「Jumper EZpad M10」と人気の売れ筋タブレットを徹底比較！

2021年12月に発売された「Jumper EZpad M10」と人気の売れ筋タブレットを徹底比較！価格やAntutuベンチマーク、スペックの違い、メリット・デメリット、評価を紹介します。

「Jumper EZpad M10」の特徴

「Jumper EZpad M10」の特徴をまとめてみました。

フルHD液晶・128GB eMMC・5000mAh

「Jumper EZpad M10」は10.1インチで解像度1920 x 1200 ドットのIPS液晶を搭載。画質は高精細なフルHDで動画も快適に視聴できます。また、128GB eMMCストレージを搭載。別売のmicroSDカードで最大128GBまで拡張できます。

Tiger 618・4GBメモリ・Android 11

「Jumper EZpad M10」はUnisoc Tiger 618 オクタコアプロセッサを搭載。Antutuベンチマーク総合で約200,000点を記録し、高速に動作します。また、4GBメモリ搭載でスムーズに動作。Android 11搭載でバブルやスクリーンレコードなどの新機能も使えるようになっています。

4G通信・13MPカメラ・2チャンネルスピーカ

「Jumper EZpad M10」は本体にSIMスロットを搭載。単体で4G LET通信が利用できます。また、背面に1300万画素カメラを搭載。前面には500万画素カメラを搭載し、チャットやWeb会議などで活用できます。そのほか、2チャンネルスピーカーを搭載。高音質なステレオサウンドで音楽を楽しめます。

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価格を比較

「Jumper EZpad M10」と「Teclast M40 Pro」、「ALLDOCUBE kPad」、「Oscal Pad 8」の価格を比較してみました。

「Jumper EZpad M10」

「Jumper EZpad」は、AliExpressでUS $182.69で販売されています。

「Teclast M40 Pro」

「Teclast M40 Pro」は、Amazonで21,900円（タイムセール）、楽天市場で25,900円 (税込)、ヤフーショッピングで23,900 円、AliExpressでUS $179.96 – 189.49、Banggoodで25,467円、米国Amazon.comで$175.98で販売されています。

「ALLDOCUBE kPad」

「ALLDOCUBE kPad」は、Amazonで23,999円(6000円OFFクーポン付き)、楽天市場で21,980円 (税込)、ヤフーショッピングで21,980円 (税込)、AliExpressでUS $175.71、Banggoodで16,785円、米国Amazon.comで$179.99で販売されています。

「Oscal Pad 8」

「Oscal Pad 8」は、Amazonで16,147円（タイムセール）、楽天市場で25,285円 (税込)、ヤフーショッピングで25,198 円、Banggoodで23,152円、AliExpressでUS $147.99 – 184.99、米国 Amazon.comで$189.99で販売されています。

Antutuベンチマークを比較

「Jumper EZpad M10」と「Teclast M40 Pro」、「ALLDOCUBE kPad」、「Oscal Pad 8」のAntutuベンチマークスコアを比較してみました。

※Antutuスコアとは3D性能、UX速度、CPU性能、RAM性能を総合した評価点のこと。

「Jumper EZpad M10」

Antutuベンチマーク総合で約200,000

＜CPU＞ UNISOC T618
※「Teclast M40 /Pro」、「VASTKING KingPad K10」と同じプロセッサ

＜プロセッサ性能を解説＞

12nmプロセスで製造されたUnisoc Tiger 618 オクタコアプロセッサを搭載し、Antutuベンチマーク総合で約20万を記録しています。同じプロセッサは「Teclast M40 /Pro」、「VASTKING KingPad K10」などにも搭載されています。

Tiger T610搭載の「ALLDOCUBE kPad」と比較するとスコアが約2万高くなります。Unisoc SC9863A搭載の「Oscal Pad 8」と比較するとスコアが約10万高くなります。

