2020年5月に発売された「MINISFORUM S40」と大容量スティックPCを徹底 比較して紹介! 価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリットも紹介します。
「MINISFORUM S40」の特徴
「MINISFORUM S40」の特徴をまとめてみました。
Mini DisplayPortとHDMIで2画面 4K同時出力
「MINISFORUM S40」はスティックPCながらもMini DisplayPort(ミニディスプレイポート)を搭載。HDMI端子と組み合わせて2画面同時出力することができます。また、Mini DisplayPort、HDMI端子は4K出力に対応。対応のテレビで高画質な映像を映し出すことができます。
大容量64GBストレージ搭載・128GBまで拡張可能
「MINISFORUM S40」は低価格ながらも大容量64GBストレージを搭載。16GB〜32GB搭載の一般的なスティックPCよりも2倍以上の容量になっています。また、microSDカードで最大128GBまで拡張することが可能。大量の写真や音楽、動画、PDFファイルなどを保存できます。
Gemini Lake & 4GBメモリで軽快に動作
「MINISFORUM S40」はGemini Lake世代のIntel Celeron N4000 デュアルコア プロセッサを搭載。Passmarkによるベンチマークスコアは「1489」(CPU)を記録しています。また、大容量4GB DDR4メモリを搭載。一般的なスティックPCよりも2倍多い容量でよりスムーズに動作するようになっています。
価格を比較
「MINISFORUM S40」と、「Skynew M1K」、「W5 Pro」、「VivoStick TS10」(4GB/64GB)の価格を比較してみました。
「MINISFORUM S40」
「MINISFORUM S40」は、Amazonで19,280円、楽天市場で24,313円 (税込)、ヤフーショッピングで21,407円 (税込)、Banggoodで17,872円、米国 Amazon.comで$139.90 (日本発送は+$10.31) で販売されています。
「Skynew M1K」
「Skynew M1K」は、Amazonで27,000円、楽天市場で29,990円 (税込)で販売されています。
「W5 Pro」
「W5 Pro」は、Amazonで17,480円、ヤフーショッピングで17,930円〜 (税込)、Banggoodで10,521円、AliExpressでUS $159.00 – 219.00で販売されています。
「VivoStick TS10」(4GB/64GB)
「VivoStick TS10」(TS10-B174D)は、Amazonで30,008円、楽天市場で30,800円 (税込)、ヤフーショッピングで30,800円で販売されています。
スペックを比較
「MINISFORUM S40」と、「Skynew M1K」、「W5 Pro」、「VivoStick TS10」(4GB/64GB)のスペックを比較してみました。
「MINISFORUM S40」
- プロセッサ Gemini Lake世代のIntel Celeron N4000 デュアルコア 1.10 GHz
※14 nmプロセス / 64bit / 2コア / 2スレッド / 最大2.60 GHz - GPU Intel UHD Graphic 600
- RAM(メモリ) 4GB DDR4
※オンボードで増設不可 - ストレージ 64GB eMMC
※オンボードで増設不可 - 拡張ストレージ microSDカードで最大128GBまで
- 電源 USB Type-C (DC ジャック)から給電
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz + 5GHz)、Bluetooth 5.0
- インターフェース USB 3.0 x 2、 USB Type-C (DC ジャック)、Mini Display Port (4k@60Hz) x 1、HDMI (4k@60Hz) x 1、microSDカードスロット、音声出力
- 冷却ファン あり
- OS Windows 10 Pro
※Chromium/Linux OSサポート - サイズ 13.00 x 4.60 cm
- 重量 30g
- カラー ブラック
- 付属品 MiniDPケーブル x1、HDMIケーブル(30cm) x1、HDMIコンバーター x1、電源アダプター x1、取扱説明書(日本語対応) x1
関連記事:
Amazonで「MINISFORUM S40」をチェックする
楽天市場で「MINISFORUM S40」をチェックする
ヤフーショッピングで「MINISFORUM S40」をチェックする
Banggoodで「MINISFORUM S40」をチェックする
米国 Amazon.comで「MINISFORUM S40」をチェックする
「Skynew M1K」のスペック
- プロセッサ Gemini Lake世代のIntel Celeron N4100 クアッドコア 1.10 GHz
※14 nmプロセス / 64bit / 4コア / 4スレッド / 最大2.40 GHz - GPU インテル UHD グラフィックス 600
- RAM(メモリ) 4GB DDR4
- ストレージ 128GB eMMC
- 電源 DC電源ポートから給電
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz + 5GHz)、Bluetooth 4.0
