エイサーから発売された12型「Acer Chromebook 512」(C851)のスペック、ベンチマーク、評価、価格を紹介! 見落とされがちなメリットや注意すべきデメリット、お得なセール&中古情報も合わせて掲載しています。
※2020年10月20日、11.6型「Acer CB311」が発売されました。
※2020年10月9日、14型「Acer CB314」も発売されました。
※2020年9月18日、11.6型「Acer Spin 311」も発売されました。
※型番「(C851T-H14N)」がAmazon、楽天市場、ヤフーショッピング、ビックカメラに入荷しました。「Acer Chromebook Spin 512」も販売中です。
「Acer Chromebook 512」(C851)
「Acer Chromebook 512」(C851)はChrome OSを搭載したノートPC。重さ1.28kgのボディにGemini Lake世代の Intel Celeron N4000 デュアルコア プロセッサと4GBメモリを搭載。アスペクト比 3:2のIPS液晶、32 GB eMMC ストレージ、12時間駆動する3920 mAhバッテリー、Webカメラを備えるほか、
米国国防省の軍用規格(MIL-STD-810G)、防滴(キーボード)、USB Type-C接続、Wi-Fiデュアルバンドにも対応している。
公式ページ 「Acer Chromebook 512」
https://www.acer.com/ac/en/US/content/series/acerchromebook512
公式レビュー動画 ディスプレイの見え方やボディの質感・特徴が分かる
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「Acer Chromebook 512」 (C851)のスペック
- モデル・型番 C851-A14N / C851T-H14N
※フリップタイプのR851TN-A14N/Eも発売中 - ディスプレイ 12.0インチ、解像度1366×912ドットのIPS液晶
※タッチには非対応 / 3:2 / 非光沢
※フリップタイプのR851TN-A14N/Eはタッチ対応で光沢 - プロセッサ Gemini Lake世代の Intel Celeron N4000 デュアルコア 1.10 GHz
※14nm / 64bit / 最大2.60 GHz
※フリップタイプのR851TN-A14N/EはIntel Celeron N4100 - GPU Intel UHD Graphics 600
- RAM(メモリ) 4GB LPDDR4
- ストレージ 32 GB eMMC
- 外部ストレージ microSD・microSDXCカードで拡張が可能
- バッテリー 3920 mAh、3-cell、Lithium Ion (Li-Ion)
- 駆動時間 12時間
※フリップタイプのR851TN-A14N/Eは11時間 - カメラ Webカメラ
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth
- インターフェース USB Type-Cポート(PD対応/映像出力対応)、USB 3.1 Gen 1(最大5 Gbps)、ヘッドフォン/スピーカー・ジャック x1
- 消費電力(最大) 45 W
- 耐久性 米国国防省の軍用規格(MIL-STD-810G)
1.2Mからの落下テスト - キーボード 日本語キーボード
※最大330mlの水をこぼしても耐える排水機構を備えた防滴仕様
※フリップタイプのR851TN-A14N/Eは英字キーボード - OS Chrome OS
- サイズ 22.9 x 29.6 x 2 cm
※フリップタイプのR851TN-A14N/Eは23.1 x 29.6 x 2 cm - 重量 1.28 Kg
※フリップタイプのR851TN-A14N/Eは1.42kg - カラー ブラック
「Acer Chromebook 512」(C851)のベンチマーク
「Acer Chromebook 512」のベンチマークスコアを紹介します。搭載しているプロセッサは「Acer R751T/TN」、「ASUS Chromebook C204MA」と同じになります。
<CPU> Intel Celeron N4000 (Gemini Lake)
Passmarkによるベンチマークスコアは「1430」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「396」、マルチコアで「702」。
<GPU> Intel UHD Graphics 600
Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィック性能は「391」。
Apollo Lake パソコンとベンチマークを比較
Gemini Lake世代の「Acer Chromebook 512」と、Apollo Lake世代のパソコンのベンチマークスコアを比較してみました。
<CPU> Intel Celeron N3450
Passmarkによるベンチマークスコアは「1849」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「279」、マルチコアで「916」。
<GPU> Intel HD Graphics 500
Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィック性能は「271」。
