「ALLDOCUBE Stream Book」と海外の格安ノートPCを徹底比較！

2021年10月に発売された「ALLDOCUBE Stream Book」と海外の格安ノートPCを徹底比較！価格やスペック、ベンチマークスコアの違い、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2022年6月、「Alldocube GT Book 13」が発売されました。

※2021年7月から「ALLDOCUBE GTBook」も発売中です。

このページ内の目次

「ALLDOCUBE Stream Book」の特徴

「ALLDOCUBE Stream Book」の特徴をまとめてみました。

13.5インチの3K液晶・重さ1.3kg

「ALLDOCUBE Stream Book」は13.5インチで解像度3000×2000 ドットのIPS液晶を搭載。画質は高精細な3K液晶で、Office文書作成が快適に行えるアスペクト比3:2を採用しています。また、より画面が大きく見える狭額縁ベゼルを採用。本体は厚さ16mm、重さ1.3kgの薄型軽量ボディで持ち運びも適しています。

8000mAhバッテリ・PD充電・SSD 256GB

「ALLDOCUBE Stream Book」は11時間駆動できる8000mAhバッテリーを搭載。高速なPD充電に対応し、短時間で充電を完了できます。また、高速なSSD 256GBストレージを搭載。別売のmicroSDカードで最大512GBまで拡張することもできます。

Type-C映像出力・BOXスピーカー・デュアルバンド

「ALLDOCUBE Stream Book」はフル機能のType-C端子を搭載。高速なデータ転送のほかに外部ディスプレイへの映像出力にも対応しています。また、高音質なデュアルBOXスピーカーを搭載。5.6インチのタッチパッドを備えたフルサイズキーボードも利用できます。そのほか、高速で途切れづらいWi-Fiデュアルバンドに対応。Bluetooth 4.2対応でワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。

公式ページ Alldocube Stream Book – Alldocube Official Site

価格を比較

「ALLDOCUBE Stream Book」と「Chuwi LarkBook」(2021)、「Teclast F7 Plus 2」、「VASTKING K100」の価格を比較してみました。

「ALLDOCUBE Stream Book」

「ALLDOCUBE Stream Book」は、Amazonで39,999円（6000円OFFクーポン付き）、楽天市場で44,858円 (税込)、ヤフーショッピングで41,615 円、AliExpressでUS $349.99 (11/11セールでUS $339.99)、Banggoodで40,675円、米国Amazon.comで$349.99（$420.65）で販売されています。

「Chuwi LarkBook」(2021)

「Chuwi LarkBook」(2021)は、Amazonで33,375円（タイムセール）、楽天市場で38,881円 (税込)、ヤフーショッピングで43,385 円、AliExpressでUS $409.22 – 430.22(11/11セールでUS $379.99 – 399.49)で販売されています。

「Teclast F7 Plus 2」

「Teclast F7 Plus 2」は、Amazonで43,900円（5550OFFクーポン付き）、ヤフーショッピングで48,920 円、AliExpressでUS $358.27（セールでUS $298.56）、米国Amazon.comで$359.99($430.39)で販売されています。

「VASTKING K100」

「VASTKING K100」は、Amazonで39,800円（3,000 OFFクーポン付き）、楽天市場で49,208円 (税込)、ヤフーショッピングで42,294 円、米国Amazon.comで$399.99(合計で$476.89)で販売されています。

スペックを比較

「ALLDOCUBE Stream Book」と「Chuwi LarkBook」(2021)、「Teclast F7 Plus 2」、「VASTKING K100」のスペックを比較してみました。

「ALLDOCUBE Stream Book」のスペック

ディスプレイ 13.5インチ、解像度3000×2000 ドットのIPS液晶
※3:2/268ppi/ナローベゼル
プロセッサ Gemini Lake Refresh世代の Intel Celeron N4020 1.10 GHz
※14nm/64bit/2コア/2スレッド/最大2.80 GHz
GPU Intel UHD Graphics 600
RAM（メモリ） 8GB LPDDR4
ストレージ SSD 256GB
外部ストレージ microSDカードで最大512GBまで
バッテリー　8000mAh /7.6V
駆動時間　11時間
充電　PD充電、DC 3.5mm、、12V/ A
カメラ 前面100万画素
ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 ac/b/g/n (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.2
※Wi-Fi Display対応
インターフェース　USB Type-C (OTG/映像出力/PD充電)x1、USB 3.0 Type-A x2、3.5mmヘッドホンジャック
センサー　ホールエフェクター
スピーカー　デュアルBOXスピーカー(2W)
キーボード　ラップトップキーボード（84キー）、5.6インチのタッチパッド
OS　Windows 10 Home
サイズ　302 x 217 x 16mm
重量 1.3kg
カラー　グレイ

