「Blackview A60 PRO」驚愕コスパのピュアAndroidスマホ

AmazonでAndroid 9.0を搭載した6.0型のスマートフォン「Blackview A60 PRO」が販売されている。一万円ほどの価格で購入できる性能の高いスマホとして注目の製品。「UMIDIGI A3 Pro」よりも優れた面がある。

※2020年12月、Android 10搭載の「Blackview A80 Plus」が発売されました。

※2020年6月Android 10 Go Edition搭載の「Blackview A80」が発売されました。

※2019年11月、Android 9.0搭載の「Blackview A80 Pro」も発売されました。

「Blackview A60 PRO」は「UMIDIGI A3 Pro」を超えるか？

一万円ほどの低価格なスマホは「UMIDIGI A3 Pro」が人気だったが、ついにそれを超えるかもしれないコスパの高いスマホ「Blackview A60 PRO」が登場した。

このスマホは「UMIDIGI A3 Pro」よりも大きな液晶を持ち、しかもゲームも快適にプレイできるほどの動作スピードをもつ。

また、「UMIDIGI A3 Pro」よりも長時間駆動する大容量バッテリーを搭載。機能面では低価格ながらも顔認証と指紋認証の両方に対応する。

価格はAmazonで10,699円。「UMIDIGI A3 Pro」（※ 9,537円（割引きクーポンあり）よりも千円ほど高くなるが、トリプルカメラ搭載の「UMIDIGI A5 Pro」（13,777円）よりは3千円ほど安くなる。

なお、「Blackview A60 PRO」はカスタマイズされていないピュアなAndroid OSを採用。Android 8.1 Go Edition OS を採用した「Blackview A60」（8,537円）も販売されている。

このページ内の目次

19.2:9液晶＆4080mAhバッテリ搭載の6.0型スマホ「Blackview A60 PRO」

「Blackview A60 PRO」はAndroid 9.0を搭載した6.008型のスマートフォン。厚さ9.8mmのボディに Mediatek Helio A22 MT6761 クアッドコア CPUと 3GB RAMを搭載。19.2:9のフルスクリーンIPS液晶、大容量 4080mAh バッテリー（取り外し可）、16GBストレージ、背面800万画素、前面500万画素カメラを備えるほか、顔認証、指紋認証にも対応している。

公式製品紹介ページはこちら
https://www.blackview.hk/blackview-356/

公式レビュー動画　ディスプレイやボディの質感・機能・特徴が分かる

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「Blackview A60 PRO」スペック一覧

ディスプレイ 6.008インチ、解像度1280×600のIPS液晶
※19.2:9 / AGC Dragontrail Glass / 画面占有率 92% / 232ppi
プロセッサ Mediatek Helio A22 MT6761 Quad Core 2.0GHz
※64bit / Arm Cortex-A53 / 12 nmプロセス / 4コア
GPU IMG PowerVR GE8300
RAM（メモリ） 3GB
ストレージ容量 16GB eMMC
外部ストレージ　micro SDカードで最大256GBまで増設可能
バッテリー容量 4080mAh（※取り外し可能）
バッテリー駆動時間 連続待受時間は最大316時間、連続通話時間は最大16時間、連続音楽再生時間は最大21時間
背面カメラ 800万画素
前面カメラ 500万画素
OS Android 9.0
※ カスタマイズされていないピュアAndroid OS
サイズ 156.8×74×9.8mmで、重量は170g 。カラーはブラック、ブルー、グリーン
SIMカード Nano SIM（デュアルSIM）
対応バンド　4G FDD:1/3/7/8/20 TDD:40 、3G WCDMA B1/B8 、2G GSM: 850/900/1800/1900MHz

「Blackview A60 PRO」のベンチマーク

「Blackview A60 PRO」のAntutuベンチマークスコアは総合で約6万点。プロセッサはMediatek Helio A22 MT6761 Quad Core 2.0GHzです。 pic.twitter.com/MXuiktLk1x

— BURARI (@akiba_burari) November 29, 2019

「Blackview A60 PRO」のAnTuTuアプリによるベンチマークスコアは、総合で「63186」、CPUで「28635」、GPUで「8241」、UXで「21474」、MEMで「4836」。

※Antutuスコアとは、3D性能、UX速度、CPU性能、RAM性能を総合した評価点のこと。

参考資料「UMIDIGI A3 Pro」のベンチマーク

参考資料として「UMIDIGI A3 Pro」のベンチマークを紹介します。

「UMIDIGI A3 Pro」のAnTuTuアプリによるベンチマークスコアは、総合で「43322」、CPUで「19825」、GPUで「3030」、UXで「16331」、MEMで「4136」。

参考資料「Blackview A80 Pro」のベンチマーク

参考資料として「Blackview A80 Pro」のベンチマークを紹介します。

「Blackview A80 Pro」のAnTuTuアプリによるベンチマークスコアは、総合で「98066」、CPUで「43608」、GPUで「9750」、UXで「17488」、MEMで「27220」。