- インターフェース USB3.0×2、HDMI×1、microSDカードスロット×1、音声出力×1、DC電源ポート×1、BIOS初期化ボタン
- OS Windows 10 Home 64ビット
- サイズ 135×45㎜
- 重量 62g
- カラー ブラック
関連記事:
Amazonで「Skynew M1K」をチェックする
楽天市場で「Skynew M1K」をチェックする
ヤフーショッピングで「Skynew M1K」をチェックする
AliExpressで「T6 pro」をチェックする
「W5 Pro」のスペック
- プロセッサ Cherry trail世代の Intel Atom Z8350 クアッドコア 1.44GHz
※14nm / 64bit / 1.92GHz - GPU Intel HD Graphics 400
※Gen8-LP 10/12EU up to 500MHz - RAM(メモリ) 4GB DDR3
- ストレージ 64GB eMMC
- 電源 12V ※microUSB経由で給電
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 b/g/n 2.4G、Bluetooth 4.0
- インターフェース USB 3.0 x 1 、 USB 2.0 x 1、microUSB x 1(電源用)、microSDカードリーダー、HDMI x 1、3.5mmイヤホンジャック
- 冷却ファン あり
- OS Windows 10
- サイズ 10.5x 4.0 x 1.0 cm
- 重量 50g
- カラー ブラック
関連記事:
Amazonで「W5 Pro」をチェックする
ヤフーショッピングで「W5 Pro」をチェックする
Banggoodで「W5 Pro」をチェックする
AliExpressで「W5 Pro」をチェックする
「VivoStick TS10」のスペック
- モデル「TS10-B174D」(4GB RAM / 64GB ROM)・「TS10-B052D」(2GB RAM / 32GB ROM)
- プロセッサ Cherry trail世代のIntel Atom x5-Z8350 クアッドコア 1.44GHz
- GPU Intel HD Graphics 400
- RAM(メモリ) 4GB
※「TS10-B052D」は2GB メモリ - ストレージ 64GB eMMC
※「TS10-B052D」は32GB ストレージ - 電源 microUSB経由で給電
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.1
- インターフェース USB 3.0×1、USB 2.0×1、HDMI×1、microUSBポート(電源用)、3.5mmイヤホンジャック
- 冷却ファン あり
- OS Windows 10 Pro
- サイズ 約W139×D36×H16.5mm
- 重量 約75g
- カラー ブラック
関連記事:
「ASUS VivoStick TS10」スティックPCでスマホをマウス化
Amazonで「VivoStick TS10 TS10-B174D」をチェックする
楽天市場で「VivoStick TS10 TS10-B174D」をチェックする
ヤフーショッピングで「VivoStick TS10 TS10-B174D」をチェックする
AliExpressで「BBen MN9」をチェックする
ベンチマークを比較
「MINISFORUM S40」と、「Skynew M1K」、「W5 Pro」、「VivoStick TS10」(4GB/64GB)のベンチマークスコアを比較してみました。
「MINISFORUM S40」
<CPU> Intel Celeron N4000
Passmarkによるベンチマークスコアは「1489」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「388」、マルチコアで「680」。
<GPU> Intel UHD Graphic 600
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。
「Skynew M1K」
<CPU> Intel Celeron N4100
Passmarkによるベンチマークスコアは「2510」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「382」、マルチコアで「1160」。
<GPU> インテル UHD グラフィックス 600
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。
「W5-Pro」
<CPU> Intel Atom Z8350
Passmarkによるベンチマークスコアは「876」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「168」、マルチコアで「529」。
<GPU> Intel HD Graphics 400
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「149」。
「VivoStick TS10」(4GB/64GB)
<CPU> Intel Atom Z8350
Passmarkによるベンチマークスコアは「876」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「168」、マルチコアで「529」。
<GPU> Intel HD Graphics 400
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「149」。