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「Chuwi LarkBook」(2021)のスペック

ディスプレイ 13.3インチ、解像度1920 × 1080 ドットのIPS液晶
※マルチタッチ対応/FHD/フルラミネーション
プロセッサ　Intel Celeron N4120 クアッドコア
※14nm/64bit/4コア
GPU　Intel UDH グラフィックス600
RAM（メモリ） 8GB LPDDR4
ストレージ SSD 256GB
拡張ストレージ　M.2 SSDで拡張可能・microSDカードで最大128GBまで拡張可能
バッテリー　34.8 Wh
充電　PD急速充電(Type-C)
カメラ　前面1MP
ワイヤレス通信　Wi-Fi 802.11ac/b/g/n(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.2
インターフェース　USB Type-C (フル機能) x1、USB 3.0 x1、USB 2.0 x1、microSDカードスロット x1、ヘッドホンジャック
スピーカー　4つのスピーカー
オーディオ　DTSサウンドに対応
マイク　2つのマイク
キーボード チクレットキーボード
筐体の素材　マグネシウム合金・フルメタル
OS　Windows 10 Home
サイズ 307×200.8×12.3mm
重量 1kg
カラー　スペースグレー

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「Teclast F7 Plus 2」のスペック

ディスプレイ 14.0インチ、解像度1920 x 1200 ドットのIPS液晶
※画面比率 90% / FHD /
プロセッサ Intel Celeron N4120 クアッドコア 1GHz
※14nm/64bit/4コア
GPU　Intel UDH グラフィックス600
RAM（メモリ） 8 GB LPDDR4
ストレージ SSD 256GB
バッテリー 38Wh
駆動時間 連続駆動時時間は8時間
カメラ 前面 2MP
ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.2
インターフェース USB Type-C (充電のみ) x1、USB3.0 x2、Micro HDMI、microSDカードスロット x1、3.5mmヘッドホンジャック
スピーカー　デュアルスピーカー
キーボード　21mmキースペース、ナローベゼル、大型タッチパッド、英語配列
Officeアプリ　なし
OS Windows 10 Home
サイズ 33.40 x 22.28 x 2.09 cm
重量 1.31kg
カラー スペースグレイ

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「VASTKING K100」のスペック

ディスプレイ 14.1インチ、解像度1920 x 1080 ドットのIPS液晶
※16:9/FHD/画面占有率82%/輝度220nit/NTSC 72%
プロセッサ　Gemini Lake Refresh世代のIntel Celeron N4020 デュアルコア 1.10 GHz
※14nm/64bit/2コア/2スレッド/2.80 GHz
GPU Intel UHD グラフィックス600
RAM（メモリ） 8GB DDR4 SDRAM
ストレージ SSD 256GB
外部ストレージ microSDカードで最大128GBまで
バッテリー　5000mAh /7.4V
駆動時間　最大8時間
充電　PD充電・3時間の高速充電
カメラ HD画質のワイドWebカメラ　（70° のワイドアングル）
ワイヤレス通信　Wi-Fi 802.11 ac/a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth4.0
有線LAN 非対応・利用できません
インターフェース　USB Type-C x1、USB3.0 x1、USB2.0 x1、HDMI x1、SDカードスロット x1、DCポート、3.5mmイヤホンジャック
キーボード　フルサイズ英語キーボード
スピーカー デュアルスピーカー
筐体の素材　金属（メタル）
Office WPS Office プレインストール済み
OS　Windows 10 Sモード　（※セキュリティと高速起動に特化したOS。解除も可能です。日本語対応。）
サイズ 33 x 21.8 x 1.52 cm
重量 1.4 Kg
カラー シルバー、ピンク

