
2023年2月28日に発売された「AYANEO GEEK」(日本版)と高コスパWindows携帯ゲーム機を徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
「AYANEO GEEK」の特徴
「AYANEO GEEK」の特徴をまとめてみました。
Ryzen 7 6800U・ホールジョイスティック50.25Wh
「AYANEO GEEK」(日本版)は「AYA NEO 2」と同じAMD Ryzen 7 6800U オクタコアプロセッサを搭載。6nmプロセスで製造された8コアのZEN 3+コア・アーキテクチャー採用プロセッサで、PassmarkのCPUベンチマークスコアで約2万以上を記録しています。
また、本体左右にホール素子を採用した高精度なジョイスティックレバーとトリガースイッチを搭載。「AYA NEO 2」と同様に快適に操作することができます。そのほか、「AYA NEO 2」と同じ50.25Whバッテリーを搭載。USB 4.0ポートによる高速充電も利用できます。
HD液晶の最安モデル・上位モデルも用意
「AYANEO GEEK」は「AYA NEO 2」よりも安価なモデル(AYANEO GEEK-16G/512G-FB)を用意。ディスプレイは7インチのHD液晶(解像度1280×800ドット)で、快適にPCゲームを楽しめます。また、LPDDR5規格のメモリを16GB搭載。ストレージはNVMe規格のM.2 SSDで512GBを搭載しています。
そのほか、7インチのフルHD液晶(解像度1920×1200)を搭載した上位モデル(AYANEO GEEK-32G/2T-CP)を用意。メモリは32GB LPDDR5で、ストレージはM.2 SSD 512GBを搭載しています。
Wi-Fi 6・X軸リニアモーター・指紋認証
「AYANEO GEEK」は「AYA NEO 2」と同様にWi-Fi 6に対応。Bluetooth 5.2もサポートしています。また、振動フィードバックにはX軸リニアモーターを採用(※「AYA NEO 2」はニンテンドースイッチと同じHD振動モーターを採用)。ジャイロスコープ(ボディ内)採用で本体を傾けて操作することもできます(※「AYA NEO 2」はハンドルデュアル振動ジャイロスコープを搭載しています)。
そのほか、電源ボタンに指紋モジュールを搭載(※「AYA NEO 2」はより高精度なタッチS3スリープ指紋モジュールを搭載)。タップするだけですばやくログインしてゲームを再開できます。
「AYANEO GEEK」(日本版)のスペック
- 型番 AYANEO GEEK-16G/512G-FB
※上位モデルはAYANEO GEEK-32G/2T-CP - ディスプレイ 7インチ、解像度1280×800ドット
※215 ppi/輝度400 nits/タッチ対応
※上位モデルは解像度1920×1200、323ppi - プロセッサ AMD Ryzen 7 6800U
※6nm/ZEN 3+/RDNA 2/8コア/最大4.7GHz/TDP15~32W - GPU AMD Radeon 680M
- RAM(メモリ)16GB LPDDR5 6400 Mhz
※上位モデルは32GB LPDDR5 - ストレージ M.2 SSD 512GB 2280 NVMe
※上位モデルはM.2 SSD 2TB 2280 NVMe - バッテリー 50.25Wh
- 充電 高速充電に対応
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
- インターフェース USB 4.0 Type-C(DP1.4映像出力/データ転送/充電)×2、USB Type-C ×1、microSD カードスロット(300MB/s) ×1、3.5mm ヘッドフォンジャック ×1
※USB 4.0は外部GPUドックと接続可 - センサー ジャイロセンサー、指紋認証センサー
- スピーカー 2chステレオスピーカー(デュアルスピーカー)
- マイク デュアルマイク(音声+ノイズリダクション)
- 振動モーター X軸リニアモーター
- 管理システム AYASPACE (ゲームライブラリ、ゲーム構成ファイル、正確な機能など)
- 指紋モジュール 対応
- OS Windows 11 Home (64bit) ※独自OS「AYA NEO OS」も利用可
- サイズ 264.5 × 105.5 × 36.9 mm(D×W×H) ※(最薄部22.3 mm)
- 重量 680g
- カラー ファンタジーブラック
※上位モデルはクリスタルパープル - 付属品 1×ACアダプタ
ベンチマークを比較
「AYANEO GEEK」と「Steam Deck」、「ONEXPLAYER Mini Pro」、「ANBERNIC WIN600 Blue」のベンチマーク スコアを比較してみました。
「AYANEO GEEK」
<CPU> AMD Ryzen 7 6800U
Passmarkによるベンチマークスコアは「20553」(CPU)。
Geekbench 6によるベンチマークのスコアでシングルコア「1742」、マルチコア「7446」
<GPU> AMD Radeon 680M
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「6026」。
<プロセッサ性能を解説>
6nmプロセスで製造された8コア、16スレッドのプロセッサ「AMD Ryzen 7 6800U」を搭載。最大4.7GHzの周波数で駆動し、PassmarkのCPUベンチマークで「20553」を記録しています。
同じプロセッサは「AYA NEO 2」、「AOKZOE A1」、「GPD WIN Max 2」にも搭載されています。また、このスコアは第12世代のインテルCore i5-12600と同じくらいになります。
なお、GPUはAMD Radeon 680Mで、NVIDIA GeForce MX550以上のグラフィック性能を発揮します。3DMark Fire Strikeによるグラフィックスコアは「6026」でした。このスコアであれば人気のトリプルAゲームをプレイするには十分なスコアです。SteamなどのPCゲームはかなり快適に動作するはずです。