「MINISFORUM S40」のメリット・デメリット
「MINISFORUM S40」のメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット
・USB Type-Cから給電・安定動作
「MINISFORUM S40」は、インターフェースにUSB Type-C(DC ジャック)で給電し、安定して動作できるようになっています。一方、「Skynew M1K」、「W5-Pro」、「VivoStick TS10」(4GB/64GB)はmicroUSB(DC ジャック)で給電します。
・冷却ファン搭載・放熱性に優れている
「MINISFORUM S40」は本体の内部に冷却ファンを搭載しています。また、本体の表面に放熱穴と通風口を設け、内部の熱を効率的に放出できるようになっています。
一方、「W5-Pro」と「VivoStick TS10」(4GB/64GB)は静音な冷却ファンを搭載していますが、放熱穴は少ないように見えます。「Skynew M1K」は冷却ファンがあるかどうか不明。ボディの放熱穴はかなり多いです。
・USB 3.0ポートを2つ備えている
「MINISFORUM S40」は電源用のにUSB Type-C(DC ジャック)以外にUSB 3.0ポートを2つ搭載し、他のUSB機器と接続できるようになっています。
一方、「W5-Pro」と「VivoStick TS10」(4GB/64GB)は電源用のmicroUSBの他にUSB 3.0 x 1 と USB 2.0 x 1を搭載しています。「Skynew M1K」は電源用のmicroUSBの他にUSB 3.0ポートを2つ搭載しています。
・Wi-Fiデュアルバンド&Bluetooth 5.0に対応
「MINISFORUM S40」は高速で途切れにくい通信が可能なWi-FiデュアルバンドとBluetooth 5.0に対応しています。
一方、「Skynew M1K」はWi-FiデュアルバンドとBluetooth 4.0対応、「W5-Pro」はWi-Fiデュアルバンドに非対応(2.4GHzのみ)でBluetooth 4.0対応、「VivoStick TS10」(4GB/64GB)はWi-FiデュアルバンドとBluetooth 4.1に対応しています。
・4Kデュアルディスプレイが使える
「MINISFORUM S40」はMini DisplayPort(ミニディスプレイポート)とHDMI端子で4K動画を2画面同時に映し出すことができます。
一方、「Skynew M1K」、「W5-Pro」、「VivoStick TS10」(4GB/64GB)は4K動画の再生には対応していますが、2画面同時に4K動画を出力することはできません。
デメリット
・Officeアプリはなし
「MINISFORUM S40」にOfficeアプリはインストールされていません。自前で用意する必要があります。※ Officeアプリを使うのに十分な性能を持っています。
・負荷の高いゲーム用途には向いていない
「MINISFORUM S40」は負荷の高いゲーム用途には向いていません。軽めの2Dゲームやブラウザゲーム程度であれば快適にプレイできます。※YouTube、Amazonプライムなどの動画視聴では快適に使えます。
・ディスプレイ、キーボード、マウスはなし
「MINISFORUM S40」はスティックPCなのでディスプレイやキーボード、マウスは別途購入する必要があります。また、テレワークやオンライン授業、Web会議などで使用する際には別途USBカメラを用意する必要があります。※他のスティックPCも同様です。
「MINISFORUM S40」の販売・購入先
「MINISFORUM S40」は、
Amazonで19,280円、
楽天市場で24,313円 (税込)、
ヤフーショッピングで21,407円 (税込)、
Banggoodで17,872円、
米国 Amazon.comで$139.90 (日本発送は+$10.31) 、
で販売されています。
Amazonで「MINISFORUM S40」をチェックする
楽天市場で「MINISFORUM S40」をチェックする
ヤフーショッピングで「MINISFORUM S40」をチェックする
Banggoodで「MINISFORUM S40」をチェックする
米国 Amazon.comで「MINISFORUM S40」をチェックする
他の大容量スティックPCと比較する
リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。
★「X96 S400」(Android 10)
「W5 Pro」
「VivoStick TS10」(4GB/64GB)
「Skynew M1S」(MoreFine M1s)
「X96S」(Android8.1)
「Diginnos Stick DG-STK5S」(ドスパラ)
「Chromebit CS10」(Chrome OS)
その他のおすすめスティックPC&動画製品は?
その他のおすすめスティックPCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。
主に海外で販売されているスティックPCをまとめて紹介しています。
スティックPCに新型が続々! ChromeやAndroidモデルもあり
主に日本で販売されたスティックPCをまとめて紹介しています。
Android TV BOXが急激にハイスペック化! 最新モデル 比較
Android 9.0搭載のAndroid TV BOXをまとめて紹介しています。
スマホ画面を巨大化するミラキャストドングルをまとめて紹介しています。