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ベンチマークを比較

「ALLDOCUBE Stream Book」と「Chuwi LarkBook」(2021)、「Teclast F7 Plus 2」、「VASTKING K100」のベンチマークスコアを比較してみました。

「ALLDOCUBE Stream Book」

CPU＞　Celeron N4020

Passmarkによるベンチマークスコアは「1591」(CPU)。

＜GPU＞　Intel UHD グラフィックス600

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。

＜プロセッサ性能を解説＞

14nmプロセスで製造されたGemini Lake Refresh世代のIntel Celeron N4020 デュアルコアプロセッサを搭載し、Passmarkベンチマークで「1591」(CPU)を記録しています。

同じプロセッサは「ASUS E410MA」、「VASTKING K100」などにも搭載されています。

Celeron N4120の「Chuwi LarkBook」(2021)、「Teclast F7 Plus 2」と比較すると約900スコアが低くなります。

Celeron J4115プロセッサと比較すると約1000スコアが低くなります。

性能的にはあまり高くはありませんが、8GB DDR4メモリとSSD 256GBとの組み合わせで、Office文書作成、ネットでの調べもの、動画の再生、音楽視聴、画像の編集などは快適に動作します。

プロセッサ性能が高くないので動画編集、写真の現像、動画のエンコードなどの作業には適していません。ゲームはPS1エミュレーターなどの2Dゲーム中心なら快適にプレイできます。高負荷の3Dゲームは少々厳しいです。

ただし、Xbox Cloud Gamingや「Nvidea GeForce NOW」などの有料クラウドゲーミングサービスを利用することで本格的なPCゲームも楽しめるようになります。

「Chuwi LarkBook」(2021)

＜CPU＞　Intel Celeron N4120

Passmarkによるベンチマークスコアは「2482」(CPU)。

＜GPU＞　Intel UHD Graphics 600

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。

「Teclast F7 Plus 2」

＜CPU＞ Celeron N4120

Passmarkによるベンチマークスコアは「2504」(CPU)。

＜GPU＞ Intel UDH グラフィックス600

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。

「VASTKING K100」

CPU＞　Celeron N4020

Passmarkによるベンチマークスコアは「1626」(CPU)。

＜GPU＞　Intel UHD グラフィックス600

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。

「ALLDOCUBE Stream Book」のメリット・デメリット

「ALLDOCUBE Stream Book」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・13.5インチの3K液晶・アスペクト比3:2で見やすい

「ALLDOCUBE Stream Book」は13.5インチで解像度3000×2000 ドットのIPS液晶を搭載。画質は高精細な3Kで、縦に長くOffice文書も作成しやすいアスペクト比3:2を採用しています。

一方、「Chuwi LarkBook」(2021)は13.3インチで解像度1920 × 1080 ドットのIPS液晶（マルチタッチ対応）を搭載しています。「Teclast F7 Plus 2」は14.0インチで解像度1920 x 1200 ドットのIPS液晶（画面比率 90%）を搭載しています。「VASTKING K100」は14.1インチで解像度1920 x 1080 ドットのIPS液晶（画面占有率82%）を搭載しています。

・8GBメモリ＆SSD 256GBストレージで快適に使える

「ALLDOCUBE Stream Book」は8GB LPDDR4メモリを搭載し、スムーズに動作します。また、高速なSSD 256GBストレージを搭載で、別売のmicroSDカードで最大512GBまで拡張できます。

一方、「Chuwi LarkBook」(2021)、「Teclast F7 Plus 2」、「VASTKING K100」は8GB LPDDR4メモリとSSD 256GBストレージを搭載しています。

・8000mAhバッテリー搭載で高速PD充電に対応

「ALLDOCUBE Stream Book」は8000mAhバッテリー搭載で、11時間駆動できます。また、Type-C端子搭載で高速なPD充電も利用できます。

一方、「Chuwi LarkBook」(2021)は34.8 Whバッテリー搭載でPD急速充電(Type-C)に対応しています。「Teclast F7 Plus 2」は38Whバッテリー搭載でType-C充電に対応しています。「VASTKING K100」は5000mAhバッテリー搭載でPD充電に対応しています。