「Steam Deck」
<CPU> Custom Zen 2 Van Gogh
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「830」、マルチコアで「3666」。
※AMD Ryzen 3 3200、AMD Ryzen 5 3400Gに近いスコア
<GPU> 8 RDNA 2 CUs, 1.0 – 1.6 GHz
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「4500」。
※グラフィック性能はAMD Ryzen 9 4900HSを搭載したラップトップ(Zephyrus G14 2020)と同等
「ONEXPLAYER Mini Pro」
<CPU> Core i7-1260P
Passmarkによるベンチマークスコアは「17032」(CPU)。
<GPU> インテル Iris Xe Graphics (96EU)
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「3959」。
「ANBERNIC WIN600 Blue」
<CPU> AMD Athlon 3050e
Passmarkによるベンチマークスコアは「2955」(CPU)。
<GPU> AMD Radeon RX Vega 3
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「1260」。
「AYANEO GEEK」のメリット・デメリット
「AYANEO GEEK」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・7インチのHD/フルHD液晶を搭載
「AYANEO GEEK」はタッチ対応で7インチのHD液晶(解像度1280×800ドット)を搭載しています。また、上位モデルはフルHD液晶(解像度1920×1200)を搭載しています。
一方、「Steam Deck」は7インチで解像度1280×800ドットのIPS液晶を搭載。画質はHDで、輝度400nit、タッチ操作にも対応しています。「ONEXPLAYER Mini Pro」は7インチで解像度1920×1200ドットのIPS液晶を搭載しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」は5.94インチで解像度1280 x720 pxのIPS LCD液晶を搭載しています。
・16GB/32GBメモリ&512GB/2TBストレージ搭載で快適に使える
「AYANEO GEEK」はLPDDR5規格のメモリを16GB/32GB搭載し、スムーズに動作します。また、NVMe規格のM.2 SSD 512GB/2TBストレージを搭載しています。
一方、「Steam Deck」は16GBメモリ&eMMC 64GB/M.2 SSD 256/512GBストレージを搭載しています。「ONEXPLAYER Mini Pro」は16GB LPDDR5メモリ&M.2 SSD 1TB/2TBストレージを搭載しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」は16GB DDR4メモリと1TB(M.2 SSD)ストレージを搭載しています。
・50.25Whバッテリー搭載で高速充電に対応
「AYANEO GEEK」は50.25Whバッテリー搭載で長時間の動作が可能です。また、USB 4.0による高速充電も利用できます。
一方、「Steam Deck」は40WHrバッテリー搭載で45W急速充電に対応しています。「ONEXPLAYER Mini Pro」は48Whバッテリー搭載で65W急速充電に対応しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」は4500mAhバッテリー搭載で45W急速充電に対応しています。
・Wi-Fi 6&Bluetooth 5.2に対応
「AYANEO GEEK」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に対応しています。また、Bluetooth 5.2に対応し、ワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。
一方、「Steam Deck」はWi-Fi 5(デュアルバンド)&Bluetooth 5.0に対応しています。「ONEXPLAYER Mini Pro」はWi-Fi6&Bluetooth 5.0に対応しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」はWi-Fi 5(デュアルバンド)&Bluetooth 4.2に対応しています。
・厚さ約36mm(最薄部22.3 mm)で重さ680gの薄型軽量デザイン
「AYANEO GEEK」は厚さ約36mm(最薄部22.3 mm)で重さ680gの薄型軽量デザインになっています。
一方、「Steam Deck」は厚さ49mmで重さ669gになっています。「ONEXPLAYER Mini Pro」は厚さ23mm(最薄部)で重さ約619gになっています。「ANBERNIC WIN600 Blue」は厚さ2.2cmで重さ490gになっています。
・2chステレオスピーカー搭載で音がいい
「AYANEO GEEK」は2chステレオスピーカー(デュアルスピーカー)搭載で高音質なサウンドが楽しめます。
一方、「Steam Deck」はDSP内蔵のステレオスピーカーを搭載し、没入感のあるクリアなHi-Fiサウンドでゲームを楽しめます。「ONEXPLAYER Mini Pro」はフロントステレオデュアルスピーカーを搭載しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」はステレオスピーカーを搭載しています。
