「Jumper EZbook X4」スペック、ベンチマーク、性能、価格、比較


2018年6月に発売された14型ノートPC「Jumper EZbook X4」のスペック、ベンチマーク、性能、価格を紹介! 「Chuwi HeroBook」との比較・違いも合わせて掲載しています。

高コスパな14型ノートPC「Jumper EZbook X4」が人気に

低価格で購入できるノートPCは、これまで2万円台の「Chuwi HeroBook」(14型)、3万円台の「Chuwi Lapbook SE」(13.3型)、ドスパラ「Diginnos Note Altair VH-AD3S」(14型)などが人気だった。

しかし、最近 は3万円台の前半で販売されているJumper 製のノートPCにも注目が集まるようになっており、購入する人も増えている。

特に2019年の最新モデル「Jumper EZbook X4」(14型)の人気は高く、低価格でコスパの高い14型ノートPCとして無視できない存在になりつつある。

6GBメモリにフルHDのIPS液晶、高速な 128GB eMMCを備えるなど、低価格なノートPCとは思えないほどの性能の高さ。アルミ合金製のボディは美しく高級感もあり、14インチとは思えないほど薄く軽い。

「Jumper EZbook X4」は2019年の14型ノートPCの中で最もコストパフォーマンスに優れる製品になるかもしれない。

「Jumper EZbook X4」

Jumper EZbook X4」はWindows 10を搭載した14型のノートPC。厚さ13.7 mmの薄型ボディにApollo Lake世代の Intel Celeron J3455 クアッドコア CPUと6GB RAMを搭載。フルHDのIPS液晶、HDDよりも高速に読み込めるストレージ 128GB eMMC 、4時間から5時間ほど駆動する4500mAhバッテリー、バックライト付きキーボード、前面200万画素カメラを備えるほか、Wi-Fiデュアルバンド、HDMI出力(Micro HDMI )にも対応する。

公式ページ   Jumper
https://en.jumper.com.cn/en/index.aspx

「Jumper EZbook X4」のスペック

  • ディスプレイ  14.1インチ、解像度1920 x 1080ドットのIPS液晶
    ※16:9 / FHD /
  • プロセッサ  Intel Celeron J3455 クアッドコア 1.50 GHz
  • GPU  Intel HD Graphics 500
  • RAM(メモリ)  6GB DDR3
  • ストレージ  128GB eMMC
  • バッテリー 4500mAh、リチウムイオンポリマー
  • 駆動時間  8時間前後
  • ACアダプタ:100-240V 12V 3A
  • カメラ   前面200万画素Webカメラ
  • インターフェース  USB 3.0( x2)、Micro HDMI 、SDカードスロット、3.5mm ステレオジャック
  • ワイヤレス通信  WiFi 2.4GHz/5.0GHz、Bluetooth: 4.0
  • OS  Windows 10 Home  64bit
  • サイズ 33.30 x 22.00 x 1.37 cm
  • 重量  約1.30 kg
  • カラー  シルバー
  • 発売日  2018年6月

「Jumper EZbook X4」のベンチマーク

Jumper EZbook X4」のベンチマークスコアを紹介します。

<CPU> Intel Celeron J3455

Passmarkによるベンチマークスコアは「2207」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「295」、マルチコアで「1006」。

<GPU> Intel HD Graphics 500

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「271」。

※PassMarkは主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値として利用される。

「Chuwi HeroBook」と比較

Chuwi HeroBook」のベンチマークスコアを紹介します。

<CPU> Atom x5-E8000

Passmarkによるベンチマークスコアは「1075」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「182」、マルチコアで「606」。

<GPU> Intel UHD Graphics 600

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。

「Jumper EZbook X4」の性能

Jumper EZbook X4」の性能を、「Chuwi HeroBook」との違いをふまえながらまとめてみました。

ディスプレイの性能

Jumper EZbook X4」は14.1インチ解像度1920 x 1080ドットのIPS液晶を搭載。アスペクト比 16:9 の発色に優れる FHD IPS液晶で、どの角度からも見やすいディスプレイになっている。