・Wi-Fiデュアルバンド＆Bluetooth 4.2をサポート

「ALLDOCUBE Stream Book」は高速で途切れづらいWi-Fiデュアルバンド (2.4GHz/5GHz)に対応しています。また、Bluetooth 4.2をサポートし、他のワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。

一方、「Chuwi LarkBook」(2021)と「Teclast F7 Plus 2」はWi-FiデュアルバンドとBluetooth 4.2を対応しています。「VASTKING K100」はWi-FiデュアルバンドとBluetooth 4.0を対応しています。

・フル機能Type-Cと2つのUSB 3.0ポートが使える

「ALLDOCUBE Stream Book」はフル機能Type-C（高速転送・映像出力・PD充電）と2つのUSB 3.0ポートが使えるようになっています。

一方、「Chuwi LarkBook」(2021)はUSB Type-C (フル機能) x1＆USB 3.0 x1＆USB 2.0 x1を搭載しています。「Teclast F7 Plus 2」はUSB Type-C (充電のみ) x1＆USB3.0 x2を搭載しています。「VASTKING K100」はUSB Type-C x1＆USB3.0 x1＆USB2.0 x1を搭載しています。

・厚さ16mmで重さ1.3kgの薄型軽量ボディ

「ALLDOCUBE Stream Book」は厚さ16mmで重さ1.3kgの薄型軽量デザインになっています。

一方、「Chuwi LarkBook」(2021)は厚さ12.3mmで重さ1kgになっています。「Teclast F7 Plus 2」は厚さ2.09 cmで重さ1.31kgになっています。「VASTKING K100」は厚さ1.52 cmで重さ1.4 Kgになっています。

・デュアルBOXスピーカー搭載で音がいい

「ALLDOCUBE Stream Book」はデュアルBOXスピーカー(2W)搭載で高音質なサウンドが楽しめます。

一方、「Chuwi LarkBook」(2021)はデュアルBOXスピーカー(2W)を搭載しています。「Teclast F7 Plus 2」と「VASTKING K100」はデュアルスピーカーを搭載しています。

デメリット

・タッチ操作に対応していない

「ALLDOCUBE Stream Book」はタッチ操作に対応していません。

一方、「Chuwi LarkBook」(2021)はタッチ操作に対応しています。「Teclast F7 Plus 2」と「VASTKING K100」はタッチ操作に対応していません。

・テンキーパッドを搭載していない

「ALLDOCUBE Stream Book」はテンキーパッドを搭載していません。

一方、「VASTKING K100」はテンキーパッドを搭載しています。

「Chuwi LarkBook」(2021)と「Teclast F7 Plus 2」はテンキーパッドを搭載していません。

「ALLDOCUBE Stream Book」の評価

「ALLDOCUBE Stream Book」の評価を紹介します。

スペック：★★★

通信：★★★★

機能：★★★

デザイン：★★★★

使いやすさ：★★★★

価格：★★★★

＜総合評価＞

3K液晶を搭載した13.5型のノートPCです。Alldocubeからは過去に「Alldocube VBook」、「ALLDOCUBE KBook Lite」が発売されており、いずれも人気が非常に高く、売り切れになっています。

3代目となる「ALLDOCUBE Stream Book」はGemini Lake Refresh世代の Intel Celeron N4020プロセッサを採用し、8GB LPDDR4メモリ、SSD 256GB、8000mAhバッテリー搭載とスペックを向上させています。

プロセッサ性能はあまり高くはありませんが、ストリーミング用のPCとしては十分なスペック。高速なネット環境さえあればXbox Cloud Gamingや「Nvidea GeForce NOW」などのクラウドゲーミングサービスをはじめ、ストリーミング動画、ストリーミング音楽などのクラウドサービスも快適に利用できます。

最近ではWi-Fi 6や5G通信が徐々に普及し始めており、「クラウドサービスが利用できるスペックがあれば十分」と考える層も増えています。そういう意味では今後3K液晶を備えた「ALLDOCUBE Stream Book」のような格安ノートPCがますます注目されそうです。コスパの高い海外の格安ノートPCを探している人におすすめです。