「Teclast T30」レビュー MediaPad M5 lite 10 と比較


Android9.0を搭載した10.1型タブレット「Teclast T30」をレビュー。実機を使った動画をもとに、ファーウェイの人気タブレット「MediaPad M5 lite 10.1」との違いを比較・検証していきます。

「Teclast T30」とファーウェイ「MediaPad M5 lite 10.1」の価格差は?

Teclast T30」は日本のAmazonで28,900 円(1500円OFFクーポン適用で27400円)で販売されています。

海外ショップのGearBestでは24459 円、Banggoodでは24,298円、AliExpressでは US $219.99 – 237.79、で販売されていました。

一方、ファーウェイ「MediaPad M5 lite 10.1」は、

Amazonで26,800円〜で販売されていました。楽天市場では 27,930円〜 (税込)、ヤフーショッピングでは27,930円〜(税込)で販売されていました。

日本のAmazonで比較してみると、価格差は600円ということになり、あまり差がないようです。

当然のことながら、性能・スペックもほぼ同じになっているはずですが、実際はどうでしょうか?

実機を使った動画レビューを参考に両機種を比較し、その違いをはっきりとさせてみましょう。

Teclast T30」の詳細なスペック情報こちら

「Teclast T30」とファーウェイ「MediaPad M5 lite 10.1」のスペックを比較

Teclast T30」とファーウェイ「MediaPad M5 lite 10.1」のスペックを比較してまとめてみました。

なお、「Teclast T30」についてはすでに以下のページにまとめてあります。スペックや特徴を確認したい人はこちらをご覧ください。

「Teclast T30」のスペック、ベンチマーク、特徴、機能、価格

ディスプレイの違い

Teclast T30」  10.1インチ、解像度 1920×1200 px の IPS液晶
※ WUXGA / 16:10 / 2.5D / ブルーライトカット / 370nit

MediaPad M5 lite 10.1」 10.1インチ解像度1920 x 1200のIPS液晶
※16:10 / 224 ppi / ブルーライトカット / 映像最適化技術 ClariVu

スペック上ではどちらも10.1インチで、フルHD画質(解像度 1920×1200 px) の IPS液晶になっています。アスペクト比16:10であることや目の疲れを軽減するブルーライトカット機能を備えている点も同じです。

実際に動画レビューで比較してみると、ベゼル幅や映像の鮮やかさも非常に似ていることが分かります。ただし、本体の縦幅・横幅は「Teclast T30」の方が若干大きめで、その分映像もわずかに大きめに見えるようです。

なお、操作性は、ゲームプレイ中の動画を見る限り大きな違いはないようですが、調べてみたところ「Teclast T30」の操作性はあまり評判がよくないようです。一応10点マルチタッチに対応しているものの、反応性がやや遅く、リズムゲームなどには適していないと考えた方がいいようです。

MediaPad M5 lite 10.1」は10点マルチタッチに対応し、操作性もなかなかいいようです。

プロセッサの違い

Teclast T30」  MediaTek Helio P70 MT6771  オクタコア 2.1GHz
※Arm Cortex-A53, Arm Cortex-A73 / Up to 2.1GHz / 64-bit / 8 コア,8スレッド / 12 nm

MediaPad M5 lite 10.1HiSilicon Kirin 659 Octa-core
※A53+A53 / 16nm / 4+4コア / 2.36GHz+1.7GHz

GPUの違い

Teclast T30」  Mali-G72 MP3

MediaPad M5 lite 10.1」 Mali-T830 MP2

RAM(メモリ)の違い

Teclast T30」  4GB

MediaPad M5 lite 10.1」 3GB/4GB RAM

ベンチマークの違い

Teclast T30AnTuTu ベンチマークスコア 総合で「169081」、CPUで「73834」、GPUで「28454」、UXで「33587」、MEMで「33206」

MediaPad M5 lite 10.1AnTuTu  ベンチマークスコア 総合で「89427」、CPUで「41583」、GPUで「13208」、UXで「24199」、MEMで「10437」

Teclast T30」 はMediaTek Helio P70 MT6771 オクタコア プロセッサと 4GBメモリを搭載し、Antutuベンチマークスコアが総合で約16万9千点です。

一方、「MediaPad M5 lite 10.1」はHiSilicon Kirin 659 プロセッサと 3GB/4GB メモリを搭載し、Antutuベンチマークスコアが総合で約8万9千点になっています。ベンチマークの差は約8万点となり、非常に大きな差であることから、「Teclast T30」 の方が高速に動作し、キビキビ動くことがわかります。

ただし、「MediaPad M5 lite 10.1」でもWebでの調べものや音楽再生、動画再生などは問題ないレベルです。3Dゲームをプレイする際に遅延やカクツキが生じることがあるかもしれないので、ゲーム用途で購入するときは気をつけましょう。