Geekbenchによるベンチマークのシングルコアで「279」から「396」へと大幅に向上していることが分かります。それ以外はそれほど大きく変わらないようです。
ディスプレイ性能を評価
「Acer Chromebook 512」(C851)のディスプレイ性能を評価してまとめてみました。
画面の大きさは12インチ・でも実はかなり見やすい
「Acer Chromebook 512」は12.0インチの液晶ディスプレイを採用しています。一般的に考えると、14インチや13インチのノートPCよりも1〜2インチ小さく、少々見にくいのではないかと思いがちです。
しかし、写真を見てすぐ分かるようにアスペクト比3:2を採用しているため、従来の16:10の比率の液晶と比べて約18%も縦長になっています。そのため、Webページの表示領域もぐっと広くなり、より少ないスクロールで多くの情報を表示できるようになっています。
また、ノートPCは一般的に椅子に座って使うことが多いため、目線が下になりすぎずにちょうどいい角度で画面を見られるというメリットもあります。
画面のきれいさはHD画質・でもかなり実用的
「Acer Chromebook 512」の解像度は1366×912ドットになります。フルHDの解像度1920×1080ドットに比べるとワンランク下の見やすさとなり、非常に小さな字などは見にくく感じることがあります。
しかし、最近のブラウザやWebページは字を見やすく大きく表示できるようになっているので、それほど大きな心配はいりません。また、視野角の広いIPS液晶なので、WordやExcelなどのOfficeアプリで文書作成やYoutube動画、Webページの閲覧、SNSのチェックなどでは全く問題ないでしょう。
ただし、写真の細かいチェックや電子書籍の閲覧にはあまり適していないので注意してください。
画面の使いやすさは合格レベル・180度開閉が意外と便利
「Acer Chromebook 512」はタッチ操作には対応していませんが、一般的なノートPCと同じように使用できます。また、別売の「Airbar」という製品を用意することでタッチ操作が可能になり、上位モデルでフリップタイプのR851TN-A14N/Eと同じようにAndroid アプリを操作することができます。そのほかにも、「180度開閉」に対応しており、タブレットと同じような感覚で写真や動画を撮ることもできます。
プロセッサ・処理性能を評価
「Acer Chromebook 512」(C851)のプロセッサ・処理性能を評価してまとめてみました。
ベンチマーク結果
「Acer Chromebook 512」が採用している Intel Celeron N4000 (Gemini Lake)と、一つ前の世代となるIntel Celeron N3450(Apollo Lake)を比較してみると、意外なことに古いはずのApollo Lakeの方が性能がやや高めでした。しかし、GeekbenchによるベンチマークのスコアではGemini Lakeの方が高く、完全に負けているわけではないことが分かります。
グラフィック性能の違い
Fire Strikeによるベンチマークスコアでは、「271」から「391」と大幅に向上しています。体感で感じるほどの大きな差ではありませんが、Gemini Lake世代の「Acer Chromebook 512」の方が動画やゲームをより滑らかに再生できているようです。
「Acer Chromebook 512」でゲープレイは快適か?
「Acer Chromebook 512」はAndroid アプリに対応しているため、Androidのゲームアプリもプレイできます。残念ながら現在、「Acer Chromebook 512」でゲープレイしている動画はありませんが、かなり古いBraswell世代で Intel Celeron N3160搭載の「Acer Chromebook 15.6」でAndroidのゲームをプレイしている動画があります。3Dゲームでもサクサク動作しているので、「Acer Chromebook 512」でも快適にAndroid ゲームをプレイできるようです。
バッテリー・電池持ちを評価
「Acer Chromebook 512」(C851)のバッテリー・電池持ちを評価してまとめてみました。
3920 mAhバッテリー搭載で連続12時間の駆動・ACアダプターの持ち歩きは不要
「Acer Chromebook 512」は容量3920 mAhのバッテリーを搭載し、連続して約12時間 駆動することができます。12時間というとちょうど一日の半分となり、かなりの長時間です。一般的なWindowsノートPCの場合はバッテリー切れに備えてACアダプターを持ち歩くことが多いですが、「Acer Chromebook 512」ならACアダプターを持ち歩く必要はなさそうです。朝に一度フル充電しておけば、終日まで使ってもバッテリー切れになることはありません。
エントリーノートPCと比較
「Acer Chromebook 512」のバッテリー駆動時間は12時間でした。他のエントリーノートPCと比較してみると、以下のようになります。
ツクモ「TSNB14UP1」・・・・ 約7.5時間
ドスパラ「Diginnos Note Altair VH-AD3S」・・・・8.8時間
「HP Stream 11-ak0000」・・・・最大 13時間30分
