「TicWatch S2」レビュー以上に賢いタフなスマートウォッチ


楽天でGoogleの Wear OSを搭載したスマートウォッチ Mobvoi「TicWatch S2」が販売されている。強力なタフネス性を持つWear OSのスマートウォッチとして注目の製品。独自のAI機能「TicMotion」やGoogle アシスタントにも対応している。

タフなだけじゃない Mobvoi「TicWatch S2」の凄さ

Mobvoiの「TicWatch S2」を最初ニュースで見たとき、「強力なタフネス性を持ったスマートウォッチ」という印象だけが強烈に残った。

確かに「TicWatch S2」は米国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G)に対応しており、5千円前後で購入できる激安スマートウォッチとは比べものにならないほど高いタフネス性を持っているといえる(※「TicWatch E2」はMIL-STD-810Gに非対応)。IP67の防水よりも強力な防水5ATMに対応し、水泳でも安心して使えるというメリットもある。

しかし、よく調べてみると「TicWatch S2」の凄さは強力なタフネス性ではなく、むしろAIアルゴリズムを利用した「TicMotion」にあることに気づいた。

ニュースによれば「プロアクティブスポーツモード」(※これが意味不明で非常に分かりづらい)が搭載されているとのことだが、実はこれは単に「スポーツに適した」機能なのではなく、AIアルゴリズムを利用して、「自動で活動量を計測」してくれるものだった。

つまり、ユーザーが運動中かそうでないのかを単にセンサーが振り分けるのではなく、AIアルゴリズムによって判断し、それをアプリを立ち上げることなく自動で計測してくれるという非常に賢い機能なのだ。

アクディビティを自動で計測するスマートウォッチは他にもあるが、Mobvoiのように独自のAIアルゴリズムを使っているスマートウォッチは他に例がない。GoogleやVolkswagenなどが積極的に投資しているのは、この高度なAI技術があるからなのだろう。

Mobvoi「TicWatch S2」にはまだまだ世の中に伝わっていない多くの魅力がありそうだ。そしてそれは5千円前後で購入できる激安スマートウォッチや「Samsung Galaxy Watch」の比較を通してよりはっきりと浮かび上がってくるに違いない。その詳細な内容は後で詳しく説明する。

TicWatch S2の公式製品紹介ページ
https://www.mobvoi.com/jp/pages/ticwatchs2

TicWatch E2の公式製品紹介ページ
https://www.mobvoi.com/jp/pages/ticwatche2

アウトドア用のタフなスマートウォッチ  まとめ記事はこちら

非公式レビュー動画 ディスプレイの見え方やボディの質感・操作・アプリの様子が分かる

「TicWatch S2」スペック 一覧

強力なAI機能とタフネス性を備えたWear OSスマートウォッチ

TicWatch S2」はGoogleの Wear OSを搭載したスマートウォッチ。50m防水ボディにSnapdragon Wear 2100プロセッサと512MBメモリ、4GBストレージ、2日間駆動する415mAhバッテリーを搭載。AIアルゴリズムTicMotionを利用した「プロアクティブスポーツモード」で歩数やカロリー計算、心拍数モニター(24時間)を自動で計測できるほか、GPS機能、MIL-STD-810G、Google アシスタント(音声認識・操作)、ジャイロスコープセンサーにも対応している。

何を計測する?

歩数や移動距離、消費カロリー、心拍数、ランニング、水泳モニタと水泳スタイル検出(ラップタイム、スピード、スイムゴルフ SWOLFなど)
睡眠追跡(アップデートで追加)など。なお、「SWOLF」とは 「Swim+Golf」の略で、25mプールで泳いだ際に「かかった時間」と「ストローク(水かき)した回数」を合算した値のことを意味する。数値が低いほど効率良く泳げている。

どんな機能があるの?

Mobvoi独自のAIアルゴリズム「TicMotion」を搭載。ユーザーの動きを自動で検出し、24時間全自動で運動や睡眠のデータを記録・分析する。また、ランニングやスイミングの開始・終了も自動で検知することが可能。アプリを開くことなくランニングや睡眠をモニターすることもできる(TicExercise運動計測アプリをアップデートする必要あり)。

スマホと連携できる?

