「RG280M」とLinux携帯ゲーム機を徹底比較！

2020年6月に発売された「RG280M」とLinux携帯ゲーム機を徹底比較して紹介！価格や収納ゲーム数、対応エミュレーター、スペックなどの違いに加えて、メリット・デメリットも紹介します。

※2020年9月「RG351P」も発売されました。

※2020年8月「RGB10」も発売されました。

「RG280M」の特徴

「RG280M」の特徴をまとめてみました。

シングル仕様のジョイスティックレバーを採用

「RG280M」は本体の左下に360度ジョイスティックレバー、左側上部に十字キーを搭載。ジョイスティックレバーを左右に一つずつ配置していた前モデル「RG350」よりもシンプルなボタン配置になり、操作性が向上しています。

アルミニウム合金＆グラデーションカラーを採用

「RG280M」は本体の素材にアルミニウム合金を採用。プラスチックを採用していた前モデル「RG350」よりも堅牢性が向上したほか、高級感あふれるスタイリッシュな外観になっています。また、本体カラーにブルー＆パープルのグラデーションカラーも追加。ブラック、シルバーグレーカラーも用意しています。

14000種の内蔵ゲーム＆20種類のエミュレーター

「RG280M」は前モデル「RG350」と同様に14000種のゲームを内蔵。購入後すぐにカプコン（アーケード）、PCエンジン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、メガドライブ、PS1などのゲームをプレイできます。また、20種類のエミュレーターをサポート。microSDカードを利用して自分でゲームを追加することも可能です。

価格を比較

「RG280M」と、「GKD350H」、「RG300」、「Powkiddy V90」の価格を比較してみました。

「RG280M」

「RG280M」は、Amazonで9,999円、楽天市場で18,390円 (税込) 、ヤフーショッピングで14,839 円（送料800円）、Banggoodで8,918円、AliExpressでUS $83.93 – 92.99 、Gearbestで15043 円、米国 Amazon.comで$71 （+日本発送は $9.68）で販売されています。

「GKD350H」

「GKD350H」は、AliExpressでUS $66.49 – 79.73 で販売されています。

「RG300」

「RG300」(RG99)は、Amazonで4,999円、楽天市場で8,390円 (税込)、Banggoodで6,636円、AliExpressでUS $28.85 、Gearbestで11428 円、米国 Amazon.comで$44.99 （日本発送は+ $7.15）で販売されています。

「Powkiddy V90」

「Powkiddy V90」は、AliExpressでUS $39.99 で販売されています。

ゲーム数・エミュレーターを比較

「RG280M」と、「GKD350H」、「RG300」、「Powkiddy V90」の収納ゲーム数・エミュレーターを比較してみました。

「RG280M」

収録ゲーム数　14000

エミュレーター　PS1, CPS1, CPS2, CPS3,FBA, NEOGEO, NEOGEO POCKET, GBA, GBC, GB, SFC, FC, MD, SMS, GG, Handy, MSX, PCE, WSC, POKE MINI（約20種類）

「GKD350H」

収録ゲーム数　なし・別途ゲームを収録したmicroSDカードが必要

エミュレーター　SFC、FC、MD、GB、GBA、PS1、GBA、GBC、GB、SMS、GG、PCE、NEOGEOなど

「RG300」

収録ゲーム数　3007 （microSDカードに収録）
※販売先によって異なります

エミュレーター　PS1、CPS1、CPS2、FBA、NEOGEO、NEOGEO POCKET、GBA、GBC、GB、SFC、FCを完全にサポート、MD、SMS、GG、Handy、MSX、PCE、WSC、POKE MINI、アーケードゲームなど20種類

「Powkiddy V90」

収録ゲーム数　3000　※16GBのmicroSDカードに収録

エミュレーターPS1,CPS,NEOGEO,GBA,NES,SFC,FC,MD,GBC,GB,GG,MS,WS,NGP,PCE,FBA

スペックを比較

「RG280M」と、「GKD350H」、「RG300」、「Powkiddy V90」のスペックを比較してみました。

「RG280M」のスペック

ディスプレイ 2.8インチ、解像度320 x 480のIPS液晶
※OCAフルラミネーション/
プロセッサ　JZ4770 デュアルコア 1.0 GHz
※Game speed: 1:1 60Hz
RAM（メモリ）　512M DDR2
ストレージ　16GB
外部ストレージ　microSDカードで最大256GBまで
バッテリー　2500 mAh
カメラ　非搭載
ワイヤレス通信　非対応
インターフェース　USB Type-C（充電用＆OTG） x 2、microSDカードスロット x 2、3.5mmイヤホンジャック
ボタン　360度ジョイスティックレバー x1、十字キー、4つのボタン（A,B,X,Y）、L1、L2、R1、R2
スピーカー　デュアルステレオスピーカー
材質　アルミ合金・CNC加工
OS　Linux OpenDingux
サイズ　61 × 136 ×18 mm
重量　205 g
カラー　グラデーション、ブラック、シルバーグレー