「Blackview A60 PRO」の性能・特徴

「Blackview A60 PRO」の性能・特徴を、「UMIDIGI A3 Pro」との違いをふくめてまとめてみました。

ディスプレイはどうなってる？

ディスプレイは6.008インチ、解像度1280×600のIPS液晶を搭載。アスペクト比 19.2:9 のフルスクリーン液晶で、画面占有率 92%を実現。明るさ 232ppiの発色に優れる美しい映像で快適にアプリや動画を楽しめる。また、液晶表面は AGC Dragontrail Glass で保護されている。

なお、「UMIDIGI A3 Pro」のディスプレイは 5.7インチ、解像度1512 x 720 ピクセルの液晶（19:9）。

プロセッサやメモリ、グラフィックはどうなってる？

プロセッサは Mediatek Helio A22 MT6761 Quad Core 2.0GHz 、RAMは3GB を搭載。12 nmプロセスで製造された64ビット対応の4コアプロセッサで、最大2.0GHzの周波数で駆動。グラフィック(GPU)はIMG PowerVR GE8300 を採用し、動画やゲームを滑らかに再生する。

なお、「UMIDIGI A3 Pro」のプロセッサは MediaTek MT6739 Quad core 1.5GHz 、RAM（メモリ）は 3GB、グラフィック(GPU)はIMG PowerVR GE8100 を採用していた。

バッテリー容量・駆動時間は？

バッテリー容量は4080mAh（取り外しが可能）。連続待受時間は最大316時間、連続通話時間は最大16時間、連続音楽再生時間は最大21時間となっている。

なお、「UMIDIGI A3 Pro」のバッテリー容量は 3300 mAhだった。

ストレージ容量はどれくらい？

ストレージ容量は16GBで、micro SDカードで最大256GBまで増設できる。

なお、「UMIDIGI A3 Pro」のストレージ容量は 32GBで、micro SDカードで最大256GBまで増設できた。

カメラはどうなってる？

カメラは背面800万画素、前面500万画素。

オートフォーカス、フラッシュ、タッチフォーカス、顔認識、HDR、パノラマ、ジオタグなどの機能が利用できる。

デュアルカメラ仕様ではないが、写真の発色はなかなか良い。暗所での撮影も明暗差のバランスがとれている。画質はクリアでシャープであり、ちょっとした撮影程度であれば満足できるレベル。詳細は以下のレビュー動画で詳しく分かるようになっている。

なお、「UMIDIGI A3 Pro」のカメラは背面1200万画素+500万画素、前面800万画素だった。

通信・対応バンド・Wi-Fi・Bluetooth は？

通信は4G、3G、2Gに対応。

対応バンドは 4G FDD:1/3/7/8/20 TDD:40 、3G WCDMA B1/B8 、2G GSM: 850/900/1800/1900MHz。

SIMカードサイズはNano SIM+Nano SIM。

Wi-Fi 802.11 b/g/n (2.4GHz)、Bluetooth 4.2、GPSもサポートする。

格安SIMは使えるの？

ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルの通信網に対応。楽天モバイル、LINEモバイル、BIGLOBE、DMMモバイル、OCNモバイル、IIJmio、イオンモバイルなどの格安SIMも利用できる。

auの通信網には対応していないため、mineoなどのau対応の格安SIMは利用できない。

インターフェースはどうなってる？

インターフェースは micro USB、microSDカードスロット、3.5mmジャック。搭載センサーは近接,ライト,加速度,コンパス,指紋。

サイズや重さ、色はどうなってる？

サイズは 156.8×74×9.8mmで、重量は170g 。カラーはブラック、ブルー、グリーンをラインナップする。

なお、「UMIDIGI A3 Pro」のサイズは 147.2 x 70.2 x 8.5 mmで、重量は187 gだった。

「Blackview A60 PRO」と「Blackview A60」の違い

「Blackview A60 PRO」は「Blackview A60」とどのように違っているのだろうか？　スペックを比較すると、以下のような違いがあることが分かる。

OSの違い

※「Blackview A60」はAndroid 8.1 Go Edition
※「Blackview A60 PRO」はAndroid9.0

ディスプレイサイズの違い

※「Blackview A60」は6.1インチ
※「Blackview A60 PRO」は 6.008インチ

メモリの違い

※「Blackview A60」は 1GB
※「Blackview A60 PRO」は 3GB

カメラ性能の違い

※「Blackview A60」は背面1300万画素、前面500万画素
※「Blackview A60 PRO」は背面800万画素、前面500万画素

通信性能の違い

※「Blackview A60」は3G通信に対応
※「Blackview A60 PRO」は4G LET通信に対応

「Blackview A60」のスペック

ディスプレイ 6.1インチ、解像度1280×600のIPS液晶
※19.2:9 / AGC Dragontrail Glass / 画面占有率 92% / 232ppi
プロセッサ Mediatek MT6580A/WA クアッドコア 1.3GHz
※32bit
GPU ARM Mali400-MP2 499MHz
RAM（メモリ） 1GB
ストレージ容量 16GB eMMC
外部ストレージ　micro SDカードで最大128GBまで増設可能
バッテリー容量 4080mAh（※取り外し可能）
背面カメラ1300万画素
前面カメラ 500万画素
OS Android 8.1 Go Edition
※ カスタマイズされていないピュアAndroid OS

