC、JavaScript、IchigonQuestの3つですが、「Raspberry Pi」の場合は PythonやPHP、Javaなどさまざまなプログラム言語に対応しています。
また、「Raspberry Pi」の方が対応する機器が豊富に揃っていることです。特に電子工作をする場合、「Raspberry Pi」の方が対応する機器が豊富にあるため、パーツも揃えやすいというメリットがあります。
その他にも、「Raspberry Pi」にはブラウザが使えたりとPCのように使えるというメリットもあります。
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「IchigoDake」は大人でも楽しめるか?
「IchigoDake」は子供用として開発されたものですが、大人でも十分に楽しめると思います。特にプログラミングに興味がある人やどうしてもプログラミング言語を学ばなければならない人におすすめです。その理由は「BASIC」という非常にシンプルで学びやすいプログラミング言語が採用されているためです。
PythonやPHP、Javaは実用的ですが、プログラミングの基本的な概念を学ぶには少々難しすぎる面があります。それらを学ぶには「BASIC」で一度慣れてからでも遅くはありません。なお、「BASIC」言語はAndroidアプリが用意がされているため、スマホやタブレットでも学習できます。また、Wii U用ソフト「プチコンBIG」でも学習できます。
「IchigoDake」はどこで買えるのか?
ナチュラルスタイルの「PCN プログラミング クラブ ネットワーク」というサイトで販売されています。
「IchigoDake Basic プリント基板ハーフキット」、「IchigoDake IchigonQuest プリント基板ハーフキット」、「IchigoDake JavaScript プリント基板ハーフキット」の3種類に分けて販売されており、価格は税込1,078円。組み立て完成品も販売されています。
「IchigoJam」とは?
「IchigoJam」については以下のページでまとめてあります。気になる人はチェックしてみてください。
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「IchigoDyhook」(PS-IJ1)の価格は?
「IchigoDyhook」(PS-IJ1)は、
楽天市場で12,350円 (税込)、
ヤフーショッピングで12,350円 〜(税込)
で販売されています。
Amazonで「IchigoJam 完成品」をチェックする
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他のおすすめシングルボートPCは?
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