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「GKD350H」のスペック

ディスプレイ 3.5インチ、解像度320×240 pxの IPS液晶
プロセッサ　Ingenic JZ4780 1.5Ghz
RAM（メモリ）　128MB
ストレージ　内蔵ストレージなし　※ゲームを収録したmicroSDカードが必要
外部ストレージ　microSDカードを利用・最大256GBまで
バッテリー　2300mAh
カメラ　非搭載
ワイヤレス通信　非対応
インターフェース　Micro USB（データコピーと充電） x 1、 microSDカードスロット x 2
ボタン　アナログジョイスティック、 d-パッド、 4 アクションボタン、 lr ボタンと 2 つのシステムボタン
スピーカー　モノラル 1.2W
OS　Linux OpenDingux
サイズ　150×75×18mm
重量　約140g
カラー　スケルトン（ブルー・グリーン・ブラック）、イエロー、ホワイト

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「RG300」のスペック

ディスプレイ　 3.0インチ、解像度960×460 pxのIPS液晶
プロセッサ デュアルコア 528MHz
RAM（メモリ） 128MB DDR2
ストレージ 16GB
外部ストレージ microSDカードで最大32GBまで
バッテリー　1800mAh
駆動時間　6時間
カメラ　非搭載
ワイヤレス通信　非対応
インターフェース　USB Type-C（充電用）、microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック
OS　Open Source Linuxシステム「RetroFW」
言語　英語、中国語
サイズ　11.9cmx8.2cmx2.5cm
重量　150 g
カラー スケルトン（ブラック、グレイ）

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「Powkiddy V90」のスペック

ディスプレイ　 3.0インチ、解像度320×240 pxのIPS液晶
プロセッサ AllWinner F1C100S ARM9
RAM（メモリ）　不明
外部ストレージ 16GB （microSDカード・OSとROMにアクセス可能）
バッテリー 1020mAh BL-5C
駆動時間　4時間
充電時間　2.5時間
カメラ　非搭載
ワイヤレス通信　非対応
インターフェース　USB Type-C（充電用）、microSDカードスロット、3.5mmイヤホンジャック
スピーカー　デュアルステレオスピーカー 1.0W x 2　（※イヤホンジャックあり）
ボタン　十字キー、4つのボタン（A,B,X,Y）、4つのショルダーボタン（背面L1,L2,R1,R2）、メニュー、スタート、セレクト
OS　Open Linux (NxHope OS)
サイズ　不明
重量　不明
カラー　オレンジ、イエロー

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「RG280M」のメリット・デメリット

「RG280M」のメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット

・microSDカードスロットが2つある

「RG280M」にはmicroSDカードスロットが2つ搭載されています。1つはOS用で、もう1つはROM用。この2つのカードスロットのおかげで、OSのバージョンアップのたびに多数のゲームをインストールしたROMを再インストールする手間がなくなります。

一方、「RG300」と「Powkiddy V90」はmicroSDカードスロットが1つしかありません。「GKD350H」はmicroSDカードスロットが2つ搭載されています。

・USB Type-C端子が2つある

「RG280M」がUSB Type-C端子が2つ搭載されています。1つは充電用で、高速な充電が利用できるようになっています。そして、もう1つはOTG用で、パソコンと接続してデータを追加したり、バックアップできるようになっています。

一方、「RG300」、「Powkiddy V90」にはUSB Type-C端子が1つしかありません。「GKD350H」はmicroUSB端子を1つ搭載しています。

・高精細なIPS液晶・OCAラミネートを採用

「RG280M」は2.8インチ、解像度320 x 480のIPS液晶を搭載。解像度320 × 240 pxだった前モデル「RG350」よりも高精細になっています。また、液晶表面にはOCAという超透明な光学粘着糊シートを採用。スクリーンとレンズとの隙間がなくなり、ほこりが溜まるスペースもなくなっています。

一方、「GKD350H」は3.5インチ、解像度320×240 pxの IPS液晶「RG300」は3.0インチ、解像度960×460 pxのIPS液晶、「Powkiddy V90」は3.0インチ、解像度320×240 pxのIPS液晶を搭載しています。いずれもOCAラミネートは採用していません。

・アルミ合金で高級感がある

「RG280M」は本体の素材に堅牢性が高く高級感のあるアルミ合金を採用しています。一方、「GKD350H」、「RG300」、「Powkiddy V90」はプラスチック素材で高級感はありません。

・携帯しやすい

「RG280M」は前モデル「RG350」（145 x 73 x 14 mm）よりも小型化し、携帯性に優れています。

一方、「GKD350H」は150×75×18mm ＆約140g、「RG300」は119 x 82 x 25 mm＆150 gで携帯性に優れています。「Powkiddy V90」のサイズ・重量は不明ですが、小型で折りたたみ式を採用しているため、携帯性もなかなかいいようです。