性能的には動画視聴、ネットでの調べもの、音楽再生（ストリーミングを含む）、電子書籍などでも快適に動作します。Androidの3Dゲームもほとんど快適に動作します。ゲーム用としてもおすすめです。なお、PS1、SFC、FC、MDなどのエミュレータも快適に動作します。PS2は「AetherSX2」アプリで一部のゲームのみ動作します。

「Teclast M40 Pro」

Antutu総合で「240180」、CPUで「69132」、GPUで「51798」、MEMで「42797」、UXで「76453」。

＜CPU＞ UNISOC T618
※「Teclast M40」、「VASTKING KingPad K10」と同じプロセッサ

「ALLDOCUBE kPad」

Antutu総合で「183051」、CPUで「61075」、GPUで「30421」、MEMで「35738」、UXで「55817」。

＜CPU＞Unisoc Tiger T610

「Oscal Pad 8」

Antutu総合で「96231」

＜CPU＞ Unisoc SC9863A

スペックを比較

「Jumper EZpad M10」と「Teclast M40 Pro」、「ALLDOCUBE kPad」、「Oscal Pad 8」のスペックを比較してみました。

「Jumper EZpad M10」のスペック

ディスプレイ 10.1インチ、解像度1920 x 1200 ドットのIPS液晶
プロセッサ 　Unisoc Tiger 618 オクタコア
※12nm
CPU 2xA75 + 6xA55
GPU　　ARM Mali-G52
RAM（メモリ） 4GB
ストレージ 128GB eMMC
外部ストレージ microSDカードで最大128GBまで
バッテリー 5000 mAh
背面カメラ 13MP
前面カメラ 5MP
ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 ac/a/b/g/n ( 2.4GHz/5GHz )、Bluetooth 5.0、GPS、4G LET通信に対応
インターフェース Type-C (OTG)、microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック
スピーカー　2チャンネルスピーカー（ステレオサウンド）
筐体の素材　メタル（金属）
OS Android 11
サイズ 243 x 162 x 8.4mm
重量 500g
カラー　グレイ
SIMカード NanoSIM

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「Teclast M40 Pro」のスペック

ディスプレイ 10.1インチ、解像度1920 x 1200 ドットのIPS液晶
※10点マルチタッチ操作
プロセッサ　UNISOC T618 オクタコア
※12nm
CPU 2xA75 + 6xA55
GPU　　ARM Mali-G52
RAM（メモリ）　6GB LPDDR4
ストレージ 128GB eMMC
外部ストレージ microSDカードで最大128GBまで
バッテリー　7000mAh
充電 Type-C充電
背面カメラ　8MP　※オートフォーカス対応
前面カメラ　5MP
ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 ac/a/b/g/n ( 2.4GHz/5GHz )、Bluetooth 5.0、GPS (BDS/GLONASS,GALILEO)、4G LET通信に対応、4G通信
インターフェース USB Type-C (OTG)、microSDカードスロット、SIMスロット、3.5mmイヤホンジャック
センサー　Gセンサー
スピーカー　クアッドスピーカー
オーディオ　Momentum Ⅱ サウンドシステム
筐体の素材　メタル（金属）
OS Android 11
サイズ　242 × 163 × 9 mm
重量　555 g
カラー　グレイ

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「ALLDOCUBE kPad」のスペック

ディスプレイ 10.4インチ、解像度2000×1200 pxのIPS液晶
※10点マルチタッチ/In-cell/7.8mmベゼル
プロセッサ　Unisoc Tiger T610 オクタコア (ARM 2×A75 2.0G and 6×A55 2.0G）
GPU　Mali G52-3EE-2-core 850MHz
RAM（メモリ）4GB
ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDカードで最大2TBまで
バッテリー 6000 mAh
充電 5V/2A(Type-C充電)
背面カメラ　5MP
前面カメラ 5MP
ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0、GPS (Beidou/Galileo/Glonass)、4G通信
インターフェース USB Type-C
センサー　重力センサー
スピーカー　BOXスピーカー x2
マイク　シングルマイク
筐体の素材　メタル（金属）
OS Android 11
サイズ 248.1 x 157.9 x 8.6mm
重量　476.27 g
カラー グレイ
付属品 1×USB-Cケーブル 1×充電器（5V 2A） 1×ユーザーマニュアル

