自分が学生だった頃に比べて、学習にも使えるデジタル製品が数多く販売されるようになった。
そんな製品を見ていると、「あの頃にこんなものが使えたらなあ~」と素直にうらやましく思ってしまう。
というのは、やはりデジタル製品を組み合わせて学習することで、苦痛な勉強もかなりはこどるのではないかと思うからだ。 ここではそんなデジタル学習グッズを紹介しながら、どのように活用するのかを紹介してみよう。
スキャナー 「ScanSnap Evernote Edition」
まず教科書、参考書類はすべて断裁してスキャン。これは後でタブレットに入れて持ち運ぶためにそうする。
通学時間やちょっとした空き時間で頻繁に目を通すようにすれば記憶にも残りやすい。
なるべく短い時間で集中して取り組むためには持ち運びやすいようにデジタル化しておいた方がよい。
スキャナーは「ScanSnap Evernote Edition」を選択。ふつうのScanSnapでもいいのだが、必要な情報はすべてEvernoteに集約するので、こちらの方が使い勝手がいい。
もちろん、Evernoteの容量やファイル形式を気にせず保存するために、Evernote のプレミアムサービスに加入する。
参考:http://www.pfu.fujitsu.com/imaging/evernote/
※教科書は学校用も必要なので別途教科書販売店で購入。
※本を断裁するには断裁機が必要。これも購入しておく。
8インチ Windowsタブレット lenovo「ThinkPad 8」
大人気のiPadを使用しないのは、周辺機器(ディスプレイやスキャナー、プリンターなど)やアプリで対応していないものがあるからだ。
やはりWindows OSの方が拡張性があり使いやすい。
lenovoの「ThinkPad 8」を選んだのは、画面解像度が(1,920×1,200ピクセルあるため。
断裁した本に頻繁に目を通すため細かな文字でもよく見えるものを選択する。
そしてやはり8インチのもの。持ち運んで文字を中心に見るものとして、小さすぎず大きすぎずちょうどいいサイズだと思う。
また、Micro HDMI端子を備えているのも魅力だ。自宅に帰ってきたら、すぐにディスプレイと接続してデスクトップPCとして使えるというのが便利だ。
データのやり取りをせずに済むし、おまけに全く同じ環境で使えるというのも魅力的。iPadならMac OSとiOSという二つのOSを扱わなくてはならず不便だと思う。
問題は高めの価格だが、型落ちした時期を見計らい中古のものを購入してもいい。おそらく解像度の高い8インチタブレットはこれから数多く販売されていくだろう。それほど新品にこだわる必要はない。
http://www.rbbtoday.com/article/2014/01/06/115546.html
コクヨS&T デジタルノート「CamiApp S」
授業中にもタブレットをバリバリ使いたいが、やはりデジタル化が遅れている教育現場。 先生の前で堂々とタブレットを使うわけにはいかない。
そこで先生たちにもバレないようにコクヨS&Tのデジタルノート「CamiApp S」を使用する。
見た目は普通のアナログノートにしか見えないし、専用ペンもそれほど目立たない。
ノートには手書きするわけなのでまずバレることはないだろう。
少し不思議なのだが、なぜこの製品は学生へのプレゼント商品としてヒットしないのだろうか。
このノートがあれば授業中に書いた手書きはすべてデジタルデータとして保存。
Evernote、Dropbox、さらにはGoogleカレンダーなどとも同期できる。
友達からノートを貸してくれと頼まれたときでも、ボタン一つで送信してノートを貸すことができる。
ビジネス用だけに使うのは実にもったいない製品だ。 タブレットより「CamiApp S」を学校に導入した方がスムーズに学習できるのではないだろうか。
http://gigazine.net/news/20140905-camiapp-s-review/
キングジム 「デジタル耳せん」
集中して勉強したいときに使いたいのがキングジムの「デジタル耳せん」だ。
音楽用のヘッドホンでもよいのだが、そうすると学校の先生に見つかったときに面倒くさい。
おそらく自習中にヘッドホンをしていたら、「勉強中に音楽を聴くのはダメ」と叱られてしまうだろう。 だが、このデジタル耳せんならば音楽は聴けないので叱られる心配はいらない。
むしろ「集中して勉強したいんで、雑音をなくしたいんです。」と切実に訴えれば好印象を与えられるのではないだろうか。 人の声は聞こえてしまうが、やはり雑音を消すことで集中できることは確か。
これを身につけることで「勉強するぞ」と気合いを入れることにもなり重宝しそうだ。 図書館や喫茶店などで勉強するときにも使いたい。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20140227/1055558/
EPSON 「Offirio PX-B700」
このプリンターは本来はビジネス向けに開発されたもの。
しかし、モノクロ印刷をした場合、コストを大幅に下げられるのが魅力。
特に学生の場合はWebページやスキャンしたものなどの紙資料を大量に印刷しなければならないことがある。
通常のプリンターは大量印刷をするために開発されたわけではないので、印刷コストがかなりかかってしまう。
おまけにインクの量も少なく、頻繁に取り替えなくてはならない。
このPX-B700の場合は、インクが信じられないほど巨大。
一本5千円ほどするが、一度交換すればかなり長持ちするので、インク交換の手間がかからない。
おまけに一度にコピー用紙を200枚入れられるので、紙を頻繁に入れ替える手間がかからない。
弱点としては、写真など高画質の印刷には不向きなこと。
だが、学生が印刷するものは、勉強に必要な資料が中心なので画質の良さはあまり気にならない。
それよりも、必要な書類を低コストで、しかも猛スピードで印刷してくれる方が有り難い。
写真を印刷したい場合は少々困るが、現在は低コストで印刷できる機器がコンビニや家電量販店にあるので、それほど気にする必要はないだろう。
プリンター本体の価格が安いのも魅力的だ。
http://www.epson.jp/products/bizprinter/pxb700/