スマートフォンとは専用アプリとBluetooth通信を介して連携可能。スマートフォンに届いたメールやSMS、LINE、Twitter、Facebookなどの通知を受信できる。

バッテリーはどうなってる?

バッテリー容量は415mAhで2日間の連続駆動が可能。充電はUSB電源で、付属の専用のアダプターを利用する(マグネット式)。また、節電機能として時計表示に特化した「Time Onlyモード」も備えている。

ボディはどうなってる?

ボディは水深50mまで耐える防水5ATMに対応。米国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠したテスト(温度変動(-30~70度)、耐衝撃、防塵、防水性能など)もクリアする強力なタフネス性能を備えている。

Mobvoi「TicWatch S2」スペック  一覧

  • ディスプレイ 1.39インチ、解像度400 x 400 pxの AMOLED(有機EL)液晶
  • プロセッサ Quacomm Snapdragon Wear 2100
  • メインメモリ 512MB
  • ストレージ容量 4GB
  • AI 機能  Google アシスタント(音声認識) および Mobvoi TicMotion
  • バッテリー 415mAh (最長2日間のバッテリー)
  • 通信 Wi-Fi 802.11b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 4.1、GPS(GPS+GLONASS+Beidou)
  • センサー 加速度センサー、ジャイロスコープ、心拍センサー、低遅延オフボディセンサー
  • ボディ MIL-STD-810G: 操作できる温度: -20ºC to 55ºC;  湿気、埃、塩水噴霧に耐えられる
  • ウォッチケース / ストラップ ポリカーボネート / シリコーン(取替可能)、22㎜
  • 防水 5 ATM (水泳用、最大50メートル)
  • 対応OS iOSとAndroid
  • サイズ 46.6 x 51.8 x 12.9 (mm)
  • カラー ブラック、ホワイト

「TicWatch S2」の価格は?

楽天でのMobvoi「TicWatch S2」の価格は現在 税込 22,194円。強力なAI機能とタフネス性を備えたWear OS搭載のスマートウォッチを探している人におすすめだ。

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「TicWatch S2」と「TicWatch E2」の違い

Mobvoi「TicWatch E2」は「TicWatch S2」と違い、MIL-STD-810G 非対応で強力なタフネス性は備えていない。防水 5 ATM (水泳用、最大50メートル)には対応する。その他のスペックや機能は「TicWatch S2」と共通になっている。MIL-STD-810Gのタフネス性を備えていない分、価格はS2よりも1万円ほど安い。

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「TicWatch S2」と 「TicWatch S」の違い

TicWatch S2」は前モデル「TicWatch S」と比べて何が違うのだろうか? スペックや機能を比較してみよう。 価格は「TicWatch S」の方が安い。「TicWatch S2」とどのくらいの差があるのかが気になるところだ。

ディスプレイはAMOLED(有機EL)液晶へ

「TicWatch S2」には1.39インチ、解像度400 x 400 pxの AMOLED(有機EL)液晶が搭載されている。一方、前モデル「TicWatch S」には1.4インチ、解像度400x400pxのOLED液晶(287dpi)が採用されており、有機ELが採用されていない。OLED液晶でも十分に美しいが、AMOLED(有機EL)液晶は色に深みがあり、黒の締りも非常にいい。

プロセッサはSnapdragon Wear 2100へ変更

「TicWatch S2」にはQuacomm Snapdragon Wear 2100が搭載されている。一方、前モデル「TicWatch S」にはMediaTek MTK MT2601 デュアルコアCPUが搭載されており、「TicWatch S2」よりも性能がやや劣る。Quacomm Snapdragon Wear 2100プロセッサは前モデルのSnapdragon 400に比べて30%低電力化しており、基盤のサイズも25%削減して小型化している。そのため、バッテリー駆動時間が長くなり、ボディも小型化しやすいというメリットがある。

AIアルゴリズム「TicMotion」が使える

「TicWatch S2」にはMobvoi独自のAIアルゴリズム「TicMotion」を搭載し、ユーザーの動きを自動で検出。アプリを立ち上げる必要がなく、24時間全自動で運動や睡眠のデータを記録・分析できる。一方、前モデル「TicWatch S」にはこの機能が搭載されておらず、そのため手動でアプリを立ち上げ、ランニングや水泳などの活動量や睡眠、心拍などを計測しなければならない。