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「Oscal Pad 8」のスペック

ディスプレイ　10.1インチ、解像度1920 x 1200 ドットのIPS液晶
※FHD/画面比率78.5%/画面分割
プロセッサ　Unisoc SC9863A オクタコア 1.6 GHz
GPU　PowerVR GE8322
RAM（メモリ）　4GB
ストレージ　64GB
外部ストレージ microSDカードで最大128GBまで
バッテリー 6000 mAh
駆動時間　スタンバイで480時間、通話で24時間、HD動画再生で5時間、Web閲覧で7時間、ゲームで5時間、音楽再生で25時間
充電　Type-C充電
背面カメラ　5MP ※フラッシュ対応
前面カメラ 2MP
ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz+5GHz)、Bluetooth 5.0、GPS (GLONASS/BEIDOU)、4G通信に対応
インターフェース USB Type-C (OTG)、3.5mmイヤホンジャック
センサー　Gセンサー
スピーカー　デュアルステレオスピーカー内蔵
マイク　内蔵
キーボード　専用キーボードを用意
ケース　専用カバーケースが付属
Office　WPS Office プリインストール
生体認証　顔認証
OS Android 11ベースのDoke OS_P1.0
サイズ 242 x 160.5 x 9.4 mm
重量 547g
カラー　Android 11

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「Jumper EZpad M10」のメリット・デメリット

「Jumper EZpad M10」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・フルHDのIPS液晶が見やすい

「Jumper EZpad M10」は10.1インチで解像度1920 x 1200 ドットのIPS液晶を搭載しています。視野角の広いIPSパネルで斜めからの角度からも見やすく表示できます。

一方、「Teclast M40 Pro」は10.1インチで解像度1920 x 1200 ドットのIPS液晶（10点マルチタッチ）を搭載しています。「ALLDOCUBE kPad」は10.4インチで解像度2000×1200 pxのIPS液晶（10点マルチタッチ）を搭載しています。「Oscal Pad 8」は10.1インチで解像度1920 x 1200 ドットのIPS液晶を搭載しています。

・4GBメモリ＆128GB eMMCストレージ搭載で快適に使える

「Jumper EZpad M10」は4GBメモリ搭載でスムーズに動作します。また、128GB eMMCストレージ搭載で、別売のmicroSDカードで最大128GBまで拡張できます。

一方、「Teclast M40 Pro」は6GB LPDDR4メモリと128GB eMMCストレージを搭載しています。「ALLDOCUBE kPad」と「Oscal Pad 8」は4GBメモリと64GBストレージを搭載しています。

・5000 mAhバッテリー搭載でType-C充電に対応

「Jumper EZpad M10」は5000 mAhバッテリー搭載で長時間動作します。また、Type-C充電も利用できます。

一方、「Teclast M40 Pro」は7000mAhバッテリー搭載でType-C充電に対応しています。「ALLDOCUBE kPad」と「Oscal Pad 8」は6000 mAhバッテリー搭載でType-C充電に対応しています。

・背面13MP＆前面5MPカメラが使える

「Jumper EZpad M10」は背面に1300万画素カメラを搭載し、高精細な写真を撮影できます。また、前面に500万画素カメラを搭載し、チャットやWeb会議、テレワーク、オンライン授業などで活用できます。

一方、「Teclast M40 Pro」は背面8MP（オートフォーカス対応）＆前面5MPカメラを搭載しています。「ALLDOCUBE kPad」は背面5MP＆前面5MPカメラを搭載しています。「Oscal Pad 8」は背面5MP（※フラッシュ対応）＆前面2MPカメラを搭載しています。

・Wi-Fiデュアルバンド＆Bluetooth 5.0＆GPSに対応

「Jumper EZpad M10」は高速で途切れづらいWi-Fiデュアルバンド(2.4GHz/5GHz)に対応しています。Bluetooth 5.0とGPSに対応しています。

