ライト付き「Kindle」は買うべき? それとも防水Paperwhiteか


2019年にAmazonから発売されたフロントライト付き「Kindle」と防水対応の「Kindle Paperwhite」(第10世代)の機能やスペック、価格を比較して紹介します。

※2022年10月12日、「Kindle 2022」(第11世代)が発売されました。

フロントライト付き「Kindle」は本当に買いなのか?

フロントライト付き「Kindle」は最安モデルが8千円台という破格の安さで販売される。これまでのフロント付きの電子書籍リーダーが最低でも一万数千円以上したことを考慮すると、これはかなり安いように思われる。しかも、今回の新モデルはフロントライト機能がついており、実質的にKindle paperwhiteとそれほど大きな違いがなくなっている。おまけに無料の4G通信機能がついて、外出先でも電子書籍をダウンロードできる。これはかなりお買い得なことに違いない。

しかし、ちょっと気になるのが防水対応の「Kindle Paperwhite 」。価格はフロントライト付き「Kindle 」よりも高くなるが、スペックや機能面ではフロントライト付き「Kindle」を上回っているため、使い勝手はさらに良くなるはず。価格に大きな差がなければ防水対応「Kindle Paperwhite」を購入するという選択肢もある。

そこで今回はフロントライト付き「Kindle」と防水対応の「Kindle Paperwhite」のメリット、デメリットを明らかにし、どちらを購入するべきかを検討してみよう。どちらも電子書籍リーダーとして優れているが、人によっては好ましくない面や不必要な機能もある。どちらが自分にとって最適なのかは詳細に調べてみる必要があるだろう。

機能を比較

フロントライト付き「Kindle」と防水対応の「Kindle Paperwhite」の機能を比較して紹介する。

フロントライト付き「Kindle」

機能面ではページから離れることなくハイライト、辞書、ウィキペディア検索、翻訳、テキストのサイズ変更が利用可能。

本を読み終えると、自動的にライブラリ内で「読了」マークがつくほか、KindleやFireタブレット、iOS、Android OSで使用できる無料のKindleアプリなどの端末とも同期できる。

また、数回タップすることで、すでに読んだ本とそうでない本をフィルターすることが可能。整理されたライブラリで快適に読書できる。

防水対応「Kindle Paperwhite」

防水(IPX8等級)、4Gモバイル通信(対応モデルのみ・無料)、フロントライト、Whispersync機能(異なる端末でも続きをすぐ読める)、クラウドストレージ(Amazon のコンテンツはすべて無料でクラウドに保存可能)、フォント最適化、文字サイズ変更(8種類)、ウィキペディア検索、辞書検索、Wi-Fi(2.4GHz)、Prime Reading(プライム会員は読み放題)、ハイライト機能

スペックを比較

フロントライト付き「Kindle」と防水対応の「Kindle Paperwhite」のスペックを比較して紹介する。

フロントライト付き「Kindle」のスペック

  • 世代 第10世代
  • ディスプレイ   6インチ、解像度167ppiのE Ink液晶
    ※フロントライト付き
  • ストレージ   4 GB
  • バッテリー駆動時間    一度の充電で数週間以上
  • 対応ファイルフォーマット  Kindleフォーマット8(AZW3)、Kindle(AZW)、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRCに対応
    ※HTML、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、BMPは変換して対応する。
  • 通信  Wi-Fi 802.11b/g/nのワイヤレス接続、4G通信に対応
  • サイズ  160 mm x 113 mm x 8.7 mm
  • 重量  174 g
  • 価格 「Wi-Fi 4GB 広告つき」モデルが8,980円、「Wi-Fi 4GB 広告なし」モデルが10,980円

「Kindle Paperwhite」 (第10世代) のスペック

  • ディスプレイ 6インチ、解像度300ppiのCarta Eink液晶
    ※内蔵型ライト / フォント最適化技術 / 16階調グレースケール /
    ※内蔵LEDライトが4つから5つに変更
    ※ベゼルとスクリーン部分に段差なし
  • ストレージ   8 GB または32 GB
  • バッテリー  1回の充電で数週間利用可能
    ※明るさ設定10、ワイヤレス接続オフで1日30分使用した場合
    ※充電時間PC→USB経由で約4時間/USB充電アダプター経由で3時間
  • ワイヤレス通信  Wi-Fi 802.11b/g/n(2.4GHz)
    ※無料4Gモデルもあり
  • 防水  IPX8等級に対応
    ※深さ2mの真水に60分沈めてもOK
  • サイズ  167 mm x 116 mm x 8.18 mm
  • 重量   Wi-Fi:182g / Wi-Fi + 無料 4G:191g
  • 対応ファイルフォーマット  Kindle(AZW3)、Kindle (AZW)、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRCに対応。
    ※HTML、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、PMPは変換して対応
  • 価格  「Wi-Fi 8GB 広告つき」モデルが10,980円
    「Wi-Fi 8GB 広告なし」モデルが12,980円
    「Wi-Fi 32GB 広告つき」モデルが12,980円
    「Wi-Fi 32GB 広告なし」モデルが14,980円
    「4G対応 32GB 広告なし」モデルが19,980円