「Acer Chromebook 512」が負けているのは「HP Stream 11-ak0000」だけで、ツクモやドスパラには3時間以上の差をつけていることが分かります。エントリーノートPCと比べてみると、「Acer Chromebook 512」のバッテリー駆動時間が非常に長いことが分かります。
キーボードの操作性を評価
「Acer Chromebook 512」(C851)のキーボード 操作性を評価してまとめてみました。
キーストローク・キーピッチ・タイピングのしやすさ
「Acer Chromebook 512」のキーボードは日本語仕様で、初心者でも使いやすくなっています。キーストローク(ボタンの深さ)は浅めで、キーピッチ(ボタン同士の間隔)は一般的なノートPCとほとんど同じになっています。また、Enterキーは小さいボタンになっており、キーボード上部にはファンクションキーが搭載されています。
総合的にみるとエントリーノートとそれほど大きく変わりませんが、キーボードのボタン中央がへこんだデザインになっており、これによってタイピングのしやすさが向上しています。短時間で長文をよく書く人にでも快適に使えそうです。
タッチパッド
「Acer Chromebook 512」のタッチパッドは大きめです。マウスなしでもスムーズに操作でき、ジェスチャー操作やスワイプ操作も可能になっています。また、設定でマウスカーソル速度やスクロール方法を変更することもできます。
防水・防滴
「Acer Chromebook 512」は最大330mlの水をこぼしても耐える排水機構を備えた防滴仕様になっています。そのため、作業をしながら、うっかり水をこぼしてしまっても慌てることはありません。ただし、防水仕様ではないため、雨で濡れてしまったときは故障などのトラブルにあうことがあるので、十分に注意しましょう。
持ち運びやすさを評価
「Acer Chromebook 512」(C851)は重さ1.28 Kgなので、持ち運びにも適しています。一般的に毎日ノートPCを持ち運ぶなら、1kgの前半までで、1.5kg以上はあまり適していません。サイズは12インチ(22.9 x 29.6)とコンパクトで、厚さは2 cmと非常に薄いです。
他のノートPCと比較
「HP Stream 11-ak0000」・・・・重さ約1kg、厚さ 1.8cm
ツクモ「TSNB14UP1」・・・・ 重さ1.5kg、厚さ2.3cm
ドスパラ「Diginnos Note Altair VH-AD3S」・・・・重さ約1.37kg、厚さ2.2cm
他のエントリーノートPCと比較してみると、重さ・厚さともにツクモ・ドスパラよりも勝っていることが分かります。11.6型「HP Stream 11-ak0000」には負けていますが、持ち運びやすさはかなり良い方であることは間違いなさそうです。
頑丈さ・堅牢性
「Acer Chromebook 512」は米国国防省の軍用規格(MIL-STD-810G)に対応し、1.2Mからの落下テストに耐える堅牢な作りになっています。他のエントリーノートPCにはこのような堅牢性がないため、「Acer Chromebook 512」が非常に頑丈で故障しづらい作りになっていることが分かります。
「Acer Chromebook 512」のメリット・デメリット
「Acer Chromebook 512」(C851)のメリット・デメリットについてまとめてみました。
メリット
・アスペクト比3:2で画面が見やすい
・Gemini Lakeと軽量なChrome OSとの組み合わせで快適に動作する
・高速なメモリ規格 LPDDR4 を採用している
・駆動時間が長い
・Wi-Fiデュアルバンド対応で快適に通信できる
・本体が軽くて薄い
・MIL-STD-810G対応で落下にも耐える頑丈さを持っている
・充電&映像出力に対応したUSB Type-Cポートを搭載している
・180度の開閉に対応している
デメリット
・タッチ操作に対応していない
・SSDストレージを採用していない(※交換可能)
・ストレージ容量が32 GBしかない(※microSDカードで拡張が可能)
・負荷の高い動画編集・エンコードなどの作業には向かない
・HDMIポートがない(※USB Type-Cで出力が可能)
総合評価
「Acer Chromebook 512」(C851)は一見したところ、ごく普通のChromebookのように見えます。タッチ操作に対応していないため、Android アプリが使えないと思ってしまう方も多いことでしょう。
しかし、上述のようにどうしてもタッチ操作が必要であれば、別売の「Airbar」という製品を用意することでタッチ操作が可能になります。また、アスペクト比3:2の液晶は12インチのコンパクトサイズながらも、非常に見やすく文書作成などの作業も快適です。
Gemini Lakeと軽量なChrome OSとの組み合わせで快適に動作する点、12時間のロング駆動が可能である点、MIL-STD-810G対応で落下にも耐える頑丈さを持っている点を考慮すると、かなりコスパの高いChromebookであることは間違いないでしょう。購入後にSSDストレージに交換すると、大きな弱点もなくなります。
「Acer Chromebook 512」(C851)の価格は?
「Acer Chromebook 512」(C851-A14N・クラムシェル型)の価格は、
Amazonで25,330円(C851-A14N)、
楽天市場で28,863円〜 (税込・C851-A14N)、
ヤフーショッピングで26,609 円 (税込・C851-A14N)、
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