「FUJIFILM X-T2」一瞬を逃さないミラーレスカメラ

富士フィルムから高速AFや4K動画撮影に対応したミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T2」が発売されている。Xシリーズ史上最高性能を誇る2430万画素「X-Trans™ CMOS III」ローパスフィルターレスAPS-Cセンサーを搭載。高速画像処理エンジン「X-Processor Pro」と組み合わせることで階調豊かな色彩を再現する。

また、高速演算処理とアルゴリズムの改善によりAF基本性能が大幅に向上。鳥の羽や動物の毛並みといった微細なテクスチャーも鮮明に映し出す。前モデル同様に236万ドットの高精細有機EL電子ビューファインダーを備え、4Kでの動画撮影も快適。アナログ的なダイヤルでシャッタースピード、ISO感度、露出補正なども快適に操作できる。

公式製品紹介ページはこちら

[bigcamera-mini]

このページ内の目次

高速AF＆4K動画撮影対応ミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T2」

「FUJIFILM X-T2」は2014年2月に発売されたミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T1」の後継モデル。基本デザインやコンセプトを踏襲しつつ、AF-Cの追従性能を向上。4Kでの動画撮影にも対応している。

きれいに撮影できる？

撮像素子はAPS-Cサイズ相当の「X-Trans CMOS III」センサーを搭載。有効2,430万画素で、通常感度はISO200〜12800（拡張でISO100/25600/51200）となっている。

サンプル画像はこちら

どんな機能が利用できるの？

AF性能は高速演算処理とアルゴリズムを改善し、ライブビュー中のAFサーチ回数を増加。AF測距点を91点（最大325点）まで拡大し、さまざまなシーンに対応できるように改善されている。

電子ビューファインダー（EVF）はどうなってる？

また、本体に236万ドットの高精細有機EL EVFを搭載。表示タイムラグ0.005秒、ファインダー倍率0.77倍を実現している。

最大画面輝度は従来モデル比約2倍に向上。自動明るさ調整機能を搭載し、逆光時などでもファインダーの視認性の低下を防げる。

液晶モニターはどうなってる？

背面モニターは約104万ドットの3型液晶を搭載し、「Xシリーズ」初となる3方向チルト方式に対応。横位置撮影時の上下チルトのほか、縦位置での撮影でも上方向チルトが使用できる。

動画は撮影できる？

動画機能は「Xシリーズ」として初めて4Kでの撮影に対応。4K動画、フルHD動画ともに100Mbpsの高ビットレート記録に対応し、圧縮ノイズの少ない高解像の撮影を行なえる。

ボディはどうなってる？

ボディは防塵・防滴性能に加えて、耐低温マイナス10度のタフネス性能も兼ね備える。

記録メディはどうなってる？

対応記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード（UHS-Ⅰ/UHS-II対応）で、2枚挿入できる「デュアルカードスロット」を採用。バッテリー寿命は約340枚（XF35mmF1.4R使用時、ノーマルモード時）。

サイズや重さ、色はどうなってる？

サイズは132.5（幅）×91.8（高さ）×35.4～49.2（奥行）mm、重量は約507g（付属バッテリー､メモリーカード含む）。

「FUJIFILM X-T2」のスペック

有効画素数約2,430万画素
撮像素子 23.6mm×15.6mm（APS-Cサイズ） X-Trans CMOS IIIセンサー、原色フィルター採用
センサークリーニング
圧電素子による超音波方式
記録メディア
SDカード（～2G）／SDHCカード（～32G）／SDXCカード（～256G）UHS-Ⅰ／UHS-Ⅱ対応
レンズマウント FUJIFILM Xマウント
撮影感度感度設定 AUTO1／AUTO2／AUTO3（ISO12800まで設定可能）ISO200～12800（1/3段ステップ）（標準出力感度）拡張感度設定 ISO100／25600／51200
測光方式 TTL256分割測光マルチ／スポット／アベレージ／中央重点
露出制御 P（プログラムAE）／A（絞り優先AE）／S（シャッタースピード優先AE）／M（マニュアル露出）
露出補正 -5.0EV～+5.0EV 1/3EVステップ（動画撮影時は-2.0EV～+2.0EV）
手ブレ補正手ブレ補正機能付きレンズで対応
シャッター形式電磁制御式縦走りフォーカルプレーンシャッター
液晶モニター 3.0型 3：2アスペクト 3方向チルト式TFTカラー液晶モニター約104万ドット
本体外形寸法（幅）132.5mm×（高さ）91.8mm×（奥行き）49.2mm （最薄部35.4mm）
本体質量約457g（バッテリー､メモリーカード含まず）