ストレージの違い

Teclast T30」  64GB    microSDカードで最大128GBまで

MediaPad M5 lite 10.132GB/64GB   microSDXCカードで最大256GBまで

バッテリーの違い

Teclast T30」  8000mAh 駆動時間 11時間

MediaPad M5 lite 10.17500 mAh

カメラの違い

Teclast T30」 背面800万画素、前面500万画素

MediaPad M5 lite 10.1」  背面800万画素、前面800万画素

ワイヤレス通信の違い

Teclast T30」  Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.1、GPS

MediaPad M5 lite 10.1」 WiFi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.2、GPS(A-GPS/Glonass/BDS ※GPS機能はLTEモデルのみ対応)

インターフェースの違い

Teclast T30」 USB Type-C、3.5mmイヤホンジャック、1 x  SIMスロット

MediaPad M5 lite 10.1」 USB Type-C、3.5mmステレオジャック

OSの違い

Teclast T30」  Android 9.0 Pie OS

MediaPad M5 lite 10.1」 Android 8.0 + EMUI 8.0
※2019年3月26日(火) 17:00以降から Android 9.0 + EMUI 9.0へのアップデート開始

サイズ・重量・カラー・デザインの違い

Teclast T30」 サイズ 24.90 x 13.50 x 0.85 cm、重量 560g、カラー ブラック

MediaPad M5 lite 10.1サイズ 約243.4×162.2×7.6mm、重量 約480g、カラーはスペースグレー

サイズはどちらも10.1インチですが、縦幅・横幅ともに「Teclast T30」の方がやや大きめです。また、厚さに関しては0.9mm「Teclast T30」の方が厚くなっています。

実際に動画レビューで検証してみると、サイズに関しては肉眼ではほとんど差がないように見えます。真横から見ると、「Teclast T30」の方が若干厚く見えるぐらいの差しかわかりません。

デザインについては、どちらもメタル(金属)素材で高級感があります。ただし、「MediaPad M5 lite 10.1」 の方がやや薄いためにすっきりとした印象になります。「Teclast T30」の方はブラックのみなので、落ち着いた大人向けのデザインになっています。

「Teclast T30」とファーウェイ「MediaPad M5 lite 10.1」  どちらを買うべきか?

Teclast T30」とファーウェイ「MediaPad M5 lite 10.1」、どちらを購入するべきなのか、それぞれの特徴と魅力をまとめてみました。

手書き入力対応で音質にも優れる ファーウェイ「MediaPad M5 lite 10.1」

ファーウェイ「MediaPad M5 lite 10.1」の魅力はなんといっても筆圧2048段階で手書き入力できる点です。専用スタイラスペン「M-Pen lite」は別売になりますが、動画レビューを見る限り、書き味は抜群に良く、イラストもスムーズに描けるようです。また、4つのスピーカー(クアッドスピーカー)とHarman Kardonチューニングで音質にも優れる点も魅力的です。「Teclast T30」よりはプロセッサの性能が劣りますが、ゲーム以外の用途であれば不自由なく使える十分な性能を備えているといえるでしょう。

ファーウェイ「MediaPad M5 lite 10.1」の記事を読む

SIMフリーで専用キーボードも使える「Teclast T30」

Teclast T30」はNano SIMスロットを搭載し、4G LTE通信が利用できます。「MediaPad M5 lite 10.1」も4G LTE通信が可能ですが、Wi-Fi モデルと比べて価格が高くなるのが少々ネックです。「Teclast T30」の価格はWi-Fi版の「MediaPad M5 lite 10.1」とほぼ同じくらいなので、コスパは「Teclast T30」の方が高いといえそうです。

また、「MediaPad M5 lite 10.1」と違い、マグネットで接続できる専用キーボードが用意されていることも大きな魅力です。MediaTek Helio P70 オクタコア プロセッサと4GBメモリとの組み合わせでパワフルに動作するのも魅力的です。

「Teclast T30」の記事を読む

<結論>

筆圧2048段階で手書き入力したい場合や音楽再生で頻繁に使う人は「MediaPad M5 lite 10.1」を、専用キーボードが使えるパワフルでコスパの高いSIMフリータブレットを探している人は「Teclast T30」を選択しましょう。

「Teclast T30」の販売・購入先

Teclast T30」は、

Amazonで23,900円、

楽天市場で28,783円 (税込)、

ヤフーショッピングで27,835円 〜 (税込)、

GearBestで24459 円、

Banggoodで 24,298円、

AliExpressで US $219.99 – 237.79、

で販売されています。

Amazonで「Teclast T30」をチェックする

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ヤフーショッピングで「Teclast T30」をチェックする

Banggoodで「Teclast T30」をチェックする

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