MIL-STD-810G&防水5ATMに対応

「TicWatch S2」は米国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠したテストをクリアする強力なタフネス性能を備えおり、過酷な自然環境下でも使用できる。また、水深50mまで耐える防水5ATMに対応し、水泳でも使用できる。一方、前モデル「TicWatch S」は、IP67の防水性能(※1.5mまでの水中に耐えられる)に対応しているのみで、MIL-STD-810Gには対応していない。

前モデル「TicWatch S」のスペック 一覧

  • ディスプレイ 1.4インチ、解像度400x400pxのOLED液晶(287dpi)
  • プロセッサ MediaTek MTK MT2601(1.2GHzデュアルコア)
  • RAM 512MB
  • ROM 4GB
  • バッテリー 最長2日間
  • 通信 Wi-Fi 802.11b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 4.1、GPS(GPS+GLONASS+Beidou)
  • センサー 心拍モニター、近接センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、e-コンパス
  • 防水 IP67
  • OS Wear OS by Google
  • 対応OS iOS 8.0以上、Android 4.3以上
  • サイズ 直径45mm、厚さ13mm
  • 重量 45.5g

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「TicWatch S2」の魅力

TicWatch S2」にはどのような魅力があるのだろうか? スペックや機能、「Samsung Galaxy Watch」や5千円後で買える激安スマートウォッチと比較してその実力と魅力を明らかにしてみよう。

MIL-STD-810G対応でタフさに秀でる

「TicWatch S2」は米国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠したテスト(温度変動(-30~70度)、耐衝撃、防塵、防水性能など)もクリアする強力なタフネス性能を備えている。

一方、5千円後で買える激安スマートウォッチはIP68の防水防塵に対応していてもMIL-STD-810G対応ではなく、強力なタフネス性が確実に保証されているわけではない。「Samsung Galaxy Watch」はMIL-STD-810G対応だが、「TicWatch S2」よりも価格が高くなる。

水泳でフル活用できる

「TicWatch S2」は水深50mまで耐える防水5ATMに対応しており、水泳時でも安心して使用できる。また、たんに防水性が強力なだけでなく、「SWOLF」対応で25mプールで泳いだ際に「かかった時間」と「ストローク(水かき)した回数を自動で計測してくれる。

5千円後で買える激安スマートウォッチにはこのような機能は搭載されておらず、防水もIP67に対応するのみ。「Samsung Galaxy Watch」は水泳のアクディビティを計測することが可能だが、自動で計測してくれるわけではなく、事前にアプリを立ち上げておく必要がある。

豊富なWear OS対応アプリが使える

「TicWatch S2」はGoogleのWear OSに対応しているため、豊富なアプリをダウンロード&インストールして使用できる。Wear OS対応アプリにはニュースや地図、ゲーム、音楽、動画、電子書籍などのアプリが用意されており、無料で利用できるものも多い。

一方、5千円後で買える激安スマートウォッチにはこのような機能は搭載されておらず、アプリを自由にインストールことができない。「Samsung Galaxy Watch」も独自OSのため、Wear OSのアプリを利用することはできない。

強力なGPS機能が使える

「TicWatch S2」には人工衛星 GLONASSやBeidouを使ったGPS機能が利用できる。このため、Google Mapなどの地図アプリで現在位置を正確に確認することができる。

一方、5千円後で買える激安スマートウォッチにはこのような機能は搭載されておらず、道に迷った際に現在位置を確認することができない。「Samsung Galaxy Watch」は単体でLET通信が利用可能というメリットがあるが、Glonassを利用したGPS機能のみで、Beidouには対応していない。

コスパが高い

「TicWatch S2」は楽天で税込 22,194円で販売されており、約4万円前後で販売されている「Samsung Galaxy Watch」と比べて約2万円ほど安い。MIL-STD-810G対応の強力なタフネス性能をもつ他にも、AIアルゴリズムTicMotionを利用した「プロアクティブスポーツモード」が利用でき、歩数やカロリー計算、心拍数モニター(24時間)を自動で計測できるという大きなメリットがある。Google アシスタント(音声認識・操作)も利用できるのでお買い得度は非常に高いといえる。

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