メリット・デメリットを比較

新しく発売されるフロントライト付き「Kindle 」と防水対応の「Kindle Paperwhite」のどちらを買うべきなのか? ここでは両者のメリットとデメリットをまとめ、どちらを購入するべきなのかを判断していきたい。

まず、最初に防水対応「Kindle Paperwhite 2018」 のメリットを確認してみよう。

防水対応「Kindle Paperwhite」 のメリット

  • 液晶解像度が高い(解像度300ppi) →「Kindle 2019」は解像度167ppi
  • ストレージ容量が多い(8 GB または32 GB) →「Kindle 2019」は4GBモデルのみ
  • 無料4Gモデルがある →「Kindle 2019」はなし
  • 防水に対応している(IPX8等級に対応) →「Kindle 2019」は非対応

防水対応「Kindle Paperwhite」はストレージ容量が多いので、読書家で本をたくさん読む人には最適だ。特に自炊のPDFデータをKindleで読みたいと考えている人は、4GBモデルだと少ない(microSDでの拡張も不可)ので、「Kindle Paperwhite」の方が良い。また、防水対応なので、お風呂で読書したい人にも最適。無料4G 通信もできるので、外出先で本をダウンロードしたい人にも最適だ。

ただし、これらのメリットが必要でない人もいることだろう。一部の人からすれば、「Kindle Paperwhite」は不要な機能がついており、やや価格が高いというデメリットがあるようにも思えるかもしれない。

フロントライト付き「Kindle」のメリット

・4G通信付きでも価格が安い
必要な機能がすべて揃っている
フロントライト機能が追加され、暗い場所でも読書できる

フロントライト付き「Kindle」の最大のメリットは「Kindle Paperwhite」よりも価格が安いことにある。最安となる「Wi-Fi 4GB 広告つき」モデルが8,980円になっており、「Kindle Paperwhite」の最安モデル10,980円(「Wi-Fi 8GB 広告つき」モデル)よりも2千円安いことになる。しかも、ただ安いというだけでなく、「Kindle」は4G通信が無料で利用でき、しかもフロントライトまで搭載されているのだ。

防水は必ずしも必要ではない ただしフロントライトは必須

はっきり言ってしまえば、これまでKindleを利用してきて、「お風呂で使ってみたい」などとは一度も思ったことはない。そんなことを考える人はよほど忙しくて本好きな人ではないだろうか?

しかし、それとは逆に「フロントライト」は絶対に必要だと思った。Kindleを使うときは圧倒的に「外出先」か「夜間」が多く、ライトがないと仮に電灯がついていたとしても非常に見づらいのだ。このライトは別に超明るいものである必要はない。明かりがある場所でも適度に見やすく表示できれば十分だ。「Kindle 」には明るさ調整も可能なので、この点は十分にクリアしていると見ていいだろう。

フロントライト付き「Kindle 」は電子書籍入門者に最適

フロントライト付き「Kindle 」は「Kindle Paperwhite」のように防水対応でも、ストレージ容量が多いわけでも、液晶解像度が高いわけではない。しかし、フロントライトが付いたおかげで、電子書籍を読むのに必要な機能をすべて揃えたと考えてもいいだろう。4G通信も使えることで使い勝手は従来のKindleをはるかに上回る。

そう考えると、これから電子書籍を読んでみたいと考えている人には最適だろう。最近Amazonは電子書籍の販売に熱心になっており、値下げセールでかなりお買い得に読書できる可能性も高い。プライム会員になれば無料で読める本を毎月一冊もらえてさらにお得になる。フロントライト付き「Kindle」を購入することで新しい読書体験を味わえるのも魅力的だ。

価格を比較

フロントライト付き「Kindle」と防水対応の「Kindle Paperwhite」の価格を比較して紹介する。

フロントライト付き「Kindle」

フロントライト付き「Kindle」は、

Amazonで8,980円(広告付き・Wi-Fi)、

楽天市場で 8,760円 (税込)、

ヤフーショッピングで7,698円 (税込)、

で販売されています。

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防水対応の「Kindle Paperwhite」

防水対応の「Kindle Paperwhite」は、

Amazonで13,980円(広告付き・Wi-Fi)、

楽天市場で13,981円 (税込)、

ヤフーショッピングで13,980円 、

で販売されています。

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他のEinkタブレットと比較する

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★「Kindle 2022」(第11世代)

★「Kindle Paperwhite」(2021)

★「Kobo Clara 2E

★「BOOX Poke4 Lite

★「Meebook P6

BOOX Poke2」(6インチ・Android9.0)

Boox Poke Pro」(6インチ・Android6.0)

Kindle Paperwhite」(第10世代)

Kobo Nia」(6インチ・フロントライト付き)

Boox Nova3」(7.8インチ・Android10)

BOOX Nova2」(7.8インチ・Android9.0)

LikeBook Ares Note」(7.8インチ・Android 6.0)

Likebook Muses」(7.8インチ・Android 6.0)

Likebook Mars」(7.8インチ・Android 6.0)

Kobo Forma」(8.0インチ)

Kindle Oasis」(第10世代・7インチ)

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