一方、「Chuwi HeroBook」のディスプレイは14.0インチ、解像度1366 x 768ドットの液晶で、ベゼル幅の狭いフルスクリーン仕様だった。

プロセッサ・メモリ・グラフィックの性能

Jumper EZbook X4」は Apollo Lake世代の Intel Celeron J3455 クアッドコア プロセッサと6GB DDR3 メモリ搭載。14nmプロセスで製造された64ビット対応の4コアプロセッサで、最大2.3 GHzの周波数で駆動。グラフィック(GPU)はIntel HD Graphics 500 を搭載し、動画やゲームを滑らかに再生する。

一方、「Chuwi HeroBook」のプロセッサはBraswell世代のインテル Atom x5-E8000 Quad Core, 2.0GHz 、RAM(メモリ)は4GB を搭載。グラフィック(GPU)はインテル HD グラフィックスを採用していた。

バッテリーの性能

Jumper EZbook X4」は4500mAh リチウムイオンポリマーバッテリーを搭載。駆動時間は8時間前後になっている。

一方、「Chuwi HeroBook」のバッテリー容量は38Wh(ポリマーリチウムイオン電池)で駆動時間は9時間だった。

ストレージの性能

Jumper EZbook X4」は128GB eMMC ストレージを搭載。「eMMC」はSSD と同様にフラッシュメモリーを応用したストレージで、複雑な構造を持たないため、通常のHDDよりも高速に読み込み・書き込みが行える。

一方、「Chuwi HeroBook」のストレージ容量は64GB eMMCで、M.2 SSD拡張スロットも搭載されていた。

カメラの性能

Jumper EZbook X4」は前面200万画素 カメラを搭載。テレワーク、オンライン授業、チャット、Web会議でも鮮明な映像を映し出せる。

一方、「Chuwi HeroBook」のカメラは30万画素だった。

通信の性能

Jumper EZbook X4」はWi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac( 2.4GHz/5.0GHz )、Bluetooth 4.0をサポートする。有線LAN通信には対応していない。

インターフェースの性能

Jumper EZbook X4」のインターフェースはUSB 3.0×1、USB 2.0×1、Micro HDMI 、SDカードスロット(最大128GB)、3.5mm ステレオジャック。マイク、デュアルチャンネルスピーカーも備えている。

一方、「Chuwi HeroBook」のインターフェースはMiniHDMI×1、USB 3.0×1、USB 2.0×1、microSDメモリーカードスロット×1、音声出力だった。

ボディ・筐体の性能

Jumper EZbook X4」のボディには航空機などで使われるフルメタル アルミ合金 素材を採用。アルミニウムの装飾で用いられる陽極酸化処理とCNC 切断加工技術により、高級感のある外観に仕上がっている。

サイズは33.30 x 22.00 x 1.37 cmで、重量は約1.30 kg。カラーはシルバーを用意する。

なお、「Chuwi HeroBook」のサイズは317(幅)×215(高さ)×15.9(奥行)mmで、重量は1.668kgだった。

キーボードの性能

キーボードはフルサイズ仕様を採用。約20mmの大型キーキャップで快適にタイピングできる。また、バックライト搭載で薄暗い場所でもタイピングできる。

「Jumper EZbook X4」と「Chuwi HeroBook」の違い

Jumper EZbook X4」は、2万円台で販売されている「Chuwi HeroBook」とどのように違っているのだろうか? スペックや機能を比較しながら、その違いを明らかにしてみよう。

フルHDのIPS液晶を搭載

Jumper EZbook X4」は14.1インチ、解像度1920 x 1080ドットのIPS液晶を搭載している。一方、「Chuwi HeroBook」のディスプレイは14.0インチ、解像度1366 x 768ドットの液晶で、フルHDではない。液晶画面の見やすさは「Jumper EZbook X4」の方が圧倒的に高く、細かい字もくっきりはっきり見える。

エントリークラスでは高速

Jumper EZbook X4」は Apollo Lake世代の Intel Celeron J3455 を搭載し、Passmarkによるベンチマークスコアは「2118」(CPU)。Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1427」、マルチコアで「4133」。

一方、「Chuwi HeroBook」のプロセッサはBraswell世代のインテル Atom x5-E8000 で、Passmarkによるベンチマークスコアは「1624」(CPU)。Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「915」、マルチコアで「2562」。特にマルチコアでの処理に約2倍近くの差があり、「Jumper EZbook X4」の方がより高速に動作することが分かる。

6GBメモリでスムーズ動作

Jumper EZbook X4」は6GB DDR3を搭載しているのに対し、「Chuwi HeroBook」は4GB DDR3を搭載。両機種のメモリは2GB分の差があり、「Jumper EZbook X4」の方がOSの起動やアプリの起動が高速になっている。