「Blackview A60 PRO」VS「UMIDIGI A3 Pro」

「Blackview A60 PRO」は、「UMIDIGI A3 Pro」とどのように違っているのだろうか？　スペックや機能を比較しながら、その違いを明らかにしてみよう。

ディスプレイが0.3インチ大きい

「Blackview A60 PRO」は6.008インチ、解像度1280×600のIPS液晶（19.2:9）を搭載。一方、「UMIDIGI A3 Pro」は5.7インチ、解像度1512 x 720 ピクセルの液晶（19:9）を搭載。「Blackview A60 PRO」の方が約0.3インチ大きく、より見やすい液晶になっていることが分かる。

ベンチマークスコア 6万を突破

「Blackview A60 PRO」はMediatek Helio A22 MT6761 クアッドコアプロセッサを搭載し、ベンチマークスコアは、総合で「63186」、CPUで「28635」、GPUで「8241」、UXで「21474」、MEMで「4836」。

一方、「UMIDIGI A3 Pro」は MediaTek MT6739 クアッドコアCPUを搭載し、総合で「43322」、CPUで「19825」、GPUで「3030」、UXで「16331」、MEMで「4136」。

「Blackview A60 PRO」の方が総合で2万ほどベンチマークスコアが高くなり、より高速に動作することが分かる。

大容量 4080mAh バッテリーで取り外しも可

「Blackview A60 PRO」は大容量 4080mAh バッテリーを搭載。一方、「UMIDIGI A3 Pro」は3300 mAhバッテリーを搭載。「Blackview A60 PRO」の方が700 mAh バッテリー容量が多く、より長く駆動できることが分かる。なお、「Blackview A60 PRO」のバッテリーは取り外しが可能で、新しいものに交換できるようになっている。

ストレージ容量が半分

「Blackview A60 PRO」は16GBストレージを搭載。一方、「UMIDIGI A3 Pro」は32GBストレージを搭載。「Blackview A60 PRO」のストレージ容量は「UMIDIGI A3 Pro」のストレージ容量の半分しかないことが分かる。

デュアルカメラでない

「Blackview A60 PRO」は背面800万画素、前面500万画素カメラを搭載。一方、「UMIDIGI A3 Pro」は背面1200万画素+500万画素、前面800万画素カメラを搭載。「UMIDIGI A3 Pro」の方が画素数が高く、より高画質な写真が撮影できるようになっている。また、デュアルカメラ仕様のため、シングルカメラ仕様の「Blackview A60 PRO」よりも簡単に背景をぼかした写真が撮影できるようになっている。

「Blackview A60 PRO」は買うべきか？

「Blackview A60 PRO」は本当に買うべきスマホなのだろうか？　メリットやデメリット、「UMIDIGI A3 Pro」との比較を参考にして、その是非を明らかにしてみよう。

メリット

・6.0インチの大型液晶で動画視聴も快適

※「UMIDIGI A3 Pro」は5.7インチ

・ゲームも快適にプレイできるほど高速

※ベンチマークスコアは総合で6万を突破する

・大容量4080mAhバッテリーで長時間駆動できる

※連続待受時間は最大316時間、連続通話時間は最大16時間

・バッテリーを取り外して交換できる

※通常のスマホは取り外し不可で、新しいスマホを購入することになる。

・顔認証と指紋認証の両方が使える

・価格が安い

※Amazonで10,699円
※「UMIDIGI A3 Pro」は9,537円（割引きクーポンあり）

デメリット

・カメラの性能が高くない

※背面800万画素、前面500万画素
※「UMIDIGI A3 Pro」は背面1200万画素+500万画素、前面800万画素

・ストレージ容量が少ない

※16GB
※「UMIDIGI A3 Pro」は32GB

・OTGに対応していない

※有線接続でマウスやキーボードが使えない

・ボディが厚い

※厚さ9.8mmで、重量 170g
※「UMIDIGI A3 Pro」は厚さ 8.5 mmで、重量 187 g

・Wi-Fiデュアルバンドに対応していない

総合評価

「Blackview A60 PRO」を調べていて非常に驚いたのが動作スピードだ。レビュー動画にあるように、2Dゲームはもちろん、カーレースやシューティング系の3Dゲームもなかなか快適に動作する。一万円ほどの低価格なスマホで、これだけ快適にゲームをプレイできる動作スピードを持っているスマホは極めて珍しい。

また、大容量4080mAhバッテリーで長時間駆動できるのも魅力的。6.0インチの大型液晶で動画視聴しても、頻繁に充電する必要はなし。バッテリーが使えなくなっても新しいものと交換できるというメリットもある。

ストレージ容量が少ない、カメラの性能が高くないといった弱点はあるが、総合的に見ると「Blackview A60 PRO」のコストパフォーマンスは非常に高い。「UMIDIGI A3 Pro」よりも大きな液晶をもち、よりパワフルなスマホが欲しいと考えている人におすすめしたい。