・USB 4.0 Type-Cポートを搭載・外部eGPUボックスと接続できる
「AYANEO GEEK」はUSB 4.0 Type-Cポートを搭載し、高速充電の他にDP1.4映像出力、高速データ転送に対応するほか、外付けのeGPUボックスと接続することもできます。
一方、「Steam Deck」はUSB Type-C (DP映像出力/PD充電/データ転送)を搭載しています。「ONEXPLAYER Mini Pro」はThunderbolt 4と互換性のあるUSB-C 4.0ポートを搭載しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」はHDMIやDPポートに変換できるType-Cポートを搭載しています。
・高精度なホールジョイスティックとホールトリガーボタンを搭載
「AYANEO GEEK」は高精度なホールジョイスティックとホールトリガーボタンを搭載し、快適に操作できます。
一方、「Steam Deck」は高精度なジョイスティックレバー&トリガーボタンを搭載しています。「ONEXPLAYER Mini Pro」はALPS製ジョイスティックとトリガー&ショルダーボタンを搭載しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」は2つのジョイスティックレバーとショルダーボタンを搭載しています。
・X軸リニアモーターやジャイロスコープに対応
「AYANEO GEEK」はX軸リニアモーターやジャイロスコープ(本体を傾けて操作)も利用できます。
一方、「Steam Deck」は振動フィードバックやジャイロスコープに対応しています。「ONEXPLAYER Mini Pro」と「ANBERNIC WIN600 Blue」はバイブレーションモーターを搭載しています。
・指紋モジュールですばやくログインできる
「AYANEO GEEK」は指紋モジュールによる安全でかつスピーディなログインが利用できます。
一方、「Steam Deck」は指紋認証に対応していません。「ONEXPLAYER Mini Pro」と「ANBERNIC WIN600 Blue」は指紋認証に対応していません。
・Windows 11 Home搭載でAYASPACEも使える
「AYANEO GEEK」はWindows 11 Home (64bit)搭載で、ゲーム管理機能「AYASPACE」も利用できます。
一方、「Steam Deck」はSteam OS 3.0を搭載。Arch LinuxベースのOSで、Protonによる互換レイヤによって移植作業なしでWindows向けゲームを実行することができます。「ONEXPLAYER Mini Pro」はWindows 11を搭載しています。「ANBERNIC WIN600 Blue」はWindows 10をプリインストールし、Steam OS、batoceraをサポートしています。
デメリット
・4G LET通信が利用できない
「AYANEO GEEK」はSIMスロットを搭載していないため、単体で4G LET通信を利用することはできません。
一方、「Steam Deck」、「ONEXPLAYER Mini Pro」、「ANBERNIC WIN600 Blue」も4G LET通信が利用できません。
「AYANEO GEEK」の評価
「AYANEO GEEK」の評価を紹介します。
スペック:★★★★
通信:★★★★
機能:★★★★
デザイン:★★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★★
<総合評価>
「AYA NEO 2」と同時期に発表されたAYANEOのWindows携帯ゲーム機です。「AYA NEO 2」よりもスペックが劣りますが、その分価格が安くなっています。
最安モデルはRyzen 7 6800U、16GBメモリ、M.2 SSD 512GBストレージ搭載と、かなり実用的な性能を持っています。
上位モデルはかなりハイスペックですが、「AYA NEO 2」の性能には及びません。
両者の大きな違いは、主に、
・本体の厚さが「AYA NEO 2」よりもやや厚い
・ストレージの処理能力が「AYA NEO 2」よりもやや遅い
・バイブレーションの性能(「AYA NEO 2」の方が臨場感あり)
・ジャイロスコープの性能(「AYA NEO 2」の方が高精度)
・指紋認証の性能(「AYA NEO 2」の方が高精度に認証できる)
の5点です。
いずれも「AYA NEO 2」の方が性能が高く使い安くなっているのが特徴です(※ストレージは両面仕様のM.2 SSDで、両面のうち、片方はPCIe 3.0規格で、もう片方はPCle 4.0規格を採用しています。それに対して「AYANEO 2」は両面ともPCle 4.0規格になっています)。
ただし、上で示した違いがそれほど気にならないのであれば「AYANEO GEEK」の方がお買い得です。
「AYANEO GEEK」(日本版)の発売時の価格は税込153,450円(上位モデルは222,750円)。すでに販売されている「ONEXPLAYER Mini Pro」よりも少し高いので、しっかりと比較・検討した方がいいでしょう。コスパの高いWindows携帯ゲーム機を探している人におすすめです。
AYANEO GEEKの価格・購入先
「AYANEO GEEK」は、Amazonで99,800円(税込・GEEK-16G/512G-FB)楽天市場で89,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで99,800円、米国 Amazon.comで$1,049.99で販売されています。
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他のゲーム機と比較する
リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。
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