一方、「Teclast M40 Pro」はWi-Fi デュアルバンド＆Bluetooth 5.0＆GPS (BDS/GLONASS,GALILEO)に対応しています。「ALLDOCUBE kPad」はWi-Fi デュアルバンド＆Bluetooth 5.0＆GPS (Beidou/Galileo/Glonass)に対応しています。「Oscal Pad 8」はWi-Fiデュアルバンド＆Bluetooth 5.0＆GPS (GLONASS/BEIDOU)に対応しています。

・4G LET通信に対応

「Jumper EZpad M10」はSIMスロットを搭載し、単体で4G LET通信が利用できます。

一方、「Teclast M40 Pro」、「ALLDOCUBE kPad」、「Oscal Pad 8」も4G LET通信に対応しています。

・厚さ8.4mmで重さ500gの薄型軽量デザイン

「Jumper EZpad M10」は厚さ8.4mmで重さ500gの薄型軽量デザインになっています。

一方、「Teclast M40 Pro」は厚さ9 mmで重さ555 gになっています。「ALLDOCUBE kPad」は厚さ8.6mmで重さ476.27 gになっています。「Oscal Pad 8」は厚さ9.4 mmで重さ547gになっています。

・2チャンネルスピーカー搭載で音がいい

「Jumper EZpad M10」はステレオサウンド対応の2チャンネルスピーカーを搭載しています。

一方、「Teclast M40 Pro」はクアッドスピーカーを搭載しています。「ALLDOCUBE kPad」はデュアルBOXスピーカーを搭載しています。「Oscal Pad 8」はデュアルステレオスピーカーを搭載しています。

・Android 11の新機能が使える

「Jumper EZpad M10」はAndroid 11の新機能が使えるようになっています。

Android11には、

「メディアコントロール」（アプリ起動なしで再生などの設定変更）、「バブル」（他のアプリにふきだしでメッセージを表示・返信）、「スクリーンレコード」（操作などを録画）、「デバイスコントロール」（スマート家電のコントロールメニュー）、「アプリ候補」（ホーム画面に頻度の高いアプリを表示）、「ワンタイムパーミッション」（アプリ使用中のみ位置情報などを許可）

などの新機能が使えるようになっています。

一方、「Teclast M40 Pro」、「ALLDOCUBE kPad」、「Oscal Pad 8」もAndroid 11を搭載しています。

デメリット

・専用スタイラスペン＆専用キーボードが用意されていない

「Jumper EZpad M10」は専用スタイラスペン＆専用キーボードが用意されていません。

一方、「Oscal Pad 8」は専用キーボードが用意されています。「Teclast M40 Pro」と「ALLDOCUBE kPad」は専用キーボードが用意されていません。

「Jumper EZpad M10」の評価

「Jumper EZpad M10」の評価を紹介します。

スペック：★★★★

通信：★★★★

機能：★★★

デザイン：★★★

使いやすさ：★★★★

価格：★★★★

＜総合評価＞

Jumperから発売されたAndroid11搭載タブレットです。2021年9月ごろに発表されたものですが12月に入ってようやく入荷しました。

JumperといえばWindowsノートパソコンやWindowsタブレットを思い浮かべる人も多いかもしれません。たしかにJumperはWindows　OSを搭載したデバイスを中心に販売しており、Androidタブレットはあまり積極的に販売していませんでした。しかし、時代は完全にAndroidタブレットが主流になり、Jumperとしてはその流れに遅れないためにAndroidタブレットを販売せざるを得ない状況になったといえるでしょう。

海外ではBlackviewやOUKITELなどのスマホメーカーが次々とタブレット端末を販売。TeclastやAlldoucubeなどの既存メーカーと激しいシェア争いが始まっています。

Jumperが今後Android端末でシェアを伸ばしていくためにはある程度「差別化」を図り、他社にはない良さをアピールしていく必要があるでしょう。そういう意味で「OUKITEL RT1」のようなタフネス特化タブレットは驚異的です。Jumperも負けずに個性的なタブレットを作ってほしいですね。今後に期待します。