バッテリー駆動時間は短い

Jumper EZbook X4」は4500mAhバッテリーを搭載し、駆動時間は 4〜 5時間ほど。一方、「Chuwi HeroBook」は38Whバッテリーを搭載し、駆動時間は9時間。「Jumper EZbook X4」は「Chuwi HeroBook」よりも駆動時間が4〜 5時間ほど短い。外出先に持ち出して使うよりは自宅や会社に据え置きして使うのに適している。

ボディが薄く軽い

Jumper EZbook X4」の厚さは1.37 cmで、重量は約1.3 kg。一方、「Chuwi HeroBook」の厚さは1.59cmで、重量は約1.66kg。「Jumper EZbook X4」は「Chuwi HeroBook」よりも2.2mm薄く、300g軽い。

128GB eMMC ストレージ を搭載

Jumper EZbook X4」のストレージは128GB eMMCで、「Chuwi HeroBook」のストレージ容量は64GB eMMC。ストレージ容量は「Jumper EZbook X4」が2倍多くなる。

「Jumper EZbook X4」は買うべきか?

Jumper EZbook X4」は本当に買うべきノートPCなのだろうか? メリットやデメリット、2万円台で販売されている「Chuwi HeroBook」、3万円台で販売されている「Chuwi Lapbook SE」を参考にしながら、その是非を明らかにしてみよう。

メリット

・Apollo LakeでもGemini Lake並みに高速

「Jumper EZbook X4」はApollo Lake世代の Intel Celeron J3455 を搭載し、Passmarkによるベンチマークスコアは「2118」(CPU)。Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1427」、マルチコアで「4133」。

一方、「Chuwi Lapbook SE」はGemini Lake世代のIntel Celeron N4100を搭載し、Passmarkによるベンチマークスコアは「2285」(CPU)。Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「1746」、マルチコアで「4941」。「Chuwi Lapbook SE」の方がベンチマークスコアが高いが、その差は大きくなく、「Jumper EZbook X4」と動作スピードはあまり変わらないことが分かる。

・6GB DDR3 メモリでスムーズに動作する
※「Chuwi HeroBook」、「Chuwi Lapbook SE」は4GB DDR3 メモリ

・128GB eMMC ストレージ 搭載
※「Chuwi HeroBook」、「Chuwi Lapbook SE」は64GB eMMC

・14インチでもボディが薄く軽い
※「Jumper EZbook X4」の厚さは1.37 cmで、重量は約1.3 kg
※「Chuwi HeroBook」の厚さは1.59cmで、重量は約1.66kg
※「Chuwi Lapbook SE」は厚さ 1.59 cmで、重さ1.438kg

デメリット

・バッテリー駆動時間が短い
※4〜5時間ほど

・有線LAN端子がない
※別途USB形式の有線LANポートを購入する必要がある。

・動画のエンコードなど負荷のかかる用途には向かない
※3Dゲームなどをプレイしたい場合はIntel Core iプロセッサの方が良い

総合 評価

「Jumper EZbook X4」について調べていて、非常に驚いたのがプロセッサのパワーだ。Apollo Lakeだからたいしたことがないだろうと思っていたら、Gemini Lake並みに高速することが判明した。また、 ストレージに128GB eMMCを搭載しているために、通常のHDDよりも高速に動作する。

6GB メモリ搭載で4GB メモリ搭載のノートPCよりも快適に動作するというメリットもあり、ビジネス用途でもかなり使えるノートPCだと感じた。バッテリー駆動時間が短いという欠点はあるが、自宅や会社に据え置きして使用するだけなら、大きな問題はないだろう。「Jumper EZbook X4」は3万円台で購入できるベストなノートPCとしておすすめできる。

「Jumper EZbook X4」の価格は?

Jumper EZbook X4」は、

Amazonで50,000円、

ヤフーショッピングで48,781円 (税込)、

AliExpressでUS $299.00、

で販売されています。

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他のJumper ノートPCと比較する

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★「Jumper EZbook X1」(11.6インチ)

★「Jumper EZbook A5」(14.0インチ)

★「Jumper EZbook X3」(13.3インチ)

★「Jumper EZBook X4 Pro」(14.0インチ)

★「Jumper EZbook S5」(14.0インチ)

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